JP2003313693A - 電気分解装置及び電気分解方法 - Google Patents
電気分解装置及び電気分解方法Info
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- JP2003313693A JP2003313693A JP2002123738A JP2002123738A JP2003313693A JP 2003313693 A JP2003313693 A JP 2003313693A JP 2002123738 A JP2002123738 A JP 2002123738A JP 2002123738 A JP2002123738 A JP 2002123738A JP 2003313693 A JP2003313693 A JP 2003313693A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/36—Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis
Landscapes
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速度で効率良く電気分解を行うことができ
る電気分解装置及び電気分解方法を提供することを課題
とする。 【解決手段】 電気分解装置10は、電解槽12の中
に、陽極として設けられた超音波発振子14と、陰極と
して設けられた金網16と、を有する。超音波発振子1
4は、高周波発生器20によって超音波振動する。この
振動により、電気分解によって発生して電極(超音波発
振子14や金網16)に付着した気泡状のガスを、容易
に電極から離して浮上させることができるので、このガ
スによって電気分解の進行が遅れることを防止できる。
従って、単位時間あたりのガス発生量を著しく増大させ
ること、すなわち高速度で電気分解を行うことができ
る。
る電気分解装置及び電気分解方法を提供することを課題
とする。 【解決手段】 電気分解装置10は、電解槽12の中
に、陽極として設けられた超音波発振子14と、陰極と
して設けられた金網16と、を有する。超音波発振子1
4は、高周波発生器20によって超音波振動する。この
振動により、電気分解によって発生して電極(超音波発
振子14や金網16)に付着した気泡状のガスを、容易
に電極から離して浮上させることができるので、このガ
スによって電気分解の進行が遅れることを防止できる。
従って、単位時間あたりのガス発生量を著しく増大させ
ること、すなわち高速度で電気分解を行うことができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気分解を行うこ
とによりガスを発生させる電気分解装置及び電気分解方
法に関する。
とによりガスを発生させる電気分解装置及び電気分解方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電解液に直流電圧を印加して電気
分解を行うことが広く知られている。この場合、陽極及
び陰極の少なくとも一方でガスが発生することが多い
(例えば、水を電気分解すると、陽極で酸素ガスが、陰
極で水素ガスが、それぞれ発生する)。
分解を行うことが広く知られている。この場合、陽極及
び陰極の少なくとも一方でガスが発生することが多い
(例えば、水を電気分解すると、陽極で酸素ガスが、陰
極で水素ガスが、それぞれ発生する)。
【0003】ところで、この電気分解では、上記のガス
が発生する場合、一般に電気分解の速度が遅い。この原
因の一つとしては、電極に気泡として付着したガスが浮
き上がらず、電極をシールしている状態にしてしまうた
めである。このシール状態が解消されれば、電気分解を
高速度で効率良く行うことができる。
が発生する場合、一般に電気分解の速度が遅い。この原
因の一つとしては、電極に気泡として付着したガスが浮
き上がらず、電極をシールしている状態にしてしまうた
めである。このシール状態が解消されれば、電気分解を
高速度で効率良く行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮して、高速度で効率良く電気分解を行うことができ
る電気分解装置及び電気分解方法を提供することを課題
とする。
考慮して、高速度で効率良く電気分解を行うことができ
る電気分解装置及び電気分解方法を提供することを課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、陽極と陰極とが設けられた電解槽を備え、前記陽極
と前記陰極との間に直流電圧を印加して電気分解を行う
電気分解装置において、前記電解槽内で高周波数の振動
を発生させる振動発生手段を設けたことを特徴とする。
は、陽極と陰極とが設けられた電解槽を備え、前記陽極
と前記陰極との間に直流電圧を印加して電気分解を行う
電気分解装置において、前記電解槽内で高周波数の振動
を発生させる振動発生手段を設けたことを特徴とする。
【0006】この振動により、電気分解によって発生し
て電極(陽極や陰極)に付着した気泡状のガスを、容易
に電極から離して浮上させることができるので、このガ
スによって電気分解の進行が遅れることを防止できる。
従って、単位時間あたりのガス発生量を著しく増大させ
ること、すなわち高速度で電気分解を行うことができ、
このことは、電気分解装置の大幅な小型化を実現させ得
る。
て電極(陽極や陰極)に付着した気泡状のガスを、容易
に電極から離して浮上させることができるので、このガ
スによって電気分解の進行が遅れることを防止できる。
従って、単位時間あたりのガス発生量を著しく増大させ
ること、すなわち高速度で電気分解を行うことができ、
このことは、電気分解装置の大幅な小型化を実現させ得
る。
【0007】なお、電解槽内の電解液に、電気分解の速
度を更に上げるための添加剤(例えば木酢液など)を加
えても良い。
度を更に上げるための添加剤(例えば木酢液など)を加
えても良い。
【0008】請求項2に記載の発明では、前記振動発生
手段は、前記陽極として設けられた超音波発振子と、前
記超音波発振子を超音波振動させる高周波発生器と、で
構成されることを特徴とする。
手段は、前記陽極として設けられた超音波発振子と、前
記超音波発振子を超音波振動させる高周波発生器と、で
構成されることを特徴とする。
【0009】超音波振動させるとは、超音波の周波数領
域(2000Hz以上)で振動させることをいう。
域(2000Hz以上)で振動させることをいう。
【0010】請求項2に記載の発明により、簡易な手段
によって陽極を振動させることができ、この陽極に付着
した気泡状のガスは陽極から容易に離れて浮上する。ま
た、超音波発振子が振動すると、電解槽内に収容された
水等の電解液が振動し、この結果、陰極も振動する。従
って、陰極で発生して陰極に付着した気泡状のガスも、
陰極から容易に離れて浮上する。
によって陽極を振動させることができ、この陽極に付着
した気泡状のガスは陽極から容易に離れて浮上する。ま
た、超音波発振子が振動すると、電解槽内に収容された
水等の電解液が振動し、この結果、陰極も振動する。従
って、陰極で発生して陰極に付着した気泡状のガスも、
陰極から容易に離れて浮上する。
【0011】請求項3に記載の発明では、前記陽極と前
記陰極との間に、イオン透過性かつガス不透過性の仕切
膜を設けたことを特徴とする。
記陰極との間に、イオン透過性かつガス不透過性の仕切
膜を設けたことを特徴とする。
【0012】仕切膜としては布であってもよい。
【0013】これにより、電気分解の進行を妨げること
なく、陽極で発生したガス(例えば酸素ガス)と、陰極
で発生したガス(例えば水素ガス)と、を容易に分離し
て回収できる。
なく、陽極で発生したガス(例えば酸素ガス)と、陰極
で発生したガス(例えば水素ガス)と、を容易に分離し
て回収できる。
【0014】請求項4に記載の発明では、電解槽の中に
陽極と陰極とを設け、前記陽極と前記陰極とに直流電圧
を印加して電気分解を行う電気分解方法であって、前記
電解槽内で高周波数の振動を発生させることにより、前
記陽極及び前記陰極の少なくとも一方に付着している気
泡を付着解除させることを特徴とする。
陽極と陰極とを設け、前記陽極と前記陰極とに直流電圧
を印加して電気分解を行う電気分解方法であって、前記
電解槽内で高周波数の振動を発生させることにより、前
記陽極及び前記陰極の少なくとも一方に付着している気
泡を付着解除させることを特徴とする。
【0015】これにより、請求項1に記載の発明と同
様、電気分解によって発生して電極(陽極や陰極)に付
着した気泡状のガスを、上記の振動によって容易に電極
から離して浮上させることができるので、このガスによ
って電気分解の進行が遅れることを防止できる。従っ
て、単位時間あたりのガス発生量を著しく増大させるこ
と、すなわち高速度で電気分解を行うことができる。
様、電気分解によって発生して電極(陽極や陰極)に付
着した気泡状のガスを、上記の振動によって容易に電極
から離して浮上させることができるので、このガスによ
って電気分解の進行が遅れることを防止できる。従っ
て、単位時間あたりのガス発生量を著しく増大させるこ
と、すなわち高速度で電気分解を行うことができる。
【0016】例えば、電解槽内に廃棄物(例えば糞尿や
有害物質)を入れ、この廃棄物の電気分解を行いつつ電
解槽内で高周波の振動を発生させることにより、電解槽
の中に設けた陽極及び陰極の少なくとも一方に付着して
いる気泡を付着除去させる。これにより、廃棄物の分解
に伴なって陽極や陰極に付着した気泡状のガス(例えば
塩素ガスや硫酸ガス)を容易に除去できるので、このガ
スによって廃棄物の分解速度が低減することを回避で
き、分解速度を大幅に向上させることができる。なお、
この場合、電解槽内に発酵剤を入れておくことが一般的
である。
有害物質)を入れ、この廃棄物の電気分解を行いつつ電
解槽内で高周波の振動を発生させることにより、電解槽
の中に設けた陽極及び陰極の少なくとも一方に付着して
いる気泡を付着除去させる。これにより、廃棄物の分解
に伴なって陽極や陰極に付着した気泡状のガス(例えば
塩素ガスや硫酸ガス)を容易に除去できるので、このガ
スによって廃棄物の分解速度が低減することを回避で
き、分解速度を大幅に向上させることができる。なお、
この場合、電解槽内に発酵剤を入れておくことが一般的
である。
【0017】請求項5に記載の発明では、前記電解槽内
に水を貯留して前記水を電気分解することにより、前記
陽極で酸素ガスを発生させ、前記陰極で水素ガスを発生
させることを特徴とする。
に水を貯留して前記水を電気分解することにより、前記
陽極で酸素ガスを発生させ、前記陰極で水素ガスを発生
させることを特徴とする。
【0018】これにより、水素ガス及び酸素ガスを高速
で発生させて得ることができる。
で発生させて得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を挙げ、本発明の
実施の形態について説明する。図1、図2に示すよう
に、本発明の一実施形態の電気分解装置10(以下、電
解装置10という)では、略円筒状の電解槽12と、電
解槽12の中央に陽極として設けられた細長状の超音波
発振子14と、電解槽12の側壁近くに陰極として設け
られた金網16と、を有する。また、電解装置10は、
超音波発振子14に超音波振動を与える高周波発生器2
0と、交流電源(図示せず)に接続された電圧調整器2
2と、電圧調整器22に接続され、交流電圧を直流電圧
に変換する変換器24と、を有する。変換器24は、正
極が、電流計26を介して超音波発振子14に、負極が
金網16にそれぞれ接続されている。更に、電解槽12
は、超音波発振子14と金網16との間をし切る仕切膜
30を有する。この仕切膜30は、イオン透過性であっ
てガス不透過性である。
実施の形態について説明する。図1、図2に示すよう
に、本発明の一実施形態の電気分解装置10(以下、電
解装置10という)では、略円筒状の電解槽12と、電
解槽12の中央に陽極として設けられた細長状の超音波
発振子14と、電解槽12の側壁近くに陰極として設け
られた金網16と、を有する。また、電解装置10は、
超音波発振子14に超音波振動を与える高周波発生器2
0と、交流電源(図示せず)に接続された電圧調整器2
2と、電圧調整器22に接続され、交流電圧を直流電圧
に変換する変換器24と、を有する。変換器24は、正
極が、電流計26を介して超音波発振子14に、負極が
金網16にそれぞれ接続されている。更に、電解槽12
は、超音波発振子14と金網16との間をし切る仕切膜
30を有する。この仕切膜30は、イオン透過性であっ
てガス不透過性である。
【0020】電解槽12の上部には、仕切膜30の外側
(金網側)に設けられ、金網16の近くで発生したガス
(水素ガス)を回収するための水素ガス回収管32と、
仕切膜30の内側(超音波発振子側)に設けられ、超音
波発振子14の近くで発生したガス(酸素ガス)を回収
するための酸素ガス回収管34と、が接続されている。
また、電解槽12には、給水管36が下部側壁に、排水
管38が上部側壁に、それぞれ接続されている。
(金網側)に設けられ、金網16の近くで発生したガス
(水素ガス)を回収するための水素ガス回収管32と、
仕切膜30の内側(超音波発振子側)に設けられ、超音
波発振子14の近くで発生したガス(酸素ガス)を回収
するための酸素ガス回収管34と、が接続されている。
また、電解槽12には、給水管36が下部側壁に、排水
管38が上部側壁に、それぞれ接続されている。
【0021】この電解装置10で電気分解するには、図
2に示すように、水を電解槽12に入れた状態にして、
変換器24で電圧を印加すると共に、高周波発生器20
により超音波発振子14を超音波振動させる。変換器2
4は、例えば24Vで印加し、このとき、超音波発振子
14と金網16との間に4Aの電流が流れる。高周波発
生器20は、例えば20±0.5kHzの範囲内の高周
波を発生する。
2に示すように、水を電解槽12に入れた状態にして、
変換器24で電圧を印加すると共に、高周波発生器20
により超音波発振子14を超音波振動させる。変換器2
4は、例えば24Vで印加し、このとき、超音波発振子
14と金網16との間に4Aの電流が流れる。高周波発
生器20は、例えば20±0.5kHzの範囲内の高周
波を発生する。
【0022】この結果、陽極である超音波発振子14に
は酸素イオンが集まり、気泡状の酸素ガスとなって超音
波発振子14に付着する。超音波発振子14が振動して
いるので、気泡状の酸素ガスは超音波発振子14から直
ちに離れ、水中を浮上し、酸素ガス回収管34から回収
される。
は酸素イオンが集まり、気泡状の酸素ガスとなって超音
波発振子14に付着する。超音波発振子14が振動して
いるので、気泡状の酸素ガスは超音波発振子14から直
ちに離れ、水中を浮上し、酸素ガス回収管34から回収
される。
【0023】これと併行して、陰極である金網16には
水素イオンが集まり、気泡状の水素ガスとなって金網1
6に付着する。超音波発振子14の振動により電解槽1
2内の水全体が振動しており、このため、金網16も振
動しているので、金網16に付着した気泡状の水素ガス
は直ちに金網16から離れ、水中を浮上し、水素ガス回
収管32から回収される。
水素イオンが集まり、気泡状の水素ガスとなって金網1
6に付着する。超音波発振子14の振動により電解槽1
2内の水全体が振動しており、このため、金網16も振
動しているので、金網16に付着した気泡状の水素ガス
は直ちに金網16から離れ、水中を浮上し、水素ガス回
収管32から回収される。
【0024】これにより、陽極である超音波発振子14
と、陰極である金網16とが、何れもガスでシールされ
ることを回避できる。従って、電極の有効面積がガスに
よって低減することを回避できるので、電気分解を著し
く高速度で行うことができる。
と、陰極である金網16とが、何れもガスでシールされ
ることを回避できる。従って、電極の有効面積がガスに
よって低減することを回避できるので、電気分解を著し
く高速度で行うことができる。
【0025】以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形
態を説明したが、上記実施形態は一例であり、要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発
明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言う
までもない。
態を説明したが、上記実施形態は一例であり、要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発
明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言う
までもない。
【0026】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、以下の効
果を奏することができる。
果を奏することができる。
【0027】請求項1に記載の発明によれば、この振動
により、電気分解によって発生して電極(陽極や陰極)
に付着した気泡状のガスを、容易に電極から離して浮上
させることができるので、このガスによって電気分解の
進行が遅れることを防止できる。従って、単位時間あた
りのガス発生量を著しく増大させること、すなわち高速
度で電気分解を行うことができ、このことは、電気分解
装置の大幅な小型化を実現させ得る。
により、電気分解によって発生して電極(陽極や陰極)
に付着した気泡状のガスを、容易に電極から離して浮上
させることができるので、このガスによって電気分解の
進行が遅れることを防止できる。従って、単位時間あた
りのガス発生量を著しく増大させること、すなわち高速
度で電気分解を行うことができ、このことは、電気分解
装置の大幅な小型化を実現させ得る。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、簡易な手
段によって陽極を振動させることができ、この陽極に付
着した気泡状のガスは陽極から容易に離れて浮上する。
また、超音波発振子が振動すると、電解槽内に収容され
た水等の電解液が振動し、この結果、陰極も振動する。
従って、陰極で発生して陰極に付着した気泡状のガス
も、陰極から容易に離れて浮上する。
段によって陽極を振動させることができ、この陽極に付
着した気泡状のガスは陽極から容易に離れて浮上する。
また、超音波発振子が振動すると、電解槽内に収容され
た水等の電解液が振動し、この結果、陰極も振動する。
従って、陰極で発生して陰極に付着した気泡状のガス
も、陰極から容易に離れて浮上する。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、電気分解
の進行を妨げることなく、陽極で発生したガス(例えば
酸素ガス)と、陰極で発生したガス(例えば水素ガス)
と、を容易に分離して回収できる。
の進行を妨げることなく、陽極で発生したガス(例えば
酸素ガス)と、陰極で発生したガス(例えば水素ガス)
と、を容易に分離して回収できる。
【0030】請求項4に記載の発明によれば、電気分解
によって発生して電極(陽極や陰極)に付着した気泡状
のガスを、上記の振動によって容易に電極から離して浮
上させることができるので、このガスによって電気分解
の進行が遅れることを防止できる。従って、単位時間あ
たりのガス発生量を著しく増大させること、すなわち高
速度で電気分解を行うことができる。
によって発生して電極(陽極や陰極)に付着した気泡状
のガスを、上記の振動によって容易に電極から離して浮
上させることができるので、このガスによって電気分解
の進行が遅れることを防止できる。従って、単位時間あ
たりのガス発生量を著しく増大させること、すなわち高
速度で電気分解を行うことができる。
【0031】請求項5に記載の発明によれば、水素ガス
及び酸素ガスを高速で発生させて得ることができる。
及び酸素ガスを高速で発生させて得ることができる。
【図1】本発明の一実施形態の電気分解装置の構成図で
ある(装置が稼動していない状態)。
ある(装置が稼動していない状態)。
【図2】本発明の一実施形態の電気分解装置の構成図で
ある(装置が稼動している状態)。
ある(装置が稼動している状態)。
10 電気分解装置
12 電解槽
14 超音波発振子
16 金網(陰極)
20 高周波発生器
30 仕切膜
Claims (5)
- 【請求項1】 陽極と陰極とが設けられた電解槽を備
え、前記陽極と前記陰極との間に直流電圧を印加して電
気分解を行う電気分解装置において、 前記電解槽内で高周波数の振動を発生させる振動発生手
段を設けたことを特徴とする電気分解装置。 - 【請求項2】 前記振動発生手段は、前記陽極として設
けられた超音波発振子と、 前記超音波発振子を超音波振動させる高周波発生器と、 で構成されることを特徴とする請求項1に記載の電気分
解装置。 - 【請求項3】 前記陽極と前記陰極との間に、イオン透
過性かつガス不透過性の仕切膜を設けたことを特徴とす
る請求項2に記載の電気分解装置。 - 【請求項4】 電解槽の中に陽極と陰極とを設け、前記
陽極と前記陰極とに直流電圧を印加して電気分解を行う
電気分解方法であって、 前記電解槽内で高周波数の振動を発生させることによ
り、前記陽極及び前記陰極の少なくとも一方に付着して
いる気泡を付着解除させることを特徴とする電気分解方
法。 - 【請求項5】 前記電解槽内に水を貯留して前記水を電
気分解することにより、前記陽極で酸素ガスを発生さ
せ、前記陰極で水素ガスを発生させることを特徴とする
請求項4に記載の電気分解方法。
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JP2002123738A JP2003313693A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 電気分解装置及び電気分解方法 |
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- 2002-04-25 JP JP2002123738A patent/JP2003313693A/ja active Pending
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