JP2003312710A - ヒートシール蓋付きキャップとそのキャップ本体へのヒートシール蓋装着方法 - Google Patents

ヒートシール蓋付きキャップとそのキャップ本体へのヒートシール蓋装着方法

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JP2003312710A JP2002123157A JP2002123157A JP2003312710A JP 2003312710 A JP2003312710 A JP 2003312710A JP 2002123157 A JP2002123157 A JP 2002123157A JP 2002123157 A JP2002123157 A JP 2002123157A JP 2003312710 A JP2003312710 A JP 2003312710A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートシール蓋付きキャップにおいて、突起
部と天壁が接近していても、ヒートシール蓋を損傷させ
ずにネジキャップ本体に容易に装着できる。 【解決手段】 容器口部に螺合するネジキャップ本体2
と容器口部をヒートシールで密封するヒートシール蓋3
との2ピースからなり、キャップ本体2のスカート壁内
周面にヒートシール蓋の脱落を防止する環状突起9を有
し、天壁5の中央部に、ヒートシール蓋3をキャップ本
体に装着する際にヒートシール蓋の中央部の変形を許容
する天壁開口部10を形成した。 【効果】 突起部のアンダーカット量や周方向の突起長
さを低減、あるいは突起と天壁との距離を離す等のネジ
キャップ本体形状に制限を受けることなく形成でき、且
つ使用後の廃棄に際してヒートシール蓋とキャップ本体
が容易に分離できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器口部と蓋とを
ヒートシールにて密封するヒートシール蓋を有するキャ
ップ、特にヒートシール蓋をネジキャップ本体に容易に
挿入して組立てることができるようにしたヒートシール
蓋付きキャップとその装着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、先に、容器口部にヒート
シールして容器口部を密封するヒートシール蓋と外蓋で
あるネジキャップ本体の2ピースの組合せからなり、ネ
ジキャップ本体と一体にヒートシール蓋を容器口部に装
着し、その後外部より加熱することによって容器口部を
ヒートシール蓋で自動的に密封することができ、且つ開
栓時にはキャップ本体を回転させるだけで、ヒートシー
ル蓋を容器口部から剥離して1動作で開封できるヒート
シール蓋付きキャップを提案した(特願2001−32
5184号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記提案し
たヒートシール蓋付きキャップの改良に係り、特にヒー
トシール蓋をネジキャップ本体に装着してキャップを組
立てる場合における、ヒートシール蓋のネジキャップ本
体への装着性を改良したものである。前記提案したヒー
トシール蓋付きキャップは、キャップ天面の内径にほぼ
等しい径を有するヒートシール蓋をキャップ内部に装着
し、該蓋が外れないようにスカート壁内側面に設けた突
起で支える構造となっている。そのため、例えば図7に
示すヒートシール蓋付きキャップ40のように、キャッ
プ本体41の突起部42とキャップ天壁43が接近して
いる場合、ヒートシール蓋44を挿入する際に、図7
(a)に示すように、ヒートシール蓋の一部が突起部4
2と天壁43との間に挿入されても、残りの部分は無理
に押し込んで突起部を乗り越えて装着しなければならな
い。そのため、図7(b)に示すように、天壁43が邪
魔になりヒートシール蓋44の外周端部付近に局所的な
変形45を起こしてしまう場合がある。一方、ヒートシ
ール蓋に大きなダメージを与えずに装着するには、ネジ
キャップ本体の突起のアンダーカット量や周方向の突起
長さの低減、あるいは突起と天面との距離を離す等しな
ければならず、ネジキャップ本体形状の制約が大きくな
り、密封性、開栓性、材料使用量を満足するネジキャッ
プ本体の設計が困難となる問題点がある。また、従来の
ヒートシール蓋付きキャップの場合、使用後の廃棄に際
して、ヒートシール蓋とキャップ本体が分離しにくいた
め、材質の相違する両部材を資源再利用のために分別廃
棄することが困難であった。
【0004】そこで、本発明は容器口部にヒートシール
して容器口部を密封するヒートシール蓋と外蓋であるネ
ジキャップ本体の2ピースの組合せからなるヒートシー
ル蓋付きキャップにおいて、突起部とキャップ天壁面が
接近している場合であってもヒートシール蓋の外周端部
付近に局所的な変形を起こすことなく、ヒートシール蓋
をネジキャップ本体に容易に装着でき、しかも、ネジキ
ャップ本体の突起のアンダーカット量や周方向の突起長
さの低減、あるいは突起と天壁との距離を離す等のネジ
キャップ本体形状に制限を受けることなく形成でき、且
つ使用後の廃棄に際してヒートシール蓋とキャップ本体
が容易に分離できるヒートシール蓋付キャップを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する本
発明のヒートシール蓋付キャップは、容器口部に螺合す
るネジキャップ本体と容器口部をヒートシールで密封す
るヒートシール蓋との2ピースからなるヒートシール蓋
付きキャップであって、前記ネジキャップ本体は、スカ
ート壁内周面に前記ヒートシール蓋の脱落を防止する突
起部を有し、且つ天壁中央部が開口していることを特徴
とするものである。
【0006】前記ヒートシール蓋は、前記キャップ本体
を容器口部に螺着して加熱することにより、容器口頂部
に熱溶着され、開栓時にキャップ本体の螺合を解くこと
により前記突起部がヒートシール蓋を容器口から剥離で
きるようにして、一動作で容器口の密封及び開栓ができ
るようになっている。 前記ヒートシール蓋は、少なく
ともシール層とサポート層からなり、該シール層とサポ
ート層の厚みt(mm)と曲げ弾性率M(Mpa)が、
30<t×M<3000の範囲内にある弾性体からなる
ことが望ましい。t×Mが30以下の場合、剥離する際
にシール蓋の剛性が小さくて変形してしまうために、シ
ール部を破壊する力を発揮できない。逆に3000以上
であると、シール蓋を剥離する際に蓋の変形が殆どな
く、シール部を破壊する力がシール面全体に対して必要
となり、開封強度を高めることになる。
【0007】また、前記請求項1に記載のヒートシール
蓋付きキャップにおける前記ネジキャップ本体内に前記
ヒートシール蓋を装着する本発明のヒートシール蓋装着
方法は、前記ヒートシール蓋をキャップ本体の前記突起
部を通過させる際、前記ヒートシール蓋の中央部をキャ
ップ本体の天壁開口部より外方に突出させて弾性変形さ
せることにより、前記ヒートシール蓋をキャップ本体の
突起部と天壁との間に挿入することを特徴とするもので
ある。また、本発明の他のヒートシール蓋装着方法は、
キャップ本体の底部側に位置する工具とキャップ本体の
天壁開口部を通した工具とで前記ヒートシール蓋を挟
み、該ヒートシール蓋の径方向の距離が縮小するように
弾性変形させながら、前記ヒートシール蓋をキャップ本
体の突起部と天壁との間に挿入することを特徴とするも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るネジキャップ
本体の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1
は、本発明に係るネジキャップ本体の一実施形態を示
し、本実施形態は広口ボトル用のキャップに適用した場
合を示している。本発明に係るヒートシール蓋付きキャ
ップ1は、図1に示すように、キャップ本体2と該キャ
ップ本体2の内部に装着されるヒートシール蓋3の2部
材から構成されている。キャップ本体2の材質として
は、閉栓時に加えられる力で、キャップが大きく変形し
ないように剛性のある弾性材料であればよく、金属、セ
ラミック、合成樹脂等の中から任意の材料を用いること
ができる。
【0009】一方、本発明のヒートシール蓋付きキャッ
プ1を装着する対象となる容器は、該キャップが螺合す
る容器口部を有していれば良く、ボトル形状、パウチ形
状等容器本体の形状と材質は特に問わないが、少なくと
も容器口部のシール面が、ヒートシール性を有する樹
脂、あるいはヒートシール性樹脂をコーティング又はヒ
ートシール性樹脂フィルムを積層してなる合成樹脂製容
器、金属製容器、ガラス製容器、紙製容器、あるいはセ
ラミック製容器に適用可能である。しかしながら、必ず
しも容器口部のシール面がヒートシール性を有する樹脂
に限らず、ヒートシール蓋がヒートシール可能であれ
ば、容器を構成する材質が直接露出していても構わな
い。ヒートシール性を有する樹脂としては、熱可塑性樹
脂であればよく、特にその材質は限定されない。
【0010】キャップ本体2は、天壁5と該天壁から垂
下し内周面に容器口部20の雄ネジと螺合する雌ネジ6
を有するスカート壁7を備えている。スカート壁7の内
周面には、雌ネジ6の上端部と天壁5内面との間に位置
するように、容器への装着前はヒートシール蓋3のキャ
ップ本体からの脱落を防止し、且つ開栓時にはヒートシ
ール蓋3の剥離手段となる突起部として環状突起9が突
出形成され、該環状突起9と天壁5との間にヒートシー
ル蓋3が装着されている。環状突起9は、必ずしも水平
ではなく天壁面に対し所定角度傾斜して形成され、後述
するように、開栓時にキャップ本体2を回すことによっ
てその上面のみがヒートシール蓋3の突出部16の下面
に当たって、回転に応じて円周方向に沿って容器口部外
周側から内周側に向かって次第に剥離するようになって
いる。それにより開栓トルクの軽減化を図っている。な
お、環状突起9の断面形状は、下面をテーパー状の傾斜
部にして、キャップ組立に際してはヒートシール蓋3が
装着し易いようになっており、上面が平坦状の係止部と
なって、開栓時にはヒートシール蓋3の突出部16と係
合し易いように形成されている。
【0011】そして、本発明では、ヒートシール蓋3を
ネジキャップ本体内に装着する際に天壁がヒートシール
蓋の邪魔にならず、容易に挿入することができるよう
に、キャップ本体の天壁5には、中央部分がほぼ容器口
内径より小さい径の円形に繰り抜いて天壁開口部10が
形成されている。このように天壁開口部10を形成する
ことによって、ヒートシール蓋3をネジキャップ本体の
下端開口から挿入してネジキャップ本体内に装着する際
に、図4に示すように、ヒートシール蓋3の外周部が環
状突起9下面に当たって上昇を阻止されるが、天壁開口
部10が形成されているので、その中央部を下方より押
し込むことによって、中央部を天壁開口部10から突出
させて外側に湾曲させることができる。その結果、ネジ
キャップ本体の外周部が環状突起9を乗り越えて環状突
起と天壁との間に嵌ることができる。したがって、環状
突起と天壁との間が狭くてもヒートシール蓋を容易にネ
ジキャップ本体内に装着することができる。
【0012】ヒートシール蓋3は、基本的には、少なく
とも下面が容器口部20とヒートシール可能な材料から
形成され、且つ開栓時にキャップ本体2の回転に伴って
環状突起9の一端が該ヒートシール蓋3の突出部16の
下面に係合して、ネジのリード角に応じて上昇すること
によって、ヒートシール蓋3の突出部16が上方に押し
上げられる際に、その周縁が弾性変形して容器口部外周
側から内周側に向かって剥がす力が作用するような剛性
を有する材料で形成されていることを必要とし、シール
層とサポート層から構成されている。
【0013】図3に、ヒートシール蓋3の代表的な3つ
の実施形態が模式的に示されている。図3(a)に示す
実施形態のヒートシール蓋3は、上層部に剛性のある
サポート層11と下層部にヒートシール可能なシール
層12から構成され、層間が接着して一体になってい
る多層構造である。図3(b)に示すヒートシール蓋3
は、前記サポート層11とシール層12との間に
金属箔層13が介在して一体になっている多層構造とな
っている。また、図3(c)に示すヒートシール蓋3
は、サポート層11の下面に通常のキャップにおける
インナーリングに相当する円筒状の中足14が形成さ
れ、該中足より外側のサポート層下面に容器口部とヒー
シール可能なシール層12を有し、層間が接着されて
一体となっている。なお、これらの3つの実施形態にお
ける添字を付した引出符号で示す何れの部材も含む場合
は、添字を省いた引出符号で表す。
【0014】前記ヒートシール蓋3において、シール層
12は、単層又は2層以上の多層から構成されている。
単層構成の場合は、パラフィン系ワックスを用いたシー
ル層や容器口部のシール面を構成する樹脂とは異種の樹
脂でシール層を構成することによって、ヒ−トシールさ
れたシール部のヒートシール強度が小さく、易剥離性シ
ールとなることを利用する。例えば、容器口部20のシ
ール面を構成する樹脂がポリプロピレンのとき、シール
層に線状低密度ポリエチレンを用いる。他方、容器口部
20のシール面を構成する樹脂が線状低密度ポリエチレ
ンのとき、シール層にポリプロピレンを用いる。
【0015】あるいは、容器口部20のシール面を構成
する樹脂と同種の樹脂に、非相溶性樹脂を加えたブレン
ド系樹脂でシール層を構成することによって、ヒートシ
ールされたシール部は、ブレンドする非相溶性樹脂の種
類と配合比によって、易界面剥離性、或いは、易凝集破
壊性を有する易剥離性シールとなることを利用する。こ
の場合、例えば、容器口部20のシール面を構成する樹
脂がポリエチレン系樹脂の場合、シール層を構成するブ
レンド系樹脂としては、ポリエチレンとポリプロピレン
系樹脂、ポリエチレンとポリブテン系樹脂、ポリエチレ
ンとプロピレン−αオレフィン共重合体等のフレンド系
樹脂が挙げられる。他方、容器口部20のシール面を構
成する樹脂がポリプロピレン系樹脂の場合、シール層を
構成するブレンド系樹脂としては、ポリプロピレンとポ
リエチレン系樹脂、ポリプロピレンとエチレン−αオレ
フィン共重合体、ポリプロピレンと環状オレフィンコポ
リマー等のブレンド系樹脂が挙げられる。
【0016】しかしながら、以上の例に限らず、低密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、エチレン−αオレフィン
共重合体、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重
合体、プロピレン−αオレフィン共重合体、ポリブテ
ン、ブテン−αオレフィン共重合体、酸変性オレフィン
系樹脂、ポリメチルペンテン系樹脂、エチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体、ポリスチレン系樹脂、アイオノ
マー樹脂、エチレン−酢酸ピニル共重合、エチレンー酢
酸ビニル共重合体ケン化物等の樹脂の中から、容器口部
20のシール面を構成する樹脂と非相溶な樹脂を選び、
これらと容器口部20のシール面を構成する樹脂との配
合比を調整しながらブレンドした樹脂系でシール層を構
成することで、容器口部20と易剥離性シールを形成で
きるシール層とすることができる。
【0017】また、ヒートシール蓋3のサポート層11
は、高周波誘導加熱時に、溶けたり変形したりしないよ
うに、シール層12より耐熱性のあるものを使用する。
開栓時にヒートシール蓋3が持ち上げられる時に、ヒー
トシール蓋3が撓むことでシール部が剥離する。このた
め、サポート層11は可撓性を有する材料で構成する。
具体的には、ポリプロピレン、線状低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリメチルペンテン系樹脂、
セロハン、ポリエステル乃至コポリエステル系樹脂、ポ
リアミド乃至コポリアミド系樹脂、ポリカーボネイト、
ポリステレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、メタクリル酸樹
脂等が用いられる。あるいはこれらの樹脂に、剛性、寸
法安定性、耐熱性等を付与するために、酸化チタン、炭
酸カルシウム、カーボン等の無機系充填材が混合されて
も良い。
【0018】さらに、ヒートシール蓋3に金属箔層13
を設けた場合、金属箔層13は高周波加熱時に発熱体と
して作用するもので、具体的にはアルミ箔、スチール
箔、ブリキ箔等の金属箔が採用できる。
【0019】以上のような材料からなるヒートシール蓋
3は、容器口部20の材料との接着が実質的にTピール
剥離強度で15mm幅当たり0.5〜25Nの範囲にあ
り、且つ前記ヒートシール層12と前記サポート層11
の厚みt(mm)、曲げ弾性率M(Mpa)が、30<
t×M<3000の範囲にある弾性体である条件を満た
すように構成する。ヒートシール力は、開封性と密封性
を両立するものでなければならず、接着部のTピール強
度が上記範囲にあることが望ましく、下限より小さいと
密封性能に不安が生じ、上限より大きいと開栓に際し、
剥離強度が高くネジキャップの開栓トルクが大きくなり
開栓性が悪くなる。一方、t×Mが30以下の場合、剥
離する際にシール蓋3の剛性が小さくて変形してしまう
ために、シール部を破壊する力を発揮できない。逆に3
000以上であると、ヒートシール蓋3を剥離する際に
蓋の変形が殆どなく、シール部を破壊する力がシール面
全体に対して必要となり、開封強度を高めることにな
る。
【0020】本実施形態のヒートシール蓋付キャップ1
は以上の構成からなり、ネジキャップ本体2内にヒート
シール蓋3を装着してキャップを組立てるには、図4に
示すように、ヒートシール蓋の外周部が環状突起下面に
当たって上昇を阻止されるが、天壁開口部10が形成さ
れているので、その中央部を矢印15で示すように下方
より押し込むことによって、中央部を天壁開口部10か
ら突出させて外側に湾曲させることができる。その結
果、ヒートシール蓋3の外周部(突出部16)が環状突
起9を乗り越えて環状突起9と天壁5との間に嵌ること
ができる。したがって、環状突起と天壁との間が狭くて
もヒートシール蓋に損傷や変形を与えることなく容易に
ネジキャップ本体内に装着することができる。上記ヒー
トシール蓋付キャップの組立作業は、図示しない適宜の
組立装置によって自動的に行われるか、勿論手動でも可
能である。
【0021】以上のようにして組立てられたヒートシー
ル蓋付キャップ1は、充填密封ラインの密封工程におい
て、キャップ本体2をボトル口に螺着して外部より加熱
することにより、図2に示すように、ヒートシール蓋3
が容器口20の頂部に熱溶着され容器口部を密封する。
そして、開栓時にはキャップ本体の螺合を解くことによ
り環状突起9がヒートシール蓋3の突出部16に係合し
て容器口から剥離する。したがって、キャップ本体の螺
合を解く一動作でヒートシール蓋の剥離を同時に行うこ
とができる。
【0022】そして、以上のように構成された本発明の
ヒートシール蓋付キャップ1は、ネジキャップ本体に天
壁開口部10が設けられているので、使用後にヒートシ
ール蓋3とネジキャップ本体2を分離するに際して、図
5に示すように、天壁開口部を通して適宜の工具17又
はキャップ径が大きい場合は直接指でを押圧することが
でき、簡単に分離することがてきる。したがって、材質
の相違するヒートシール蓋とネジキャップ本体を分別廃
棄が容易となり、資源の再利用性を高めるキャップを得
ることができる。さらに、ネジキャップ本体の天壁開口
部10を設けることによって、ネジキャップ本体の天壁
の材料を節約することができると共にヒートシール蓋付
キャップの軽量化を図ることができる。さらにまた、ヒ
ートシール蓋付キャップを装着したボトルをボイル又は
レトルト殺菌した場合、通常ヒートシール蓋とネジキャ
ップ本体の天壁との間に水分が入り込み、その後もその
まま残ることがあるが、本発明のキャップの場合天壁に
開口部があるので、殺菌後の水分はそこから排出される
からそのような現象が生じる恐れはない。
【0023】ヒートシール蓋3をネジキャップ本体2内
に装着する方法として、図4では、ヒートシール蓋3を
下方から押し込んでいたが、その方法に限らず、種々の
方法が採用できる。図6は、ヒートシール蓋をネジキャ
ップ本体内に装着する方法の他の方法の実施形態におけ
る装着工程を模式的に示している。本実施形態でのヒー
トシール蓋付キャップ組立装置は、底部側に位置する工
具であるヒートシール蓋支持リング25とキャップ本体
の天壁開口部10を通って上下動する工具である押圧工
具26の組合せにより、ヒートシール蓋3を挟み、該ヒ
ートシール蓋の径方向の距離が縮小するように弾性変形
させながらネジキャップ本体2の内部に自動的に装着す
るようにしたものである。ヒートシール蓋支持リング2
5はネジキャップ本体2の環状突起9の内径よりも小さ
い外径を有し、押圧工具26はその最大外径がネジキャ
ップ本体2の天壁開口部10の内径よりも小さく、且つ
下端面がヒートシール蓋3の中央部を押圧するように形
成されている。ヒートシール蓋支持リング25及び押圧
工具26は、それぞれキャップの軸線方向に適宜の駆動
手段で変位可能に構成されている。
【0024】上記装置により、ヒートシール蓋3をネジ
キャップ本体2の内部に装着するには、組立工程におい
て、ヒートシール蓋支持リング25上にその中心を合わ
せてヒートシール蓋3が供給され、所定位置に供給保持
されているネジキャップ本体2と軸方向に相対移動し
て、同図(a)に示すように、ヒートシール蓋をネジキ
ャップ本体2内に位置させる。この状態で押圧工具26
が下降してネジキャップ本体の天壁開口部10を通って
その下端面がヒートシール蓋の表面中央部に当たる(同
図(a))。この状態からさらに押圧工具26が降下す
ることによって、ヒートシール蓋3は弾性変形して次第
に中央部が下側に凸状態となり、ヒートシール蓋保持リ
ング25から外側部分は上方に反り返り次第に縮径状態
となる。押圧工具26の下降をヒートシール蓋3の外径
がネジキャップ本体2の環状突起9内径よりも小さくな
るまで弾性変形させる(同図(b))。したがって、そ
の状態を保持したまま、ヒートシール蓋保持リング26
を押圧工具と一体に上昇させるとヒートシール蓋3の外
周部はネジキャップ本体の環状突起9の位置を通過し
て、その外周端が天壁5に当たったところで、ヒートシ
ール蓋保持リング25の上昇を停止し、押圧工具26の
み上昇させる(同図(c)〜(d))。それにより、ヒ
ートシール蓋3は開放され弾性により元の平板状態に復
帰し、その外周縁部が環状突起9の上方に位置し、ヒー
トシール蓋3はネジキャップ本体2の環状突起9と天壁
5の間に装着される(e)。さにら、押圧具が上昇する
ことによってヒートシール蓋が工具から完全に開放さ
れ、組立てられたヒートシール蓋付キャップは組立装置
から排出される。
【0025】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記実施形態に限るものでなく、その技
術思想において種々の設計変更が可能である。例えば、
ヒートシール蓋3の剥離手段としてキャップ本体2に設
ける突起部として環状突起9を設けたが、必ずしも環状
突起に限らず、間欠的に形成された複数個の突起であっ
てもよい。また、環状突起の上面の形状は平坦でなく、
凸状突起部や隆起部分を備えた形状であってもよい。さ
らには、スカート壁内周面に形成されたネジ部終端部が
剥離手段を兼ねるようにしてもよい。また、上記実施形
態では広口キャップに適用した場合であるが、広口キャ
ップに限らず、通常のPETボトル等の合成樹脂ボトル
用キャップやスパウト用の小径キャップ、あるいはボト
ル形状の金属製容器用のキャップ等にも適用できること
は言うまでもない。また、キャップ本体に、タンパーエ
ビデントバンドを有するものと有しないもの、何れのキ
ャップにも適用することができる。
【0026】従来ガラス瓶と金属キャップを組合せた容
器において、例えば壜詰ジャム等のように、内容品を充
填密封後に熱殺菌されて容器内が減圧状態になった際、
金属キャップの中央部が凹んでいることで密封が保たれ
ていることが確認できるという機能を金属キャップに持
たせている。本発明のヒートシール蓋付きキャップを、
例えば、耐熱PETボトルやガラスボトル等と組合せ、
その容器を、内容品を充填密封後に熱殺菌処理をし、冷
却後に減圧状態になるような減圧容器に適用した場合、
キャップ天面をくり抜いてあるので、シール蓋の中央部
が減圧状態になって凹んでいる場合は、それを直接目で
確認することができる。したがって、本発明のキャップ
は、減圧容器に適用した場合は、金属キャップと同様に
その密封性能の保証機能を有している。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明のヒートシール蓋付
きキャップ及びそのキャップ本体へのヒートシール蓋装
着方法によれば、ヒートシール蓋の支持及び剥離手段で
あるキャップ本体の突起部と、キャップ天壁が接近して
いる場合であっても、天壁開口部が設けられているの
で、ヒートシール蓋の中央部を中心に変形させて縮径さ
せることができ、ヒートシール蓋の外周端部付近に局所
的な変形や損傷を与えることなく、ヒートシール蓋をネ
ジキャップ本体内に容易に装着できる。したがって、ネ
ジキャップ本体の突起のアンダーカット量や周方向の突
起長さの低減、あるいは突起と天壁との距離を離す等の
ネジキャップ本体形状に制限を受けることなく形成でき
る。
【0028】また、使用後の廃棄に際してヒートシール
蓋とキャップ本体が容易に分離でき、材質の相違するヒ
ートシール蓋とネジキャップ本体を分別廃棄することが
容易となり、資源の再利用性を高めるキャップを得るこ
とができる。さらに、ネジキャップ本体の天壁開口部を
設けることによって、ネジキャップ本体の天壁の材料を
節約することができると共にヒートシール蓋付キャップ
の軽量化を図ることができる。さらにまた、ヒートシー
ル蓋付キャップを装着したボトルをボイル又はレトルト
殺菌した場合、本発明のキャップの場合天壁に開口部が
あるので、殺菌後の水分はそこから排出されるからその
ような現象が生じる恐れはない等の格別な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るヒートシール蓋付キャ
ップを示し、(a)は正面断面図、(b)は平面図であ
る。
【図2】上記実施形態に係るヒートシール蓋付キャップ
を容器口に装着した状態を示す断面図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明に係るヒートシール蓋
の種々の実施形態を示す拡大断面模式図である。
【図4】上記実施形態に係るヒートシール蓋付キャップ
において、キャップ本体にヒートシール蓋を装着する模
式図である。
【図5】上記実施形態に係るヒートシール蓋付キャップ
において、キャップ本体からヒートシール蓋を分離する
模式図である。
【図6】本発明のヒートシール蓋付キャップにおいてキ
ャップ本体へのヒートシール蓋装着方法の実施形態に係
る工程図である。
【図7】(a)〜(b)は従来のヒートシール蓋付キャ
ップにおけるヒートシール蓋の装着方法を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ヒートシール蓋付キャップ 2 キャップ本体 3 ヒートシール蓋 5 天壁 7 スカート壁 9 環状突起 10 天壁開口部 11 サポート層 12 シール層 13 金属箔 16 突出部 20 容器口部 25 ヒートシール蓋支持リング 26 押圧工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA12 BA03 BA09 CA01 DA01 DB12 EA01 EA04 FA09 FB01 FC04 FD13 GA01 GB01 GB08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器口部に螺合するネジキャップ本体と
    容器口部をヒートシールで密封するヒートシール蓋との
    2ピースからなるヒートシール蓋付きキャップであっ
    て、前記ネジキャップ本体は、スカート壁内周面に前記
    ヒートシール蓋の脱落を防止する突起部を有し、且つ天
    壁中央部が開口していることを特徴とするヒートシール
    蓋付きキャップ。
  2. 【請求項2】 前記ヒートシール蓋は、前記キャップ本
    体を容器口部に螺着して加熱することにより、容器口頂
    部に熱溶着され、開栓時にキャップ本体の螺合を解くこ
    とにより前記突起部がヒートシール蓋を容器口から剥離
    できるようにしてなる請求項1に記載のヒートシール蓋
    付きキャップ。
  3. 【請求項3】 前記ヒートシール蓋は、少なくともシー
    ル層とサポート層からなり、該シール層とサポート層の
    厚みt(mm)と曲げ弾性率M(Mpa)が、30<t
    ×M<3000の範囲内にある弾性体からなる請求項2
    に記載のヒートシール蓋付きキャップ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のヒートシール蓋付きキ
    ャップにおける前記ネジキャップ本体内に前記ヒートシ
    ール蓋を装着するヒートシール蓋装着方法であって、前
    記ヒートシール蓋をキャップ本体の前記突起部を通過さ
    せる際、前記ヒートシール蓋の中央部をキャップ本体の
    天壁開口部より外方に突出させて弾性変形させることに
    より、前記ヒートシール蓋をキャップ本体の突起部と天
    壁との間に挿入することを特徴とするヒートシール蓋装
    着方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のヒートシール蓋付きキ
    ャップにおける前記ネジキャップ本体内に前記ヒートシ
    ール蓋を装着するヒートシール蓋装着方法であって、キ
    ャップ本体の底部側に位置する工具とキャップ本体の天
    壁開口部を通した工具とで前記ヒートシール蓋を挟み、
    該ヒートシール蓋の径方向の距離が縮小するように弾性
    変形させながら、前記ヒートシール蓋をキャップ本体の
    突起部と天壁との間に挿入することを特徴とするヒート
    シール蓋装着方法。
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