JP2003316350A - 押鍵表示装置および電子鍵盤楽器 - Google Patents

押鍵表示装置および電子鍵盤楽器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の押鍵表示装置で広範囲の押鍵表示を行
う。 【解決手段】 鍵盤3の中間音域の押鍵表示をする幅の
狭い押鍵表示装置1を用いる。低音側つまり左手の練習
をするときは押鍵表示装置1を左端の第1ポジションに
移動させる。ポジション選択スイッチ8bで押鍵表示装
置1の1オクターブ単位の移動量に応じた音高変化量を
決定する。演奏情報変化部24はポジションに応じた変
化量で演奏情報の音高情報をシフトさせる。LED表示
データ作成部25は音高部分が変化された演奏情報に従
い、LED表示手段を付勢するためのLED表示データ
を作成する。この表示データにより1オクターブ単位で
変化された音高に対応する押鍵表示が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押鍵表示装置および
電子鍵盤楽器に関し、特に、種々の音域を有する曲を演
奏する際の押鍵位置および押鍵タイミングを指示するこ
とができる押鍵表示装置および鍵盤楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ピアノ等の鍵盤楽器におい
て、各鍵に対応して配置した発光ダイオード(以下「L
ED」という)を点灯させ、押鍵すべき鍵と手の位置お
よび指の情報を含む運指情報とからなる運指ガイド情報
を指示する押鍵表示装置を設けたものがあった。この種
の鍵盤楽器では、演奏情報に基づいて押鍵すべき鍵や運
指情報等を表示できるので、演奏者は、前記押鍵表示装
置の表示に従って手軽に演奏することができる。押鍵す
べき鍵や運指情報等の表示データを含む演奏情報は、予
め記憶装置に記憶されていることもあるし、MIDIシ
ーケンサ等の外部装置から入力するようにしてあること
もある。
【0003】押鍵表示装置は、電子鍵盤楽器に内蔵され
たものと、鍵盤に隣接させて後付けで配置するものとが
ある。本発明者は、鍵盤蓋の裏に吸着させて使用するこ
とができる押鍵表示装置を提案している(特開平11−
282337号公報)。
【0004】電子鍵盤楽器は、移動や持ち運びの利便性
を高めるため、アコースティックピアノよりも鍵数を少
なくして、例えば、61鍵や75鍵等にしていることが
多い。しかし、このように鍵数が少ない電子鍵盤楽器で
は、88鍵のアコースティックピアノを基本にしている
原曲に忠実な演奏をすることができない。
【0005】そこで、アコースティックピアノと同様に
88鍵を備えた電子鍵盤楽器も製造されている。このよ
うに、鍵数が多い電子鍵盤楽器では、押鍵表示装置も8
8鍵に対応するものが使用されるべきである。しかし、
押鍵表示装置の鍵数を多くすると、押鍵表示装置のサイ
ズ(特に幅)が大きくなるだけでなく、発光素子の数も
増えてコスト増大や制御の複雑化によるCPUの負荷増
大を招く。上記公報に記載された押鍵表示装置は、サイ
ズを小さくして中音域をカバーするように構成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記押鍵表示装置や音
域が狭い電子鍵盤楽器では、少ない鍵数で演奏できない
音域の演奏情報を修正して曲をアレンジしたり、設けら
れている鍵盤の音域を外れる音域の演奏データは無視し
て押鍵表示を省略したりして対応している。しかし、こ
のような、押鍵表示装置では、88鍵のアコースティッ
クピアノを基本とする原曲に忠実な演奏を支援すること
ができない。
【0007】本発明は、上記問題点を解消し、小さいサ
イズであって広い音域幅をカバーすることができる押鍵
表示装置および押鍵表示装置を備えた電子鍵盤楽器を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、演奏情報に基づいて鍵盤
楽器の押鍵位置を表示する押鍵表示装置において、鍵盤
楽器の鍵盤の音域より少ない音域の押鍵位置を表示する
ための表示手段と、演奏情報に含まれる音高情報を1オ
クターブ単位で変化させる演奏情報変化手段と、前記変
化させられた演奏情報に従って前記表示手段を駆動する
ための表示データを作成する表示データ作成手段と、前
記演奏情報の音高情報を変化させる量を選択するスイッ
チ手段とを具備した点に第1の特徴がある。また、本発
明は、第1の特徴に加え、演奏情報に基づいて発音する
自動演奏手段をさらに備えた点に第2の特徴がある。
【0009】また、本発明は、前記鍵盤楽器の鍵盤に対
する前記表示手段の設置位置を検出して位置検出信号を
出力するセンサ手段を備え、前記スイッチ手段が、前記
位置検出信号に応じて音高情報の変化量を自動的に選択
するように構成された点に第3の特徴がある。
【0010】また、本発明は、前記鍵盤楽器に対する位
置合わせのために1オクターブ間隔で設けられたポジシ
ョンマークを備えた点に第4の特徴がある。
【0011】第1〜第4の特徴によれば、鍵盤楽器が有
する音域より狭い音域の押鍵表示を行う表示手段で鍵盤
楽器の使用音域をすべてカバーできるように、押鍵表示
のための演奏情報を1オクターブ単位で音高移動させる
ことができる。この音高移動により、押鍵表示装置が本
来有している表示音域外の演奏情報に基づく押鍵表示が
可能になる。
【0012】第2の特徴を有する発明では、押鍵表示の
ために演奏情報は音高変化させられる一方、自動演奏用
には入力された演奏情報がそのまま使用される。
【0013】第3の特徴によれば、演奏情報の音高情報
変化量が、押鍵表示装置の設定位置に応じて自動的に決
定される。第4の特徴によれば、ポジションマークに従
って押鍵表示装置の位置を決めればよいので、操作が簡
単である。
【0014】さらに、本発明は、演奏情報に基づいて押
鍵位置を表示する押鍵表示装置を有する電子鍵盤楽器に
おいて、演奏情報に含まれる音高情報を1オクターブ単
位で変化させる音高情報変化手段と、前記変化させられ
た演奏情報に従って押鍵表示装置を駆動するための表示
データを作成する表示データ作成手段と、押鍵データの
音高情報を1オクターブ単位で変化させる押鍵データ変
化手段と、前記演奏情報および押鍵データの音高情報を
変化させる量を選択するスイッチ手段とを具備した点に
第5の特徴がある。また、本発明は、第5の特徴に加
え、演奏情報に基づいて発音する自動演奏手段をさらに
備えた点に第6の特徴がある。
【0015】第5および第6の特徴によれば、押鍵表示
の範囲をシフトして種々の音域で押鍵表示が行えるとと
もに、数少ない鍵の鍵盤で種々の音域の演奏を行うこと
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明の押鍵表示装
置および該押鍵表示装置を装着したピアノの要部外観を
示す図である。同図において、押鍵表示装置1はピアノ
2の鍵盤3に隣接させて、例えば鍵盤蓋4の裏面に吸盤
で吸着させて配置することができる。ピアノ2は88鍵
を有するものであるが、押鍵表示装置1は、ピアノ2の
全音域つまり88鍵に対応した表示幅を有するものでな
く、例えば、88鍵に対して52鍵分の押鍵表示をでき
るように、制限された幅を有する。
【0017】押鍵表示装置1は押鍵位置を表示するため
の鍵盤型の面発光板5を有している。つまり、面発光板
5は白鍵および黒鍵のいずれを押鍵するかを明確に指示
できるよう、白鍵および黒鍵の配置に対応して区分され
ている(図2参照)。押鍵表示のための面発光板5は図
示しないスロットにセットされる自習ソフト6から入力
される演奏情報に従って点灯制御される。自習ソフト6
は例えばROMカードである。図1では押鍵表示装置1
が高音域および低音域を除く音域に対応する位置に設置
されているが、この押鍵表示装置1は鍵配列方向に沿っ
て高音域および低音域側へ1オクターブ単位で位置を変
えて設置し、演奏曲の音域に対応させることができる。
【0018】表示操作パネル7上には、演奏を開始する
ためのスイッチ8a、押鍵表示装置1の位置を変えたと
きに押鍵位置情報を1オクターブ単位で移動させるため
のポジション選択スイッチ8b、練習する手に応じた演
奏情報を選択する押鍵指示スイッチ8cおよび演奏や表
示のテンポを調節するテンポキー8dが設けられる。ま
た、演奏情報の出力状態つまり現在出力中の曲名、テン
ポ、小節数、押鍵に使用される手の左右の別等を表示す
るため、LCDスクリーンからなるディスプレイ9が設
けられる。押鍵表示装置1は伴奏の発音をするためのス
ピーカ10を備える。
【0019】次に、面発光板5およびそれに対応して配
置されるLEDを説明する。図2は押鍵表示装置1の要
部拡大図である。同図において、鍵盤型の面発光板5は
白鍵表示板51と黒鍵表示板52とからなる。該表示板
51,52はそれぞれ押鍵すべき白鍵および黒鍵を表示
するためのものであり、押鍵に使用される指に対応して
5色で発光させるのが好ましいが単色であってもよい。
白鍵発光板51および黒鍵発光板52は半透光性の樹脂
板を使用し、裏面にはLEDを配置する。白鍵発光板5
1および黒鍵発光板52とLEDとの間には、白鍵発光
板51,黒鍵発光板52のそれぞれを全体的に発光させ
る効果を与えるため、光散乱板を介在させるのがよい。
白鍵発光板51,黒鍵発光板52を発光させるために、
それぞれに設けられるLEDは、5つの発光色に対応し
た5個の単色LEDのみであってもよいし、2色LED
等、多色LEDを含んでいてもよい。多色LEDを用い
て各LED素子に供給する電流を変化させることによ
り、5色の発光色は容易に得ることができる。
【0020】また、面発光板5の長手方向に沿って図中
上下両側に次白鍵指示灯11と、次黒鍵指示灯12とが
配置されている。これらの指示灯は現在弾くべき鍵を表
示するためのものではなく、次の押鍵タイミングを認識
できるように、次に弾かれるべき鍵までの案内表示をす
るために設けられるものであり、2色LEDが用いられ
る。ここでは指示灯11,12がそれぞれ赤色と緑色と
で点灯できるように、赤のLED素子と緑のLED素子
とが一体に組み込まれた2光LEDを使用している。次
白鍵指示灯11は次に弾かれるべき白鍵を案内するため
に点灯され、次黒鍵指示灯12は次に弾かれるべき黒鍵
を案内するために点灯される。各指示灯11,12の個
々のLEDはそれぞれ白鍵および黒鍵の中心位置に対応
させて位置決めしたもの(例えばB,W)と、その間を
補うように位置決めされたもの(例えばBa,Wa)と
からなる。
【0021】次に、押鍵表示装置1の制御装置を説明す
る。図3は制御装置のハード構成を示すブロック図であ
る。CPU13は、ROM14に格納されている制御プ
ログラムに基づき、押鍵表示装置全体の制御を行う。C
PU13は、該CPU13に自習ソフト6を接続するた
めのポートを有している。ROM14は制御プログラム
ならびに楽音波形データおよびエンベロープ制御情報等
を含んでいる。RAM15はワークエリアおよびバッフ
ァとして使用され、バッテリ等によりバックアップされ
ていてもよい。パネル回路16は、前記スイッチ8a等
の各種スイッチやディスプレイ9ならびにそれらのイン
ターフェース回路からなる。
【0022】自習ソフト6の演奏情報には音符情報(ノ
ートデータ)つまり音の高さおよび音の長さのほかに、
そのノートデータが左手で演奏されるものか、右手で演
奏されるものかを示す情報ならびに使用する指を表す運
指情報が含まれる。なお、左手用の演奏情報および右手
用の演奏情報を、それぞれ別個のトラックに格納した自
習ソフトを使用することができる。
【0023】シフトレジスタ17は、前記ノートデータ
に基いてCPU13で生成された表示制御データを受信
し、かつそれを保持して押鍵表示装置1の面発光板5の
各LED素子を駆動する。シフトレジスタ17は前記各
LED素子と対応する段数を有する。シフトレジスタ1
7の出力端子はスイッチング素子(後述する)のベース
に接続され、各LED素子は該スイッチング素子を介し
て電源に接続される。前記スイッチング素子は、シフト
レジスタ17に転送された表示制御データのビットが
「0」の場合にはLEDが点灯され、「1」の場合には
LEDが消灯されるように制御される。LED素子の駆
動回路は図5等に関してさらに後述する。
【0024】表示データ送信回路18は信号送出用のシ
フトレジスタ(図示せず)を有し、表示データ送信回路
18は、CPU13の制御により、前記各LED素子と
対応する表示制御データの各ビットデータを直列信号と
して送出するとともに、該信号と同期してシフトレジス
タ17のシフトパルスを送出する。したがって、前記L
ED素子のすべてについての表示制御ビットデータが1
回で転送される。転送速度は、転送時の表示のちらつき
が肉眼で認識されないように、数百キロビット/秒以上
とする。シフトレジスタにセットされるデータをラッチ
するパラレルバッファをシフトレジスタ17の代わりに
設ければ、低速での伝送も可能である。
【0025】楽音発生回路19は、波形読み出し方式に
より所望の楽音信号を発生する回路であり、ROM14
内に設定されている波形メモリに記憶されているデジタ
ル楽音波形サンプル値としての波形データを参照して、
発音すべき音高に比例したアドレス間隔で順次波形デー
タを読み出し、補間演算を行って楽音波形信号を発生さ
せる。楽音発生回路19は設定されたエンベロープパラ
メータに基づいたエンベロープ信号を楽音波形信号に乗
算してエンベロープを付与するエンベロープ発生回路を
有する。
【0026】楽音発生回路19から出力される楽音信号
はデジタル信号であり、D/A変換器20によってアナ
ログ信号に変換される。アナログ信号に変換された楽音
信号はアンプ21によって増幅された後、スピーカ10
に供給されて発音される。
【0027】図4は、CPU13の要部処理を示すフロ
ーチャートである。ステップS1ではRAM15や楽音
発生回路19を初期化する。ステップS2では、パネル
回路16上のスイッチ等の状態の変化に基づいて、予め
設定されているスイッチイベント処理を行う。ステップ
S3では、自習ソフト6の演奏情報に基づき、自動演奏
処理が実行される。自動演奏処理においては、タイマ割
り込みによって更新される自動演奏用タイマつまりタイ
ミングカウンタを、曲のテンポに比例して歩進させる。
そして、この自動演奏用タイマ値が演奏情報中の各発音
データのタイミング情報と一致したとき、つまり発音タ
イミングに達したときに、該発音データに従って発音す
る。
【0028】なお、前記演奏情報を、発音に使用するも
のと押鍵表示のみに使用するものとに分離し、自動演奏
処理ではそのうちの発音に使用される演奏情報のみを処
理する。例えば、自動演奏処理で発音される音は押鍵操
作で発音される音(ここではピアノ音)と異なる音色
(ギター音等)で発音させる。
【0029】ステップS4においては、押鍵表示処理が
行われる。この押鍵表示処理においては、前記演奏情報
に基づき、押鍵位置および次の押鍵位置と押鍵タイミン
グを面表示板5等で表示するための処理を行う。
【0030】続いて、前記押鍵表示処理(ステップS
4)を詳細に説明する。まず、押鍵表示のための前記各
LED素子の接続例を説明する。図5は前記次白鍵指示
灯11の要部であり、2つ分の指示灯つまりLEDを示
す。LED30はLED素子30a,30bを有し、L
ED31はLED素子31a,31bを有する。ここで
は、LED素子30a,31aが赤発色、LED素子3
0b,31bが緑発色のものとする。LED素子30a
のアノードはトランジスタ32を介して5V電源に接続
され、同カソードは抵抗33を介して接地されている。
トランジスタ32のベースはシフトレジスタ17の出力
端子に接続されている。LED素子30b,31a,3
1bも同様にトランジスタ34,36,38ならびに抵
抗35,37,39にそれぞれ接続され、トランジスタ
34,36,38のベースはシフトレジスタ17の各段
の出力端子に接続される。
【0031】動作時には、LED素子30a,30b,
31a,31bは、対応するシフトレジスタ17内のデ
ータが「0」ならば点灯し、「1」ならば消灯する。図
5の例ではLED素子30a,31bが点灯し、LED
素子30b,31aが消灯する。したがって、LED3
0は赤、LED31は緑でそれぞれ発色される。なお、
LED30,31は2色LEDであるので、赤および緑
の混合色としての橙色で発色させることができるのはも
ちろんであり、赤および緑の2色に限定されない。
【0032】前記白鍵表示板51や黒鍵表示板52に設
けられた表示灯、および次黒鍵指示灯12のLED素子
も、上記LED30,31等と同様に駆動素子としての
トランジスタを通じてシフトレジスタ17に接続するこ
とができる。
【0033】次に、押鍵表示の一例を説明する。図6は
面表示板5と次白鍵指示灯11、次黒鍵指示灯12の点
灯例を示す図である。ここでは、先に弾く鍵がEであ
り、次に弾く鍵がGである場合を想定する。まず、
同図(a)に示すように鍵Eに対応する白鍵表示板51
E を赤で点灯させ、かつ次白鍵指示灯11の、白鍵表示
板51E に対応している11E を赤に点灯させる。ここ
で、白鍵表示板51E の赤は親指を表すものとする。一
方、次に弾く鍵Gに対応している次黒鍵指示灯12
G#を中心として低音側および高音側にそれぞれ3つ離れ
て配置されている次黒鍵指示灯12LAと12HAとを緑で
点灯させる。
【0034】前記次黒鍵指示灯12LAと12HAとを点灯
させたあと、鍵Eから鍵Gを弾くまでの時間つまり
鍵Eの音符長さに対応する時間Tを前記次黒鍵指示灯1
2G#と次黒鍵指示灯12LAまたは12HAとの間隔Lで除
算したときの商に相当する時間t(=T/L)が経過す
る毎に次黒鍵指示灯12の点灯位置を変化させる。
【0035】すなわち、最初の時間tが経過した場合は
図6(b)に示すように次黒鍵指示灯12LBおよび12
HBが緑で点灯する。さらに次の時間tが経過した場合は
図6(c)に示すように次黒鍵指示灯12LCおよび12
HCが緑で点灯する。さらにその次の時間tが経過した場
合は、図6(d)に示すように次黒鍵指示灯12G#が赤
で点灯し、同時に白鍵表示板51E および11E は消灯
するとともに黒鍵表示板52G#が橙で点灯する。ここ
で、黒鍵表示板52G#の橙は小指を表すものとする。
【0036】黒鍵表示板52G#が点灯すると、その次に
弾くべき鍵を案内するための次白鍵指示灯11または次
黒鍵指示灯12が、上述の鍵Gを案内するように点
灯される。図6(d)では、次に弾くべき鍵がCである
場合の次白鍵指示灯11の点灯例を示している。つま
り、次に弾く鍵Cに対応している次白鍵指示灯11C を
中心として低音側および高音側にそれぞれ3つ離れて配
置されている次白鍵指示灯11LAと11HAとを緑で点灯
させる。
【0037】このように、本実施形態では、今弾くべき
鍵が表示されたならば、次白鍵指示灯11または次黒鍵
指示灯12によって、次に弾くべき鍵まで表示が移動し
ていって一点に絞り込まれるような表示が行われる。こ
れにより、次の鍵を弾くまでの時間を視覚によって認識
できるので押鍵タイミングをとりやすくなる。
【0038】図7は押鍵表示に使用されるRAM15上
の記憶データの要部を示す模式図である。同図におい
て、記憶領域Pには各LED素子に対応する表示制御デ
ータの各ビットデータが格納される。図7における番号
は各LED素子に対応する領域を示すものであり、領域
はLED素子の数nに対応して、「0」から「n−1」
まで設定されている。点灯させたいLED素子に対応す
る領域にはビットデータ「0」を、消灯させたいLED
素子に対応する領域にはビットデータ「1」が格納され
る。
【0039】一方、記憶領域Qには押鍵すべき鍵を示す
演奏情報が格納され、記憶領域Rには、その次に押鍵す
べき鍵を示す演奏情報が格納される。演奏情報には音高
データと、該音高データで示される鍵と対応する白鍵表
示板51および黒鍵表示板52を点灯するLEDの色を
示すデータつまり指情報も含まれる。前記領域Rおよび
Qのデータは、前記自動演奏処理において演奏情報が1
つ処理される毎に更新される。
【0040】次に、LED表示制御データの設定処理を
フローチャートを参照して説明する。図8のステップS
10では、演奏情報の音符長さに相当する時間を示す時
間パラメータTが「0」か否かを判断する。前記メイン
フローチャートの初期化において該パラメータTは
「0」にリセットされているのでステップS10の最初
の判断は肯定となる。ステップS11では、演奏情報の
うち、押鍵表示のための演奏情報を1つ読み出す。ステ
ップS12では、領域Rに格納されている演奏情報つま
り次押鍵情報を、現押鍵情報の格納領域Qに転送し、新
たに読み出した演奏情報を次押鍵情報の格納領域Rに書
き込む。
【0041】ステップS13では、最初の処理か否かを
判断する。最初の処理ならば、ステップS11に戻り、
さらに演奏情報を1つ読み出す。その結果、続くステッ
プS12の実行により、領域Rおよび領域Qにデータが
揃う。2回目以降の処理では、ステップS13は否定と
なり、ステップS14に進む。ステップS14では領域
Q内の演奏情報に含まれる音高データと指情報つまりど
の指で弾くかの情報とに基づいて、点灯する面発光板5
と発光色を決定し、該当するLED素子に対応する領域
Pに「0」をセットする。
【0042】ステップS15では、領域Q内の演奏情報
の音高データに対応する位置にある次白鍵指示灯11ま
たは次黒鍵指示灯12を特定し、該当する予定色(図6
に従えば赤)と対応するLED素子に関する領域Pのビ
ットを「0」にセットする。
【0043】ステップS16では、領域R内の演奏情報
の音符長さに相当する時間を時間パラメータTとしてセ
ットする。この時間Tは設定されているテンポと音符長
さとの関数である。ステップS17では時間t(=T/
L)を算出する。Lは予め定めた整数であり、例えば
「L=3」とする。ステップS18では、時間tおよび
時間Tで、例えばダウンカウンタをリセットする。この
ダウンカウンタは予定のクロックに従ってカウンタ値が
デクリメントされる。
【0044】ステップS19では、領域R内の演奏情報
の音高データに従ってその音高の鍵(次に押鍵すべき
鍵)から低音側および高音側にそれぞれ予定間隔(図6
に従えば3つ分)離れた位置に設けられている次白鍵指
示灯11および黒鍵指示灯12を特定し、該当する予定
色(図6に従えば緑)のLED素子と対応する領域Pの
ビットをそれぞれ「0」にセットする。
【0045】ステップS20では時間tが経過したかど
うかを前記ダウンカウンタの値に基づいて判断し、肯定
ならばステップS21に進む。ステップS21では、次
押鍵指示のため領域Pに格納されたデータを更新する。
すなわち、指示灯11や12の点灯位置を次押鍵位置
(領域R内のデータが示す位置)に近付けるように、次
白鍵指示灯11および黒鍵指示灯12のうち、領域Pに
格納されていたものを示すナンバをそれぞれ1つずつ変
更する。具体的には、次押鍵位置より低音側の点灯位置
は高音側に移動させ、次押鍵位置より高音側の点灯位置
は低音側に移動させる。
【0046】こうして、音符長さに対応した時間Tが経
過するまで、つまりステップS10が肯定となるまで
は、次の押鍵タイミングを示す次白鍵指示灯11および
黒鍵指示灯12の点灯位置が時間t経過毎に変更され
る。時間Tが経過したならば、ステップS11〜S19
により、新たな演奏情報に基づく処理が実行される。
【0047】こうして、LED表示制御データは次々に
読み込まれる演奏情報で更新され、このLED表示制御
データは予定の割り込みタイミングで領域Pから前記シ
フトレジスタ17に転送される。なお、シフトレジスタ
17への転送タイミングは、前記領域Pの更新タイミン
グよりも極めて短く設定してあることはもちろんであ
る。
【0048】次に、押鍵表示装置1を鍵盤の幅方向つま
り音高方向に移動させて使用する場合を説明する。図9
は鍵盤3と押鍵表示装置1との位置関係を示す図であ
る。同図において、押鍵表示装置1は52鍵分の指示を
表示する面発光板5を有しており、1オクターブずつ異
なる4つのポジション(設置位置)をとることができ
る。すなわち、最も低音側(A-1〜C4)に設定される
第1ポジションと、第1ポジションから1オクターブ高
音側(A0〜C5)の第2ポジションと、第2ポジショ
ンから1オクターブ高音側(A1〜C6)の第3ポジシ
ョンと、第3ポジションから1オクターブ高音側(A2
〜C7)の第4ポジションとである。
【0049】上記各ポジションのうち、例えば、第3ポ
ジションを標準ポジションとした場合、第1ポジション
では演奏情報のうち押鍵表示に使用する音高情報を押鍵
表示処理で2オクターブ上げる。同様に、それぞれ第2
ポジションでは1オクターブ上げ、第4ポジションでは
1オクターブ下げる。こうして、1オクターブ単位で上
下移動させた演奏情報により、押鍵表示処理を行う。
【0050】図10は、押鍵表示装置1のポジションを
入力するポジション選択スイッチ8bの例を示す図であ
る。この例では、ロータリスイッチで構成され、切換位
置に応じてポジション位置が表示されている。このポジ
ション選択スイッチ8bでポジションが選択されると、
選択されたポジションに合わせて押鍵表示のための演奏
情報の音高が上下される。
【0051】なお、ロータリスイッチに代えてプッシュ
スイッチを使用してもよい。つまり、ダウン(下げ方
向)とアップ(上げ方向)を指示するプッシュスイッチ
をそれぞれ設け、ポジションを変更する。選択されたポ
ジションはディスプレイ9に表示できるようにするのが
よい。ポジション選択スイッチ8bは押鍵表示装置1の
位置を変化させる操作に付随して行う。
【0052】押鍵表示装置1を第1ポジションに置いて
左手の運指を練習するときを例にして押鍵表示装置1の
動作を説明する。まず、押鍵表示装置1を鍵盤3の左端
に設置するとともに、ポジション選択スイッチ8bで第
1ポジションを選択する。次に押鍵指示スイッチ8cで
左手を指定する。その後、演奏開始スイッチ8aをオン
にすると自動演奏および押鍵表示が行われる。
【0053】自動演奏処理では、押鍵指示スイッチ8c
の指定に従って左手の演奏情報を読み込んで自動演奏し
てもよいし、両手の演奏情報に従って自動演奏しても良
い。押鍵表示は左手の演奏情報に従って行われ、特に演
奏情報は選択されたポジションに応じて2オクターブ分
高音側に移動されて押鍵表示に使用される。
【0054】図11は演奏情報の変化処理を示すフロー
チャートであり、図8に示したLED表示制御データの
設定処理に先だって実行される。図11のステップS4
0ではポジション選択スイッチ8bの状態を読み込み、
選択されたポジションを記憶する。ステップS41では
練習ソフトの演奏情報を読み込む。このとき、押鍵指示
スイッチ8cの指定に従い、左手の演奏情報が記憶され
たトラックが選択されて左手の演奏情報が読み込まれ
る。
【0055】ステップS42では、選択されたポジショ
ンが判断される。第1ポジションならばステップS43
に進んで演奏情報を2オクターブ上げる。第2ポジショ
ンならばステップS44に進んで演奏情報を1オクター
ブ上げる。第3ポジションならばそのままの演奏情報を
維持する。第4ポジションならばステップS45に進ん
で演奏情報を1オクターブ下げる。ステップS46で
は、処理された演奏情報を押鍵指示用の演奏情報として
記憶する。こうして音高を変更された演奏情報は図8の
ステップS1で読み出されてLED表示制御データの設
定処理に使用される。
【0056】押鍵表示装置1は、第3ポジションつまり
標準ポジションに置かれて使用されたときに適切に押鍵
表示するように設定されている。したがって、他のポジ
ションの演奏情報をそのまま使用して押鍵表示すると表
示できない部分が生じるが、上述のように押鍵表示に使
用する演奏情報の音高を変更することにより、適切に押
鍵表示することができる。
【0057】図12は本実施形態の押鍵表示装置の要部
機能を示すブロック図である。演奏情報記憶部23には
演奏情報が格納される。演奏情報は上述のように練習ソ
フト6から読み込まれるものであってもよいし、MID
I情報としてパソコン等の外部機器から入力されるもの
であってもよい。演奏情報記憶部23の演奏情報は押鍵
表示のため、演奏情報変化部24を介してLED表示デ
ータ作成部25に読み出される。演奏情報変化部24は
ポジション選択スイッチ8bから入力されるポジション
指示に従って演奏情報のうち音高情報を1オクターブ単
位で変化させる。押鍵表示装置1での、ポジションに応
じた音高情報の変化量はすでに述べた通りである。LE
D表示データ作成部25は、音高情報が変化された演奏
情報に従ってLED表示データを作成し、LED駆動部
26に入力する。LED駆動部26はLED表示データ
に従って面発光板5の裏面等に配置されたLEDに駆動
信号を供給する。なお、自動演奏部27には、音高情報
を変化させないでそのまま演奏情報が供給される。
【0058】上記実施例では練習する音域に応じてポジ
ション選択スイッチ8bを操作するようにしたが、押鍵
表示装置1の設置位置をセンサで検出し、その検出結果
に応じて自動的に演奏情報の音高変化を行うようにして
もよい。例えば、押鍵表示装置1の裏面に光センサを設
ける。一方、ピアノ側の上面の予定位置に光反射シール
を貼り付ける。そして、この光反射シールからの反射光
の有無を前記光センサで検出し、位置を判別する。
【0059】図13は押鍵表示装置1に設ける光センサ
と光反射シールとの位置関係、ならびに光センサの出力
と押鍵表示装置1のポジションとの対応を示す図であ
る。図13において、光センサ60,61はピアノ上面
に光を照射してその反射光を検出する。そして検出レベ
ルに応じ、反射光レベルがしきい値以上であれば
「1」、しきい値以下であれば「0」の信号を出力す
る。
【0060】第1ポジションには光反射シールは設けら
れていないので反射光は低レベルであり、光センサ6
0,61の出力は「0,0」である。第2ポジションで
は、光センサ61に対応するピアノ上面に光反射シール
62が設けられているので、光センサ60,61の出力
は「0,1」である。第3ポジションでは、光センサ6
0に対応するピアノ上面に光反射シール63が設けられ
ているので、光センサ60,61の出力は「1,0」で
ある。さらに、第4ポジションでは、光センサ60,6
1の双方に対応するピアノ上面に光反射シール64,6
5が設けられているので、光センサ60,61の出力は
「1,0」である。このように、光センサ60,61の
出力は押鍵表示装置1のポジションに応じて異なるの
で、この出力値に基づいてポジションを判別することが
できる。
【0061】押鍵表示装置1を第1〜第4ポジションに
設置する操作を容易にするため、押鍵表示装置1に目印
を付けるのが好ましい。図9において、押鍵表示装置1
の面発光板5に、1オクターブ間隔で目印としてのポジ
ションマーク66、67,68,69を設ける。ポジシ
ョンマーク66〜69は第1ポジション〜第4ポジショ
ンに応じて4カ所に設けられる。このポジションマーク
66を例えばピアノの中央前面に設けられるピアノの鍵
盤蓋の鍵穴に合わせると各ポジションに押鍵表示装置1
が設定されるように決めておく。こうすることにより、
ポジションマーク66が鍵穴に合うように見当をつけて
押鍵表示装置をピアノ上に置けば、容易にポジションを
決めることができる。上記実施形態では、88鍵のピア
ノに52鍵の押鍵表示装置1を付設する場合を示した。
しかし本発明はこれに限らず変形可能である。例えば、
押鍵表示装置が一体に組み込まれた電子鍵盤楽器として
本発明を実現できる。この場合、電子鍵盤楽器の鍵盤は
88鍵より少ない鍵盤、例えば52鍵の鍵盤とし、この
52鍵の鍵盤に関して押鍵表示を行う面発光板を備え
る。演奏に際しては、練習曲の音域に応じて演奏情報の
音高情報を1オクターブ単位で変化させる。この点は、
上述の分離された押鍵表示装置を使用する実施形態と同
じである。変形例では、演奏情報に基づいて発音させる
自動演奏機能とともに演奏者の押鍵に応じて所望の音色
(例えばピアノ音色)で発音する機能を備えるものとす
る。
【0062】つまり、鍵盤と鍵盤の押鍵と離鍵、および
押鍵ベロシティ等を検出するセンサと、該センサの検出
信号つまり押鍵データに基づいて楽音を発生する発音手
段とを備える。押鍵データに基づいて楽音を発生する手
段は、演奏情報に基づいて楽音を発生する図3の楽音発
生回路19等を共用することができる。
【0063】このような電子鍵盤楽器で低音側および高
音側の練習をする場合は、押鍵データを押鍵指示のとき
と同様に1オクターブ単位で音高情報を上下させる。換
言すれば、鍵盤の音域を1オクターブ単位でずらす処理
を行う。演奏者の鍵盤操作以外で形成される演奏情報つ
まり自動演奏情報は音高を変化させないで自動演奏の発
音に用いるのは、上述の分離された押鍵表示装置を使用
する実施形態と同じである。
【0064】なお、上記実施形態では、演奏情報からL
ED表示データを作成するために演奏情報のうち左手用
の演奏情報を使用した。しかし、例えば、主旋律と伴奏
とを区別して記述した演奏情報においては、主旋律およ
び伴奏のうち、いずれか一方を使用してLED表示デー
タを作成することができる。
【0065】また、押鍵表示装置1は、次の押鍵位置の
方向を案内表示する指示灯を有するものでなくてもよ
い。少なくとも演奏情報に基づいて押鍵位置が示される
ものであればよい。また、面発光板5は必ずしも鍵盤と
同じ形状である必要はなく、鍵盤の各鍵に対応した位置
に配置されて押鍵位置を示す灯火手段又は発光手段であ
ればよい。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜請求項4の発明によれば、小型の押鍵表示装置で本
来の表示範囲からシフトされた音域の押鍵指示を行うこ
とができるので、中間音域だけなく、低音域や高音域の
練習に効果を発揮することができる。
【0067】また、請求項5および請求項6の発明によ
れば、本来の表示範囲からシフトされた音域の押鍵指示
を行うことができるほか、鍵盤に対応する音高をシフト
して本来有している音域を外れた低音域および高音域で
の演奏を行うことができる。したがって、鍵数の少ない
鍵盤を有する小型の電子鍵盤楽器で、広範囲の音域の演
奏を練習することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る押鍵表示装置を含む
ピアノの外観図である。
【図2】 押鍵表示装置の要部拡大図である。
【図3】 押鍵表示装置のハード構成を示すブロック図
である。
【図4】 CPU1のメイン処理を示すフローチャート
である。
【図5】 発光色を選択することができる発光手段の回
路図である。
【図6】 押鍵表示装置の表示の一例を示す図である。
【図7】 RAM内の制御データフォーマットを示す説
明図である。
【図8】 押鍵表示処理を示すフローチャートである。
【図9】 鍵盤に隣接して配置される押鍵表示装置を示
す平面図である。
【図10】 ポジション選択スイッチの一例を示す図で
ある。
【図11】 演奏情報変化の処理を示すフローチャート
である。
【図12】 演奏情報変化処理の機能を示すブロック図
である。
【図13】 押鍵表示装置の位置検出手段の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…押鍵表示装置、 2…ピアノ、 3…鍵盤、 5…
面発光板、 6…自習ソフト、 8b…ポジション選択
スイッチ、 9…ディスプレイ、 10…スピーカ、
18…表示データ送信回路、 23…演奏情報記憶部、
24…演奏情報変化部、 25…LED表示データ作
成部、 51…白鍵発光板、 52…黒鍵発光板、 6
0,61…光センサ、 62〜65…光反射シール、
66〜69…ポジションマーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏情報に基づいて鍵盤楽器の押鍵位置
    を表示する押鍵表示装置において、 前記鍵盤楽器の鍵盤の音域より少ない音域の押鍵位置を
    表示するための表示手段と、 演奏情報に含まれる音高情報を1オクターブ単位で変化
    させる演奏情報変化手段と、 前記変化させられた演奏情報に従って前記表示手段を駆
    動するための表示データを作成する表示データ作成手段
    と、 前記演奏情報の音高情報を変化させる量を選択するスイ
    ッチ手段とを具備したことを特徴とする押鍵表示装置。
  2. 【請求項2】 演奏情報に基づいて発音する自動演奏手
    段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の押鍵
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記鍵盤楽器の鍵盤に対する前記表示手
    段の設置位置を検出して位置検出信号を出力するセンサ
    手段を備え、 前記スイッチ手段が、前記位置検出信号に応じて音高情
    報の変化量を自動的に選択するように構成されたことを
    特徴とする請求項1記載の押鍵表示装置。
  4. 【請求項4】 前記鍵盤楽器に対する位置合わせのため
    に1オクターブ間隔で設けられたポジションマークを備
    えたことを特徴とする請求項1〜請求項3記載の押鍵表
    示装置。
  5. 【請求項5】 演奏情報に基づいて押鍵位置を表示する
    押鍵表示装置を有する電子鍵盤楽器において、 演奏情報に含まれる音高情報を1オクターブ単位で変化
    させる音高情報変化手段と、 前記変化させられた演奏情報に従って押鍵表示装置を駆
    動するための表示データを作成する表示データ作成手段
    と、 押鍵データの音高情報を1オクターブ単位で変化させる
    押鍵データ変化手段と、 前記演奏情報および押鍵データの音高情報を変化させる
    量を選択するスイッチ手段とを具備したことを特徴とす
    る電子鍵盤楽器。
  6. 【請求項6】 演奏情報に基づいて発音する自動演奏手
    段をさらに備えたことを特徴とする請求項5記載の電子
    鍵盤楽器。
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CN113240969A (zh) * 2021-05-27 2021-08-10 深圳市星源世纪科技有限公司 一种智能识别乐谱的乐器教学设备

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