JP2003313791A - 紙料分離精選装置 - Google Patents
紙料分離精選装置Info
- Publication number
- JP2003313791A JP2003313791A JP2002125882A JP2002125882A JP2003313791A JP 2003313791 A JP2003313791 A JP 2003313791A JP 2002125882 A JP2002125882 A JP 2002125882A JP 2002125882 A JP2002125882 A JP 2002125882A JP 2003313791 A JP2003313791 A JP 2003313791A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stock
- separation
- rotor
- selection device
- screen cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
る。 【解決手段】 スクリーンシリンダ101と、スクリー
ンシリンダ101の内面に対向する周面を有した円筒状
ロータ106とを備え、円筒状ロータ106の回転に基
づく遠心分離作用とスクリーンシリンダ101の濾過作
用とによって紙料を分離精選する紙料分離精選装置であ
って、精選すべき紙料が流入する側に位置した円筒状ロ
ータ106の一方の端面側に、円筒状ロータ106の径
よりも大径の回転円板121を同心状に取り付けた構成
を有する。
Description
れる紙料分離精選装置に関するものである。
面を示し、図15は図14のG−G断面図を示してい
る。これらの図において、ポンプによって圧送されてき
た図示していない濃度0.1〜5%の紙料は、入口部2
からケーシング3内に設けられた撹拌室7へ、その接線
方向に流入した後、該ケーシング3内を旋回する。この
旋回する紙料中に含まれた砂等の重量異物は、上記接線
方向について入口部2とは反対の側に設けられた重量異
物出口5から、また、空気等の異物は軽量異物出口4か
らそれぞれ系外に排出される。
0.15〜0.5mm程度のスリットまたは直径1.6〜
4.8mmφ程度の多孔を有するスクリーンシリンダ1
と、該シリンダ1のスクリーンの内面に対向する複数個
の翼20をもつロータ6とを収容した撹拌室7へと矢印
で示す方向に流れ、その過程で濾過選別される。すなわ
ち、スクリーンシリンダ1を通過した適正な大きさの紙
料は、出口室14を経由して出口部9から放出され、ス
クリーンシリンダ1を通過できない大きさの異物は、撹
拌室7をそのまま流下してリジェクト出口部10から排
出される。
リンダ1と所定の隙間(例えば、2.5〜8mm)を保
って対向するように、2個の軸受け12で支えられた主
軸11の端部に取り付けられている。このロータ6は、
プーリ13を介して主軸11に与えられる回転動力によ
って図15の矢視方向に回転し、撹拌室7に流入した紙
料中の異物を分離するするとともに、該紙料の繊維塊を
ほぐしてスクリーンシリンダ1が閉塞するのを防止す
る。
翼20は、スクリーンシリンダ1の表面を横切りかつ該
シリンダ1と上記所定の間隔を保った状態で円周経路に
沿って高速(例えば、毎秒10〜25m)で旋回し、そ
れらの後方において発生する乱流と負圧によってスクリ
ーンシリンダ1の表面を閉塞する繊維塊と異物を取り除
く作用をなす。
選装置は、出力の大きな動力源を用いてロータ6を高速
回転させないと空気等の軽量異物を紙料中から十分に分
離することができず、このため、設備コストおよび運転
経費が嵩むという不都合を有する。
大きな動力源を用いることなく空気等の軽量異物を効率
良く分離除去することができる紙料分離精選装置を提供
することを目的としている。
リンダと、このスクリーンシリンダの内面に対向する周
面を有した円筒状ロータとを備え、該円筒状ロータの回
転に基づく遠心分離作用と前記スクリーンシリンダの濾
過作用とによって紙料を分離精選する紙料分離精選装置
であって、前記円筒状ロータの精選すべき紙料が流入す
る側の端面に、該円筒状ロータの径よりも大径の回転円
板を同心状に取り付けたことを特徴としている。
に、前記回転円板の中央部に貫通孔を設けるとともに、
該回転円板を前記円筒状ロータの一方の端面から所定距
離離間して位置させることができる。
面に複数の突起を所定の間隔で形成しても良い。また、
前記突起は、分岐流れ形成する前面と剥離流れを起こす
後面とを有するように形成することができる。
料導入用の開口を形成するとともに、前記回転円板に前
記紙料導入用の開口を閉塞しない形状を持たせ、更に、
該ロータの周面に複数の紙料通過用孔を所定の間隔で形
成することができる。
とにより分離効率が向上する。なお、前記突起は、該各
紙料通過用孔の開口端に施された皿状の面取加工の残り
代によって、あるいは、上記各紙料通過用孔間に形成さ
れた溝の残り代によって形成することができる。
し、前記突起をこの突起取付孔に圧入嵌合することによ
って固定しても良い。そして、前記突起は、分岐流れ形
成する前面と剥離流れを起こす後面とを有するように形
成することができる。また、前記ケーシングの少なくと
も一部で前記回転円板の外周面を覆い、前記ケーシング
の内面と前記回転円板の外周面との間に所定の間隙を設
けるように構成しても良い。
の断面図である。また図2は、図1のA−A断面図であ
る。なお、これらの図において、図14および図15に
示す要素と共通する要素には、図14および図15に示
す符号に100を付加した符号を付してある。
0.05〜5%の紙料は、入口部102から流入してケ
ーシング3内を旋回し、その旋回中に、含有する砂等の
重量異物が上記入口部102とは反対の側に設けられた
重量異物出口105から系外に排出される。
06を備え、精選すべき紙料が流入する側に位置したこ
の円筒状ロータ106の一方の端面側に、該ロータ10
6の径よりも大径の回転円板121を同心状に取り付け
てある。したがって、入口部102から流入した紙料
は、矢印でその流れを示すように、回転円板121で加
速され、その結果、紙料に含まれた空気等の軽量異物が
遠心分離により中心へ集められて、軽量異物出口104
から系外に排出される。なお、砂等の重量異物は、重量
異物出口5から系外に排出される。
ーンシリンダ101の取り付けフランジ間に形成された
隙間125を通って、スクリーンシリンダ101とロー
タ106とを収容した環状の撹拌室107へ導かれる。
なお、上記隙間125は、比重1以上の大きな異物(プ
ラスチック片、小石、砂等)の通過を阻止し得るよう
に、その間隔が設定されている。
〜4.8mmφ程度(この例では0.4mm)の多孔ま
たは間隔0.05〜0.5mm程度(この例では0.1m
m)のスリットを有する。したがって、撹拌室107へ
導かれた紙料は、ロータ106の軸方向に沿って流れる
過程で濾過選別される。すなわち、適正な大きさの紙料
は、スクリーンシリンダ101を通過した後、出口室1
14を経由して出口部109から放出される。一方、ス
クリーンシリンダ101上に堆積した繊維層を通過でき
ない異物は、撹拌室107を流下してリジェクト出口部
110から排出される。
ータ106の外周面には、複数個の突起120が設けて
ある。これらの突起120は、図3に示すように、その
頂端がスクリーンシリンダ101と所定の隙間(2.5
〜8mmの大きさとなるように設定することが望まし
く、この例では、6mmに設定されている)をなすよう
にその高さが設定されている。なお、突起120は、図
4に示すように、例えば半球状に形成することができ
る。
2に矢視した方向に回転し、撹拌室107に導入された
紙料中の異物を分離すると共に、繊維塊をほぐしてスク
リーンシリンダ101の閉塞を防止する。すなわち、ロ
ータ106の各突起120は、図3示すように、スクリ
ーンシリンダ101の表面から一定の間隔を保った状態
で該シリンダ101を横切るように、毎秒20m(10
〜35mの範囲内に設定することが望ましい)程度の高
速度で周回し、その際、図4(a),(b)に示すよう
に、その進行方向前面で紙料を分岐する流れを形成する
一方、後面で紙料の流れを乱す流れを形成する。
シリンダ101を閉塞している繊維層を数多く揺り動か
して繊維塊と異物を取り除くと同時に、細かい空気泡等
の軽量異物をロータ106の表面近くへ遠心分離する作
用をなす。なお、突起120が移動したスクリーンシリ
ンダ101の表面では、そこに付着した繊維層を通して
紙料が通過するが、その後、次第に繊維層が濃縮され
る。しかし、短時間後に次の突起120がその表面近傍
を通過することから、再び紙料の通過が可能な状態にな
る。
01の孔(またはスリット)は、ドリル加工、カッタ加
工、電子ビーム加工、レーザ加工等によって形成するこ
とができる。
対向して周回する上記突起120は、該スクリーンシリ
ンダ101の内周面の紙料層に数多くの流れの変化およ
びパルス(圧力の変動)を与える作用をなす。図4に示
す半球面121を有する上記半球状突起120は、前面
側に紙料分岐流を形成させ、後面側に乱流(剥離撹拌流
とパルス流)を数多く生じさせることができるが、この
突起120に代えて、図5に示す突起220および図6
に示す突起230を用いた場合でも同様の作用を得るこ
とができる。
錐台形に形成されているが、角錐台形に形成しても良
い。図6の突起230は、円柱を斜めにカットした形状
を有し、頂面231がロータ106の回転方向前方側に
位置し、斜面232がこれに続くように該ロータ106
の周面に設けられる。
と高さは特に限定されないが、径は10〜50mmの範
囲の大きさ(例えば25mm)に設定することが望まし
く、また、高さは5〜20mmの範囲の大きさ(例え
ば、13mm)に設定することが望ましい。なお、図1
では、ロータ106をその軸線が横に向くように配置し
ているが、このロータ106の配置方向は任意に決定す
ることができ、例えば、縦方向に向くようにこのロータ
106を配置しても良い。
によれば、以下のような作用効果が得られる。 1)ロータ106の径より大きい径を有した回転円板1
21を該ロータ106の一端に取り付けてあるので、紙
料中に混入した空気泡に大きな浮力(遠心力)を作用さ
せて、この空気泡を円板121の中心側に集合させるこ
とができる。従って、紙料分離効率が向上する。なお、
図14,15に示した従来装置のロータ6にこの回転円
板121を設けた場合においても、紙料分離効率の向上
効果が期待できる。
(220,230)がその前面側に分岐流を形成すると
ともに、後面側に剥離撹拌流と比較的弱い数多くのパル
スを生じさせるので、スクリーンシリンダ101の内表
面の繊維層を完全に取り除くことなしに該シリンダ10
1の目詰まりを防止することができ、その結果、適正な
大きさの紙料をスクリーンシリンダ101に通過させる
ことができる。そして、微細な空気泡等の軽量異物が紙
料と共にスクリーンシリンダ101を通り抜けるのを抑
制して、該空気泡等を遠心分離作用によってロータ10
6の表面に集めることができる。
01とで構成された撹拌室107における旋回流は、常
に突起120(220,230)とロータ106の外周
面で安定に保持される。従って、スクリーンシリンダ1
01における紙料の通過量が多くなり、また、スクリー
ンシリンダ101表面も効率よく清掃される。図14,
15に示した従来装置では、スクリーンシリンダ1と対
向しない翼20の片側面を旋回流が通り抜けるので、ス
クリーンシリンダ1における紙料の通過量が少なくなる
と共に、スクリーンシリンダ1表面の清掃効率が低下す
る。
がそれと相対するスクリーンシリンダ101の内面の繊
維層にパルスを与え、これによって該スクリーンシリン
ダ101の孔の詰まりを防止する。従って、図14,1
5に示した従来装置の問題点である翼20の負圧吸引力
による紙料の逆流がない。また、突起120(220,
230)と相対しないスクリーンシリンダ101の部位
も、該突起120(220,230)の前面の分岐流れ
による撹拌作用でその閉塞が抑制されるので、紙料の通
過量が多くなる。
法が小さい場合や、紙料濃度が高くなった場合でも、突
起120(220,230)が発生する多数のパルスに
よって支障なく運転することが可能である。また、突起
120(220,230)の流体抵抗は、図14,15
に示す従来装置の翼20のそれと比べて小さいので、ロ
ータ106の駆動力も少なくて済み、結果的に消費動力
当たりの紙料の通過量が多くなる。
前面で分岐流れを生じさせるように構成されているの
で、異物がロータ106の軸に沿った方向に逃げ易く、
このため、異物が突起120(220,230)とスク
リーンシリンダ101との間に挟まってスクリーンシリ
ンダ101を破損させるという問題も生じない。要する
に、この実施の形態1の紙料分離精選装置によれば、空
気等の微細軽量異物の除去効率を向上することができ、
かつ、ロータ106の回転数を比較的遅く設定した場合
でも、スクリーンシリンダ101の孔の目詰まりが防止
されるので、低動力でも紙料をスクリーンシリンダ10
1に効率よく通過させることができる。
を示している。また、図8は、図7のB−B断面図であ
る。なお、これらの図において、図1,2に示す要素と
共通する要素には、この図1,2に示す符号における1
00位の数値1を2に変更した符号を付してある。
板121に対応する回転円板221をスペーサ226お
よびボルト224を介してロータ206の一側端に取付
けてある。この回転円板221は、ロータ206の径よ
りも大きな径を有し、かつ、中心部に孔227を開口さ
せてある。一方、この実施の形態2では、ケーシング2
03におけるロータ206の外周に沿った弧状部位を回
転円板221側に延長させ、この延長端部203aで回
転円板221の外周囲を囲ってある。
は、回転円板221の周面との間に所定の隙間228を
形成し、また、回転円板221の外周側縁部は、スクリ
ーンシリンダ201の取り付けフランジとの間に上記隙
間228に続く所定の隙間225を形成している。更
に、図における回転円板221の右方側の面は、ロータ
206の左端面との間に上記隙間225に続く所定の隙
間229を形成している。したがって、この実施の形態
2に係る紙料分離精選装置によれば、前記実施の形態1
に係る紙料分離精選装置の作用効果の他に以下のような
作用効果が得られる。
空気等の軽量異物を図における左方側の面で遠心分離し
て軽量異物出口204に導く。このとき、周速の大きな
回転円板221の外縁部が上記ケーシング203の延長
部203aで囲まれていることから、上記回転円板22
1の左方側の面にきわめて強い遠心力が作用して、上記
空気等の軽量異物が回転円板221の中心方向に向って
より効率よく分離移動される。
にも同様の理由により強い遠心力が作用する。したがっ
て、隙間228および225を通過する紙料は、残存す
る軽量異物が隙間229を介して回転円板221の中心
方向に効率よく分離移動されることになる。そして、こ
の軽量異物は、回転円板221に設けられた上記孔22
9および軽量異物出口204を介して系外に排出され
る。
選装置では、回転円板221の両面が空気等の軽量異物
の遠心分離に寄与し、しかも、上記延長部203の作用
によってその遠心分離作用が強化されるので、上記空気
等の軽量異物を極めて効率良く中心側に分離集合させる
ことができる。したがって、ロータ206を比較的低速
で回転させた場合でも、紙料を十分に分離精選すること
ができる。その他の構成、作用および効果は、実施の形
態1のものと同様である。なお、この実施の形態におる
ロータ206もその配置方向が限定されず、例えば、縦
方向にこのロータ206を配設しても良い。
を示している。また図10は、図9のC−C断面図であ
る。なお、これらの図において、図1,2に示す要素と
共通する要素には、この図1,2に示す符号における1
00位の数値1を3に変更した符号を付してある。
ータ306の紙料流入側の端面に紙料導入用孔327を
複数形成し、かつ、この端面に回転円板321を同心状
に取り付けてある。回転円板321は、中空ロータ30
6に設けられた上記各紙料導入用孔327を塞ぐことが
ないように、環状に形成されている。
紙料通過孔333よび突起331を形成した円筒部32
0、あるいは、図12に示すような紙料通過孔433よ
び突起431を形成した円筒部420を備えている。図
11(a)に示すように、円筒部320に形成された各
紙料通過孔333は、千鳥状に配列し、かつ、図11
(a)のD−D断面図である図11(b)に示すよう
に、その外方側半部に皿形の面取り加工を施してある。
隣接する紙料通過孔333の面取加工部332は、互い
にその一部がラップするようにその加工径が設定され、
その結果、個々の紙料通過孔333間には、面取加工の
残り代として略三角状の頂面を有する突起331が多数
介在している。
420にも多数の紙料通過孔433を千鳥状に配列形成
してある。そして、隣接する4個の紙料通過孔433の
中央部に略菱形状の頂面を有する突起431が残り代と
して形成されるように、それらの紙料通過孔433間に
は4個のV形溝432が隣接形成されている。なお、図
12(b)は、図12(a)のE−E断面図である。
形状および径、ならびに円筒部420における紙料通過
孔433の形状および径は、いずれも特に限定されない
(多角形の孔でもよい)が、例えば円形の通過孔の場
合、その径は10〜50mm程度(この例では、約25
mm)に設定することが好ましい。また、上記面取部3
32の傾斜角と深さ、および円筒部420のV形溝43
2のそれも特に限定されないが、深さを5〜20mm程
度(この例では約6mm)に設定することが好ましい。
図11、図12に示すように、上記突起331,431
は、いずれもその前面で分岐流れを発生するとともに、
その後面で剥離流れを発生するので、高さが低いにもか
かわらず十分な圧力変動(パルス)をもたらし、かつ、
流体抵抗の低減によるロータ306の低動力駆動化にも
寄与する。
においては、一部の紙料が回転円板321の外周側縁部
とスクリーンシリンダ301の取り付けフランジとの間
の隙間325を通って撹拌室307に直接供給される。
また、他の紙料は、ロータ306の端面に設けた紙料導
入孔327から該ロータ306内に導入された後、上記
円筒部320の紙料通過孔333(あるいは円筒部42
0の紙料通過孔433)を介して撹拌室307に供給さ
れる。これは、スクリーンシリンダ301における紙料
の通過量を低減することなく撹拌室7を狭くすること、
つまり、ロータ306の径を大きく設定することができ
ることを意味している。
形態1,2におけるロータ106,206の径よりも大
きく設定してある。このような大径のロータ306を用
いた場合には、上記撹拌室7が狭くなるが、前記突起
(円筒部320の突起331あるいは円筒部20の突起
431)がロータ106の周面から突出しないように形
成されていることから、この突起がスクリーンシリンダ
301と干渉する虞はない。
によれば、ロータ306の周速度が大きいので、空気等
の軽量異物の分離効率が向上すると同時に、スクリーン
シリンダ301における紙料の通過量も多くなる。な
お、その他の構成、作用および効果は、実施の形態1の
それと同様である。
いるが、その配置方向は任意に設定することができる。
たとえば、ロータ306を縦形釣り鐘状に配置し、下部
に回転円板321を取り付けるようにしても良い。ま
た、入り口部302と軽量異物出口304の位置を相互
に入れ替えた構成にすることも可能である。
は、上記多孔円筒部320,420の他に、図13に部
分的に示すような多孔円筒部520を適用しても良い。
図13に示す多孔円筒部520は、前記紙料通過孔33
3,433に対応する紙料通過孔533の廻りに複数の
ピン孔530を設け、これらのピン孔530にピン52
5を円筒520の内方側から圧入して、ピン525の上
端部からなる突起521を形成している。突起521
は、前方左右部にそれぞれ斜度の大きな斜面522を備
えるとともに、後方に三角状頂面から緩傾斜する斜面5
32を備えている。したがって、この突起521は、各
斜面522が分岐流れを発生するとともに、斜面532
が剥離流れを引き起こす。
ない。しかし、径は10〜50mm程度(この例では約
25mm)に、また高さは、5〜20mm程度(この例
では約6mm)に設定することが好ましい。更に、突起
521の斜面522,532の傾斜角も特に限定されな
いが、例えば、前者は45〜75°(この例では90
°)の傾斜角に、また、後者は5〜30°(この例では
15°)の傾斜角にそれぞれ設定することが望ましい。
共通のロータベースを用いて任意形状の突起を選択形成
し得るという点で有利である。もちろん、この手法は、
上記実施の形態3のみならず、図1および図7に示す紙
料分離精選装置にも適用することができる。
ング203に延長部203aを設けて、空気等の異物の
分離効果を向上しているが、この技術を、図1および図
9に示す紙料分離精選装置に適用することも可能であ
る。
べき紙料が流入する側の端面に、該円筒状ロータの径よ
りも大径の回転円板を同心状に取り付けてあるので、空
気等の軽量異物の分離除去効率が大きく向上する。した
がって、出力の大きな動力源を用いてロータを高速回転
させなくても、十分な分離精選結果が得られ、これは、
設備コストおよび運転経費の節減をもたらす。
形態を示す縦断面図である。
る。
(b)はこの突起の側面図である。
(b)はこの突起の側面図である。
り、(b)はこの突起の側面図である。
形態を示す縦断面図である。
形態を示す縦断面図である。
る突起の一例を示す平面図であり、(b)は(a)のD
−D断面図である。
る突起の他の例を示す平面図であり、(b)は(a)の
E−E断面図である。
る突起の更に別の例を示す平面図であり、(b)は
(a)のF−F断面図である。
図である。
起 121,221,321 回転円板 125,225,325,228,229 隙間 226 スペーサ
Claims (11)
- 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシングの内部に設
けられたスクリーンシリンダと、このスクリーンシリン
ダの内面に対向する周面を有した円筒状ロータとを備
え、該円筒状ロータの回転に基づく遠心分離作用と前記
スクリーンシリンダの濾過作用とによって紙料を分離精
選する紙料分離精選装置であって、 前記円筒状ロータの精選すべき紙料が流入する側の端面
に、該円筒状ロータの径よりも大径の回転円板を同心状
に取り付けたことを特徴とする紙料分離精選装置。 - 【請求項2】 前記回転円板の中央部に貫通孔を設け、
該回転円板を前記円筒状ロータの一方の端面から所定距
離離間して位置させたことを特徴とする請求項1に記載
の紙料分離精選装置。 - 【請求項3】 前記ロータの周面に複数の突起を所定の
間隔で形成したことを特徴とする請求項1または2に記
載の紙料分離精選装置。 - 【請求項4】 前記突起は、分岐流れ形成する前面と剥
離流れを起こす後面とを有することを特徴とする請求項
3に記載の紙料分離精選装置。 - 【請求項5】 前記円筒状ロータの紙料流入側の端面に
紙料導入用の開口を形成するとともに、前記回転円板に
前記紙料導入用の開口を閉塞しない形状を持たせ、更
に、該ロータの周面に複数の紙料通過用孔を所定の間隔
で形成したことを特徴とする請求項1に記載の紙料分離
精選装置。 - 【請求項6】 前記各紙料通過用孔間に突起を形成した
ことを特徴とする請求項5に記載の紙料分離精選装置。 - 【請求項7】 前記突起が該各紙料通過用孔の開口端に
施された皿状の面取加工の残り代によって形成されてい
ることを特徴とする請求項6に記載の紙料分離精選装
置。 - 【請求項8】 前記突起が該各紙料通過用孔間に形成さ
れた溝の残り代によって形成されていることを特徴とす
る請求項6に記載の紙料分離精選装置。 - 【請求項9】 前記各紙料通過用孔間に突起取付孔を形
成し、前記突起をこの突起取付孔に圧入嵌合することに
よって固定したことを特徴とする請求項6に記載の紙料
分離精選装置。 - 【請求項10】 前記突起は、分岐流れ形成する前面
と、剥離流れを起こす後面とを有することを特徴とする
請求項6〜9のいずれか1項に記載の紙料分離精選装
置。 - 【請求項11】 前記ケーシングの少なくとも一部が前
記回転円板の外周面を覆っており、前記ケーシングの内
面と前記回転円板の外周面との間に所定の間隙が設けら
れていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか
1項に記載の紙料分離精選装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002125882A JP3595544B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 紙料分離精選装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002125882A JP3595544B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 紙料分離精選装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003313791A true JP2003313791A (ja) | 2003-11-06 |
JP3595544B2 JP3595544B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=29540471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002125882A Expired - Fee Related JP3595544B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 紙料分離精選装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3595544B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010523829A (ja) * | 2007-03-30 | 2010-07-15 | アドバンスド ファイバー テクノロジーズ(エイエフティー)トラスト | スクリーニング装置用のロータ要素及びロータ |
JP2011074532A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 脱墨パルプ製造用粗選スクリーン |
JP2011132641A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Voith Patent Gmbh | スクリーンドラム |
JP2014047516A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 建設機械のスイベルジョイント |
CN110665630A (zh) * | 2019-09-19 | 2020-01-10 | 常山千帆工业设计有限公司 | 一种自动硅料碎片分离装置 |
-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002125882A patent/JP3595544B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010523829A (ja) * | 2007-03-30 | 2010-07-15 | アドバンスド ファイバー テクノロジーズ(エイエフティー)トラスト | スクリーニング装置用のロータ要素及びロータ |
JP2011074532A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 脱墨パルプ製造用粗選スクリーン |
JP2011132641A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Voith Patent Gmbh | スクリーンドラム |
JP2014047516A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 建設機械のスイベルジョイント |
CN110665630A (zh) * | 2019-09-19 | 2020-01-10 | 常山千帆工业设计有限公司 | 一种自动硅料碎片分离装置 |
CN110665630B (zh) * | 2019-09-19 | 2022-08-05 | 抚州市天和硅业有限责任公司 | 一种自动硅料碎片分离装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3595544B2 (ja) | 2004-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4356085A (en) | Rotary screening machine for pulp suspensions | |
JP4823816B2 (ja) | リファイナープレート、リファイナーおよびリファイニング方法 | |
SU1192632A3 (ru) | Вращающеес устройство дл сортировки массы с вертикальным давлением | |
JP2007182660A (ja) | リファイナープレート、ディスパージャープレートおよびリファイニング方法 | |
JP4789041B2 (ja) | 生海苔の異物分離装置 | |
JP2007182658A (ja) | リファイナープレート、リファイナーおよびリファイニング方法 | |
JP6250057B2 (ja) | 遠心分離器 | |
JP2016168037A (ja) | 生海苔の異物分離装置 | |
US4166028A (en) | Apparatus for screening paper fiber stock | |
EP0693976A1 (en) | Screening apparatus for papermaking pulp | |
CA1064428A (en) | Stationary cylindrical screen for liquid suspensions including a heavy impurities trap and dilution means | |
JPH11222789A (ja) | 古紙パルプの選別方法及び装置 | |
JP2003313791A (ja) | 紙料分離精選装置 | |
JPS6152280B2 (ja) | ||
US2500981A (en) | Rotary drum and perforate cylinder for removing fruit pits | |
US6755969B2 (en) | Centrifuge | |
JP2001214391A (ja) | 紙料精選装置 | |
US10960413B2 (en) | Separator for removing contaminants from a liquid by use of a rotating cylindrical chamber comprising at least three zones of drive surfaces, each driven by fluid flowing through the separator | |
US4350282A (en) | Self-purging centrifuge | |
JP3649702B2 (ja) | 故紙処理装置 | |
US5074995A (en) | Apparatus for separating particles from a pulp flow and dividing the flow into fractions | |
US20040035761A1 (en) | Pressurized screen for screening a fibrous suspension | |
JP2003155679A (ja) | 紙料精選装置 | |
WO2002009844A1 (en) | Screening method and apparatus | |
JPH077359Y2 (ja) | 製紙用スクリーン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040709 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20040813 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20040903 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |