JP2003312305A - ドライバ評価方法 - Google Patents

ドライバ評価方法

Info

Publication number
JP2003312305A
JP2003312305A JP2002121987A JP2002121987A JP2003312305A JP 2003312305 A JP2003312305 A JP 2003312305A JP 2002121987 A JP2002121987 A JP 2002121987A JP 2002121987 A JP2002121987 A JP 2002121987A JP 2003312305 A JP2003312305 A JP 2003312305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaluation
driver
index value
index
procedure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002121987A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Higashiyama
雅俊 東山
Takashi Terunuma
貴史 照沼
Masanobu Hara
昌伸 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2002121987A priority Critical patent/JP2003312305A/ja
Publication of JP2003312305A publication Critical patent/JP2003312305A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバの運転マナーを向上させると共に、
自動車の騒音及び排気ガスの発生を減少させることがで
きるドライバ評価方法を提供することである。 【解決手段】 本発明の課題は、車両を運転するドライ
バを評価するドライバ評価方法であって、上記車両から
提供される運転状態を示す指標情報に基づいて指標値を
算出する指標値算出手順と、上記指標値に基づいて上記
ドライバの運転マナーを評価する評価手順と、上記指標
値に対応させて燃料料金を管理する管理手順と、上記指
標値算出手順によって算出された上記指標値と、上記管
理手順で管理される上記燃料料金とに基づいて上記燃料
料金を決定する料金決定手順とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドライバ評価方法に
係り、特に、ドライバによる車両の運転状況を評価し、
その評価結果に基づいて商業上の取引現場等にて各種特
典を付与するためのドライバ評価方法に関する。
【0002】また、本発明は、そのようなドライバ評価
方法における処理をコンピュータに行わせるためのプロ
グラムに関する。
【0003】
【従来の技術】近年、自動車の所有率が飛躍的に高まっ
た現代社会において、自動車に関する様々な社会的問題
が深刻化している。例えば、自動車の運転により発生す
る排気ガスにより環境破壊が促進される、自動車のエン
ジン音等の騒音により道路周辺住人の安眠妨害などの問
題点がある。また、近年の自動車開発の激化により走行
性能(特にエンジン出力)が飛躍的に向上し、その結
果、急加速や急発進などの危険な走行が可能となってき
ている。これにより、重大な交通事故の発生へとつなが
る危険性が高まっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、自動車
のエンジン音等の騒音に関して、必要以上にアクセルを
踏み込んで騒音を発する運転マナーの悪いドライバがい
る。また、自動車のマフラーに関して、法定点検すれす
れの大きい音のマフラーに改造して運転しているドライ
バがいる。このように、運転マナーの悪いドライバによ
って騒音や排ガスが発生されるだけでなく、そのドライ
バが自動車関連の商業上の取引で不利益な扱いを受けた
り、直接咎められることはなく、安全運転を心がけてい
るドライバと同等な扱いを受けている。
【0005】また、法定点検などの検査に適合する範囲
内の自動車であれば、ドライバがどのような運転を心が
けていたとしても、道路交通法違反にでもならない限
り、その自動車のドライバが特に不利益な扱いを受ける
わけではない。
【0006】従って、運転マナーの向上や環境への配慮
は運転するドライバのモラルに期待するのみで、運転マ
ナーの悪いドライバの意識を改善するには難しいという
問題点があった。
【0007】そこで、本発明の課題は、ドライバの運転
マナーを向上させると共に、自動車の騒音及び排気ガス
の発生を減少させることができるドライバ評価方法を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、車両を運転するドライバを評価するドラ
イバ評価方法であって、上記車両から提供される運転状
態を示す指標情報に基づいて指標値を算出する指標値算
出手順と、上記指標値に基づいて上記ドライバの運転マ
ナーを評価する評価手順と、上記指標値に対応させて燃
料料金を管理する管理手順と、上記指標値算出手順によ
って算出された上記指標値と、上記管理手順で管理され
る上記燃料料金とに基づいて上記燃料料金を決定する料
金決定手順とを有する構成とされる。
【0009】このようなドライバ評価方法では、車両か
ら提供される運転状態を示す指標情報に基づいて指標値
を算出し、算出した指標値に基づいてドライバの運転マ
ナーを評価すると共に、指標値に対応させて燃料料金を
管理し、指標値と燃料料金とに基づいて燃料料金を決定
することにより、ドライバの運転マナーを向上させると
共に、自動車の騒音及び排気ガスの発生を減少させるこ
とができる。
【0010】また、上記課題を解決するため、本発明
は、上記ドライバ評価方法による処理をコンピュータに
行なわせるためのプログラム及びそのプログラムを記録
した記録媒体とすることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明の実施の一形態に係るドラ
イバ評価方法におけるシステム構成図を示している。図
1において、ドライバ評価方法におけるドライバ評価シ
ステム10は、車両30にガソリンを供給するガソリン
スタンド20と、ガソリンを給油する車両30と、車両
30の評価情報が記録され、ガソリン給油時に使用され
るICカード60と、ガソリンスタンド20にネットワ
ーク1で接続された単価テーブル50等で構成されるシ
ステムである。
【0013】図1において、車両30は、CPU(中央
処理装置)によって各構成が制御される評価処理部40
と、車両30のエンジンの音量を測定する音量測定セン
サ(a)31と、車両30のマフラの音量を測定する音
量測定センサ(b)32と、車両30のタイヤの音量を
測定する音量測定センサ(c)33と、車両30の走行
距離を測定する走行距離測定手段34と、ドライバ評価
方法における評価結果を表示させる評価表示手段35と
を有する。上記車両30の各構成は、予め車両30内に
内臓される。
【0014】車両30の評価処理部40は、情報抽出手
段41と、走行距離記録手段42と、許容騒音量テーブ
ル43と、ICカード記録手段44と、超過音量算出手
段45と、超過音量記録手段46と、単価指標算出手段
47と、評価判定手段48と、評価判定テーブル49
と、音量DB400と、走行距離DB410等を有す
る。この評価処理部40は、CPUによって各構成が制
御される。CPUは、メモリユニットに格納されたプロ
グラムに従ってドライバ評価方法での処理を行う。
【0015】情報抽出手段41は、音量測定センサ
(a)31と、音量測定センサ(b)32と、音量測定
センサ(c)33とにより測定された音量情報を抽出
し、超過音量算出手段45に供給する。走行距離記録手
段42は、走行距離測定手段34により測定された走行
距離を走行距離DB410に記録する。許容騒音量テー
ブル43は、音量測定センサ(a)31、音量測定セン
サ(b)32、音量測定センサ(c)33で測定される
音量の許容騒音量が記録されている。ICカード記録手
段44は、単価指標算出手段47により算出されたガソ
リン単価の指標である評価情報をICカード60に記録
する。超過音量算出手段45は、情報抽出手段41から
の音量情報と、許容騒音量テーブル43に記録された許
容騒音量とに基づいて超過音量を算出する。超過音量記
録手段46は、超過音量算出手段45により算出された
超過音量を音量DB400に記録する。
【0016】単価指標算出手段47は、走行距離DB4
10に記録された走行距離と音量DB400に記録され
た超過音量とに基づいて、ガソリン単価の指標を算出
し、ICカード記録手段44及び評価判定手段48とに
供給する。評価判定手段48は、単価指標算出手段47
により供給された単価指標と評価判定テーブル49の指
標値に基づいて評価を判定すると共に、当該評価情報を
評価表示手段35に供給する。許容騒音量テーブル43
については、図5で詳細に説明する。また、音量DB4
00については、図6で詳細に説明する。また、評価判
定テーブル49については、図9で詳細に説明する。
【0017】ガソリンスタンド20は、複数の給油機2
4を所有する。当該給油機24には、主としてICカー
ド60に記録された単価指標を読み取るICカード読取
手段21、ネットワーク1を介して単価テーブル50を
抽出する単価テーブル抽出手段23と、上記ICカード
読取手段21から供給される単価指標と上記単価テーブ
ル抽出手段50から供給される単価テーブルの指標に基
づいてガソリン単価を算出する単価算出手段22とを有
する。単価テーブル50については、図12で詳細に説
明する。給油機24については、図13で詳細に説明す
る。
【0018】次に、ドライバ評価方法の処理手順につい
て説明する。図2は、車両側のドライバ評価処理の全体
を説明するためのフローチャート図である。図2におい
て、先ず、ステップS10の処理で、ICカード60
(Z=0(Zは指標を示す))が車両30の評価処理部
40のICカード記録手段44に挿入されたか否かを判
断する。ステップS10の処理でICカード60がIC
カード記録手段44に挿入された場合、ステップS11
の処理でICカード記録手段44は音量DB400及び
走行距離DB410に記録された情報をリセットする。
ステップS10の処理でICカード60がICカード記
録手段44に挿入されていない場合、ステップS12の
処理で、音量測定センサ(a)31と、音量測定センサ
(b)32と、音量測定センサ(c)33及び情報抽出
手段41とにより所定期間で音量が測定され、超過音量
算出手段45と超過音量記録手段46とにより当該音量
情報が音量DB400に蓄積される。ステップS12の
音量測定処理及び蓄積処理については、図4で詳細に説
明する。
【0019】また、ステップS13の処理で、走行距離
測定手段34により走行距離が測定され、走行距離記録
手段42により当該走行距離が走行距離DB410に記
録される。ステップS14の処理で、単価指標算出手段
47により走行距離DB410に記録された走行距離と
音量DB400に記録された超過音量とに基づいて、ガ
ソリン単価の指標を算出する指標算出処理が行われる。
ステップS14の指標算出処理については、図7で詳細
に説明する。
【0020】ステップS15の処理で、ICカード記録
手段44によりICカード60の指標情報(指標ZのI
Cカード60への記録)の更新処理が行われる。また、
ステップS16の処理で、単価指標算出手段47と評価
判定手段48及び評価表示手段35とにより評価判定処
理及び表示処理が行われる。ステップS16の評価判定
処理及び表示処理については、図8で詳細に説明する。
【0021】図3は、音量測定処理及び音量蓄積処理を
説明するためのフローチャート図である。図3におい
て、ステップS20の処理で、音量測定センサ(a)3
1及び情報抽出手段41とにより所定期間でエンジン音
量が測定され、超過音量算出手段45と超過音量記録手
段46とにより測定された所定期間での音量情報が音量
DB400に蓄積される。ステップS21の処理で、音
量測定センサ(b)32及び情報抽出手段41とにより
所定期間でマフラの音量が測定され、超過音量算出手段
45と超過音量記録手段46とにより測定された所定期
間での音量情報が音量DB400に蓄積される。ステッ
プS22の処理で、音量測定センサ(c)33及び情報
抽出手段41とにより所定期間でタイヤの音量が測定さ
れ、超過音量算出手段45と超過音量記録手段46とに
より測定された所定期間での音量情報が音量DB400
に蓄積される。
【0022】図4は、音量測定センサの各部の音声測定
処理及び音量蓄積処理を説明するためのフローチャート
図である。以下にエンジンの音量を測定する音量測定部
センサ(a)31について説明する。図4において、先
ず、ステップS30の処理で、情報抽出手段41により
許容騒音量テーブル43から測定部aの許容音量(例え
ば、許容音量Laとする)を取得する。ステップS31
の処理で、情報抽出手段41により音量測定部センサ
(a)31から測定部aで測定した音量(例えば、音量
Sanとする)を抽出する。
【0023】ステップS32の処理で、超過音量測定手
段45により、情報抽出手段41により抽出したそれぞ
れの値の差が0よりも大きい(Xan=San−La>
0)か否かを判断する。ステップS32の処理で情報抽
出手段41により抽出したそれぞれの値の差が0よりも
大きくない場合、ステップS33の処理で超過音量測定
手段45により、情報抽出手段41により抽出したそれ
ぞれの値の差を0とする(Xan=0)。ステップS3
2の処理で情報抽出手段41により抽出したそれぞれの
値の差が0よりも大きい場合、ステップS34の処理
で、情報抽出手段41により音量DB400に蓄積され
た音量情報(例えば、Wanとする)を取得し、超過音
量測定手段45に供給する。ステップS35の処理で、
超過音量測定手段45により供給された蓄積音量情報に
算出した差の値に加算する(Xan+1=Wan+Xa
n)。ステップS36の処理で、超過音量記録手段46
により測定部aの蓄積音量情報を音量DB400に更新
(上書き)する処理を行う。
【0024】図5は、許容騒音量テーブルを示す図であ
る。図5に示す許容騒音量テーブル43には、音量を測
定される測定部と、その測定部で許容される範囲の騒音
量(db)とが予め記録されている。例えば、許容騒音
量テーブル43には、測定部aのエンジンに対して、許
容騒音量150(db)が記録されている。尚、許容騒
音量テーブル43は、必要に応じて許容騒音量を変更す
ることができる。
【0025】図6は、音量DBに記録された蓄積音量テ
ーブルを示す図である。図6において、音量DB400
に記録された蓄積音量テーブル401には、音量を測定
した測定部と、その測定部で測定された蓄積音量(d
b)が記録されている。例えば、蓄積音量テーブル40
1には、測定部aのエンジンに対して、蓄積音量123
456(db)が記録される。
【0026】図7は、指標算出処理を説明するためのフ
ローチャート図である。図7において、先ず、ステップ
S50の処理で、単価指標算出手段47により走行距離
DB410に記録された走行距離情報(例えば、走行距
離Yとする)が取得される。また、ステップS51の処
理で、単価指標算出手段47により音量DB400に記
録された蓄積音量情報(例えば、各測定部に応じて蓄積
音量情報Wa、Wb、Wcとする)が取得される。ステ
ップS52の処理で、単価指標算出手段47により走行
距離情報及び蓄積音量情報に基づいて演算処理が行われ
る。この演算処理について以下に詳述すると、先ず、単
価指標算出手段47は、指標Za=蓄積音量情報Wa/
走行距離Y、指標Zb=蓄積音量情報Wb/走行距離
Y、指標Zc=蓄積音量情報Wc/走行距離Y、指標Z
=(蓄積音量情報Wa+Wb+Wc)/走行距離Yを算
出する。単価指標算出手段47は、算出した値をICカ
ード記録手段44に供給し、ICカード記録手段44に
より指標Zの値のみがICカード60に記録される。
【0027】図8は、評価判定処理と表示処理を説明す
るためのフローチャート図である。図8において、ステ
ップS60の処理で評価判定手段48により、総合指標
(Z)による評価情報の判定が行われる。次に、ステッ
プS64の処理で、評価判定手段48により総合評価結
果が評価表示手段35に表示される。同様に、ステップ
S61の処理で評価判定手段48により、測定部aの指
標(Za)による評価情報の判定が行われる。ステップ
S65の処理で、評価判定手段48により測定部aの評
価結果が評価表示手段35に表示される。ステップS6
2の処理で評価判定手段48により、測定部bの指標
(Zb)による評価情報の判定が行われる。ステップS
66の処理で、評価判定手段48により測定部bの評価
結果が評価表示手段35に表示される。ステップS63
の処理で評価判定手段48により、測定部cの指標(Z
c)による評価情報の判定が行われる。ステップS67
の処理で、評価判定手段48により測定部cの評価結果
が評価表示手段35に表示される。
【0028】図9は、評価判定テーブルを示す図であ
る。図9(A)の評価判定テーブル490は、総合指標
(Z)に対する評価情報を示し、図9(B)の評価判定
テーブル491は、測定部a(エンジン)の指標(Z
a)に対する評価情報を示し、図9(C)の評価判定テ
ーブル492は、測定部b(マフラ)の指標(Zb)に
対する評価情報を示し、図9(D)の評価判定テーブル
493は、測定部c(タイヤ)の指標(Zc)に対する
評価情報を示している。
【0029】例えば、図9(A)の評価判定テーブル4
90には、ドライバの運転マナーがとても良いことを示
す評価情報「Excellent!」に対して指標「0
〜Z0」が記録され、ドライバの運転マナーが良いこと
を示す評価情報「Good」に対して指標「Z0〜Z
3」が記録され、ドライバの運転マナーが悪いことを示
す評価情報「Bad」に対して指標「Z3〜Z6」が記
録され、ドライバの運転マナーがとても悪いことを示す
評価情報「Very Bad」に対して指標「Z6〜Z
9」が記録され、ドライバの運転マナーが非常に悪いこ
とを示す評価情報「Immoral!!」に対して指標
「Z9〜」が記録されている。このような評価判定テー
ブル490〜493は、指標の値が大きくなるほどドラ
イブマナーの評価が悪くなることを示している。
【0030】図10は、車両側に表示される評価結果の
表示例を示す図である。図10において、車両30の評
価表示手段35は、ガソリンの量、車両30の時速、エ
ンジンの回転数等を示す計器類を有する表示部351
と、総走行距離(Km)を示す表示部352と、各測定
部の評価結果と総合評価結果とを示す表示部353とを
有する。例えば、表示部352には、総走行距離「65
550」Kmが表示され、、表示部353には、エンジ
ン「Excellent!」、マフラ「Good」、タ
イヤ「Good」、総合「Good」が表示される。
【0031】このように、車両30の評価表示手段35
にドライバの運転マナーの評価結果を表示させることに
より、車両30を運転するドライバは各測定部及び総合
の評価がどの判定になっているかを確認することができ
る。
【0032】次に、ガソリンスタンド20でのドライバ
評価方法における処理手順を説明する。図11は、ガソ
リンスタンド側のドライバ評価処理を説明するためのフ
ローチャート図である。図11において、車両30にガ
ソリンを給油する場合、先ず、ステップS40の処理
で、ガソリンスタンド20の給油機24に設けられたI
Cカード読取手段21によりICカード60が給油機に
挿入されたか否かを判断する。ステップS40の処理で
ICカード読取手段21によりICカード60が給油機
に挿入されていない場合、ドライバ評価処理を終了す
る。
【0033】ステップS40の処理でICカード読取手
段21によりICカード60が給油機に挿入されている
場合、ステップS41の処理でICカード読取手段21
によりICカード60から指標情報を読み取り、単価テ
ーブル抽出手段23により単価テーブル50から図12
に示すような指標値Zに関連付けられた税額及び評価情
報のテーブルを抽出する。ステップS42の処理で、単
価算出手段22により指標Zに基づいて税額、評価情報
の判定処理を行う。ステップS43の処理で、単価算出
手段22によりガソリン(GAS)の単価を算出する
(例えば、GAS単価=税額+20円)。ステップS4
4の処理で、単価算出手段22により、図13に示すよ
うに評価情報に対するガソリン単価の対応表を作成し、
給油機24にその対応表とドライバの評価とガソリンの
単価を表示する。ステップS45の処理で、表示された
ガソリン単価に基づいて、通常のガソリン給油処理(給
油終了まで継続)を行う。ステップS46の処理で、I
Cカード読取手段21によりICカード60に記録され
た指標Z及び評価情報をリセット(Z=0)する。
【0034】図12は、単価テーブルを示す図である。
図12において、ネットワーク1を介してガソリンスタ
ンド20により抽出される単価テーブル50には、予め
車両30で測定された各測定部の音量の指標Zと、ガソ
リン1リットルに対する税額と、車両30のドライバの
評価情報とが記録されている。
【0035】例えば、単価テーブル50には、評価情報
「Excellent!」に対して指標「0〜Z0」、
税額「¥30」が記録され、評価情報「Good」に対
して指標「Z0〜Z1」、税額「¥40」と、指標「Z
1〜Z2」、税額「¥50」と、指標「Z2〜Z3」、
税額「¥60」が記録され、評価情報「Bad」に対し
て、指標「Z3〜Z4」、税額「¥70」と、指標「Z
4〜Z5」、税額「¥80」と、指標「Z5〜Z6」、
税額「¥90」が記録され、評価情報「Very Ba
d」に対して指標「Z6〜Z7」、税額「¥100」
と、指標「Z7〜Z8」、税額「¥120」と、指標
「Z8〜Z9」、税額「¥150」が記録され、評価情
報「Immoral!!」に対して指標「Z9〜」、税
額「¥300」が記録されている。
【0036】図13は、ガソリンスタンド側に表示され
る評価結果の表示例を示す図である。図13において、
給油機24は、評価情報に対する1リットルのガソリン
料金を示す表示部240と、ドライバの評価情報と指標
値とガソリン単価とを示す表示部241と、給油の種類
及び状態、給油量、その給油量に対するガソリン料金を
示す表示部242と、ICカード60を挿入するカード
挿入口243と、紙幣を挿入する紙幣挿入部244と、
硬貨を挿入する硬貨挿入部245とを有する。
【0037】例えば、カード挿入口243にICカード
60を挿入すると、表示部240には、評価情報「Ex
cellent!」に対するガソリン料金「50円」、
評価情報「Good」に対するガソリン料金「60円〜
80円」等が表示され、表示部241には、評価情報
「Good(指標値=123.456)」とガソリン単
価「70円」とが表示され、表示部242には、「給油
中(レギュラー)」、現在の給油量「33.56L」、
ガソリン料金(税込)「2467円」とが表示される。
【0038】従って、上記ドライバ評価方法において、
車両30から提供される運転状態を示す音量に基づいて
指標値を算出し、算出した指標値に基づいてドライバの
運転マナーを評価すると共に、単価テーブル50により
指標値に対応させて燃料料金を管理し、給油機24によ
り指標値と燃料料金とに基づいて燃料料金を決定するこ
とにより、ドライバの運転マナーを向上させると共に、
自動車の騒音及び排気ガスの発生を減少させることがで
きる。
【0039】また、ガソリンスタンド20で車両30に
ガソリンの給油を行う場合、ガソリンスタンド20に設
けられた給油機24にドライバの運転マナーの評価が表
示されると共に、その評価に応じたガソリン料金が表示
される。従って、ドライバは運転マナーの評価を確認す
ることができると共に、その評価に応じて負担するガソ
リンの税額を認識することができる。
【0040】また、車両30の所定測定部の音量の指標
値に基づいて、各測定部及び総合の評価を判定すること
により、ドライバに測定部毎の評価を確認させて運転マ
ナーが良いか悪いかを認識させることができると共に、
ガソリンの税額の負担等をかけることにより、運転マナ
ーの向上を促すことができる。また、自動車の騒音及び
排気ガスの発生を減少させることができる。
【0041】尚、上記ドライバ評価方法において、イン
ターネット等のネットワークを介して携帯情報端末のA
SP(Application Service Pr
ovider)等により事業者が単価テーブル50を管
理、提供するようにしてもよい。また、単価テーブル5
0に国から委託された税額や税率等を管理し、環境政策
等の意向に即座に反映させることも可能である。
【0042】尚、上記ドライバ評価方法において、ガソ
リン購入時に限定されることなく、車検、自動車の任意
保険、駐車料金、道路交通法における違反の有無の判断
材料、各種購買行為時における割引等にも適応可能であ
る。 (付記1) 車両を運転するドライバを評価するドライ
バ評価方法であって、上記車両から提供される運転状態
を示す指標情報に基づいて指標値を算出する指標値算出
手順と、上記指標値に基づいて上記ドライバの運転マナ
ーを評価する評価手順と、上記指標値に対応させて燃料
料金を管理する管理手順と、上記指標値算出手順によっ
て算出された上記指標値と、上記管理手順で管理される
上記燃料料金とに基づいて上記燃料料金を決定する料金
決定手順とを有することを特徴とするドライバ評価方
法。 (付記2) 更に、上記車両の複数の所定箇所の音量を
測定する測定手順を有し、上記指標情報は、上記測定手
順により測定された音量であることを特徴とする付記1
記載のドライバ評価方法。 (付記3) 更に、上記車両の排出ガス量を測定する測
定手順を有し、上記指標情報は、上記測定手順により測
定された排出ガス量であることを特徴とする付記1記載
のドライバ評価方法。 (付記4) 更に、上記車両の加速度を測定する測定手
順を有し、上記指標情報は、上記測定手順により測定さ
れた加速度であることを特徴とする付記1記載のドライ
バ評価方法。 (付記5) 上記指標値算出手順は、閾値以上となる上
記測定手順により測定された上記音量に基づいて上記指
標値を算出することを特徴とする付記2乃至4いずれか
一項記載のドライバ評価方法。 (付記6) 上記評価手順は、上記指標値の所定範囲毎
に運転マナーの度合いを示す評価情報を管理する評価情
報管理手順を有し、上記指標値算出手順によって算出さ
れた上記指標値が含まれる上記所定範囲に対応する上記
評価情報によって上記運転マナーを示すことを特徴とす
る付記1乃至5いずれか一項記載のドライバ評価方法。 (付記7) 上記評価手順は、上記評価情報を表示させ
る評価情報表示手順を有することを特徴とする付記1乃
至6いずれか一項記載のドライバ評価方法。 (付記8) 上記料金決定手順は、上記燃料料金と上記
評価情報と上記指標値と上記評価情報毎の燃料料金を示
す一覧表である料金情報とを表示させる料金表示手順を
有することを特徴とする付記1乃至7いずれか一項記載
のドライバ評価方法。 (付記9) 上記評価手順は、ICカードに上記評価情
報及び上記指標値を記録し、上記料金決定手順は、上記
ICカードから読み取った上記指標値と上記管理手順で
管理される上記燃料料金とに基づいて上記燃料料金を設
定することを特徴とする付記1乃至8いずれか一項記載
のドライバ評価方法。 (付記10) 運転するドライバを評価する車両であっ
て、複数の所定箇所の音量を測定する測定手段と、上記
測定手段により測定された音量を運転状態を示す指標情
報とし、該指標情報に基づいて指標値を算出する指標値
算出手段と、上記指標値に基づいて上記ドライバの運転
マナーを評価する評価手段と、上記評価情報及び上記指
標値を記録する記録手段とを有することを特徴とする車
両。 (付記11) 上記評価手段は、上記評価情報を表示さ
せる評価情報表示手段を有することを特徴とする付記1
0記載の車両。 (付記12) 車両を運転するドライバの運転マナーの
評価を示す評価情報に基づいて燃料料金を決定する給油
装置であって、上記車両から提供される運転状態を示す
指標情報に基づいて算出された指標値と、上記指標値に
基づいて評価された上記評価情報とを取得する取得手段
と、上記指標値に対応させて管理された燃料料金を取得
する料金取得手段と、上記取得手段により取得した上記
指標値と、上記料金取得手段により取得した上記燃料料
金とに基づいて上記燃料料金を決定する料金決定手段と
を有することを特徴とする給油装置。 (付記13) 上記料金決定手段は、上記燃料料金と上
記評価情報と上記指標値と上記評価情報毎の燃料料金を
示す一覧表である料金情報とを表示させる料金表示手段
を有することを特徴とする付記12記載の給油装置。 (付記14) 車両を運転するドライバの運転マナーを
評価する評価情報に対応した燃料料金を管理する管理サ
ーバであって、上記車両の運転状態を示す指標情報に基
づいて算出される指標値の所定範囲毎に、上記燃料料金
と上記評価情報とを対応させて管理する料金情報管理手
順を有することを特徴とする管理サーバ。 (付記15) 車両を運転するドライバを評価するドラ
イバ評価方法における処理をコンピュータに行なわせる
ためのプログラムを格納したメモリであって、上記車両
から提供される運転状態を示す指標情報に基づいて指標
値を算出する指標値算出手順と、上記指標値に基づいて
上記ドライバの運転マナーを評価する評価手順と、上記
評価情報及び上記指標値を記録する記録手順とを有し、
上記車両に搭載されたことを特徴とするメモリ。
【0043】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、車両から提
供される運転状態を示す指標情報に基づいて指標値を算
出し、算出した指標値に基づいてドライバの運転マナー
を評価すると共に、指標値に対応させて燃料料金を管理
し、指標値と燃料料金とに基づいて燃料料金を決定する
ことにより、ドライバの運転マナーを向上させると共
に、自動車の騒音及び排気ガスの発生を減少させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るドライバ評価方法
におけるシステム構成図である。
【図2】車両側のドライバ評価処理の全体を説明するた
めのフローチャート図である。
【図3】音量測定処理及び音量蓄積処理を説明するため
のフローチャート図である。
【図4】音量測定センサの各部の音声測定処理及び音量
蓄積処理を説明するためのフローチャート図である。
【図5】許容騒音量テーブルを示す図である。
【図6】音量DBに記録された蓄積音量テーブルを示す
図である。
【図7】指標算出処理を説明するためのフローチャート
図である。
【図8】評価判定処理と表示処理を説明するためのフロ
ーチャート図である。
【図9】評価判定テーブルを示す図である。
【図10】車両側に表示される評価結果の表示例を示す
図である。
【図11】ガソリンスタンド側のドライバ評価処理を説
明するためのフローチャート図である。
【図12】単価テーブルを示す図である。
【図13】ガソリンスタンド側に表示される評価結果の
表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 10 ドライバ評価システム 20 ガソリンスタンド 21 ICカード読取手段 22 単価算出手段 23 単価テーブル抽出手段 24 給油機 30 車両 31〜33 音量測定センサ 35 評価表示手段 40 評価処理部 41 情報抽出手段 42 走行距離記録手段 43 許容騒音量テーブル 44 ICカード記録手段 45 超過音量算出手段 46 超過音量記録手段 47 単価指標算出手段 48 評価判定手段 49 評価判定テーブル 50 単価テーブル 60 ICカード 400 音量DB 410 走行距離DB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 昌伸 東京都港区芝浦四丁目15番33号 株式会社 富士通ビー・エス・シー内 Fターム(参考) 3D037 FA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を運転するドライバを評価するドラ
    イバ評価方法であって、 上記車両から提供される運転状態を示す指標情報に基づ
    いて指標値を算出する指標値算出手順と、 上記指標値に基づいて上記ドライバの運転マナーを評価
    する評価手順と、 上記指標値に対応させて燃料料金を管理する管理手順
    と、 上記指標値算出手順によって算出された上記指標値と、
    上記管理手順で管理される上記燃料料金とに基づいて上
    記燃料料金を決定する料金決定手順とを有することを特
    徴とするドライバ評価方法。
  2. 【請求項2】 更に、上記車両の複数の所定箇所の音量
    を測定する測定手順を有し、 上記指標情報は、上記測定手順により測定された音量で
    あることを特徴とする請求項1記載のドライバ評価方
    法。
  3. 【請求項3】 更に、上記車両の排出ガス量を測定する
    測定手順を有し、 上記指標情報は、上記測定手順により測定された排出ガ
    ス量であることを特徴とする請求項1記載のドライバ評
    価方法。
  4. 【請求項4】 更に、上記車両の加速度を測定する測定
    手順を有し、 上記指標情報は、上記測定手順により測定された加速度
    であることを特徴とする請求項1記載のドライバ評価方
    法。
  5. 【請求項5】 上記指標値算出手順は、閾値以上となる
    上記測定手順により測定された上記音量に基づいて上記
    指標値を算出することを特徴とする請求項2乃至4いず
    れか一項記載のドライバ評価方法。
JP2002121987A 2002-04-24 2002-04-24 ドライバ評価方法 Pending JP2003312305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002121987A JP2003312305A (ja) 2002-04-24 2002-04-24 ドライバ評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002121987A JP2003312305A (ja) 2002-04-24 2002-04-24 ドライバ評価方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003312305A true JP2003312305A (ja) 2003-11-06

Family

ID=29537725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002121987A Pending JP2003312305A (ja) 2002-04-24 2002-04-24 ドライバ評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003312305A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007125920A1 (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 車両環境サービスシステム
WO2013121737A1 (ja) * 2012-02-15 2013-08-22 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム
CN114067557A (zh) * 2021-08-21 2022-02-18 山东科技大学 一种驾驶信用测定方法、系统、信息数据处理终端
WO2023137727A1 (zh) * 2022-01-21 2023-07-27 华为技术有限公司 智能驾驶功能或系统的控制方法及装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007125920A1 (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 車両環境サービスシステム
US8217777B2 (en) 2006-04-25 2012-07-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle environmental service system
WO2013121737A1 (ja) * 2012-02-15 2013-08-22 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム
CN114067557A (zh) * 2021-08-21 2022-02-18 山东科技大学 一种驾驶信用测定方法、系统、信息数据处理终端
WO2023137727A1 (zh) * 2022-01-21 2023-07-27 华为技术有限公司 智能驾驶功能或系统的控制方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Litman Distance-based vehicle insurance feasibility, costs and benefits
JP5889761B2 (ja) サービス提供システム、情報提供装置、サービス提供方法及びプログラム
US20100030586A1 (en) Systems & methods of calculating and presenting automobile driving risks
Rasch et al. What drives fraud in a credence goods market?–Evidence from a field study
CN106781456A (zh) 一种车辆驾驶安全性的评估数据处理方法及系统
KR101585115B1 (ko) 차량 유가보조금 부정수급검출관리시스템
CN106846153A (zh) 一种车险赔付方法及系统
GB2449476A (en) Fuel cards
KR101214900B1 (ko) 차량 운전자의 탄소 배출 절감 노력에 따라 보상금을 제공하는 시스템 및 방법
JP3522679B2 (ja) 車両整備システム及び車両整備方法
WO2006137137A1 (ja) 顧客管理装置
CN205809925U (zh) 出租车智能计价、监控与全方位监视装置
CN112734144A (zh) 驾驶行为评估方法、装置、存储介质和计算机设备
WO2006092066A9 (de) Datenerfassungssystem und datenerfassungsverfahren
CN114802305B (zh) 汽车燃油管理方法、装置、设备及存储介质
JPWO2002056222A1 (ja) 車両の損害保険方法,車載装置,端末装置及び車両の損害保険システム
JP2003312305A (ja) ドライバ評価方法
JP5430190B2 (ja) 料金算出装置及び課金システム
CN113888312A (zh) 确定业务额度的方法、装置、电子设备及介质
JP4824269B2 (ja) 査定評価処理方法、査定評価処理プログラム、査定評価処理システム
JP2004102801A (ja) 保険料算出サーバ、保険料算出方法、及びプログラム
CN116976537A (zh) 车辆实际运输路线的确定方法及装置、存储介质、设备
CN116342291A (zh) 用于载具之保费计算方法及系统
KR102353044B1 (ko) 주행연비 제공 시스템의 메인 서버
JP2003095399A (ja) 自動車履歴情報管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071204