JP2003314973A - 完全独立フィンチューブ型熱交換器およびこの完全独立フィンチューブ型熱交換器を備えた冷蔵庫 - Google Patents

完全独立フィンチューブ型熱交換器およびこの完全独立フィンチューブ型熱交換器を備えた冷蔵庫

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JP2003314973A
JP2003314973A JP2002118897A JP2002118897A JP2003314973A JP 2003314973 A JP2003314973 A JP 2003314973A JP 2002118897 A JP2002118897 A JP 2002118897A JP 2002118897 A JP2002118897 A JP 2002118897A JP 2003314973 A JP2003314973 A JP 2003314973A
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pipe
refrigerant
heat exchanger
refrigerant pipe
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Masaki Sunada
正樹 砂田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主に冷蔵庫等に用いられる完全独立フィンチ
ューブ型熱交換器に関し、プレートフィンが回転しな
く、且つ熱交換性能の向上を図る。 【解決手段】 完全独立フィンチューブ型熱交換器11
を構成する冷媒管12の直管部断面を偏平形状にし、且
つ、直管部断面の短軸が空気流14とほぼ直交すること
によりプレートフィン13が回転せず、また、空気抵抗
を低減できることで熱交換器を通過する風量が上がり、
熱交換性能を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒管直管部の任
意の位置に列ごと並びに段ごとに分断されたプレートフ
ィンを取付けてなる、完全独立フィンチューブ型熱交換
器、及びこの完全独立フィンチューブ型熱交換器を備え
た冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、冷蔵庫等には、境界層前縁効
果により高い熱交換性能を達成しやすいことから、列ご
と並びに段ごとに分断された完全独立フィンチューブ型
熱交換器(1枚のプレートフィンに1本の冷媒管が貫通
している)、あるいは、1枚のプレートフィンに2本以
上の冷媒管が貫通している独立フィンチューブ型熱交換
器が多く用いられている。
【0003】従来の完全独立フィンチューブ型熱交換器
としては、実開昭59−108079号公報、実開昭5
9−189064号公報、特開昭60−240987号
公報、特開昭62−156275号公報に示されている
ものがある。
【0004】以下、図面を参照しながら、上記従来の完
全独立フィンチューブ型熱交換器を説明する。
【0005】図5は、従来の完全独立フィンチューブ型
熱交換器の斜視図である。図5において、1は完全独立
フィンチューブ型熱交換器、2は冷媒管であり、2a、
2bの直管部と、4、5の曲管部で構成された断面が円
形のサーペンタインチューブとなっている。3はフィン
群であり、3aのプレートフィンが互いに間隔を保持し
て並設され形成される。
【0006】以上のように構成された完全独立フィンチ
ューブ型熱交換器について、以下その動作を説明する。
【0007】まず、フィンシートに冷媒管貫通孔を加工
し、1枚のプレートフィン3aに1つの孔を形成する。
次に、熱交換器の直管部2a、2bにあたる部分に前記
プレートフィン3aを複数並設し、熱交換器の曲管部
4,5にあたる部分には前記プレートフィン3aを並設
せず、直管状の冷媒管2を挿通させ、管内に断面が円形
の拡管プラグを貫通させ、冷媒管2の外寸を拡大するこ
とにより、プレートフィン3aと冷媒管2を固定させ、
フィン群3が形成される。次に、熱交換器の曲管部4,
5にあたる部分を管断面形状に合わせた曲げ型により曲
げ加工を行い、完全独立フィンチューブ型熱交換器が形
成される。
【0008】また、この他に冷媒管の断面が楕円形ある
いは偏平形状の独立フィンチューブ型の熱交換器があ
る。
【0009】従来の楕円形断面冷媒管仕様の独立フィン
チューブ型の熱交換器としては、特開平11−1599
84号公報に示されているものがある。
【0010】以下、図面を参照しながら、上記従来の独
立フィンチューブ型熱交換器を説明する。
【0011】図6は、従来の独立フィンチューブ型熱交
換器の側方断面図である。図6において、6は空気流で
あり、この方向に対して、楕円管あるいは偏平管化した
冷媒管2の断面の長軸がほぼ直交するように配設したも
のである。
【0012】以上のように構成された独立フィンチュー
ブ型熱交換器について、以下その動作を説明する。
【0013】冷媒管2を楕円管や偏平管にすると共に管
断面の長軸を空気流6に対してほぼ直交(傾斜角θ=9
0°)するように配置するものである。空気流6に対す
る冷媒管の段方向の幅は管断面の長軸の長さとなって元
の円管の直径より必ず大きくなる。また、このような配
置の楕円管や偏平管では、管断面の後半の拡大風路部分
の曲率が元の円管より急になって空気流6aがはく離し
やすくなることからも、管の乱れ促進効果が元の円管よ
り大きくなる。したがって、管内部容積の低減と共に熱
交換性能の向上が実現されるとしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記完
全独立フィンチューブ型熱交換器の従来の構成は、1枚
のプレートフィン3aに1つの孔を形成し、前記プレー
トフィン3aを複数並設、さらに、直管状の冷媒管2を
挿通させ、管内に断面が円形の拡管プラグを貫通、そし
て、冷媒管2の外寸を拡大することにより、プレートフ
ィン3aと冷媒管2を固定させる製造方法であるため、
プレートフィン3aが冷媒管2の長手方向に対しての固
定は可能であるが、冷媒管2の円周方向については、固
定できていない。よって、次工程に搬送するとき、ある
いは、曲げ加工時など、微弱な力が加わることにより、
部分的にプレートフィン3aが回転してしまい、現実的
には製作できないものであるという欠点があった。
【0015】また、上記楕円形断面冷媒管仕様の独立フ
ィンチューブ型熱交換器の従来の構成では、冷媒管2を
楕円管や偏平管にすると共に管断面の長軸を空気流6に
対してほぼ直交(傾斜角θ=90°)するように配置す
るものであり、元の円管より空気抵抗が増大することが
考慮されていない。よって、この熱交換器が冷却システ
ムに組み込まれた場合の使用するファンの特性にもよる
が、場合によっては、熱交換器を通過する風量が低下す
る恐れがある。確かに、同一風量時には、空気側熱伝達
率が高く熱交換性能が向上するが、特に冷蔵庫用に使用
される熱交換器のように列数が多く列方向が長い場合、
空気抵抗が増大し、ファンとの相性によっては逆に熱交
換性能が低下するという欠点があった。
【0016】本発明は、従来の課題を解決するもので、
プレートフィンが回転しなく、且つ熱交換性能の向上を
図った完全独立フィンチューブ型熱交換器を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、空気流にほぼ直交するように配設された冷媒
管の複数の直管部と、前記冷媒管の直管部に主要部分が
ほぼ直交すると共に前記冷媒管の直管部の管軸方向に互
いに間隔を保持して並設された多数のプレートフィンと
を一体化して構成し、前記プレートフィンは前記冷媒管
に対し列ごと並びに段ごとに分断された完全独立フィン
チューブ型熱交換器であって、前記冷媒管の直管部断面
が偏平形状あるいは楕円形状のものとしたものであり、
1枚のプレートフィンには、1本の冷媒管のみが挿通し
ていて、プレートフィンと接触している部分の冷媒管の
断面形状が円形でないため、冷媒管の外周方向にはプレ
ートフィンが回転しないという作用を有する。
【0018】請求項2に記載の発明は、空気流にほぼ直
交するように配設された冷媒管の複数の直管部と、前記
冷媒管の直管部に主要部分がほぼ直交すると共に前記冷
媒管の直管部の管軸方向に互いに間隔を保持して並設さ
れた多数のプレートフィンとを一体化して構成し、前記
プレートフィンは前記冷媒管に対し列ごと並びに段ごと
に分断された完全独立フィンチューブ型熱交換器であっ
て、前記冷媒管の直管部断面が略多角形状のものとした
ものであり、1枚のプレートフィンには、1本の冷媒管
のみが挿通していて、プレートフィンと接触している部
分の冷媒管の断面形状が円形でなく、冷媒管の断面形状
が偏平形状あるいは楕円形状の場合よりも、プレートフ
ィンの回転防止効果がより一層高いという作用を有す
る。
【0019】請求項3に記載の発明および請求項4に記
載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記冷媒
管の直管部断面が略多角形状のうち、特に好ましいの
は、三角形状および四角形状にしたものであり、略多角
形状のうち製作上、安価で簡単に製作できる。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、冷媒管の直管部断面の短軸が空気流と
ほぼ直交するように配設したものであり、冷媒管を楕円
管や偏平管にして管断面の長軸を空気流に対してほぼ直
交するように配置する場合よりも空気抵抗が低減でき
る。したがって、熱交換器を通過する風量が上がり、熱
交換性能を向上できるという作用を有する。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、冷媒管の直管部断面の1頂点方向が空
気流とほぼ平行になるように配設したものであり、空気
流がある一定の傾斜角で冷媒管と対向するので、冷媒管
を偏平管や楕円管にして管断面の長軸を空気流に対して
ほぼ直交するように配置する場合や、冷媒管を多角管に
して管断面の一辺を空気流に対してほぼ直交するように
配置する場合よりも空気抵抗が低減できる。したがっ
て、熱交換器を通過する風量が上がり、熱交換性能を向
上できるという作用を有する。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項1から請
求項6に記載の発明において、冷媒管は、1本の冷媒管
を直管部及び曲管部が連続するように蛇行状に曲げ加工
したものであり、冷媒管同士の接合部がなく、冷媒の漏
れに対する信頼性が飛躍的に高くなり、冷媒の漏れによ
る冷凍能力の低下を防止するという作用を有する。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、冷媒管内を流動する冷媒を可燃性冷媒
としたものであり、冷媒管同士の接合部がなく、冷媒の
漏れに対する信頼性が飛躍的に高くなり、可燃性冷媒の
漏洩時の爆発事故確率を極めてゼロに近づけるという作
用を有する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明による完全独立フィン
チューブ型熱交換器の実施の形態について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来と同一構成については、
同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0025】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による完全独立フィンチューブ型熱交換器の側方
断面図である。
【0026】図1において、11は完全独立フィンチュ
ーブ型熱交換器、12は冷媒管で、熱伝導率の高いアル
ミニウムや銅を素材としたものが好ましい。13はプレ
ートフィンで、やはり熱伝導率の高いアルミニウムや銅
を素材としたものが好ましい。プレートフィン13は列
ごと並びに段ごとに分断されている。14は空気流であ
る。冷媒管12は直管部を偏平形状にしたものであると
ともに、空気流14に対し、管断面の短軸が空気流とほ
ぼ直交するように配設したものである。
【0027】完全独立フィンチューブ型熱交換器11
は、冷媒管12とプレートフィン13より構成され、空
気流14と冷媒管12の内部を流れる冷媒との間で熱交
換を行う。
【0028】冷媒管12を偏平形状にしたことで、プレ
ートフィン13と接触している部分の冷媒管12の断面
形状が円形でないため、プレートフィン13が冷媒管1
2の外周方向に回転することがない。
【0029】更に、管断面の短軸が空気流14とほぼ直
交するように配設したことで、管断面の長軸を空気流1
4とほぼ直交するように配設した場合より空気抵抗を低
減でき、熱交換器を通過する風量が上がり、熱交換性能
を向上させることができる。
【0030】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2による完全独立フィンチューブ型熱交換器の側方
断面図である。
【0031】図1において、21は完全独立フィンチュ
ーブ型熱交換器、22は冷媒管で、熱伝導率の高いアル
ミニウムや銅を素材としたものが好ましい。23はプレ
ートフィンで、やはり熱伝導率の高いアルミニウムや銅
を素材としたものが好ましい。プレートフィン23は列
ごと並びに段ごとに分断されている。24は空気流であ
る。冷媒管22は直管部を楕円形状にしたものであると
ともに、空気流24に対し、管断面の短軸が空気流とほ
ぼ直交するように配設したものである。
【0032】完全独立フィンチューブ型熱交換器21
は、冷媒管22とプレートフィン23より構成され、空
気流24と冷媒管22の内部を流れる冷媒との間で熱交
換を行う。
【0033】冷媒管22を楕円形状にしたことで、プレ
ートフィン23と接触している部分の冷媒管22の断面
形状が円形でないため、プレートフィン23が冷媒管2
2の外周方向に回転することがない。
【0034】更に、管断面の短軸が空気流24とほぼ直
交するように配設したことで、管断面の長軸を空気流2
4とほぼ直交するように配設した場合より空気抵抗を低
減でき、熱交換器を通過する風量が上がり、熱交換性能
を向上させることができる。
【0035】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3による完全独立フィンチューブ型熱交換器の側方
断面図である。
【0036】図3において、31は完全独立フィンチュ
ーブ型熱交換器、32は冷媒管で、熱伝導率の高いアル
ミニウムや銅を素材としたものが好ましい。33はプレ
ートフィンで、やはり熱伝導率の高いアルミニウムや銅
を素材としたものが好ましい。プレートフィン33は列
ごと並びに段ごとに分断されている。34は空気流であ
る。35は冷媒管32の1頂点である。冷媒管32は直
管部を略多角形状のうち、三角形状にしたものであると
ともに、空気流34に対し、管断面の1頂点方向が空気
流とほぼ平行になるように配設したものである。
【0037】完全独立フィンチューブ型熱交換器31
は、冷媒管32とプレートフィン33より構成され、空
気流34と冷媒管32の内部を流れる冷媒との間で熱交
換を行う。
【0038】冷媒管32を三角形状にしたことで、プレ
ートフィン33と接触している部分の冷媒管32の断面
形状が円形でないため、プレートフィン33が冷媒管3
2の外周方向に回転することがない。
【0039】更に、管断面の1頂点35の方向が空気流
34とほぼ平行になるように配設したことで、空気流が
ある一定の傾斜角で冷媒管32と対向するので、冷媒管
を偏平形状や楕円形状にして管断面の長軸を空気流34
に対してほぼ直交するように配設した場合や、冷媒管を
略多角形状にして管断面の一辺を空気流34に対してほ
ぼ直交するよう配設した場合より空気抵抗を低減でき、
熱交換器を通過する風量が上がり、熱交換性能を向上さ
せることができる。
【0040】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4による完全独立フィンチューブ型熱交換器の側方
断面図である。
【0041】図4において、41は完全独立フィンチュ
ーブ型熱交換器、42は冷媒管で、熱伝導率の高いアル
ミニウムや銅を素材としたものが好ましい。43はプレ
ートフィンで、やはり熱伝導率の高いアルミニウムや銅
を素材としたものが好ましい。プレートフィン43は列
ごと並びに段ごとに分断されている。44は空気流であ
る。45は冷媒管42の1頂点である。冷媒管42は直
管部を略多角形状のうち、四角形状にしたものであると
ともに、空気流44に対し、管断面の1頂点方向が空気
流とほぼ平行になるように配設したものである。
【0042】完全独立フィンチューブ型熱交換器41
は、冷媒管42とプレートフィン43より構成され、空
気流44と冷媒管42の内部を流れる冷媒との間で熱交
換を行う。
【0043】冷媒管42を四角形状にしたことで、プレ
ートフィン43と接触している部分の冷媒管42の断面
形状が円形でないため、プレートフィン43が冷媒管4
2の外周方向に回転することがない。
【0044】更に、管断面の1頂点45の方向が空気流
44とほぼ平行になるように配設したことで、空気流が
ある一定の傾斜角で冷媒管42と対向するので、冷媒管
を偏平形状や楕円形状にして管断面の長軸を空気流44
に対してほぼ直交するように配設した場合や、冷媒管を
略多角形状にして管断面の一辺を空気流44に対してほ
ぼ直交するよう配設した場合より空気抵抗を低減でき、
熱交換器を通過する風量が上がり、熱交換性能を向上さ
せることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、空気流にほぼ直交するように配設された冷媒管の
複数の直管部と、前記冷媒管の直管部に主要部分がほぼ
直交すると共に前記冷媒管の直管部の管軸方向に互いに
間隔を保持して並設された多数のプレートフィンとを一
体化して構成し、前記プレートフィンは前記冷媒管に対
し列ごと並びに段ごとに分断された完全独立フィンチュ
ーブ型熱交換器において、前記冷媒管の直管部断面が偏
平形状や楕円形状のものとした完全独立フィンチューブ
型熱交換器であるので、1枚のプレートフィンには、1
本の冷媒管のみが挿通していて、プレートフィンと接触
している部分の冷媒管の断面形状が円形でないため、冷
媒管の外周方向にはプレートフィンが回転しない。
【0046】また、請求項2に記載の発明は、空気流に
ほぼ直交するように配設された冷媒管の複数の直管部
と、前記冷媒管の直管部に主要部分がほぼ直交すると共
に前記冷媒管の直管部の管軸方向に互いに間隔を保持し
て並設された多数のプレートフィンとを一体化して構成
し、前記プレートフィンは前記冷媒管に対し列ごと並び
に段ごとに分断された完全独立フィンチューブ型熱交換
器において、前記冷媒管の直管部断面が略多角形状のも
のとした完全独立フィンチューブ型熱交換器であるの
で、1枚のプレートフィンには、1本の冷媒管のみが挿
通していて、プレートフィンと接触している部分の冷媒
管の断面形状が円形でなく、冷媒管の断面形状が偏平形
状あるいは楕円形状の場合よりも、プレートフィンの回
転防止効果がより一層高い。
【0047】また、請求項3に記載の発明及び請求項4
に記載の発明は、請求項2に記載の発明で、前記冷媒管
の直管部断面が略多角形状のもののうち、特に好ましい
のは三角形状及び四角形状にしたものであり、略多角形
状のうち、製作上安価で簡単に製作できる。
【0048】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
に記載の発明で、前記冷媒管の直管部断面の短軸が前記
空気流とほぼ直交するように配設した完全独立フィンチ
ューブ型熱交換器であるので、冷媒管を楕円管や偏平管
にして管断面の長軸を空気流に対してほぼ直交するよう
に配置する場合よりも空気抵抗が低減できる。したがっ
て、熱交換器を通過する風量が上がり、熱交換性能を向
上できる。
【0049】また、請求項6に記載の発明は、請求項2
に記載の発明で、前記冷媒管の直管部断面の1頂点方向
が前記空気流とほぼ平行になるように配設した完全独立
フィンチューブ型熱交換器であるので、空気流がある一
定の傾斜角で冷媒管と対向するので、冷媒管を楕円管や
偏平管にして管断面の長軸を空気流に対してほぼ直交す
るように配置する場合や、冷媒管を多角管にして管断面
の一辺を空気流に対してほぼ直交するように配置する場
合よりも空気抵抗が低減できる。したがって、熱交換器
を通過する風量が上がり、熱交換性能を向上できる。
【0050】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
から請求項6に記載の発明で、前記冷媒管は、1本の冷
媒管を直管部及び曲管部が連続するように蛇行状に曲げ
加工してなる完全独立フィンチューブ型熱交換器である
ので、冷媒管同士の接合部がなく、冷媒の漏れに対する
信頼性が飛躍的に高くなり、冷媒の漏れによる冷凍能力
の低下を防止する。
【0051】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
に記載の発明で、冷媒管内を流動する冷媒を可燃性冷媒
としたものであり、冷媒管同士の接合部がなく、冷媒の
漏れに対する信頼性が飛躍的に高くなり、可燃性冷媒の
漏洩時の爆発事故確率を極めてゼロに近づけることがで
き、信頼性の高い冷蔵庫を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱交換器の実施の形態1の側方断
面図
【図2】本発明による熱交換器の実施の形態2の側方断
面図
【図3】本発明による熱交換器の実施の形態3の側方断
面図
【図4】本発明による熱交換器の実施の形態4の側方断
面図
【図5】従来の完全独立フィンチューブ型熱交換器の斜
視図
【図6】従来の独立フィンチューブ型熱交換器の側方断
面図
【符号の説明】
11、21、31、41 完全独立フィンチューブ型熱
交換器 12、22、32、42 冷媒管 13、23、33、43 プレートフィン 14、24、34、44 空気流 35、45 1頂点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F28F 1/32 F28F 1/32 W 13/02 13/02 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流にほぼ直交するように配設された
    冷媒管の複数の直管部と、前記冷媒管の直管部に主要部
    分がほぼ直交すると共に前記冷媒管の直管部の管軸方向
    に互いに間隔を保持して並設された多数のプレートフィ
    ンとを一体化して構成し、前記プレートフィンは前記冷
    媒管に対し列ごと並びに段ごとに分断された完全独立フ
    ィンチューブ型熱交換器において、前記冷媒管の直管部
    断面が偏平形状あるいは楕円形状のものとしたことを特
    徴とする完全独立フィンチューブ型熱交換器。
  2. 【請求項2】 空気流にほぼ直交するように配設された
    冷媒管の複数の直管部と、前記冷媒管の直管部に主要部
    分がほぼ直交すると共に前記冷媒管の直管部の管軸方向
    に互いに間隔を保持して並設された多数のプレートフィ
    ンとを一体化して構成し、前記プレートフィンは前記冷
    媒管に対し列ごと並びに段ごとに分断された完全独立フ
    ィンチューブ型熱交換器において、前記冷媒管の直管部
    断面が略多角形状のものとしたことを特徴とする完全独
    立フィンチューブ型熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記冷媒管の直管部断面が三角形状であ
    ることを特徴とする請求項2に記載の完全独立フィンチ
    ューブ型熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記冷媒管の直管部断面が四角形状であ
    ることを特徴とする請求項2に記載の完全独立フィンチ
    ューブ型熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記冷媒管の直管部断面の短軸が前記空
    気流とほぼ直交するように配設したことを特徴とする請
    求項1に記載の完全独立フィンチューブ型熱交換器。
  6. 【請求項6】 前記冷媒管の直管部断面の1頂点方向が
    空気流とほぼ平行になるように配設したことを特徴とす
    る請求項2に記載の完全独立フィンチューブ型熱交換
    器。
  7. 【請求項7】 前記冷媒管は、1本の冷媒管を直管部及
    び曲管部が連続するように蛇行状に曲げ加工してなるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項6に記載の完全独立
    フィンチューブ型熱交換器。
  8. 【請求項8】 冷媒管内を流動する冷媒を可燃性冷媒と
    したことを特徴とする請求項7に記載の完全独立フィン
    チューブ型熱交換器を備えた冷蔵庫。
JP2002118897A 2002-04-22 2002-04-22 完全独立フィンチューブ型熱交換器およびこの完全独立フィンチューブ型熱交換器を備えた冷蔵庫 Withdrawn JP2003314973A (ja)

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