JP2003311666A - ロボットの教示方法および教示装置 - Google Patents
ロボットの教示方法および教示装置Info
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Abstract
るロボットが、ロボットの各軸の動作可能範囲の制約に
より、要求されたツールの位置・姿勢を実現することが
できなくなることがないよう簡便に教示できるポジショ
ナを有するロボットの教示方法および教示装置を提供す
ることを目的としている。 【解決手段】 ツール軸周りの回転が任意である作業に
対するポジショナ2を有するロボット1の教示におい
て、教示装置3にツール姿勢設定部20とポジショナ角
度設定部30とを備え、前記ポジショナ角度設定部30
により、所望方向ベクトルと作業時のツール方向ベクト
ルとのなす角が最小となるようポジショナ2の角度が設
定され、前記ツール姿勢設定部20により、ツールTが
前記ツール方向ベクトルの向きとなるようロボット1の
各軸値が設定されるものである。
Description
法および教示装置に関する。
として6軸多関節型ロボット(以下、単に6軸ロボット
という)は、アーク溶接、スポット溶接、レーザ切断、
切削、塗装など幅広い分野で用いられている。6軸ロボ
ットは、エンドエフェクタとしてロボットアームに装着
される各種ツールの位置に関する3自由度とツールの姿
勢に関する3自由度の合計6自由度を有するものとさ
れ、これにより可動範囲内の任意の位置・姿勢でツール
を支持し、各種作業を実施することが可能である。
して6軸ロボットを使用する場合は、ツール姿勢に関
し、トーチの中心軸(以下、ツール軸という)周りの回
転量は基本的に任意の設定が可能であり、いわゆる冗長
自由度となる。
により実施する際にその冗長自由度の設定値が不適切で
あると、ロボットの各軸の動作可能範囲の制約により、
要求されたツールの位置・姿勢を実現することができな
くなることがある。このため、教示作業を実施する際に
はダイレクト教示、オフライン教示を問わず、ロボット
を観察しながら教示作業を行う必要があり、オペレータ
の負担が増大するという問題がある。
073号公報には冗長自由度の設定について提案がなさ
れているが、オペレータが基準となるツール姿勢をあら
かじめ教示または入力しておくものとしているため、オ
ペレータの負担を十分に軽減することができないといっ
た問題がある。
るため、ワークの姿勢を調整するポジショナが設けられ
ることがある。そのような場合、ロボットの教示は、一
般的には、ワーク座標系とロボット座標系との関係を調
整しながらなす必要がある。そのため、ロボットにおい
てポジショナが設けられた場合には、オペレータの負担
が増大する。かかるポジショナが設けられた場合におけ
るオペレータの負担増を軽減するため、特開2000−
153483号公報には、ロボット教示装置に教示デー
タ処理ルーチンを設けてなるものが提案されている。
3号公報の提案においては、ツールやポジショナを所望
姿勢とできない場合、いかに教示すべきかについては何
等提案がなされておらず、またポジショナの角度の自動
算出も提案されていない。
術の課題に鑑みなされたものであって、ツール軸周りの
回転に対し冗長自由度を有するロボットが、ロボットの
各軸の動作可能範囲の制約により、要求されたツールの
位置・姿勢を実現することができなくなることがないよ
う簡便に教示できるポジショナを有するロボットの教示
方法および教示装置を提供することを目的としている。
方法は、ツール軸周りの回転が任意である作業に対する
ロボットの教示方法であって、前記ロボットがポジショ
ナを有し、ツールの姿勢を教示するツール姿勢設定手順
と、前記ポジショナの角度を教示するポジショナ角度設
定手順とを含み、前記ポジショナ角度設定手順におい
て、所望方向ベクトルと作業時のツール方向ベクトルと
のなす角が最小となるようポジショナの角度が設定さ
れ、前記ツール姿勢設定手順において、ツールが前記ツ
ール方向ベクトルの向きとなるようロボットの各軸値が
設定されることを特徴とする。
ロボットアームがロボットベースに垂直な平面内に収ま
るようにツール軸周りの回転量が設定されたり、ツール
Y軸斜影ベクトルが教示位置斜影ベクトルと逆向きとな
るようツール軸周りの回転量が設定されたりするのが好
ましい。
ール軸周りの回転が任意である作業に対するロボットの
教示装置であって、前記ロボットがポジショナを有し、
前記教示装置がツール姿勢設定部とポジショナ角度設定
部とを有し、前記ポジショナ角度設定部により、所望方
向ベクトルと作業時のツール方向ベクトルとのなす角が
最小となるようポジショナの角度が設定され、前記ツー
ル姿勢設定部により、ツールが前記ツール方向ベクトル
の向きとなるようロボットの各軸値が設定されることを
特徴とする。
ロボットアームがロボットベースに垂直な平面内に収ま
るようにツール軸周りの回転量が設定されたり、ツール
Y軸斜影ベクトルが教示位置斜影ベクトルと逆向きとな
るようツール軸周りの回転量が設定されたりするのが好
ましい。
は、前記の如く構成されているので、ロボットの各軸の
動作可能範囲の制約により、要求されたツールの位置・
姿勢を実現することができなくなることがないようにロ
ボットを簡便に教示できる。
発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる
実施形態のみに限定されるものではない。
教示方法が適用されるロボットシステムの一例を示す。
このロボットシステム(以下、単にシステムという)K
は、例えばオフラインティーチングによる教示データに
したがってアーク溶接用トーチ(以下、単にトーチとい
う)Tを操作するロボット(マニプレータ)1と、溶接
対象となる各ワークW1、W2(図2参照)を所定の姿勢
で保持するポジショナ2と、ロボット1およびポジショ
ナ2を教示する教示装置3と、教示装置3の教示に従っ
てロボット1およびポジショナ2を制御する制御装置4
とを主要構成要素として備えてなるものとされる。
ョナ2を制御可能とされたロボットコントローラとされ
る。
されるロボットアーム10を有する鉛直軸を中心に回転
可能とされた6軸垂直多関節型ロボットとされ、ロボッ
トアーム10によりトーチTを所定の姿勢で支持しつつ
ワークW1、W2上の溶接線11に沿ってトーチTを移動
させるようにして溶接作業を実施する。
軸I1を中心に傾動自在に支持する傾動軸(システムK
の第7軸、以下単に第7軸という)および水平軸I1に
直交する1つの鉛直軸I2を中心に回転自在に支持する
回転軸(システムKの第8軸、以下単に第8軸という)
の2自由度を有するものとされる。
ール先端の位置およびツール姿勢に関する教示データに
基づいてロボット1およびポジショナ2の各軸指令値を
生成するツール姿勢設定部20およびポジショナ角度設
定部30を含むものとされる。
化処理手段21を含み、システムKの冗長自由度をオペ
レータの監視等に依らず自動的にかつ適切に設定するた
めのツール回転量最適化処理を実施し、またポジショナ
角度設定部30はポジショナ角度最適化処理手段31を
含み、傾動軸の動作範囲を考慮してポジショナ2の角度
を最適な角度をするためのポジショナ角度最適化処理を
実施する。なお、この実施形態では、ポジショナ角度最
適化処理がなされてポジショナ2が最適な角度とされた
後にツール回転量最適化処理がなされてツール回転量が
最適な値とされる。
ショナ角度最適化処理を説明する。なお、以下の説明に
おいては、まずツール回転量最適化処理について説明
し、その後ポジショナ角度最適化処理について説明す
る。
系直交座標系であり、実施形態ではZr軸がロボットベ
ース1aの鉛直軸中心(基準軸中心)に一致するものと
され、また鉛直上方がZr軸方向とされている。なお、
ロボットが壁掛けロボットのように水平に設置される場
合には、基準軸は水平軸とされる。また、この実施形態
では基準軸は鉛直軸とされているが、基準軸は任意に設
定可能である。
た右手系直交座標系であり、実施形態ではその原点が後
掲のポジショナ座標系原点と一致するものとされる。
ル(トーチT)の先端点を原点とする右手系直交座標系
であり、実施形態ではZt軸方向がツール中心軸に沿っ
てロボットアーム10の先端側に向かう方向とされ、Y
t−Zt平面がロボットアーム10の先端点を含むものと
されている。
する右手系直交座標系であり、実施形態ではその原点が
ワーク座標系原点と一致するものとされる。なお、ポジ
ショナ座標系の原点は水平中心軸I1から反ZP軸方向に
距離pLpオフセットした位置とされている。また、ロボ
ット座標系から後掲するポジショナ座標系への並進成分
は(rLx,rLY,rLZ)とされている。
る。
有する6自由度の中の冗長自由度であるツール軸周りの
回転量を自動的にかつ適切に設定するための処理とされ
る。
W1、W2を溶接線11に沿って溶接するとき、教示装置
3には、溶接作業によって要求される5自由度の設定
値、すなわちトーチTの位置(以下、ツール位置とい
う)に関する3自由度の設定値(パラメータ)である溶
接線11上の教示位置(以下、ツール位置パラメータと
いう)(WX ,WY,WZ)(ワーク座標系)と、トーチ
角θTおよび前進角θFにより確定されるトーチTの姿勢
(以下、ツール姿勢という)に関する2自由度の設定値
である各ツール姿勢パラメータo(α),a(β)(ワ
ーク座標系)が予め与えられる。
わち冗長自由度であるツール軸周りの回転量を表わすパ
ラメータ(以下、ツール回転パラメータという)T
(ψ)(ロボット座標系)は、トーチTの先端が鉛直下
方を向き、かつツール座標系のY t軸方向(ツール軸に
垂直かつツール軸からロボット本体手先への方向)がロ
ボット座標系Zr軸のある方向へ向くように設定され
る。
ル座標系のYt軸方向の単位ベクトル(以下、ツールY
軸方向単位ベクトルという)teyをロボット座標系のX
r−Yr平面に投射した射影ベクトル(以下、ツールY軸
射影ベクトルという)reyがトーチTの先端位置を示す
位置ベクトル(ロボット座標系)、すなわち教示位置の
位置ベクトルをロボット座標系のXr−Yr平面に投射し
た射影ベクトル(以下、教示位置射影ベクトルという)
rpp=[rX,rY]Tと方向が逆になれば、ツール座標
系のYt軸がロボット座標系Zr軸の方向を向くようにな
る。
は、ツール姿勢パラメータo,a(α,β)をロボット
座標系に変換して得られるツール姿勢パラメータO
(φ)、A(θ)(zyz型オイラー角、ロボット座標
系)およびトーチ回転パラメータT(ψ)に基づいて下
記式(1)のように表される。
て、記号Cはcos()を表し(例えばCA=cos
A)、記号Sはsin()を表す(例えばSA=sin
A)。なお、zyz型オイラー角とは、座標系xyzを
基準とする姿勢を、この座標系xyzのz軸周りの回転
(回転後の座標系各軸をx´,y´,z´とする)
[O]、y´軸周りの回転(回転後の座標系各軸をx´
´,y´´,z´´とする)[A]およびz´´軸周り
の回転[T]で表す姿勢表記法をいう。
と教示位置射影ベクトルrppとが逆向きであるという条
件から得られる方程式をトーチ回転パラメータT(ψ)
について解くことによって、角度ψを下記式(2)のよ
うに求めることができる。
ーム10がロボット座標系のZr軸を含む1つの平面L1
内に収まることになり、破線で示すロボットアーム10
´のような姿勢となることがない。このためロボット1
の可動範囲を広げることが可能となる。
タT(ψ)を求めるためのより詳細な手順を説明する。
ここでは、ロボット座標系によるツール位置パラメータ
(rX,r Y,rZ)、ツール姿勢パラメータO(φ),
A(θ)およびツール回転パラメータT(ψ)が順次算
出される。
Y,rZ)の算出 ワーク座標系によるツール位置パラメータ(wX,WY,
WZ)をロボット座標系によるツール位置パラメータ(r
X,r Y,rZ)に変換するための変換式を下記式(3)
により示す。
掲する第7軸角度Jt7を示し、添字8は後掲する第8
軸角度Jt8を示す。また、各添字α、βはツール姿勢
パラメータo,aの各値を示す。
w X,WY,WZ)を1つの同次座標系で表した行列
(w X,WY,WZ、1)に乗ぜられる変換行列は、下記
式(4)、(5)、(6)における各変換行列rTp0,
p0Tp、pTWの積とされる。
ポジショナ座標系(第7軸および第8軸が基準位置から
回転していないときのポジショナ座標系、以下、基準ポ
ジショナ座標系という)への変換行列、行列p0Tp:基
準ポジショナ座標系から回転後ポジショナ座標系(第7
軸および第8軸が基準位置から所定角度θ7、θ8それぞ
れ回転したときのポジショナの座標系)への変換行列、
行列PTW:回転後ポジショナ座標系からワーク座標系へ
の変換行列、とされる。
A(θ)の算出 ロボット座標系によるツール姿勢パラメータO(φ)、
A(θ)をワーク座標系によるツール姿勢パラメータo
(α)、a(β)から生成するときの算出方法を下記式
(7)、(8)により示す。
標系によるツール姿勢パラメータ(オイラー角)O、A
との関係により下記式(7)が成り立つ。
列成分に基づいてオイラー角O(φ)を、(3,1)、
(3,3)の各行列成分に基づいてオイラー角A(θ)
をそれぞれ下記式(8)により算出する。
算出
[tjX,tjY,t jZ]Tを下記式(9)により求める。
X,rY]Tと、ツールY軸射影ベクトルreyとが逆向き
になることから下記式(10)が成り立つ。
ppとツールY軸射影ベクトルreyの大きさを合致させ
るための定数であり、下記式(11)により算出され
る。
られる。
ポジショナ角度設定について説明する。このポジショナ
角度最適化処理は、ロボット1が実施する作業内容に応
じた最適なツール姿勢を実現するように、ポジショナ2
の傾動軸である第7軸の角度Jt7および回転軸である
第8軸の角度Jt8の組(以下、ポジショナ角度と称す
る)(Jt7,Jt8)を自動的かつ適切に設定するため
の処理とされる。
ツール方向を鉛直下向(重力方向)に維持することが高
い溶接品質を得るために必要とされる。したがって、本
ポジショナ角度最適化処理においてはツール方向が常に
鉛直下向となるようにポジショナ角度(Jt7,Jt8)
を設定することが目標とされる。ところが、ポジショナ
2の各軸(特に傾動軸)の可動範囲は比較的狭い範囲に
限定されるのが通常であり、ツール方向を常に鉛直下向
に維持することができないため、このような場合にはツ
ール方向をでき得る限り鉛直下向に近い角度に維持する
ようにポジショナ角度(Jt7,Jt8)が設定される。
(6)の変換行列rTp0、p0Tp、pTWの各回転成分(右
辺行列左上の3×3行列)をそれぞれ行列(以下、回転
行列という)rRp0、p0Rp、pRWで表すものとする。こ
のとき、ワーク座標系をロボット座標系に変換する変換
行列の回転成分は下記式(13)により表すことができ
る。
系のZ軸方向(ツール方向)の単位ベクトルをロボット
座標系により表したベクトル、つまりツール方向ベクト
ルretの成分となっている。すなわち、ret=[x,
y,z]Tとすると、下記式(14)が成り立つ。
しいものとされる方向(以下、所望方向という、アーク
溶接においては前掲したとおり鉛直下向き)の方向ベク
トル(以下、所望方向ベクトルという)rdtをrdt=
[a,b,c]Tとすると、ツール方向ベクトルretと
所望方向ベクトルrdtとがなす角θについて、ベクトル
の内積から下記式(15)に示す関係が得られる。
合、つまり両ベクトルret、rdtのなす角θが値0のと
きcosθ=1,すなわち式(15)の値が1となる。
また、両ベクトルret、rdtのなす角θが大きくなるに
つれて式(15)の左辺の値は大きくなる。したがっ
て、式(15)の左辺を関数gとおき、この関数gの増
減を調べることによって両ベクトルret、rdtのなす角
θを最小とするポジショナ角度(Jt7,Jt8)を設定
することが可能となる。
きであるとき、そのベクトル成分は(0,0,−1)
(ロボット座標系)となり、下記式(16)に示すよう
に、トーチ方向ベクトルのz成分を関数f(Jt7,J
t8)と置ける。ただし、g=−fである。
はトーチ方向を下向きになるべく近い方向とするよう
に、関数f(Jt7,Jt8)の値が極小となるようポジ
ショナ角度(Jt7,Jt8)を選定する。すなわち、式
(16)を微分して下記式(17)を得る。
(Jt7,Jt8)が極値をとるときの第7軸角度Jt7
を算出する。この結果、Jt7=±180−α、−αが
得られる。ここで、ツール姿勢パラメータAの値β(ワ
ーク座標系)によって場合分けが必要となる。
きの解を表形式にまとめて示す。また、図7に、図6の
解の組み合せの中で関数f(Jt7,Jt8)を最小とす
る組み合わせを抽出したものを表形式で示す。
ル座標系のYt軸方向がロボット座標系のZr軸(ロボッ
ト鉛直中心)の方向へ向くようにロボット1の冗長自由
度であるトーチTの軸周りの回転量が設定されるので、
ロボットアームが垂直な平面内に収まりロボット1の可
動範囲を広げるように自動的かつ適切にロボット1の冗
長自由度を設定することが可能となる。
方向ないしはでき得るかぎりそれに近い方向とするよう
に、ツール方向の方向ベクトルと所望方向の方向ベクト
ルとのなす角が最小となるようにポジショナ2の各軸
値、つまりポジショナ角度が設定されるので、自動的か
つ適切にポジショナ角度を設定することが可能となる。
度を最適値とした後、そのときのツール姿勢に対応させ
てツールの回転量が最適値となるようにロボットの各軸
値が設定される。
てきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるも
のではなく、種々改変が可能である。例えば、本実施形
態においては、アーク溶接トーチを有するロボットを例
に採り説明されているが、本発明の適用はアーク溶接ト
ーチを有するロボットに限定されるものではなく、各種
ツールを有するロボットに適用できる。また、本実施形
態ではポジショナを有する場合について説明されている
が、ポジショナを有しない場合についても当然に適用で
きる。その場合には、当然のことながら前記2のツール
回転量最適化処理のみが実施される。
の教示方法および教示装置によれば、ロボットの各軸の
動作可能範囲の制約により、要求されたツールの位置・
姿勢を実現することができなくなることがないようにロ
ボットを簡便に教示できるという優れた効果が得られ
る。
適用されるロボットシステムの概略図である。
対的なツール先端の位置およびツール姿勢の設定を示す
模式図である。
す模式図である。
化処理の基本概念を示す模式図である。
ツール回転量の設定結果を示す模式図である。
軸値設定の中間結果を示すテーブル図である。
各軸値設定の最終結果を示すテーブル図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ツール軸周りの回転が任意である作業に
対するロボットの教示方法であって、 前記ロボットがポジショナを有し、 ツールの姿勢を教示するツール姿勢設定手順と、前記ポ
ジショナの角度を教示するポジショナ角度設定手順とを
含み、 前記ポジショナ角度設定手順において、所望方向ベクト
ルと作業時のツール方向ベクトルとのなす角が最小とな
るようポジショナの角度が設定され、 前記ツール姿勢設定手順において、ツールが前記ツール
方向ベクトルの向きとなるようロボットの各軸値が設定
されることを特徴とするロボットの教示方法。 - 【請求項2】 ロボットアームがロボットベースに垂直
な平面内に収まるようにツール軸周りの回転量が設定さ
れることを特徴とする請求項1記載のロボットの教示方
法。 - 【請求項3】 ツールY軸斜影ベクトルが教示位置斜影
ベクトルと逆向きとなるようツール軸周りの回転量が設
定されることを特徴とする請求項1記載のロボットの教
示方法。 - 【請求項4】 ツール軸周りの回転が任意である作業に
対するロボットの教示装置であって、 前記ロボットがポジショナを有し、 前記教示装置がツール姿勢設定部とポジショナ角度設定
部とを有し、 前記ポジショナ角度設定部により、所望方向ベクトルと
作業時のツール方向ベクトルとのなす角が最小となるよ
うポジショナの角度が設定され、 前記ツール姿勢設定部により、ツールが前記ツール方向
ベクトルの向きとなるようロボットの各軸値が設定され
ることを特徴とするロボットの教示装置。 - 【請求項5】 ロボットアームがロボットベースに垂直
な平面内に収まるようにツール軸周りの回転量が設定さ
れることを特徴とする請求項4記載のロボットの教示装
置。 - 【請求項6】 ツールY軸斜影ベクトルが教示位置斜影
ベクトルと逆向きとなるようツール軸周りの回転量が設
定されることを特徴とする請求項4記載のロボットの教
示装置。
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