JP2003315978A - ウェーブガイド型交互位相反転マスク及びその製造方法 - Google Patents

ウェーブガイド型交互位相反転マスク及びその製造方法

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JP2003315978A JP2003108774A JP2003108774A JP2003315978A JP 2003315978 A JP2003315978 A JP 2003315978A JP 2003108774 A JP2003108774 A JP 2003108774A JP 2003108774 A JP2003108774 A JP 2003108774A JP 2003315978 A JP2003315978 A JP 2003315978A
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Seong-Hyuck Kim
成 赫 金
Taibun Tei
泰 ▲ぶん▼ 鄭
In-Kyun Shin
仁 均 申
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    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/30Alternating PSM, e.g. Levenson-Shibuya PSM; Preparation thereof

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェーブガイド型交互位相反転マスクを提供
する。 【解決手段】 露光源に対して透明な基板(102)及び基
板上に形成されて規則的に配された複数の光透過領域を
定義するウェーブガイドパターン(104)を含むウェーブ
ガイド型交互位相反転マスクである。ウェーブガイドパ
ターンにより定義される複数の光透過領域は、基板内の
リセス領域(108)よりなる複数の反転光透過領域と前記
反転光透過領域と各々交互に配された複数の非反転光透
過領域とを含む。これにより、ΔCD及びX−現象が生
じないか、あるいは最小化され、製造工程時の工程マー
ジンが広くなり、かつ不透明欠陥源が生じなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子の製造に
使われる交互位相反転マスク及びこれを製造する方法に
係り、特にウェーブガイド型位相反転マスク及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の容量が1ギガビット級以上
の素子においてはデザインルールがサブミクロン以下の
パターンサイズが要求される。しかし、パターンサイズ
が小さくなるほど隣接するパターン間に近接効果(pr
oximity effect)が生じてパターンの解
像度が低下する。このような解像度の低下を解決するた
めにマスクを透過した光の位相を反転して消滅干渉させ
る原理の位相反転マスク(phase shift ma
sk、以下、PSM)が開発されて使われている。
【0003】図1は、従来の交互PSM10を示す断面
図であり、図2は図1のPSMを使用する場合に現れる
実際の光度分布を示すグラフである。
【0004】図1のように、交互PSM10は、マスク
基板12、例えば石英基板上に形成された遮光パターン
14、例えばクロムパターンにより複数の光透過領域
A、Bが定義される。光透過領域A、Bは入射光の位相
が変化しない非反転領域Aと基板10を所定深さにエッ
チングして入射光の位相を反転させる反転領域Bとで構
成される。非反転領域Aを通過した光と反転領域Bを通
過した光とが相互逆位相となって干渉するのでマスクか
ら転写されたパターンの解像度が増加する。この際、P
SMを通過した光度の分布は非反転領域Aと反転領域B
とに亙って同じ光度を示すべきである。しかし、実際に
は図2の場合のように反転領域Bの光度I Bが非反転領
域Aの光度IAより小さい(IB<IA)。これは反転領
域Bを基板12をエッチングして形成するからである。
エッチングにより表面に微細な損傷を受けた反転領域B
を光が通過すれば光の散乱が起こって光度が減少する。
特に四角のコーナー部分での散乱が光度減少の主な原因
となる。このような光度の差は結果的にウェーハ上に転
写された隣接パターン間の臨界寸法(critical
dimension、以下、CD)差(ΔCD)を生
じる。また、ΔCDがなくても適正位相差である180
°を形成できない場合にフォーカスによってCDが逆転
されるX−現象(図2のデフォーカス0.3nmの場
合)が生じる。
【0005】これを解決するために従来の他の交互PS
Mマスクは、まず図3のように遮光パターン14が形成
されている基板12の一部を透過光の位相が180°以
下になるようにエッチングして予備反転領域B’を形成
した後、図4のように、等方性ウェットエッチングを進
めてアンダーカット形態の反転領域B’’を形成して交
互PSMマスク10’を完成する。散乱の主な原因をア
ンダーカットにより除去したので光度の減少を防止でき
る。
【0006】しかし、このように形成された交互PSM
マスク10’の場合、図5のように、遮光パターン14
の一部が基板12により支持されなくなって折れる現象
(チッピング)16が生じ、折れた遮光パターンの割れ
が不透明欠陥源18として作用する。また、パターンサ
イズが次第に小さくなりつつウェットエッチング工程の
マージンが減少するだけでなく、遮光パターン14のチ
ッピング現象がさらに激しくなる。また、エッチングス
トッパーなしにウェットエッチング時間の調節だけでエ
ッチング量を調節すべきなので位相調節マージンが非常
に小さい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ΔC
D及びX−現象を効率よく減少でき、製作時に不透明欠
陥源が生じず、かつ広い位相マージンを有するウェーブ
ガイド型交互PSMを提供するところにある。
【0008】本発明の他の目的は、前記ウェーブガイド
型交互PSMを製造するに当たって最適の製造方法を提
供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明によるマスクは、光透過領域を定義するパター
ンが単純な遮光パターンでなくウェーブガイドパターン
であるウェーブガイド型交互PSM(以下、WGAPS
M)である。ウェーブガイドパターンは、露光源に対し
て透明な基板上に形成されて規則的に配された複数の光
透過領域を定義する。ウェーブガイドパターンにより定
義される複数の光透過領域は基板内のリセス領域よりな
る複数の反転光透過領域及び前記反転光透過領域と各々
交互に配された複数の非反転光透過領域よりなる。
【0010】望ましくは、ウェーブガイドパターンの厚
さは反転光透過領域を通過する波面のフーリエ級数のう
ち高次項成分(例えば、±2次、±3次など)を少なく
とも1回ガイドできる厚さ、より望ましくは、1回ガイ
ドできる厚さである。そして、前記厚さは、前記露光源
の波長と前記ウェーブガイドパターンのピッチサイズと
を独立変数とする2変数関数であり、リセス領域の深さ
は露光源の波長/{2(基板の屈折率−1)}により決
定される。
【0011】より望ましくは、前記露光源の波長は24
8nm以下であり、前記ウェーブガイドパターンのピッ
チサイズは1120nm以下であり、前記厚さは440
0ないし4600Åである。
【0012】ウェーブガイドパターンは露光源に対して
透過率が0%以上30%未満の物質よりなることが望ま
しい。
【0013】ウェーブガイドパターンは、半導体メモリ
素子のセルアレイ領域のラインアンドスペースパターン
または開口部パターンを定義するためのパターンである
ことが望ましい。
【0014】前記他の技術的課題を達成するための本発
明に係るWGAPSMの製造方法によれば、まず露光源
に対して透明なマスク基板上にウェーブガイドパターン
形成用の物質膜を形成する。次いで、物質膜をパターニ
ングして複数の光透過領域を定義するウェーブガイドパ
ターンを形成した後、光透過領域のうち反転光透過領域
となる部分を露出させるレジストパターンを前記基板上
に形成する。最後にレジストパターン及びウェーブガイ
ドパターンをエッチングマスクとして使用して基板をエ
ッチングしてリセス領域を形成してリセス領域よりなる
複数の反転光透過領域及び反転光透過領域と各々交互に
配された複数の非反転光透過領域よりなる光透過領域を
完成する。
【0015】この際、物質膜の厚さは反転光透過領域を
通過する波面のフーリエ級数のうち高次項成分(例え
ば、±2次、±3次など)を少なくとも1回ガイドでき
る厚さ、望ましくは1回ガイドできる厚さに形成する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るWGAPSM
及びその製造方法について説明する。しかし、本発明は
以下で開示される実施例に限定されず、相異なる多様な
形に具現され、本実施例は単に本発明の開示を完全に
し、当業者に本発明の範囲を完全に知らせるために提供
されるものである。図面において光透過領域及びパター
ンの大きさ及び厚さは説明の便宜上誇張拡大して示した
ものである。一方、図面において同じ参照符号は同じ構
成要素を示す。
【0017】図6は、本発明の一実施例に係るマスクの
一部斜視図であり、図7は図6のVII−VII’線の
断面図であり、図8は図7の一部拡大図である。
【0018】図6ないし図8を参照すれば、本発明の一
実施例によるマスク100は光透過領域を定義するパタ
ーンが単に遮光機能だけを行うパターンでなく、ウェー
ブガイドパターン104であるウェーブガイド型交互P
SM WGAPSMである。ウェーブガイドパターン1
04は露光源に対して透明な基板102上に形成されて
規則的に配された複数の光透過領域A、Bを定義する。
複数の光透過領域A、Bは基板内のリセス領域108よ
りなる複数の反転光透過領域B及び反転光透過領域Bと
各々交互に配された複数の非反転光透過領域Aよりな
る。
【0019】露光源に対して透明な基板102として石
英基板が適している。
【0020】反転光透過領域Bはこれを通過する光の位
相が反転できる深さに基板102をエッチングして形成
したリセス領域108で構成される。リセス領域108
の深さは、深さ=マスクに用いられる露光源の波長/
{2(基板の屈折率−1)}のような関係式により決定
される。
【0021】ウェーブガイドパターン104は光透過領
域Aと反転光透過領域Bとを各々通過する光度の均衡を
合わせる役割をする。具体的に、図8に示されたよう
に、エッチングにより形成されたリセス領域108より
なる反転光透過領域Bを通過する波面はフーリエ級数の
うち高次項成分(±2次、±3次など)を多く有してい
る。このような高次項成分をウェーブガイドパターン1
04がガイドすることによって反転光透過領域Bを通過
する光度が非反転光透過領域Aを通過する光度とほぼ同
一になるように均衡を合せる。したがって、ウェーブガ
イドパターン104の厚さは反転光透過領域Bを通過す
る波面の高次項成分を少なくとも1回ガイドできる厚さ
であることが望ましい。ところで、ウェーブガイドパタ
ーン104の厚さはできるだけ薄いものがマスク100
の製造工程及びコストの面で有利である。したがって、
図8に示されたように、高次項成分を1回ガイドできる
厚さが最も望ましい。
【0022】ところで、露光源の波長が短くなるほど回
折角度は狭くなるのに対し、ウェーブガイドパターン1
04のピッチが狭くなるほど回折角度は大きくなる。し
たがって、ウェーブガイドパターン104の厚さTは下
記式のように露光源の波長Xと前記ウェーブガイドパタ
ーンのピッチサイズYを独立変数とする2変数関数{T
=f(X,Y)}である。
【0023】248nm以下の波長の露光源を用いて基
板102を石英で形成する場合、リセス領域108の深
さは1000Å以下である。そして、ウェーハ上に転写
されて形成されるパターンのピッチが280nmであ
り、1/4縮少ステッパーに使われるマスクである場
合、ウェーブガイドパターンのピッチサイズは280×
4nmとなる。したがって、前述した関数関係を考慮す
る時、ウェーブガイドパターン104の厚さは4400
ないし4600Åであることが望ましい。
【0024】ウェーブガイドパターン104は露光源に
対して透過率が0%以上30%未満の物質よりなること
がパターンの解像度を向上させるのに望ましい。前記物
質としてはCr、Al、MoSiまたはCrOxなどが
ある。
【0025】図6ないし図8に図示されているマスク
は、ラインアンドスペースパターンを定義するマスクで
あって、特に半導体メモリ素子のセルアレイ領域のライ
ンアンドスペースパターンのように高集積化されたパタ
ーンを定義するマスクである。また、本発明の他の実施
例に係るWGAPSMマスクは図9に示されたように、
半導体メモリ素子のセルアレイ領域の複数の開口部10
9を定義するマスクであり得る。
【0026】図10は4500Å厚さのウェーブガイド
パターン104を備える本発明の一実施例に係るWGA
PSMを使用する場合に現れる光度分布を示すグラフで
あり、図11は700Å厚さの遮光パターン(図1の1
4)を備える従来の交互PSMを使用する場合に現れる
光度分布を示すグラフである。本発明のマスク及び従来
のマスクは両方共に280nmピッチのパターンをウェ
ーハ上に転写するためのマスクであって、248nm波
長のDUVで露光した。
【0027】図10に示されたように、本発明に係るW
GAPSMを使用する場合に反転光透過領域Bを通過す
る光度IBと非反転領域Aを通過する光度IA間の光度差
がほとんど存在せず、X現象も生じないことが分かる。
【0028】一方、従来のマスクを使用する場合、図1
1に示されたように、反転光透過領域Bを通過する光度
Bと非反転領域Aを通過する光度IA間の相当な光度差
が存在し、デフォーカス0.3μmの場合にはX現象が
生じていることが分かる。
【0029】図12ないし図15は、本発明によるWG
APSMを製造する方法を工程順序別に説明するための
断面図である。
【0030】まず、図12に示されたように露光源に対
して透明なマスク基板102上にウェーブガイドパター
ン形成用物質膜103を形成する。
【0031】例えば、石英よりなるマスク基板102上
に光透過率が0%以上30%未満である、Cr、Al、
MoSiまたはCrOxなどを蒸着方法により所定厚さ
で物質膜103を形成する。
【0032】物質膜103の厚さはマスク構造で説明し
たように、物質膜103で構成されるウェーブガイドパ
ターン(図15の104)が光透過領域、特に反転光透
過領域Bを通過する光のフーリエ級数のうち高次項成分
を少なくとも1回ガイドできる厚さに形成する。この
際、ウェーブガイドパターン104のピッチとマスクに
使われる露光源の波長を考慮して厚さを決定する。
【0033】例えば、280nm以下の波長の露光源を
使用し、ウェーハ上に転写されて形成されるパターンの
ピッチが280nmであり、1/4縮少ステッパーに使
われるマスクである場合に物質膜103は4400ない
し4600Å厚さに形成する。
【0034】図13は、ウェーブガイドパターン104
を形成する段階を示す。物質膜103の全面にフォトレ
ジスト膜を塗布した後、露光及び現像して光透過領域と
なる部分を露出するフォトレジストパターン105を形
成する。次いで、フォトレジストパターン105をエッ
チングマスクとして用いて前記物質膜103をエッチン
グして光透過領域A、Bを定義する所定ピッチのウェー
ブガイドパターン104を形成する。
【0035】図14は、反転光透過領域Bを形成する段
階を示す。まず、ウェーブガイドパターン104を形成
するのに用いられたフォトレジストパターン105を除
去した後、フォトレジスト膜を塗布してから露光及び現
像して反転光透過領域Bとなる部分を定義するフォトレ
ジストパターン107を形成する。露出されたマスク基
板102をフォトレジストパターン107及びウェーブ
ガイドパターン104をエッチングマスクとして使用し
て所定の深さにエッチングしてリセス領域108を形成
して反転光透過領域Bを完成する。リセス領域108の
深さは通過する光の位相を反転させるに適した深さにエ
ッチングする。エッチング深さはマスクに用いられる露
光源の波長/{2(基板の屈折率−1)}により決定す
る。
【0036】図15は、本発明の一実施例によってWG
APSM100を完成する段階を示す。反転光透過領域
Bを形成するのに使われたフォトレジストパターン10
7を除去して非反転光透過領域Aと非反転光透過領域B
とが交互に配され、これら光透過領域A、Bがウェーブ
ガイドパターン104により定義されるWGAPSMを
完成する。
【0037】本発明によるWGAPSMは、従来の交互
PSMから生じたΔCD及びX−現象発生を最小化で
き、製造工程時にも不透明欠陥源の発生を防止しうる。
また、ウェーブガイドの特性上、広い位相マージンを有
することによって適正な位相形成のための位相調節の余
裕度を増加させうる。具体的に、従来のマスクにおいて
正位相、すなわち180°位相差の形成は基板のエッチ
ングに主に依存する。基板のエッチングは主にドライエ
ッチングにより行われるが、エッチングを正確に、かつ
均一に調節しにくい。したがって、位相マージンが約3
°程度で非常に狭く、エッチングを正確に調節できない
場合にΔCD及びX−現象が激しくなる。一方、本発明
のマスクは180°位相差の形成を主にウェーブガイド
の高さに調節する。ウェーブガイドの高さ調節はウェー
ブガイド形成用物質膜の蒸着厚さを調節すれば良いの
で、エッチング深さ調節に比べて非常に容易である。よ
って、本発明のWGAPSMの位相マージンは約5ない
し6°程度で広い位相マージンを有する。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、Δ
CD及びX−現象を効率よく減少でき、製作時に不透明
欠陥源が生ぜず、かつ広い位相マージンを有することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の交互PSMを示す断面図である。
【図2】図1の交互PSMを使用する場合、実際に現れ
る光度分布を示すグラフである。
【図3】従来の他の交互PSMの製造方法を示す断面図
である。
【図4】従来の他の交互PSMの製造方法を示す断面図
である。
【図5】図4の交互PSMの製造または使用時に生じる
問題点を説明するための断面図である。
【図6】本発明の一実施例によるWGAPSMの一部斜
視図である。
【図7】図6の断面図である。
【図8】図7の一部拡大図である。
【図9】本発明の他の実施例によるWGAPSMの一部
斜視図である。
【図10】各々本発明の一実施例によるWGAPSMと
従来の交互PSMとを使用する場合に現れる光度分布を
示すグラフである。
【図11】各々本発明の一実施例によるWGAPSMと
従来の交互PSMとを使用する場合に現れる光度分布を
示すグラフである。
【図12】本発明の一実施例によるWGAPSMを製造
する方法を工程順序別に説明するための断面図である。
【図13】本発明の一実施例によるWGAPSMを製造
する方法を工程順序別に説明するための断面図である。
【図14】本発明の一実施例によるWGAPSMを製造
する方法を工程順序別に説明するための断面図である。
【図15】本発明の一実施例によるWGAPSMを製造
する方法を工程順序別に説明するための断面図である。
【符号の説明】
100 マスク 102 基板 104 ウェーブガイドパターン 108 リセス領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 申 仁 均 大韓民国京畿道水原市八達区靈通洞963− 2番地 シンナムシル新安アパート531棟 1303号 Fターム(参考) 2H049 AA03 AA13 AA33 AA37 AA45 AA51 AA55 AA61 2H095 BB03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光源に対して透明な基板及び前記基板
    上に形成されて規則的に配された複数の光透過領域を定
    義するウェーブガイドパターンを含み、 前記複数の光透過領域は前記基板内のリセス領域よりな
    る複数の反転光透過領域と、 前記反転光透過領域と各々交互に配された複数の非反転
    光透過領域と、を含むことを特徴とするウェーブガイド
    型交互位相反転マスク。
  2. 【請求項2】 前記ウェーブガイドパターンの厚さは、
    前記反転光透過領域を通過する波面のフーリエ級数のう
    ち高次項成分を少なくとも1回ガイドできる厚さである
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェーブガイド型交
    互位相反転マスク。
  3. 【請求項3】 前記ウェーブガイドパターンの厚さは、
    前記反転光透過領域を通過する波面のフーリエ級数のう
    ち高次項成分を1回ガイドできる厚さであることを特徴
    とする請求項2に記載のウェーブガイド型交互位相反転
    マスク。
  4. 【請求項4】 前記厚さは、前記露光源の波長と前記ウ
    ェーブガイドパターンのピッチサイズを独立変数とする
    2変数関数であることを特徴とする請求項2に記載のウ
    ェーブガイド型交互位相反転マスク。
  5. 【請求項5】 前記リセス領域の深さは、露光源の波長
    /{2(基板の屈折率−1)}によって決定されること
    を特徴とする請求項1ないし4のうち何れか1項に記載
    のウェーブガイド型交互位相反転マスク。
  6. 【請求項6】 前記露光源の波長は248nm以下で、
    前記ウェーブガイドパターンのピッチサイズが1120
    nm以下で、前記厚さは4400ないし4600Åであ
    ることを特徴とする請求項5に記載のウェーブガイド型
    交互位相反転マスク。
  7. 【請求項7】 前記ウェーブガイドパターンは、露光源
    に対して透過率が0%以上30%未満の物質よりなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のウェーブガイド型交互
    位相反転マスク。
  8. 【請求項8】 前記ウェーブガイドパターンは、半導体
    メモリ素子のセルアレイ領域のラインアンドスペースパ
    ターンまたは開口部パターンを定義するためのパターン
    であることを特徴とする請求項1に記載のウェーブガイ
    ド型交互位相反転マスク。
  9. 【請求項9】 露光源に対して透明なマスク基板上にウ
    ェーブガイドパターン形成用の物質膜を形成する段階
    と、 前記物質膜をパターニングして複数の光透過領域を定義
    するウェーブガイドパターンを形成する段階と、 前記光透過領域のうち反転光透過領域となる部分を露出
    させるレジストパターンを前記基板上に形成する段階
    と、 前記レジストパターン及び前記ウェーブガイドパターン
    をエッチングマスクとして使用して前記基板をエッチン
    グしてリセス領域を形成し、リセス領域よりなる複数の
    反転光透過領域と、前記反転光透過領域と各々交互に配
    列された複数の非反転光透過領域とよりなる光透過領域
    を完成する段階と、を含むことを特徴とするウェーブガ
    イド型交互位相反転マスクの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記物質膜の厚さは、前記反転光透過
    領域を通過する波面のフーリエ級数のうち高次項成分を
    少なくとも1回ガイドできる厚さに形成することを特徴
    とする請求項9に記載のウェーブガイド型交互位相反転
    マスクの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記物質膜の厚さは、前記反転光透過
    領域を通過する波面のフーリエ級数のうち高次項成分を
    1回ガイドできる厚さに形成することを特徴とする請求
    項10に記載のウェーブガイド型交互位相反転マスク。
  12. 【請求項12】 前記厚さは、前記露光源の波長と前記
    ウェーブガイドパターンのピッチサイズとを独立変数と
    する2変数関数により決定することを特徴とする請求項
    10に記載のウェーブガイド型交互位相反転マスクの製
    造方法。
  13. 【請求項13】 前記リセス領域の深さは、露光源の波
    長/{2(基板の屈折率−1)}により決定することを
    特徴とする請求項9ないし12のうち何れか1項に記載
    のウェーブガイド型交互位相反転マスクの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記露光源は248nm以下の波長で
    あり、前記ウェーブガイドパターンのピッチサイズが1
    120nm以下であり、前記厚さは4400ないし46
    00Åであることを特徴とする請求項13に記載のウェ
    ーブガイド型交互位相反転マスクの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記物質膜は露光源に対して透過率0
    %以上30%未満の物質を使用して形成することを特徴
    とする請求項9に記載のウェーブガイド型交互位相反転
    マスクの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記ウェーブガイドパターンは、半導
    体メモリ素子のセルアレイ領域のラインアンドスペース
    パターンまたは開口部パターンを定義するためのパター
    ンであることを特徴とする請求項9に記載のウェーブガ
    イド型交互位相反転マスクの製造方法。
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