JP2003312896A - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JP2003312896A
JP2003312896A JP2002114143A JP2002114143A JP2003312896A JP 2003312896 A JP2003312896 A JP 2003312896A JP 2002114143 A JP2002114143 A JP 2002114143A JP 2002114143 A JP2002114143 A JP 2002114143A JP 2003312896 A JP2003312896 A JP 2003312896A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートのサイズの種類に対応した数のセンサ
を別個独立に設けることなく、各シートのサイズを判別
することができるシート給送装置を提供すること。 【解決手段】 シート搬送装置100は、シートの存否
を検知するシート検知手段140と、シート検知手段1
40を移動させる駆動制御手段150と、シート長方向
のシートの存否を検知した結果に基づいてシート長を演
算するとともに、搬送案内板130と駆動制御手段15
0との距離関係とシート検知手段140がシート幅方向
に移動しながらシートの存否を検知した結果に基づいて
シート幅を演算するシートサイズ演算手段160とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、複
写機、スキャナを含む画像形成装置に用いられるシート
搬送装置に関し、より詳しくは、移動可能なシート検知
手段からの検知結果に基づきシートのサイズを演算する
シート搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシート給送装置として、特許第2
780292号公報には、シートのサイズの種類に対応
した数のセンサを設け、これらのセンサからのデータに
よりシートのサイズを判別する装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シート給送装置おいては、シートを検知する複数のセン
サが別個独立に設けられており、シートのサイズの種類
に対応した数のセンサを別個独立に設ける必要があった
ので、コストが高くなるという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、シートのサイズの種類
に対応した数のセンサを別個独立に設けることなく、各
シートのサイズを判別することができるシート給送装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート搬送
装置は、上記課題を解決するために、シートの存否を検
知するシート検知手段と、前記シート検知手段をシート
が搬送される搬送方向に垂直な垂直方向に移動させる駆
動制御手段と、前記シート検知手段が前記垂直方向に移
動しながらシートの存否を検知した結果に基づいてシー
トの前記垂直方向のサイズを演算するシートサイズ演算
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0006】この構成によって、前記シート検知手段自
体が前記垂直方向に移動しながらシートの存否を検知
し、前記シートサイズ演算手段は前記シート検知手段の
検知結果に基づいてシートの前記垂直方向のサイズを演
算するので、シートの垂直方向におけるサイズの種類に
対応した数のセンサを別個独立に設ける必要がなくな
り、設ける必要がなくなったセンサの数に対応するコス
トを低減することができる。
【0007】本発明に係るシート搬送装置においては、
シートを搬送方向に案内する搬送案内手段を備え、前記
シートサイズ演算手段は、前記搬送案内手段と前記駆動
制御手段との距離関係および前記シート検知手段が前記
垂直方向に移動しながらシートの存否を検知した結果に
基づいてシートの前記垂直方向のサイズを演算する。
【0008】この構成によって、前記シート検知手段が
前記垂直方向におけるシートの一端部から他端部まで移
動しなくとも、前記シートサイズ演算手段はシートの前
記垂直方向におけるサイズを演算するので、前記駆動制
御手段が占有する空間を減少させることができ、シート
搬送装置を小型化することができる。
【0009】本発明に係るシート搬送装置においては、
前記シートサイズ演算手段は、搬送方向に平行なシート
の中心線と前記駆動制御手段との距離関係および前記シ
ート検知手段が前記垂直方向に移動しながらシートの存
否を検知した結果に基づいてシートの前記垂直方向のサ
イズを演算する。
【0010】この構成によって、前記シート検知手段が
前記垂直方向におけるシートの一端部から他端部まで移
動しなくとも、前記シートサイズ演算手段はシートの前
記垂直方向におけるサイズを演算するので、前記駆動制
御手段が占有する空間を減少させることができ、シート
搬送装置を小型化することができる。
【0011】本発明に係るシート搬送装置においては、
前記駆動制御手段は、前記シート検知手段が前記搬送方
向におけるシートの存在を検知すると前記シート検知手
段を前記垂直方向に移動させ、前記シート検知手段が前
記垂直方向におけるシートの存在を検知しなくなると前
記シート検知手段を前記シート検知手段が前記搬送方向
におけるシートの存在を検知した側に戻すよう移動させ
る。また、前記シート検知手段は、前記搬送方向におけ
るシートの存在を検知した側に戻って前記搬送方向にお
けるシートの不存在を検知する。さらに、前記シートサ
イズ演算手段は、前記シート検知手段が前記搬送方向に
おけるシートの存否を検知した結果に基づきシートの前
記搬送方向のサイズを演算する。
【0012】この構成によって、前記シート検知手段が
シートの搬送方向における一端部を検知した後に前記垂
直方向への移動を経てシートの搬送方向における他端部
を検知し、前記シートサイズ演算手段は前記シート検知
手段の検知結果に基づいてシートの搬送方向のサイズを
演算するので、シートの搬送方向におけるサイズを得る
ためのセンサと、シートの垂直方向におけるサイズを得
るためのセンサとを別個独立に設ける必要がなくなり、
設ける必要がなくなったセンサの数に対応するコストを
低減することができる。
【0013】本発明に係るシート搬送装置においては、
前記シート検知手段は、シート検知信号を発生する検知
信号発生手段と、この検知信号発生手段と並んで配置さ
れるとともに前記シート検知信号を受信する検知信号受
信手段とを有する。また、前記駆動制御手段は、前記シ
ート検知手段が前記搬送方向におけるシートの存否を検
知する場合には前記検知信号発生手段と前記検知信号受
信手段との並びが前記垂直方向に平行となり、前記シー
ト検知手段が前記垂直方向におけるシートの存否を検知
する場合には前記検知信号発生手段と前記検知信号受信
手段との並びが前記搬送方向に平行となるように前記シ
ート検知手段を回転させる。
【0014】この構成によって、前記検知信号発生手段
および前記検知信号受信手段の一方のみがシートの存在
する領域から外れることはないから、前記検知信号発生
手段で発生したシート検知信号が前記検知信号受信手段
に入射する確率が高くなり、前記シート検知手段の検知
精度を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。なお、図面に「SH」と
あるのは、シートのことである。
【0016】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態に係るシート搬送装置100は、図1および図2
に示すように、シートを搬送する搬送ローラ110と、
シートが有する面のうち面積の大きな面と対抗する対抗
面を搬送ローラ110の搬送方向(以下、シート長方向
といい、図2におけるX方向を意味する)下流側に有す
るシート搬送板と、シート搬送板の対抗面と垂直な面に
よってシートをシート長方向に案内する搬送案内手段を
構成する搬送案内板130と、シートの存否を検知する
シート検知手段140とを備える。
【0017】ここで、シート搬送板は、シート検知手段
140がシートの存否を検知するためのシート長検知穴
121およびシート幅検知穴122を有している。シー
ト幅検知穴122は、シート検知手段140が最も小さ
な幅を有する最小幅シートSHminおよび最も大きな幅
を有する最大幅シートSHmaxのシート幅方向の端部を
検知できるようにシート搬送板に形成されており、具体
的には図3のようになっている。また、シート検知手段
140は、図4に示すように、シート検知信号を発生す
る検知信号発生手段141と、検知信号発生手段141
と並んで配置されるとともにシート検知信号を受信する
検知信号受信手段142とを有し、検知信号発生手段1
41から発生したシート検知信号をシートに反射させ
て、反射したシート検知信号を検知信号受信手段142
で受信することによって、シートの存否を検知するもの
である。シート検知信号として、光信号、電気信号など
を用いることが望ましいがその他の信号を用いて検知す
ることを妨げない。
【0018】シート搬送装置100は、図2および図5
に示すように、シート検知手段140を移動させる駆動
制御手段150と、シート長方向のシートの存否を検知
した結果に基づいてシート長を演算するとともに、搬送
案内板130と駆動制御手段150との距離関係および
シート検知手段140がシート長方向に垂直な垂直方向
(以下、シート幅方向といい、図2におけるY方向を意
味する)に移動しながらシートの存否を検知した結果に
基づきシート幅を演算するシートサイズ演算手段160
とを備える。
【0019】ここで、駆動制御手段150は、図示しな
いモータにより駆動される2つのプーリ151a、15
1bと、2つのプーリ151a、151bの回転に連動
するように2つのプーリ151a、151bを囲って設
けられたベルト152と、プーリ151a、151bの
回転を制御するためのプログラムおよびCPU170か
らなるプーリ制御手段153とを有し、プーリ151
a、151bの回転を制御するためのプログラムとCP
U170との連動によってプーリ151a、151bの
回転を制御し、ベルト152に固定されたシート検知手
段140を駆動するようになっている。なお、CPU1
70は、プーリ制御手段153のみならず、シート検知
手段140、シートサイズ演算手段160、メモリ18
3、画像読取手段181、搬送ローラ110を駆動する
搬送ローラ駆動手段182などとも連動するようになっ
ている。
【0020】次に、本実施の形態に係るシート搬送装置
100の動作について、図6に記載のフローチャートに
従って説明する。搬送ローラ110は、シートをシート
長方向に一定速度Vで移動するように作動する(S1
01)。このとき、図7に示すように、シート検知手段
140は、シート搬送版120のシート長検知穴121
の下方からシートの存在を検知するよう待機する。
【0021】シート検知手段140がシートの存在をシ
ート長検知穴121から検知する、すなわち、シートの
先端部を検知すると(S102)、プーリ151a、1
51bは回転速度Nで回転し、ベルト152に固定さ
れたシート検知手段140もプーリ151a、151b
を中心に時計回りに90度回転する(S103)。この
とき、シート検知手段140は、シート搬送板120の
シート幅検知穴122からシートの存否を検知するよう
位置している。ここで、時計回りとは、図7および図8
において、プーリ151a、151bを示す図に記載さ
れた矢印の方向を意味する。また、図8に示すように、
シート検知手段140がシート長検知穴121からシー
トの存否を検知する場合には、検知信号発生手段141
と検知信号受信手段142との並びがシート幅方向に平
行となる。他方、シート検知手段140がシート幅検知
穴122からシートの存否を検知する場合には、検知信
号発生手段141と検知信号受信手段142との並びが
シート長方向に平行となる。
【0022】シート検知手段140は、プーリ151
a、151bを中心に90度回転された後、シート幅検
知穴122からシートの存否を検知しながらシートの幅
方向に一定速度で移動する。シート検知手段140がシ
ート幅検知穴122からシートの存在を検知しなくなっ
た後に(S104)、シートサイズ演算手段160は、
シート検知手段140がシート長検知穴121からシー
トの存在を検知してからシート幅検知穴122からシー
トの存在を検知しなくなるまでの時間を演算する(S1
05)。このとき、シートサイズ演算手段160は、シ
ート検知手段140からのデータを基本としてシート幅
を演算してもよい。シートサイズ演算手段160におけ
るシート幅L(mm)の演算式は、次の通りである。
【0023】 L=L+2×π×d(1/60)×N×(T−15/N) ・・・(式1)
【0024】ここで、L(mm)とは、搬送案内板1
30からプーリ151aの回転中心までの距離である。
πとは、円周率である。d(mm)とは、プーリ151
a、151bの半径である。N(rpm)とは、プー
リ151a、151bの回転速度である。T(s)と
は、シート検知手段140がシート長検知穴121から
シートの存在を検知してからシート幅検知穴122から
シートの存在を検知しなくなるまでの時間である。ま
た、15/N(s)とは、プーリ151a、151b
が90度回転するのに要した時間である。
【0025】シート検知手段140はシート長検知穴1
21からシートの存在を検知してからT秒経過した後
(S106)、図9に示すように、一時停止したプーリ
151a、151bは、再度T秒間、図示しないモー
タによって逆時計回りに駆動される(S107)。
【0026】プーリ151a、151bが逆時計回りに
駆動された後、シート検知手段140が再びシート幅検
知穴122からシートの存在を検知する(S108)。
このとき、シート検知手段140が停止してから再びシ
ート幅検知穴122からシートの存在を検知するまでの
時間をT(s)とすれば、(式1)において、T
(s)は、次の(式2)のように定義される(S10
9)。
【0027】 T=T−T ・・・(式2)
【0028】プーリ151a、151bが逆時計回りに
駆動されてからT秒経過すると(S110)、プーリ
151a、151bは停止して、シート検知手段140
は、図10に示すように、シート長検知穴121からシ
ートの存否を検知するようになる(S111)。
【0029】シート検知手段140が、図11に示すよ
うに、シート長検知穴121からシートの存否を検知す
る位置でシートの存在を検知しなった後(S112)、
すなわち、シートの後端部を検知し終わった後、シート
サイズ演算手段160は、シート長L(mm)を次の
(式3)に従って演算する(S113)。
【0030】 L=V×T ・・・(式3)
【0031】ここで、V(mm/s)とは、前述の通
り、シートが搬送される速度である。T(s)とは、
シート検知手段140がステップS102においてシー
ト長検知穴121からシートの存在を検知してからステ
ップS113においてシート長検知穴121からシート
の存在を検知しなくなるまでの時間である。
【0032】シートサイズ演算手段160がシート長の
演算を終了すると、搬送ローラ110はシートの搬送を
停止する(S114)。
【0033】以上のように、本実施の形態においては、
シート検知手段140がシート長検知穴121およびシ
ート幅検知穴122からシートの存在および不存在を検
知し、シートサイズ演算手段160がこの検知結果に基
づきシート長およびシート幅を演算している。なお、本
実施の形態は、シートサイズ演算手段160がシート検
知手段140からのデータを図示しないメモリ183な
どに保持して、シート長およびシート幅を演算するデー
タが全てそろった時点でシート長およびシート幅を演算
する場合を妨げない。
【0034】本実施の形態によれば、シート検知手段1
40自体がシート幅方向に移動しながらシートの存否を
検知し、シートサイズ演算手段160がシート検知手段
140の検知結果に基づいてシート幅を演算することで
シートのサイズを判別するので、シート幅の種類に対応
した数のセンサを別個独立に設ける必要がなくなり、設
ける必要がなくなったセンサの数に対応するコストを低
減することができる。
【0035】本実施の形態によれば、シート検知手段1
40がシート幅方向におけるシートの一端部から他端部
まで移動することなく、シートサイズ演算手段160は
シート幅を演算するので、2つのプーリ151a、15
1bを含む駆動制御手段150が占有する空間を減少さ
せることができ、シート搬送装置100を小型化するこ
とができる。なお、本実施の形態は、シート検知手段1
40がシート幅方向におけるシートの一端部から他端部
まで移動する構成を妨げるものではない。
【0036】本実施の形態によれば、シート検知手段1
40は搬送されてきたシートのシート長方向の一端部、
すなわち、シートの先端部を検知した後にシート幅方向
への移動を経てシート長方向の他端部、すなわち、シー
トの後端部を検知し、シートサイズ演算手段160がシ
ート検知手段140の検知結果に基づいてシート長を演
算するので、シート長を得るためのセンサと、シート幅
を得るためのセンサとを別個独立に設ける必要がなくな
り、設ける必要がなくなったセンサの数に対応するコス
トを低減することができる。
【0037】本実施の形態によれば、検知信号発生手段
141および検知信号受信手段142の一方のみがシー
トの存在する領域から外れることはないから、検知信号
発生手段141で発生したシート検知信号が検知信号受
信手段142に入射する確率が高くなり、シート検知手
段140の検知精度を高めることができる。
【0038】本実施の形態によれば、シート検知手段1
40がベルト152によって駆動されるので、シート検
知手段140をシート幅方向に移動させる駆動機構とシ
ート検知手段140を90度回転させる駆動機構とを別
個に設ける必要がなくなるから、シート検知手段140
を90度回転させる駆動機構を設ける分のコストを抑え
ることができる。なお、本実施の形態は、シート検知手
段140をシート幅方向に移動させる駆動機構とシート
検知手段140を90度回転させる駆動機構とを別個に
設ける構成を妨げない。
【0039】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態に係るシート搬送装置200においては、第1の
実施の形態に係るシート搬送装置100と異なり、搬送
案内板を備えていない。よって、シートサイズ演算手段
260は、シート長方向においてシートの存否を検知し
た結果に基づいてシート長を演算するとともに、シート
長方向に平行なシートの中心線Cとプーリ251aの回
転中心との距離関係およびシート検知手段240がシー
ト幅方向に移動しながらシートの存否を検知した結果に
基づいてシート幅を演算する。なお、第1の実施の形態
に係るシート搬送装置100の説明と重なる説明につい
ては、これを省略する。
【0040】次に、本実施の形態に係るシート搬送装置
200の動作について、図6に記載のフローチャートに
従って説明する。搬送ローラ210は、シートをシート
長方向に一定速度Vで移動するように作動する(S1
01)。このとき、図12に示すように、シート検知手
段240は、シート搬送版220のシート長検知穴22
1の下方からシートの存在を検知するよう待機する。
【0041】シート検知手段240がシートの存在をシ
ート長検知穴221から検知する、すなわち、シートの
先端部を検知すると(S102)、プーリ251a、2
51bは回転速度Nで回転し、ベルト252に固定さ
れたシート検知手段240もプーリ251a、251b
を中心に時計回りに90度回転する(S103)。この
とき、シート検知手段240は、シート搬送板のシート
幅検知穴222からシートの存否を検知するよう位置し
ている。また、図13に示すように、シート検知手段2
40がシート長検知穴221からシートの存否を検知す
る場合には、検知信号発生手段241と検知信号受信手
段242との並びがシート幅方向に平行となる。他方、
シート検知手段240がシート幅検知穴222からシー
トの存否を検知する場合には、検知信号発生手段241
と検知信号受信手段242との並びがシート長方向に平
行となる。
【0042】シート検知手段240は、プーリ251
a、251bを中心に90度回転された後、シート幅検
知穴222からシートの存否を検知しながらシートの幅
方向に一定速度で移動する。シート検知手段240がシ
ート幅検知穴222からシートの存在を検知しなくなっ
た後に(S104)、シートサイズ演算手段260は、
シート検知手段240がシート長検知穴221からシー
トの存在を検知してからシート幅検知穴222からシー
トの存在を検知しなくなるまでの時間を演算する(S1
05)。このとき、シートサイズ演算手段260は、シ
ート検知手段240からのデータを基本としてシート幅
を演算してもよい。シートサイズ演算手段260におけ
るシート幅L(mm)の演算式は、次の通りである。
【0043】 L=2×{2×π×d(1/60)×N×(T−15/N)−L} ・・・(式4)
【0044】ここで、L(mm)とは、中心線Cから
プーリ251aの回転中心までの距離である。πとは、
円周率である。d(mm)とは、プーリ251a、25
1bの半径である。N(rpm)とは、プーリ251
a、251bの回転速度である。T(s)とは、シー
ト検知手段240がシート長検知穴221からシートの
存在を検知してからシート幅検知穴222からシートの
存在を検知しなくなるまでの時間である。また、15/
(s)とは、プーリ251a、251bが90度回
転するのに要した時間である。
【0045】シート検知手段240はシート長検知穴2
21からシートの存在を検知してからT秒経過した後
(S106)、一時停止したプーリ251a、251b
は、図14に示すように、再度T秒間、図示しないモ
ータによって逆時計回りに駆動される(S107)。
【0046】プーリ251a、251bが逆時計回りに
駆動された後、シート検知手段240が再びシート幅検
知穴222からシートの存在を検知する(S108)。
このとき、シート検知手段240が停止してから再びシ
ート幅検知穴222からシートの存在を検知するまでの
時間をT(s)とすれば、(式4)において、T
(s)は、次の(式5)のように定義される(S10
9)。
【0047】 T=T−T ・・・(式5)
【0048】プーリ251a、251bが逆時計回りに
駆動されてからT秒経過すると(S110)、プーリ
251a、251bは停止して、シート検知手段240
は、図15に示すように、シート長検知穴221からシ
ートの存否を検知するようになる(S111)。
【0049】シート検知手段240が、図16に示すよ
うに、シート長検知穴221からシートの存否を検知す
る位置でシートの存在を検知しなった後(S112)、
すなわち、シートの後端部を検知し終わった後、シート
サイズ演算手段260は、シート長L(mm)を次の
(式3)に従って演算する(S113)。
【0050】 L=V×T ・・・(式3)
【0051】ここで、V(mm/s)とは、前述の通
り、シートが搬送される速度である。T(s)とは、
シート検知手段240がステップS102においてシー
ト長検知穴221からシートの存在を検知してからステ
ップS113においてシート長検知穴221からシート
の存在を検知しなくなるまでの時間である。
【0052】シートサイズ演算手段260がシート長の
演算を終了すると、搬送ローラ210はシートの搬送を
停止する(S114)。
【0053】以上のように、本実施の形態においては、
シート検知手段240がシート長検知穴221およびシ
ート幅検知穴222からシートの存在および不存在を検
知し、シートサイズ演算手段260がこの検知結果に基
づきシート長およびシート幅を演算している。なお、本
実施の形態は、シートサイズ演算手段260がシート検
知手段240からのデータを図示しないメモリ283な
どに保持して、シート長およびシート幅を演算するデー
タが全てそろった時点でシート長およびシート幅を演算
する場合を妨げない。
【0054】本実施の形態によれば、搬送案内板を備え
ていない場合であっても、シート検知手段240がシー
ト幅方向におけるシートの一端部から他端部まで移動す
ることなく、シートサイズ演算手段260はシート幅を
演算するので、2つのプーリ251a、251bを含む
駆動制御手段250が占有する空間を減少させることが
でき、シート搬送装置200を小型化することができ
る。なお、本実施の形態は、シート検知手段240がシ
ート幅方向におけるシートの一端部から他端部まで移動
する構成を妨げるものではない。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、シートの垂直方向にお
けるサイズの種類に対応した数のセンサを別個独立に設
ける必要がなくなり、減少したセンサの数に対応するコ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態に係るシート搬送装置を
示す側面図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装
置を示す上面図
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるシート搬送
板とシート検知手段との位置関係を示す図2のA―A方
向の側断面図
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるシートの端
部とシート検知手段との位置関係を示す(a)側面図お
よび(b)上面図
【図5】本発明の各実施の形態に係るシート搬送装置を
示すブロック図
【図6】本発明の各実施の形態に係るシート搬送装置の
動作を示すフローチャート
【図7】本発明の第1の実施の形態において、シート検
知手段がシート長方向のシートの先端部を検知した状態
を示すシート搬送装置の上面図
【図8】本発明の第1の実施の形態において、シート検
知手段がシート幅方向のシートの端部を検知した状態を
示すシート搬送装置の上面図
【図9】本発明の第1の実施の形態において、プーリが
逆時計回りに駆動された状態を示すシート搬送装置の上
面図
【図10】本発明の第1の実施の形態において、シート
検知手段がシート長方向のシートの後端部を検知するよ
う待機した状態を示すシート搬送装置の上面図
【図11】本発明の第1の実施の形態において、シート
検知手段がシート長方向のシートの後端部を検知した状
態を示すシート搬送装置の上面図
【図12】本発明の第2の実施の形態において、シート
検知手段がシート長方向のシートの先端部を検知した状
態を示すシート搬送装置の上面図
【図13】本発明の第2の実施の形態において、シート
検知手段がシート幅方向のシートの端部を検知した状態
を示すシート搬送装置の上面図
【図14】本発明の第2の実施の形態において、プーリ
が逆時計回りに駆動された状態を示すシート搬送装置の
上面図
【図15】本発明の第2の実施の形態において、シート
検知手段がシート長方向のシートの後端部を検知するよ
う待機した状態を示すシート搬送装置の上面図
【図16】本発明の第2の実施の形態において、シート
検知手段がシート長方向のシートの後端部を検知した状
態を示すシート搬送装置の上面図
【符号の説明】
130 搬送案内板(搬送案内手段) 140、240 シート検知手段 141、241 検知信号発生手段 142、242 検知信号受信手段 150、250 駆動制御手段 160、260 シートサイズ演算手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの存否を検知するシート検知手段
    と、 前記シート検知手段をシートが搬送される搬送方向に垂
    直な垂直方向に移動させる駆動制御手段と、 前記シート検知手段が前記垂直方向に移動しながらシー
    トの存否を検知した結果に基づいてシートの前記垂直方
    向のサイズを演算するシートサイズ演算手段とを備えた
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】シートを搬送方向に案内する搬送案内手段
    を備え、 前記シートサイズ演算手段は、前記搬送案内手段と前記
    駆動制御手段との距離関係および前記シート検知手段が
    前記垂直方向に移動しながらシートの存否を検知した結
    果に基づいてシートの前記垂直方向のサイズを演算する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】前記シートサイズ演算手段は、搬送方向に
    平行なシートの中心線と前記駆動制御手段との距離関係
    および前記シート検知手段が前記垂直方向に移動しなが
    らシートの存否を検知した結果に基づいてシートの前記
    垂直方向のサイズを演算することを特徴とする請求項1
    に記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】前記駆動制御手段は、前記シート検知手段
    が前記搬送方向におけるシートの存在を検知すると前記
    シート検知手段を前記垂直方向に移動させ、前記シート
    検知手段が前記垂直方向におけるシートの存在を検知し
    なくなると前記シート検知手段を前記シート検知手段が
    前記搬送方向におけるシートの存在を検知した側に戻す
    よう移動させ、 前記シート検知手段は、前記搬送方向におけるシートの
    存在を検知した側に戻って前記搬送方向におけるシート
    の不存在を検知し、 前記シートサイズ演算手段は、前記シート検知手段が前
    記搬送方向におけるシートの存否を検知した結果に基づ
    きシートの前記搬送方向のサイズを演算することを特徴
    とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のシート
    搬送装置。
  5. 【請求項5】前記シート検知手段は、シート検知信号を
    発生する検知信号発生手段と、この検知信号発生手段と
    並んで配置されるとともに前記シート検知信号を受信す
    る検知信号受信手段とを有し、 前記駆動制御手段は、前記シート検知手段が前記搬送方
    向におけるシートの存否を検知する場合には前記検知信
    号発生手段と前記検知信号受信手段との並びが前記垂直
    方向に平行となり、前記シート検知手段が前記垂直方向
    におけるシートの存否を検知する場合には前記検知信号
    発生手段と前記検知信号受信手段との並びが前記搬送方
    向に平行となるように前記シート検知手段を回転させる
    ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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