JP2010057238A - 分電盤 - Google Patents
分電盤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010057238A JP2010057238A JP2008217938A JP2008217938A JP2010057238A JP 2010057238 A JP2010057238 A JP 2010057238A JP 2008217938 A JP2008217938 A JP 2008217938A JP 2008217938 A JP2008217938 A JP 2008217938A JP 2010057238 A JP2010057238 A JP 2010057238A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit breaker
- terminal block
- branch circuit
- electric wire
- current detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Distribution Board (AREA)
Abstract
【課題】信号線の接続を容易かつ確実に行うことができる施工性に優れた分電盤を提供する。
【解決手段】本体ケース10と;本体ケースに設置される回路遮断器11と;回路遮断器に接続された電線Cに設置される電流検出素子12と;電流検出素子から出力端が導出される信号線13と;信号線の出力端を接続する端子台14と;を具備する分電盤1を構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】本体ケース10と;本体ケースに設置される回路遮断器11と;回路遮断器に接続された電線Cに設置される電流検出素子12と;電流検出素子から出力端が導出される信号線13と;信号線の出力端を接続する端子台14と;を具備する分電盤1を構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、住宅や店舗等で使用される分電盤に関する。
従来、この種の分電盤は、住宅の壁面に取り付けられる本体ケースに、主幹用遮断器や上下に設置された複数の分岐回路用遮断器などが設置された分電盤ユニットが配設され、この分電盤ユニットを覆ってカバーが取り付けられて構成される。近年、住宅等においては、ホームITシステム等が普及し、これらシステムにおいて、省エネ等の観点から、住宅全体の消費電力や、大型家電、例えば、エアコンなどの各負荷における個別の電力使用量を遂次表示するために、主幹用遮断器や分岐回路用遮断器に流れる電流を検出する機能を分電盤に設置することが行われている。
この種、回路遮断器に流れる電流を検出する分電盤として、例えば、特許文献1には、過電流になったとき重要度に応じて分岐負荷回路を遮断し、軽負荷に戻ったとき遮断回路を復帰・制御する機能(ピークカットコントローラ)を内蔵した分電盤や、通電電流表示付分電盤などに使用されるブレーカが示されている。
特許第4111354号公報
この種の電流検出を行う分電盤においては、回路遮断器に接続される電線にカレントトランス等を貫通させて電流検出素子を設置し、電流検出素子からの信号線が分電盤内に導出される。特に分岐回路用遮断器は多数配設され、各分岐回路用遮断器からは多数の信号線が分電盤内に導出され、多数の信号線が分電盤内に渡り浮遊する。このため、外部モニタ等への信号線の誤配線が生じ易くなる。特に、分電盤内には引き込み電線や各負荷側への電線が浮遊している状態になって混雑しており、これらとの誤配線や、細い信号線の他の部品への挟み込み等が生じ易く、一層、配線接続作業がし難くなっている。
一方、特許文献1に示される分電盤には、電流検出用変流器からの口出し線を器体の外部に引き出して3Pのコネクタに接続したものが示されている。しかし、コネクタは1台の電流検出用変流器からの口出し線とピークカットコントローラを内蔵したブレーカを接続するためのコネクタであり、例えば、多数の電流検出用変流器から引き出された多数の口出し線(信号線)をまとめるための機能は有しておらず、上記した分電盤内に浮遊する信号線や電線等の混雑を解消することはできない。
本発明は、上述した問題を解決するために、信号線の接続を容易かつ確実に行うことができる施工性に優れた分電盤を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の分電盤の発明は、本体ケースと;本体ケースに設置される回路遮断器と;回路遮断器に接続された電線に設置される電流検出素子と;電流検出素子から出力端が導出される信号線と;信号線の出力端を接続する端子台と;を具備することを特徴とする。本発明によれば、信号線の出力端を接続する端子台により、信号線の混雑を解消することができ、信号線の接続を容易かつ確実に行うことができる。
本発明は、住宅や店舗等に使用される分電盤に適用されることが好ましいが、大型の業務用の配電盤等に適応されても、さらにはホームITシステム等の情報盤等に適用されてもよい。
本発明において、回路遮断器は、主幹用遮断器でも、分岐回路用遮断器でもよい。分岐回路用遮断器は通常複数台が設置されるが、1台のみ設置されたものであってもよい。また、これら回路遮断器は漏電ブレーカ等を内蔵したものであってもよい。さらに、回路遮断器は、本体ケースに設置されるが、本体ケースに直接設置されても、取付板等に回路遮断器をまとめて設置した分電盤ユニットなどを介して設置されるものであってもよい。
電流検出素子は、小形のカレントトランス等で構成し、そのリングを電線に貫通させて設置されることが好ましいが、その構成はカレントトランスに限らず、電線に流れる電流を直接、または間接的に検出することが可能な全ての手段が許容される。電流検出素子は、主幹用遮断器に接続される引き込み線または引き出し線に設置して幹線に流れる電流を検出しても、分岐回路用遮断器に接続された電線に設置して、各負荷に流れる電流を検出するようにしてもよい。電流検出素子は、主幹用遮断器または分岐回路用遮断器内に内蔵され、信号線の出力端が、これら回路遮断器のケースから導出されるものでもよい。
信号線の出力端を接続する端子台は、例えば、電話器の配線やパソコン等のLANに使用されているようなモジュラープラグが差し込まれる差込口(ポート)と同様の形状で構成し、信号線を端子台に容易かつ確実に接続することができると共に、容易に取り外すことが可能になるように構成してもよい。また、信号線の先端を挿入口に挿入して接続する所謂SL端子(スクリューレス)構造にしたものであっても、または、ネジ止め式で接続するものであってもよい。さらに、着脱できる機能を有していることが必要条件ではなく、半田付け等の固着手段で接続したものであってもよい。
請求項2に記載の分電盤の発明は、本体ケースと;本体ケースに設置される主幹用遮断器と;主幹用遮断器に接続される分岐回路用遮断器と;分岐回路用遮断器に接続された電線に設置される電流検出素子と;電流検出素子から出力端が導出される信号線と;信号線の出力端を接続する端子台と;端子台に接続された信号線の出力端をまとめる出力端子と;を具備することを特徴とする。
本発明によれば、信号線の出力端を接続する端子台と、端子台に接続された信号線の出力端をまとめる出力端子により、信号線をまとめ、その混雑を解消することができ、信号線の接続を容易かつ確実に行うことができる。本発明において、出力端子は、端子台と一体、若しくは一体的に構成しても、または、端子台からケーブルを介して引き出して別体に構成したものであってもよい。
請求項1の発明によれば、電流検出素子から導出される信号線の出力端を接続する端子台により、信号線の混雑を解消することができ、信号線の接続を容易かつ確実に行うことができる施工性に優れた分電盤を提供することができる。
請求項2の発明によれば、電流検出素子から導出される信号線の出力端を接続する端子台と、端子台に接続された信号線の出力端をまとめる出力端子により、信号線をまとめ、その混雑を解消することができ、信号線の接続を容易かつ確実に行うことができる施工性に優れた分電盤を提供することができる。
以下、本発明の分電盤の実施形態につき説明する。
本実施例は、住宅用の分電盤を構成した実施形態であり、その構成を図1〜図5に従い説明する。
図1に示すように、本発明の分電盤1は、本体ケース10、回路遮断器11、電流検出素子12、電流検出素子から導出される信号線13、信号線を接続する端子台14、端子台に接続された信号線をまとめる出力端子15で構成する。
本体ケース10は、図2に示すように、例えば、難燃性の合成樹脂で横長の箱体をなす形状に形成され、背面に一体にベース部材10aが形成され、前面に開閉可能または着脱可能にカバー部材10bが設けられる。ベース部材10aは、住宅の壁面に取り付けられる取付板部10cを有し、この取付板部に負荷側の各電線Cを引き込むための開口部10dを複数個、本実施例では、上下に2個ずつ計4個形成する。またベース部材の取付板部10cには、後述する回路遮断器11を設置するための強固な金属からなる取付板10eがネジ等の固定手段で取り付けられる。図中10fは、本体ケース10を壁面に対しネジなどで取り付けるための取付孔で、ベース部材の四隅に形成されている。
回路遮断器11は、1台の主幹用遮断器11aと、複数台、本実施例では10台の分岐回路用遮断器11bからなる。主幹用遮断器11aは取付板10eの一端部、図2中左方に取り付けられ、分岐回路用遮断器11bは、5台ずつが上下に位置するように配置され取付板10eに固定される。これにより回路遮断器11と取付板10eが一体となった分電盤ユニット10gが構成される。この分電盤ユニット10gは、ネジ等の固定手段でベース部材10aの取付板部10cに着脱ができるようにして取り付けられる。分電盤ユニット10gを取り付けた状態で、電線引き込み用の開口部10dが上下に位置し開口した状態となる。また、回路遮断器11を固定した取付板10eとベース部材10aとの間には、空間部S1が形成され分電盤ユニット10gがベース部材10aから離間して設置される(図4)。
また、各分岐回路用遮断器11bの一端面には負荷側の電線Cを接続するための電線接続部11b1が設けられ、他端面には電源側の電線接続部(図示せず)が設けられる。図中11a2、11b2は、それぞれ主幹用遮断器11aと各分岐回路用遮断器11bに設けられた操作用の摘みである。各分岐回路用遮断器11bの負荷側の電線接続部11b1は、負荷側の電線Cを接続するための2個の挿入口を設け、電線の被覆を剥がした先端を挿入口に挿入して接続する所謂SL端子として構成する。挿入口の上部には、電線Cの先端を係止してロックするための操作レバー11b3が、それぞれの挿入口に対応して設けられ、操作レバーを引き起こした状態で、電線の先端を挿入口の奥まで差し込み、差し込んだ状態で操作レバーを倒してロックするように構成される。図1は、ロックした状態を示す。
上記に構成された分岐回路用遮断器11bは、5台ずつが上下に位置するように取付板10eに設置され、その状態で上部に取り付けられた分岐回路用遮断器11bの電線接続部11b1が上面に位置し、下部に取り付けられた分岐回路用遮断器11bの電線接続部11b1が下面に位置して設置される。図中11b4は、電線を奥まで差し込まれたことを緑色で表示する表示レバーである。なお、電源側の電線接続部は、プラグイン端子で構成され電源側のバーが差し込まれて接続される。11b5は、分岐回路用遮断器11bが接続される回路配線のチャンネル名、例えば、「1ch」「2ch」・・・・・等を表示する表示部である。表示名は、負荷の名称、例えば、「居間エアコン」等の名称を表示してもよい。
電流検出素子12は、図1および図3に示すようにカレントトランスからなり、そのリングを分岐回路用遮断器11bの負荷側の電線Cの一方の電線に貫通させて設置する。カレントトランスからなる電流検出素子からは一対の信号線13の出力端が導出され、端子台14に接続される。すなわち、信号線13には、出力端としてのプラグ13aが一体に接続されている。プラグ13aは、外面に露出して一対の導電端子13tを形成した構成であり、13bは引き外し用の爪片である。電流検出素子13は、複数台設置された分岐回路用遮断器11bの内、負荷の電流を検出したい分岐回路用遮断器11bの電線Cそれぞれに設置される。本実施例では、下段に配置された5台の分岐回路用遮断器の内、4台の分岐回路用遮断器11bに夫々設置されている。
端子台14は、図3に示すように、電気絶縁性を有する合成樹脂等で矩形状をなすように形成された基板14aからなり、基板の長さは5台ずつが設置された分岐回路用遮断器11b全体の横幅寸法と略同程度の長さに形成し、5台の各分岐回路用遮断器11bの電線接続部11b1に対応した位置に、1個ずつの差込口14bを一体に形成する。
差込口14bは、内部に露出した導電端子(図示せず)を有する構成であり、上述のプラグ13aが差し込まれることにより、プラグ13aの導電端子13tと差込口14bの導電端子とがそれぞれ接続されると共に、プラグ13aの爪片13bが差込口14bに係合して接続がロックされる。上記構成の端子台14は、上下若しくはいずれか一方に配置された5台ずつの各分岐回路用遮断器11bに対応して設置される。本実施例では、下段の5台の各分岐回路用遮断器11bに対応して配置されている。
端子台14は、上述の主幹用遮断器11aと分岐回路用遮断器11bを固定した取付板10eとベース部材10aとの間に形成された空間部S1に設置される。すなわち、図4に示すように、基板14aの上面に突出する支持片14cを一体に形成し、この支持片を取付板10eの貫通孔10e1を介し隣り合う分岐回路用遮断器11bの間に形成されている隙間S2に嵌め込み係合させて支持する。これにより、端子台14が空間部S1に収納されると共に、各差込口14bが、夫々対応する分岐回路用遮断器11bの電線接続部11b1の下方に位置して設置される。
また、端子台14の差込口14bに隣接して表示部14dを形成し、表示部には分岐回路用遮断器11bの表示部11b5に対応した回路配線のチャンネル名、例えば、「1ch→」「2ch→」・・・・・等を表示する。「→」の表示は、対応する差込口14bの方向を示し、複数の分岐回路用遮断器11bが隣接した狭い場所に表示部を設けた際に、表示内容に対応する差込口14bがどれであるかを確実に示し、誤配線等が発生しないようにしている。
出力端子15は、図3に示すように、他連式のコネクタで構成し、端子台14の各差込口14b内に設けられた導電端子からそれぞれ導出されるリード線14eを、コネクタの所定の位置にそれぞれ接続し、各リード線を1箇所にまとめる。この出力端子15を構成するコネクタには、上記端子台14の表示部14dに対応した「チャンネルNo」表示15aが、コネクタの各端子に対応して表示されている。
図1中16は、本体ケース10の上下の周壁部分に、各分岐回路用遮断器11bに対応して取り付けられた電線ガイドで、合成樹脂性の一体物からなり、一部を開放した略U字形に形成し、このU字の内面に電線Cを挟み込んで支持するものである。
次に、上記に構成された分電盤の施工手順につき説明する。まず、回路遮断器11を取り付けた分電盤ユニット10gを本体ケース10のベース部材10aから一旦取り外す。次に、負荷側の複数本の電線Cを開口部10dから本体ケース10内に引き込み、本体ケースを住宅の壁面に設置する。
本体ケースを壁面に設置した状態で、上下の分岐回路用遮断器11bに対応する該当の電線Cを上下に振り分け、さらに上下に振り分けた電線Cを、上下それぞれの位置において該当の分岐回路用遮断器11bに対応して振り分ける。
上記により上下に振り分けられた電線Cの先端部分を分岐回路用遮断器11bに対応して設けた電線ガイド16に押し込み仮止めする。電線Cは本体ケース10の内側中央部側に湾曲させ、さらに被覆を剥がした先端を分岐回路用遮断器11bの電線接続部11b1に向かって折り返しておく。
次に、上記により仮止めされた各電線Cの一方の電線にカレントトランスからなる電流検出素子12のリングをそれぞれ貫通させて所定の位置に保持させて設置する。本実施例では、下段の4台の分岐回路用遮断器11b、それぞれに電流検出素子12が設置される。この際、電線Cは接続する分岐回路用遮断器に対応した位置に、電線ガイド16によって仮止めされ位置決めされている。このため、電流検出素子12のリングを貫通させる一方の電線を確実に認識することができ、さらに電線Cも浮遊した状態になっていないのでリングを貫通させる作業もし易くなる。
次に、設置した各電流検出素子12から導出された信号線13のプラグ13aを、端子台14の差込口14bに差し込み「カチッ」と係合してロックする。この際、作業者は、導出された信号線13の分岐回路用遮断器11bにおける表示部11b5の表示、例えば、「1ch」を確認し、その表示に対応した端子台14の表示部14dの表示、この場合であれば「1ch→」に対応した「→」方向に位置する差込口14bに差し込んで接続する。他の信号線13も同様にして各分岐回路用遮断器11bに対応する差込口14bに差し込んで接続する。
次に、上記のように信号線13を端子台14に接続し、電線Cを電線ガイド16に仮止めした状態で、一旦取り外した分電盤ユニット10gを、再度、本体ケース10のベース部材10aに取り付ける。この際、各電流検出素子12から導出された複数の信号線13は本体ケース内に浮遊することなく、すでに端子台14に整然と接続されており、また、振り分けられた各電線Cは電線ガイド16に仮止めされて整列されており、従来のように本体ケースの中央部分にそれらが浮遊し、両者が混雑していることがなく邪魔にならずに作業が円滑に行える。
次に各分岐回路用遮断器11bの電線接続部11b1における操作レバー11b3を引き起こし、折り返した電線Cの先端を挿入口に差し込み、奥まで差し込んだことを緑色の表示レバー11b4で確認して、操作レバー11b3を元の状態に倒してロックする(図1)。この際、多数の信号線13が浮遊していないので、差し込み作業の邪魔にならない。また、該当の電線Cが該当の分岐回路用遮断器11bの真下または真上に位置して仮止めされているので、迷って誤接続することなく確実に接続される。
次に、上記により各分岐回路用遮断器11bに設置された電流検出素子12の信号線13がまとめられた出力端子15を、外部のモニタやホームITシステムの情報盤等のケーブル端子に接続する。
上記により、各分岐回路用遮断器11bに、所定の電流検出素子12が設置され、また、負荷側の電線Cがそれぞれ接続されて施工が完了し、カバー部材10bが本体ケース10の前面に被される。なお、主幹用遮断器11aには別途電源ケーブルが引き込まれて配線がなされる。
また、分電盤の設置後に住宅内の配線を変更する作業などで、電流検出素子12や電線Cを外す場合には、操作レバー11b3を引き起こして挿入口から電線を引き抜き、引き抜かれた電線からカレントトランスのリングを外し、信号線13のプラグ13aを、その爪片13bを指で挟み込み差込口14bとの係合を解除し信号線13を端子台14から外せばよい。
上記により設置された分電盤を作動させると、主幹用遮断器11aおよび分岐回路用遮断器11bは、それぞれ過電流によるブレーカとしての通常の作動を行うと共に、各分岐回路用遮断器11bの電線Cに流れる電流の量を電流検出素子12が検出し、信号線13を介して電流値や消費電力量を外部のモニタに表示する。これにより、例えば、「1ch」の分岐回路用遮断器11bがエアコンに接続されていれば、現在のエアコンの消費電力量が表示され、使用者はこのモニタを見て消費電力が大であれば冷房時の消費電力を落とすべくエアコンの温度設定を上げる等の操作を行う。これらにより家庭内における省エネ効果を発揮することができる。
以上、本実施例によれば、分岐回路用遮断器11bそれぞれに電流検出素子12を設置し、各電流検出素子12から導出された信号線13のプラグ13aを、端子台14の差込口14bに差し込み接続するようにしたので、各電流検出素子12から導出された複数の信号線13は本体ケース内に浮遊することなく端子台14に整然と接続され、その混雑を解消することができる。これにより、信号線の接続を容易かつ確実に行うことができ施工性に優れた分電盤を提供することができる。
また、端子台14には、導出された信号線13の分岐回路用遮断器11bに対応したチャンネル名等を表示したので、誤配線を防止することができ信号線の接続をより一層容易かつ確実に行うことができる。
また、電流検出素子12を電線Cに設置する際には、各電線Cは電線ガイド16に仮止めされて整列され浮遊していないので、電線Cが作業の邪魔になることがない。また、電線Cを電線接続部11b1の挿入孔に挿入する際には、信号線13はすでに端子台14に接続され浮遊していないので、信号線13が作業の邪魔になることがない。これら信号線13の端子台14への接続作用と電線ガイド16の作用が相まって、信号線13と電線Cの両者が混雑していることがなく、互いに邪魔にならずにそれぞれの配線接続作業が円滑になり、施工性に優れた分電盤を提供することができる。
また、電流検出素子12の信号線13が接続された端子台14の出力端子15は、他連式のコネクタでまとめられているので、リード線等が本体ケース10内に浮遊することがなく、分電盤内の配線接続作業の邪魔になることがない。同時に、外部のモニタやホームITシステムの情報盤等のケーブル端子にコネクタを単に接続するだけの単純な作業で行うことができ、容易かつ確実に接続することができる。この際、この出力端子15を構成するコネクタには、上記端子台14の表示部14dに対応したチャンネルNo等を表示15aしたので、誤接続も防止することができる。
また、端子台14は、上述の回路遮断器11を固定した取付板10eとベース部材10aとの間に形成された空間部S1に設置されるので、本体ケース10に端子台14を設置するための格別なスペースを形成する必要がなく、本体ケースのスペースを有効活用することができる。同時に、本体ケースを大きくして設置スペースを確保する必要がなくケースの大型化を防止することができる。
また、端子台14が空間部S1に収納されることにより、端子台14を各分岐回路用遮断器11bの近傍で、しかも、各差込口14bが、夫々対応する分岐回路用遮断器11bの電線接続部11b1の略真下に位置して設置されるので、信号線13の端子台14への接続作業が容易になり、かつ誤接続することなく確実に行うことができる。さらに信号線を不要に長くすることなく、短い信号線を用いることができコスト的にも有利となる。
さらに、信号線13と端子台14の接続は、プラグ13aと差込口14bを用いて行うようにしたので、より一層接続作業が容易になり、かつ確実に行うことができる。また、配線の変更等に際しても容易に外すことができ、より一層施工性に優れた分電盤を提供することができる。
以上、本実施例において、電流検出素子12を分岐回路用遮断器11bに設置して、各負荷の電流を検出するようにしたが、主幹用遮断器11aに設置するようにしてもよい。この場合、引き込まれる電源線の一方に電流検出素子を設置すればよい。この場合も引き込まれる電源線の主幹用遮断器への接続作業の際に、電流検出素子の信号線はすでに端子台に接続され、本体ケース内に浮遊していることがなく、分電盤における配線接続作業を容易かつ確実に行うことができる。
電流検出素子12を下段の4台の分岐回路用遮断器11bに設置したが、上段の分岐回路用遮断器にも設置してもよい。若しくは上段の分岐回路用遮断器のみに設置するようにしてもよい。設置する台数は何台でもよい。
負荷側の電線Cを仮止めする電線ガイド16を設けたが、電線ガイドを設けずに構成してもよい。この場合、信号線13の混雑のみを解消することで十分に分電盤内における配線接続作業を容易かつ確実に行うことができる。
端子台14の差込口14bは、図5(a)に示すように、分岐回路用遮断器11bの側面と略面一になるように、垂直(設置時には水平)に面するように構成してもよい。これによれば、作業者は下方から直接差込口14bを見ることができ、回路遮断器への電線接続方向と差込口14bへのプラグ13aの差込方向が一致し、一層接続作業が容易になる。また、上段の分岐回路用遮断器にも電流検出素子を設置する場合、上段の端子台は、図1に示すような水平面(設置時には垂直面)に差込口14bを有する構成となし、下段の端子台は、図5(a)に示すように差込口14bを垂直面(設置時には水平面)に設けた構成とすれば、作業者は上段の差込口14bを正面に見ることができ、また下段の差込口14bは下方から直接見ることができ接続作業が容易になる。
また、出力端子15は、端子台14からリード線14eを介して引き出して別体に構成したが、図5(b)に示すように、端子台14の基板14aに一体成形により形成してもよい。さらに、別体に構成した出力端子をネジ等の固定手段で基板14aに固定して一体化して構成してもよい。
なお、変形例を示す図5には、図1〜図4と同一部分に同一符号を付し、詳細な説明は省略する。以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
1 分電盤
10 本体ケース
11 回路遮断器
11a 主幹用回路遮断器
11b 分岐回路用遮断器
12 電流検出素子
13 信号線
14 端子台
15 出力端子
10 本体ケース
11 回路遮断器
11a 主幹用回路遮断器
11b 分岐回路用遮断器
12 電流検出素子
13 信号線
14 端子台
15 出力端子
Claims (2)
- 本体ケースと;
本体ケースに設置される回路遮断器と;
回路遮断器に接続された電線に設置される電流検出素子と;
電流検出素子から出力端が導出される信号線と;
信号線の出力端を接続する端子台と;
を具備することを特徴とする分電盤。 - 本体ケースと;
本体ケースに設置される主幹用遮断器と;
主幹用遮断器に接続される分岐回路用遮断器と;
分岐回路用遮断器に接続された電線に設置される電流検出素子と;
電流検出素子から出力端が導出される信号線と;
信号線の出力端を接続する端子台と;
端子台に接続された信号線の出力端をまとめる出力端子と;
を具備することを特徴とする分電盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008217938A JP2010057238A (ja) | 2008-08-27 | 2008-08-27 | 分電盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008217938A JP2010057238A (ja) | 2008-08-27 | 2008-08-27 | 分電盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010057238A true JP2010057238A (ja) | 2010-03-11 |
Family
ID=42072577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008217938A Pending JP2010057238A (ja) | 2008-08-27 | 2008-08-27 | 分電盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010057238A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012120322A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Tempearl Ind Co Ltd | 住宅用分電盤 |
JP2013246996A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Tempearl Ind Co Ltd | 2極回路遮断器 |
JP2014100023A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Nitto Kogyo Co Ltd | 分電盤 |
JP2016163361A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-05 | 東芝ライテック株式会社 | 計測ユニットおよび分電盤 |
JP2018153096A (ja) * | 2018-06-06 | 2018-09-27 | 東芝ライテック株式会社 | 計測ユニットおよび分電盤 |
-
2008
- 2008-08-27 JP JP2008217938A patent/JP2010057238A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012120322A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Tempearl Ind Co Ltd | 住宅用分電盤 |
JP2013246996A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Tempearl Ind Co Ltd | 2極回路遮断器 |
JP2014100023A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Nitto Kogyo Co Ltd | 分電盤 |
JP2016163361A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-05 | 東芝ライテック株式会社 | 計測ユニットおよび分電盤 |
JP2018153096A (ja) * | 2018-06-06 | 2018-09-27 | 東芝ライテック株式会社 | 計測ユニットおよび分電盤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101540247B (zh) | 用于低压开关设备的适配器装置 | |
JP2010057238A (ja) | 分電盤 | |
CA3027733A1 (en) | Arc fault detection system | |
EP2227841B1 (en) | Ground terminal block fault indicator | |
CN104377099A (zh) | 直排式多路保险盒 | |
US11309669B2 (en) | Lug assemblies and related electrical apparatus and methods | |
JP4830814B2 (ja) | 分電盤 | |
CA2503934A1 (en) | Ac power phase indicator | |
JP2007287708A (ja) | 分岐回路遮断器の付加警報ユニット | |
JP2020024962A (ja) | 開閉器及び分電盤 | |
JP2003530673A (ja) | 情報メモリを備えた低電圧遮断器 | |
JP2008289301A (ja) | 監視機能付分電盤 | |
JP5014742B2 (ja) | Spdおよび住宅用分電盤 | |
JP3113266U (ja) | ユニット式分電盤 | |
JP5692744B2 (ja) | 住宅用分電盤 | |
JP2012074336A (ja) | 回路遮断器のct出力信号引き出し線収納構造 | |
JP2009004098A (ja) | 付加機能ユニットの取り付け構造 | |
JP2007318875A (ja) | 住宅用分電盤 | |
JP2009087975A (ja) | コンデンサ接続具及びコンデンサユニット | |
JP3144068U (ja) | 電源コンセント | |
JP4748477B2 (ja) | 回路遮断器の端子構造 | |
CN213936878U (zh) | 一种配电箱用线路排布装置 | |
CN222015878U (zh) | 一种配电单元 | |
CN220510543U (zh) | 一种智能电箱 | |
JP2005184993A (ja) | 複数電源供給方式 |