JP2003315387A - 配線ダクトの負荷容量検知器 - Google Patents

配線ダクトの負荷容量検知器

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JP2003315387A
JP2003315387A JP2002125509A JP2002125509A JP2003315387A JP 2003315387 A JP2003315387 A JP 2003315387A JP 2002125509 A JP2002125509 A JP 2002125509A JP 2002125509 A JP2002125509 A JP 2002125509A JP 2003315387 A JP2003315387 A JP 2003315387A
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wiring duct
case
conductor
opening
load capacity
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JP2002125509A
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English (en)
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Riyouji Enosono
良二 榎薗
Tsutomu Okubo
勤 大久保
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導体が内装された配線ダクトの負荷容量を容
易に検知することが可能な構成とされた配線ダクトの負
荷容量検知器を提供することにある。 【解決手段】 一側面に開口部が形成されたケースの内
部に導体が配設されてなる配線ダクトの負荷容量を検知
する負荷容量検知器1であって、前記開口部を通って前
記ケースの内部に挿入され、かつ、前記導体に近接して
配置される電圧検出手段と、この電圧検出手段を前記ケ
ースの開口周縁部に着脱自在で係止する係止手段9と、
前記ケースの外部に露出し、かつ、前記電圧検出手段で
検出した電圧に応じて定まる使用電流を表示する表示手
段8とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線ダクトの負荷
容量検知器に関するものであり、さらに詳しくは、一側
面に開口部が形成された配線ダクトの内部に配設された
導体の負荷容量を検知する配線ダクトの負荷容量検知器
に関する。
【0002】
【従来の技術】工場内に設置された各種の動力機械や照
明器具等に電力を供給する配線ダクトのうちには、図7
で断面構造を示すような配線ダクト21があり、この配
線ダクト21は、一側面(図では、下側面)に開口部2
2が形成された鋼板製のケース23と、その内部に並列
して配設された3本の導体24とを具備して構成されて
いる。
【0003】なお、これらの導体24は、3相電源の幹
線または単相3線電源として使用されるものであり、ケ
ース23の内部には単相電源として使用される一対の導
体25も並列して配設されている。また、この際におけ
るケース23のケースアース部23aを除く全周囲と、
導体24の全周囲の大半部分とは、絶縁性を有する樹脂
被覆26でもって被覆されている。
【0004】さらに、配線ダクト21は、負荷容量別に
品揃えされており、各配線ダクト21は予め設定された
負荷容量の範囲内で使用されることになっている。すな
わち、図示省略しているが、これらの配線ダクト21
は、配電盤を介して外部電源と接続されたうえで工場内
の天井等に吊り下げて敷設されるものであり、各配線ダ
クト21の長手方向における適当箇所に取り付けられ、
かつ、ケース23内の導体24と導通させられたターミ
ナルプラグによっては、動力負荷等へと電力を分岐して
供給することが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、配線ダクト
21が敷設された工場等においては、動力負荷等が増設
される場合があり、このような場合にあっては、負荷増
設等の作業性向上を図ると共に、過負荷によるトラブル
を未然に防止する都合上、配線ダクト21における現状
の負荷容量を予め確認しておくことが必要となる。そし
て、負荷容量を検知する際には、そのための計測器とし
て一般的なクランプメータを使用することが考えられ
る。
【0006】すなわち、図8で示すように、クランプメ
ータ31は、例えば、配電盤32の内部に配設された導
体である電線33、つまり、ブレーカ34と接続された
電線33の全周囲を左右一対のクランプアーム35で取
り囲んだうえ、この電線33を流れる電流や電圧等を計
測するものである。
【0007】しかしながら、全周囲の大半部分が樹脂被
覆26でもって被覆された配線ダクト21の内部に配設
された導体24としては、クランプメータ31のクラン
プアーム35で導体24の全周囲を取り囲むことはでき
ないものであり、従って、このような従来の技術では、
配線ダクト21における現状の負荷容量を精度よく計測
することが極めて困難となってしまう。その結果、負荷
増設等の作業性向上を図ることは難しく、また、過負荷
によるトラブルを未然に防止することはできないのが実
状であった。
【0008】本発明は、上述の事実に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、導体が内装され
た配線ダクトの負荷容量を容易に検知することが可能な
構成とされた配線ダクトの負荷容量検知器を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る配
線ダクトの負荷容量検知器は、一側面に開口部が形成さ
れたケースの内部に導体が配設されてなる配線ダクトの
負荷容量を検知するものであり、開口部を通ってケース
の内部に挿入され、かつ、導体に近接して配置される電
圧検出手段と、この電圧検出手段をケースの開口周縁部
に着脱自在で係止する係止手段と、ケースの外部に露出
し、かつ、電圧検出手段で検出した電圧に応じて定まる
使用電流を表示する表示手段とを具備していることを特
徴とする。
【0010】請求項2の発明に係る配線ダクトの負荷容
量検知器は、請求項1記載のものであり、電圧検出手段
は、導体を電流が流れるのに伴って生じる磁束により電
圧が誘起されるコイルであることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明に係る配線ダクトの負荷容
量検知器は、請求項1または請求項2記載のものであ
り、電圧検出手段で検出した電圧を導体の通電電流の範
囲に対応して予め設定済みの範囲電圧と比較することで
使用電流を算出する制御回路を具備していることを特徴
とする。
【0012】請求項4の発明に係る配線ダクトの負荷容
量検知器は、請求項1ないし請求項3いずれか記載のも
のであり、表示手段は、少なくとも使用電流値の目安を
表示するものであることを特徴とする。
【0013】これらの構成であれば、導体が内装された
配線ダクトにおける現状の負荷容量を精度よく計測する
ことが可能となり、かつ、負荷増設等の判断が容易とな
る。その結果、負荷増設等の作業性向上を実現すること
ができ、また、過負荷によるトラブルを未然に防止する
ことが確実に実行可能となる。
【0014】請求項5の発明に係る配線ダクトの負荷容
量検知器は、請求項1ないし請求項4いずれか記載のも
のであり、電圧検出手段は、前記導体が複数存在する場
合、同導体のうち、1つの導体に対して近接するように
配置されるものであることを特徴とする。このような構
成であれば、電圧検出手段により、検出したい導体の検
出を容易に行えるようになる。
【0015】請求項6の発明に係る配線ダクトの負荷容
量検知器は、請求項1ないし請求項4いずれか記載のも
のであり、電圧検出手段は、前記導体が複数存在する場
合、同導体のうち、複数の導体に対して均等に近接する
ように配置されるものであることを特徴とする。このよ
うな構成であれば、電圧検出手段により、検出したい導
体の検出を容易に行えるようになる。
【0016】請求項7の発明に係る配線ダクトの負荷容
量検知器は、請求項1ないし請求項6いずれか記載のも
のであり、係止手段は、押圧付勢されたのに伴ってケー
スの開口周縁部に係合する係合部材と、この係合部材の
押圧付勢を解除して開口周縁部との係合を解除する係合
解除部材とを具備していることを特徴とする。このよう
な構成であれば、配線ダクトに対する負荷容量検知器の
着脱が容易になる。
【0017】請求項8の発明に係る配線ダクトの負荷容
量検知器は、請求項1ないし請求項6いずれか記載のも
のであり、係止手段は、ケースの開口部に嵌合し、回転
されたのに伴って同ケースの開口周縁部に係合する係合
部材と、この係合部材と前記開口周縁部との係合を同係
合部材が再び回転できるようにして解除する係合解除部
材とを具備していることを特徴とする。このような構成
であれば、配線ダクトに対する負荷容量検知器の着脱が
容易になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に係る図
面に基いて詳しく説明する。
【0019】図1は、本実施の形態に係る負荷容量検知
器の外観形状を示す斜視図、図2は、その内部構造を一
部破断して示す正面図であり、図3ないし図6は、負荷
容量検知器と配線ダクトとの取り合い関係を示す説明図
である。なお、図1ないし図6における符号1は、負荷
容量検知器、図3または図4における符号21は、配線
ダクトであり、この配線ダクト21は、従来の形態と同
様の構成を有している。また、図5または図6における
符号21も配線ダクトであるが、この配線ダクト21
は、別の実施の形態の構成を有しているものである。
【0020】本実施の形態に係る負荷容量検知器1は、
配線ダクト21の負荷容量を検知するものであり、配線
ダクト21は、従来の形態と同一の図4で示すように、
一側面(図では、下側面)に沿って開口部22が形成さ
れた鋼板製のケース23と、その内部に配設された3本
の導体24とを具備している。なお、ケース23の内部
には一対の導体25も配設されており、このケース23
のケースアース部23aを除く全周囲と、導体24の全
周囲の大半部分とは、絶縁性を有する樹脂被覆26でも
って被覆されている。
【0021】負荷容量検知器1は、図1及び図2で示す
ように、配線ダクト21が具備するケース23の内部に
挿入される挿入部2と、この挿入部2に連設されてケー
ス23の外部にまで露出する露出部3とが一体として設
けられた絶縁樹脂製のケーシングを備えている。そし
て、ここでの挿入部2には、ケース23の開口部22を
通ってケース23の内部に挿入され、かつ、ケース23
の内部に配設された導体24に近接して配置される電圧
検出手段4が設けられている。
【0022】すなわち、この際における電圧検出手段4
は、ケース23内の導体24と常に一定の間隔を介した
うえで対峙する構成とされており、具体的には、配線ダ
クト21の具備する導体24を電流が流れるのに伴って
生じる磁束により電圧が誘起されるコイルを電圧検出手
段4として用いることが行われている。なお、このと
き、コイルである電圧検出手段4で検出する誘起電圧の
電圧値は、導体24を流れる電流の電流値とリニアに比
例している。
【0023】また、挿入部2に連設された露出部3に
は、リード線5を介したうえで電圧検出手段4、つま
り、コイルと接続されており、かつ、プリント基板6上
に搭載されてなる制御回路7が内装されている。そし
て、この制御回路7は、導体24の通電電流の範囲に対
応して予め設定済みの範囲電圧と比較することで使用電
流値を算出するものとなっている。換言すると、この制
御回路7は、電圧検出手段4としてのコイルで検出した
電圧を変換し、導体24の通電電流を確認する機能を有
している。
【0024】さらに、露出部3の外表面に沿っては、L
EDやメータ等からなる表示手段8が設けられており、
この表示手段8では、電圧検出手段4で検出した電圧に
応じて制御回路7により一義的に定まる使用電流値の目
安、例えば、少なくとも使用電流値が大であるとか、小
であるとかの段階的な目安が表示される。すなわち、こ
のようにして表示される使用電流値の目安によっては、
導体24が内装された配線ダクト21における負荷容量
の目安が分かることとなる。なお、ここでの表示手段8
が、使用電流値そのものを表示する機能を有していても
よいことは勿論である。
【0025】さらにまた、挿入部2及び露出部3間に架
け渡すようにしては、電圧検出手段4をケース23の開
口周縁部に着脱自在で係止するための係止手段9が配設
されている。そして、この係止手段9は、板バネ11で
押圧付勢されるのに伴って挿入部2から外向きに突出し
たうえで配線ダクト21のケース23における開口周縁
部と係合するフック金具である係合部材12と、この係
合部材12に対する板バネ11の押圧付勢を解除し、係
合部材12と開口周縁部との係合状態を解除する係合解
除部材13としての押しボタンとを具備している。
【0026】すなわち、図3(a)で示すように、配線
ダクト21のケース23に形成された開口部22から負
荷容量検知器1の挿入部2を挿入していくと、フック金
具である係合部材12はケース23の開口周縁部で押圧
されることとなる。従って、係合部材12は板バネ11
の押圧付勢力に抗しながら図2中の矢印で示す内側方向
へと倒れ込むことになり、ケース23の内部にまで挿入
された負荷容量検知器1の挿入部2は、その露出部3が
ケース23の開口周縁部に当接する。
【0027】その結果、図3(b)で示すように、挿入
部2に設けられたコイルである電圧検出手段4は、ケー
ス23の内部に配設された導体24に近接して配置され
る。さらに、この際における係合部材12は、ケース2
3の開口周縁部を通ってケース23の内部まで挿入さ
れ、かつ、板バネ11で押圧付勢されているため、再び
挿入部2から外向きに突出することとなる。
【0028】一方、係合解除部材13である押しボタン
を内側方向へと押し込むと、係合部材12であるフック
金具も板バネ11を介して内側方向へと倒れ込むため、
この負荷容量検知器1は配線ダクト21から取り外され
る。なお、ここでは、係止手段9がフック金具を用いた
ワンタッチ式のものとしているが、このような構成とさ
れたものに限定されることはなく、いわゆるレバー式の
構成とされたものであってもよいことは勿論である。
【0029】具体的には、図4の(a)および(b)に
示すごとく、係止手段9は、ケース23の開口部22に
嵌合し、回転されたのに伴って同ケース23の開口周縁
部に係合する突出した片状体である係合部材12と、こ
の係合部材12と前記開口周縁部との係合を同係合部材
12が再び回転できるようにして解除する係合解除部材
13としてのレバーとを具備しているものであってもよ
い。
【0030】そして、この場合、図4(a)で示すよう
に、配線ダクト21のケース23に形成された開口部2
2から負荷容量検知器1の挿入部2を挿入していくと、
片状体である係合部材12はケース23の開口部22に
嵌合することとなり、その後、図4(b)の矢印Aで示
すように係合部材12は回転されながら同ケース23の
開口周縁部にて係合することになり、一方、ケース23
の内部にまで挿入された負荷容量検知器1の挿入部2
は、その露出部3がケース23の開口周縁部に当接す
る。
【0031】その結果、図4(b)で示すように、挿入
部2に設けられたコイルである電圧検出手段4は、ケー
ス23の内部に配設された導体24に近接して配置され
ることとなる。
【0032】なお、この場合、電圧検出手段4は、図3
や図4のそれぞれ(a)および(b)に示すごとき導体
24が複数存在する場合、同導体24のうち、1つの導
体24に対して近接するように配置されていると、1つ
の導体24の検出を容易に行えるようになる点で好まし
いものである。従って、容量オーバーの有無を事前に確
実に検出することが可能となり、負荷増設等の作業性向
上をより一層確実に実現することができると共に、過負
荷によるトラブルを未然に防止することもより一層確実
に実行可能である。
【0033】すなわち、図3のように、複数の導体24
のうち、最上部の導体24を検出したい場合は、挿入部
2に設けられたコイルである電圧検出手段4を最上部の
導体24に近接して配置されるように、挿入部2をまっ
すぐな棒状のものを採用し、図4のように、複数の導体
24のうち、中間地点の導体24を検出したい場合は、
挿入部2に設けられたコイルである電圧検出手段4を中
間地点の導体24に近接して配置されるように、挿入部
2をL字型に折り曲げたように形成したものを採用する
のである。
【0034】そして、図5および図6に示すごとく、電
圧検出手段4は、導体24が複数存在する場合、同導体
24のうち、複数の導体24に対して均等に近接するよ
うに配置されていると、各々の導体24にて生じる磁束
が総合されて発生する誘起電圧を検出することができる
ものである。すなわち、この場合、電圧検出手段4によ
り、複数の導体24の検出を容易に行えるようになるも
のであり、容量オーバーの有無を事前に確実に検出する
ことが可能となり、負荷増設等の作業性向上をより一層
確実に実現することができると共に、過負荷によるトラ
ブルを未然に防止することもより一層確実に実行可能で
ある。なお、複数の導体24は、2つであってもかまわ
ないし、3つや4つ以上の複数であってもかまわないも
のである。そして、この複数の導体24は、すべての導
体24に対して電圧検出手段4と均等に近接するように
配置されていてもかまわないし、その一部の導体24に
対して電圧検出手段4と均等に近接するように配置され
ていてもかまわないものである。
【0035】しかも、この場合、図5の(a)および
(b)に示すごとき、係止手段9は、板バネ11で押圧
付勢されるのに伴って挿入部2から外向きに突出したう
えで配線ダクト21のケース23における開口周縁部と
係合するフック金具である係合部材12と、この係合部
材12に対する板バネ11の押圧付勢を解除し、係合部
材12と開口周縁部との係合状態を解除する係合解除部
材13としての押しボタンとを具備しているものであっ
てもかまわないし、あるいは、図6の(a)および
(b)に示すごとき、係止手段9は、ケース23の開口
部22に嵌合し、回転されたのに伴って同ケース23の
開口周縁部に係合する突出した片状体である係合部材1
2と、この係合部材12と前記開口周縁部との係合を再
び回転できるようにして解除する係合解除部材13とし
てのレバーとを具備しているものであってもよい。
【0036】なお、係合解除部材13としてのレバー
は、コイルばね10によって、図5(a)の矢印Bのよ
うに上下するようになっており、係合部材12と開口周
縁部との係合を解除しようとする際には、係合解除部材
13としてのレバーを下側に引きながら、図5(b)の
矢印Cのように回転させて、係合部材12をケース23
の開口部22から外へ出して、取り外せば良いものであ
る。すなわち、この係合解除部材13は、取り付けると
きの位置決めとしての機能と取り外すときの位置決め解
除としての機能の両方を持ち合わせているものである。
【0037】以上、説明したように、本発明の配線ダク
トの負荷容量検知器によると、図1ないし図7に示すご
とく、一側面に開口部22が形成されたケース23の内
部に導体24が配設されてなる配線ダクト21の負荷容
量を検知するものであり、開口部22を通ってケース2
3の内部に挿入され、かつ、導体24に近接して配置さ
れる電圧検出手段4と、この電圧検出手段4をケース2
3の開口周縁部に着脱自在で係止する係止手段9と、ケ
ース23の外部に露出し、かつ、電圧検出手段4で検出
した電圧に応じて定まる使用電流を表示する表示手段8
とを具備しているので、導体24が内装された配線ダク
ト21における現状の負荷容量を非接触状態であるにも
拘わらず精度よく計測することが可能となり、かつ、負
荷増設等の判断が容易となる。従って、容量オーバーの
有無を事前に検出することが可能となり、負荷増設等の
作業性向上を実現することができると共に、過負荷によ
るトラブルを未然に防止することも確実に実行可能とな
るものである。
【0038】
【発明の効果】請求項1ないし請求項4いずれか記載の
発明に係る構成とされた配線ダクトの負荷容量検知器で
あれば、導体が内装された配線ダクトにおける現状の負
荷容量を非接触状態であるにも拘わらず精度よく計測す
ることが可能となり、かつ、負荷増設等の判断が容易と
なる。従って、容量オーバーの有無を事前に検出するこ
とが可能となり、負荷増設等の作業性向上を実現するこ
とができると共に、過負荷によるトラブルを未然に防止
することも確実に実行可能であるという効果が得られ
る。
【0039】また、請求項5または請求項6記載の発明
に係る構成とされた配線ダクトの負荷容量検知器であれ
ば、電圧検出手段により、検出したい導体の検出を容易
に行えるようになる。従って、容量オーバーの有無を事
前に確実に検出することが可能となり、負荷増設等の作
業性向上をより一層確実に実現することができると共
に、過負荷によるトラブルを未然に防止することもより
一層確実に実行可能であるという効果が得られる。
【0040】さらに、請求項7または請求項8記載の発
明に係る構成とされた配線ダクトの負荷容量検知器であ
れば、配線ダクトに対する負荷容量検知器の着脱が容易
に実行できる。そのため、既に配線ダクトが施工されて
いる場合であっても、負荷容量検知器を後付けで確実に
取り付けることが可能であり、負荷増設等に必要とされ
る作業の簡易化が図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る負荷容量検知器の外観形状
を示す斜視図である。
【図2】その内部構造を一部破断して示す正面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る負荷容量検知器
と配線ダクトとの取り合い関係を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る負荷容量検知器
と配線ダクトとの取り合い関係を示す説明図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る負荷容量検知器
と配線ダクトとの取り合い関係を示す説明図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係る負荷容量検知器
と配線ダクトとの取り合い関係を示す説明図である。
【図7】本実施の形態及び従来の形態における配線ダク
トの断面構造を示す断面図である。
【図8】従来の形態に係るクランプメータの使用例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 負荷容量検知器 2 挿入部 3 露出部 4 電圧検出手段 7 制御回路 8 表示手段 9 係止手段 12 係合部材 13 係合解除部材 21 配線ダクト 22 開口部 23 ケース 24 導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G025 AA00 AB00 2G035 AA01 AA21 AB07 AC15 AD18 AD38

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側面に開口部が形成されたケースの内
    部に導体が配設されてなる配線ダクトの負荷容量を検知
    する負荷容量検知器であって、 前記開口部を通って前記ケースの内部に挿入され、か
    つ、前記導体に近接して配置される電圧検出手段と、こ
    の電圧検出手段を前記ケースの開口周縁部に着脱自在で
    係止する係止手段と、前記ケースの外部に露出し、か
    つ、前記電圧検出手段で検出した電圧に応じて定まる使
    用電流を表示する表示手段とを具備していることを特徴
    とする配線ダクトの負荷容量検知器。
  2. 【請求項2】 前記電圧検出手段は、前記導体を電流が
    流れるのに伴って生じる磁束により電圧が誘起されるコ
    イルであることを特徴とする請求項1記載の配線ダクト
    の負荷容量検知器。
  3. 【請求項3】 前記電圧検出手段で検出した電圧を前記
    導体の通電電流の範囲に対応して予め設定済みの範囲電
    圧と比較することで使用電流を算出する制御回路を具備
    していることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の配線ダクトの負荷容量検知器。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、少なくとも使用電流値
    の目安を表示するものであることを特徴とする請求項1
    ないし請求項3いずれか記載の配線ダクトの負荷容量検
    知器。
  5. 【請求項5】 前記電圧検出手段は、前記導体が複数存
    在する場合、同導体のうち、1つの導体に対して近接す
    るように配置されるものであることを特徴とする請求項
    1ないし請求項4いずれか記載の配線ダクトの負荷容量
    検知器。
  6. 【請求項6】 前記電圧検出手段は、前記導体が複数存
    在する場合、同導体のうち、複数の導体に対して均等に
    近接するように配置されるものであることを特徴とする
    請求項1ないし請求項4いずれか記載の配線ダクトの負
    荷容量検知器。
  7. 【請求項7】 前記係止手段は、押圧付勢されたのに伴
    って前記ケースの開口周縁部に係合する係合部材と、こ
    の係合部材の押圧付勢を解除して前記開口周縁部との係
    合を解除する係合解除部材とを具備していることを特徴
    とする請求項1ないし請求項6いずれか記載の配線ダク
    トの負荷容量検知器。
  8. 【請求項8】 前記係止手段は、前記ケースの開口部に
    嵌合し、回転されたのに伴って同ケースの開口周縁部に
    係合する係合部材と、この係合部材と前記開口周縁部と
    の係合を同係合部材が再び回転できるようにして解除す
    る係合解除部材とを具備していることを特徴とする請求
    項1ないし請求項6いずれか記載の配線ダクトの負荷容
    量検知器。
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