JP2003311846A - タイヤのシール・ポンプアップ装置、およびそれを用いたパンク修理システム - Google Patents

タイヤのシール・ポンプアップ装置、およびそれを用いたパンク修理システム

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JP2003311846A JP2002119522A JP2002119522A JP2003311846A JP 2003311846 A JP2003311846 A JP 2003311846A JP 2002119522 A JP2002119522 A JP 2002119522A JP 2002119522 A JP2002119522 A JP 2002119522A JP 2003311846 A JP2003311846 A JP 2003311846A
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tire
pressure air
high pressure
sealing agent
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Yoshihide Kojima
義秀 児島
Masahiro Kishida
正寛 岸田
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C73/00Repairing of articles made from plastics or substances in a plastic state, e.g. of articles shaped or produced by using techniques covered by this subclass or subclass B29D
    • B29C73/16Auto-repairing or self-sealing arrangements or agents
    • B29C73/166Devices or methods for introducing sealing compositions into articles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性を高く維持しながら、交換コストを低
く抑えることができ、しかもシーリング剤の回収容器と
して、シーリング剤抜取り用の冶具として、さらには交
換或いは回収したシーリング剤の焼却処理場等への搬送
容器としての機能を付与しうる。 【解決手段】 手による圧搾によってシーリング剤を取
出し口2Aから押出し可能な低耐圧の収容容器2、高圧
空気を収容容器2内に流入しうる高圧空気流入流路12
と高圧空気の流入によって押し出されるパンクシール剤
及び高圧空気をタイヤ内に吐出しうる吐出流路13とを
具え前記取出し口2Aに取り付くキャップ手段3、およ
び前記収容容器2を収容することにより収容容器2の破
裂を防止する高耐圧の外容器4を具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンクしたタイヤ
にシーリング剤と高圧空気とを順次注入してパンクを応
急的に修理するタイヤのシール・ポンプアップ装置、お
よびそれを用いたパンク修理システムに関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】パン
クしたタイヤの応急修理システムとして、例えば特開平
9−118779号公報等に提案される如く、パンクし
たタイヤにシーリング剤を注入した後、走行可能な空気
圧にタイヤをポンプアップするものが多用されている。
【0003】このシステムでは、図8に略示するよう
に、シーリング剤aを収容した高耐圧の金属製の容器b
を用いるとともに、この容器bのキャップcには、小型
エアコンプレッサ等の高圧空気源dに導通される空気流
入部c1とタイヤリムの空気バルブTに導通される吐出
部c2とが形成されている。そして、前記高圧空気源d
からの高圧空気を容器bに供給することで、内部のシー
リング剤aをタイヤに圧送せしめ、しかる後、高圧空気
が引き続いて充填されることによりタイヤが自動的にポ
ンプアップされる。その後、この状態でタイヤを走行さ
せることによってパンク穴が応急的にシールされる。
【0004】このようなシステム(以下一体型システム
という場合がある)では、前記容器bは使い捨てとなる
が、この容器bには高い耐圧性が要求されるため高価な
ものとなる。またタイヤではパンク発生が比較的まれで
あるため、シーリング剤aが、未使用のまま品質保証期
限切れを起こす場合が多い。しかし前記一体型システム
では、シーリング剤が容器bに直接密閉状に収容されて
いるため、容器bごと交換することが必要となるなど交
換コストも高いものとなっている。
【0005】そこで近年、この一体型システムに代わ
り、低耐圧性の変形容易なプラスチック容器を用い、こ
の容器を手で圧搾(押圧)することによりシーリング剤
をタイヤに注入し、しかる後、この容器を取り外し、タ
イヤに別途コンプレッサを接続してポンプアップするシ
ステム(以下分離型システムという場合がある)が提案
されている。
【0006】この分離型システムでは、容器自体が安価
であるため、製品コスト及び交換コストを低く抑えるこ
とができ、しかも交換したシーリング剤を容器ごと再生
処理場や焼却処理場等に搬送しうるという利点がある。
又一旦応急修理したタイヤは、適当な時期に、自動車整
備工場等で新品タイヤに交換などが行われるが、その
時、応急修理に用いた空容器を、タイヤから抜き取られ
るシーリング剤の回収容器として、或いはシーリング剤
抜取り用の冶具として使用しうるなどの利点もある。
【0007】しかし使用者においては、シーリング剤の
注入からポンプアップまで自動的に行いうるなどの作業
性などの観点から、前記一体型システムへの要望も依然
強いものとなっている。
【0008】そこで本発明は、分離型システムで用いる
プラスチック容器を一体型システムの内容器として使用
することを基本として、一体型システムの利点である作
業性を高く維持しながら、その交換コストを低く抑える
ことができ、しかもシーリング剤の回収容器として、シ
ーリング剤抜取り用の冶具として、さらには交換或いは
回収したシーリング剤の焼却処理場等への搬送容器とし
ての機能を付与しうるなど分離型システムとの共通化を
図りうるタイヤのシール・ポンプアップ装置、およびそ
れを用いたパンク修理システムの提供を目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明は、タイヤのシール・ポンプア
ップ装置であって、パンクしたタイヤをシールするシー
リング剤を収容しかつ手による押圧に伴う容積の減少に
よって前記シーリング剤を取出し口から押出し可能な低
耐圧の収容容器、前記取出し口に着脱自在に取り付けで
き、かつ一端が高圧空気源に通じかつ他端に高圧空気源
からの高圧空気を収容容器内に流入しうる流入口を有す
る高圧空気流入流路と、一端がタイヤリムの空気バルブ
に通じかつ他端に前記高圧空気の流入によって押し出さ
れるパンクシール剤及び高圧空気をタイヤ内に吐出しう
る吐出口を有する吐出流路とを具えるキャップ手段、お
よび前記収容容器を出し入れ自在に収容できかつ収容す
ることにより前記高圧空気の流入による収容容器の破裂
を防止する高耐圧の外容器を具えたことを特徴としてい
る。
【0010】又請求項2の発明では、前記外容器は、前
記キャップ手段に取り付けられることを特徴としてい
る。
【0011】又請求項3の発明は、パンク修理システム
であって、前記請求項1又は2に記載のシール・ポンプ
アップ装置を用い、高圧空気源からの高圧空気の流入に
よってパンクシール剤及び高圧空気をタイヤ内に吐出し
た後、走行させることによりタイヤを応急的に修理する
ことを特徴としている。
【0012】又請求項4の発明では、前記収容容器は、
空気バルブのバルブ取付け孔を通るホースを取り付けで
き、かつ該バルブ取付け孔を通るホースをへて、前記収
容容器の手による吸引操作によってシーリング剤をタイ
ヤから前記収容容器内に回収することを特徴としてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図示例とともに説明する。図1、2において、シール・
ポンプアップ装置1(以下装置1という)は、前述の一
体型システムに用いる装置であって、シーリング剤を収
容する低耐圧の収容容器2と、該収容容器2の取出し口
2Aに着脱自在に取り付けられるキャップ手段3と、前
記収容容器2を収容することによりこの収容容器2の破
裂を防止する高耐圧の外容器4とを具える。
【0014】前記収容容器2は、図3に示すように、円
筒状の胴部5と、その上端に設けられかつ前記取出し口
2Aを形成する小径な首部6とを具えたボトル状をな
し、本例では、前記胴部5と首部6とが円錐状のショル
ダー部7を介して滑らかに連なって形成される好ましい
場合を例示している。
【0015】ここで、前記収容容器2では、前記胴部5
を手によって押圧(圧搾)し、それに伴う容積減少によ
ってシーリング剤を取出し口2Aから押出しうること
が、前述の分離型システムとの共通化のために必要であ
る。そのために、収容容器2は、耐圧強度を450kP
a以下とした低耐圧の柔軟なプラスチック容器で形成し
ている。
【0016】しかしこのような収容容器2では、手によ
る圧搾が容易であること以外に、 ガスバリア性(耐ガス透過性)によってシーリング
剤中のアンモニアや水分等の抜けを防止し、シーリング
剤の品質保証期間を長期に確保すること; 容器自体の機械的強度や耐候性を確保すること;も
重要となる。
【0017】従って、収容容器2では、前記、のた
めに、少なくとも胴部5の囲壁を、図4に拡大して示す
如く、少なくとも2種類の熱可塑性樹脂からなりかつ内
層5i、中層5m、及び外層5oを含む3層の積層体と
するとともに、前記中層5mをガスバリア性樹脂によっ
て形成している。
【0018】なおガスバリア性樹脂として、エチレン・
酢酸ビニル共重合体のけん化物、ポリ塩化ビニリデン、
ポリアクリロニトリル、ポリメタキシリレンジアミンア
ジペートなどが知られており、これらは何れも好適に使
用できる。特に、エチレン・酢酸ビニル共重合体のけん
化物、例えばエチレン・ビニルアルコール共重合体(E
VOH)は、価格、ガスバリア性、或いは環境問題等の
観点からより好ましく使用できる。
【0019】又前記内層5i及び外層5oには、機械的
強度(耐久性や耐衝撃性等を含む)、及び耐候性を付与
するために、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テルなどが使用できる。この時、内層5iと外層5oと
で合成樹脂の種類を違えることもできるが、同じ合成樹
脂を用いることが、生産性の観点から好ましい。又収容
容器2では、圧搾性を良くするだけでなく、ヒビや折れ
などを生じることなく繰り返して変形しうることが必要
であり、そのために、本例では、剛性よりも柔軟性を重
視した低密度ポリエチレンを使用している。
【0020】なお、胴部5の前記囲壁における厚さは、
特に、前記中層5mをエチレン・ビニルアルコール共重
合体(EVOH)により、かつ前記内層5i及び外層5
oを低密度ポリエチレンにより形成した場合には、前記
中層5mの厚さtmを0.02〜0.08mm、内層5
i及び外層5oの各厚さti、toを0.3〜0.6mm
の範囲とするのが好ましい。前記厚さtmが0.02mm
未満では、ガスバリヤ性が不十分となってシーリング剤
の品質を長期間保証することが難しくなり、逆に、0.
08mmを越えると過剰品質となって、コストアップと
なる。
【0021】又前記厚さti、toが0.3mm未満で
は、必要な強度を確保することが難しく、逆に0.6mm
を越えると硬くて変形し難く、圧搾性に不利となる。な
お収容容器2の耐圧強度の下限値は、特に規制されない
が、200kPa以上あれば問題ない。
【0022】又前記収容容器2は、例えば、使用前の保
管状態(図3に示す)では、周知の如く、前記取出し口
2Aは、破断容易な封止手段8によって密封され、かつ
前記首部6に螺着される保護蓋9によって保護されてい
る。なお封止手段8として、アルミ箔などの薄膜状のパ
ッキン材が使用しうるが、本例では、取出し口2Aに填
り込む中蓋10を用た場合を例示している。この中蓋1
0は、取出し口2Aを塞ぐ底部10Aを薄肉として強度
を弱め、その破断圧力を例えば200〜300kPa程
度まで減じている。
【0023】そして前記収容容器2は、一体型システム
として使用する時には、図2に示すように、予めキャッ
プ手段3と外容器4とを順次取り付けたセット状態で、
車両内に保管される。
【0024】前記キャップ手段3は、図2、5に示すよ
うに、一端E1が高圧空気源Pに通じかつ他端E2に高
圧空気源Pからの高圧空気を収容容器2内に流入しうる
流入口12Aを有する高圧空気流入流路12と、一端F
1がタイヤリムの空気バルブTに通じかつ他端F2に前
記高圧空気の流入によって押し出されるパンクシール剤
及び高圧空気をタイヤ内に吐出しうる吐出口13Aを有
する吐出流路13とを具える。
【0025】詳しくは、前記キャップ手段3は、板状の
基体15を有し、その中央には前記収容容器2の首部6
に着脱自在に螺着する円筒状のネジ筒部16を突出して
いる。又基体15の下面には、前記高圧空気流入流路1
2を形成する第1のパイプ体17と、前記吐出流路13
を形成する第2のパイプ体18とを夫々一体に固着して
いる。
【0026】この第1、第2のパイプ体17、18は、
その他端側に、前記基体15を貫通してネジ筒部16内
に立ち上がる折れ曲がり部17A、18Aを具え、各折
れ曲がり部17A、18Aの先端に、前記流入口12A
及び吐出口13Aを開口している。
【0027】ここで、第1のパイプ体17の前記折れ曲
がり部17Aは、本例では、前記ネジ筒部16の中央で
立ち上がり、かつ前記中蓋10の底部10Aよりも低所
で終端している。又第2のパイプ体18の前記折れ曲が
り部18Aは、前記折れ曲がり部17Aとネジ筒部16
との間に位置し、かつ該折れ曲がり部17Aよりもさら
に低所で終端している。
【0028】又前記吐出流路13内には、本例では、破
断圧力が前記底部10Aよりも大かつ、高圧空気源Pの
高圧空気よりも低圧(例えば400〜500kPa)と
した補助膜30を設けている。従って、流入口12Aか
ら吐出する高圧空気源Pからの高圧空気は、まず前記中
蓋10と補助膜30とで囲む空間を加圧して前記底部1
0Aを破断し、高圧空気を収容容器2内に流入する。し
かる後、補助膜30を破断し、これによってパンクシー
ル剤をタイヤ内に吐出するのである。
【0029】又前記高圧空気流入流路12には、本例で
は、シーリング剤が流入口12Aから逆流するのを防止
するため、逆止弁19を介在している。この逆止弁19
として、周知の種々の構造のものが使用しうるが、小型
かつ低コストの観点から、ボール弁とそれを弁座に押圧
するバネ片とを用いたものが好適に使用しうる。
【0030】次に、前記外容器4は、前記収容容器2を
出し入れ自在に収容しうる有底の円筒状容器本体4A有
し、本例では、この容器本体4Aの周縁に、キャップ手
段3の前記基体15にビス止によって固定されるフラン
ジ部4Bを一対に形成している設けている。
【0031】この外容器4は、耐圧強度を1000kP
a以上とした高耐圧の金属容器からなり、前記収容容器
2を収容することにより、前記高圧空気の流入による収
容容器2の破裂を防止する。この破裂防止のためには、
前記外容器4の内径D1と収容容器2の外径D2との差
D1−D2を4.0mm以下に、さらには2.0mm以
下に抑えることが好ましく、又外容器4の容積V1を収
容容器2の容積V2の120%以下、さらには110%
以下に抑えることも好ましい。又本例では、収容容器2
のショルダー部7からの破裂を防止するため、このショ
ルダー部7での厚さを1.2〜1.5mmの範囲で胴部
5よりも厚く形成している。なお外容器4の耐圧強度の
上限値は、特に規制されないが、コストや生産性などの
観点から4MPa以下のものが好適である。
【0032】次に、前記シール・ポンプアップ装置1を
用いたパンク修理システム(一体型システム)を説明す
る。
【0033】このパンク修理システムでは、図2に示す
ように、収容容器2に、キャップ手段3及び外容器4を
予め取付けたセット状態のシール・ポンプアップ装置1
を用い、図1の如く、接続ホース21を介して、キャッ
プ手段3の高圧空気流入流路12の一端E1と高圧空気
源Pとを、又吐出流路13の一端F1と空気バルブTと
を順次連結する。
【0034】しかる後、高圧空気源Pを作動させ、高圧
空気源Pからの高圧空気を流入させることによって、パ
ンクシール剤及び高圧空気がタイヤ内に順次吐出され、
パンクシール剤の注入とタイヤのポンプアップとが自動
的に連続して行われる。その後、この状態でタイヤを走
行させることによってパンク穴が応急的にシールされ
る。
【0035】しかし前記パンク修理システムは応急的な
修理であるため、適当な時期に、自動車整備工場などの
タイヤ補修場所に持ち込み、新品タイヤへの交換、或い
は専門の修理業者による補修処理が必要であり、このと
き、応急修理したタイヤからのシーリング剤の抜き取が
行われる。
【0036】そこで本実施形態では、使用済みとなった
空の収容容器2を、タイヤから抜き取られるシーリング
剤の回収容器として、或いはシーリング剤抜取り用の冶
具として使用可能に構成している。
【0037】そのために、前記収容容器2は、図6、7
に示すように、前記空気バルブTのバルブ取付け孔22
を通るホース23を、連結キャップ24を介して取付け
可能としている。
【0038】前記連結キャップ24は、本例では、前記
首部6に螺着するキャップ本体25の上蓋部25Aに、
ホース連結用の管状の連結管部26を上に突設してい
る。又前記上蓋部25Aの下面には、前記中蓋10を貫
通する先鋭管部27を下に突設しており、この連結管部
26の上端と先鋭管部27の下端とは、内孔によって導
通している。
【0039】そして図7に示すように、前記連結管部2
6に一端を接続した前記ホース23を、前記バルブ取付
け孔22からタイヤ内に挿入する。そして、前記収容容
器2の手による吸引操作、即ち手による変形/復帰の繰
り返し操作を行い、復帰の際に生じる吸引力を利用し
て、シーリング剤を収容容器2内に直接に回収するので
ある。
【0040】こうすることにより、タイヤ補修場所に専
用の回収容器やホースを常備させる必要がなくなり、し
かも回収作業を便宜にかつ清浄に行うことが可能とな
る。又回収品を、品質保証期限切れの未使用シーリング
剤の回収廃棄の処理ルートに、のせうるなど処理ルート
の一本化を達成しうる。
【0041】又本実施形態の収容容器2では、手による
押圧(圧搾)によってシーリング剤を取出し口2Aから
押出しうるため、前記連結キャップ24とホース23と
を用いて、分離型システムにも共通使用できる。即ち分
離型システムと一体型システムとの、販売ルート及び回
収廃棄の処理ルートにおける一本化にも大きく貢献でき
る。
【0042】以上、本発明の特に好ましい実施形態につ
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0043】
【発明の効果】本発明は叙上の如く構成しているため、
一体型システムの利点である作業性を高く確保しなが
ら、その交換コストを低く抑えることができ、しかもシ
ーリング剤の回収容器として、シーリング剤抜取り用の
冶具とし、さらには交換或いは回収したシーリング剤の
焼却処理場等への搬送容器としての機能を付与しうるな
ど分離型システムとの共通化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール・ポンプアップ装置の使用状態
を示す斜視図である。
【図2】シール・ポンプアップ装置を示す断面図であ
る。
【図3】収容容器を示す断面図である。
【図4】その胴部の囲壁を拡大して示す断面図である。
【図5】キャップ手段を示す平面図である。
【図6】収容容器とホースとの取付を説明する断面図で
ある。
【図7】収容容器とホースとを用いたシーリング剤の抜
き取り作業の状態を示す線図である。
【図8】従来のパンク修理システムを説明する線図であ
る。
【符号の説明】
2 収容容器 2A 取出し口 3 キャップ手段 4 外容器 12 高圧空気流入流路 12A 流入口 13 吐出流路 13A 吐出口 22 バルブ取付け孔 23 ホース P 高圧空気源 T 空気バルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パンクしたタイヤをシールするシーリング
    剤を収容しかつ手による押圧に伴う容積の減少によって
    前記シーリング剤を取出し口から押出し可能な低耐圧の
    収容容器、 前記取出し口に着脱自在に取り付けでき、かつ一端が高
    圧空気源に通じかつ他端に高圧空気源からの高圧空気を
    収容容器内に流入しうる流入口を有する高圧空気流入流
    路と、一端がタイヤリムの空気バルブに通じかつ他端に
    前記高圧空気の流入によって押し出されるパンクシール
    剤及び高圧空気をタイヤ内に吐出しうる吐出口を有する
    吐出流路とを具えるキャップ手段、 および前記収容容器を出し入れ自在に収容できかつ収容
    することにより前記高圧空気の流入による収容容器の破
    裂を防止する高耐圧の外容器を具えたことを特徴とする
    タイヤのシール・ポンプアップ装置。
  2. 【請求項2】前記外容器は、前記キャップ手段に取り付
    けられることを特徴とする請求項1記載のタイヤのシー
    ル・ポンプアップ装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載のシール・ポンプア
    ップ装置を用い、高圧空気源からの高圧空気の流入によ
    ってパンクシール剤及び高圧空気をタイヤ内に吐出した
    後、走行させることによりタイヤを応急的に修理するこ
    とを特徴とするパンク修理システム。
  4. 【請求項4】前記収容容器は、空気バルブのバルブ取付
    け孔を通るホースを取り付けでき、かつ該バルブ取付け
    孔を通るホースをへて、前記収容容器の手による吸引操
    作によってシーリング剤をタイヤから前記収容容器内に
    回収することを特徴とする請求項3記載のパンク修理シ
    ステム。
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