JP2003313026A - 高シリカモルデナイトおよびその合成方法 - Google Patents

高シリカモルデナイトおよびその合成方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱アルミニウム処理をすることなく、合成し
たままの状態でSiO2/Al23比の高いモルデナイ
ト型ゼオライト結晶を合成し、それを用いた優れた高温
耐熱性、高い構造安定性、強い固体酸性などが要求され
る触媒、吸着剤、分離剤等の基材として有用な材料を提
供する。 【解決手段】TEAOH(テトラエチルアンモニウムヒ
ドロキシド)を有機添加剤として加え、かつアルカリ成
分をNa2O/SiO2=0〜0.09とすることによ
り、SiO2/Al23比=30〜100のハイシリカ
モルデナイト型ゼオライトを合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は触媒、吸着剤、分離
剤等の基材として有用なモルデナイト、特に、従来法で
は合成不可能であったSiO2/Al23比=30〜1
00のモルデナイト型ゼオライトおよびその合成法に関
するものである。SiO2/Al23比の高いゼオライ
トは、耐熱性、耐酸性または構造安定性に優れ、また固
体酸強度も強くなるので、触媒や吸着剤として優れた特
性を示す。
【0002】
【従来の技術】モルデナイト型ゼオライトは天然にも算
出するアルミノシリケートゼオライトの1種であり、そ
の合成方法は多数提案されている。これまでに提案され
ているモルデナイトの一般的合成法は、有機添加剤を用
いることなしにアルミノシリケートゲルスラリーを加熱
結晶化する方法である(例えば、特許文献1、2、3参
照)。
【0003】これらの方法で得られるモルデナイトのS
iO2/Al23比は通常9〜20の範囲である。これ
に対して、微粉状シリカ原料を用いて攪拌下で合成する
ことにより、SiO2/Al23比が12〜30の結晶
を合成する方法がある(例えば、特許文献4参照)。
【0004】また有機添加剤としてベンジルトリメチル
アンモニウムイオンを用いる方法(例えば、特許文献5
参照)やアミノ酸を添加する方法(例えば、特許文献6
参照)などが提案されている。これらの方法によれば有
機添加剤を用いない方法に比べてSiO2/Al23
の高い結晶が得られるが、その最大値はそれぞれ26.
5および26.4であり、30を超えるSiO2/Al2
3比のモルデナイト結晶の合成は不可能であった。そ
のために一般的には、SiO2/Al23比=10〜2
0のモルデナイトを脱アルミニウム処理することによっ
てSiO2/Al23比を高くする方法が採用されてき
た。しかしながらこの方法では、結晶内の一部が構造破
壊を起こして結合欠陥が生じるため、細孔径や固体酸強
度を任意に制御することが困難であるという不都合が生
じていた。
【0005】一方、さらにSiO2/Al23比の高い
モルデナイト結晶を合成する試みとして、TEAイオン
を添加して合成する方法がある(例えば、特許文献7お
よび非特許文献1)。
【0006】これらの方法によって得られるモルデナイ
ト結晶のSiO2/Al23比の最大値はそれぞれ3
0.3および35であり、従来法よりもわずかにその値
が大きいのみである。
【0007】
【特許文献1】特公昭41−17854号公報
【特許文献2】特公昭47−46677号公報
【特許文献3】特公昭49−10440号公報
【特許文献4】特公昭63−51969号公報(特許請
求の範囲)
【特許文献5】米国特許第3766093号明細書(第
6−7頁、実施例8)
【特許文献6】特公昭62−43927号公報(特許請
求の範囲)
【特許文献7】米国特許第5573746号明細書(第
6頁、Example7)
【非特許文献1】A.A.Shaikh、P.N.Jo
shi、N.E.Jacob、V.P.Shiralk
ar著、「ゼオライツ(ZEOLITES)」、(英
国)、バーターウォース−ハイネマン(Butterw
orht−Heinemann)社出版、1993年発
行、Vol.13、511−517頁(第517頁、表
6)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、脱
アルミニウム処理をすることなく、合成したままの状態
でSiO2/Al23比の高いモルデナイト型ゼオライ
ト結晶、即ちその値が30〜100、さらに好ましくは
40〜100の結晶を合成し、それを用いた優れた高温
耐熱性、高い構造安定性、強い固体酸性などが要求され
る触媒、吸着剤、分離剤等として有用な材料を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ゼオライ
トの構造と組成、ゼオライトの結晶化機構について鋭意
検討を重ねた結果、本発明に至った。本発明のSiO2
/Al23比=30〜100のハイシリカモルデナイト
型ゼオライトは、TEAOH(テトラエチルアンモニウ
ムヒドロキシド)を有機添加剤として添加し、かつアル
カリ成分はTEAOHの解離による成分のみとするか、
または従来の方法と比較して微量のアルカリ成分を添加
することにより、初めて合成可能である。さらに、この
反応混合物にNaF(ふっ化ナトリウム)を添加するこ
とにより、広い組成範囲で安定的に結晶化させることが
可能であることが分かった。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】モルデナイト型ゼオライトは、12員酸素
環から成る細孔径6.5×7.0オングストロームの比
較的大きな一次元細孔を有することが特徴である。ま
た、モルデナイト型ゼオライト結晶の代表的X線回折図
は、表1に示す回折角(2θ)と格子面間隔(d,(オ
ングストローム))およびその回折強度によって特徴づ
けられ、他のゼオライトと明瞭に区別することができ
る。
【0012】
【表1】 また、その組成は酸化物のモル比で表して下記の組成式
で表わされる。
【0013】 xNa2O・Al23・ySiO2・zH2O ここでxは0.8〜1.2、yは10〜20、zは0以
上の数を表す。yの値が比較的高いことがモルデナイト
の特徴であり、そのために耐熱性を有し、プロトン交換
体は強い固体酸性を示すことが特徴である。しかしなが
ら、従来の方法では30を大きく超えるyの値、好まし
くは40以上のyの値を有するモルデナイトの合成方法
は存在しなかった。したがって、SiO2/Al23
の高いモルデナイトが必要な場合には、酸処理やスチー
ミングを行ってアルミニウムを骨格外に抽出することが
行われている。この方法によりSiO2/Al23比を
上げることは可能であるが必然的に結合欠陥が生じるた
め、結晶細孔径や固体酸特性が変化してモルデナイト本
来の特徴が損なわれる。そのために触媒や吸着剤への応
用にも限界があった。
【0014】本発明のモルデナイト型ゼオライトは、脱
アルミニウム処理をすることなく、合成したままの状態
で上記組成式のyの値が30〜100であることが特徴
である。なお、耐熱性、または構造安定性の観点から言
えば、SiO2/Al23=40〜100であることが
好ましい。したがって、構造破壊による結合欠陥が本質
的に存在せず、優れた構造安定性、耐熱性および固体酸
性を有する。特に、耐熱性指数が80〜100のものが
好ましい。
【0015】本発明のSiO2/Al23比の高いモル
デナイト型ゼオライトは、有機添加剤としてTEAOH
を反応混合物に添加することにより初めて可能である。
その反応混合物組成は酸化物のモル比で表して次の組成 SiO2/Al23=30〜100 Na2O/SiO2=0〜0.09 TEA2O/SiO2=0.01〜0.5 H2O/SiO2=0.5〜50 (ここでTEAはテトラエチルアンモニウムイオンを表
す)の反応混合物を自生圧力下において、100〜20
0℃の温度で結晶化させることによって可能である。ま
た、この反応混合物にふっ化ナトリウムを添加すること
により、不純物の副生を抑え、SiO2/Al23比の
高い結晶を短時間で結晶化させることができる。その反
応混合物組成範囲は下記のとおりである。 SiO2/Al23=30〜100 Na2O/SiO2=0〜0.09 TEA2O/SiO2=0.01〜0.5 NaF/SiO2=0.1〜2 H2O/SiO2=0.5〜50 上記組成式において、SiO2/Al23比が30未満
の場合には、SiO2/Al23比が30以上の値を有
するモルデナイト型ゼオライトが得られず、100を超
える場合には、純粋な結晶が生成しない。Na2Oはア
ルカリ成分としてのNaOHを指し、Na2O/SiO2
=0はフリーのNaOHは系内に存在しないことを示し
ている。すなわち、Na2O/SiO2=0ではアルカリ
源は基本的にテトラエチルアンモニウムヒドロキシドの
解離によるアルカリ成分のみである。Na2O/SiO2
比は0または0.09以下である。Na2O/SiO2
が0.1以上になるとSiO2/Al23比が30以上
の純粋なモルデナイト結晶が得られなくなる。TEA2
Oの添加量は、TEA2O/SiO2比が0.01以下で
はモルデナイトが結晶化せず、また0.5以上では経済
合理性に欠ける。H2O/SiO2比は上記数値の広い範
囲で実施可能である。最初にスラリー状混合物を調製し
てから乾燥し、水分を蒸発させてH2O/SiO2比を小
さくして反応収率を高めることも可能である。NaFを
添加する場合は、NaF/SiO2=0.1〜2の範囲
で不純物抑制および結晶化時間短縮等の効果が現れる。
しかしながら、多量に添加しても効果は小さい。
【0016】これらの反応混合物を調製するための原料
として、シリカ源としてはコロイダルシリカ、無定形シ
リカ、珪酸ナトリウム、アルミノシリケートゲルなど
が、またアルミナ源としては、塩化アルミニウム、硫酸
アルミニウム、硝酸アルミニウム、アルミン酸ナトリウ
ム、水酸化アルミニウム、アルミノシリケートゲルなど
が用いられ、他の成分とも十分均一に混合できる形態の
ものが望ましい。したがって、Na2O/SiO2=0で
珪酸ナトリウムやアルミン酸ソーダを使用する場合に
は、そのアルカリ成分を中和するのに必要な酸成分の添
加が必要である。また、同様に塩化アルミニウムや硫酸
アルミニウムを使用する場合にはその酸成分を中和する
のに必要なアルカリ成分の添加が必要である。この酸成
分を中和するアルカリ成分としてNaOHを用いること
は可能であるが、反応混合物のアルカリ成分(Na
2O)とはみなさない。
【0017】反応混合物の添加順序は特に限定されない
が、特にH2O/SiO2比が小さい場合には反応混合物
の粘度が高くなるので、均一混合物が得られるような方
法で混合することが好ましい。
【0018】本反応混合物の結晶化において、加熱中の
攪拌は特に必要としないが、粒子径の制御等が必要な場
合は攪拌してもよい。H2O/SiO2比が小さい場合に
は、密閉容器に入れて加熱することのみにより結晶化が
可能なので、容積あたりの収率を高めることができるの
で効率的である。
【0019】結晶化のための加熱温度は、100℃以上
が必要であり、100℃未満では反応速度が遅く効率的
でない。また、加熱温度の上限は200℃であり、通
常、150〜180℃で結晶化される。
【0020】本発明の方法により得られるモルデナイト
結晶は、TEAイオンを結晶内に含有している。したが
って触媒や吸着剤として使用する前に、加熱焼成等の方
法によりTEAイオンを除去する必要がある。加熱焼成
は、大気中500℃程度の温度で可能である。
【0021】本発明により合成されたモルデナイト、特
にSiO2/Al23=40〜100のモルデナイト結
晶は、優れた耐熱性を示す。耐熱性は以下の方法で行
い、耐熱性指数を算出して評価する。
【0022】<耐熱性試験方法>耐熱性試験には、結晶
化した後に温水で十分洗浄したものを110℃で乾燥
し、更に500℃、10時間大気中で焼成したゼオライ
トを用いる。そのゼオライトを相対湿度80%のデシケ
ータ中に入れて、真空排気し飽和量の水分を吸着させた
後、約0.5gを磁製るつぼに計り取り、900℃に保
持されているマッフル炉で熱処理を行う。熱処理時間は
1時間であり、熱処理後のゼオライトをデシケータ中で
冷却する。熱処理をしたゼオライトは、再び相対湿度8
0%のデシケータ中に入れて真空排気し、飽和量の水分
を吸着させた後、粉末X線回折によりピーク強度を求め
る。
【0023】<耐熱性指数>粉末X線回折によりピーク
強度の和を計算し、以下の式により耐熱性指数を計算す
る。
【0024】耐熱性指数={(XRDピーク強度の和:
900℃×1時間処理、水和品)÷(XRDピーク強度
の和:500℃焼成、水和品)}×100 XRDピーク強度の和の計算には次の2θ値を有するピ
ークを用いる。 2θ=6.51゜、8.61゜、9.77゜、13.5
゜、13.8゜、15.3゜、19.6゜、22.2
゜、25.6゜、26.3゜、27.7゜
【0025】
【実施例】以下の実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるも
のではない。
【0026】実施例1〜5 塩化アルミニウム・6水和物を水に溶解した後、3倍モ
ル量のNaOHを添加して中和した。この水溶液にTE
AOHと無定形シリカ粉末(日本シリカ工業製、ニップ
シール)を添加して均一になるように混合し、表2に示
す組成の反応混合物を調製した。実施例3〜5において
はさらにNaFを添加して均一な反応混合物を調製し
た。いずれの実施例の場合もNa2O/SiO2=0であ
る。これらの反応混合物をステンレス製オートクレーブ
に入れて密封し、170℃で加熱した。各実施例の加熱
時間は表2のとおりである。生成物をろ過、洗浄した
後、80℃で乾燥した。マックサイエンス社製、X線回
折装置 MXP3HFを用いて測定した実施例1の生成
物のX線回折図は図1に示すとおりであり、表1に示す
モルデナイト型ゼオライトであった。実施例2〜5で得
られた結晶も同等の結晶度を有するモルデナイトであっ
た。理学電機社製、蛍光X線分析装置 RIX2100
生成物の蛍光X線分析の結果、SiO2/Al23比は
表2に示すとおりいずれのモルデナイトも30以上であ
った。
【0027】
【表2】 実施例6〜9 実施例1〜5で用いたものと同じ原料を使用して、フリ
ーのNaOHが系内に存在するように添加して表3に示
す組成の反応混合物を調製した。実施例で用いたものと
同じステンレス製オートクレーブに入れて密封し、17
0℃で表3に示した時間加熱した。X線回折による測定
の結果、実施例6〜9の生成物はいずれも実施例1で得
られた結晶と同等の結晶度を有するモルデナイトであっ
た。蛍光X線分析の結果、SiO2/Al23比は表4
に示すとおりいずれも30以上であった。
【0028】
【表3】
【表4】 実施例10〜18 実施例1〜9で得られた全てのモルデナイト結晶の耐熱
性試験を行って、それぞれの結晶の耐熱性指数を算出し
た。その結果を表5に示す。
【0029】
【表5】 比較例1〜6 実施例で用いたものと同じ原料を使用して、フリーのN
aOHが系内に存在するように添加して表6に示す組成
の反応混合物を調製した。実施例で用いたものと同じス
テンレス製オートクレーブに入れて密封し、170℃で
所定時間加熱した。各比較例の加熱時間は表6のとおり
である。X線回折による測定の結果、比較例1の生成物
はSiO2/Al23比=16.0のモルデナイト(耐
熱性指数75)、比較例2〜5の生成物はいずれもβ型
ゼオライト、比較例6の生成物は無定形であった。
【0030】
【表6】 比較例7 実施例で用いたものと同じ原料を使用して実施例1と同
じ組成を有する反応混合物を、実施例で用いたものと同
じステンレス製オートクレーブに入れて密封し、90℃
で150時間加熱した。X線回折による測定の結果、生
成物は無定形であった。
【0031】比較例8〜9 有機添加剤を用いないで合成したSiO2/Al23
=20のモルデナイト(東ソー製、HSZ642NA
A)、およびこれを酸により脱アルミニウム処理したS
iO2/Al23比=70のモルデナイト結晶の耐熱性
試験を、実施例10〜14と同じ方法によって行い、そ
れぞれの結晶の耐熱性指数を算出した。その結果を表7
に示す。
【0032】
【表7】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で合成したモルデナイト型ゼオライ
トのX線回折図を示す。図の横軸(X軸)はX線回折に
おける2θ(単位はdeg)を示し、縦軸(Y軸)はX
線回折におけるピークの強度を示し、スケールは任意で
ある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SiO2/Al23比=30〜100の値
    を有することを特徴とするモルデナイト型ゼオライト。
  2. 【請求項2】SiO2/Al23比=40〜100であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のモルデナイト型ゼ
    オライト。
  3. 【請求項3】耐熱性指数が80〜100であることを特
    徴とする請求項1または2に記載のモルデナイト型ゼオ
    ライト。
  4. 【請求項4】反応混合物が酸化物のモル比で表して次の
    組成 SiO2/Al23=30〜100 Na2O/SiO2=0〜0.09 TEA2O/SiO2=0.01〜0.5 H2O/SiO2=0.5〜50 (ここでTEAはテトラエチルアンモニウムイオンを表
    す)の反応混合物を自生圧力下において、100〜20
    0℃の温度で結晶化させることを特徴とする請求項1乃
    至3に記載のモルデナイト型ゼオライトの合成方法。
  5. 【請求項5】反応混合物が酸化物のモル比で表して次の
    組成 SiO2/Al23=30〜100 Na2O/SiO2=0〜0.09 TEA2O/SiO2=0.01〜0.5 NaF/SiO2=0.1〜2 H2O/SiO2=0.5〜50 の反応混合物を自生圧力下において、100〜200℃
    の温度で結晶化させることを特徴とする請求項1乃至3
    に記載のモルデナイト型ゼオライトの合成方法。
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JP2012218950A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Nippon Chem Ind Co Ltd 薄片状の結晶形状を有するモルデナイト型ゼオライトおよびその製造方法

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