JP2002044319A - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

画像処理装置およびその方法

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JP2002044319A
JP2002044319A JP2000231645A JP2000231645A JP2002044319A JP 2002044319 A JP2002044319 A JP 2002044319A JP 2000231645 A JP2000231645 A JP 2000231645A JP 2000231645 A JP2000231645 A JP 2000231645A JP 2002044319 A JP2002044319 A JP 2002044319A
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clock
pixel
video data
circuit
data
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JP2000231645A
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Masami Izeki
正己 井関
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部ビデオデータ送信クロックと内部画素変
調クロックとのスキューによるビデオデータの誤受信を
防ぐ。 【解決手段】 N個のラッチ回路101a〜101cで
N個のビデオデータDをラッチする。選択回路101d
により順次に選択されたラッチ回路のラッチ信号を取り
出して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタや
複写機などの画像形成装置で使用され、レーザプリンタ
のカラーレーザ印画エンジンのレーザ点灯を制御するビ
デオデータを外部装置から受信する画像処理装置および
その方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザー印画エンジンはカラー化の要望
が強いが、一般にYe(イエロー)、Cy(シアン)、
Mg(マゼンタ)、Bk(ブラック)の4色トナーを用
いた印画プロセスは白黒に比べてそのままでは4倍の印
画時間を要してしまう。このため、使用される感光ドラ
ムを各色に設けた4ドラム化された感光ドラム(4ドラ
ム機)と、レーザも一挙に2ライン書き込みできる2ビ
ーム化を併用する印画エンジンで対応することになる。
【0003】図1は、前述の4ドラム機の概略構成を示
す。図1において、感光ドラム20a〜20dがインラ
インに配置されて4色ごとの専用になり、印画紙28に
順次各色トナーが転写されてカラー画像が再生される。
各感光ドラムには図2で示す静電潜像を形成するための
レーザビーム光量による画像書込み部が設けられる。
【0004】<画像書込み部の説明>図2を参照して画
像書込み部の動作を説明する。図2において、レーザチ
ップ23はレーザーダイオードa、bを有す2ビームタ
イプのものであり各バック光を受光するフォトダイオー
ドcから構成されている。
【0005】各レーザダイオードを発光制御する駆動電
流Id1,Id2はLDドライバ24より供給される。
フォトダイオードからの発光量を検出したモニター電流
ImはLDドライバ24に入力されレーザーダイオード
a、bの発光量のAPC(オートパワーコントロール)
を行う。
【0006】レーザチップ23は、2つのレーザ発光点
間隔を1画素間隔(600dpiで約42um)に素子
特性上できない。このため、図3に示す様に格子線で示
される画素領域に対して、図示のようにレーザ走査方向
に例えば16画素離れた位置に2つのビームが発生する
様に斜め配置しておく。
【0007】レーザーチップ23から発生した変調レー
ザービームは、モータ軸に固定されて図中矢印方向への
回転するポリゴンミラー18によって偏光され感光ドラ
ム20上に変調レーザービームを走査する。fーθレン
ズ19は偏光された変調レーザビームを感光ドラム20
上に線速度一定に集光するためのものである。
【0008】感光ドラム20及び印画トナーを予め所定
の静電帯電しておくと、感光ドラム20上における照射
光量に応じて印画トナーの付着量が変わる為中間調画像
の印画が可能になる。BDミラー21は感光ドラム20
と機械的に位置関係が固定されており、 BDミラー2
1からの反射レーザビームは受光ダイオード22に入力
され、感光ドラム20上の情報書き込み開始位置を検出
するために使用される。
【0009】受光ダイオード22の出力は水平同期信号
発生回路27に入力されて水平同期信号BDを発生す
る。BD信号は画素変調回路25に入力される。画素変
調回路25は水平同期信号BDに同期した画素クロック
またはその係数倍クロックを発生する。
【0010】この画素クロックをもとに画素データを読
み取るためのリードクロックRK1、RK2および水平
リードリセット信号HR1、HR2を画素データ発生部
26に入力する。画素データ発生部26は画素変調回路
25に対して、画素データD1,D2及び各々のライト
クロックWCK1、WCK2を出力する。入力された画
素データをもとに所望のレーザ光量変調を可能にする画
素変調信号ON1、ON2をLDドライバ24に出力す
る。
【0011】従来、WK1、WK2による画素データの
書きこみは特開平11−345053号公報に開示され
るような手法によって画素変調回路内部のクロックに対
するWCK1,WCK2の遅延は調整され、正確にデー
タを画素変調回路が受信できる。
【0012】<画素変調回路の対応>以上説明した4ド
ラム/2ビームレーザ印画エンジンは従来の1ドラム/
1ビームレーザ印画エンジンに比べて画素変調規模が8
倍になるためLSI化が必要になる。更に4ドラム機
は、各色ごとに図2の画像書込み部があるため最低3項
目に関して画素合わせをしなければならない。
【0013】各画像書込み部におけるBD信号のタイミ
ング誤差による画像の位置ズレ補正である。これは画素
変調回路25において絶対画素位置設定データRGによ
り画素クロックの位相(遅延)制御で1/32画素程度
には電気的には実現できる。
【0014】2ビームレーザチップ23は前述したよう
に角度の浅い斜め配置のため取り付け角度誤差、変動に
よって図示するようにビーム間隔が変動し画素位置補正
が必要になる。これも画素変調回路25において相対画
素位置設定データRPによって画素クロックの位相(遅
延)制御で1/32画素程度には電気的には実現でき
る。
【0015】レーザチップ23、ポリゴンミラー18、
fーθレンズ19、感光ドラム20までの光学的機械精
度バラツキによる画像サイズの誤差を補正する必要があ
る。これは、画素クロック周波数を変化させるための周
波数シンセサイザを画素変調回路に搭載して画素周波数
設定データDFによって実現する。
【0016】このため、図2の画像書込み部における画
素変調回路には、画素位置合わせ用の画素位置設定デー
タDSが入力されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明したカラー印画エンジンに使用する従来の画素変調部
には以下の課題がある。
【0018】すなわち、画素変調回路では、画素変調回
路内部で発生させたクロック信号の時間基準で受信した
ビデオデータに応じた画素変調を行う。
【0019】しかし、画素変調回路内部クロックと受信
するビデオデータ間には、画素変調回路の出力バッファ
遅延、画素データ発生部の入力バッファ遅延、画素デー
タ発生部の読出しアクセス時間、画素変調回路の入力バ
ッファ遅延が存在し、高速印画のためクロック周波数が
高くなってくると受信するビデオデータ遅延が画素変調
回路内部クロックに対し周期超えを起こす可能性があ
る。
【0020】周期超えを起こすとビデオデータの全ビッ
トが同一クロックで取り込めなくなり画像不良となって
しまう。従来例での説明で述べたように、特開平11−
345053号公報に開示される手法で正確なデータ受
信は可能であるが、上記手法では、遅延を検出調整しな
ければならず、環境変化などによる遅延量変化の都度調
整を行わなければならず、安定性に欠けシステムも複雑
になってしまう欠点があった。
【0021】そこで、本発明の目的は、外部ビデオデー
タ送信クロックと内部画素変調クロックとのスキューに
よるビデオデータの誤受信を防ぎ、システム構成を簡単
にすることができる画像処理装置およびその方法を提供
することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、外部からビデオデータを
受信し、当該ビデオデータを画像形成手段に送信する画
像処理装置において、第1のクロックを発生する第1の
クロック発生手段と、前記第1のクロックと同じ周期の
第2クロックを発生する第2のクロック発生手段と、前
記第1のクロックに同期してN周期分のN個の前記ビデ
オデータをラッチするN個のラッチ手段と、前記第2の
クロックに同期して、前記N個のラッチ手段を順次に選
択する選択手段とを具え、前記選択手段により順次に選
択されたラッチ手段にラッチされているビデオデータを
前記画像形成手段に送信することを特徴とする。
【0023】請求項2の発明は、請求項1に記載の画像
処理装置において、前記画像形成手段はビームの点灯に
より画像形成を行なうことを特徴とする。
【0024】請求項3の発明は、請求項2に記載の画像
処理装置において、前記画像形成手段は前記ビデオデー
タに基づき前記ビームを点灯することを特徴とする。
【0025】請求項4の発明は、外部からビデオデータ
を受信し、当該ビデオデータを画像形成手段に送信する
画像処理方法において、第1のクロックを発生する第1
のクロック発生ステップと、前記第1のクロックと同じ
周期の第2のクロックを発生する第2のクロック発生ス
テップと、前記第1のクロックに同期してN周期分のN
個の前記ビデオデータをN個のラッチ手段にラッチする
ラッチステップと、前記第2のクロックに同期して、前
記N個のラッチ手段を順次に選択する選択ステップと順
次に選択されたラッチ手段にラッチされているビデオデ
ータを前記画像形成手段に送信する送信ステップとを具
えたことを特徴とする。
【0026】請求項5の発明は、請求項4に記載の画像
処理方法において、前記画像形成手段はビームの点灯に
より画像形成を行なうことを特徴とする。
【0027】請求項6の発明は、請求項2に記載の画像
処理方法において、前記画像形成手段は前記ビデオデー
タに基づき前記ビームを点灯することを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0029】(実施形態1)図4は、本発明を使用した
データ受信装置を搭載する4ドラム/2ビームレーザ印
画エンジン用の画素変調回路25を含むレーザ印画エン
ジン回路構成例を示す。
【0030】<4ドラム/2ビーム対応の画素変調回路
の説明>基準クロックCKは周波数シンセサイザとして
も機能するPLL回路31に入力され画素クロック周波
数の4倍の各々1/8周期位相がずれた(1/32画素
ずれた)8相クロックバスKを出力する。画素位置設定
データDSはPLL回路31に入力されている。
【0031】画素位置設定データDSにおける画素周波
数設定データDFを使用する。PLL回路31の8相ク
ロック発生するVCO回路の制御電流Iv0が出力す
る。水平同期信号BDはBD遅延回路29に入力し、画
素位置設定データDSによってBD信号を遅延制御す
る。BD遅延回路29は制御電流Iv0が入力されてお
り、PLL回路31内の可変周波数発振回路VCOに使
用している可変遅延回路と同等の遅延回路が縦続に接続
された構成が含まれており各遅延回路の接続点からは互
いに1/32画素タイミングがずれたBD信号が発生し
ている。
【0032】ここでは画素位置設定データDSの内のド
ラム間の絶対画素位置設定データRGの微調整ビットが
使用されて所望のBD信号に遅延制御してドラム間画素
位置合わせを1/32画素まで微調整できる。出力BD
信号は水平同期信号分離(HD分離)回路30に入力さ
れ図5に示すように先行レーザ用水平同期信号HD1と
後行レーザ用用水平同期信号HD2に分離される。
【0033】水平同期信号HD1、HD2は各々同期ク
ロックジェネレータ32a、32bにPLL回路31出
力の8相クロックバスKとともに入力される。各同期ク
ロックジェネレータは入力HD信号に同期した同期クロ
ック信号SCK1、SCK2を出力する。各クロックの
同期精度は1/32画素である。1ドラム/1ビーム機
における同期精度は1/8画素程度で十分であったが、
4ドラム/2ビーム機の場合、色ずれは直ちに色モワレ
や色調を変化させるため同期クロックジェネレータ特性
に対する要求は高くなる。
【0034】カラー印画エンジンの場合画像の階調再現
は重要であるため、一般にPWM画素変調が用いられ
る。また、デジタル画像処理に柔軟に対応するため図6
(b)に示すように画素(To)32分割によって変調
を行う。しかしながら、1ビーム当たり32ビットの画
素データは膨大であり実現不能である。このため、画素
データD1、D2は6ビットデータとして書込みクロッ
クWK1、WK2および水平リセット信号HR1、HR
2と共に32ビット展開のデータデコーダ34a、34
bに入力する。
【0035】データデコーダ34a、34bは例えば6
4アドレス/32ビットのSRAMであり、格納データ
はユーザが前もって所望値に設定しておく。データデコ
ーダ34a、34bの出力は内部クロックDK0、DK
1に同期させる必要がある。データデコーダ34a、3
4bの出力の32ビットデータ(図6(a)参照)を図
6(b)に示すようにシリアル変換するわけである。
【0036】例えば画素周波数が25MHz(40n
s)であったとすると変調精度は1.25nsと非常に
高精度な信号処理が要求される。画素周波数は更に上昇
される傾向にある。
【0037】同期クロックジェネレータ32a、32b
の出力の同期クロックSCK1、SCK2及びHRB
1,HRB2は各々タイムベース回路33a、33bに
入力される。タイムベース回路33bにはPLL回路3
1におけるVCO回路に使用されている可変遅延回路と
同等の可変遅延回路が縦続に接続された構成が含まれて
おり各々の接続点に各々1/32画素ずれた画素クロッ
クが発生しており入力される画素位置設定データDSの
中の相対画素位置設定データRPによってビーム間隔を
高精度に調整できる。
【0038】更にタイムベース回路33a,33bでは
ドラム間画素位置合わせにおける粗調のために絶対画素
位置設定データRGの上位ビットが使用される。タイム
ベース回路33a、33bの出力信号バスK1、K2の
内容を図7に示す。DK0、DK1はデータデコーダ3
4a,34bにおけるSRAMの読出しタイミングを用
クロックとして使用される。K0〜K3は(32⇒8)
ビットデータ変換回路35a、35bに入力され図6
(a)で示す8ビットデータDVに変換される。図7で
示すクロック遅延時間はTdをBD遅延回路20で行わ
れる分を含んで表すと設定データRG、RPを各5ビッ
トとすると下式で示される。
【0039】
【数1】 Td1=Td(0)+RG(4:0)×(To/32)
【0040】
【数2】Td2=Td(0)+RG(4:0)×(To
/32)+RP(4:0)×(To/32)
【0041】上記の式から理解できるように、画素デー
タDV1、DV2の位相は1/32画素の精度で位相制
御できこのタイミングで最終的にデータ変調すれば所望
の画素変調が実現できる。(32⇒8)ビットデータ変
換回路35a、35bの各8ビットデータDV1、DV
2は変調回路36a、36bに同期クロックSK1、S
K2と共に入力される。変調回路36a、36bにはP
LL回路31におけるVCO回路に使用されている可変
遅延回路と同等の可変遅延回路を縦続に接続したディレ
ーチェーン回路が含まれており、DLL制御によって各
々の遅延量が1/32画素になるように制御された8相
クロックが発生する構成になっており図6(b)で示す
32ビットシリアル変調信号ON1A、ON2Aを可能
にしている。
【0042】32ビットシリアル変調信号ON1A、O
N2Aはパルス幅追加回路37a、37bに入力する。
レーザダイオードは電流を供給しても発光原理に起因し
て直ちに発光せず遅延して発光し電流を遮断すると比較
すると直ちに消光する。この様子を図8(a)、(b)
に示す。
【0043】図8(a)示す画素変調駆動電流がレーザ
に供給された時、図8(b)のように発光期間減少する
(細る)。P2の様に狭パルスであると発光しなくな
り、正常な発光制御が実現できない。これを解決するた
め図8(c)の様に各画素変調パルスに所定期間パルス
幅を追加すると、図8(d)の様に所望の発光パルスが
得られる。
【0044】パルス幅追加回路には変調回路36a、3
6bに使用されている可変遅延回路と同等の可変遅延回
路が含まれており、変調回路における制御電流Iv1、
Iv2が各々入力されている。これにより、係数電流を
発生させてパルス幅追加すると共に<1/100画素の
高精度制御を安定に実現している。パルス幅追加回路3
7a、37bの出力の画素変調信号ON1B、ON2B
は出力ドライバ38a、38bにに入力され、画素変調
信号ON1、ON2をLDドライバ24に出力する。
【0045】画素変調パルス信号のパルス幅精度は<1
nsの高精度を要求されるため小信号差動出力タイプが
使用される。以上説明した画素変調回路は、CMOSの
LSIプロセスで実現可能であり、高集積化が期待でき
るものである。
【0046】<データデコード部のデータ受信回路の説
明>図9に内部クロックに対して、書き込みクロック遅
延を2クロック周期許容できるデータ受信回路の構成例
を示す。図10に図9の信号を説明するタイミングチャ
ートを示す。
【0047】図9において、Dは画素データ発生部から
送信されたビデオデータである。WCKはビデオデータ
Dに同期した書き込み用クロックである。HRはビデオ
データの水平リセット信号である。
【0048】101はデータ受信回路の1ビット分で、
ビデオデータDはゲート付きDFF101a、101
b、101cのデータ端子に接続されている。WCKは
DFF(D型フリップフロップ、ラッチ回路)101
a、101b、101cのクロック端子および、カウン
タ102のクロック接続端子に接続されている。
【0049】カウンタ102は1/3分周カウンタで、
リセット端子にはHRが接続され、HR=“L”でリセ
ットされる。HR信号はWCKの2周期分の遅延でもリ
セットが正常に行えるように、“L”区間がWCK周期
の2倍以上にする。カウンタ102は、HR信号でリセ
ットされ、カウント値(3N+1)のデコード出力Pw
0、(3N+2)のデコード出力Pw1、(3N+3)
のデコード出力Pw2を出力する。(N=0,1,2,
3....)
【0050】Pw0はDFF101aのゲート端子に、
Pw1はDFF101bのゲート端子に、Pw2はDF
F101cのゲート端子にそれぞれ接続されている。D
FF101a、101b、101cはHR信号=“L”
でリセットされ、それぞれPw0,Pw1,Pw2が
“H”のときのみクロックを受け付けデータをラッチす
る。したがって、DFF101aは、(3N+2)番目
のWCK↑でデータをラッチし、WCKの3周期分保持
する。同様に、DFF101b、DFF1012は、
(3N+3)番目、(3N+4)番目のWCK↑でデー
タをラッチし、WCKの3周期分保持する。
【0051】図10において、Q0(2To)、Q1
(2To)、Q2(2To)はそれぞれ、内部クロック
DK0に対してWCKが2周期遅延した場合のDFF1
01a出力、DFF101b出力、DFF101c出力
を示す。カウンタ回路103は、カウンタ102同様に
1/3分周カウンタである。ただし、カウンタ103の
リセット端子には水平リセット信号HRBが接続され、
クロック端子には内部クロックDK0が接続されてい
る。
【0052】カウンタ103は、HRB=“L”でリセ
ットされる。HRB信号の“L”区間は1番目のDK0
でリセット解除されていればよい。カウンタ103はカ
ウンタ102同様に、カウント値(3M+1)のデコー
ド出力Pr0、(3M+2)のデコード出力Pr1、
(3M+3)のデコード出力Pr2を出力するが、最初
のDK0の3周期はデコード出力をマスクする。したが
ってM=1,2,3....となる。DFF101a、
101b、101c出力Q0,Q1、Q2は選択回路1
01dに接続されている。
【0053】選択回路101dには制御信号として第2
のカウンタ103出力Pr0、Pr1、Pr2が接続さ
れており、Pr0=1のときQ0、Pr1=1のときQ
1、Pr2=1のときQ2が選択される。選択回路出力
Dmは、入力されたビデオデータDと同配列で内部クロ
ックDK0に同期して切り替えられている。選択回路出
力DmをDFF101eのデータ端子に接続し、DFF
eのクロック端子にDK0を接続すると、DFF101
e出力Aは水平リセット後の4番目のDK0の立ち上が
り(↑と表記)(時刻t1)より順次入力ビデオデータ
Dをラッチ出力したことになる。
【0054】内部クロックDK0に対し書き込みクロッ
クWCK遅延が0の場合のDFF101a出力を図10
のQ0(0)に示す。時刻t1においてDK0↑により
Q0(0)の1番目のデータをラッチする最小条件であ
る。
【0055】内部クロックDK0対し書き込みクロック
WCK遅延が3周期の場合のDFF101a出力を図1
0のQ0(3To)に示す。時刻t1においてQ0(3
To)は遅延しており、DK0↑でQ0(3To)の1
番目のデータをラッチすることはできない。図9の構成
による許容遅延は、DK0およびWCK周期をTo、D
FF101a〜cのクロック−出力遅延をTd1、DF
F101eのセットアップ時間をTsとすると、(3T
o−Td1−Ts)となる。
【0056】尚、上記説明のDFF101a〜cを第1
のラッチ手段とすると、第1のラッチ手段の個数とそれ
をコントロールするカウンタ102の分周数を適宜設計
することで許容遅延量の設計は上記説明に限定されるも
のではない。
【0057】さらに、水平リセット信号HR、HRBは
それぞれ遅延されたWCK、内部DK0の水平リセット
動作満足するタイミングであれば図10に示したタイミ
ングに限定されるものではない。
【0058】(周波数シンセサイザの説明)例えば、6
00dpi機の場合、約8000画素サイズにおいて1
6画素程度の画サイズ誤差が発生するため、約±0.2
%(2000ppm)の画素周波数制御範囲が必要であ
る。また、1/8画素程度の画サイズ誤差に抑えるため
には約15ppm精度の高精度な画素周波数制御が必要
になる。図11は周波数シンセサイザの構成例を示す。
周波数frの基準クロック信号Krは分周数Nrの固定
分周回路12に入力され、基準信号Rとして位相比較回
路14に入力される。
【0059】一方、制御信号発生回路16から出力され
る駆動制御信号によって周波数が変化するする可変発振
回路17の周波数fvの出力信号Kvは、可変分周回路
13に入力され分周数Nvされた比較信号Vを出力し位
相比較回路14に入力される。分周数Nvは分周数設定
データDFによって可変できる。
【0060】位相比較回路14は比較信号Vが基準信号
Rより遅れた時(進んだ時)発生するアップパルスU
(ダウンパルスD)をチャージポンプ回路15に入力す
る。チャージポンプ回路15ではアップパルスU及びダ
ウンパルスDから誤差電圧を発生して制御信号発生回路
16に入力して比較信号Vが基準信号Rに対して位相が
合うように出力制御される。以上説明した周波数シンセ
サイザでは下式の関係が成り立つ。
【0061】
【数3】fv=(Nv/Nr)×fr 1) この様にして基準クロック周波数frに対して係数倍さ
れた周波数fvのクロック信号Kvを出力することがで
きる。
【0062】周波数シンセサイザは、周波数可変範囲と
周波数設定精度で規定される。
【0063】今、下記条件を考える。 a)周波数可変範囲 :±2000ppm程度 b)周波数設定精度 :15ppm程度
【0064】
【数4】 1/2^16=165536=15.25ppm 2)
【0065】
【数5】 (65536)/(65536−128)=+1953ppm 3)
【0066】
【数6】 (65536−256)/(65536−128)=−1957ppm 4)
【0067】2)〜4)式より、可変分周回路13は一
例として以下の様に設計でき周波数シンセサイザが実現
できる。 カウンタビット数 :16ビット 分周数設定データDF :8ビット 分周数範囲 :65280〜65408〜65536
【0068】<レーザ印画エンジンにおける運用方法>
各ドラムの画サイズ誤差は主に機構的誤差変動で発生す
る。このため一度画サイズ誤差を補正しても、環境変
動、印画枚数によって再び誤差が発生するため再度補正
する必要がある。このため画サイズ制御は自動制御しな
ければならない。
【0069】このため4ドラムのカラー印画エンジンで
は、所定印画枚数ごとに例えば図12に示すような画サ
イズ測定用のパッチパターンを印画する。レーザ走査の
始点を代表する位置PAとレーザ走査の終点を代表する
位置PBにパッチパターンを書く。もし所望の画サイズ
であると位置PA及びPBで濃度検出した信号は図12
(a)の様に互いに同じ間隔のパルス信号になる。もし
画サイズが小さいと図12(b)の様にPBにおけるパ
ルス間隔が短くなる。また画サイズが大きいと図12
(c)図の様にPBにおけるパルス間隔が長くなる。こ
れにより画サイズ誤差を1/8画素で検出できる。
【0070】以上説明した様に、上記実施形態ををレー
ザ印画エンジンに使用したデータ受信回路には以下の効
果がある。
【0071】すなわち、画素変調回路(LSI)のクロ
ック発生器による内部クロック信号と一旦出力されて再
度入力されるデータ書き込み用クロックの遅延がクロッ
ク周期の1周期を超えて存在してもデータ発生部から送
信されるビデオデータを正確に受信することができる。
【0072】上記遅延の許容値は柔軟に設計可能で十分
余裕を取って設定することにより、調整が不要で安定か
つシンプルなシステムを構築できる。
【0073】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、画像形成に使用するN個のビデオデータをラッチし
て、受信クロック(第1のクロックと同じ第2のクロッ
クでラッチしたビデオデータを送信するようにしたの
で、データ受信とデータ送信のクロックのずれによるス
キューがなくなる。また、ラッチ手段により装置を構成
できるので、システム構成も簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の4ドラム機の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図2】従来のレーザ印画エンジン(レーザビームプリ
ンタ)の構成を示す構成図である。
【図3】2ビームレーザを説明するための説明図であ
る。
【図4】4ドラム/2ビーム機用の画素変調LSIの回
路構成を示すブロック図である。
【図5】水平同期信号分離回路を説明するタイムチャー
トである。
【図6】(a)、(b)は画素変調方法を説明するため
のタイムチャートである。
【図7】タイムベース回路の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図8】(a)〜(d)パルス幅追加回路の動作を説明
するタイムチャートである。
【図9】本発明に係わる実施形態のデータ受信回路の構
成を示すブロック図である。
【図10】図9のデータ受信回路の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図11】周波数シンセサイザの構成例を示すブロック
図である。
【図12】画サイズ誤差検出パッチパターンを示す説明
図である。
【符号の説明】
101a〜101c DFF 101d 選択手段 101e DFF 102、103 カウンタ回路 16、 制御信号発生回路 17、 可変発振回路 18、 ポリゴンミラー 19、 f−θレンズ 20、 感光ドラム 21、 BDミラー 22、 フォトディテクタ 23、 レーザチップ 24、 LDドライバ 25、 画素変調回路 26、 画素データ発生部 27、 水平同期信号発生回路 28、 印画紙 29、 BD遅延回路 30、 水平同期信号分離回路 31、 PLL回路(周波数シンセサイザ) 32、 同期クロックジェネレータ 33、 タイムベース回路 34、 データデコーダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からビデオデータを受信し、当該ビ
    デオデータを画像形成手段に送信する画像処理装置にお
    いて、 第1のクロックを発生する第1のクロック発生手段と、 前記第1のクロックと同じ周期の第2クロックを発生す
    る第2のクロック発生手段と、 前記第1のクロックに同期してN周期分のN個の前記ビ
    デオデータをラッチするN個のラッチ手段と、 前記第2のクロックに同期して、前記N個のラッチ手段
    を順次に選択する選択手段とを具え、前記選択手段によ
    り順次に選択されたラッチ手段にラッチされているビデ
    オデータを前記画像形成手段に送信することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、前記画像形成手段はビームの点灯により画像形成を
    行なうことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像処理装置におい
    て、前記画像形成手段は前記ビデオデータに基づき前記
    ビームを点灯することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 外部からビデオデータを受信し、当該ビ
    デオデータを画像形成手段に送信する画像処理方法にお
    いて、 第1のクロックを発生する第1のクロック発生ステップ
    と、 前記第1のクロックと同じ周期の第2のクロックを発生
    する第2のクロック発生ステップと、 前記第1のクロックに同期してN周期分のN個の前記ビ
    デオデータをN個のラッチ手段にラッチするラッチステ
    ップと、 前記第2のクロックに同期して、前記N個のラッチ手段
    を順次に選択する選択ステップと順次に選択されたラッ
    チ手段にラッチされているビデオデータを前記画像形成
    手段に送信する送信ステップとを具えたことを特徴とす
    る画像処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像処理方法におい
    て、前記画像形成手段はビームの点灯により画像形成を
    行なうことを特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像処理方法におい
    て、前記画像形成手段は前記ビデオデータに基づき前記
    ビームを点灯することを特徴とする画像処理方法。
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JP2002307746A (ja) * 2001-04-11 2002-10-23 Canon Inc 画素変調回路およびレーザー印画エンジン

Cited By (2)

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