JP2003316976A - 花卉類の生産・販売管理システム - Google Patents

花卉類の生産・販売管理システム

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JP2003316976A
JP2003316976A JP2002125722A JP2002125722A JP2003316976A JP 2003316976 A JP2003316976 A JP 2003316976A JP 2002125722 A JP2002125722 A JP 2002125722A JP 2002125722 A JP2002125722 A JP 2002125722A JP 2003316976 A JP2003316976 A JP 2003316976A
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Japan
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production
farm
personal computer
function
flowers
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Koichi Hosoda
光一 細田
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Flower Task Force Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】販売者の受注・予約状況と、農場側の生産態勢
を引き合わせながら無駄のない花卉類の合理的な生産お
よび販売をはかる。 【解決手段】少なくとも生産管理機能と在庫管理機能と
を有する汎用パソコン端末を備えた複数又は多数の農場
と、少なくとも受注機能と予約機能とを有する汎用のパ
ソコン端末を備えた複数又は多数の販売者と、各農場お
よび各販売者の各汎用パソコンとインターネット接続可
能なサーバコンピュータを備えた管理者とからなり、各
農場は、各々花卉類の種類毎に期日毎の出荷可能な在庫
数量等の在庫管理情報をパソコンを介して管理者のサー
バコンピュータ宛に送信すると共に、管理者はサーバコ
ンピュータに届いた販売者からの受注若しくは予約状況
に応じてこれを農場側の在庫管理情報と対比し、条件の
合致した農場宛に一定数の出荷依頼若しくは生産管理依
頼を送信する。これにより農場側で過剰生産による在庫
ロスを減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、花卉類の生産・販売管
理システムに関し、特に苗花の生産上の課題や販売部門
との連携を改革し、花卉類の予約・受注から販売に至る
一連の流れを合理的に、しかも無駄のないようにするこ
とにより商品としての歩留まり率を向上させ、かつ利益
率を増大させることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】花卉類、とりわけて苗花の生産には、種
苗の植付けから出荷可能なまでに生育するには一定の時
間を要するとともに、一定の生育期間経過に伴って出荷
可能な苗花が在庫として蓄えられるために、生育途中か
らの生産調整ができない。 そのために生産する農場側
においては、苗花の予約状況や将来的な需要を見越した
うえで、それに見合う数量の種苗育成をおこなうととも
に、販売者側においては、必要に応じてその都度農場側
での生産による在庫量を確認したうえで必要量注文する
ことがおこなわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、とくに
苗花の生産は一旦種苗の植付けをおこなうと、日照量や
投肥料を加減することにより生育状況のコントロールを
することにより出荷時期の調整をおこなうことはある程
度可能であるとしても、大幅な出荷時期の変動ができな
いために、生産開始時点での見込み需要量に対し、実際
の需要量が低下した場合などにおいては在庫ロスを生じ
やすく、また販売者側においても農場側での生産状況や
在庫量を常時把握することが困難であるために、大幅な
受注量や予約に応ずることが難しい。
【0004】さらに出荷可能在庫数は、予約数及び受注
数を差し引いて計算する必要があるために、引当をリア
ルタイムでおこなわなければ正確な数値を導き出すこと
が困難である。 ところが現状においては苗花の予約状
況や在庫量等をリアルタイムで簡単に把握することがき
わめて困難であるところから、農場側が需要量等の如何
に応じて供給量をコントロールすることが難しい。 と
くに前記した在庫数の確認作業については、特に人手に
より行なおうとする場合には、リアアルタイムで変化す
る在庫量と、予約・受注数量をもとに計算を行なわなけ
ればならないために実現がきわめて困難である。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記し
た従来の課題を解決し、販売者側においては苗花等の受
注・予約状況をリアルタイムに農場側に情報提供すると
ともに、農場側においては、販売者側から提供された受
注・予約状況に関する情報に基づいて生産企画を立て、
これにより需要量と供給量とを整合させて在庫ロスのな
い花卉類の生産・供給を可能としたものである。
【0006】すなわち本発明は、具体的には少なくとも
生産管理機能と在庫管理機能とを有する汎用パソコンを
備えた複数又は多数の農場と、少なくとも受注機能と予
約機能とを有する汎用のパソコンを備えた複数又は多数
の販売者と、各農場および各販売者の各汎用パソコンと
インターネット接続可能なサーバコンピュータを備えた
管理者とからなり、各農場は、それぞれ花卉類の種類毎
に期日毎の出荷可能な在庫数量等の在庫管理情報をパソ
コンを介して管理者のサーバコンピュータ宛送信してお
くとともに、管理者はサーバコンピュータに届いた販売
者からの受注もしくは予約状況に応じてこれを農場側の
在庫管理情報と対比し、条件の合致した農場宛に一定数
の出荷依頼もしくは生産管理依頼を送信するようにした
花卉類の生産・販売管理システムに関する。
【0007】上記した構成において、各販売者はパソコ
ンにより自らの受けた顧客からの受注・予約に応じて、
その種類や時期、あるいは数量等の注文情報をリアルタ
イムに管理者のサーバコンピュータに送信する。 一方
各農場側はパソコンにより、自己の栽培中の花卉類の種
類や数量、出荷可能時期等の生産情報、さらには農場に
おける栽培面積の空き情報等をリアルタイムに、同じく
パソコンを介して管理者のサーバコンピュータ宛に送信
する。 管理者はサーバコンピュータに届いた各販売者
からの受注・予約状況に基づいて、これを、同じくサー
バコンピュータに届いた各農場側からの在庫管理情報や
生産情報と照合させて、種別および出荷時期・数量等条
件の適合する農場を探し出し、条件の適合した農場に対
して特定販売者からの注文情報を送信する。
【0008】また、この場合に1箇所の農場のみでは販
売者からの注文数を満たすことができない場合において
は、複数の農場に振り分けて注文情報を送信することが
できる。 一方農場側においては、管理者から送信され
た注文情報に基づいて、これに対応した種類・時期・数
量の在庫品を用意するとともに、パソコンにより送付先
を記録した宅配伝票(出荷伝票)を自動作成し、これを
注文品の外装部表面に貼り付けて出荷する。 また管理
者は受注・予約情報による状況如何によっては、特定の
農場に対して生産調整を促すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下において本発明の具体的な内
容を、図1にあらわした実施例をもとに説明すると、A
は農場、Bは販売者、Cは管理者をあらわしている。
農場Aは通常複数(10箇所未満)又は多数(11箇所
以上)存在し、それぞれ管理者Cとの間において委託契
約関係にある。 さらに各農場Aは、生産管理機能を有
する汎用のパソコン端末1aと在庫管理機能を有する汎
用のパソコン端末1bとを有し、さらに必要に応じて宅
配便に貼付するための出荷伝票2を自動作成するための
出荷機能を有した汎用のパソコン端末1cを備える。
【0010】なおこの場合における農場の汎用パソコン
1aが有する生産管理機能は、主に当該農場Aでの育苗
から出荷可能時期までの間における生育過程を管理する
ものである。 また農場Aの汎用パソコン1bが有する
在庫管理機能は、主に商品の引当てその他の在庫管理を
おこなうものである。 さらにこの場合における生産管
理機能を有するパソコン端末1aと在庫管理機能を有す
るパソコン端末1b、および出荷機能を有したパソコン
端末1cの3つは、それぞれの機能を十分に発揮させる
ために各個別に設置するのが好ましいが、経済性や狭い
設置場所の環境を考慮して上記3つの機能について、パ
ソコン端末1台または2台にて兼用させることも可能で
ある。
【0011】一方販売者Bも、複数(10箇所未満)ま
たは多数(11箇所以上)存在し、それぞれ管理者Cと
の間において契約関係にあるとともに、各販売者Bは少
なくとも受注機能と予約機能とを有する汎用のパソコン
端末3を備える。 なおこの場合の汎用パソコン端末3
が有する受注機能は、主に顧客から受注した花卉類の受
注数量を記録するものである。 また汎用パソコン端末
3が有する予約機能については、主に顧客から予約され
た花卉類の種類・引き渡し期日・数量等を記録するもの
である。
【0012】さらにこの場合におけるパソコン端末3に
ついても、必要に応じて受注機能専用と予約機能専用の
格別のパソコン端末を備えるようにしてもよい。 さら
に管理者Cは、各農場Aおよび各販売者Bの各汎用パソ
コン端末1および3とインターネット接続可能なサーバ
コンピュータ4を備える。 管理者Cは、農場A側、お
よび販売者B側からそれぞれサーバコンピュータ4に送
信された双方の情報を照合し、種別および出荷時期、な
らびに出荷可能数など、販売者側からの情報による条件
に合致した農場に対し、種別・数量・出荷時期・配送先
などを示して発注する。 またこの場合に必要に応じて
管理者Cから特定又は不特定の農場A側に対して生産調
整の指示を出すことができるものとする。
【0013】上記した構成において、各販売者Bはパソ
コンにより自らの受けた顧客からの受注・予約に応じ
て、その種類や時期、あるいは数量等の注文情報をリア
ルタイムに管理者のサーバコンピュータ4に送信(a)
する。 一方各農場A側はパソコンにより、自己の栽培
中の花卉類の種類や数量、出荷可能時期等の生産情報、
さらには農場における栽培面積の空き情報等をリアルタ
イムに、同じくパソコン1a,1bを介して管理者のサ
ーバコンピュータ4宛に送信(b)する。 管理者Cは
サーバコンピュータ4に届いた各販売者Bからの受注・
予約状況に基づいて、これを、同じくサーバコンピュー
タ4に届いた各農場A側からの在庫管理情報や生産情報
と照合させて、種別および出荷時期・数量等条件の適合
する農場を探し出し、条件の適合した農場Aに対して特
定販売者からの注文情報を送信(c)する。
【0014】また、この場合に1箇所の農場Aのみでは
販売者Bからの注文数を満たすことができない場合にお
いては、複数の農場Bに振り分けて注文情報を送信する
ことができる。 一方農場A側においては、管理者Cか
ら送信された注文情報(c)に基づいて、これに対応し
た種類・時期・数量の在庫品を用意するとともに、パソ
コン1cにより送付先を記録した宅配伝票(出荷伝票)
2を自動作成(d)し、これを注文品の外装部表面に貼
り付けて出荷する。 また管理者Cは受注・予約情報に
よる状況如何によっては、特定の農場Aに対して生産調
整を促す(e)ことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記した通り、少なくとも生産
管理機能と在庫管理機能とを有する汎用パソコンを備え
た複数又は多数の農場と、少なくとも受注機能と予約機
能とを有する汎用のパソコンを備えた複数又は多数の販
売者と、各農場および各販売者の各汎用パソコンとイン
ターネット接続可能なサーバコンピュータを備えた管理
者とからなり、各農場は、それぞれ花卉類の種類毎に期
日毎の出荷可能な在庫数量等の在庫管理情報をパソコン
を介して管理者のサーバコンピュータ宛に送信するとと
もに、管理者はサーバコンピュータに届いた販売者から
の受注もしくは予約状況に応じてこれを農場側の在庫管
理情報と対比し、条件の合致した農場宛に一定数の出荷
依頼もしくは生産管理依頼を送信するようにしたため
に、とくに農場側での過剰生産による在庫ロスを減少さ
せることができ、花卉類の予約・受注から販売に至る一
連の流れを合理的に、しかも無駄のないようにすること
により商品としての歩留まり率を向上させ、かつ利益率
を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるところの、花卉類の受
注予約から生産・出荷に至る過程をあらわしたフローチ
ャートである。
【符号の説明】
A 農場 B 販売者 C 管理者 1a 生産管理機能を有する汎用のパソコン端末
(生産管理端末) 1b 在庫管理機能を有する汎用のパソコン端末
(在庫管理端末) 1c 出荷機能を有した汎用のパソコン端末(出荷
端末) 2 出荷伝票 3 販売者の受注機能と予約機能とを有する汎用
パソコン端末 4 サーバコンピュータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも生産管理機能と在庫管理機能と
    を有する汎用パソコンを備えた複数又は多数の農場と、
    少なくとも受注機能と予約機能とを有する汎用のパソコ
    ンを備えた複数又は多数の販売者と、各農場および各販
    売者の各汎用パソコンとインターネット接続可能なサー
    バコンピュータを備えた管理者とからなり、各農場は、
    それぞれ花卉類の種類毎に期日毎の出荷可能な在庫数量
    等の在庫管理情報をパソコンを介して管理者のサーバコ
    ンピュータ宛に送信するとともに、管理者はサーバコン
    ピュータに届いた販売者からの受注もしくは予約状況に
    応じてこれを農場側の在庫管理情報と対比し、条件の合
    致した農場宛に一定数の出荷依頼もしくは生産管理依頼
    を送信するようにした花卉類の生産・販売管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】販売者の汎用パソコンが有する受注機能
    が、顧客から受注した花卉類の受注数量を記録するもの
    であるところの請求項1に記載の花卉類の生産・販売管
    理システム。
  3. 【請求項3】販売者の汎用パソコンが有する予約機能
    が、顧客から予約された花卉類の種類・引き渡し期日・
    数量等を記録するものであるところの請求項1に記載の
    花卉類の生産・販売管理システム。
  4. 【請求項4】農場の汎用パソコンが有する生産管理機能
    が、当該農場での育苗から出荷可能時期までの間におけ
    る生育過程を管理するものであるところの請求項1に記
    載の花卉類の生産・販売管理システム。
  5. 【請求項5】農場の汎用パソコンが有する在庫管理機能
    が、商品の引当てその他の在庫管理をおこなうものであ
    るところの請求項1に記載の花卉類の生産・販売管理シ
    ステム。
  6. 【請求項6】管理者がサーバコンピュータ上でおこなう
    生産管理依頼が、農場側汎用パソコンに対する生産調整
    の指示であるところの請求項1に記載の花卉類の生産・
    販売管理システム。
  7. 【請求項7】農場側の汎用パソコンが、生産管理機能と
    在庫管理機能のほかに、出荷機能をも備えているもので
    あるところの請求項1に記載の花卉類の生産・販売管理
    システム。
  8. 【請求項8】農場側の汎用パソコンが備える出荷機能
    が、管理者サーバコンピュータからの指示に対応した出
    荷日に、出荷先あて名等を宅配用ラベルに自動的に印刷
    するものであるところの請求項1および請求項7に記載
    の花卉類の生産・販売管理システム。
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