JP2003312039A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP2003312039A
JP2003312039A JP2002116922A JP2002116922A JP2003312039A JP 2003312039 A JP2003312039 A JP 2003312039A JP 2002116922 A JP2002116922 A JP 2002116922A JP 2002116922 A JP2002116922 A JP 2002116922A JP 2003312039 A JP2003312039 A JP 2003312039A
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phase
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clock signal
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Fujio Kawano
藤雄 川野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 f−θレンズを使用しない場合における画素
間隔のずれを画素毎に基準画素周波数に対し±50%可
変し、均一画素間隔を実現する。 【解決手段】 基準周波数を分周し、分周出力に対しそ
の周期を等分割した位相を選択して出力し、その出力エ
ッジに応じて位相選択及びパラレル画素データを出力す
る変調画素周期は最小画素間隔における位相量に設定
し、前記出力エッジからの前記最小位相量に応じてパラ
レルデータをシリアルデータ変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーレーザ印画
エンジンの光学位置合わせにおいて、f−θレンズを使
用しない場合における画素間隔のずれを画素毎に基準画
素周波数に対し数%可変する光走査装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】レーザ印画エンジンはカラー化の要望が
強いが、一般にYe、Cy、Mg、Bkの4色トナーを
用いた印画プロセスは白黒に比べてそのままでは4倍の
印画時間を要してしまう。このため、使用される感光ド
ラムを各色に設けた4ドラム化と、レーザも一挙に2ラ
イン書き込みできる2ビーム化を併用する印画エンジン
で対応することになる。図15は、前述の4ドラム機の
概略図であり、感光ドラム21a〜21dがインライン
に配置されて各色ごとの専用になり、印画紙38に順次
各色トナーが転写されてカラー画像が再生される。各感
光ドラムには図5で示す静電潜像を形成するためのレー
ザビーム光量による画像書込み部が設けられる。図5の
動作を説明する。
【0003】<画像書込み部の説明>レーザチップ26
はレーザダイオードa、bを有す2ビームタイプのもの
であり各バック光を受光するフォトダイオードcから構
成されている。
【0004】各レーザダイオードを発光制御する駆動電
流Id1,Id2はLDドライバ26より供給される。
発光量を検出したフォトダイオードからのモニター電流
ImはLDドライバ26に入力されレーザーダイオード
a、bの発光量のAPC(オートパワーコントロール)
を行う。レーザチップ25は、2つのレーザ発光点間隔
を1画素間隔(600dpiで約42um)に素子特性
上できない。このため、図18に示す様に格子線で示さ
れる画素領域に対して、図示のようにレーザ走査方向に
例えば16画素離れた位置に2つのビームが発生する様
に斜め配置しておく。レーザーチップ25から発生した
変調レーザービームは、モータ軸に固定されて図中矢印
方向への回転するポリゴンミラー20によって偏光され
感光ドラム22上に変調レーザービームを走査する。f
ーθレンズ21は偏光された変調レーザビームを感光ド
ラム22上に線速度一定に集光するためのものである。
感光ドラム22及び印画トナーを予め所定の静電帯電し
ておくと、感光ドラム22上における照射光量に応じて
印画トナーの付着量が変わる為中間調画像の印画が可能
になる。BDミラー23は感光ドラム22と機械的に位
置関係が固定されており、BDミラー23からの反射レ
ーザビームは受光ダイオード24に入力され、感光ドラ
ム22上の情報書き込み開始位置を検出するために使用
される。受光ダイオード24の出力は水平同期信号発生
回路29に入力されて水平同期信号BDを発生する。
【0005】BD信号は画素変調回路27に入力され
る。画素変調回路27は水平同期信号BDに同期した画
素クロックまたはその係数倍クロックを発生する。この
画素クロックをもとに画素データを読み取るためのリー
ドクロックRK1、RK2を画素データ発生部27に入
力する。画素データ発生部28は画素変調回路27に対
して、画素データD1,D2及び各々のライトクロック
WK1、WK2を出力する。入力された画素データをも
とに所望のレーザ光量変調を可能にする画素変調信号O
N1、ON2をLDドライバ25に出力する。
【0006】<画素変調回路の対応>以上説明した4ド
ラム/2ビームレーザ印画エンジンは従来の1ドラム/
1ビームレーザ印画エンジンに比べて画素変調規模が8
倍になるためLSI化が必要になる。図2にLSIの構
成例(シングル部のみ示す)を示す。基準クロックXO
13はPLL回路14に入力されレーザチップ25、ポ
リゴンミラー20、fーθレンズ21、感光ドラム22
までの光学的機械精度バラツキによる画像サイズの誤差
を補正する。これは、画素クロック周波数を変化させる
ための周波数シンセサイザを画素変調回路に搭載して画
素周波数設定データDFによって実現する。そしてその
出力は同期クロック発生回路15に入力されBD信号に
同期したクロックを出力する。この出力は位相可変回路
16に入力すると共に画像読み込み信号RKとして画素
データ発生部28に出力する。そして位相制御回路16
において、4ドラム機における、各色ごとに画像書込み
部があるため、以下のような項目に関して画素合わせを
行う。
【0007】1)各画像書込み部におけるBD信号のタ
イミング誤差による画像の絶対位置ズレ補正RG 2)2ビームレーザチップ24は前述したように角度の
浅い斜め配置のため取り付け角度誤差RP このため、図5の画像書込み部における画素変調回路2
7には、画素位置合わせ用の画素位置設定データDS
(相対画素位置設定データRP、画素周波数設定データ
DF、絶対画素位置設定データRGを含んだ信号)が入
力される。
【0008】次に位相制御回路16により出力されたク
ロックはパラレルデータシリアルデータ変換回路17に
入力されると共にデータメモリ18に入力され、書き込
みクロックWKによって格納された画素データを出力す
る。パラレルデータシリアルデータ変換回路17により
画素データはシリアルデータに変換されレーザドライバ
26にON信号として出力される。
【0009】(シンセサイザ回路の説明)図4は図2に
示す周波数シンセサイザ14の1例を示したものであ
る。周波数frの基準クロック信号Krは分周数Nrの
固定分周回路39に入力され、基準信号Rとして位相比
較回路41に入力される。一方、制御信号発生回路43
から出力される駆動制御信号によって周波数が変化する
する可変発振回路44の周波数fvの出力信号Kvは、
可変分周回路40に入力され分周数Nvされた比較信号
Vを出力し位相比較回路41に入力される。分周数Nv
は分周数設定データDFによって可変できる。位相比較
回路41は比較信号Vが基準信号Rより遅れた時(進ん
だ時)発生するアップパルスU(ダウンパルスD)をチ
ャージポンプ回路42に入力する。チャージポンプ回路
41ではアップパルスU及びダウンパルスDから誤差電
圧を発生して制御信号発生回路43に入力して比較信号
Vが基準信号Rに対して位相が合うように出力制御され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ポリゴンミラー20に
よりレーザビームを感光ドラム22の主走査方向に反射
させ、f−θレンズ21で偏光したレーザビームは感光
ドラム22上を等速に走査するものである、しかしなが
らf−θレンズ21は精密な設計を必要とし、それにか
かる製造コストは多大なものである。よって従来からf
−θレンズ21を用いないで光走査をする方式として、
特開昭58−87965に示すように連続的にクロック
周期を換えるべく数種類のクロックを選択的に用い、変
調クロックを可変している方式がある。しかしながら変
調周波数の微小変化を実現しようとすると、それにかか
るクロック数を多数用意しなければならず、微小変化を
達成できるだけの高精度なシンセサイザをいくつも用意
することは膨大な規模と制御の煩雑化を余儀なくされ、
また周波数間の相互干渉によるノイズにより精度の良い
周波数が得られなくなる。
【0011】また、図3にしめす位相制御回路16とパ
ラレルデータシリアルデータ変換回路17の間に周波数
シンセサイザ回路19を介しダイナミックに変調する方
式が考えられる。
【0012】今、図17に示すようにポリゴンミラー2
0と感光ドラム22上の距離をL、感光ドラム の中央
部分からの距離をyとすると、感光ドラム上の各画素を
等間隔にするためには1画素あたりの偏光角度Δθは次
式のようになる。 x:1画素の大きさ Δθ:1画素の変調角度 Δθ=tan−1(y/L)−tan−1((y−x)
/L)) 上記条件において、偏光角度の合計を110°、600
dpiの解像度で8000画素と仮定した時に偏光角度
特性は図13のようになる。
【0013】図の横軸は中心からの画素数、縦軸は平均
偏光角度で除算したものを示している。
【0014】よって、基準クロックTrefを平均偏光
角度に設定すると、画素の最大最小変移は 最大クロック周期 Tmax=1.5Tref 最小クロック周期 Tmin=0.5Tref となり、最大最小50%もの周波数の変移を僅か1ライ
ン毎に連続して行わなければならず、PLLの様なフィ
ードバック制御を要する回路構成ではVCOを高精度か
つ高速な応答性が要求され、実現が困難になる。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる問題に対し主走査
上にある画素周期をどの位置においても一定にするため
に、出力信号の周期を概ね等分割の位相差を持つクロッ
ク信号群を発生する可変遅延回路と、前記クロック信号
群から第1の制御信号によって所望する隣接位相の2つ
のクロック信号対を選択し出力する主位相選択回路と、
前記クロック信号対とこれらの位相差内のクロック位相
から第2制御信号で1つのクロック信号を選択して出力
する副位相選択回路と、前記主位相選択回路の最終遅延
出力と前記基準クロックの分周クロック信号との位相を
比較制御信号に基づき比較する位相比較手段と前記位相
比較回路により前記可変遅延回路の遅延量を制御する遅
延量制御手段と前記副位相選択回路のクロック信号を前
記遅延量制御出力の計数倍の出力により制御する可変遅
延回路と前記可変遅延回路出力の多数クロックによりデ
ータを可変するデータ変調回路と、前記可変遅延回路出
力のクロックに応じて、前記主位相選択回路及び前記副
位相選択回路を制御する位相選択回路と、前記可変遅延
回路出力のクロックに応じてデータを出力する記憶回路
を備えたことにより、位相を選択する事によりPLLル
ープを使わずに画素周期を決定することである。
【0016】
【発明の実施の形態】
【実施例】図1は、本発明を使用した光走査装置の実施
例(図2におけるAの部分)を示すものである。
【0017】(構成説明)基準クロック信号KRは、分
周回路1に入力され、その分周出力は一般的なアップパ
ルスU及びダウンパルスDを発生する位相比較回路2と
可変遅延回路5に入力される。位相比較回路2の出力パ
ルスはこれも一般的なチャージポンプ回路3に入力さ
れ、誤差電圧を発生して同じく一般的な制御信号発生回
路4に入力され、制御電圧Vcを出力する。制御電圧V
cは図6にその構成例を示す多相クロック多位相可変遅
延回路5及び電圧変換回路12に入力される。多位相可
変遅延回路5に入力された制御電圧Vcにより多相クロ
ック信号出力K1〜K16の遅延量を制御する。多相ク
ロック信号K1〜K15は入力クロックKR周期の分周
したものを16等分したタイミングのクロック信号群で
ある。多相クロック信号出力K1〜K15は主位相選択
回路 6に入力されると共にK16は位相比較回路2に
入力される。位相選択信号S1によって2つの主選択ク
ロックKA及びKBを出力し、クロックKA及びKBは
副位相選択回路7に入力され、位相選択信号S2によっ
て比較信号Kvを出力する。比較信号Kv及び電圧変換
回路出力Veは多位相可変遅延回路8に入力され、C0
〜C8のクロックを出力する。C1〜C8はクロック周
期Krの最小周期以下の周期を8等分したものに相当
し、その出力C0は位相情報メモリ11にも入力される
と共にパラレルデータ出力メモリ10にも同様にして入
力される。可変遅延回路8の出力C0〜C8はパラレル
データシリアルデータ変換回路9に入力される。
【0018】水平同期信号BDは位相比較回路2及び位
相情報メモリ11及びパラレルデータ出力メモリ10に
入力される。パラレルデータ出力メモリ10は画素デー
タ28のデータを書き込み信号WKによって画像情報を
記憶し、BD信号入力後、C0の信号に応じてパラレル
データを出力する。位相比較回路はBDパルスが入力さ
れている間は位相比較を行わず制御信号発生回路4の電
圧をそのまま保持する。即ち、同期クロック発生回路1
5がクロック周期を同期させている区間はクロックが間
欠状態になるので、位相比較動作を停止しなければ制御
電圧発生回路4に誤った位相情報を出力するのを防止す
るためである。
【0019】(可変遅延回路5の説明)図6は多相可変
遅延回路5の構成例を示すものである。図1の説明では
簡略化したため正極部の接続しか図示していない。差動
遅延回路30a〜30p(合計16個)のCMOS回路
構成例を図9に示す。駆動電圧VdはMN1/G、MN
3/Gに入力される。MN3のドレイン電流I1はソー
スカップルMN2、MN4の各ソースに接続される。M
N2/G及びMN4/Gには正極信号Pi、負極信号N
iが入力される。MN1/Dはゲート−ドレイン短絡M
P1/D、MP2/G及びMP3/Gに入力されてい
る。ともに電流I2を出力するMP2/D及びMP3/
Dは各々MN2/D及びMN4/Dに結線されるととも
にゲート−ドレイン短絡MN5/S及びMN6/Sが接
続され、正極信号Po及び負極信号Noを出力する。I
2=I1/2にしておくと、Po及びNoの各遷移期間
では電流I2によって充放電が行われる。電流I2は駆
動電圧Vdによって決定されるため、入出力遅延時間が
制御できることになる。したがって、各差動遅延回路の
遅延時間は16個目の遅延回路により位相比較を行うの
で、1つの遅延回路における遅延量は入力周期Tvの1
/16となる。差動遅延回路30a〜30pの各差動出
力信号及びクロック出力(CK,CKB)は差動バッフ
ァ31a〜31pを介して各々1/16周期づつ位相の
異なる多相クロック信号K0〜K15を出力できる。以
上説明した多相可変遅延回路5はCMOSプロセスで容
易にLSI内に構成できるものである。
【0020】(主位相選択回路6の説明)多相クロック
信号K0〜K15が入力される主位相選択回路5の出力
信号KA及びKBは位相選択信号S1によって図10に
示す様に0〜15の計16の状態がある。ここではKA
及びKBは差動クロック信号とする。特徴としてはKA
及びKBともに2状態連続番号で出力する。
【0021】(副位相選択回路7の説明)図8は差動ク
ロック信号KA及びKBが入力される副位相選択回路7
の構成例を示すものである。KA及びKBは選択回路S
Wa〜SWhに入力される。各選択回路は位相選択信号
S2を構成するS2a〜S2h各々入力されておりLレ
ベル(Hレベル)時、KA(KB)が選択される。選択
回路SWa〜SWhの各出力差動信号は各々差動遅延回
路34a〜34hに入力される。これら差動遅延回路は
例えば図9で説明した可変遅延回路5に使用した差動遅
延回路30と同構成にしておく。制御電圧VC2は可変
遅延回路5の制御電圧VCと同じで良い。このため新た
に制御回路を設ける必要は無い。差動遅延回路34a〜
34hの各々の差動出力端子は互いに接続されており差
動バッファ35を介して比較クロック信号Kvを出力す
る。Kvの状態は図11に示すように状態式で示される
A〜Hの計8の状態があり、選択信号S2a〜S2hに
よって設定する。
【0022】図7aは差動遅延回路11a〜11hの出
力結線点の波形を差動信号一方で示したものである。状
態Aでは最も位相の進んだ状態であり遷移領域(期間t
0〜t2及び期間t4〜t6)で電流(16×I2)で
充放電されている。しかし寄生容量もおおよそ8倍にな
っているため、電圧上昇及び下降速度は可変発振回路6
内の差動遅延回路出力信号のそれとほぼ等しく遷移時間
はクロック周期Tvの1/4程度になる。状態Bでは期
間t0〜t1及びt4〜t5では充放電電流が(15−
1)×I2=14×I2でありそれ以後スレッシュ電圧
Vthを超えて電圧遷移が終了するまで充放電電流は8
×I2である。状態Cでは期間t0〜t1及びt4〜t
5では充放電電流が(14−2)×I2=12×I2で
ありそれ以後スレッシュ電圧Vthを超えて電圧遷移が
終了するまで充放電電流は8×I2である。状態Dでは
期間t0〜t1及びt4〜t5では充放電電流が(13
−3)×I2=10×I2でありそれ以後スレッシュ電
圧Vthを超えて電圧遷移が終了するまで充放電電流は
8×I2である。状態Eでは期間t0〜t1及びt4〜
t5では充放電電流が(12−4)×I2=8×I2で
ありそれ以後スレッシュ電圧Vthを超えて電圧遷移が
終了するまで充放電電流は8×I2である。状態Fでは
期間t0〜t1及びt4〜t5では充放電電流が(11
−5)×I2=6×I2でありそれ以後スレッシュ電圧
Vthを超えて電圧遷移が終了するまで充放電電流は8
×I2である。状態Gでは期間t0〜t1及びt4〜t
5では充放電電流が(10−6)×I2=4×I2であ
りそれ以後スレッシュ電圧Vthを超えて電圧遷移が終
了するまで充放電電流は8×I2である。状態Hでは期
間t0〜t1及びt4〜t5では充放電電流が(9−
7)×I2=2×I2でありそれ以後スレッシュ電圧V
thを超えて電圧遷移が終了するまで充放電電流は8×
I2である。
【0023】以上の動作により各状態の遷移領域におけ
る充放電波形は図12に示す様になり主位相選択回路6
により各状態0〜15から副位相選択回路7により状態
A〜Hは各々1/128Tvづつ位相のずれた(位相等
分割した)クロック信号を出力することができる。
【0024】図12bは差動遅延回路11a〜11hの
出力結線点の寄生容量が可変遅延回路5よりレイアウト
上で相対的に50%程度大きくなった場合の各状態にお
ける動作波形を示したものである。この様な場合でも図
11aにくらべ位相等分割動作は満足され確実に以上説
明した動作が実現できることがわかる。
【0025】(パラレルデータシリアルデータ変換回路
9の説明)パラレルデータシリアルデータ変換回路9の
構成例を図14に示す。入力された多相クロックC0〜
C8はそれぞれ3入力NAND36a〜36hに入力さ
れると共にC1〜C8のクロックはNAND36a〜3
6hに各々反転されて入力される。そして各8ビットデ
ータD0〜D7は同様にして順次NAND36a〜36
hに入力される。各NAND36出力は更に2入力NA
ND36i〜36lに2つずつそれぞれ入力され、その
出力はNOR37a,bに入力される。NOR37a,
b出力はNAND36mに入力される。この様な構成に
より図16に示すように、パラレルデータD0〜D7は
多相クロックC0〜C8および論理回路によりシリアル
データSOに変換される。またこの構成は構造的に簡素
なNAND及びNORゲートを用いることにより高速化
に耐えるようになっている。
【0026】(位相メモリの動作)総偏光角度θ=11
0°としたときの画素周期変移は先ほど説明したように 最大クロック周期 Tmax=1.5Tref 最小クロック周期 Tmin=0.5Tref の範囲で画素周期を変調する必要がある。
【0027】最大クロック周期を出力するには、基準ク
ロックKrの周期に対し150%の画素周期になるよう
に位相選択信号の出力S1、S2を決定する。即ち、入
力クロックに対し、128分割位相のうち128*0.
75=96の位相になる信号S1,S2を出力すればよ
いことになる。
【0028】先ほどの主位相選択回路の状態0〜15
副位相選択回路の状態A〜Hで考えると、基準を状態0
(主位相)の状態A(副位相)とすると、次のクロック
のエッジは96位相後の状態であり、状態12(主位
相)の状態A(副位相)である。
【0029】また逆に最小クロック周期にするためには
基準周期に対し50%の変移量になるようにS1,S2
を決定する。即ち、入力クロックに対し、128分割位
相のうち128*0.25=32の位相になるように信
号S1、S2を出力すれば良い。基準を状態0(主位
相)の状態A(副位相)とすると、次のクロックのエッ
ジは32位相後の状態であり、状態4(主位相)及び状
態A(副位相)である。位相メモリでは各画素の連続位
相情報を予め記憶し、水平同期信号BD信号入力後クロ
ックC0に応じて信号S1、S2を出力すれば良い。
【0030】(多相可変遅延回路8の説明)多相可変遅
延回路8は多相可変遅延回路5と動作が同じなので遅延
動作の説明は省略する。構成は遅延回路が32a〜32
h(合計8個)と差動バッファが33a〜33i(合計
9個)の構成であり、各遅延回路内のトランジスタのサ
イズは多相可変遅延回路5と同じにしておく。多相クロ
ックC0〜C8の出力位相は遅延制御電圧Vdに入力さ
れる電圧により定まり、多相可変遅延回路5の制御電圧
Vcに比べて、遅延量が1/2以下になるような電圧V
eが電圧変換回路12から入力される。即ちC0からC
8の位相差がTmin=0.5Trefの最小状態の周
期以下に設定しており、これにより各画素における光量
を等しくすることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したようにf−θレンズを使用
しない場合における、感光ドラム上の画素サイズのずれ
を位相メモリにより各画素の位相情報を規定し、選択信
号によって位相を出力する事で画素サイズを均一にする
ことができる。さらにこの発明によればPLLループを
使わない構成によりVCOのダイナミックな変動による
制御の不安定要素から開放され、位相を2つのクロック
の補完動作に実現するので精密な画素クロックを発生す
る事ができる。またエッジから遅延量を作り出し、シリ
アルデータに変換する事によりデータの開始位置を簡易
に決定でき、またデータ長を副位相選択回路の出力周期
の最小パルス幅に設定する事により、感光ドラム上の各
画素における光量を均一にする事ができる。さらに実施
例において位相制御を1/128に設定したが、偏光角
度及び、画素クロックのさらなる微小変移のために分周
数の適宜増加及び可変遅延位相の数を増やし位相数を増
やすことはトランジスタの性能及びサイズに応じて変え
られる事は明確である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】従来の画素変調のシステムを示す図である。
【図3】従来の画素変調のシステム(f−θレンズを搭
載しない場合)を示す図である。
【図4】周波数シンセサイザのシステムを示す図であ
る。
【図5】電子写真のシステムを示す図である。
【図6】可変遅延回路(合計16個)を示す図である。
【図7】可変遅延回路(合計8個)を示す図である。
【図8】副位相選択回路を示す図である。
【図9】遅延回路を示す図である。
【図10】主位相選択回路に入力されるS1信号状態を
示す図である。
【図11】副位相選択回路に入力されるS2信号状態を
示す図である。
【図12】多相遅延出力クロックを示す図である。
【図13】画素位置に対する偏光角度比特性を示す図で
ある。
【図14】パラレルデータシリアルデータ変換回路を示
す図である。
【図15】4ドラム機の概念図である。
【図16】図14の動作を説明するタイミングチャート
を示す図である。
【図17】本発明の概念図である。
【図18】2ビームレーザのビーム配置概念図である。
【符号の説明】
1 分周回路 2 位相比較回路 3 チャージポンプ回路 4 制御信号発生回路 5 (多位相)可変遅延回路 6 主位相選択回路 7 副位相選択回路 8 (多位相)可変遅延回路 9 パラレルデータシリアルデータ変換回路 10 パラレルデータ出力メモリ 11 位相情報メモリ 12 電圧変換回路 13 基準周波数発振回路 14 周波数シンセサイザ 15 同期クロック発生回路 16 位相可変回路 17 パラレルデータシリアルデータ変換回路 18 データメモリ 19周波数シンセサイザ 20 ポリゴンミラー 21 f−θレンズ 22(a〜d) 感光ドラム 23 BDミラー 24 ビームディテクタ 25 レーザチップ 26 LDドライバ 27 画素変調回路 28 画素データ発生回路 29 水平同期信号発生回路 30(a〜p:計16) 可変遅延回路 31(a〜q:計17) 差動バッファ 32(a〜h:計8) 可変遅延回路 33(a〜i:計8) 差動バッファ 34(a〜h:計8) 可変遅延回路 35 差動バッファ 36(a〜h:3入力、i〜m:2入力) NAND回
路 37a,b 2入力NOR回路 38 紙 39 固定分周回路 40 可変分周回路 41 位相比較回路 42 チャージポンプ回路 43 制御電圧回路 44 電圧制御発振回路 A 画素データ変調回路
フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA07 AA16 AA55 CA18 CA39 CB07 CB13 CB77 CB78 2H045 CA73 5C072 AA03 BA02 CA06 DA23 HA02 HA06 HB01 HB11 HB16 WA06 XA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロック信号周波数の係数倍周波数
    の出力信号に応じてデータを発生する光走査装置におい
    て、前記出力信号の周期を分周する分周回路と、前記分
    周出力周期を概ね等分割の位相差を持つクロック信号群
    を発生する可変遅延回路と、前記クロック信号群から第
    1の制御信号によって所望する隣接位相の2つのクロッ
    ク信号対を選択し出力する主位相選択回路と、前記クロ
    ック信号対とこれらの位相差内のクロック位相から第2
    制御信号で1つのクロック信号を選択して出力する副位
    相選択回路と、前記主位相選択回路の複数出力における
    最大遅延クロックと前記基準クロックの分周クロック信
    号との位相を比較制御信号に基づき比較する位相比較回
    路と前記位相比較回路により前記可変遅延回路の遅延量
    を制御する遅延量制御回路と前記遅延量制御出力の計数
    倍を出力する変換回路と前記変換回路出力に応じて前記
    副位相選択回路のクロック信号から多数クロック信号群
    の位相差を決定し出力する可変遅延回路と前記可変遅延
    回路出力の多数クロック信号群の位相によりパラレルデ
    ータをシリアルデータに可変するデータ変換回路と、前
    記可変遅延回路の多数クロック信号群の中で、最も位相
    の速いクロックに応じて、前記主位相選択回路及び前記
    副位相選択回路を制御する位相選択回路及びパラレルデ
    ータを出力する記憶回路を備えた事を特徴とする光走査
    装置。
  2. 【請求項2】 前記データ変換回路に出力する前記可変
    遅延回路に入力する前記変換回路出力は前記副位相選択
    回路出力のクロック周期が最小パルス幅時における前記
    多相クロック信号群の遅延量にしたことを特徴とする請
    求項1記載の光走査装置。
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