JP2003312369A - 小物収納装置 - Google Patents

小物収納装置

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JP2003312369A
JP2003312369A JP2002115658A JP2002115658A JP2003312369A JP 2003312369 A JP2003312369 A JP 2003312369A JP 2002115658 A JP2002115658 A JP 2002115658A JP 2002115658 A JP2002115658 A JP 2002115658A JP 2003312369 A JP2003312369 A JP 2003312369A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタが上下方向にスライドする構成の小
物収納装置において、カードなどの薄板状の収納物がト
レー部とシャッタとの隙間に入り込む不具合を防止する
ことを、安価であるとともに耐久性に優れた手段により
解決すること。 【解決手段】 トレー部13を有した基体11と、基体
11の前面において上下方向にスライドしてトレー部1
3を開閉するシャッタ2とを備えた小物収納装置におい
て、トレー部13の前端部に、上方に立ち上がるととも
にシャッタ2との間に隙間を有した縦壁フランジ16を
一体に形成し、縦壁フランジ16の上端部に、トレー部
13に向けて下がる傾斜面16kを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や電車など
の車両に搭載する小物収納装置に関するもので、特に、
収納部材分を開閉するシャッタを有した装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、図7(a)(b)に示すようなシャッタ付きの小物
収納装置が知られている。この従来装置は、カード・小
銭などのいわゆる小物を収納可能なトレー部01aを有
する収納部材01と、この収納部材01を覆うカバー0
2と、このカバー02に開口された開口部03に沿って
スライドして開口部03を開閉するシャッタ04が設け
られており、シャッタ04を開いてトレー部01aに収
納したカード状の小物Caは、シャッタ04移動側の水
平フランジ01bからシャッタ04の開口縁04aまで
の距離0H間に離れた位置に収納される構成となってい
る。
【0003】このようなシャッタ付きの小物収納装置に
おいて、意匠上の制約や設置スペースの制約により、図
8(a)(b)(c)に示すような縦長形状の収納部材
を形成することを考えた場合、本願発明者達は、以下に
述べるような新たな解決すべき課題が生じることを見い
だした。まず、図8に示す小物収納装置の構成を簡単に
説明すると、011がトレー部012を有した収納部材
であり、013がトレーを覆うカバーであり、014が
カバー013に設けられた開口部015を開閉するシャ
ッタである。このように構成された小物収納装置におい
て、トレー部012にカード状の小物0Cを収納し、シ
ャッタ014を閉じたときに、車両の走行振動などで、
このカード状の小物0Cが、図(b)(c)に示すよう
にトレー部012の前端(シャッタ側の端部)に形成さ
れた水平フランジ016に乗り上げることがある。この
状態から、その後、シャッタ014を開くと、カード状
の小物0Cの先端がシャッタ014に引っかかり、シャ
ッタ014の移動とともに、シャッタ014と水平フラ
ンジ016との間の隙間から、下方に落下してしまうお
それがある。この解決手段として、隙間をゴムやスポン
ジなどの弾性体により埋める手段が考えられるが、この
手段にあっては、シャッタの開閉抵抗が大きくなって、
操作性が悪化するおそれがある。加えて、弾性体もシャ
ッタとが擦れ合うことにより弾性体が経時劣化するおそ
れがある。さらに、弾性体を追加する分だけコストアッ
プを招く。
【0004】本発明は、シャッタが上下方向にスライド
する構成の小物収納装置において、カードなどの薄板状
の収納物がトレー部とシャッタとの隙間に入り込む不具
合を防止することを、安価であるとともに耐久性に優れ
た手段により解決することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに請求項1に記載の発明は、小物を載置可能なトレー
部を有した収納部材が設けられ、この収納部材の前面に
おいて上下方向にスライドして前記トレー部を開閉する
シャッタが設けられている小物収納装置において、前記
トレー部の前端部に、上方に立ち上がるとともにシャッ
タとの間に隙間を有した縦壁フランジが一体に形成され
ていることを特徴とする手段とした。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の小物収納装置において、前記縦壁フランジの上端部
に、トレー部に向けて下がる傾斜面が形成されているこ
とを特徴とする手段とした。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の小物収納装置において、前記シャッタの前記
縦壁フランジの上方に配置されている部位に、前方に向
かうにしたがって下方に変位する湾曲部が設けられ、こ
の湾曲部が前記縦壁フランジの上端に近接して配置され
ていることを特徴とする手段とした。
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1に記載の小物収納装
置では、トレー部にカード状の小物を収納してシャッタ
により閉じた状態で、振動などによりこのカード状の小
物が、トレー部上をシャッタが設けられている前方に移
動した場合、トレー部の前端に設けた縦壁フランジに当
たってそれ以上の移動が規制される。したがって、この
カード状の小物がシャッタに当接するまで移動すること
がないため、その後、シャッタを開いたときに、シャッ
タに引き込まれて落下するという不具合が生じない。ま
た、走行中の振動やあるいは収納時に、カード状の小物
が縦壁フランジに乗り上げて引っかかったとしても、カ
ード状の小物が縦壁フランジに対して引っかかる引っか
かり代は極めて小さい。このため、走行中の振動などで
トレー部に落下しやすく、隙間に引き込まれ難い。加え
て、縦壁フランジは、シャッタとの間に隙間を有して形
成しているため、シャッタを開閉する際の抵抗となるこ
とがないとともに、経時劣化を招くこともない。また、
トレー部と別体の弾性体などを設けないから、コストア
ップも抑えることができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、上記請求項1
に記載の発明の作用効果に加えて、以下の作用効果が得
られる。カード状の小物をトレー部に収納したときに、
この小物の一部が縦壁フランジに乗り上げるように収納
したり、あるいは、極めて大きな振動の入力によりこの
小物の一部が縦壁フランジに乗り上げたりしても、縦壁
フランジの上端部に、トレー部側に下るように傾斜した
傾斜面を形成しているため、カード状の小物は、その自
重により、傾斜面にガイドされてトレー部に落下する。
この場合、振動が加わると、いっそう落下しやすい。こ
のように、カード状の小物が一端、縦壁フランジの上端
部に乗り上げたとしても、傾斜面により落下するため、
この小物がシャッタに当接することが無く、よって、シ
ャッタを開いたときにシャッタと縦壁フランジとの間の
隙間にカード状の小物が引き込まれるのを、いっそう確
実に防止することができる。
【0010】また、請求項3に記載の発明では、仮に、
カード状の小物が縦壁フランジに乗り上げてシャッタに
当接し、この状態で、シャッタを開いて、この小物がシ
ャッタと縦壁フランジとの間の隙間から、下方へ引き込
まれようとした場合、小物が平板状であるのに対して、
縦壁フランジの上方位置ではシャッタは湾曲形状である
ため、小物とシャッタとの間に隙間が生じた状態で、こ
の小物が引っかかる。すなわち、このカード状の小物
は、その全体がシャッタに沿う状態にならない。したが
って、シャッタのスライドがカード状の小物により規制
されて、それ以上スライドさせることができなくなる。
よって、カード状の小物がシャッタと共に移動して落下
することを確実に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は実施の形態1の小物収納
装置の一部を断面で表した斜視図、図2は実施の形態1
の小物収納装置を示す縦断面図(図1のS2−S2線に
よる断面)である。
【0012】実施の形態1の小物収納装置は、カップホ
ルダと兼用のものであって、請求項1および請求項2に
記載の発明に対応している。この小物収納装置は、図1
に示すように、収納部材1とシャッタ2とを備えてい
る。前記収納部材1は、それぞれ樹脂により形成された
基体11とカバー12との2つの部材により構成されて
いる。前記基体11の中間部には、略水平に延在された
平板状のトレー部13が形成されている。このトレー部
13は、図示の矢印FR方向を前面として使用するもの
で、このトレー部13の後端縁部から後壁14が立設さ
れ、トレー部13の左右端縁部から側壁15が立設さ
れ、トレー部13の前端縁部から縦壁フランジ16が立
設されている。さらに、前記トレー部13には、飲料容
器を収納可能に有底筒状に凹んで形成されたカップホル
ダ部17,17が左右一対設けられている。なお、後壁
14の上端部には後方へ折曲された上端フランジ14f
が形成されている。また、前記側壁15は、その前端面
が上方ほど後壁14に近づく形状、すなわち略逆しの字
状に形成されている。さらに、前記縦壁フランジ16の
上端には、図2に示すように、内側に下がる傾斜面16
kが形成されている。
【0013】前記カバー12は、前記基体11を覆うと
ともに、前記シャッタ2を支持するもので、基体11に
対して直接あるいは間接的に固定されている。また、こ
のカバー12は、基体11の縦壁フランジ16の前面お
よび側壁15の前端面と後壁14の上端フランジ14f
を覆っており、略鉛直方向に延びる直立部12tと、こ
の直立部12tの上端部から後壁14の上端フランジ1
4fに向かって湾曲した湾曲部12wとを有していると
ともに、中央には、前記トレー部13に小物や飲料を出
し入れするための開口部12kが形成されている。
【0014】前記シャッタ2は、その左右両端部が、前
記カバー12において開口部12kの左右に沿うととも
に基体11の下側に回り込むように延在されたガイドレ
ール(図示省略)にガイドされて上下にスライド可能に
支持されている。このシャッタ2は、樹脂製であり左右
方向に長く幅が狭い形状の複数の板片をそれぞれ上下端
部で回動可能に連続的に連結するか、あるいは、各板片
の上下を折り曲げ可能な連結片により一体に連結して構
成されている。したがって、このシャッタ2は、開口部
12kが湾曲部12wを有した形状であるのにもかかわ
らず開口部12kを開閉することが可能であるととも
に、図2に示すように、全開時には、基体11の下側に
回り込むことが可能となっている。なお、このように全
開時にシャッタ2が基体11の下側に回り込むようにす
ることで、開閉に要するスペースを小さくしている。ま
た、シャッタ2の上端部には、内側にストッパフランジ
21が全幅に亘って、あるいは一部に突出して形成され
ているとともに、外側の中央部に把持フランジ22が突
出されている。
【0015】前記シャッタ2は、図2に示すように、前
記縦壁フランジ16との間に、両者が当接しないように
微少な隙間Sが設けられている。また、前記縦壁フラン
ジ16とストッパフランジ21とは上下方向で係合可能
な寸法関係となっている。
【0016】次に、実施の形態1の小物収納装置の作用
効果について説明する。トレー部13に小物や飲料容器
を収納する場合には、シャッタ2を下方にスライドさせ
ることで、図1,図2に示すように開口部12kを開い
た後、図示を省略した飲料容器の場合には、カップホル
ダ部17に挿入して載置し、カードのような小物Cは、
トレー部13に載置する。なお、シャッタ2の開方向の
スライドは、シャッタ2のストッパフランジ21が縦壁
フランジ16の上端に当接することにより規制される。
【0017】この収納状態において、シャッタ2を上方
にスライドさせて開口部12kを閉じて、小物Cなどの
収納物を隠すことができる。なお、縦壁フランジ16と
シャッタ2との間に隙間Sが設けられているため、シャ
ッタ2を開閉させる際に、縦壁フランジ16が摺動抵抗
を与えることはない。
【0018】ここで、カード状の小物Cを収納した場
合、走行中の振動によりトレー部13において前方(F
R方向)へ移動することがあるが、本実施の形態1で
は、このカード状の小物Cは、縦壁フランジ16に当接
した時点で、これよりも前方に移動することが規制され
るため、図3(a)に示すように、この小物Cがシャッ
タ2に触れることがない。したがって、次にシャッタ2
を開いたときにカード状の小物Cが、シャッタ2の移動
に伴って隙間Sに引き込まれて落下するといった不具合
が生じない。それに対し、図3(b)に示すように、ト
レー部13の前端部に縦壁フランジ16が無い構成で
は、カード状の小物Cがトレー部13を前方に移動して
シャッタ2に当接した場合、次に、シャッタ2を開く際
に、小物Cがシャッタ2の移動と共に矢印HKで示す方
向から隙間Sに飲み込まれてしまい、トレー部13から
落下してしまうおそれがある。
【0019】また、本実施の形態1にあっては、トレー
部13にカード状の小物Cを収納したとき、あるいは、
収納後の走行中の大きな振動により、図4(a)に示す
ように、小物Cの一部が縦壁フランジ16の上端部に乗
り上げて引っかかることが、僅かな可能性であるが考え
られる。しかし、本実施の形態では、縦壁フランジ16
の上端部に傾斜面16kを形成しているため、このよう
な場合でも、小物Cは、自重で矢印R方向のトレー部1
3に落下し、小物Cが直接シャッタ2に当接することを
防止することができる。よって、その後シャッタ2を開
いたときに、このカード状の小物Cが、隙間Sに飲み込
まれるのを確実に防止することができる。また、図4
(b)は、縦壁フランジ316に傾斜面を形成しない本
発明の他の例(請求項1に記載の発明に対応した例)を
示している。この構成でも、上述のように、小物Cがト
レー部13上を前方に移動してもシャッタ2に直接当接
するのを防止して、その後、シャッタ2を開いたとき
に、小物Cが隙間Sに飲み込まれるのを防止することが
できる。ここで図8(c)に示した従来技術と比較する
と、図8(c)の従来技術では、水平フランジ016が
ある分だけ縦壁の端部からシャッタ014までの寸法H
2が大きな寸法となっているのに対して、図4(b)の
他の例では、縦壁フランジ316の端縁からシャッタ2
までの寸法H1が小さくなる(H2>H1)。したがっ
て、図4(b)の他の例において、図示のように万一、
カード状の小物Cが縦壁フランジ316の上端に乗り上
げて引っかかった場合、実施の形態1のように傾斜面1
6kによりガイドすることはできないが、上述のように
シャッタ2までの寸法H1が小さいことから、その引っ
かかり代h1も極めて小さく、カード状の小物Cは、走
行中の振動などでトレー部13に落下しやすい。それに
対し、図8(c)の従来技術では、図示のようにカード
状の小物0Cが水平フランジ016に乗り上げて引っか
かった場合、その引っかかり代h2が大きくなりやすい
(h2>h1となりやすい)。このため、カード状の小
物0Cは、車両の振動があってもトレー部012に落下
し難く、場合によってはシャッタ014側へ移動してシ
ャッタ014に接触した状態となるおそれがあるもの
で、この場合、シャッタ014を開いたときに、小物0
Cが隙間から落下する可能性がある。
【0020】(実施の形態2)次に、請求項3に記載の
発明に対応した、実施の形態2の小物収納装置について
説明する。なお、実施の形態2について説明するにあた
り、実施の形態1と共通する構成には、実施の形態1と
同じ符号を付けて説明を省略する。また、作用効果につ
いても、実施の形態1と共通する点については説明を省
略し、実施の形態1との相違点について説明する。図5
は実施の形態2の小物収納装置を示す斜視図、図6はそ
の縦断面図(図5のS6−S6線における断面)であ
る。
【0021】図において201が収納部材であり、実施
の形態1と同様に、基体211とカバー212とを備え
ている。前記基体211の下端部には、トレー部213
が設けられている。このトレー部213は、実施の形態
1のカップホルダ部17が設けられておらず、1枚の略
水平な板状に形成されている。また、側壁215は、実
施の形態1に比べて、上下方向寸法が小さく抑えられて
おり、略扇型形状に形成されている。
【0022】また、カバー212も、実施の形態1と比
較すると上下寸法が小さく抑えられており、上下方向で
全長に亘って湾曲形状に形成されている。そして、開口
部212kは、上端部から下端部まで側面視で湾曲した
形状に形成されている。したがって、シャッタ202
は、全閉状態では、上下方向の全長に亘ってカバー21
2に沿って湾曲した形状に形成され、縦壁フランジ16
の上方にはシャッタ202の湾曲部Wが存在する。
【0023】上記のように構成された実施の形態2の小
物収納装置にあっては、図6に示すように、縦壁フラン
ジ16の上方位置にシャッタ202の湾曲部Wが設けら
れている。したがって、トレー部213に収納したカー
ド状の小物Cが、万一、走行中の振動などにより跳ね上
がって縦壁フランジ16の上端に引っかかり、小物Cの
一部がシャッタ202に当接し、その後、シャッタ20
2を開く際に、縦壁フランジ16とシャッタ202との
間の隙間Sに引きずり込まれようとした場合、湾曲した
シャッタ202を弓に例えるとカード状の小物Cが弦の
ような相対位置状態となり、シャッタ202と縦壁フラ
ンジ16との間に隙間が形成されて、小物Cはシャッタ
202の形状に追従することが無く、この小物Cが隙間
Sで突っ張る状態となる。よって、シャッタ202のス
ライドが規制され、シャッタ202をスライドさせるこ
とができなくなり、カード状の小物Cが隙間Sに引き込
まれるのが防止される。なお、この場合、シャッタ20
2を閉方向にスライドさせるとともに、上下に揺する
と、隙間Sに入りかけていたカード状の小物Cがトレー
部213の方向に戻るとともにトレー部213に落ち
る。よって、その後、シャッタ202を開くことができ
る。
【0024】以上のように、実施の形態2の小物収納装
置によれば、トレー部213の前端部に立設させた縦壁
フランジ16の上方にシャッタ202の湾曲部Wを設け
たため、万一、シャッタ202と縦壁フランジ16との
間の隙間Sにカード状の小物Cが引き込まれようとして
も、小物Cがシャッタ202の湾曲部分に引っかかって
シャッタ202のスライドを阻害することにより、小物
Cが隙間Sに落ちることを完全に防止することができ
る。
【0025】以上、本発明の実施の形態を図面に基づき
説明してきたが、具体的な構成については、この実施の
形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求
項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追
加等は許容される。例えば、実施の形態では、収納部材
1,201を、それぞれ基体11,211とカバー1
2,212との2部材で構成し、シャッタ2,202の
スライドをそれぞれカバー12,212により支持する
構成とした。しかし、収納部材は、1部材で構成するよ
うにしてもよい。また、その場合、シャッタのスライド
支持は、この1部材の収納部材にガイドを設けるように
してもよいし、あるいは、収納部材を図外のトリムなど
で覆う構成では、このトリムにガイドを設けるようにし
てもよい。また、縦壁フランジの上方にシャッタの湾曲
部を近接して配置させるにあたり、実施の形態2では、
シャッタ202の全体を湾曲させた例を示したが、要
は、縦壁フランジ16の上方に湾曲部Wを近接配置させ
ていれば、カード状の小物を引き込もうとしたときにこ
の小物が引っかかってシャッタのスライドが規制される
ものであるから、この縦壁フランジの上方に設けた湾曲
部以外は、湾曲させない形状としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の小物収納装置を示す一部を断面
で表した斜視図である。
【図2】実施の形態1の小物収納装置を示す断面図(図
1のS2−S2線による)である。
【図3】実施の形態1の小物収納装置と従来技術とを比
較する断面図である。
【図4】実施の形態1の小物収納装置と他の実施例とを
比較する断面図である。
【図5】実施の形態2の小物収納装置を示す一部を断面
で表した斜視図である。
【図6】実施の形態2の小物収納装置を示す斜視図であ
る。
【図7】従来技術を示す(a)斜視図および(b)断面
図である。
【図8】従来技術を示す(a)斜視図、(b)断面図、
(c)拡大断面図である。
【符号の説明】
1 収納部材 2 シャッタ 11 基体 12 カバー 12k 開口部 12t 直立部 12w 湾曲部 13 トレー部 14 後壁 14f 上端フランジ 15 側壁 16 縦壁フランジ 16k 傾斜面 17 カップホルダ部 21 ストッパフランジ 22 把持フランジ 202 シャッタ 211 基体 212 カバー 212k 開口部 213 トレー部 215 側壁 316 縦壁フランジ S 隙間 W 湾曲部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小物を載置可能なトレー部を有した収納
    部材が設けられ、 この収納部材の前面において上下方向にスライドして前
    記トレー部を開閉するシャッタが設けられている小物収
    納装置において、 前記トレー部の前端部に、上方に立ち上がるとともにシ
    ャッタとの間に隙間を有した縦壁フランジが一体に形成
    されていることを特徴とする小物収納装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の小物収納装置におい
    て、 前記縦壁フランジの上端部に、トレー部に向けて下がる
    傾斜面が形成されていることを特徴とする小物収納装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の小物収納装置
    において、 前記シャッタの前記縦壁フランジの上方に配置されてい
    る部位に、前方に向かうにしたがって下方に変位する湾
    曲部が設けられ、 この湾曲部が前記縦壁フランジの上端に近接して配置さ
    れていることを特徴とする小物収納装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015157501A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 ダイハツ工業株式会社 車両用物入れ構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015157501A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 ダイハツ工業株式会社 車両用物入れ構造

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