JP2003310947A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003310947A JP2003160149A JP2003160149A JP2003310947A JP 2003310947 A JP2003310947 A JP 2003310947A JP 2003160149 A JP2003160149 A JP 2003160149A JP 2003160149 A JP2003160149 A JP 2003160149A JP 2003310947 A JP2003310947 A JP 2003310947A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技の状態に応じて複数種類の図柄を変動表示
する可変表示装置を備えた遊技機において、遊技者の位
置を検出することにより、可変表示装置で展開される演
出内容に変化を持たせることで、遊技の興趣を飛躍的に
高めることができる遊技機を提供すること。 【解決手段】パチンコ機1の遊技盤2の4箇所の隅角部
に遊技者の位置を検出することができる測距センサ40
を夫々設け、この測距センサ40により検出された遊技
者の位置に基づいて、特別図柄表示装置13の表示部1
3aで展開される演出内容に変化をもたせるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技の状態に応じ
て複数種類の図柄を変動表示する可変表示装置を備えた
遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の一種として、始動口を遊
技球が通過することに起因して、遊技盤の略中央部に配
設される可変表示装置に数字、文字、絵等を用いた複数
種類の図柄を表示し、予め定められた配列で変動表示す
るパチンコ機が知られている。
【0003】この種のパチンコ機では、可変表示装置と
して主に液晶表示機、ブラウン管表示機、ドットマトリ
クス表示機、ドラム型表示機等が用いられており、遊技
者は、これらの可変表示装置内で展開される演出内容に
一喜一憂しながら遊技を行っている。また、一般的に、
遊技者が遊技を行う場合には、遊技機の対面に配置され
る椅子に着座しながら遊技を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
パチンコ機では、可変表示装置で展開される演出内容と
遊技者の位置関係には、何ら相関関係がなかった。詳し
くは、可変表示装置で展開される演出内容が、例えば、
リーチ演出となったような場合には、遊技者はこのリー
チ演出から大当たり状態となることを願うあまり、前の
めりの姿勢で遊技を行うことがある。即ち、可変表示装
置に近づいた状態で遊技を行うことがある。しかし、可
変表示装置で展開される演出内容と遊技者の位置関係に
は、何ら相関関係がないため、遊技者が可変表示装置に
近づいて遊技を行っても、可変表示装置で展開される演
出内容には、別段何ら変化もないまま展開されていた。
したがって、遊技者は遊技に対する興趣を高めることが
できないという問題点があった。
【0005】さらに、遊技者が遊技を行う場合には、長
時間一定の着座姿勢を保って遊技を行うことは困難であ
る。したがって、遊技者は常に着座姿勢を自分の楽な位
置、即ち、右や左に着座姿勢を変えながら遊技を行って
いる。しかし、遊技者が着座姿勢を右や左に移動する
と、可変表示装置を見る視線の角度が上下または左右に
大きくなり、可変表示装置が見にくくなるという問題点
もある。
【0006】そこで、本発明は、上述した問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、遊
技者の位置を検出することにより、興趣を飛躍的に高め
ることができる遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに有効な手段を以下に示す。なお、必要に応じてその
作用及び効果等についても説明する。
【0008】手段1.遊技の状態に応じて複数種類の図
柄を変動表示すると共に、前記複数種類の図柄が所定の
組合せの1つと一致すると遊技者に有利となる特別遊技
状態を発生させる可変表示装置を備えた遊技機におい
て、前記遊技機の対面に存在する遊技者の有無を検出す
ると共に、前記遊技者の位置を検出可能な位置検出手段
を設けたことを特徴とする遊技機。
【0009】手段1によれば、遊技の状態に応じて複数
種類の図柄を変動表示可能な可変表示装置を備える遊技
機であり、前記遊技機内に遊技機の対面に存在する遊技
者の有無を検出すると共に、前記遊技者の位置を検出す
ることができる位置検出手段を設ける。そして、この位
置検出手段で検出された遊技者の位置情報により、前記
遊技機内に設けられる装置等を様々に制御することが可
能となる。特に前記可変表示装置で展開される演出内容
に変化を持たせるように構成すれば、遊技の興趣を飛躍
的に高めることができるものである。
【0010】手段2.前記位置検出手段は、前記遊技機
の対面に位置する遊技者との距離を測定する測距センサ
であることを特徴とする手段1記載の遊技機。
【0011】手段2によれば、前記位置検出手段は、前
記遊技機とその対面に位置する遊技者との距離を測定す
ることができる測距センサである。したがって、この測
距センサで可変表示装置とその対面に位置する遊技者と
の距離を測定することにより、遊技者の位置を正確に検
出することができる。また、この測距センサは、例えば
光学測距方式を採用したものであれば、遊技機と遊技者
との距離を非接触で測定することが可能であるので遊技
の邪魔になるということがない。
【0012】手段3.前記位置検出手段は、透過部材に
より前面を覆われると共に、前記透過部材を介して遊技
者の位置を検出することを特徴とする手段1、2いずれ
かに記載の遊技機。
【0013】手段3によれば、前記位置検出手段は、ガ
ラス板や透明な樹脂製の板等の透過部材により前面を覆
われることにより保護されているので、外部からの悪戯
等を確実に防止することができる。また、位置検出手段
は、距離を非接触で測定することができる光学測距方式
を採用しているので、前記透過部材を介しても、遊技者
との距離を正確に測定することができる。
【0014】手段4.前記位置検出手段は、前記透過部
材に対して、所定の角度を成すように前記遊技機に取付
けられることを特徴とする手段1〜3いずれかに記載の
遊技機。
【0015】手段4によれば、前記位置検出手段は、前
記透過部材に対して、所定の角度を成すように前記遊技
機に取付けられる。これは、前記位置検出手段は光学測
距方式を採用しているためランプ等の光源から光が直接
入射すると、正確に距離を測定することができなくなる
ことへの外乱対策であり、前記位置検出手段を所定の角
度傾いた状態で前記遊技機に取付けることにより、正確
に遊技者の距離を測定することができる。
【0016】手段5.前記位置検出手段は、前記遊技機
の複数箇所に設けられていることを特徴とする手段1〜
4のいずれかに記載の遊技機。
【0017】手段5によれば、前記位置検出手段は、前
記遊技機内の複数箇所に設けるようにする。このように
すれば、遊技者が遊技機の対面であればどの位置に存在
しようとも正確に遊技者の位置を検出することができ
る。
【0018】手段6.前記可変表示装置は、表示部の角
度を調節することが可能な表示部可動機構を備え、前記
位置検出手段の検出結果に基づいて、前記表示部可動機
構を作動させるようにしたことを特徴とする手段1〜5
いずれかに記載の遊技機。
【0019】手段6によれば、前記可変表示装置には、
表示部の角度を調節することが可能な表示部可動機構を
備えている。そして、前記位置検出手段で検出した検出
結果に基づいて、前記表示部可動機構を作動させること
により、表示部の角度を遊技者にあった位置に自動的に
調節することができるようにする。このようにすれば、
遊技者は常に自分にあった位置で可変表示装置を見るこ
とができるので、快適に遊技を行うことができる。
【0020】手段7.前記可変表示装置は、前記位置検
出手段の検出結果に基づいて、表示部に表示される演出
内容を変化させるようにしたことを特徴とする手段1〜
6いずれかに記載の遊技機。
【0021】手段7によれば、前記可変表示装置は、前
記位置検出手段の検出結果に基づいて、表示部に表示さ
れる演出内容を変化させるようにする。詳しくは、遊技
者が近づいた場合には、リーチ状態の出現確率を高めに
したり、逆に遊技者が遠ざかった場合には、リーチ状態
の出現確率を高めたりするようにする。このようにすれ
ば、遊技者の位置によって、遊技演出を変更することが
可能となるので、前記位置検出手段を設けることにより
遊技の興趣を飛躍的に高めることができる。
【0022】手段8.前記可変表示装置は、前記位置検
出手段の検出結果に基づいて、表示部の輝度を変更する
ようにしたことを特徴とする手段1〜7いずれかに記載
の遊技機。
【0023】手段8によれば、前記可変表示装置は、前
記位置検出手段の検出結果に基づいて、表示部の画像の
輝度を変更するようにする。詳しくは、例えば遊技者が
可変表示装置に近づいた場合には、表示部の輝度を暗く
し、逆に遠ざかった場合には、表示部の輝度を明るくす
る。このようにすれば、遊技者が近づいた場合であって
も遠ざかった場合であっても、表示部の画像を一定の明
るさで見ることができるので、遊技者は長時間遊技を行
った場合でも快適に遊技を行うことができる。
【0024】手段9.前記可変表示装置は、前記位置検
出手段の検出結果に基づいて、表示部に何も表示しない
状態に対応する待機状態にすることを特徴とする手段1
〜7いずれかに記載の遊技機。
【0025】手段9によれば、前記可変表示装置は、前
記位置検出手段の検出結果に基づいて、表示部に何も表
示しない待機状態とする。即ち、前記位置検出手段は、
遊技者の位置を検出すると共に、遊技者が可変表示装置
の対面にいるか否かも検出することができる。これによ
り、遊技者が可変表示装置の対面にいない場合、要する
に遊技機において遊技が行われていない場合には、前記
可変表示装置の表示部の画像を消灯して待機状態とす
る。このようにすれば、遊技が行われていない場合に
は、消費電力を抑制することが可能となる。
【0026】手段10.前記位置検出手段の検出結果
は、前記可変可変表示装置の表示部に表示される演出内
容を制御する表示制御基板に入力されることを特徴とす
る手段1〜9いずれかに記載の遊技機。
【0027】手段10によれば、遊技機には、遊技の諸
動作を制御する遊技制御基板と可変表示装置の表示部に
表示される演出内容を制御する表示制御基板が設けられ
ており、前記位置検出手段の検出結果は、前記可変表示
装置内に設けられる表示制御基板に入力されるように構
成する。このようにすれば、遊技制御基板に負担をかけ
ることなく、前記位置検出手段を設けることが可能とな
る。
【0028】手段11.前記位置検出手段の検出結果に
基づいて、前記遊技機内に設けられる発光部を有する遊
技部品の作動状態を制御することを特徴とする手段1〜
10いずれかに記載の遊技機。
【0029】手段11によれば、前記位置検出手段の検
出結果に基づいて、前記遊技機内に設けられるランプ、
LED等の発光部を有する遊技部品の点灯あるいは点滅
状態を制御するように構成する。詳しくは、遊技機に
は、遊技の演出効果を高めるためにランプ、LED等の
発光部を内蔵した遊技部品が多数配設されており、これ
らの遊技部品の発光部の点灯あるいは点滅状態を前記位
置検出手段の検出結果に基づいて制御する。例えば、遊
技者が近づいた場合には、発光部の明るさを暗くした
り、あるいは速く点滅作動させたりする。また、遊技者
が遠ざかった場合には、発光部の明るさを明るくした
り、あるいはゆっくりと点滅作動させたりする。このよ
うに、遊技者の位置を位置検出手段で検出することによ
り、遊技部品の発光部を制御することで、飛躍的に遊技
の興趣を高めることができる。
【0030】手段12.前記位置検出手段の検出結果に
基づいて、前記遊技機内に設けられる音出力装置の音を
制御することを特徴とする手段1〜11いずれかに記載
の遊技機。
【0031】手段12によれば、前記位置検出手段の検
出結果に基づいて、前記遊技機内に設けられるスピーカ
等の音出力装置の音を制御するように構成する。詳しく
は、遊技機には、遊技の演出効果を高めるためにスピー
カ等の音出力装置が設けられており、このスピーカ等か
ら可変表示装置の表示部で展開される演出内容に併せて
様々な音を出力するようになっている。そして、この音
を前記位置検出手段の検出結果に応じて制御するように
する。例えば、遊技者が近づいた場合には、音量を小さ
くしたり、効果音を通常時とは異なったものとしたりす
る。また、遠ざかった場合には、音量を大きくしたり、
効果音を通常時とは異なったものとするようにする。こ
のように、遊技者の位置を位置検出手段で検出すること
により、音出力装置を制御することで、遊技の興趣を飛
躍的に高めることができる。
【0032】手段13.上記手段1〜12記載のいずれ
かにおいて、遊技機はパチンコ機であること。中でも、
パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備えて
いてそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領域
に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置さ
れた作動口に入賞することを必要条件として表示装置に
おいて変動表示されている識別情報が所定時間後に確定
停止されることが挙げられる。また、特別遊技状態発生
時には遊技領域内の所定の位置に配置された可変入賞装
置が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能とし、そ
の入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気
カードへの書き込み等も含む)が付与されることが挙げ
られる。
【0033】手段14.上記手段1〜12記載のいずれ
かにおいて、遊技機はスロットマシーンであること。中
でも、スロットマシーンの基本構成としては、「複数の
識別情報からなる識別情報列を変動表示させた後に識別
情報を確定表示する表示手段を備え、始動用操作手段
(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報が開始
され、停止用操作ボタン(例えばストップボタン)の操
作に起因してあるいは所定時間経過することにより識別
情報の変動が停止され、その停止時に確定識別情報が特
定識別情報であることを必要条件として遊技者に有利な
特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備
え、遊技媒体としてコインを使用すると共に、前記識別
情報の変動に際しては所定数のコインを必要とし、特別
遊技状態の発生に際しては多くのコインが払い出される
よう構成されてなる遊技機」となる。
【0034】手段15.上記手段1〜12記載のいずれ
かにおいて、遊技機はパチンコ機とスロットマシーンと
を融合させた遊技機であること。中でも、前記融合させ
た遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からな
る識別情報列を変動表示させた後に識別情報を確定表示
する表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバ
ー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止
用操作ボタン(例えばストップボタン)の操作に起因し
てあるいは所定時間経過することにより識別情報の変動
が停止され、その停止時に確定識別情報が特定識別情報
であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状
態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒
体として遊技球を使用すると共に、前記識別情報の変動
に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の
発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成さ
れてなる遊技機」となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、パチンコ遊技機(以下、
単に「パチンコ機」という)を具体化した実施の形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形
態は、本発明の一実施形態であり、本発明の技術的範囲
に属する限り、種々の形態を彩りうることは言うまでも
ない。
【0036】図1はパチンコ機1の正面斜視図である。
図1に示すように、このパチンコ機1は、外枠1Aと、
該外枠1Aの前部に設けられ、外枠1Aの一側部にて開
閉可能に設けられた前面枠1Bとを備えている。また、
その前面枠1Bの前面側には、透明板扉枠としてのガラ
ス扉枠1Cが開閉自在に設けられている。ガラス扉枠1
Cには、透明板としての一対のガラス板が前後に所定間
隔を隔てて取着されている。
【0037】前記前面枠1Bの後側(ガラス扉枠1Cの
奥、外枠1Aの内側)には、樹脂製のミドルプレートを
介して遊技盤2が着脱可能に装着されている(ミドルプ
レートを省略して、直接遊技盤2を装着してもよい)。
【0038】また、前記ガラス扉枠1Cの下側におい
て、前面枠1Bには、前飾枠1Dが開閉可能に設けられ
ている。前飾枠1Dには、上受皿UDが設けられてい
る。一方、前面枠1Bの下部には、前記上受皿UDより
も下方位置に下受皿BDが設けられているとともに、遊
技球発射装置に対応してハンドルHDが設けられてい
る。ハンドルHDの回動操作に基づいて遊技球発射装置
から放たれた遊技球は、案内レールによって遊技盤2の
上部へと案内され、遊技盤2の遊技領域を落下する。
【0039】さらに、前記遊技盤2の4箇所の隅角部に
は、パチンコ機1の対面に着座して遊技を行う遊技者の
位置を検出するための位置検出手段である測距センサ4
0が夫々設けられている。なお、測距センサ40は本発
明の要旨であるので、詳細な説明は後述することとす
る。
【0040】続いて、遊技盤2の構成について説明す
る。図2は、遊技盤2の正面図であり、図に示すよう
に、パチンコ機1の遊技盤2には、作動口3及び大入賞
口4が設けられている。作動口3は、遊技球5の通路を
備えており、その通路入口には羽根6が開閉可能に支持
されている。大入賞口4の奥には、シーソー7が設けら
れており、その右側にはVゾーン8が、左側には入賞通
路9が設けられている(左右逆でもよい)。そして、大
入賞口4に入賞した遊技球5は、シーソー7上を転がっ
て、Vゾーン8又は入賞通路9のいずれか一方を通って
図示しない入賞球処理装置の方へと導かれる。また、大
入賞口4の前には、シャッタ11が設けられている。こ
のシャッタ11は、大入賞口4の側部に設けられた大入
賞口用ソレノイド12により作動させられ、大入賞口4
を開閉する。詳しくは、該当ソレノイド12が励磁状態
となることにより、シャッタ11が略水平に傾き、これ
により大入賞口4が開かれる。また、ソレノイド12が
非励磁状態をなることにより、シャッタ11が略垂直状
態となり、これにより大入賞口4は閉鎖される。
【0041】前記大入賞口4の一側部には、シーソー用
ソレノイド10が設けられている。シーソー用ソレノイ
ド10は通常、非励磁状態となっており、この状態にお
いては、遊技球5がVゾーン8を通過するようにシーソ
ー7を傾けている。また、シーソー用ソレノイド10が
励磁状態となることにより、シーソー7は、遊技球5が
入賞通路9を通過するように傾動させられる。本実施の
形態では、シャッタ11が開状態において、遊技球5が
1つでもVゾーン8を通過した場合には、シーソー用ソ
レノイド10が励磁される。そして、シャッタ11が閉
じられることにより、シーソー用ソレノイド10が非励
磁状態となる。
【0042】遊技盤2の中央部分には、可変表示装置と
しての特別図柄表示装置13が組み込まれている。この
特別図柄表示装置13は、液晶ディスプレイ(LCD)
よりなる表示部13aを備えており、ここに複数の図柄
列が表示される。図2に示すように、本実施の形態で
は、これらの図柄列としての左図柄列14、中図柄列1
5及び右図柄列16の3つの図柄列が表示されるが、そ
れ以外の数の図柄列が表示されてもよい。
【0043】また、特別図柄表示装置13の上部には、
普通図柄表示装置51が併設されている。普通図柄表示
装置51は、発光ダイオード(LED)よりなる4つの
保留ランプ52と、普通図柄表示部たるLEDよりなる
7セグ表示部53とを有している。
【0044】さらに、前記特別図柄表示装置13の左右
両側には、一対の通過ゲート54が配設されている。同
通過ゲート54を遊技球5が通過すると前記普通図柄表
示装置51が作動する。本実施の形態では、普通図柄表
示装置51は、「0」〜「9」までの数字を可変表示し
て7セグ表示部53にセグメント表示させ、その数字が
所定値(本実施の形態では「7」)で停止した場合に、
作動口3の羽根6を所定秒数開放させる。この開放によ
り、作動口3への入賞が比較的容易なものとなる。普通
図柄表示装置51は、遊技球5の通過ゲート54の通過
回数を4回まで記憶することができ、保留ランプ52で
その保留数を表示する。従って、4つの保留ランプ52
が点灯している状態で遊技球5が通過ゲート54を通過
しても保留球としてカウントされず、保留ランプ52が
点灯している限り、遊技球5が通過ゲート54を通過し
なくとも保留数に応じた回数だけ普通図柄表示装置51
は作動するようになっている。
【0045】また、特別図柄表示装置13の表示部13
aの上方には、発光ダイオード(LED)からなる保留
ランプ18a、18b、18c、18bが組み込まれて
いる。当該保留ランプ18a〜18dは、特別図柄表示
装置13の表示部13aで変動表示される図柄の変動回
数を記憶するためのものであり、その数は4個である。
保留ランプ18a〜18dは、変動表示の保留毎に点灯
させられ、その保留に対応した変動表示の実行に伴い消
灯させられる。
【0046】遊技者の操作に応じて変化するパチンコ機
1の遊技状態を検出するべく、本実施の形態では、遊技
盤2には、スルースイッチ20、作動口用スイッチ2
1、Vゾーン用スイッチ22及びカウントスイッチ23
等がそれぞれ取り付けられている。スルースイッチ20
は、遊技球5の通過ゲート54の通過を検出し、作動口
用スイッチ21は、遊技球5の作動口3への入賞を検出
する。また、Vゾーン用スイッチ22は、遊技球5の大
入賞口4のうちのVゾーン8への入賞を検出し、カウン
トスイッチ23は、遊技球5の大入賞口4への入賞を検
出する。
【0047】本実施の形態では、各スイッチ20〜23
の検出結果に基づきソレノイド10、12、特別図柄表
示装置13、各保留ランプ18a〜18d、普通図柄表
示装置51(7セグ表示部53及び保留ランプ52)、
羽根6等をそれぞれ駆動制御するために詳細を後述する
制御装置24が設けられている。なお、この他にも、パ
チンコ機1の複数箇所には、遊技効果を高めるための他
の各種ランプや電飾部材が取り付けられている。これら
の電飾部材等は、それぞれ所定の態様において、点減又
は点灯させられる。さらに、パチンコ機1には、遊技の
進行に応じて効果音を発生するスピーカ等が設けられて
いる。
【0048】次に、図3にしたがってパチンコ機1の裏
面の構成について説明する。図3はパチンコ機1の裏面
図である。図に示すように、パチンコ機1の裏面には、
ミドルプレート25が装着されており、該ミドルプレー
ト25には、遊技盤2が着脱自在に装着される。また、
ミドルプレート25の一側には、合成樹脂製の機構板2
6が開閉可能に装着される。
【0049】前記機構板26の上部には、景品球として
排出するための遊技球を貯留する球タンク27が設けら
れ、パチンコ機1が遊技機設置島に設置された状態でそ
の上方から遊技球が球タンク27に供給される。そし
て、球タンク7の下方には、誘導樋が形成され、それら
の樋に遊技球を流下させるタンクレール28が設けられ
ており、タンクレール28の下流端はカーブ樋29を介
して景品球払出装置30に接続される。
【0050】機構板26の左部分には、遊技制御用マイ
クロコンピュータ等が搭載された制御装置24が配設さ
れており、機構板26の中央部分には、特別図柄表示装
置13の背面部を保護するための保護カバー31が突出
している。また、機構板26の右部分には、景品球を払
い出すための景品球払出装置30が設けられている。そ
して、機構板26の下方、外枠1Aの左下部には、遊技
球を発射するための発射装置32が装着されている。ま
た、機構板26の右上隅部には、遊技に関する各種情報
を遊技機外部に出力するための各端子を備えた外部接続
端子33が設置されている。
【0051】続いて、図4にしたがって、上記のように
構成されるパチンコ機1の制御について説明する。図4
は、パチンコ機1の制御の構成を示すブロック図であ
る。図に示すように、パチンコ機1は、前述した遊技内
容を制御する制御基板24と特別図柄表示装置13内に
設けられ、表示部13aに表示する表示内容を制御する
画像制御基板17とから構成される。
【0052】制御基板24は、遊技内容が記憶された読
出し専用メモリ(ROM)と、それを実行するマイクロ
プロセッサおよび入出力装置(I/O)とから成る。入
出力装置(I/O)の入力側には、スルースイッチ2
0、作動口用スイッチ21、Vゾーン用スイッチ22及
びカウントスイッチ23等が接続されている。また、出
力側には、画像制御基板17、シーソー用ソレノイド1
0及び大入賞口用ソレノイド12等が接続されている。
【0053】画像制御基板17は、制御基板24からの
指令を受けてビデオディスプレイプロセッサ(VDP)
34および効果音等の音声の音源(音声IC)35を作
動させるサブCPU36、および前記ビデオディスプレ
イプロセッサ34に接続された画像ファイル保存用の読
出専用画像データメモリ(ROM)37、音源35に接
続された音声ファイル保存用の読出専用音声データメモ
リ(ROM)38、および音源35の音声出力を増幅し
てパチンコ機1の前面に設けられるスピーカ19をドラ
イブするアンプ39からなる。また、サブCPU36に
は、4つの測距センサ40が接続されており、各々の測
距センサ40で検出した遊技者の位置情報をサブCPU
36に入力するようになっている。
【0054】ビデオディスプレイプロセッサ34に接続
される画像データROM37には、複数種類の特別図柄
等の遊技に関する画像ファイル記憶されている。また、
音声IC35に接続される音声ROM38には、遊技に
使用される効果音等の音声ファイルが記憶されている。
そして、これらの画像データROM37および音声RO
M38に記憶されているファイルを測距センサ40で検
出した遊技者の位置情報に基づいてサブCPU36で様
々に制御するよう構成されている。なお、この制御につ
いては後述することとする。
【0055】次に、図5〜図7にしたがって、本発明の
要旨である測距センサ40の構成および測距原理につい
て説明する。図5は、測距センサ40の斜視図、図6
は、測距センサ40の電気的構成を示す回路図、図7
は、測距センサ40の測距原理を説明する図である。
【0056】まず、測距センサ40の構成について説明
する。図5に示すように、測距センサ40は、外観形状
を成すケース体40aと、その内部に設けられ、位置検
出用のビーム光を投光するためのLED40bと、LE
D40bより投光されたビーム光を受光するための位置
検出素子(PSD)40cと、LED40bおよび位置
検出素子(PSD)40cを制御する測距IC40d
と、LED40b及び位置検出素子(PSD)40cの
夫々の前方に設けられるレンズ40e、40fとにより
構成される。そして、LED40bとレンズ40eとに
より、遊技者の位置を検出するためのビーム光を投光す
る発光部を形成し、位置検出素子(PSD)40cとレ
ンズ40fとにより、発光部から投光されたビーム光が
反射物、即ち、遊技者にあたって反射してきたビーム光
を受光する受光部を形成している。
【0057】そして、図6に示すように、測距IC40
dはLED駆動回路、信号処理回路、出力回路、発振回
路および定電圧回路の各回路が内蔵されており、LED
駆動回路でLED40bを駆動することによりビーム光
を投光し、また、信号処理回路で位置検出素子(PS
D)40cに受光されたビーム光を演算処理して、その
位置情報を出力回路より画像制御基板17に出力するよ
うに構成されている。
【0058】次に、測距センサ40の測距原理につい
て、図7にしたがって説明する。この測距センサ40
は、三角測距の原理を使用したものであり、図7に示す
ように、LED40bからのビーム光は、レンズ40e
を介して前方に投光される。そして、投光されたビーム
光が反射物にあたることにより反射し、この反射してき
たビーム光を位置検出素子(PSD)40cで受光す
る。そして、この位置検出素子(PSD)の検出位置に
より、反射物までの距離を検出する。より詳しくは、反
射物がA点にある時と、B点にある時では、位置検出素
子(PSD)上のスポット位置が図のように変化する。
そして、このスポット位置を信号処理回路で電気的に処
理し、一直線上の反射物の位置(距離)を検出するよう
にしている。
【0059】次に、上記のように構成される測距センサ
40の取付について、図8にしたがって説明する。図8
は、測距センサ40を遊技盤2の左下隅角部に取付けた
状態の断面図である。図に示すように、遊技盤2には、
測距センサ40を取付けるための開口部2aが開口され
ており、この開口部2aの背面より測距センサ40を挿
入し、ケース体40aの両端に設けられるフランジ部を
ネジ等により螺着して取付けられている。また、開口部
2aの両端部、即ち、測距センサ40のフランジ部との
当接面の深さは左側が浅く、右側が深くなっている。こ
のため、測距センサ40は、遊技盤2面に対してパチン
コ機1の中心方向に所定の角度傾いた状態で取付けられ
ることになる。より詳しくは、図に示すように、遊技盤
2面と測距センサ40とのなす角が所定の角度となるよ
うにパチンコ機1の中心方向に傾いた状態で取付けられ
ることになる。なお、この所定の角度とは約15度であ
る。
【0060】上記のように、測距センサ40を所定の角
度傾いた状態で取付けるのは、LED40bから投光さ
れるビーム光にはA〜Cのビームの広がりがあり、この
ビームの広がりによって、遊技者の位置を正確に検出で
きないことがあるためである。詳しくは、測距センサ4
0を遊技盤2面と同一面になるように取付けた場合に
は、LED40bより投光されたビーム光がガラスを通
過する際に反射したビーム光が受光部である位置検出素
子(PSD)40cに入射してしまうことがあり、これ
によって遊技者の位置を正確に検出できなくなることが
ある。これを防止するために、測距センサ40を所定の
角度傾いた状態で取付ければ、ビームAは、ガラスに反
射した場合には矢印方向に屈折し、ビームCもガラスに
反射した場合には矢印方向に屈折する。したがって、ビ
ームA及びビームCとも受光部である位置検出素子(P
SD)40cに入射することはなく、ビームBによって
正確に遊技者の位置を検出することができるのである。
【0061】このように、測距センサ40を遊技盤2に
取付ける場合には、遊技盤2面に対して所定の角度傾け
た状態で取付けることにより、遊技者の位置を正確に検
出することができる。なお、ここでは、遊技盤2の左下
隅角部に取付けた場合を代表例として説明したが、遊技
盤2の左上隅角部、右上隅角部、右下隅角部に取付けら
れる測距センサ40についても同様に、各々パチンコ機
1の中心部に向いて所定の角度傾いた状態で取付けられ
ている。また、前述したように測距センサ40は、遊技
盤2の4箇所の隅角部に各々取付けられているので、図
9に示すように、パチンコ機1の遊技領域のほぼ全域に
わたって、遊技者の位置を検出することができる。より
詳しくは、図9に示すように、遊技盤2の左上隅角部の
測距センサ40によってa領域を検出し、同右上隅角部
の測距センサ40によってb領域を検出し、同左下隅角
部の測距センサ40によってc領域を検出し、同右下隅
角部の測距センサ40によってd領域を検出することが
できる。したがって、遊技者がパチンコ機1の対面であ
れば、どの位置であっても正確に位置を検出することが
可能である。
【0062】次に、上記の測距センサ40で検出した遊
技者位置の検出結果に基づいて、特別図柄表示装置13
の表示部13aで展開される演出内容について説明す
る。測距センサ40で検出された検出結果は、画像制御
基板17に入力されることは、すでに説明した。そし
て、この測距センサ40からの検出信号に基づいて、画
像制御基板17において、様々な演出を行うように構成
されている。これらの演出とは、例えば、左図柄列1
4、中図柄列15、右図柄列16(図2に示す)が変動
を開始したときの図柄変動演出、左図柄列14と右図柄
列16が同一図柄で停止し、中図柄列16が未だ変動中
であるときのいわゆるリーチ状態となったときのリーチ
演出、大当たり状態となったときの大当たり演出、リー
チ状態あるいは大当たり状態の発生を事前に予告する予
告演出等があるが、ここでは、リーチ演出を例として説
明することとする。
【0063】図4で説明したように、画像制御基板17
の画像データROM37には、遊技に関する様々な画像
ファイルが記憶されている。この画像ファイルの中に
は、リーチ演出に関する画像ファイルも記憶されてい
る。このパチンコ機1のリーチ演出には、5つのリーチ
パターンが設定されており、この5つのリーチパターン
は、「ノーマルリーチ」、「フラッシュリーチ」、「高
速リーチ」、「コマ送りリーチ」、「拡大リーチ」があ
る。
【0064】「ノーマルリーチ」とは、左図柄列14、
右図柄列16が同一図柄で停止後、中図柄15の図柄が
何らの変化もなく変動した後停止する。「フラッシュリ
ーチ」とは、左図柄列14、右図柄列16が同一図柄で
停止後、中図柄列15の図柄が煌きながら変動した後停
止する。「高速リーチ」とは、左図柄列14、右図柄列
16が同一の図柄で停止後、中図柄列15の図柄が高速
で変動した後停止する。「コマ送りリーチ」とは、左図
柄列14、右図柄列16が同一図柄で停止後、中図柄列
15の図柄がコマ送りしながら変動した後停止する。
「拡大リーチ」とは、左図柄列14、右図柄列16が同
一図柄で停止後、中図柄列15の図柄が拡大しながら変
動した後停止する。これらのリーチパターンのうちの
「ノーマルリーチ」以外の「フラッシュリーチ」、「高
速リーチ」、「コマ送りリーチ」、「拡大リーチ」はい
わゆる「スーパーリーチ」と呼ばれるものであり、一般
的に「ノーマルリーチ」よりも「スーパーリーチ」の方
が大当たり状態発生の期待値が高くなるように設定され
ている。また、「スーパーリーチ」の中でも「フラッシ
ュリーチ」よりも「高速リーチ」の方が、「高速リー
チ」よりも「コマ送りリーチ」の方が、「コマ送りリー
チ」よりも「拡大リーチ」の方が大当たり状態発生の期
待値が高く設定されている。
【0065】そして、このように設定されるリーチパタ
ーンを画像制御基板17に設けられるリーチ演出決定カ
ウンタCTに基づいて決定される。詳しくは、図10に
示すように、画像制御基板17には、リーチ演出を決定
するためのカウンタであるリーチ演出決定カウンタCT
が設定されている。このリーチ演出決定カウンタCT
は、所定時間毎に値を所定範囲内で更新し、所定の条件
にしたがって乱数として読み出される。
【0066】リーチ演出決定カウンタCTには、遊技者
の位置に応じて3つのテーブルが設定されており、ま
た、これらのテーブルには大当たり時と外れ時の乱数値
が夫々設定されている。より詳しくは、遊技者の位置が
10〜20センチメートルのテーブルと、遊技者の位置
が20〜30センチメートルのテーブルと、遊技者の位
置が30センチメートル以上のテーブルとがあり、各々
のテーブルに大当たり時と外れ時の乱数値が設定されて
いる。また、これらのテーブルは、遊技者の距離が小さ
いほど、即ち遊技者がパチンコ機1に近づくほど、「ス
ーパーリーチ」が出現する確率が高くなるように設定さ
れている。そして、これらのテーブルは、測距センサ4
0からの遊技者位置検出信号に基づいて選択されるよう
になっている。
【0067】続いて、図11のフローチャートにしたが
って、遊技者の位置に応じて展開されるリーチ演出の制
御について説明する。図11は、「リーチ演出制御ルー
チン」を示すフローチャートである。図に示すように、
まず、ステップ1において大当たりか否かを判定する。
この大当たり判定は、制御基板24に設定される大当た
りカウンタに基づいて決定されるものである。ステップ
S1において、肯定判定された場合にはステップS2に
移行し、否定判定された場合にはステップS3におい
て、リーチ状態発生か否かを判定する。このリーチ状態
発生判定は、制御基板24に設定されるリーチ発生カウ
ンタに基づいて決定されるものである。ステップS3に
おいて、肯定判定された場合にはステップS4に移行
し、否定判定された場合にはステップS5において、左
図柄列14、中図柄列15、右図柄列16の図柄を外れ
図柄で停止させ、その後の処理を一旦終了する。
【0068】また、ステップS1において、肯定判定さ
れた場合にはステップS2において、遊技者の位置を検
出する。これは、測距センサ40の検出信号により検出
することができる。そして、ステップS6において、ス
テップS2で検出した遊技者の位置に基づきリーチ演出
決定カウンタCTより該当する遊技者位置テーブルの大
当たり時の乱数値を取得する。その後、ステップS7に
おいて、ステップS6で取得された乱数値にしたがった
リーチ演出を行い、その後ステップS8において、大当
たり図柄を表示するよう制御する。そして、その後の処
理を一旦終了する。
【0069】ステップS3において、肯定判定された場
合には、ステップS4において、遊技者の位置を検出す
る。これは、測距センサ40の検出信号により検出する
ことができる。そして、ステップS9において、ステッ
プS4で検出した遊技者の位置に基づきリーチ演出決定
カウンタCTより該当する遊技者位置テーブルの外れ時
の乱数値を取得する。その後、ステップS10におい
て、ステップS9で取得された乱数値にしたがったリー
チ演出を行い、その後ステップS11において、外れリ
ーチ図柄を表示するよう制御する。そして、その後の処
理を一旦終了する。
【0070】次に、上記の「リーチ演出制御ルーチン」
を外れリーチ時を例として、より具体的に説明する。制
御装置24に設定されるリーチ発生カウンタによって外
れリーチ発生と決定されると、その信号が画像制御基板
17に入力される。そして、画像制御基板17のサブC
PU36は、測距センサ40からの信号により遊技者の
現在の位置を判断する。この遊技者の位置が例えば、1
5センチメートルであれば、リーチ演出決定カウンタC
Tの10〜20センチメートルのテーブルより、外れ時
の乱数値を取得する。そして、取得された乱数値が例え
ば999であれば、「スーパーリーチ」の中の1つであ
る「拡大リーチ」の演出が特別図柄表示装置13の表示
部13aで展開され、その後、中図柄列15の図柄が既
に停止している左図柄列14、右図柄列16の図柄とは
異なる図柄で停止されることにより、外れリーチ図柄が
表示される。
【0071】また、遊技者の位置が40センチメートル
であれば、リーチ演出決定カウンタCTの30センチメ
ートル以上のテーブルより、外れ時の乱数値を取得す
る。そして、取得された乱数値が0であれば、「ノーマ
ルリーチ」の演出が特別図柄表示装置13の表示部13
aで展開され、その後、中図柄列15の図柄が既に停止
している左図柄列14、右図柄列16の図柄とは異なる
図柄で停止されることにより、外れリーチ図柄が表示さ
れる。
【0072】このように、遊技者の位置によって、「ス
ーパーリーチ」の出現率を変更することができるので、
遊技者が近づいた場合には、多彩なリーチ演出を楽しむ
ことができると共に、大当たりへの期待感を高めること
ができ、遊技の興趣を飛躍的に高めるものである。
【0073】以上説明したように、パチンコ機1に遊技
者の位置を検出することができる測距センサ40を設
け、この測距センサ40の検出結果に応じて、特別図柄
表示装置13で展開される演出内容を変更するようにし
たので、遊技の興趣を飛躍的に高めることができる。
【0074】また、上記実施例では、リーチ演出を代表
例として説明したが、表示部13aの各図柄列14〜1
6の変動中における演出を遊技者の位置により変更する
ようにしても良い。以下、これについて図12にしたが
って説明する。
【0075】図12は、表示部13aの各図柄列14〜
16の変動のようすを説明する図であり、(a)は遊技
者が通常位置の状態、(b)は遊技者が近づいた位置の
状態、(c)は遊技者が遠ざかった位置の状態である。
図12に示すように、各図柄列14〜16は、それぞれ
複数種類で複数個の図柄で構成されており、各図柄は、
それぞれ「1」〜「8」の数字によって構成され、これ
らの数字は順に配列されている。そして、各々の図柄列
14〜16は、各図柄が例えば上から下へとスクロール
することにより変動表示される。
【0076】(a)に示すように、遊技者が通常の位
置、即ち、普通に着座して遊技を行う位置では、表示部
13aに表示される各図柄列14〜16の各図柄は通常
の大きさで変動表示される。この状態から遊技者が近づ
いた場合には、(b)に示すように、表示部13aに表
示される各図柄列14〜16の各図柄の大きさを通常時
よりも小さくして変動表示するようにする。また、逆に
遊技者が通常の位置よりも遠ざかった場合には、(c)
に示すように、表示部13aに表示される各図柄列14
〜16の各図柄の大きさを通常時よりも大きくして変動
表示するようにする。このようにすれば、遊技者の位置
に拘わらず、各図柄列14〜16の各図柄を一定の大き
さで見ることができるので、遊技者の目の疲労を少なく
することができる。即ち、遊技者は、長時間遊技を行っ
ても、快適に遊技を行うことができるという効果を発揮
するものである。なお、各図柄列14〜16の大きさの
制御は、測距センサ40で検出された遊技者の位置情報
に基づいて、画像制御基板17で制御するように構成す
ることにより実現することができる。
【0077】また、本実施例では、リーチ演出および各
図柄列14〜16の変動中の演出を例として説明した
が、これに限られるものではなく、例えば、遊技者が近
づいた場合には、リーチ予告あるいは大当たり予告出現
の確率を高く設定する。また、遊技者が近づいた場合に
は、大当たり確率を高く設定する等を行っても良い。
【0078】さらに、パチンコ機1は遊技に合わせて様
々な効果音を出力するように構成されており、この効果
音を遊技者の位置によって変更するようにしても良い。
例えば、遊技者が近づいた場合には、効果音の音量を小
さくしたり、あるいは効果音を変更したりする。また逆
に遠ざかった場合には、効果音の音量を大きくしたり、
あるいは効果音を変更したりするようにしても良い。こ
のような制御は、図4に示した音声ROM38に、遊技
者位置用の効果音を設定することにより実現することが
可能である。
【0079】その上、パチンコ機1には、発光部を有す
る遊技部品が多数配設されており、これらの遊技部品の
発光部を遊技に合わせて点滅あるいは点灯制御してい
る。そして、これらの遊技部品の発光状態を遊技者の位
置によって変更するようにしても良い。例えば、遊技者
が近づいた場合には、遊技部品の発光部を点滅作動させ
る。また、逆に遠ざかった場合には、遊技部品の発光部
を点灯させるというようにしても良い。このような制御
は、遊技部品の発光部の作動状態を制御するランプ制御
基板(図示せず)に測距センサ40からの検出信号を入
力することにより実現することが可能である。
【0080】また、遊技者の位置に応じて、特別図柄表
示装置13の表示部13aの輝度を変更するようにして
も良い。詳しくは、遊技者が近づいた場合には、表示部
13aの輝度を暗くする。また、逆に遠ざかった場合に
は、輝度を明るくするようにする。このような制御は、
画像制御基板17内に輝度を制御する制御部を設け、こ
の制御部に測距センサ40からの検出信号を入力するこ
とにより実現することが可能である。
【0081】また、測距センサ40は、遊技者の位置を
検出するばかりでなく、遊技者がパチンコ機1の対面に
存在するか否かも検出することができる。したがって、
遊技者が所定時間パチンコ機1の対面に存在しない場合
には、特別図柄表示装置13の表示部13aの表示を消
して待機状態とするように構成すれば、消費電力を抑制
することができると共に、遊技店の経費を節減すること
もできる。このような制御は、画像制御基板17内にタ
イマ等を設けることにより実現することが可能である。
【0082】さらに、遊技者がパチンコ機1の対面に存
在しない場合には、遊技者を呼び込む作動を行っても良
い。例えば、表示部13aに「いらっしゃいませ」等の
表示を行っても良いし、スピーカー19から「いらっし
ゃいませ」等の音声を出力するようにしても良い。
【0083】次に、図13、図14にしたがって、特別
図柄表示装置13の表示部13aの角度を遊技者の位置
に応じて変更する表示部可動機構60について説明す
る。図13は、特別図柄表示装置13の表示部13aの
表示部可動機構60を示す略示図、図14は、表示部可
動機構60を制御する制御部のブロック図である。図1
3に示すように、表示部可動機構60は、中心軸部60
aが表示部13aの一方の側部に取り付けられた歯車6
0bと、該歯車60bと係合した歯車60cと、該歯車
60cを駆動するためのモータ60dとを具備してい
る。また、図14に示すように、表示部可動機構60に
は、モータ60dを制御するための制御回路60eが設
けられている。この制御回路60eには、前述した遊技
者の位置を検出するための測距センサ40が夫々接続さ
れており、測距センサ40により検出された遊技者の位
置情報が入力される。そして、制御回路60eに入力さ
れた遊技者の位置情報に応じて、モータ60dを駆動
し、モータの回転方向によって表示部13aが上方また
は下方に回転し、その表示面の角度を変えることができ
る。
【0084】このように、遊技者の位置に応じて、表示
部可動機構60を制御することにより、表示部13aの
角度を変更することができるようにしたので、遊技者が
長時間遊技を行って、大きく姿勢を変えても表示部13
aが見にくくなるということがない。しかも、この表示
部13aの調節は、測距センサ40により遊技者の位置
を検出することで自動的に行われるので、遊技者が遊技
を中断することもなく、長時間快適に遊技を行うことが
できる。なお、制御回路60eにタイマーを設けて、一
定時間を越えて遊技者がパチンコ機1の対面に存在しな
い場合には、表示部13aを初期位置に戻すようにして
も良い。また、本実施例では、表示部13aの上下方向
の角度の調節を例として説明したが、表示部13aの左
右方向の角度を調節するようにしても良い。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
遊技者の有無を検出することができると共に、前記遊技
者の位置を検出することができる位置検出手段を設けた
ことにより、遊技の興趣を飛躍的に高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のパチンコ機を示す正面斜視図である。
【図2】実施例の遊技盤の正面図である。
【図3】実施例のパチンコ機を示す裏面斜視図である。
【図4】実施例のパチンコ機の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】実施例の測距センサの正面斜視図である。
【図6】実施例の測距センサの回路図である。
【図7】実施例の測距センサの測距原理を示す図であ
る。
【図8】実施例の測距センサのパチンコ機への取付状態
を示す図である。
【図9】実施例の測距センサの検出範囲を示す図であ
る。
【図10】実施例のリーチ演出決定カウンタの概念を説
明する図表である。
【図11】実施例の「リーチ演出制御ルーチン」を示す
フローチャートである。
【図12】実施例の遊技者の位置に応じて、表示部に表
示される各図柄列の変動表示のようすを示す図である。
【図13】実施例の表示部可動機構を示す略示図であ
る。
【図14】実施例の表示部可動機構の制御を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機、2…遊技盤、3…作動口、4…大入賞
口、5…遊技球、13…特別図柄表示装置、13a…表
示部、17…画像制御基板、24…制御装置、40…測
距センサ、60…表示部可動機構。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の状態に応じて複数種類の図柄を変
    動表示すると共に、前記複数種類の図柄が所定の組合せ
    の1つと一致すると遊技者に有利となる特別遊技状態を
    発生させる可変表示装置を備えた遊技機において、 前記可変表示装置の対面に存在する遊技者の有無を検出
    すると共に、前記遊技者の位置を検出可能な位置検出手
    段を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段は、前記遊技機の対面
    に位置する遊技者との距離を測定する測距センサである
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記位置検出手段は、透過部材により前
    面を覆われると共に、前記透過部材を介して遊技者の位
    置を検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記位置検出手段は、前記透過部材に対
    して、所定の角度を成すように前記遊技機に取付けられ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載の遊技機。
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