JP2003311697A - 中空デバイス及びその製造方法並びに中空デバイスを有する反応装置 - Google Patents

中空デバイス及びその製造方法並びに中空デバイスを有する反応装置

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JP2003311697A
JP2003311697A JP2002088547A JP2002088547A JP2003311697A JP 2003311697 A JP2003311697 A JP 2003311697A JP 2002088547 A JP2002088547 A JP 2002088547A JP 2002088547 A JP2002088547 A JP 2002088547A JP 2003311697 A JP2003311697 A JP 2003311697A
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manufacturing
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JP2002088547A
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Yasushi Tominaga
康 富永
Takahiro Nakada
高弘 中田
Yukari Yasunaga
ゆかり 安永
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 nm〜μm単位の微細な直径を有する中空デ
バイスを簡易にかつ低コストで製造する。 【解決手段】 金型1内に金属製糸3Aを、所定の形状
に張った後、エポキシ樹脂を金型1内に充填して硬化さ
せ、デバイス本体12を形成する。エポキシ樹脂の硬化
後、デバイス本体12からチタン合金から成る金属製糸
3Aを抜糸して、流路として機能する管状の中空部14
を形成する。金属製糸3Aの表面に、摩擦係数の小さな
材料を被覆をする。金属製糸3Aは、引っ張りにより弾
性変形して、中空部14の内径よりも縮径する材料から
形成する。中空部14は、nm〜μm単位の微小な直径
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に中空部を有
する中空デバイス、特に、この中空部が直径nm〜μm
単位である微細な管状の流路(マイクロチャンネル)を
有するマイクロリアクター(微小反応装置)用の流路デ
バイスとして使用することができる中空デバイスの改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、特に、例えば、遺伝子解析に使用
されるPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)等の生化学関連
の分野や、反応液と冷却液とを交互に流すことにより高
い熱交換率を有する熱交換器やミキサー等の化学反応・
合成関連の分野等において、従来のcm単位の寸法の反
応装置よりも更に小さい、例えば、500μm以下の直
径を有する流路(マイクロチャンネル)を備えたマイク
ロリアクター(微小反応装置)の実用化が試みられてい
る。
【0003】このマイクロリアクターは、液体状又は気
体状等の流体(反応生成物)を流路内に流すことにより
様々な反応を起こすものであるが、その流路が直径nm
〜μm単位と微細であるため、(1)反応条件を精密に
制御することができることから、副生成物の発生がきわ
めて少なく環境・資源面で有利であると共に、(2)熱
制御が容易となることから、不必要に熱を用いることな
く省エネルギー化を実現することができ、更には、
(3)様々な反応を容易に制御できることから、反応を
適切に管理(制御)して、反応の際の安全性を向上させ
ることができる等の利点を有し、近時着目されるに至っ
ている。
【0004】このようなマイクロリアクターにおいて
は、その構成デバイスの1つとして、内部に流体の流路
となる中空部を有する中空デバイスが使用され、マイク
ロリアクターは、この中空デバイスを適宜組み合わせる
等して、加熱、冷却のためのデバイス(伝熱管等)と共
に、反応生成物の分離(単離)、合成等を行う反応装置
として形成される。
【0005】この中空デバイスは、従来、主に、例え
ば、ステンレス等の金属製材料から形成されていた。こ
の場合、金属製材料は、溶融温度が非常に高いため、注
型によっては、中空部、特に、直径がμm単位の微細な
流路を有するように成型することが困難であった。その
ため、従来は、これらの金属製材料の表面にエッチング
処理により毛細状の溝を形成した後、これを溶接等によ
り接合して管路状の流路を形成したり、金属製材料にレ
ーザー加工により短管路を形成し、この短管路を接続し
て形成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように金
属製材料から中空デバイスを製造すると、特に、微細な
流路(中空部)を形成するのに、複数の工程と細かな作
業を必要とするため、非常に面倒で手間が掛かると共
に、その結果、金属製材料の材料費とも相乗して、製造
にコストを要する問題があった。また、金属製材料の接
合や接続を行う必要もあったため、これらの接合や接続
の強度の向上にも配慮をしなければならず、例えば、螺
子止め等の強度向上のための特別な処理を施すことも必
要であった。加えて、接合の際に、μm単位の微細な直
径を有する流路が精度良く形成されるように、デバイス
本体を接合又は中空部を接続することが困難であると共
に、溶接等により接合又は接続すると、溶接の際の加熱
により金属製材料が熱膨張して精度良く中空部を形成す
ることが困難であった。
【0007】このため、例えば、流路(中空部)内に使
用により不純物(反応外物質)が残存や付着等している
場合にも、1回の使用や短期間で交換する等して簡単に
廃棄処理することができず、洗浄等した上で再利用する
必要があり、不純物等が除去できない場合には、反応に
微妙な影響を与えたり、場合によっては、製造にコスト
や手間を要したにもかかわらず短期間で廃棄しなければ
ならないこともあり、コスト、資源に無駄が生ずるおそ
れがあった。このことは、マイクロリアクターの環境
性、省資源化という利点に逆行するものであり、回避す
ることが望まれる。なお、その他、中空デバイスの材料
として、ガラスも使用されていたが、700℃以上の高
温で溶融するため、やはり同様に、型に充填して成型す
ることが困難であり、金属製材料の場合と、ほぼ同様の
問題を有していた。。
【0008】また、従来の金属製材料から成る中空デバ
イスでは、内部の中空部(流路)が中空デバイスの外部
から観察することができないため、反応生成物の反応状
態や導通状態等を確認することができなかった。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、上記の
問題点に鑑み、簡易にかつ低コストで一体成型により微
細な中空部を精度良く形成することができると共に、そ
の結果、使い切り及び再利用により適切に反応を起こさ
せることができると同時に、流路等として使用される中
空部内の状態を観察することもできる中空デバイスの製
造方法及びその結果物としての中空デバイス、並びに、
このような中空デバイスを有する反応装置、特に、直径
nm〜μm単位の流路を備えたマイクロリアクターとし
ての反応装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するための第1の手段として、デバイス本体とこの
デバイス本体の内部に形成された中空部とを備えた中空
デバイスであって、デバイス本体は本体用材料を硬化又
は固化させることにより形成され、中空部はこの本体用
材料の硬化又は固化前に中空部の形成位置に設置され本
体用材料の硬化又は固化後にデバイス本体から除去され
る中空部形成部材により形成されることを特徴とする中
空デバイスを提供するものである。
【0011】このように、金型内等の所定の位置に予め
中空部形成部材を設置した上で、例えば、溶融若しくは
液体状又は粉末状等の本体用材料を硬化又は固化させて
デバイス本体を形成すると、硬化又は固化後に引き抜き
等により中空部形成材料をデバイス本体から除去するだ
けで、内部に中空部を有する中空デバイスを簡易に一体
成型することができる。また、このように一体成型でき
るため、デバイス本体の接合や接続等を要せず、接合強
度の向上のための手段を設ける必要がないと共に中空部
の精度を向上させることができる。加えて、この中空部
形成部材の形状により中空部の形状を様々な形状に簡易
に設定することができるため、所望の化学反応その他の
様々な反応に適した中空部を簡易に形成することができ
る。
【0012】本発明は、上記の課題を解決するための第
2の手段として、上記第1の解決手段において、中空部
はデバイス本体の外部に連通していることを特徴とする
中空デバイスを提供するものである。
【0013】このように、デバイス本体の硬化又は固化
後中空部形成部材を引き抜き等により除去することによ
り、デバイス本体の外部に連通する中空部を簡易に形成
することができ、中空部がデバイス本体内部への流体の
導管として機能する中空デバイスとすることができる。
【0014】本発明は、上記の課題を解決するための第
3の手段として、上記第1又は第2のいずれかの解決手
段において、中空部が管状の流路であることを特徴とす
る中空デバイスを提供するものである。
【0015】このように、中空部を、具体的には、流体
の導管としての管状の流路とすると、この流路内に流体
(反応生成物)を導通させて、混合・分離等の流体の反
応に使用することができ、簡易に反応装置を構成する中
空デバイスとすることができる。
【0016】本発明は、上記の課題を解決するための第
4の手段として、上記第1乃至第3のいずれかの解決手
段において、本体用材料は、熱硬化性樹脂又は熱可塑性
樹脂であることを特徴とする中空デバイスを提供するも
のである。
【0017】このように、本体用材料として、例えばエ
ポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、ポリエーテルサルフォ
ン(PES)等の熱可塑性樹脂を使用すると、これらの
樹脂を型に充填して中空デバイスを簡易にかつ適切に一
体成型することができると共に、容易な作業と金属製材
料に比べて比較的安価な材料で中空デバイスを製造する
ことができるため、コストを低減させることができると
同時に、その結果、短期間で新しい中空デバイスに交換
しても経済性が良い一方、デバイス本体を溶融させて簡
易に再利用することにより、環境性、省資源化を実現す
ることもできる。
【0018】また、これらの樹脂は、種類が多いため、
高弾性率や耐薬品性等、中空デバイスの用途に応じて適
切な材質を幅広く選択することができ、中空デバイスを
様々な用途に応じて簡易に対応させることができる。更
に、この場合、例えば、エポキシ樹脂等の透明となる樹
脂製材料を使用することにより、中空部内の状態をデバ
イス本体の外部から観察することができ、流体の反応状
態や導通状態を簡易に確認することができる。
【0019】本発明は、上記の課題を解決するための第
5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手
段において、中空部形成部材は、繊維状であることを特
徴とする中空デバイスを提供するものである。
【0020】このように、繊維状の中空部形成部材を使
用すると、管状の中空部を簡易に形成することができる
と共に、その中空部を、例えば、直径μm単位等の微細
な中空部とすることができると同時に、繊維状であるこ
とから可撓性を有するため、デバイス本体から除去し易
く、簡易に中空デバイスを製造することができる。
【0021】本発明は、上記の課題を解決するための第
6の手段として、上記第1乃至第5のいずれかの解決手
段において、中空部形成部材は、金属、樹脂、ガラス、
カーボンのうちのいずれか又は複数の組合せの複合材料
から成る糸であることを特徴とする中空デバイスを提供
するものである。
【0022】このように、繊維状の中空部形成部材とし
ては、具体的には、金属製糸、樹脂製糸、ガラス製糸、
カーボン製糸を使用することができ、これらの糸は、あ
る程度自己保形性を有するため、所定の位置に設置し易
く、また、充分な強度を有するため、デバイス本体から
の除去の際に引っ張り等に充分に耐えることができ、断
線等によりデバイス本体内部に残留することがなく、中
空部を適切に形成することができる。また、これらの糸
を撚り合わせ等により複合的に使用することにより、合
流・分岐する中空部を簡易に形成することもできる。
【0023】本発明は、上記の課題を解決するための第
7の手段として、上記第1乃至第6のいずれかの解決手
段において、中空部形成部材は、デバイス本体から引き
抜かれてデバイス本体から除去されることを特徴とする
中空デバイスを提供するものである。
【0024】このように、引き抜きにより、中空部形成
部材をデバイス本体から除去すると、接合や接続等の面
倒で中空部の精度が低下するおそれがある作業を要する
ことなく、簡易にかつ適切に中空部を形成することがで
きる。
【0025】本発明は、上記の課題を解決するための第
8の手段として、上記第1乃至第7のいずれかの解決手
段において、中空部形成部材は、中空部形成部材の材料
よりも摩擦係数の小さな材料から成る被覆を有すること
を特徴とする中空デバイスを提供するものである。
【0026】このように、中空部形成部材の表面を、例
えば、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂のように摩
擦係数の小さな材料により被覆すると、特に引き抜き等
により中空部形成部材をデバイス本体から除去する際の
中空部形成部材の摩擦抵抗を低減させることができるた
め、中空部形成部材をデバイス本体から引っ張り等によ
り引き抜いて除去する作業を円滑に行うことができ、引
っ張り力の調整が容易になると共に、中空部形成部材や
デバイス本体の変形その他の破損等を防止して適切に中
空部を形成することができる。
【0027】本発明は、上記の課題を解決するための第
9の手段として、上記第1乃至第8のいずれかの解決手
段において、中空部形成部材は、引っ張り力により中空
部の内径よりも縮径する材料から形成されていることを
特徴とする中空デバイスを提供するものである。
【0028】このように、中空部形成部材を、デバイス
本体からの除去の際の引っ張り力等により多少の弾性変
形をする材質及び大きさから形成すると、中空部形成部
材を引っ張り等によりデバイス本体から円滑に除去し
て、簡易にかつ適切に中空部を形成することができる。
【0029】本発明は、上記の課題を解決するための第
10の手段として、上記第1乃至第6のいずれかの解決
手段において、中空部形成部材は、溶出によりデバイス
本体から除去されることを特徴とする中空デバイスを提
供するものである。
【0030】このように、デバイス本体内部に存在する
中空部形成部材を、例えば、溶剤等により溶出させてデ
バイス本体から除去すると、引き抜きが困難な複雑な形
状の中空部にも簡易に対応して形成することができると
共に、中空部形成部材を除去後に廃棄する作業を要する
ことなく中空部形成部材を確実に除去することができる
ため、簡易にかつ適切に中空部を形成することができ
る。
【0031】本発明は、上記の課題を解決するための第
11の手段として、上記第1乃至第10のいずれかの解
決手段において、中空部形成部材は、中空部の内部形状
に符合する外形を有することを特徴とする中空デバイス
を提供するものである。
【0032】中空部の内部形状は、中空部形成部材の外
形により決定されるため、このように、中空部形成部材
の外形を、特に、上記被覆による中空部形成部材の直径
の変化も含めて、中空部の内部形状に符合するように設
定すると、所望の大きさ及び形状の中空部を簡易に設定
することができる。
【0033】本発明は、上記の課題を解決するための第
12の手段として、上記第1乃至第11のいずれかの解
決手段において、中空部の直径がnm〜μm単位である
マイクロリアクター用の中空デバイスであることを特徴
とする中空デバイスを提供するものである。
【0034】このように、中空部形成部材の直径等を、
例えば、nm〜μm単位の範囲で設定することにより、
nm〜μm単位の直径を有する微細な中空部を簡易にか
つ適切に形成することができるため、マイクロリアクタ
ーに用いるのに適した中空デバイスを簡易に製造するこ
とができる。なお、この場合、中空デバイスは、(1)
中空デバイスの中空部内で化学反応や生化学反応等の反
応を起こさせるために用いられて中空デバイス自体が反
応のためのマイクロリアクター(反応器)として使用さ
れるものでもある場合は勿論、中空デバイス自体の中空
部内では化学反応や生化学反応等の反応は行わないが、
他のデバイス(反応器)内における反応のために流体を
合流、分岐等する経路として使用されてマイクロリアク
ター(反応器)のために使用されるものであってもよ
い。また、(2)これらの中空デバイスを始め、例え
ば、伝熱管等の加熱・冷却のためのデバイスや、流体に
圧力を負荷して搬送するためのポンプ等を含む系全体と
してのマイクロリアクター(反応装置)の一部を構成す
る中空デバイスとして使用されるものであっても良い。
【0035】また、本発明は、このようなマイクロリア
クターに用いるのに適した中空デバイス、特に、従来の
金属製の中空デバイスと異なり、簡易にかつ低コストで
製造することができ、経済性、環境性、省資源化の面に
おいて有利である共に、中空部内の状態を簡易に確認す
ることができる、以下の中空デバイスをも提供するもの
である。即ち、具体的には、本発明は、上記の課題を解
決するための第13の手段として、デバイス本体とこの
デバイス本体の内部に形成された中空部とを備えた中空
デバイスであって、このデバイス本体は熱硬化性樹脂又
は熱可塑性樹脂から成り、中空部の直径がnm〜μm単
位であることを特徴とする中空デバイスを提供するもの
である。
【0036】本発明は、上記の課題を解決するための第
14の手段として、上記第13の解決手段において、中
空部がデバイス本体の外部に連通する管状の流路である
マイクロリアクター用の中空デバイスであることを特徴
とする中空デバイスを提供するものである。
【0037】このように、中空部をデバイス本体の外部
に連通する管状の流路とすることにより、中空部を導管
としての機能を有する、特にマイクロリアクターに用い
るのに適した中空デバイスとして使用することができ
る。
【0038】更に、本発明は、上記第1乃至第14の解
決手段である中空デバイスを簡易にかつ適切に製造する
ことができる以下の解決手段をも提供するものである。
即ち、具体的には、本発明は、上記の課題を解決するた
めの第15の手段として、デバイス本体とこのデバイス
本体の内部に形成された中空部とを備えた中空デバイス
の製造方法であって、本体用材料を硬化又は固化させる
ことによりデバイス本体を形成し、この本体用材料の硬
化又は固化前に中空部の形成位置に中空部形成部材を設
置し本体用材料の硬化又は固化後にデバイス本体から中
空部形成部材を除去して中空部を形成することを特徴と
する中空デバイスの製造方法を提供するものである。
【0039】本発明は、上記の課題を解決するための第
16の手段として、上記第15の解決手段において、本
体用材料として熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を使用す
ることを特徴とする中空デバイスの製造方法を提供する
ものである。
【0040】本発明は、上記の課題を解決するための第
17の手段として、上記第15又は第16のいずれかの
解決手段において、中空部形成部材が繊維状であること
を特徴とする中空デバイスの製造方法を提供するもので
ある。
【0041】本発明は、上記の課題を解決するための第
18の手段として、上記第15乃至第17のいずれかの
解決手段において、中空部形成部材として、金属、樹
脂、ガラス、カーボンのうちのいずれか又は複数の組合
せの複合材料から成る糸を使用することを特徴とする中
空デバイスの製造方法を提供するものである。
【0042】本発明は、上記の課題を解決するための第
19の手段として、上記第15乃至第18のいずれかの
解決手段において、中空部形成部材をデバイス本体から
引き抜いてデバイス本体から除去することを特徴とする
中空デバイスの製造方法を提供するものである。
【0043】本発明は、上記の課題を解決するための第
20の手段として、上記第15乃至第19のいずれかの
解決手段において、中空部形成部材は、中空部形成部材
の材料よりも摩擦係数の小さな材料から成る被覆を有す
ることを特徴とする中空デバイスの製造方法を提供する
ものである。
【0044】本発明は、上記の課題を解決するための第
21の手段として、上記第15乃至第20のいずれかの
解決手段において、中空部形成部材を引っ張り力により
中空部の内径よりも縮径させながらデバイス本体から引
き抜いて除去することを特徴とする中空デバイスの製造
方法を提供するものである。
【0045】本発明は、上記の課題を解決するための第
22の手段として、上記第15乃至第18のいずれかの
解決手段において、中空部形成部材を溶出させてデバイ
ス本体から除去することを特徴とする中空デバイスの製
造方法を提供するものである。
【0046】本発明は、上記の課題を解決するための第
23の手段として、上記第15乃至第22のいずれかの
解決手段において、中空部形成部材は、中空部の内部形
状に符合する外形を有することを特徴とする中空デバイ
スの製造方法を提供するものである。
【0047】本発明は、上記の課題を解決するための第
24の手段として、上記第15乃至第23のいずれかの
解決手段において、中空部の直径をnm〜μm単位で形
成してマイクロリアクター用の中空デバイスを製造する
ことを特徴とする中空デバイスの製造方法を提供するも
のである。
【0048】本発明は、上記の課題を解決するための第
25の手段として、デバイス本体とこのデバイス本体の
内部に形成された中空部とを備えた中空デバイスを有す
る反応装置であって、このデバイス本体は本体用材料を
硬化又は固化させることにより形成され、中空部はこの
本体用材料の硬化又は固化前に中空部の形成位置に設置
され本体用材料の硬化又は固化後にデバイス本体から除
去される中空部形成部材により形成されることを特徴と
する中空デバイスを備えた反応装置を提供するものであ
る。
【0049】本発明は、上記の課題を解決するための第
26の手段として、上記第25の解決手段において、中
空部はデバイス本体の外部に連通する管状の流路であっ
て、この中空部の直径がnm〜μm単位であることを特
徴とする中空デバイスを有する反応装置を提供するもの
である。
【0050】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら詳細に説明すると、図1は、本発明の中空デバ
イス10を示し、この中空デバイス10は、図1に示す
ように、デバイス本体12と、このデバイス本体12の
内部に形成された中空部14とを備えている。
【0051】このデバイス本体12は、図2に示すよう
に、金型1内に、本体用材料2を充填して、この本体用
材料2を金型1内で硬化又は固化させることにより形成
される。中空部14は、図2に示すように、この本体用
材料2の硬化又は固化前に中空部14の形成位置に設置
され、本体用材料2の硬化又は固化後にデバイス本体1
2から除去される中空部形成部材3により形成される。
これにより、デバイス本体12の硬化又は固化後に引き
抜き等により中空部形成材料3をデバイス本体12から
除去するだけで、内部に中空部14を有する中空デバイ
ス10を簡易に一体成型することができる。また、この
ように一体成型できるため、デバイス本体12の接合や
接続等を要せず、接合強度の向上のための手段を設ける
必要がないと共に中空部14の精度を向上させることが
できる。
【0052】この本体用材料2としては、何らかの方法
により固体化させて、硬化又は固化させることができる
液体状又は粉末状の材料を使用することができる。具体
的には、例えば、溶融若しくは液体状の材料を硬化させ
ることにより、また、粉末材料等を溶融等した後硬化さ
せることにより、デバイス本体12を形成することがで
きるが、特に、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を使用す
ることが望ましい。
【0053】本体用材料2として、これらの熱硬化性樹
脂又は熱可塑性樹脂を使用する場合、具体的な材質は、
中空デバイス10の用途に応じて、幅広く適切に選択す
ることができる。具体的には、中空デバイス10を、例
えば、化学反応を主目的とした化学反応装置に使用する
場合には、耐薬品性に優れる樹脂、具体的には、熱硬化
性樹脂であればエポキシ樹脂やフラン樹脂等を、熱可塑
性樹脂であればポリエチレン、ポリプロピレン等を選択
して使用することもできる。同様に、主に耐熱性が要求
される場合には、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール
樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂
を選択して使用することができる。また、このような用
途だけではなく、硬化又は固化による形成や中空部形成
部材3の除去作業の際の作業性・利便性等も考慮して、
ある程度靱性の高い材料を選択することもできる。
【0054】勿論、これらの本体用材料2は、硬化又は
固化によりデバイス本体12を形成することができれ
ば、特にその材質は限定されないが、耐薬品性や注型に
よる成型性の良さ等の総合的な性質を考慮して、図示の
実施の形態では、エポキシ樹脂を使用している。特に、
このエポキシ樹脂のように、透明となる樹脂製材料を使
用することにより、中空部内の状態をデバイス本体12
の外部から観察することができ、中空部14内の状態
(後述するように、中空デバイス10を反応装置に使用
した場合には、流体の反応状態や導通状態)を簡易に確
認することができる。
【0055】なお、本体用材料2として、熱硬化性樹脂
を使用した場合には、金型1内に充填後、加熱すること
により、又は、常温で放置することにより、本体用材料
2を硬化させてデバイス本体12を形成することができ
る。一方、本体用材料2として、熱可塑性樹脂を使用し
た場合には、加熱により液体状となっている熱可塑性樹
脂を金型1に充填した後、強制冷却することにより、又
は、常温下で放置して自然冷却することにより、本体用
材料を硬化させてデバイス本体12を形成することがで
きる。なお、本体用材料2を硬化又は固化させる方法
も、特に限定されるものではなく、本体用材料2の材質
に応じて適切に硬化又は固化することができれば、その
他、光硬化等により固形化することもできる。
【0056】このように、デバイス本体12を、熱硬化
性樹脂や熱可塑性樹脂等の本体用材料2から簡易に形成
すると、容易な作業と金属製材料に比べて比較的安価な
材料で中空デバイス10を製造することができるため、
コストを低減させることができると同時に、その結果、
短期間で新しい中空デバイス10に交換しても経済性が
良い一方、特に熱可塑性樹脂を使用した場合には、デバ
イス本体12を溶融させて簡易に再利用することによ
り、環境性、省資源化を実現することもできる。
【0057】一方、中空部形成部材3は、その周囲に硬
化又は固化すべき本体用材料2が回り込んで中空部14
を形成するため、この中空部形成部材3の外形により中
空部14の内部形状が決定される。従って、この中空部
形成部材3の外形を、形成すべき中空部14の形状に合
わせて設定すると共に、金型1内での配置を適切に設定
することにより、中空部14形状を様々な形状に簡易に
設定することができるため、所望の化学反応その他の様
々な反応に適した中空部14を簡易に形成することがで
きる。
【0058】図示の実施の形態では、図2に示すよう
に、繊維状の中空部形成部材3が示されている。これに
より、管状の中空部14を簡易に形成することができ
る。図示の実施の形態では、この繊維状の中空部形成部
材3として、チタン合金から成る金属製糸3Aを使用
し、図2に示すように、この金属製糸3Aを途中から撚
り合わせて、Y字状に設置している。従って、このY字
状に設置された中空部形成部材3である金属製糸3A
を、デバイス本体12の硬化又は固化後に、撚り合わせ
て1本となった側から引っ張ってデバイス本体12から
除去することにより、合流・分岐流路として使用するこ
とができる中空部14を形成することができる。なお、
中空部形成部材3が繊維状であることから可撓性を有す
るため、形成された中空部14に沿ってデバイス本体1
2から除去し易く、簡易に中空デバイス10を製造する
ことができる。
【0059】この場合、図2に示すように、金型1にも
中空部形成部材3である金属製糸3Aが貫通する貫通孔
1aを形成しておき、金属製糸3Aを、金型1の貫通孔
1aを貫通させて金型1内に張ることにより、中空部1
4を形成すべき位置に設置される。その後、図2に示す
ように、本体用材料2を金型1内に充填することによ
り、デバイス本体12の成型と共に中空部14を形成す
ることができる。なお、金型1内に本体用材料2を充填
した後、この本体用材料2が硬化又は固化する前に、中
空部形成部材3である金属製糸3Aを、金型1内に張る
こともできる。
【0060】なお、繊維状の中空部形成部材3である金
属製糸3Aは、必ずしも、図示の実施の形態のように、
チタン合金から成る金属製糸3Aに限定されるものでは
なく、他に、例えば、ステンレスから成る金属製糸3A
とすることもできる。更に、このような金属製糸3Aに
限定されるものではなく、他に、例えば、ナイロン等の
ポリアミド樹脂、テトロン(帝人株式会社、東レ株式会
社の登録商標)等のポリエステル樹脂、ビニロン等のポ
リビニルアルコール樹脂、アラミド樹脂等の樹脂や、ガ
ラス、カーボンから成る糸、また、単種類又は複数種類
の糸を撚り合わせ等により組合せた糸や、複合材料から
成る糸を使用することもできる。
【0061】これらの金属製糸、樹脂製糸、ガラス製
糸、カーボン製糸は、ある程度自己保形性を有するた
め、金型1内の所定の位置に設置し易く、また、充分な
強度を有するため、デバイス本体12からの除去の際に
引っ張り等に充分に耐えることができ、断線等によりデ
バイス本体12内部に残留することがなく、中空部14
を適切に形成することができる。
【0062】また、この中空部形成部材3は、特に引き
抜きによりデバイス本体12から除去する場合には、中
空部形成部材3の材料よりも摩擦係数の小さな材料から
成る被覆を有することが好ましい。具体的には、例え
ば、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂のように摩擦
係数の小さな材料を、中空部形成部材3の表面にスプレ
ーによる吹き付け等により被覆すると、中空部形成部材
3をデバイス本体12から除去する際の中空部形成部材
3の摩擦抵抗を低減させることができるため、中空部型
性部材3をデバイス本体12から引っ張り等により引き
抜いて除去する作業を円滑に行うことができ、引っ張り
力の調整が容易になると共に、中空部形成部材3やデバ
イス本体12の変形その他の破損等を防止して適切に中
空部14を形成することができる。
【0063】この場合、中空部14の内部形状は、上記
のように、中空部形成部材3の外形により決定されるた
め、この被覆による中空部形成部材3の直径の変化も含
めて、中空部14の内部形状に符合するように設定する
と、所望の大きさ及び形状の中空部14を簡易に設定す
ることができる。
【0064】更に、この中空部形成部材3は、引っ張り
力により中空部14の内径よりも縮径する材料から形成
することが好ましい。この場合、中空部形成部材3の材
質及び大きさを適切に設定することにより対応すること
ができる。具体的には、例えば、金属製糸3Aであれ
ば、あまりに剛性が高くない上記のチタン合金や超弾性
形状記憶チタン合金から成る金属製糸3Aを、樹脂製糸
であれば、ナイロン、テトロン、ビニロン、アラミド
等、また、ガラス製糸、カーボン製糸であれば、特に材
質を問わず使用することができる。
【0065】この場合、例えば、中空部形成部材3を引
っ張りによりデバイス本体12から除去する場合には、
これらの中空部形成部材3の材質との関係で、中空部形
成部材3が断線等の破損をしない範囲で、かつ、延伸に
より弾性変形して縮径する程度に、引っ張り力を設定す
る。これにより、中空部形成部材3を引っ張り等により
デバイス本体12から円滑に除去して、簡易にかつ適切
に中空部14を形成することができる。特に、上記のチ
タン合金やナイロン等の用に、一般に釣り糸等に使用さ
れる材料であれば、ある程度の弾性を有し、デバイス本
体12からの除去の際に急激に加わる急激な引っ張り力
によっても、断線等することなく、円滑にデバイス本体
12から除去することができ、好適である。
【0066】なお、上記の実施の形態では、いずれも、
金属製糸3等の中空部形成部材3をデバイス本体12か
ら引き抜いて除去したが、必ずしも、引き抜きによる除
去に限定されるものではなく、中空部形成部材3をデバ
イス本体12から適切に除去することができれば、特に
限定はなく、例えば、中空部形成部材3を溶出させてデ
バイス本体12から除去する等の他の適宜の方法により
除去することができる。
【0067】この溶出による中空部形成部材3の除去
は、具体的には、例えば、溶剤により中空部形成部材3
を溶出させることにより実施することができる。この場
合、溶剤としては、中空部形成部材3を溶解するが、デ
バイス本体12の材質には影響を与えないものを使用す
ることが望ましく、中空部形成部材3の材質も、この溶
剤の性質に応じて、適宜決定することができる。このよ
うな中空部形成部材3として、具体的には、例えば、水
溶性のポリビニルアルコールから成る中空部形成部材3
を使用することができ、この中空部形成部材3と共にデ
バイス本体12を、例えば、水中に浸す又は水を掛ける
等して、中空部形成部材3のみを溶出させて除去するこ
とができる。即ち、いわば水を溶剤として、ポリビニル
アルコールから成る中空部形成部材3を溶出させる一
方、デバイス本体12を水溶性ではない樹脂から形成す
ることにより、中空部形成部材3のみをデバイス本体1
2から溶出させて除去することができると共に、溶剤が
水分であるため、デバイス本体12に影響を与える可能
性が殆どなく、好ましい。
【0068】これにより、特に、中空部14の形状が、
中空部形成部材3の引き抜きによる除去が困難である複
雑な形状である場合にも、簡易に対応して中空部14を
形成することができると共に、中空部形成部材3を除去
後に廃棄する作業を要することなく中空部形成部材3を
確実に除去することができるため、簡易にかつ適切に中
空部14を形成することができる。なお、溶出の手段
も、特に、上記溶剤による方法に限定されるものではな
く、中空部形成部材3のみを適切に除去することができ
れば、加熱その他の方法によることもできる。また、こ
の溶出による場合には、中空部形成部材3の材質として
は、引っ張りに対する強度や円滑な引き抜き等を考慮す
る必要は特にはなく、むしろ、溶出に適していることを
主眼に材料を選定する。
【0069】このようにして製造された中空デバイス1
0は、中空部形成部材3の除去により、図1に示すよう
に、中空部14が、デバイス本体12の外部に連通する
ように形成されている。従って、この中空デバイス10
を、例えば、中空部14がデバイス本体12の外部から
内部への流体の導管として機能する中空デバイス10と
することができ、また、この中空部14が、金属製糸3
Aにより、管状の流路として使用できる形状に形成され
ている。特に、図示の実施の形態では、図1及び図2に
示すように、中空部14が、Y字状に形成されているた
め、この流路(中空部14)内に流体(反応生成物)を
導通させて、混合・分離等の流体の反応に使用すること
ができ、簡易に反応装置を構成する中空デバイス10と
することができる。
【0070】なお、中空部14の形状は、必ずしも、図
1及び図2に示すY字状の形状に限定されるものではな
く、上記の通り、所望の反応等に応じて、中空部形成部
材3の設置形状を種々の形状に設定することにより、適
宜決定することができる。具体的には、例えば、図3に
示すように、例えば、コイル状の形状を有する中空部1
4や、また、図4に示すように、3本の流路が合流(分
岐)する形状の中空部14とすることもできる。この場
合、図3及び図4に示すように、予め中空部形成部材3
の設置形状を決定する形状付与部材4を注型その他の適
宜の方法により形成しておき、中空部形成部材3を、こ
の形状付与部材4に沿って設置することにより、中空部
14を、種々の形状に設定することができる。
【0071】具体的には、例えば、図3に示すコイル状
の中空部14を形成する場合には、まず、図3(A)に
示すように、円柱状又は円筒状の形状付与部材4を形成
し、次いで、図3(B)に示すように、この円柱状又は
円筒状の形状付与部材4の周囲に、中空部形成部材3を
巻き付け、最後に、図3(C)に示すように、金型1内
に、この中空部形成部材3がコイル状に巻き付けられた
円柱状又は円筒状の形状付与部材4と共に、本体用材料
2を充填して、硬化又は固化後中空部形成部材3をデバ
イス本体12から除去することにより、コイル状の中空
部14を形成することができる。
【0072】同様に、図4に示す3本の流路が合流・分
岐する形状の中空部14を形成する場合には、図4
(A)に示すように、金型1内の中空部14を屈曲させ
るべき箇所及び合流させるべき箇所に形状付与部材4を
設置し、次に、図4(B)に示すように、この形状付与
部材4に沿って3本の繊維状の中空部形成部材3を金型
1内に張って撚り合わせた後、金型1内に充填された本
体用材料2を硬化又は固化させて、最後に中空部形成部
材3を撚り合わせ側から引っ張ることにより、又は、溶
出させることにより、デバイス本体12から除去するこ
とにより中空部14を形成することができる。
【0073】この場合、形状付与部材4は、中空部形成
部材3を金型1内に適切に設置することができれば、特
にその材質は問わないが、成型品の一体性の強度等を考
慮すると、デバイス本体12(本体用材料2)と同じ材
質とすることが好ましい。また、設置すべき形状付与部
材4は、必ずしも、単数には限られず、図4に示すよう
に、設定した中空部14の形状に応じて、適宜必要な個
数を設置することができる。
【0074】なお、このような中空部14の形成に際し
て、図示の実施の形態では、中空部形成部材3として、
繊維状の金属製糸3を使用しているため、この中空部形
成部材3である金属製糸3Aの直径を、例えば、nm〜
μm単位の範囲で設定することにより、nm〜μm単位
の直径を有する微細な中空部14を簡易にかつ適切に形
成することができる。これにより、中空デバイス10
を、マイクロリアクターとしての反応装置に適した中空
デバイス10を簡易に製造することができる。このよう
な中空デバイス10を、例えば、伝熱管等の加熱・冷却
のためのデバイスや、流体に圧力を負荷して搬送するた
めのポンプ等と組み合わせることにより、中空デバイス
10を有するマイクロリアクターとしての反応装置を製
造することができる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、金型内
等の所定の位置に予め中空部形成部材を設置した上で本
体用材料を硬化又は固化させてデバイス本体を形成して
いるため、硬化又は固化後に引き抜き等により中空部形
成材料をデバイス本体から除去するだけで、内部に中空
部を有する中空デバイスを簡易に一体成型することがで
きる実益があると共に、一体成型できるため、デバイス
本体の接合や接続等を要せず、接合強度の向上のための
手段を設ける必要がないと共に中空部の精度を向上させ
ることができる実益がある。
【0076】本発明によれば、上記のように、中空部形
成部材の形状により中空部の形状を様々な形状に簡易に
設定することができるため、所望の化学反応その他の様
々な反応に適した中空部を簡易に形成することができる
実益がある。
【0077】本発明によれば、上記のように、デバイス
本体の硬化又は固化後中空部形成部材を引き抜き等によ
り除去することにより、デバイス本体の外部に連通する
中空部を簡易に形成することができ、中空部がデバイス
本体内部への流体の導管として機能する中空デバイスと
することができる実益がある。
【0078】本発明によれば、上記のように、中空部
を、具体的には、流体の導管としての管状の流路として
いるため、この流路内に流体を導通させて、混合・分離
等の流体の反応に使用することができ、簡易に反応装置
を構成する中空デバイスとすることができる実益があ
る。
【0079】本発明によれば、上記のように、本体用材
料として、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹
脂を使用しているため、これらの樹脂を型に充填して中
空デバイスを簡易にかつ適切に一体成型することができ
ると共に、容易な作業と金属製材料に比べて比較的安価
な材料で中空デバイスを製造することができるため、コ
ストを低減させることができると同時に、その結果、短
期間で新しい中空デバイスに交換しても経済性が良い一
方、デバイス本体を溶融させて簡易に再利用することに
より、環境性、省資源化を実現することもできる実益が
ある。
【0080】また、これらの樹脂は、種類が多いため、
高弾性率や耐薬品性等、中空デバイスの用途に応じて適
切な材質を幅広く選択することができ、中空デバイスを
様々な用途に応じて簡易に対応させることができる実益
があり、更に、この場合、例えば、エポキシ樹脂等の硬
化により透明となる樹脂製材料を使用しているため、中
空部内の状態をデバイス本体の外部から観察することが
でき、流体の反応状態や導通状態を簡易に確認すること
ができる実益がある。
【0081】本発明によれば、上記のように、繊維状の
中空部形成部材を使用しているため、管状の中空部を簡
易に形成することができると共に、その中空部を、例え
ば、直径μm単位等の微細な中空部とすることができる
と同時に、繊維状であることから可撓性を有するため、
デバイス本体から除去し易く、簡易に中空デバイスを製
造することができる実益がある。
【0082】本発明によれば、上記のように、繊維状の
中空部形成部材としては、具体的には、金属製糸、樹脂
製糸、ガラス製糸、カーボン製糸を使用し、これらの糸
が、ある程度の自己保形性を有するため、所定の位置に
設置し易く、また、充分な強度を有するため、デバイス
本体からの除去の際に引っ張り等に充分に耐えることが
でき、断線等によりデバイス本体内部に残留することが
なく、中空部を適切に形成することができる実益があ
る。また、これらの糸を撚り合わせ等により複合的に使
用することにより、合流・分岐する中空部を簡易に形成
することもできる実益がある。
【0083】本発明によれば、上記のように、引き抜き
により、中空部形成部材をデバイス本体から除去してい
るため、接合や接続等の面倒で中空部の精度が低下する
おそれがある作業を要することなく、簡易にかつ適切に
中空部を形成することができる実益がある。
【0084】本発明によれば、上記のように、中空部形
成部材の表面を、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂
のように摩擦係数の小さな材料により被覆しているた
め、中空部形成部材をデバイス本体から除去する際の中
空部形成部材の摩擦抵抗を低減させることができるの
で、中空部型性部材をデバイス本体から引っ張り等によ
り引き抜いて除去する作業を円滑に行うことができ、引
っ張り力の調整が容易になると共に、中空部形成部材や
デバイス本体の変形その他の破損等を防止して適切に中
空部を形成することができる実益がある。
【0085】本発明によれば、上記のように、中空部形
成部材を、デバイス本体からの除去の際の引っ張り力等
により多少の弾性変形をする材質及び大きさから形成し
ているため、中空部形成部材を引っ張り等によりデバイ
ス本体から円滑に除去して、簡易にかつ適切に中空部を
形成することができる実益がある。
【0086】本発明によれば、上記のように、デバイス
本体内部に存在する中空部形成部材を、溶剤等により溶
出させてデバイス本体から除去するため、引き抜きが困
難な複雑な形状の中空部にも簡易に対応して形成するこ
とができると共に、中空部形成部材を除去後に廃棄する
作業を要することなく中空部形成部材を確実に除去する
ことができるので、簡易にかつ適切に中空部を形成する
ことができる実益がある。
【0087】本発明によれば、上記のように、中空部形
成部材の外形を、特に、上記被覆による中空部形成部材
の直径の変化も含めて、中空部の内部形状に符合するよ
うに設定しているため、所望の大きさ及び形状の中空部
を簡易に設定することができる実益がある。
【0088】本発明によれば、上記のように、中空部形
成部材の直径等を、例えば、nm〜μm単位の範囲で設
定することにより、nm〜μm単位の直径を有する微細
な中空部を簡易にかつ適切に形成することができるた
め、マイクロリアクターに適した中空デバイスを簡易に
製造することができる実益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中空デバイスの概略斜視図である。
【図2】本発明の中空デバイスの製造方法を実施する状
態を示し、同図(A)はその概略斜視図、同図(B)は
その概略平面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の中空デバイスの製造
方法を実施する状態の概略斜視図である。
【図4】本発明の更に他の実施の形態の中空デバイスの
製造方法を実施する状態を示し、同図(A)はその概略
斜視図、同図(B)はその概略平面図である。
【符号の説明】
1 金型 1a 貫通孔 2 本体用材料 3 中空部形成部材 4 形状付与部材 3A 金属製糸 10 中空デバイス 12 デバイス本体 14 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安永 ゆかり 東京都品川区東品川2丁目5番8号 住友 ベークライト株式会社内 Fターム(参考) 4G075 AA39 AA62 EB21 EC06 FA01

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバイス本体と前記デバイス本体の内部
    に形成された中空部とを備えた中空デバイスであって、
    前記デバイス本体は本体用材料を硬化又は固化させるこ
    とにより形成され、前記中空部は前記本体用材料の硬化
    又は固化前に前記中空部の形成位置に設置され前記本体
    用材料の硬化又は固化後に前記デバイス本体から除去さ
    れる中空部形成部材により形成されることを特徴とする
    中空デバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された中空デバイスであ
    って、前記中空部は前記デバイス本体の外部に連通して
    いることを特徴とする中空デバイス。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
    された中空デバイスであって、前記中空部が管状の流路
    であることを特徴とする中空デバイス。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    された中空デバイスであって、前記本体用材料は、熱硬
    化性樹脂又は熱可塑性樹脂であることを特徴とする中空
    デバイス。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    された中空デバイスであって、前記中空部形成部材は、
    繊維状であることを特徴とする中空デバイス。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    された中空デバイスであって、前記中空部形成部材は、
    金属、樹脂、ガラス、カーボンのうちのいずれか又は複
    数の組合せの複合材料から成る糸であることを特徴とす
    る中空デバイス。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    された中空デバイスであって、前記中空部形成部材は、
    前記デバイス本体から引き抜かれて前記デバイス本体か
    ら除去されることを特徴とする中空デバイス。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    された中空デバイスであって、前記中空部形成部材は、
    前記中空部形成部材の材料よりも摩擦係数の小さな材料
    から成る被覆層を有することを特徴とする中空デバイ
    ス。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    された中空デバイスであって、前記中空部形成部材は、
    引っ張り力により前記中空部の内径よりも縮径する材料
    から形成されていることを特徴とする中空デバイス。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記
    載された中空デバイスであって、前記中空部形成部材
    は、溶出により前記デバイス本体から除去されることを
    特徴とする中空デバイス。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれかに
    記載された中空デバイスであって、前記中空部形成部材
    は、前記中空部の内部形状に符合する外形を有すること
    を特徴とする中空デバイス。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項11のいずれかに
    記載された中空デバイスであって、前記中空部の直径が
    nm〜μm単位であるマイクロリアクター用の中空デバ
    イスであることを特徴とする中空デバイス。
  13. 【請求項13】 デバイス本体と前記デバイス本体の内
    部に形成された中空部とを備えた中空デバイスであっ
    て、前記デバイス本体は熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂
    から成り、前記中空部の直径がnm〜μm単位であるこ
    とを特徴とする中空デバイス。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載された中空デバイス
    であって、前記中空部が前記デバイス本体の外部に連通
    する管状の流路であるマイクロリアクター用の中空デバ
    イスであることを特徴とする中空デバイス。
  15. 【請求項15】 デバイス本体と前記デバイス本体の内
    部に形成された中空部とを備えた中空デバイスの製造方
    法であって、本体用材料を硬化又は固化させることによ
    り前記デバイス本体を形成し、前記本体用材料の硬化又
    は固化前に前記中空部の形成位置に中空部形成部材を設
    置し前記本体用材料の硬化又は固化後に前記デバイス本
    体から前記中空部形成部材を除去して前記中空部を形成
    することを特徴とする中空デバイスの製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載された中空デバイス
    の製造方法であって、前記本体用材料として熱硬化性樹
    脂又は熱可塑性樹脂を使用することを特徴とする中空デ
    バイスの製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項15又は請求項16のいずれか
    に記載された中空デバイスの製造方法であって、前記中
    空部形成部材が繊維状であることを特徴とする中空デバ
    イスの製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項15乃至請求項17のいずれか
    に記載された中空デバイスの製造方法であって、前記中
    空部形成部材として、金属、樹脂、ガラス、カーボンの
    うちのいずれか又は複数の組合せの複合材料から成る糸
    を使用することを特徴とする中空デバイスの製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項15乃至請求項18のいずれか
    に記載された中空デバイスであって、前記中空部形成部
    材を前記デバイス本体から引き抜いて前記デバイス本体
    から除去することを特徴とする中空デバイスの製造方
    法。
  20. 【請求項20】 請求項15乃至請求項19のいずれか
    に記載された中空デバイスの製造方法であって、前記中
    空部形成部材は、前記中空部形成部材の材料よりも摩擦
    係数の小さな材料から成る被覆層を有することを特徴と
    する中空デバイスの製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項15乃至請求項20のいずれか
    に記載された中空デバイスの製造方法であって、前記中
    空部形成部材を引っ張り力により前記中空部の内径より
    も縮径させながら前記デバイス本体から引き抜いて除去
    することを特徴とする中空デバイスの製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項15乃至請求項18のいずれか
    に記載された中空デバイスであって、前記中空部形成部
    材を溶出させて前記デバイス本体から除去することを特
    徴とする中空デバイスの製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項15乃至請求項22のいずれか
    に記載された中空デバイスの製造方法であって、前記中
    空部形成部材は、前記中空部の内部形状に符合する外形
    を有することを特徴とする中空デバイスの製造方法。
  24. 【請求項24】 請求項15乃至請求項23のいずれか
    に記載された中空デバイスの製造方法であって、前記中
    空部の直径をnm〜μm単位で形成してマイクロリアク
    ター用の中空デバイスを製造することを特徴とする中空
    デバイスの製造方法。
  25. 【請求項25】 デバイス本体と前記デバイス本体の内
    部に形成された中空部とを備えた中空デバイスを有する
    反応装置であって、前記デバイス本体は本体用材料を硬
    化又は固化させることにより形成され、前記中空部は前
    記本体用材料の硬化又は固化前に前記中空部の形成位置
    に設置され前記本体用材料の硬化又は固化後に前記デバ
    イス本体から除去される中空部形成部材により形成され
    ることを特徴とする中空デバイスを備えた反応装置。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載された中空デバイス
    を有する反応装置であって、前記中空部は前記デバイス
    本体の外部に連通する管状の流路であって、前記中空部
    の直径がnm〜μm単位であることを特徴とする中空デ
    バイスを有する反応装置。
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