JP2003316420A - 誤欠品チェック装置 - Google Patents

誤欠品チェック装置

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JP2003316420A JP2002124344A JP2002124344A JP2003316420A JP 2003316420 A JP2003316420 A JP 2003316420A JP 2002124344 A JP2002124344 A JP 2002124344A JP 2002124344 A JP2002124344 A JP 2002124344A JP 2003316420 A JP2003316420 A JP 2003316420A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークに組付けた部品が正規部品であるか、
あるいは欠品がないかどうかを、作業者が簡単にチェッ
ク出来る誤欠品チェック装置を提供する。 【解決手段】 正規部品「A」とダミー部品「B」〜
「I」を含む多数の部品の画像を制御できる画像制御装
置20と、この画像制御装置20によって正規部品
「A」とダミー部品「B」〜「I」を含む複数の画像を
表示出来るタッチパネル式の画像表示装置30とを具備
し、作業者自身が組付けた部品を、画像表示装置30の
画面31に表示された部品画像「A」〜「I」の中か
ら、タッチして選択することによって、その選択された
部品画像が作業者によって組付けられた正規部品「A」
に一致すれば、次工程に移行出来る。画面31に表示す
る複数の部品画像の組合せおよび/または配置パターン
は、変更可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誤欠品チェック装
置に関し、例えば、ワークに正規部品が正しく組付けら
れているか否かを作業者自身でチェックする場合に好適
な誤欠品チェック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製品の生産において、ワークに正規部品
とは異なる部品が組付けられる誤部品や、正規部品の組
付け忘れによる欠品の場合は、その製品は所期の機能・
動作をすることができないため不良品となる。そこで、
製品の生産工程において、正規部品が正しく組付けられ
ていない状態、すなわち誤部品や欠品(以下、これらを
総称して、誤欠品という)が生じないように、各種の対
策が考えられている。
【0003】特開平2−250755号公報には、誤欠
品を生じ難い生産技術が開示されている。しかしなが
ら、例えば、自動車用エンジンなどのように、部品点数
が極めて多い場合は、いかに上記のような誤欠品を生じ
難い生産技術を用いても、誤欠品の発生を完全に防止す
ることには限度がある。このため、誤欠品の検査処理が
不可欠である。
【0004】その一つとして、誤欠品検査ロボットを用
いて無人化する試みも提案されている。この方式では、
予め部品にバーコードラベルを付与しておき、ロボット
にバーコードリーダを持たせて、ロボットが部品のバー
コードを読み取ることによって、誤欠品の有無を検査す
るものである。
【0005】しかしながら、この方式では、ロボットの
姿勢を定めるための動作プログラムの作成が不可欠であ
り、例えば、自動車用エンジンのように、様々な角度か
ら検査する必要のある場合には、実用化が難しい。ま
た。設計変更や生産機種の変更に伴ってロボットの動作
変更に伴う多大なティーチング処理が必要とされ、これ
もまた実用化の大きな障害となっている。
【0006】そこで、多くの現場では、検査者が目視に
よって誤欠品の有無を検査している。しかしながら、目
視検査は、ケアレスミスや見落とし等のヒューマンエラ
ーが避け難い。そのため、組付部品が極めて多い場合
や、検査する製品種類が多い場合には、予めチェックリ
ストを用意しておき、検査者がこのチェックリストを参
照しながら、順次目視で組み付けられた部品を確認して
チェックリストにチェックしていくようにしている。
【0007】前述の特開平2−250755号公報のよ
うに、誤欠品がそもそも発生しないようにする生産技術
は不可欠であり、かつ重要であるが、部品点数が多い場
合や、多品種生産の現場では、完全に誤欠品の発生を無
くすことができず、生産技術の改善によって誤欠品検査
をなくすことは、現実的ではない。
【0008】また、多品種生産を実施している場合、検
査者に相当の知識が要求され、信頼度の高い検査を行な
える検査者の数が限られてしまうという問題も生じてい
る。さらに、習熟するまでに多大な教育工数を要する。
さらにまた、チェックリストの作成には多大な労力が求
められ、特に新機種の生産開始時や設計変更の際に、チ
ェックリストの編集や修正処理に多大な労力が必要とさ
れる。かつまた、必ずしも使い易い、すなわち誤検査を
発生させ難いチェックリストが得られない。例えば、チ
ェックリストに記入出来るような特徴を部品に与えられ
ない場合がある。さらには、使用済みのチェックリスト
が産業廃棄物になるという問題もある。また、チェック
リストへの記入作業が必要で、この記入作業のために、
肝心のチェック作業そのものが疎かになる恐れがある。
【0009】そこで、検査者の勘違いによって誤検査が
発生しないようにすること、検査者に適格な情報が提供
されて、知識が十分にない者にも信頼性の高い検査を行
なえるようにすること、チェックリストの作成処理を簡
単化できるようにすること、分かり易いチェックリスト
を作成すること、誤欠品検査結果から、誤欠品の発生原
因の分析を可能とすることを目的として、特開平8−1
55766号公報に記載されるような、誤欠品検査装置
が提案されている。
【0010】上記の特開平8−155766号公報に記
載されている誤欠品検査装置は、製品とその製品に用い
られている部品の関係を示す製品・部品データと、その
部品とその部品の視覚的特徴の関係を示す部品・視覚デ
ータとを記憶しておく第1記憶手段と、検査者に対して
視覚的特徴の入力を要求する入力要求手段と、検査者が
入力した視覚的特徴を記憶しておく第2記憶手段と、前
記第1記憶手段の記憶内容と前記第2記憶手段の記憶内
容を比較して誤欠品の有無を判別する手段、とを備えて
いるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の誤欠品検査装置
において、部品の視覚的特徴とは、誤った部品を準備し
たり組付けたりする、所謂、誤部品の恐れのある同種部
品の中から正規部品を区別するための部品の視覚的特徴
を言い、例えば、色や形状的特徴、あるいは視認できる
部品番号、記号などが用いられる。
【0012】そして、検査者が検査結果をイエス・ノー
で入力するのではなく、部品の視覚的特徴を入力してい
くために、誤った部品を正規部品と勘違いして誤った検
査を行なうことを防止するものである。
【0013】しかしながら、上記の誤欠品検査装置で
は、検査者が部品の視覚的特徴を掴み取り、さらにその
視覚的特徴を入力しなければならないため、非常に煩雑
であるという問題点があり、しかもその煩雑さの故に、
今度は検査者が誤入力をなくすことは自ずと限界がある
ため、高い信頼度の誤欠品検査が行なえないという問題
点があった。
【0014】そこで、本発明は、上記の問題点を解決し
て、経験が乏しくても、高い信頼度の誤欠品検査が行な
える誤欠品チェック装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
された誤欠品チェック装置は、ワークに部品を組付けて
いく部品組付作業終了後、その組付けた部品が正規部品
であるか、あるいは部品の欠品がないかどうかをチェッ
クする誤欠品チェック装置であって、正規部品とダミー
部品を含む多種類の部品の画像を制御する画像制御装置
と、この画像制御装置によって画像を選択的に表示する
画像表示装置とを備え、作業者がワークに部品を組付け
た後、画像表示装置に表示された複数の部品画像の中か
ら、前記作業者自身が組付けた部品の画像を選択して、
その選択された画像が正規部品である場合に、次工程に
移行可能にすることを特徴とするものである。
【0015】このような誤欠品チェック装置によれば、
ワークに部品を組付けた作業者が、部品組付作業の終了
後、画像表示装置に表示された複数の部品画像の中か
ら、作業者自身が組付けた部品の画像を選択するだけ
で、その選択された部品の画像が正規部品の画像であれ
ば、その部品組付作業は合格と判定されて、例えば、画
像表示装置に「合格」等の表示をして、次工程に移行可
能にできるので、作業者は特に経験を必要としないし、
作業者が一々組付けた部品の視覚的特徴を考えて、その
視覚的特徴を入力する必要も無いので、極めて容易、か
つ、短時間に正規部品の組付けが行なわれたかどうかチ
ェックすることができる。
【0016】本発明の請求項2に記載された誤欠品チェ
ック装置は、前記画像表示装置が、タッチパネルで構成
されており、作業者が部品組付作業終了後、画像表示装
置に表示された複数の部品画像の中から、自分が組付け
た部品の画像にタッチして選択することを特徴とするも
のである。
【0017】上記の誤欠品チェック装置によれば、作業
者は、単に、作業者自身が組付けた部品を画像表示装置
の画面上の画像で選択して、その部品画像にタッチする
だけであるから、煩雑な入力作業やチェックリストへの
記入作業が不要で、短時間でチェックできるのみなら
ず、正規部品の組付けが行なわれているにも拘わらず、
入力作業ミスや記入作業ミスにより恰も正規部品が組み
付けられていないかのような事態の発生を防止すること
ができる。
【0018】本発明の請求項3に記載された誤欠品チェ
ック装置は、前記画像表示装置の画面上に表示する複数
の部品の画像が、前記画像制御装置によって、その組合
せおよび/または配置パターンを変更可能であることを
特徴とするものである。
【0019】上記の「組合せおよび/または配置パター
ンを変更可能である」なる用語は、正規部品と他のダミ
ー部品との組合せを変更可能であるか、正規部品と他の
ダミー部品との組合せそのものは同一でも、それらの配
置パターンを変更可能であるか、あるいは正規部品と他
のダミー部品との組合せを変更可能であると共に、正規
部品と他のダミー部品との配置パターンをも変更可能で
ある場合等の各種の形態を含むことを意味する。
【0020】上記の誤欠品チェック装置によれば、画像
表示装置の画面上に表示する複数の部品画像の組合せお
よび/または配置パターンを変更することによって、作
業者が馴れによって自分が組付けた部品および/または
画面に表示された部品の画像を十分確認しないで、ある
いは集中力を欠いたために、決まった位置に表示された
部品の画像を反復的に選択することを防止して、常に、
正しく正規部品の確認チェックをすることができる。
【0021】本発明の請求項4に記載された誤欠品チェ
ック装置は、前記画像表示装置が、一度に複数の正規部
品の画像を表示可能であることを特徴とするものであ
る。
【0022】上記の誤欠品チェック装置によれば、一人
の作業者が複数の部品を組付けるような場合に、画像表
示装置の画面上にダミー部品の画像と共に、複数の正規
部品を表示させて、作業者が画面上で全ての正規部品を
選択した場合に、次工程に移行可能にすることができる
ため、1個の部品を組付ける毎に画面上で正規部品の画
像を選択していく場合に比較して、生産性を向上するこ
とができる。
【0023】なお、一人の作業者が組付ける部品の数、
すなわち画像表示装置の画面上に表示する正規部品の数
は、作業者の部品組付スキルの向上等に応じて適宜決定
すれば良い。また、複数の正規部品を組付ける順序が決
められている場合には、作業者が画面上に表示された複
数の部品画像の中から、正規の順序で組付けた正規部品
を、その組付け順序にしたがって選択した場合のみ、次
工程に移行可能にすることも出来る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る誤
欠品チェック装置について、図面を参照して説明する。
図1は誤欠品チェック装置の概略構成図で、図2(A)
(B)は画像表示装置の画面に表示された部品画像の表
示例の概略説明図である。
【0025】図1において、10は誤欠品チェック装置
で、正規部品とダミー部品とを含む多数の部品の画像を
制御する画像制御装置20と、この画像制御装置20に
よって多数の部品画像の中から選択的に正規部品とダミ
ー部品とを含む複数の部品画像を表示する画像表示装置
30を具備している。
【0026】図1には、画像表示装置30の画面31
に、9個の部品画像を表示する場合の例を示し、「A」
が正規部品で、他の「B」〜「I」はダミー部品の画像
である。これらの部品の画像は、CADで作成したもの
や、手書きのものを用いても良いが、デジタルカメラで
撮った写真を利用すると、煩雑な画像作成の手間が省略
出来て便利である。作業者は、部品の組付作業が終わる
と、画像表示装置30の画面31に表示された複数の部
品画像「A」〜「I」の中から、作業者自身が組付けた
部品の画像「A」を選択する。
【0027】この画像選択は、例えば、画像位置を示す
X座標X1〜X3およびY座標Y1〜Y3の組合せであ
るX1,Y1〜X3,Y3に配置した選択ボタン等によ
って、部品画像「A」〜「I」の中から部品画像[A]
をクリックして選択するようにしても良いが、画像表示
装置30をタッチパネルで構成して、作業者自身が組付
けた部品の画像「A」に直接タッチすることにより選択
出来るようにすると、一々画像表示装置30の画面31
の部品画像を確認して、次に選択ボタン位置を選択する
煩雑さがなく、また、画面31と選択ボタンとの間を視
点が移動することによって、画面31上で選択した部品
画像とは異なる選択ボタンを誤って選択する事態も発生
せず、しかも極めて短時間で選択作業を行なうことが出
来る。
【0028】上記の画像選択作業によって、作業者自身
が組付けた正規部品の画像「A」が選択された場合は、
例えば、画像表示装置30の画面31に「合格」または
「GO」等の表示を行ない、次工程に移行可能にする。
また、作業者自身が正規部品を組付けたにも拘わらず正
規部品以外のダミー部品の画像「B」〜「I」を選択し
た場合や、作業者が正規部品以外の部品を組付けて、そ
の組付けた部品をダミー部品の画像の中から選択した場
合は、例えば、画像表示装置30の画面31に「不合
格」または「NG」等の表示を行ない、次工程への移行
不可能にする。
【0029】図2(A)(B)は、画像表示装置30の
画面31に表示する部品画像の異なる例を示す。すなわ
ち、図2(A)(B)の部品画像表示例は、いずれも図
1と同一の正規部品の画像「A」と他のダミー部品の画
像「B」〜「I」との組合せであるが、それぞれ図1と
は正規部品の画像「A」と他のダミー部品の画像「B」
〜「I」との配置パターンが異なっている。
【0030】図1および図2(A)(B)のように、同
一の部品画像の組合せであっても、その配置パターンを
変更することによって、作業者は常に画面31上の同じ
位置に表示された部品の画像を十分な確認もしないまま
機械的に選択するのではなく、作業者自身が組付けた正
規部品の画像を見極めて選択しなければならないため、
画面上に表示された部品画像の選択の際に、適度の緊張
感が要求されて集中力が散漫になることが防止され、馴
れにより十分な確認もしないまま、画像表示装置30の
画面31における定位置の部品画像を機械的に選択する
誤りが防止出来る。さらに、この画像選択時に適度の緊
張感が要求されて集中力が散漫になることが防止される
ことに基づいて、部品の組付作業時にも適度の緊張感が
得られて誤欠品の発生が防止出来る。
【0031】上記の正規部品の画像「A」と他のダミー
部品の画像「B」〜「I」との配置パターンの変更は、
一定時間毎に行なっても良いが、そうした場合は、作業
の繰り返しによって、作業者が所定時間内であれば配置
パターンの変更がないことを経験的に知ってくることに
よって、その時間内での集中力が散漫になることがある
ので、配置パターンの変更のタイミングはアトランダム
にすることが望ましい。
【0032】また、配置パターンの変更の順序は固定し
ても良いが、そうした場合は、作業の繰り返しによっ
て、作業者が配置パターンの変更の順序を経験的に知っ
てくることによって、次はどのような配置パターンにな
るか予想出来るようになり、その予想に左右されて、画
面31上に表示された正規部品の画像「A」を十分確認
しないまま、その予想した位置のダミー部品画像を誤っ
て選択してしまう恐れがあるので、配置パターンの変更
の順序は固定しないで、アトランダムにする方が良い。
【0033】以上の説明は、画面31上に、1個の正規
部品の画像「A」と他のダミー部品の画像「B」〜
「I」とが配置される場合について説明したが、一人の
作業者が複数種類の部品を組付けるような場合には、図
3に示すように、1つの画面31内に、一度に複数種
類、例えば3個の正規部品の画像「A1」〜「A3」と
ダミー部品の画像「B」〜「G」を表示するようにして
も良い。すると、作業者は、自分が組付けた全ての正規
部品の画像「A1」〜「A3」を画面31上で選択しな
いと、次工程に移行できない。このようにすると、一度
に複数の正規部品の組付けおよび複数の部品画像の選択
が可能になり、部品組付作業および部品画像選択作業を
それぞれ連続的して集中的に行なえるため、1個の部品
の組付けを終了する毎に、画面31上で正規部品の画像
を選択する煩わしさがなくなり、生産性が向上する。
【0034】上記のように、一人の作業者が一度に複数
種類の正規部品「A1」〜「A3」の組付けを行ない、
かつ、画面31上に一度に複数種類の正規部品の画像
「A1」〜「A3」を表示する場合に、それらの正規部
品「A1」〜「A3」の組付け順序が特に決められてい
ない場合は、複数のページを有しており、1部品ごとに
ページをもち、正解すると、次のページへ移すことがで
きる。もし、それらの正規部品「A1」〜「A3」の組
付け順序が、「A1」→「A2」→「A3」のように決
められている場合には、画面31に表示された正規部品
の画像「A1」〜「A3」の選択順序も組付け順序どお
りに正しく選択された場合にのみ、次工程に移行可能に
しても良い。
【0035】上記の本発明の実施形態による誤欠品チェ
ック装置10によれば、前述の特開平8−155766
号公報に記載された誤欠品検査装置に比較して、次のよ
うな各種の相違点および利点がある。
【0036】構成上の相違点 画像制御装置20とタッチパネル式の画像表示装置30
のみで構成されるので パソコンが不要なため、省スペース、耐環境性の面で
有利 携帯性に優れ、設置場所を選ばない 低コスト 既存設備への増設が容易で、既存設備の操作盤の空ス
ペース活用も可能
【0037】視覚情報の相違点 部品情報として、写真そのものを使用出来るため CAD図面から作業者が視覚的特徴点を抽出する必要
が無い CAD図面が無い部品でも適用出来る デジタルカメラで撮った写真を入力するだけなので、
画像の変更・追加登録が容易 自動車用部品に限定されず、応用範囲が広い
【0038】操作上の相違点 画面31に表示された部品の画像を直接タッチして選択
出来るため 誤操作の発生が極めて少ない 操作所要時間が極めて短い
【0039】機能上の相違点 既存の生産支持システム等とリンクした使用が前提とな
るため 例えば製品(エンジン)品番と、その部品品番の引当
ファイルが不要 部品品番とその情報(形状等)の引当ファイルが不要 ポカヨケ(Fool Proof)結果の統計処理機
能が不要
【0040】本発明の誤欠品チェック装置は、自動車エ
ンジンの組立ラインのような多種類、かつ、多数の部品
の組付けを行なう生産ラインにおいて、特に顕著な効果
が得られるが、自動車用生産ラインのみならず、各種製
品における製品組立ラインに適用することが出来る。
【0041】なお、上記実施形態の画像表示装置30の
画面31は、横3個×縦3個の合計9個の部品画像を表
示する場合について説明したが、表示する部品画像の合
計数や、縦、横の部品画像表示数は、ワークの種類や、
組付ける部品の種類・個数や、組付作業スペース等に応
じて、任意に設定することが出来る。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上のように、ワークに部品
を組付けていく部品組付作業終了後、その組付けた部品
が正規部品であるか、あるいは部品の欠品がないかどう
かをチェックする誤欠品チェック装置であって、正規部
品とダミー部品を含む多種類の部品の画像を制御する画
像制御装置と、この画像制御装置によって画像を選択的
に表示する画像表示装置とを備え、作業者がワークに部
品を組付けた後、画像表示装置に表示された複数の部品
画像の中から、前記作業者自身が組付けた部品の画像を
選択して、その選択された画像が正規部品である場合
に、次工程に移行可能にすることを特徴とするものであ
るから、経験が不要で、しかも短時間で、正確な誤欠品
のチェックを行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る誤欠品チェック装置の
概略構成図である。
【図2】(A)は本発明に係る誤欠品チェック装置にお
ける画像表示装置において、図1と同一部品の組合せ
で、部品画像の配置パターンを変更した画像表示例につ
いての説明図、(B)は(A)と同一部品の組合せで、
部品画像の配置パターンをさらに変更した画面表示例に
ついての説明図である。
【図3】一人の作業者が複数の部品の組付けを行なう場
合の、画像表示装置における画像表示例についての説明
図である。
【符号の説明】
10 誤欠品チェック装置 20 画像制御装置 30 画像表示装置 31 画面 A,A1,A2,A3 正規部品の画像 B〜I ダミー部品の画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 犬飼 富士夫 大阪府池田市ダイハツ町1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 Fターム(参考) 3C030 AA20 AA22 BC34 DA02 DA09 3C100 AA38 AA65 BB05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに部品を組付けていく部品組付作
    業終了後、その組付けた部品が正規部品であるか、ある
    いは部品の欠品がないかどうかをチェックする誤欠品チ
    ェック装置であって、 正規部品とダミー部品を含む多種類の部品の画像を制御
    する画像制御装置と、この画像制御装置によって画像を
    選択的に表示する画像表示装置とを備え、作業者がワー
    クに部品を組付けた後、画像表示装置に表示された複数
    の部品画像の中から、前記作業者自身が組付けた部品の
    画像を選択して、その選択された画像が正規部品である
    場合に、次工程に移行可能にすることを特徴とする誤欠
    品チェック装置。
  2. 【請求項2】 前記画像表示装置が、タッチパネルで構
    成されており、作業者が部品組付作業終了後、画像表示
    装置に表示された複数の部品画像の中から、自分が組付
    けた部品の画像にタッチして選択することを特徴とする
    請求項1に記載の誤欠品チェック装置。
  3. 【請求項3】 前記画像表示装置上に表示する複数の部
    品の画像が、前記画像制御装置によって、その組合せお
    よび/または配置パターンを変更可能であることを特徴
    とする請求項1または2に記載の誤欠品チェック装置。
  4. 【請求項4】 前記画像表示装置が、一度に複数の正規
    部品の画像を表示可能であることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の誤欠品チェック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009093583A (ja) * 2007-10-12 2009-04-30 Shinmei Ind Co Ltd 作業内容指示システムおよび作業内容指示方法
EP2628573A3 (de) * 2012-02-17 2014-01-15 Werkzeug-Vertriebs GmbH Nfg. Kg Anordnung bei Montageplätzen

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JP2009093583A (ja) * 2007-10-12 2009-04-30 Shinmei Ind Co Ltd 作業内容指示システムおよび作業内容指示方法
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