JP2003311268A - 排水処理装置及び排水処理方法 - Google Patents
排水処理装置及び排水処理方法Info
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- JP2003311268A JP2003311268A JP2002119651A JP2002119651A JP2003311268A JP 2003311268 A JP2003311268 A JP 2003311268A JP 2002119651 A JP2002119651 A JP 2002119651A JP 2002119651 A JP2002119651 A JP 2002119651A JP 2003311268 A JP2003311268 A JP 2003311268A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Activated Sludge Processes (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 分離膜の洗浄性を良好に保ちつつ、生物処理
に必要な酸素の溶解効率を向上できる排水処理装置を提
供する 【解決手段】 該膜分離槽の内部に配設された膜分離装
置と、散気装置と、該膜分離槽へ液体を流入させる送液
ポンプと、該送液ポンプの下流にインラインミキサーを
有し、該インラインミキサーの上流と、該インラインミ
キサーの途中及び/又は該インラインミキサーの下流と
に、気体を送る送気手段を有してなる排水処理装置は、
膜分離装置の運転条件に応じて膜分離槽に供給する気泡
の大きさを変更することができるため、分離膜の洗浄性
に悪影響を与えることなく、酸素の溶解効率を向上させ
ることができる。
に必要な酸素の溶解効率を向上できる排水処理装置を提
供する 【解決手段】 該膜分離槽の内部に配設された膜分離装
置と、散気装置と、該膜分離槽へ液体を流入させる送液
ポンプと、該送液ポンプの下流にインラインミキサーを
有し、該インラインミキサーの上流と、該インラインミ
キサーの途中及び/又は該インラインミキサーの下流と
に、気体を送る送気手段を有してなる排水処理装置は、
膜分離装置の運転条件に応じて膜分離槽に供給する気泡
の大きさを変更することができるため、分離膜の洗浄性
に悪影響を与えることなく、酸素の溶解効率を向上させ
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下排水処理や産業
排水処理における固液分離など、特に汚濁性の高い液体
の濾過処理に用いられる排水処理装置及び排水処理方法
に関する。
排水処理における固液分離など、特に汚濁性の高い液体
の濾過処理に用いられる排水処理装置及び排水処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、膜分離の技術は、無菌水、飲
料水、高度純水の製造、空気の浄化等に数多く使用され
てきたが、これらの用途に加えて、近年では、下水処理
場における2次処理、3次処理や、浄化槽における固液
分離、産業排水中の懸濁物質の固液分離など、高汚濁性
水の処理用途に用いられるようになっている。
料水、高度純水の製造、空気の浄化等に数多く使用され
てきたが、これらの用途に加えて、近年では、下水処理
場における2次処理、3次処理や、浄化槽における固液
分離、産業排水中の懸濁物質の固液分離など、高汚濁性
水の処理用途に用いられるようになっている。
【0003】中でも、活性汚泥中に分離膜を浸漬させ、
その下方よりバブリングを行い、微生物による好気的処
理と分離膜の洗浄を同時に行う方法は、汚泥の沈降性に
かかわらず良好な分離が可能であることや、MLSS濃
度を高めて容積あたりの処理効率を高めることができる
といった利点があるため、近年注目を集めており、実用
化が進みつつある。
その下方よりバブリングを行い、微生物による好気的処
理と分離膜の洗浄を同時に行う方法は、汚泥の沈降性に
かかわらず良好な分離が可能であることや、MLSS濃
度を高めて容積あたりの処理効率を高めることができる
といった利点があるため、近年注目を集めており、実用
化が進みつつある。
【0004】しかしながら、MLSS濃度を高くする
と、粘度が上昇して酸素の溶解効率が低下するため、微
生物による処理の効率が低下するという問題がある。酸
素の溶解効率を向上させるために、特開2000−33
4485号公報には、曝気槽内の水をポンプで散気管に
供給し、ポンプの吸引側にインラインミキサーを設置し
て気体を溶解させる方法が記載されている。しかしなが
らこの方法は、インラインミキサーによって気泡が微細
化されるため、高い上昇流速を得る事ができず、従って
分離膜を使用する場合、充分に洗浄できないという問題
があった。
と、粘度が上昇して酸素の溶解効率が低下するため、微
生物による処理の効率が低下するという問題がある。酸
素の溶解効率を向上させるために、特開2000−33
4485号公報には、曝気槽内の水をポンプで散気管に
供給し、ポンプの吸引側にインラインミキサーを設置し
て気体を溶解させる方法が記載されている。しかしなが
らこの方法は、インラインミキサーによって気泡が微細
化されるため、高い上昇流速を得る事ができず、従って
分離膜を使用する場合、充分に洗浄できないという問題
があった。
【0005】特開平7−185270号公報、特開平8
−187494号公報には、微細気泡を出す散気管と、
粗気泡を出す散気管とを配置する方法が開示されてい
る。しかしながらこの方法は、散気管が2種類必要であ
り、その設置スペースが増加することや、微細気泡用の
散気管の吐出口径が小さい為に詰まりやすいなどの問題
があった。
−187494号公報には、微細気泡を出す散気管と、
粗気泡を出す散気管とを配置する方法が開示されてい
る。しかしながらこの方法は、散気管が2種類必要であ
り、その設置スペースが増加することや、微細気泡用の
散気管の吐出口径が小さい為に詰まりやすいなどの問題
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、酸素の溶解
効率を高めつつ、安定した濾過処理を行うことのできる
排水処理装置及び排水処理方法を提供することを目的と
する。
効率を高めつつ、安定した濾過処理を行うことのできる
排水処理装置及び排水処理方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の要旨
は、膜分離槽と、該膜分離槽の内部に配設された膜分離
装置と散気装置と、該膜分離槽へ液体を流入させる送液
ポンプと、該送液ポンプの下流にインラインミキサーを
有し、該インラインミキサーの上流と、該インラインミ
キサーの途中及び/又は該インラインミキサーの下流と
に、気体を送る送気手段を有してなる排水処理装置、で
ある。
は、膜分離槽と、該膜分離槽の内部に配設された膜分離
装置と散気装置と、該膜分離槽へ液体を流入させる送液
ポンプと、該送液ポンプの下流にインラインミキサーを
有し、該インラインミキサーの上流と、該インラインミ
キサーの途中及び/又は該インラインミキサーの下流と
に、気体を送る送気手段を有してなる排水処理装置、で
ある。
【0008】また、前記インラインミキサーの上流と、
前記インラインミキサーの途中及び/又は前記インライ
ンミキサーの下流とに送る気体の送気量を調節する手段
を有すると、膜分離槽内に供給される気体の形状を目的
に応じて変更できるため好ましい。
前記インラインミキサーの途中及び/又は前記インライ
ンミキサーの下流とに送る気体の送気量を調節する手段
を有すると、膜分離槽内に供給される気体の形状を目的
に応じて変更できるため好ましい。
【0009】前記気体の送気量を調節する手段は、前記
インラインミキサーの上流と、前記インラインミキサー
の途中及び/又は前記インラインミキサーの下流とに気
体を送る送気管に設けられたバルブであるか、又は送気
管に接続された複数の送気手段であると、気体の送気量
や送気位置をさまざまに設定できるため好ましい。
インラインミキサーの上流と、前記インラインミキサー
の途中及び/又は前記インラインミキサーの下流とに気
体を送る送気管に設けられたバルブであるか、又は送気
管に接続された複数の送気手段であると、気体の送気量
や送気位置をさまざまに設定できるため好ましい。
【0010】また、気体を前記インラインミキサーの上
流へ送る際は、前記送液ポンプの上流に送るように構成
すると、送液ポンプによって気泡が砕かれた後、インラ
インミキサーに流入するため、酸素の溶解効率がより高
くなり好ましい。
流へ送る際は、前記送液ポンプの上流に送るように構成
すると、送液ポンプによって気泡が砕かれた後、インラ
インミキサーに流入するため、酸素の溶解効率がより高
くなり好ましい。
【0011】また、前記インラインミキサーがスタティ
ックミキサーからなるか、又は管内に螺旋状の整流板を
有する流入部と、管内に突起物を有するエゼクター部と
からなると、酸素の溶解効率が高く好ましい。
ックミキサーからなるか、又は管内に螺旋状の整流板を
有する流入部と、管内に突起物を有するエゼクター部と
からなると、酸素の溶解効率が高く好ましい。
【0012】本発明の第二の要旨は、膜分離槽の内部に
膜分離装置及び散気装置を配設し、該膜分離槽へ液体を
流入させる送液ポンプと、該膜分離槽へ気体を送る送気
手段とを配設すると共に、該送液ポンプの下流にインラ
インミキサーを配設し、該送気手段からの気体を、該イ
ンラインミキサーの上流と、該インラインミキサーの途
中及び/又は該インラインミキサーの下流とに送る排水
処理方法である。
膜分離装置及び散気装置を配設し、該膜分離槽へ液体を
流入させる送液ポンプと、該膜分離槽へ気体を送る送気
手段とを配設すると共に、該送液ポンプの下流にインラ
インミキサーを配設し、該送気手段からの気体を、該イ
ンラインミキサーの上流と、該インラインミキサーの途
中及び/又は該インラインミキサーの下流とに送る排水
処理方法である。
【0013】また、前記インラインミキサーの上流と、
前記インラインミキサーの途中及び/又は前記インライ
ンミキサーの下流とに送る気体の送気量を調節すると、
膜分離槽内に供給される気体の形状を目的に応じて変更
できるため好ましい。
前記インラインミキサーの途中及び/又は前記インライ
ンミキサーの下流とに送る気体の送気量を調節すると、
膜分離槽内に供給される気体の形状を目的に応じて変更
できるため好ましい。
【0014】気体の送気量を調節するにあたっては、前
記インラインミキサーの上流と、前記インラインミキサ
ーの途中及び/又は前記インラインミキサーの下流とに
気体を送る送気管に設けられたバルブを用いるか、又は
送気管に接続された複数の送気手段を用いると、気体の
送気量や送気位置をさまざまに設定できるため好ましい
記インラインミキサーの上流と、前記インラインミキサ
ーの途中及び/又は前記インラインミキサーの下流とに
気体を送る送気管に設けられたバルブを用いるか、又は
送気管に接続された複数の送気手段を用いると、気体の
送気量や送気位置をさまざまに設定できるため好ましい
【0015】また、前記送気手段からの気体を、前記イ
ンラインミキサーの上流に切り替える際は、前記送液ポ
ンプの上流に切り替えるように構成すると、送液ポンプ
によって気泡が砕かれた後、インラインミキサーに流入
するため、酸素の溶解効率がより高くなり好ましい。
ンラインミキサーの上流に切り替える際は、前記送液ポ
ンプの上流に切り替えるように構成すると、送液ポンプ
によって気泡が砕かれた後、インラインミキサーに流入
するため、酸素の溶解効率がより高くなり好ましい。
【0016】また、前記インラインミキサーがスタティ
ックミキサーからなるか、又は管内に螺旋状の整流板を
有する流入部と、管内に突起物を有するエゼクター部と
からなると、酸素の溶解効率が高く好ましい。
ックミキサーからなるか、又は管内に螺旋状の整流板を
有する流入部と、管内に突起物を有するエゼクター部と
からなると、酸素の溶解効率が高く好ましい。
【0017】また、前記膜分離装置の濾過を間欠的に行
うと共に、濾過停止時には前記送気手段からの気体を前
記インラインミキサーの上流に切り替えると、酸素の溶
解効率が向上するため好ましい。この際、気体を前記送
液ポンプの上流に切り替えるとより好ましい。
うと共に、濾過停止時には前記送気手段からの気体を前
記インラインミキサーの上流に切り替えると、酸素の溶
解効率が向上するため好ましい。この際、気体を前記送
液ポンプの上流に切り替えるとより好ましい。
【0018】さらに、前記膜分離装置の濾過時には、前
記送気手段からの気体を前記インラインミキサーの途中
及び/又は前記インラインミキサーの下流に切り替える
と、濾過を長期間安定して行うことができるため好まし
い。
記送気手段からの気体を前記インラインミキサーの途中
及び/又は前記インラインミキサーの下流に切り替える
と、濾過を長期間安定して行うことができるため好まし
い。
【0019】また、前記膜分離装置の濾過速度を一日の
内で変化させると共に、設定した濾過流速よりも高い流
速で濾過するときは、前記送気手段からの気体を前記イ
ンラインミキサーの下流に供給し、設定した濾過流速よ
りも低い流速で濾過するときは、前記送気手段からの気
体を前記送液ポンプの上流又は前記インラインミキサー
の途中に供給すると、酸素をより効率的に溶解させるこ
とができ好ましい。前記設定した濾過流速は、一日の平
均濾過流速の75%であると、濾過に悪影響を及ぼすこ
となく酸素の溶解効率を高めることができ、好ましい。
内で変化させると共に、設定した濾過流速よりも高い流
速で濾過するときは、前記送気手段からの気体を前記イ
ンラインミキサーの下流に供給し、設定した濾過流速よ
りも低い流速で濾過するときは、前記送気手段からの気
体を前記送液ポンプの上流又は前記インラインミキサー
の途中に供給すると、酸素をより効率的に溶解させるこ
とができ好ましい。前記設定した濾過流速は、一日の平
均濾過流速の75%であると、濾過に悪影響を及ぼすこ
となく酸素の溶解効率を高めることができ、好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明の排水処理装置の一例を示す概略
図である。この排水処理装置は、膜分離槽1内に設けら
れた膜分離装置2と、この膜分離装置2の下方に設けた
散気装置3と、該膜分離槽1へ液体を流入させる送液ポ
ンプ4と、該膜分離槽1へ気体を送る送気手段5とから
構成されている。膜分離装置2は、少なくとも上下が解
放された概略直方体の形状をなしており、その内部には
図示しないが通常複数個の膜モジュールが配設されてい
る。
する。図1は、本発明の排水処理装置の一例を示す概略
図である。この排水処理装置は、膜分離槽1内に設けら
れた膜分離装置2と、この膜分離装置2の下方に設けた
散気装置3と、該膜分離槽1へ液体を流入させる送液ポ
ンプ4と、該膜分離槽1へ気体を送る送気手段5とから
構成されている。膜分離装置2は、少なくとも上下が解
放された概略直方体の形状をなしており、その内部には
図示しないが通常複数個の膜モジュールが配設されてい
る。
【0021】膜分離槽1には、浄化処理すべき原水が導
入される。原水は、膜分離槽1内に保持された活性汚泥
により浄化される。この際、送気手段5から送られる気
体が、膜分離装置2の洗浄に用いられると共に、気体中
の酸素が原液の浄化に利用される。送気手段5は、膜分
離槽1内に空気や酸素を送り込むためのものであり、ブ
ロワーを用いることが好ましいが、その他ガスボンベ、
圧縮タンク等を用いることもできる。
入される。原水は、膜分離槽1内に保持された活性汚泥
により浄化される。この際、送気手段5から送られる気
体が、膜分離装置2の洗浄に用いられると共に、気体中
の酸素が原液の浄化に利用される。送気手段5は、膜分
離槽1内に空気や酸素を送り込むためのものであり、ブ
ロワーを用いることが好ましいが、その他ガスボンベ、
圧縮タンク等を用いることもできる。
【0022】送液ポンプ4の下流には、膜分離槽1内に
送液される液体に対し、送気手段5から送られる気体を
混入させるためのインラインミキサー6が設けられてい
る。さらに、インラインミキサー6の上流と、インライ
ンミキサー6の途中及び/又は下流とに気体を供給する
ための送気管7と、気体の送気位置或いは量を調整する
ためのバルブ8a、8b、8cが設けられている。
送液される液体に対し、送気手段5から送られる気体を
混入させるためのインラインミキサー6が設けられてい
る。さらに、インラインミキサー6の上流と、インライ
ンミキサー6の途中及び/又は下流とに気体を供給する
ための送気管7と、気体の送気位置或いは量を調整する
ためのバルブ8a、8b、8cが設けられている。
【0023】このようにインラインミキサー6及びバル
ブ8a、8b、8cが設けられているため、気体の供給場
所や供給量を目的に応じて変化させることができる。す
なわち、酸素の溶解効率を優先するときには、気体をイ
ンラインミキサー6の上流に供給すると、気体が微細気
泡となるため溶解効率を向上させることができる。
ブ8a、8b、8cが設けられているため、気体の供給場
所や供給量を目的に応じて変化させることができる。す
なわち、酸素の溶解効率を優先するときには、気体をイ
ンラインミキサー6の上流に供給すると、気体が微細気
泡となるため溶解効率を向上させることができる。
【0024】バルブは、図1及び4に示すように、3個
配置すると、それぞれの開閉条件により、一つの経路の
みや、複数の経路に同時に気体を供給することができ
る。また、多方バルブを用いて、インラインミキサー6
の上流、途中、下流にそれぞれ流路が切り替わるように
してもよい。また、バルブを2個配置し、インラインミ
キサー6の上流と下流とに流路を切り替えるか、又は上
流と途中とに流路を切り替えるか、あるいは上流と、途
中及び下流に切り替えるようにすることもできる。
配置すると、それぞれの開閉条件により、一つの経路の
みや、複数の経路に同時に気体を供給することができ
る。また、多方バルブを用いて、インラインミキサー6
の上流、途中、下流にそれぞれ流路が切り替わるように
してもよい。また、バルブを2個配置し、インラインミ
キサー6の上流と下流とに流路を切り替えるか、又は上
流と途中とに流路を切り替えるか、あるいは上流と、途
中及び下流に切り替えるようにすることもできる。
【0025】インラインミキサー6の上流と、インライ
ンミキサー6の途中及び/又は下流とに供給する気体の
送気量を調整するにあたっては、送気管7に複数の送気
手段を接続し、各々の送気手段を単独或いは組み合わせ
て稼動させることにより調節することもできる。
ンミキサー6の途中及び/又は下流とに供給する気体の
送気量を調整するにあたっては、送気管7に複数の送気
手段を接続し、各々の送気手段を単独或いは組み合わせ
て稼動させることにより調節することもできる。
【0026】例えば、インラインミキサー6の上流/途
中/下流への各々の送気管に一つずつブロワー等の送気
手段を接続し、供給したい個所に対応する送気手段を稼
動させればよい。また、送気手段を2台とし、バルブを
併用することにより、送気量を調節することも可能であ
る。
中/下流への各々の送気管に一つずつブロワー等の送気
手段を接続し、供給したい個所に対応する送気手段を稼
動させればよい。また、送気手段を2台とし、バルブを
併用することにより、送気量を調節することも可能であ
る。
【0027】インラインミキサー6の上流に気体を供給
するにあたっては、気体を送液ポンプ4の上流に供給す
ると、気体が送液ポンプ4によって砕かれ、その後さら
にインラインミキサー6によって液体と混合され、溶解
効率が更に向上するためより好ましい。
するにあたっては、気体を送液ポンプ4の上流に供給す
ると、気体が送液ポンプ4によって砕かれ、その後さら
にインラインミキサー6によって液体と混合され、溶解
効率が更に向上するためより好ましい。
【0028】膜分離装置2の洗浄性を優先するときに
は、インラインミキサー6の途中か下流のいずれか、又
はその両方に気体を供給すると、気体が粗大気泡となる
ため、散気装置3から吐出された後、充分な上昇速度を
得ることができ、従って膜分離装置2を良好に洗浄する
ことができる。
は、インラインミキサー6の途中か下流のいずれか、又
はその両方に気体を供給すると、気体が粗大気泡となる
ため、散気装置3から吐出された後、充分な上昇速度を
得ることができ、従って膜分離装置2を良好に洗浄する
ことができる。
【0029】インラインミキサー6の途中に気体を供給
すると、液体中の気泡の大きさは、下流に気体を供給す
る場合と、上流に気体を供給する場合の中間的なものと
なり、溶解効率及び膜分離装置の洗浄性も両者の中間的
なものとなる。
すると、液体中の気泡の大きさは、下流に気体を供給す
る場合と、上流に気体を供給する場合の中間的なものと
なり、溶解効率及び膜分離装置の洗浄性も両者の中間的
なものとなる。
【0030】送液ポンプ4により散気装置3に供給され
る液体としては、原水、活性汚泥、濾液、水道水、井戸
水等を用いることができる。中でも、原水又は活性汚泥
を用いると、濾過すべき液量が増加することがないため
好ましい。
る液体としては、原水、活性汚泥、濾液、水道水、井戸
水等を用いることができる。中でも、原水又は活性汚泥
を用いると、濾過すべき液量が増加することがないため
好ましい。
【0031】活性汚泥を用いる場合、図1の例のよう
に、膜分離槽1内の活性汚泥を送液ポンプ4により引き
抜き、散気装置3を通して再び膜分離槽1内に戻す。ま
た、図4の例のように、膜分離槽1と無酸素槽13を設
け、両者の間で活性汚泥を循環させて、BOD処理と併
せて脱窒処理を行う場合では、無酸素槽13から活性汚
泥を送液ポンプ4により引き抜き、散気装置3を通して
膜分離槽1内に供給し、膜分離槽1から自然流下などの
方法で無酸素槽13へ活性汚泥を戻す。この場合、両槽
の間で活性汚泥を循環させるために必要なポンプと送液
ポンプ4を兼ねることができるためより好ましい。
に、膜分離槽1内の活性汚泥を送液ポンプ4により引き
抜き、散気装置3を通して再び膜分離槽1内に戻す。ま
た、図4の例のように、膜分離槽1と無酸素槽13を設
け、両者の間で活性汚泥を循環させて、BOD処理と併
せて脱窒処理を行う場合では、無酸素槽13から活性汚
泥を送液ポンプ4により引き抜き、散気装置3を通して
膜分離槽1内に供給し、膜分離槽1から自然流下などの
方法で無酸素槽13へ活性汚泥を戻す。この場合、両槽
の間で活性汚泥を循環させるために必要なポンプと送液
ポンプ4を兼ねることができるためより好ましい。
【0032】なお、図1の例と同様に膜分離槽1から送
液ポンプ4により活性汚泥を引き抜き、膜分離槽1に戻
すことも可能であるが、その場合、循環ポンプが別途必
要となる。
液ポンプ4により活性汚泥を引き抜き、膜分離槽1に戻
すことも可能であるが、その場合、循環ポンプが別途必
要となる。
【0033】散気装置3に供給する液体として原水を用
いる場合は、散気装置3が閉塞する懸念をなくすため、
送液ポンプに通す前に、スクリーン等を通して大きな固
形物を予め取り除いておくことが好ましい。使用するス
クリーン等は、目開き0.5〜3mm程度のものが好まし
い。
いる場合は、散気装置3が閉塞する懸念をなくすため、
送液ポンプに通す前に、スクリーン等を通して大きな固
形物を予め取り除いておくことが好ましい。使用するス
クリーン等は、目開き0.5〜3mm程度のものが好まし
い。
【0034】散気装置3に供給する液体として原水又は
活性汚泥を用いる場合は、スクリーン等により予め大き
な固形物を除いた場合であっても、なお散気装置3が閉
塞する懸念が残ることから、散気装置3を洗浄するた
め、清澄な液体を供給する手段を設けることが好まし
い。清澄な液体としては、水道水、井戸水、濾液を用い
ることができる。また、酸、アルカリ、酸化剤、洗剤等
の薬剤を併用することもできる。洗浄は、タイマー等を
用いて定期的に自動で行ってもよいし、必要に応じて手
動でおこなってもよい。
活性汚泥を用いる場合は、スクリーン等により予め大き
な固形物を除いた場合であっても、なお散気装置3が閉
塞する懸念が残ることから、散気装置3を洗浄するた
め、清澄な液体を供給する手段を設けることが好まし
い。清澄な液体としては、水道水、井戸水、濾液を用い
ることができる。また、酸、アルカリ、酸化剤、洗剤等
の薬剤を併用することもできる。洗浄は、タイマー等を
用いて定期的に自動で行ってもよいし、必要に応じて手
動でおこなってもよい。
【0035】散気装置3は、合成樹脂や金属等のパイプ
や箱に、孔やスリットを開口させたものを使用すること
ができる。一つ一つの孔やスリットの開口面積として
は、閉塞を防ぐためには7mm2以上が好ましく、25m
m2以上がより好ましい。一方、あまり大きくすると散
気の均一性を保ち難くなるため、350mm2以下が好
ましく、180mm2以下がより好ましい。
や箱に、孔やスリットを開口させたものを使用すること
ができる。一つ一つの孔やスリットの開口面積として
は、閉塞を防ぐためには7mm2以上が好ましく、25m
m2以上がより好ましい。一方、あまり大きくすると散
気の均一性を保ち難くなるため、350mm2以下が好
ましく、180mm2以下がより好ましい。
【0036】インラインミキサー6としては、液体中に
気体を効率的に溶解させることができるものを使用す
る。例としては、図2に示すように、配管中に整流板9
を配して、流体が配管中を螺旋状やジグザグ状に流れる
ようにしたスタティックミキサーを挙げることができ
る。スタティックミキサーを用いる場合は、複数を直列
に並べて用いると、気体の溶解効率はより高くなる。ま
た、複数を並列に並べて使用することもできる。
気体を効率的に溶解させることができるものを使用す
る。例としては、図2に示すように、配管中に整流板9
を配して、流体が配管中を螺旋状やジグザグ状に流れる
ようにしたスタティックミキサーを挙げることができ
る。スタティックミキサーを用いる場合は、複数を直列
に並べて用いると、気体の溶解効率はより高くなる。ま
た、複数を並列に並べて使用することもできる。
【0037】また、別の例としては図3に示すように、
管内に整流板9を有する流入部10と、管内に突起物1
1を有するエゼクター部12とからなるものを挙げるこ
とができる。流入部10の整流板9は、板状、螺旋状等
の形状であり、エゼクター部12の突起物11は、円筒
状、円錐状、角柱状、角錐状、キノコ状等の形状であ
る。このタイプのインラインミキサーは、前述のスタテ
ィックミキサーと比較すると、小さな圧力損失で高い溶
解効率を達成できるため、より好ましい。また、複数を
直列又は並列に並べて使用することもできる。
管内に整流板9を有する流入部10と、管内に突起物1
1を有するエゼクター部12とからなるものを挙げるこ
とができる。流入部10の整流板9は、板状、螺旋状等
の形状であり、エゼクター部12の突起物11は、円筒
状、円錐状、角柱状、角錐状、キノコ状等の形状であ
る。このタイプのインラインミキサーは、前述のスタテ
ィックミキサーと比較すると、小さな圧力損失で高い溶
解効率を達成できるため、より好ましい。また、複数を
直列又は並列に並べて使用することもできる。
【0038】本発明に使用される分離膜としては、平膜
タイプ、中空糸膜タイプ、管状膜タイプ、袋状膜タイプ
等の形状を適用することができる。膜の材質としては、
セルロース系、ポリオレフィン系、ポリスルホン系、ポ
リビニルアルコール系、ポリメチルメタクリレート系、
ポリビニリデンフルオライド、ポリ4フッ化エチレン、
セラミック等を適用することができるが、加工性、散気
時の揺れ対応性等の観点から強度の高いポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフィン系素材が好ましく用
いられる。
タイプ、中空糸膜タイプ、管状膜タイプ、袋状膜タイプ
等の形状を適用することができる。膜の材質としては、
セルロース系、ポリオレフィン系、ポリスルホン系、ポ
リビニルアルコール系、ポリメチルメタクリレート系、
ポリビニリデンフルオライド、ポリ4フッ化エチレン、
セラミック等を適用することができるが、加工性、散気
時の揺れ対応性等の観点から強度の高いポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフィン系素材が好ましく用
いられる。
【0039】また、本発明に使用される膜の孔径として
は、特に限定されるものではなく、0.001〜1μm
程度のもの、あるいはそれ以上の孔径のものを用いるこ
とが可能であり、固液分離の対象となる物質の粒径に応
じて選択され、例えば活性汚泥の固液分離に用いるなら
ば、0.5μm以下とするのが好ましく、また、浄水の
濾過のように、除菌が必要な場合は0.1μm以下とす
るのが好ましい。
は、特に限定されるものではなく、0.001〜1μm
程度のもの、あるいはそれ以上の孔径のものを用いるこ
とが可能であり、固液分離の対象となる物質の粒径に応
じて選択され、例えば活性汚泥の固液分離に用いるなら
ば、0.5μm以下とするのが好ましく、また、浄水の
濾過のように、除菌が必要な場合は0.1μm以下とす
るのが好ましい。
【0040】気体をインラインミキサー6の上流/途中
/下流に切り替えるにあたっては、膜分離装置2の運転
条件に併せて切換操作を行うことがより好ましい。すな
わち、膜分離装置2の濾過を間欠的に行い、膜分離装置
2の停止時に、気体をインラインミキサー6の上流に供
給すると、膜分離装置2の濾過安定性を損なうことなく
溶解効率を向上させることができる。
/下流に切り替えるにあたっては、膜分離装置2の運転
条件に併せて切換操作を行うことがより好ましい。すな
わち、膜分離装置2の濾過を間欠的に行い、膜分離装置
2の停止時に、気体をインラインミキサー6の上流に供
給すると、膜分離装置2の濾過安定性を損なうことなく
溶解効率を向上させることができる。
【0041】また、膜分離装置2の濾過時には、気体を
インラインミキサー6の途中又は下流、あるいはその両
方に切り替えて供給すると、分離膜の洗浄に好適な大き
さの気泡を供給することができる。
インラインミキサー6の途中又は下流、あるいはその両
方に切り替えて供給すると、分離膜の洗浄に好適な大き
さの気泡を供給することができる。
【0042】排水処理における原水の流入は時間によっ
て変動する場合が多い。その場合、流量調整槽を設ける
ことにより、膜分離槽1に供給する原水量を一定に保つ
ことができる。一方、流量調整槽を設置できない場合、
膜分離槽1の水位を変化させることによってもある程度
流量変動を吸収できるが、原水量の変動に応じて膜分離
装置2の濾過流速を変動させることが好ましい。
て変動する場合が多い。その場合、流量調整槽を設ける
ことにより、膜分離槽1に供給する原水量を一定に保つ
ことができる。一方、流量調整槽を設置できない場合、
膜分離槽1の水位を変化させることによってもある程度
流量変動を吸収できるが、原水量の変動に応じて膜分離
装置2の濾過流速を変動させることが好ましい。
【0043】膜分離装置2の濾過流速が高いときは、分
離膜の閉塞を防ぐためには強く洗浄する必要があり、充
分な上昇流速を得る事ができる大きさの気泡を供給する
必要があるが、濾過流速が低いときは、微細気泡であっ
ても洗浄することができる。
離膜の閉塞を防ぐためには強く洗浄する必要があり、充
分な上昇流速を得る事ができる大きさの気泡を供給する
必要があるが、濾過流速が低いときは、微細気泡であっ
ても洗浄することができる。
【0044】従って、膜分離装置2の濾過流速を変動さ
せる場合、ある濾過流速を基準として設定し、設定した
濾過流速よりも高い速度で濾過するときは、気体をイン
ラインミキサー6の途中又は下流、或いはその両方へ供
給して、必要な上昇流速を得る事ができる大きさの気泡
を発生させ、設定した濾過流速よりも低い速度で濾過す
るときは、気体をインラインミキサー6の上流に供給し
て溶解効率を優先させることが好ましい。
せる場合、ある濾過流速を基準として設定し、設定した
濾過流速よりも高い速度で濾過するときは、気体をイン
ラインミキサー6の途中又は下流、或いはその両方へ供
給して、必要な上昇流速を得る事ができる大きさの気泡
を発生させ、設定した濾過流速よりも低い速度で濾過す
るときは、気体をインラインミキサー6の上流に供給し
て溶解効率を優先させることが好ましい。
【0045】ここで、基準として設定する濾過流速は、
一日の平均濾過流速の75%とすると、これ以下の流速
のときに微細気泡を用いて洗浄を行っても、分離膜が閉
塞する危険が少ないため好ましい。
一日の平均濾過流速の75%とすると、これ以下の流速
のときに微細気泡を用いて洗浄を行っても、分離膜が閉
塞する危険が少ないため好ましい。
【0046】気体の送気量の調節は、手動で行ってもよ
いし、膜分離装置2の運転条件と連動させて、タイマー
やシーケンサー等によって自動的に制御するように設定
することもできる。
いし、膜分離装置2の運転条件と連動させて、タイマー
やシーケンサー等によって自動的に制御するように設定
することもできる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の排水処理
装置及び排水処理方法は、該膜分離槽の内部に配設され
た膜分離装置と散気装置と、該膜分離槽へ液体を流入さ
せる送液ポンプと、該送液ポンプの下流にインラインミ
キサーを有し、該インラインミキサーの上流と、該イン
ラインミキサーの途中及び/又は該インラインミキサー
の下流とに、気体を送る送気手段を有していることか
ら、膜分離装置の運転条件に応じて膜分離槽に供給する
気泡の大きさを変更することができるため、分離膜の洗
浄性に悪影響を与えることなく、酸素の溶解効率を向上
させることができる。
装置及び排水処理方法は、該膜分離槽の内部に配設され
た膜分離装置と散気装置と、該膜分離槽へ液体を流入さ
せる送液ポンプと、該送液ポンプの下流にインラインミ
キサーを有し、該インラインミキサーの上流と、該イン
ラインミキサーの途中及び/又は該インラインミキサー
の下流とに、気体を送る送気手段を有していることか
ら、膜分離装置の運転条件に応じて膜分離槽に供給する
気泡の大きさを変更することができるため、分離膜の洗
浄性に悪影響を与えることなく、酸素の溶解効率を向上
させることができる。
【図1】本発明の排水処理装置の一例を示す概念図であ
る。
る。
【図2】本発明に使用するインラインミキサーの一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】本発明に使用するインラインミキサーの別の一
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図4】本発明の排水処理装置の別の一例を示す概念図
である。
である。
1 膜分離槽
2 膜分離装置
3 散気装置
4 送液ポンプ
5 送気手段
6 インラインミキサー
7 送気管
8a バルブ
8b バルブ
8c バルブ
9 整流板
10 流入部
11 突起物
12 エゼクター部
13 無酸素槽
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B01F 15/02 B01F 15/02 A
15/04 15/04 A
C02F 3/12 C02F 3/12 J
S
Fターム(参考) 4D006 GA07 HA01 HA21 HA41 HA61
KA31 KA43 KB22 KE02Q
KE24Q MA22 MB02 MC22
MC23 PA01 PB08 PB15 PB22
PB24 PC63
4D028 BC17 BC24 BD06 BD17 CA10
4G035 AA01 AC01 AE02 AE13
4G037 AA01 BA03 BB06
Claims (18)
- 【請求項1】 膜分離槽と、該膜分離槽の内部に配設さ
れた膜分離装置と散気装置と、該膜分離槽へ液体を流入
させる送液ポンプと、該送液ポンプの下流にインライン
ミキサーを有し、該インラインミキサーの上流と、該イ
ンラインミキサーの途中及び/又は該インラインミキサ
ーの下流とに、気体を送る送気手段を有してなる排水処
理装置。 - 【請求項2】 前記インラインミキサーの上流と、前記
インラインミキサーの途中及び/又は前記インラインミ
キサーの下流とに送る気体の送気量を調節する手段を有
してなる請求項1に記載の排水処理装置。 - 【請求項3】 前記気体の送気量を調節する手段が、前
記インラインミキサーの上流と、前記インラインミキサ
ーの途中及び/又は前記インラインミキサーの下流とに
気体を送る送気管に設けられたバルブである請求項2に
記載の排水処理装置。 - 【請求項4】 前記気体の送気量を調節する手段が、前
記インラインミキサーの上流と、前記インラインミキサ
ーの途中及び/又は該インラインミキサーの下流とに気
体を送る送気管に接続された複数の送気手段である請求
項2に記載の排水処理装置。 - 【請求項5】 前記送液ポンプの上流と、前記インライ
ンミキサーの途中及び/又は前記インラインミキサーの
下流とに、気体を送る送気手段を有してなる請求項1〜
4いずれか一項に記載の排水処理装置。 - 【請求項6】 前記インラインミキサーが、スタティッ
クミキサーからなる請求項1〜5いずれか一項に記載の
排水処理装置。 - 【請求項7】 前記インラインミキサーが、管内に整流
板を有する流入部と、管内に突起物を有するエゼクター
部とからなる請求項1〜5いずれか一項に記載の排水処
理装置。 - 【請求項8】 膜分離槽の内部に膜分離装置及び散気装
置を配設し、該膜分離槽へ液体を流入させる送液ポンプ
と、該膜分離槽へ気体を送る送気手段とを配設すると共
に、該送液ポンプの下流にインラインミキサーを配設
し、該送気手段からの気体を、該インラインミキサーの
上流と、該インラインミキサーの途中及び/又は該イン
ラインミキサーの下流とに送る排水処理方法。 - 【請求項9】 前記インラインミキサーの上流と、前記
インラインミキサーの途中及び/又は前記インラインミ
キサーの下流とに送る気体量を調節する請求項8に記載
の排水処理方法。 - 【請求項10】 前記インラインミキサーの上流と、前
記インラインミキサーの途中及び/又は前記インライン
ミキサーの下流とに気体を送る送気管に設けられたバル
ブの操作により、気体量を調節する請求項9に記載の排
水処理方法。 - 【請求項11】 前記インラインミキサーの上流と、前
記インラインミキサーの途中及び/又は前記インライン
ミキサーの下流とに気体を送る送気管に接続された複数
の送気手段により、気体量を調節する請求項9に記載の
排水処理方法。 - 【請求項12】 前記送気手段からの気体を、前記送液
ポンプの上流と、前記インラインミキサーの途中及び/
又は前記インラインミキサーの下流とに送る請求項8〜
11いずれか一項に記載の排水処理方法。 - 【請求項13】 前記インラインミキサーが、スタティ
ックミキサーからなる請求項8〜12いずれか一項に記
載の排水処理方法。 - 【請求項14】 前記インラインミキサーが、管内に整
流板を有する流入部と、管内に突起物を有するエゼクタ
ー部とからなる請求項8〜12いずれか一項に記載の排
水処理方法。 - 【請求項15】 前記膜分離装置の濾過を間欠的に行う
と共に、濾過停止時には前記送気手段からの気体を、前
記インラインミキサーの上流に送る請求項8〜14いず
れか一項に記載の排水処理方法。 - 【請求項16】 前記膜分離装置の濾過を間欠的に行う
と共に、濾過時には前記送気手段からの気体を、前記イ
ンラインミキサーの途中及び/又は前記インラインミキ
サーの下流に送る請求項8〜15いずれか一項に記載の
排水処理方法。 - 【請求項17】 前記膜分離装置の濾過流速を一日の内
で変化させると共に、設定した濾過流速よりも高い流速
で濾過するときは、前記送気手段からの気体を前記イン
ラインミキサーの下流及び/又は前記インラインミキサ
ーの途中に送り、設定した濾過流速よりも低い流速で濾
過するときは、前記送気手段からの気体を前記インライ
ンミキサーの上流に送る請求項8〜16いずれか一項に
記載の排水処理方法。 - 【請求項18】 前記設定した濾過流速が、一日の平均
濾過流速の75%である請求項17に記載の排水処理方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119651A JP2003311268A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 排水処理装置及び排水処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119651A JP2003311268A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 排水処理装置及び排水処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003311268A true JP2003311268A (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=29536151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002119651A Pending JP2003311268A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 排水処理装置及び排水処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003311268A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007190488A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd | 膜分離活性汚泥処理装置 |
JP2008100131A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Nanokin Mineral Kk | 流体混合用管路体及びそれを用いた流体混合促進器 |
KR100827221B1 (ko) | 2007-02-12 | 2008-05-07 | 주식회사 한화건설 | 고도정수처리방법 |
JP2010207799A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Shenzhen Jdl Environmental Protection Ltd | ジェット・曝気装置と装置使用方法 |
JP2011240230A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 攪拌機の運転方法 |
JP2012106161A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Toshiba Corp | 膜分離生物処理装置 |
CN103818997A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-05-28 | 北京清大国华环保科技有限公司 | 一种复合曝气mbr的方法与装置 |
CN105339312A (zh) * | 2013-07-17 | 2016-02-17 | 三菱重工业株式会社 | 水处理装置 |
US20160136592A1 (en) * | 2012-02-10 | 2016-05-19 | Robert C. Cooke | Inline infusion device and method for introduction of a gas into a contained media |
-
2002
- 2002-04-22 JP JP2002119651A patent/JP2003311268A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9821280B2 (en) * | 2012-02-10 | 2017-11-21 | Robert C. Cooke | Inline infusion device and method for introduction of a gas into a contained media |
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EP2998278A1 (en) * | 2013-07-17 | 2016-03-23 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Water treatment device |
EP2998278A4 (en) * | 2013-07-17 | 2016-05-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | DEVICE FOR TREATING WATER |
US10138147B2 (en) | 2013-07-17 | 2018-11-27 | Mitsubishi Heavy Industries Engineering, Ltd. | Water treatment device |
CN103818997A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-05-28 | 北京清大国华环保科技有限公司 | 一种复合曝气mbr的方法与装置 |
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