JP2003312611A - 粉粒体の供給充填装置 - Google Patents

粉粒体の供給充填装置

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JP2003312611A
JP2003312611A JP2002120127A JP2002120127A JP2003312611A JP 2003312611 A JP2003312611 A JP 2003312611A JP 2002120127 A JP2002120127 A JP 2002120127A JP 2002120127 A JP2002120127 A JP 2002120127A JP 2003312611 A JP2003312611 A JP 2003312611A
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powder
supply
granular material
film
filling
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JP2002120127A
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English (en)
Inventor
Yoshimori Takahashi
吉守 高橋
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Supply Of Fluid Materials To The Packaging Location (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、粉粒体による被包装物であったと
しても簡単な構造にして、しかも粉粒体の供給量を任意
に変更することのできる粉粒体の供給充填装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 本発明は、粉粒体Wを貯留するホッパー
部材11と、このホッパー部材11側と連接され前記粉
粒体Wを受け入れ可能とする粉粒体移送筒状部材12
と、この粉粒体移送筒状部材12の内側に配設されたコ
イル状に巻き込み形成した供給部材13と、この供給部
材13側に連結され、その供給部材13を回転駆動する
ことによって前記粉粒体Wを充填部へと移送するための
駆動手段14と、からなる粉粒体Wの供給充填装置であ
るため、駆動手段14による作動により、ホッパー部材
11に貯留されている粉粒体Wが粉粒体移送筒状部材1
2の内部に配設されているコイル状に巻き込み形成され
た供給部材13の回転動作によって送り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続移送される包
装フィルムを縦横に三方シールあるいは四方シールする
ことによって、液体や粉体あるいは粘稠物質などの被包
装物を密封シールするようにしてなる充填包装機に関
し、特に粉粒体の供給充填を簡便に行うことのできる粉
粒体の供給充填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば液体や粉体あるいは
粘稠物質などの被包装物を充填して密封シールするため
の包装袋としては、一般的に合成樹脂製のフィルムある
いはこれとアルミニウム箔などとを接合した積層物など
の包装材料からなる包装フィルムを、縦横に三方シール
あるいは四方シールすることによって包装袋を形成して
いる。
【0003】従って、このような包装袋を得るために三
方シールあるいは四方シールして包装する充填包装装置
としては、たとえば特開平6−312723号公報や特
開平9−20312号公報あるいは特開2000−19
0907号公報などによって知られている。
【0004】一般的に三方シールによる包装袋を製袋す
る充填包装装置として、その充填包装装置の本体の側部
に一対の保持枠が設けられ、この保持枠にロール状にフ
ィルムを巻回したフィルム原反が着脱交換可能に保持さ
れており、前記機台の上部にフィルム供給案内機構およ
びフィルム折返し機構を配設し、前記機台の前面部に上
側から縦シール機構、横シール機構およびカッター機構
が備え付けられており、フィルム案内機構を介してフィ
ルム折返し機構に包装フィルムを導き出し、フィルム折
返し機構によりフィルムを長手方向に沿って二つ折りと
し、次いで加熱された前記縦シール機構に設けられた左
右一対の縦シールロール部によって前記包装フィルムを
挟みながら送り出すとともに、前記縦シールロール部に
よりヒートシールすることによって包装フィルムを筒状
に縦シールし、続いて加熱された横シール機構に設けら
れた左右一対の横シールロールの横シール部によりフィ
ルムを横方向にヒートシールすることによって横シール
し、この横シール箇所により包装袋となる底部を形成
し、これにより有底筒状に形成されたフィルム内にたと
えば供給充填機構によりたとえばソースや醤油などの被
包装物を充填し、さらにフィルムが送られて再び横シー
ル機構の横シールロールの横シール部によってフィルム
の袋口側を横シールして被包装物を封止することによっ
て連続した充填包装袋が形成され、次いで連続した充填
包装袋の横シール箇所の中間部をカッター機構で切断す
ることにより充填包装袋を一個毎に分離して送り出すよ
うにしている。
【0005】ところで、上述した従来の充填包装装置に
よって得られる充填包装袋においては、被包装物がソー
スや醤油などの液状体のものであった場合、供給充填機
構に設けられた例えば電磁ポンプなどを作動することに
よって所定量の被包装物を供給することができるが、粉
状のものや粒状のものについては電磁ポンプなどの供給
手段を用いることができないため、たとえば実公昭53
−9347号公報などで知られているように、ホッパー
に粉や粒状である粉粒体を貯留し、このホッパーからお
椀状の回転盤上に粉粒体を供給し、回転盤側に設けた分
量升内に粉粒体を摺りきり板を介して供給し、分量升内
の所定量の粉粒体を製袋された包装袋内に送り込むよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被包装物で
ある粉粒体の充填量を変更する場合にあっては、前記回
転盤に設けられた分量升を供給量に合わせて交換あるい
は設定する必要があり、この交換,設定作業など手間を
要すものであった。
【0007】そこで本発明は、従来の問題を解決するこ
とをねらいとし、粉粒体による被包装物であったとして
も簡単な構造にして、しかも粉粒体の供給量を任意に変
更することのできる粉粒体の供給充填装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1で
は、粉粒体を貯留するホッパー部材と、このホッパー部
材側と連接され前記粉粒体を受け入れ可能とする粉粒体
移送筒状部材と、この粉粒体移送筒状部材の内側に配設
されたコイル状に巻き込み形成した供給部材と、この供
給部材側に連結され、その供給部材を回転駆動すること
によって前記粉粒体を充填部へと移送するための駆動手
段と、からなる粉粒体の供給充填装置である。
【0009】また請求項1において、請求項2では、前
記供給部材は、柔軟性を有する線材を螺旋状に巻き込み
形成してなることを特徴とする粉粒体の供給充填装置で
ある。
【0010】また請求項3では、請求項1または請求項
2において、前記粉粒体移送筒状部材は、可撓性を有す
る材料にて形成してなることを特徴とする粉粒体の供給
充填装置である。
【0011】また請求項4では、請求項1から請求項3
のいずれか1項において、前記駆動手段として、モータ
によって形成してなることを特徴とする粉粒体の供給充
填装置である。
【0012】また請求項5では、ロール状に巻かれたフ
ィルム原反から包装フィルムを引き出し案内し、この包
装フィルムを筒状あるいはフィルムの幅方向に沿って二
つ折りに折り返すフィルム製袋折返し機構に送り、この
フィルム製袋折返し機構により筒状あるいは二つ折りに
折り返された包装フィルムをシール機構によって三方シ
ールあるいは四方シールして包装袋を製袋するととも
に、この製袋時において包装フィルム内に供給充填機構
を介して被包装物を充填し、さらにフィルムを送りつつ
フィルムの袋口部側となる箇所をヒートシールして包装
袋を連続包装してなる充填包装装置において、前記供給
充填機構には、粉粒体からなる被包装物を貯留するホッ
パー部材と、このホッパー部材側と連接され前記粉粒体
を受け入れ可能とする粉粒体移送筒状部材と、この粉粒
体移送筒状部材の内側に配設されたコイル状に巻き込み
形成した供給部材と、この供給部材側に連結され、その
供給部材を回転駆動することによって前記粉粒体を包装
袋内の充填部へと移送するための駆動手段と、を備えて
なることを特徴とする充填包装装置における粉粒体の供
給充填装置である。
【0013】また請求項6では、請求項1から請求項5
のいずれか1項において、前記駆動手段の回転数あるい
は回転速度などを設定することによって粉粒体の供給充
填量を制御する制御手段を設けてなることを特徴とする
粉粒体の供給充填装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1では、粉粒体を
貯留するホッパー部材と、このホッパー部材側と連接さ
れ前記粉粒体を受け入れ可能とする粉粒体移送筒状部材
と、この粉粒体移送筒状部材の内側に配設されたコイル
状に巻き込み形成した供給部材と、この供給部材側に連
結され、その供給部材を回転駆動することによって前記
粉粒体を充填部へと移送するための駆動手段と、からな
る粉粒体の供給充填装置であるため、駆動手段による作
動により、ホッパー部材に貯留されている粉粒体が粉粒
体移送筒状部材の内部に配設されているコイル状に巻き
込み形成された供給部材の回転動作によって送り出され
て一方向に供給案内され、粉粒体移送筒状部材の搬出側
から充填部へと粉粒体を移送することができる。
【0015】この際、請求項2では、前記供給部材は、
柔軟性を有する線材を螺旋状に巻き込み形成してなるこ
とにより、簡単な構成手段によって形成することができ
るとともに、粉粒体移送筒状部材の内部に配設された供
給部材として柔軟性を有する線材を螺旋状に形成するこ
とによって、前記筒状部材の引き回し状態に応じて内部
に供給部材を引き回し配設することができ、これにより
粉粒体移送筒状部材の内部にて供給部材に大きな負荷を
加えることなく回転作動することができる。また供給部
材としては、粉粒体の粉体,粒体などの粒の大きさなど
の条件に合わせてその螺旋状のピッチや線材の太さなど
を設定することにより、良好に粉粒体を送り出すことが
可能となる。
【0016】また請求項3では、請求項1または請求項
2において、前記粉粒体移送筒状部材は、可撓性を有す
る材料にて形成してなることにより、撓みを持たせなが
ら引き回し案内することができ、その撓みを持たせた状
態にてその筒状部材の内部にて前記供給部材を回転作動
することにより粉粒体を送り出すことができる。
【0017】また請求項4では、請求項1から請求項3
のいずれか1項において、前記駆動手段として、モータ
によって形成してなることにより、モータの作動に合わ
せて安定状態に粉粒体を送り出すことができる。
【0018】また請求項5では、ロール状に巻かれたフ
ィルム原反から包装フィルムを引き出し案内し、この包
装フィルムを筒状あるいはフィルムの幅方向に沿って二
つ折りに折り返すフィルム製袋折返し機構に送り、この
フィルム製袋折返し機構により筒状あるいは二つ折りに
折り返された包装フィルムをシール機構によって三方シ
ールあるいは四方シールして包装袋を製袋するととも
に、この製袋時において包装フィルム内に供給充填機構
を介して被包装物を充填し、さらにフィルムを送りつつ
フィルムの袋口部側となる箇所をヒートシールして包装
袋を連続包装してなる充填包装装置において、前記供給
充填機構には、粉粒体からなる被包装物を貯留するホッ
パー部材と、このホッパー部材側と連接され前記粉粒体
を受け入れ可能とする粉粒体移送筒状部材と、この粉粒
体移送筒状部材の内側に配設されたコイル状に巻き込み
形成した供給部材と、この供給部材側に連結され、その
供給部材を回転駆動することによって前記粉粒体を包装
袋内の充填部へと移送するための駆動手段と、を備えて
なることにより、包装フィルムを製袋しつつ、その包装
袋の包装形態あるいは大きさに合わせて粉粒体を良好に
送り込むことができる。
【0019】また請求項6では、請求項1から請求項5
のいずれか1項において、前記駆動手段の回転数あるい
は回転速度などを設定することによって粉粒体の供給充
填量を制御する制御手段を設けてなることにより、粉粒
体の供給量を簡単に変更することができるという効果が
ある。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を基づいて
説明する。本発明に係る充填包装装置の概略構成とその
動作および充填包装袋について、第1実施例として図1
から図3を参照して述べる。
【0021】同図において、充填包装装置の全体概要の
構成として、包装フィルムFを巻回したフィルム原反1
が充填包装装置の機台の側方に設けられた保持枠2に装
填されて支持されており、前記フィルム原反1から引き
出し案内された包装フィルムFは、フィルム供給案内機
構3を介して所定のテンションが付与されて一旦上方へ
と引き出し案内され、充填包装装置の上部側に設けられ
たフィルム製袋折返し機構4により包装フィルムFの長
手方向に沿って二つ折りに折り返して下方へ引き出し案
内するように構成している。
【0022】この実施例では、この下方へ引き出し搬送
される二つ折りフィルムFは、縦シール機構5へと案内
される。縦シール機構5は、たとえばサーボモータから
なる駆動手段によって回転可能に設けられ、対向する一
対の縦シールロール5Aの外周に沿って2列にそれぞれ
設けられた縦シール部材5Bによって、二つ折りに折り
返され包装フィルムFが縦方向に各々折返し縁部と折返
し端部同志(左右両縁部)との2箇所をそれぞれヒート
シールすることによって縦シールFH箇所が包装フィル
ムFの両側端に形成され、次いで前記縦シール機構5の
下方に配設された横シール機構6によってヒートシール
されて横シールFS箇所が形成される。
【0023】この場合、横シール機構6は、たとえばサ
ーボモータからなる駆動手段によって回転可能に設けら
れ、対向する一対の横シールロール6Aの外周の幅方向
に沿ってそれぞれ設けられた横シール部材6Bによっ
て、横方向に所定間隔を置いてヒートシールされて横シ
ールFS箇所が形成され、この横シールFS箇所により
包装袋Pとなる有底筒状の底部が形成され、これにより
有底筒状に形成された包装フィルムF内に後述する供給
充填機構7によって粉粒体である被包装物Wが充填さ
れ、続いて包装フィルムFを送り出した後に前記横シー
ル機構6の横シールロール6Aに設けられた横シール部
材6Bにより包装フィルムFの袋口部となる箇所を横ヒ
ートシールし、この横ヒートシールによる横シールFS
によって内容物Wが封止され、次々と連続した状態で四
方シールされた包装袋Pが下方へ連続搬送されるように
構成されている。
【0024】また、前記横シール機構6の下方には、上
下に連続した状態の包装袋Pの横シールFS箇所のほぼ
中央部を切り離して搬出することのできるカッタ刃を備
えた切断機構8が配設されている。
【0025】ところで、この第1実施例においては、フ
ィルムFを二つ折りに折り返すためのフィルム製袋折返
し機構4の下流側には、粉粒体である被包装物Wを供給
するための供給充填機構7が設けられている。この供給
充填機構7には、粉粒体からなる被包装物Wを貯留する
ホッパー部材11が設けられるとともに、このホッパー
部材11の下端側には搬出用開口部11Aが設けられ、
その搬出用開口部11A側と連接されて粉粒体移送筒状
部材12が取付固定されている。
【0026】搬出側開口部11Aによって前記粉粒体W
(被包装物W)を受け入れ可能とする粉粒体移送筒状部
材12の内部側には、この実施例では断面形状が円形か
らなる金属製の線材によって螺旋状に巻き込み形成した
供給部材13が配設されている。この際、また供給部材
としては、粉粒体の粉体,粒体などの粒の大きさなどの
条件に合わせてその螺旋状のピッチや線材の太さなどを
設定することにより、良好に粉粒体を送り出すことが可
能となる。
【0027】またコイル状(螺旋状)に巻き込み形成さ
れた供給部材13の端部側と連結され、その供給部材1
3を回転駆動することによって前記粉粒体Wを包装袋P
内の充填部へと移送するための駆動手段14であるサー
ボモータが備えられ、その駆動手段14の回転数あるい
は回転速度などを設定することによって粉粒体Wの供給
充填量を制御する制御手段15が設けられている。
【0028】また、粉粒体Wを送り出す粉粒体移送筒状
部材12の筒状端部側には、フィルム折返し機構4の下
流側に臨んで設けられ、その筒状端部側から送り出され
る粉粒体Wを、包装フィルムFが折り返されて製袋され
ながら縦シールされた包装袋Pの充填部箇所に供給する
ための投入シュート16が設置されている。
【0029】なお、螺旋状に巻き込み形成した供給部材
13としては、粉粒体Wの粉体,粒体などの粒の大きさ
などの条件に合わせてその螺旋状のピッチや線材の太さ
などを設定することにより、良好に粉粒体Wを送り出す
ことを可能としている。
【0030】従って、上記構成からなる本発明の充填包
装機においては、フィルム巻反1から引き出し案内され
た包装フィルムFは、フィルム案内機構3を介して引き
出し案内され、次いで充填包装機の上部側に設けられた
フィルム製袋折返し機構4によって包装フィルムFが二
つ折りに折り返されて下方へと引き出し案内され、縦シ
ール機構5によって筒状にヒートシールされた後、横シ
ール機構6によって包装袋Pの底部となる箇所がヒート
シールされる。このように横シールFS箇所によって包
装袋Pの底部が形成されて充填可能となったところへ、
供給充填機構7の駆動手段14であるサーボモータが作
動して、ホッパー部材11の内部に貯留されている粉粒
体Wが粉粒体移送筒状部材12の内部に配設されている
コイル状に巻き込み形成された供給部材13の回転動作
によって送り出されて一方向に供給案内され、粉粒体移
送筒状部材12の搬出側から投入シュート16を介して
包装袋Pの充填部へと粉粒体Wを移送供給することがで
きる。
【0031】この際、第1実施例では供給部材13とし
て、断面形状が円形状からなるコイルスプリングによっ
てコイル状(螺旋状)に巻き込み形成して構成していた
が、例えば供給部材13の実施態様例として図4に示す
ように、螺旋状に巻き込み形成した線材の断面形状とし
て、三角形状、四角形状、台形形状など適宜実施可能で
あり、粉粒体Wの粉体,粒体などの粒の大きさなどの条
件によって選定すればよいものであり、また螺旋状のピ
ッチ間隔や線材の太さなどを設定することで粉粒体Wの
送りを良好にすることも可能である。
【0032】また、包装装置には、フィルム製袋折返し
機構4や縦シール機構5などの機械装置が組み付けられ
ているため、粉粒体移送筒状部材12の設置位置に制約
を受けやすいが、粉粒体移送筒状部材12を可撓性を有
する材料たとえば合成樹脂製のチューブなどの材料によ
って形成することにより、狭い箇所の引き回しも撓みを
持たせながら良好に行うことが可能となり、また撓みを
持たせた状態にてその筒状部材12の内部にて柔軟性を
有する線材を螺旋状に巻き込み形成した供給部材13を
配設することによって、撓みに合わせて供給部材13を
回転作動することができ、これにより良好に粉粒体Wを
送り出すことができる。、
【0033】また、製袋された包装袋Pの包装仕様に合
わせて粉粒体Wの供給充填量を制御手段15によって設
定することで、所定の充填量を簡単に変更することがで
きるものであり、その設定条件として、たとえば駆動手
段14であるサーボモータの回転数や回転速度あるいは
回転時間の設定などによって供給量の調整、設定が可能
となるものである。
【0034】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものでなく本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能であり、前述した第1実施例における四方シー
ルによる包装袋Pとしては、一枚のフィルムFを半折り
状態に引き出し案内し、この半折りに折り返された折返
し端部と折り返された包装フィルムFの折返し端縁(左
右両縁部)とが対をなす縦シール機構5の2箇所に配設
した縦シールロール5Aに設けられた縦シール部材5B
によりそれぞれ縦方向にヒートシールすることによって
縦シールFHされ、両端側にそれぞれ縦シールFHされ
た四方シールによる包装袋Pを成形する例を述べたが、
たとえば図5および図6に示すように第2実施例では、
一枚の包装フィルムFを半折り状態に折り返しながら引
き出し案内し、この半折りに折り返された折返し端部と
折り返されたフィルムFの中央部および折返し端縁(左
右両縁部と中間部)とが縦シール機構5の対をなす縦シ
ールロール5Aにそれぞれ設けられた三つの縦シール部
材5Bによって縦方向に縦シールFHして二列に筒状に
製袋された包装袋Pを成形し、その一方の列に供給充填
機構7に設けられた粉粒体移送筒状部材12を臨ませて
配置して粉粒体Wを充填供給可能とし、他方の列に供給
充填機構7に設けられた液状供給用の充填ノズル17を
臨ませて配置して液状の被包装物W1を充填供給するも
のを示している。
【0035】また図7および図8は本発明の第3実施例
であり、ここでは包装フィルムFを二つ折りに折返しな
がら三方シールして包装袋Pを成形するタイプを示すも
ので、この半折りに折り返された折返し端部(左右両縁
部)が縦シール機構5の対をなす縦シールロール5Aに
それぞれ設けられた一対の縦シール部材5Bによって縦
方向に縦シールFHして一列に筒状に製袋された包装袋
Pを成形し、その筒状に製袋された筒状包装袋Pの中に
供給充填機構7に設けられた粉粒体移送筒状部材12を
臨ませて配置して粉粒体Wを充填供給可能とするととも
に、粉粒体移送通常部材12と並列状態にして供給充填
機構7に設けられた液状供給用の充填ノズル17を臨ま
せて配置して液状の被包装物W1を充填供給するように
している。
【0036】したがって、三方シールタイプによる充填
包装機によって、二つ折りの折り返して形成された筒状
包装袋P内には、粉粒体Wと液状の被包装物W1とが混
合状態の被包装物W2として充填され、その包装袋P内
に密封包装される。
【0037】また図9で示すように二枚からなる包装フ
ィルムFを重ね合わせて引き出し案内し、この各包装フ
ィルムFの両端縁をそれぞれ対をなす二つの縦シール部
材によって縦方向にヒートシールしつつ包装フィルムF
の四方をヒートシールして包装袋Pを成形するもの、あ
るいは図示はしないが縦シール機構に縦シール部材を多
数設け、この縦シール部材と横シール機構の横シール部
材によって四方シールされた横列単位で多数の包装袋を
成形するものなどにおいても適用可能である。
【0038】また充填包装機として、たとえば縦型の充
填包装機においては、セーラー板によって筒状に製袋し
つつ粉粒体を供給して充填包装するものや、横型の充填
包装機において、それぞれ得られる包装袋の製袋過程に
おいて、粉粒体を充填するタイプのものなど適宜実施す
ることが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、粉粒体を貯留するホッパー部材と、このホッパ
ー部材側と連接され前記粉粒体を受け入れ可能とする粉
粒体移送筒状部材と、この粉粒体移送筒状部材の内側に
配設されたコイル状に巻き込み形成した供給部材と、こ
の供給部材側に連結され、その供給部材を回転駆動する
ことによって前記粉粒体を充填部へと移送するための駆
動手段と、からなる粉粒体の供給充填装置であるため、
駆動手段による作動により、ホッパー部材に貯留されて
いる粉粒体が粉粒体移送筒状部材の内部に配設されてい
るコイル状に巻き込み形成された供給部材の回転動作に
よって送り出されて一方向に供給案内することができ、
粉粒体移送筒状部材の搬出側から充填部へと粉粒体を移
送することができる。
【0040】この際、請求項2では、前記供給部材は、
柔軟性を有する線材を螺旋状に巻き込み形成してなるこ
とにより、簡単な構成手段によって形成することができ
るとともに、粉粒体移送筒状部材の内部に配設された供
給部材として柔軟性を有する線材を螺旋状に形成するこ
とによって、前記筒状部材の引き回し状態に応じて内部
に供給部材を引き回し配設することができ、これにより
粉粒体移送筒状部材の内部にて供給部材に大きな負荷を
加えることなく回転作動することができる。また供給部
材としては、粉粒体の粉体,粒体などの粒の大きさなど
の条件に合わせてその螺旋状のピッチや線材の太さなど
を設定することにより、良好に粉粒体を送り出すことが
可能となる。
【0041】また請求項3では、請求項1または請求項
2において、前記粉粒体移送筒状部材は、可撓性を有す
る材料にて形成してなることにより、撓みを持たせなが
ら引き回し案内することができ、その撓みを持たせた状
態にてその筒状部材の内部にて前記供給部材を回転作動
することにより粉粒体を送り出すことができる。
【0042】また請求項4では、請求項1から請求項3
のいずれか1項において、前記駆動手段として、モータ
によって形成してなることにより、モータの作動に合わ
せて安定状態に粉粒体を送り出すことができる。
【0043】また請求項5では、ロール状に巻かれたフ
ィルム原反から包装フィルムを引き出し案内し、この包
装フィルムを筒状あるいはフィルムの幅方向に沿って二
つ折りに折り返すフィルム製袋折返し機構に送り、この
フィルム製袋折返し機構により筒状あるいは二つ折りに
折り返された包装フィルムをシール機構によって三方シ
ールあるいは四方シールして包装袋を製袋するととも
に、この製袋時において包装フィルム内に供給充填機構
を介して被包装物を充填し、さらにフィルムを送りつつ
フィルムの袋口部側となる箇所をヒートシールして包装
袋を連続包装してなる充填包装装置において、前記供給
充填機構には、粉粒体からなる被包装物を貯留するホッ
パー部材と、このホッパー部材側と連接され前記粉粒体
を受け入れ可能とする粉粒体移送筒状部材と、この粉粒
体移送筒状部材の内側に配設されたコイル状に巻き込み
形成した供給部材と、この供給部材側に連結され、その
供給部材を回転駆動することによって前記粉粒体を包装
袋内の充填部へと移送するための駆動手段と、を備えて
なることにより、包装フィルムを製袋しつつ、その包装
袋の包装形態あるいは大きさに合わせて粉粒体を良好に
送り込むことができる。
【0044】また請求項6では、請求項1から請求項5
のいずれか1項において、前記駆動手段の回転数あるい
は回転速度などを設定することによって粉粒体の供給充
填量を制御する制御手段を設けてなることにより、粉粒
体の供給量を簡単に変更することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す充填包装機の全体概
要正面図である。
【図2】図2は図1の充填包装機に備え付けられた供給
充填機構を主体に部分的に拡大断面で示した要部の正面
図である。
【図3】図3は、第1実施例にて包装シールされる四方
シールによる包装袋を示す概要斜視図である。
【図4】図4は、本発明の供給充填機構における供給部
材の各実施態様例を示す要部拡大断面図である。
【図5】図5は、本発明の第2実施例を示す充填包装機
に備え付けられた供給充填機構のを主体に表した要部の
正面図である。
【図6】図6は、図5で適用された一枚の包装フィルム
を半折り状態に引き出し案内して、縦方向に二列に筒状
に製袋してなる包装袋を示した概要斜視図である。
【図7】図7は、本発明における第3実施例を示す充填
包装機に備え付けられた供給充填機構を主体に表した要
部の正面図である。
【図8】図8は、図7で適用された一枚からなる包装フ
ィルムを製袋しながら三方シールしてなる包装袋を示し
た概要斜視図である。
【図9】図9は、本発明で適用される二枚の包装フィル
ムによって四方シールが行われる包装袋の実施態様例を
示した概要斜視図である。
【符号の説明】
F 包装フィルム FH 縦シール FS 横シール P 包装袋 W 被包装物(粉粒体) W1 被包装物(液状) W2 混合による被包装物 1 フィルム原反 3 フィルム案内機構 4 フィルム製袋折返し機構 5 縦シール機構 5A 縦シールロール 5B 縦シール部材 6 横シール機構 6A 横シールロール 6B 横シール部材 7 供給充填機構 8 切断機構 11 ホッパー部材 11A 搬出側開口部 12 粉粒体移送筒状部材 13 供給部材 14 駆動手段(モータ) 15 制御手段 16 投入シュート 17 充填ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E050 AA02 AA08 AB02 AB08 BA01 BA03 CA06 CB01 CB06 DC02 DD04 DD10 DF02 FA01 FA02 FB01 FB07 FC07 FC10 GB03 HB10 3E055 AA01 AA03 BB01 CA04 CA10 EA02 EB03 EB05 FA05 3E118 AA07 AB01 BA03 BA07 BA10 BB02 BB14 DA02 DA05 DA08 EA04 FA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を貯留するホッパー部材と、この
    ホッパー部材側と連接され前記粉粒体を受け入れ可能と
    する粉粒体移送筒状部材と、この粉粒体移送筒状部材の
    内側に配設されたコイル状に巻き込み形成した供給部材
    と、この供給部材側に連結され、その供給部材を回転駆
    動することによって前記粉粒体を充填部へと移送するた
    めの駆動手段と、からなる粉粒体の供給充填装置。
  2. 【請求項2】 前記供給部材は、柔軟性を有する線材を
    螺旋状に巻き込み形成してなることを特徴とする請求項
    1に記載の粉粒体の供給充填装置。
  3. 【請求項3】 前記粉粒体移送筒状部材は、可撓性を有
    する材料にて形成してなることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の粉粒体の供給充填装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段として、モータによって形
    成してなることを特徴とする請求項1から請求項3のい
    ずれか1項に記載の粉粒体の供給充填装置。
  5. 【請求項5】 ロール状に巻かれたフィルム原反から包
    装フィルムを引き出し案内し、この包装フィルムを筒状
    あるいはフィルムの幅方向に沿って二つ折りに折り返す
    フィルム製袋折返し機構に送り、このフィルム製袋折返
    し機構により筒状あるいは二つ折りに折り返された包装
    フィルムをシール機構によって三方シールあるいは四方
    シールして包装袋を製袋するとともに、この製袋時にお
    いて包装フィルム内に供給充填機構を介して被包装物を
    充填し、さらにフィルムを送りつつフィルムの袋口部側
    となる箇所をヒートシールして包装袋を連続包装してな
    る充填包装装置において、前記供給充填機構には、粉粒
    体からなる被包装物を貯留するホッパー部材と、このホ
    ッパー部材側と連接され前記粉粒体を受け入れ可能とす
    る粉粒体移送筒状部材と、この粉粒体移送筒状部材の内
    側に配設されたコイル状に巻き込み形成した供給部材
    と、この供給部材側に連結され、その供給部材を回転駆
    動することによって前記粉粒体を包装袋内の充填部へと
    移送するための駆動手段と、を備えてなることを特徴と
    する充填包装装置における粉粒体の供給充填装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段の回転数あるいは回転速度
    などを設定することによって粉粒体の供給充填量を制御
    する制御手段を設けてなることを特徴とする請求項1か
    ら請求項5のいずれか1項に記載の粉粒体の供給充填装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079534A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Fuso Sangyo Kk 製袋充填装置

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