JP2003314009A - 太陽電池モジュールの取付部材および太陽電池モジュールの取付構造 - Google Patents

太陽電池モジュールの取付部材および太陽電池モジュールの取付構造

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JP2003314009A
JP2003314009A JP2002119488A JP2002119488A JP2003314009A JP 2003314009 A JP2003314009 A JP 2003314009A JP 2002119488 A JP2002119488 A JP 2002119488A JP 2002119488 A JP2002119488 A JP 2002119488A JP 2003314009 A JP2003314009 A JP 2003314009A
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cell module
drainage
rainwater
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JP2002119488A
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Hiroyuki Katayama
広幸 片山
Naoteru Yoshimi
直輝 吉見
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Sharp Corp
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    • F24S40/40Preventing corrosion; Protecting against dirt or contamination
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S25/00Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 勾配屋根の下地に多量の雨水が流れ出し、下
地に染み入った雨水により、漏水することが抑制された
太陽電池モジュールの取付部材および太陽電池モジュー
ルの取付構造を提供する。 【解決手段】 水切り水路用溝部13の横断面の中央に
は、水切り水路用溝部13が延びる方向に沿って水切り
水路用溝部13を2つの水路に分離するための左右分離
壁14を備えている。それにより、水切り水路用溝部1
3内に流れ込む雨の量が少ないときでも、水切り水路用
溝部13の内側の水路のみを用いて、雨水や水切り水路
用溝部13に流れこんだ埃や砂等を軒樋の方に流し出す
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】屋根の下地上に設置される太
陽電池モジュールを取付けるための太陽電池モジュール
取付部材および太陽電池モジュール取付構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5を用いて、従来の太陽電池モジュー
ル取付部材を説明する。従来の瓦置き換え型の太陽電池
モジュール取付部材は、特開平11−200561号公
報に記載されているように、瓦121と太陽電池モジュ
ール131、太陽電池モジュール131と太陽電池モジ
ュール131、または、太陽電池モジュール131と瓦
121,124との間において、太陽電池モジュール1
31を固定するための太陽電池モジュール周囲固定枠部
111が設けられている。
【0003】その太陽電池モジュール周囲固定枠部11
1には、太陽電池モジュール131の位置を決定するた
めの太陽電池モジュール取付溝部112が設けられてい
る。
【0004】そして、太陽電池モジュール周囲固定枠部
111と瓦121,124との間から浸み入る雨水を棟
側から軒側へ流す水切り水路用溝部110が設けられて
いる。
【0005】その水切り水路用溝部110は、太陽電池
モジュール周囲固定枠部111から屋根の面と平行方向
に伸びた構造で形成され、該水切り水路用溝部110の
端部には屋根の面と垂直な立ち上げ部120が設けられ
ている。そして、その立上げ部120により、水切り水
路用溝部110の外側へ雨水が漏れることが防止されて
いる。
【0006】また、太陽電池モジュールの取付部材は、
ウレタン樹脂211等により太陽電池モジュール周囲固
定枠部111と瓦124との間の隙間を封止している。
それにより、瓦124および太陽電池モジュール131
の下地側への雨水の侵入が防止されている。
【0007】上記従来の太陽電池モジュール131と瓦
121,124との間の隙間から侵入した雨水は、水切
り水路用溝部110内を棟側から軒側へ向かって流れ、
最下部の太陽電池モジュールからその下に位置する瓦の
上に流される構造となっている。また、太陽電池モジュ
ール周囲固定枠部111は、水切り水路用溝部110と
一体構造であるとともに、ビス止めにより瓦桟に固定さ
れている。また、屋根上に軒または棟と平行に連続して
複数の太陽電池モジュールを設置する際には、一方から
他方へと軒または棟と平行に順に太陽電池モジュールが
設置されていく。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
太陽電池モジュールの取付部材には、水切り水路用溝部
110に雨水とともに塵や砂が流れ込む。その埃や砂が
水切り水路用溝部110内に堆積した場合、水切り水路
用溝部110から雨水が溢れ出るため、長期間そのよう
な状態が継続すると、屋根桟等の木材部に腐食が発生す
ることになる。さらに、ウレタン樹脂211等により、
瓦124と太陽電池モジュール取付部材との隙間を封止
する場合には、ウレタン樹脂211が長期に渡り雨水に
暴露されることになる。それにより、ウレタン樹脂21
1には加水分解反応が発生し、ウレタン樹脂211の封
止効果が低下することにより、雨水が多量に隙間から染
み込み、前述の木材部の腐食が発生することになる。
【0009】太陽光発電システムは、長期的なメンテナ
ンスフリーが要求され、他の発電システムに比較して、
前述の木材部の腐食は大きな問題である。
【0010】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
のであり、その第1の目的は、排水溝から勾配屋根の下
地に多量の雨水が流れ出し、下地に染み入った雨水によ
り、漏水することが抑制された太陽電池モジュールの取
付部材および太陽電池モジュールの取付構造を提供する
ことである。
【0011】また、既に設置された太陽電池モジュール
のうち単数または複数の太陽電池モジュールに何等かの
要因により不具合が発生し、その不具合の発生した太陽
電池モジュールを交換する必要が発生する場合ある。
【0012】その場合、上記太陽電池モジュールの取付
部材を用いて屋根に取付けられた太陽電池モジュールを
取外す際には、必ず、太陽電池モジュールを取付けたと
きとは逆の順序で、太陽電池モジュールを1枚ずつ順次
取外しいく必要がある。すなわち、太陽電池モジュール
の取付構造は、取付けおよび取外しの順序に従うことな
く、交換する必要が生じた太陽電池モジュールのみを取
外して、新たにその位置に太陽電池モジュールを取付け
ることができない構造となっている。したがって、従来
の太陽電池モジュールの取付構造では、太陽電池モジュ
ールの取付け作業および取外し作業に手間がかかるもの
となっている。
【0013】本発明は、前述の問題に鑑みてなされたも
のであり、その第2の目的は、取付けおよび取外しが容
易な太陽電池モジュールの取付構造を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽電池モジュ
ールの取付部材は、勾配屋根に設置された瓦の代わり
に、勾配屋根の下地上に設置される太陽電池モジュール
を取付けるための太陽電池モジュール取付部材であっ
て、太陽電池モジュールを支持固定するために、勾配屋
根の上側から下側へ向かって延びるように設けられる太
陽電池モジュール支持固定部と、太陽電池モジュール支
持固定部の下側に太陽電池モジュール支持固定部と一体
的に設けられ、太陽電池モジュール支持固定部の表面を
伝わって流れ込む雨水または表面の近傍を通過して吹き
込む雨水を受けて、雨水を勾配屋根の上側から下側へ導
くために、下地の上に勾配屋根の上側から下側へ向かっ
て延びるように設置される排水溝部とを備え、排水溝部
内に、排水溝部を複数の排水経路に分けるための仕切壁
が、排水溝部が延びる方向に沿って延びるように形成さ
れている。
【0015】上記の構成によれば、排水溝部が複数の排
水経路で構成されているため、排水溝部が1つの排水経
路で構成されている場合に比較して、1つの排水経路の
溝幅が小さいため、雨水が流れ込み易い位置の排水経路
に流れ込んだ雨水の流速は大きくなる。それにより、太
陽電池モジュール支持固定部の表面を伝わって流れ込む
雨水またはその表面の近傍から吹き込む雨水が少量のと
きでも、その少量の雨水を用いて、雨水が流れ込み易い
位置の排水経路に雨水とともに流れ込んだ埃や砂等を勾
配屋根の上側から下側へ導き易くなる。その結果、排水
溝部から勾配屋根の下地に多量の雨水が流れ出し、下地
に染み入った雨水により、漏水することが抑制される。
【0016】本発明の太陽電池モジュールの取付部材
は、太陽電池モジュール支持固定部が、他の太陽電池モ
ジュール支持固定部材と一対をなして前記太陽電池モジ
ュールを支持固定するものであって、太陽電池モジュー
ル支持固定部が太陽電池モジュールを支持固定する面と
は反対側の面に、他の太陽電池モジュール支持固定部が
設置される位置を決定するための位置決め部を含んでい
てもよい。
【0017】上記の構成によれば、太陽電池モジュール
を勾配屋根の主表面の傾斜方向と垂直な方向であって主
表面に平行な方向に連続して複数並べて設置する場合
に、位置決め部を用いて他の太陽電池モジュール支持固
定部を太陽電池モジュール支持固定部に対して精度よく
位置決めすることが可能になる。
【0018】本発明の太陽電池モジュールの取付部材
は、他の太陽電池モジュール支持固定部が、他の太陽電
池モジュール支持固定部の表面を伝わってきた雨水を排
水溝部内に落とすための水切部を含んでいることが望ま
しい。
【0019】上記の構成によれば、水切部から排水路に
雨水を落とすことにより、他の太陽電池モジュール支持
固定部の表面を伝わってきた雨水を排水溝部を用いて確
実に勾配屋根の上側から下側へ流すことが可能となる。
【0020】本発明の太陽電池モジュールの取付部材
は、水切部が、複数の排水経路のうち最も太陽電池モジ
ュール支持固定部に近い側の排水経路に雨水を落とすた
めの水切部を含むように構成されていることが望まし
い。
【0021】上記の構成によれば、複数の排水経路のう
ち最も太陽電池モジュール支持固定部に近いために雨水
が流れ込み易い排水系統にまとめて埃や塵を含む雨水を
落とすことが可能になる。そのため、1つの排水経路を
用いて有効に砂や埃を流すことが可能となる。
【0022】本発明の太陽電池モジュールの取付部材
は、水切部が複数設けられていてもよい。
【0023】上記の構成によれば、水切部が複数設けら
れているため、太陽電池モジュール支持固定部の表面を
伝わって流れる雨水が下地まで到達するおそれを低減す
ることが可能となる。それにより、1つ1つの水切部の
高さ方向の長さを短くすることができるため、他の太陽
電池モジュール支持固定部の高さ方向のサイズを小さく
することが可能となる。
【0024】本発明の太陽電池モジュールの取付部材
は、太陽電池モジュール支持固定部が、ガルバリウム鋼
で形成されていてもよい。
【0025】上記の構成によれば、太陽電池モジュール
支持固定部の耐腐食性が向上するため、長期間にわたっ
てメンテナンスフリーの状態を維持することが可能とな
る。
【0026】本発明の太陽電池モジュールの取付構造
は、前述の太陽電池取付部材に用いられる他の太陽電池
モジュール支持固定部を、他の太陽電池モジュール支持
固定部に隣接して設けられ、下地からの抗力を受けて本
体部を支持する脚部を有する隣接部材に取付けたときの
太陽電池モジュールの取付構造であって、他の太陽電池
モジュール支持固定部と隣接部材との取合部の下側の下
地の上に設けられた排水溝であって、勾配屋根の上側か
ら下側へ向かって延びるように設けられた排水溝を備
え、排水溝の溝幅が、水切部から流れ落ちる水と脚部か
ら流れ落ちる水とを受けることが可能な程度に設定され
ている。
【0027】上記の構成によれば、太陽電池モジュール
支持固定部と隣接部材と取合部の隙間から下地側に流れ
込んだ雨水を排水溝部を用いて勾配屋根の上側から下側
へ流すことができる。その結果、排水溝部から勾配屋根
の下地に多量の雨水が流れ出し、下地に染み入った雨水
により、漏水することが抑制される。
【0028】本発明の太陽電池モジュールの取付構造
は、前述の太陽電池モジュールの取付部材を用いた太陽
電池モジュールの取付構造であって、太陽電池モジュー
ル1つ1つの下側端が、軒に平行に延びる受止部材を用
いて受け止められ、受止部材が、屋根に対して取付固定
されている。
【0029】上記の構成によれば、太陽電池モジュール
の着脱が容易になるとともに、太陽電池モジュールの取
替える際に、受止部材を取外すことにより、太陽電池モ
ジュール支持固定部材が延びる方向の任意の位置に太陽
電池モジュールを取付固定することができる。その結
果、太陽電池モジュールの取付および取外しが容易にな
る。
【0030】本発明の太陽電池モジュールの取付構造
は、前述の太陽電池モジュールの取付部材を用いた前記
太陽電池モジュールの取付構造であって、太陽電池モジ
ュール支持固定部が支持固定する太陽電池モジュールと
は反対側に設けられ、太陽電池モジュール支持固定部と
隣接する隣接部材を備え、隣接部材には、複数の排水系
統のうち最も太陽電池モジュール支持固定部に近い排水
経路に雨水を落とすための水切部が設けられている。
【0031】上記の構成によれば、複数の排水系統のう
ち最も太陽電池モジュール支持固定部に近いために雨水
が流れ込み易い排水経路にまとめて砂や埃を含む雨水を
落とすことが可能になるため、1つの排水経路を用いて
有効に砂や埃を流すことが可能となる。その結果、排水
溝部から勾配屋根の下地に多量の雨水が流れ出し、下地
に染み入った雨水により、漏水することが抑制される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を用いて本発明
の実施の形態の太陽電池モジュール取付部材および太陽
電池モジュールの取付構造を説明する。
【0033】本実施の形態の太陽電池モジュール取付部
材は、図1〜図4に示すように、平板の瓦21,24で
葺かれている住宅の屋根の、瓦21,24等が取外され
た位置に設置される太陽電池モジュール31を取付ける
ためのものである。
【0034】図1は、勾配屋根に設置された太陽電池モ
ジュールおよび太陽電池モジュール取付部材を軒または
棟と平行かつ屋根の斜面に垂直な平面で切ったときの断
面の状態を示す図である。本実施の形態の太陽電池モジ
ュール取付部材は、図1に示すように、太陽電池モジュ
ール31の端部が挿入される断面がコの字型の部分であ
って、太陽電池モジュール31を支持固定するための太
陽電池モジュール周囲固定枠部11を備えている。
【0035】また、太陽電池モジュール周囲固定枠部1
1の太陽電池モジュール31が挿入される側の面と反対
側の面に、太陽電池モジュール周囲固定枠部11と瓦2
1との間、または、太陽電池モジュール周囲固定枠部1
1と太陽電池モジュール保護枠17との間から侵入した
雨水等を軒樋の方向へ導くための水切り水路用溝部13
を備えている。
【0036】その水切り水路用溝部13の横断面の中央
には、図1に示すように、水切り水路用溝部13が延び
る方向に沿って水切り水路用溝部13を2つの水路に分
離するための左右分離壁14を備えている。
【0037】上記の構成によれば、水切り水路用溝部1
3を左右に分離する左右分離壁14が設けられているた
め、水切り水路用溝部13内に流れ込む雨の量が少ない
ときでも、水切り水路用溝部13の内側の水路(紙面右
側)のみを用いて、雨水や水切り水路用溝部13に流れ
こんだ埃や砂等を軒樋の方に流し出すことができる。
【0038】また、本実施の形態の太陽電池モジュール
は、図1の右側部分に示すように、水切り水路用溝部1
3の底部と太陽電池モジュール周囲固定枠部11の上部
との間の前述のコの字型の部分の裏側の面に、太陽電池
モジュール31が挿入される太陽電池モジュール保護枠
17を保持のための位置を決める位置決め用突起15を
備えている。
【0039】上記の構成によれば、位置決め用突起15
に太陽電池モジュール保護枠17を載せるだけで、簡単
に太陽電池モジュール31を高い精度で位置決めするこ
とが可能になる。
【0040】また、太陽電池モジュール周囲固定枠部1
1のコの字型の下側面に、コの字型部の表面を伝わって
流れてきた雨水等を排水経路まで流すための水切り水路
用溝部16を備えている。
【0041】上記の構成によれば、水切り水路用溝部1
6を備えているため、太陽電池モジュール31と太陽電
池モジュール周囲固定枠部11との間から侵入した雨水
を軒側に流すことが可能となる。
【0042】また、図2に示すように、本実施の形態の
太陽電池モジュール取付部材は、コの字型の太陽電池モ
ジュール保護枠17の水切り水路用溝部13の左右分離
壁14と対向する面に、一対の突起18および突起19
が、左右分離壁14に接触することなく、左右分離壁1
4の鉛直上方の延長線の左右に分離された位置に設けら
れている。
【0043】上記の構成によれば、太陽電池モジュール
保護枠17と太陽電池モジュール周囲固定枠部11との
間の気密性を突起18および突起19により高めること
ができるため、太陽電池モジュール保護枠17と太陽電
池モジュール周囲固定枠部11との間から侵入して屋根
の下地まで達する雨水の量を低減することが可能とな
る。
【0044】また、水切り水路用溝部13の左右分離壁
14と対向する瓦21の下側面には、左右分離壁14の
延長線上の左右に1つずつ突起22,23が設けられて
いる。この突起22,23により、瓦21と太陽電池モ
ジュール周囲固定枠部11との間から侵入して屋根の下
地まで達する雨水の量を低減することが可能となる。
【0045】また、本実施の形態の太陽電池モジュール
取付部材は、図3に示すように、コの字型の太陽電池モ
ジュール周囲固定枠部11と瓦24との間の雨水が侵入
する隙間の下側に、その隙間から太陽電池モジュール周
囲固定枠部11の水切用の突起18の外側端までの距離
と、その隙間から瓦24の脚部の外側端までの距離とを
加えた距離以上の幅を有する水切り水路用溝部110を
備えている。
【0046】上記の構成によれば、コの字型の太陽電池
モジュール保護枠17と瓦24との間から侵入してきた
雨滴が、下部水切り水路用溝部110内に滴下する。
【0047】また、本実施の形態のコの字型の太陽電池
モジュール保護枠17では、突起18および突起19の
2つの突起が設けられていることにより、突起18およ
び突起19のうちいずれか一方のみを設ける場合に比較
して、突起18および19のそれぞれの長さを短くし
て、コの字型の太陽電池モジュール保護枠17を薄型化
している。
【0048】また、前述の水切り水路用溝部13を構成
する板がガルバリウム鋼で形成されているため、水切り
水路用溝部13を構成する板の耐腐食性が向上し長期に
渡りメンテナンス性が向上する。
【0049】また、図4に示すように、太陽電池モジュ
ールは、太陽電池モジュール周囲固定枠部11は軒が延
びる方向に平行に設けられたL型アングル50およびビ
ス40を用いて屋根の桟木60に固定されている。
【0050】上記の構成によれば、太陽電池モジュール
の着脱が容易になるとともに、太陽電池モジュールを取
り替える際に、L型アングル(L字金具)50を取り外
すという簡単な作業のみにより任意の位置の太陽電池モ
ジュールを固定することができる。
【0051】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図
される。
【0052】
【発明の効果】本発明の太陽電池モジュールの取付部材
および太陽電池モジュールの取付構造によれば、排水溝
部から勾配屋根の下地に多量の雨水が流れ出し、下地に
染み入った雨水により、漏水することが抑制される。
【0053】本発明の太陽電池モジュールの取付構造に
よれば、太陽電池モジュールの取付けおよび取外しが容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態の太陽電池モジュールの取付構造
の瓦−太陽電池モジュール間の断面の模式図である。
【図2】 実施の形態の別の例の太陽電池モジュールの
取付構造の瓦−太陽電池モジュール間の断面の模式図で
ある。
【図3】 実施の形態の太陽電池モジュールの取付構造
の他の部分の瓦−太陽電池モジュールの断面の模式図で
ある。
【図4】 実施の形態の太陽電池モジュールの取付構造
に用いるL型アングルを説明するための図である。
【図5】 従来の太陽電池モジュールの取付部材を説明
するための図である。
【符号の説明】
11 太陽電池モジュール周囲固定枠部、13 水切り
水路用溝部、14 左右分離壁、15 位置決め突起、
16 水切り水路用溝部、17 太陽電池モジュール保
護枠、18,19 突起、21 瓦、22,23 突
起、24 瓦、31 太陽電池モジュール、40 ビ
ス、50 L型アングル、60 桟木、110 水切り
水用溝部、211 ウレタン樹脂。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 勾配屋根に設置された瓦の代わりに、該
    勾配屋根の下地上に設置される太陽電池モジュールを取
    付けるための太陽電池モジュール取付部材であって、 前記太陽電池モジュールを支持固定するために、前記勾
    配屋根の上側から下側へ向かって延びるように設けられ
    る太陽電池モジュール支持固定部と、 該太陽電池モジュール支持固定部の下側に該太陽電池モ
    ジュール支持固定部と一体的に設けられ、前記太陽電池
    モジュール支持固定部の表面を伝わって流れ込む雨水ま
    たは該表面の近傍を通過して吹き込む雨水を受けて、該
    雨水を前記勾配屋根の上側から下側へ導くために、前記
    下地の上に前記勾配屋根の上側から下側へ向かって延び
    るように設置される排水溝部とを備え、 該排水溝部内に、該排水溝部を複数の排水経路に分ける
    ための仕切壁が、前記排水溝部が延びる方向に沿って延
    びるように形成されている、太陽電池モジュールの取付
    部材。
  2. 【請求項2】 前記太陽電池モジュール支持固定部は、 他の太陽電池モジュール支持固定部材と一対をなして前
    記太陽電池モジュールを支持固定するものであって、 前記太陽電池モジュール支持固定部が太陽電池モジュー
    ルを支持固定する面とは反対側の面に、前記他の太陽電
    池モジュール支持固定部が設置される位置を決定するた
    めの位置決め部を含む、請求項1に記載の太陽電池モジ
    ュールの取付部材。
  3. 【請求項3】 前記他の太陽電池モジュール支持固定部
    は、該他の太陽電池モジュール支持固定部の表面を伝わ
    ってきた雨水を前記排水溝部内に落とすための水切部を
    含む、請求項2に記載の太陽電池モジュールの取付部
    材。
  4. 【請求項4】 前記水切部は、前記複数の排水経路のう
    ち最も前記太陽電池モジュール支持固定部に近い側の排
    水経路に雨水を落とすための水切部を含むように構成さ
    れている、請求項3に記載の太陽電池モジュールの取付
    部材。
  5. 【請求項5】 前記水切部が複数設けられている、請求
    項3または4に記載の太陽電池モジュールの取付部材。
  6. 【請求項6】 前記太陽電池モジュール支持固定部が、
    ガルバリウム鋼で形成された、請求項1〜5のいずれか
    に記載の太陽電池モジュールの取付部材。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載の太陽電
    池モジュールの取付部材に用いられる前記他の太陽電池
    モジュール支持固定部を、該他の太陽電池モジュール支
    持固定部に隣接して設けられ、前記下地からの抗力を受
    けて本体部を支持する脚部を有する隣接部材に取付けた
    ときの太陽電池モジュールの取付構造であって、 前記他の太陽電池モジュール支持固定部と前記隣接部材
    との取合部の下側の前記下地の上に設けられた排水溝で
    あって、前記勾配屋根の上側から下側へ向かって延びる
    ように設けられた排水溝を備え、 該排水溝の溝幅が、前記水切部から流れ落ちる水と前記
    脚部から流れ落ちる水とを受けることが可能な程度に設
    定されている、太陽電池モジュールの取付構造。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の前記太
    陽電池モジュールの取付部材を用いた前記太陽電池モジ
    ュールの取付構造であって、 前記太陽電池モジュール1つ1つの下側端が、軒に平行
    に延びる受止部材を用いて受け止められ、 該受止部材が、前記屋根に対して取付固定された、太陽
    電池モジュールの取付構造。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれかに記載の前記太
    陽電池モジュールの取付部材を用いた前記太陽電池モジ
    ュールの取付構造であって、 前記太陽電池モジュール支持固定部が支持固定する太陽
    電池モジュールとは反対側に設けられ、前記太陽電池モ
    ジュール支持固定部と隣接する隣接部材を備え、 前記隣接部材には、前記複数の排水系統のうち最も前記
    太陽電池モジュール支持固定部に近い排水経路に雨水を
    落とすための水切部が設けられた、太陽電池モジュール
    の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236636A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Tajimaohyohkakou Co Ltd 屋根及び取合い部材
EP3319228A1 (en) * 2016-11-08 2018-05-09 Solarstone OÜ An integrated solar panel to a tiled roof

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