JP2003309116A - 半導体装置の作製方法 - Google Patents
半導体装置の作製方法Info
- Publication number
- JP2003309116A JP2003309116A JP2002110940A JP2002110940A JP2003309116A JP 2003309116 A JP2003309116 A JP 2003309116A JP 2002110940 A JP2002110940 A JP 2002110940A JP 2002110940 A JP2002110940 A JP 2002110940A JP 2003309116 A JP2003309116 A JP 2003309116A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- film
- containing silicon
- silicon
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
Abstract
に高周波電力を印加してプラズマを発生させると、数種
類のラジカルが存在することが知られている。それらの
中には、ラジカルとしての寿命が短いものもあり、これ
らが核となり、パーティクルが発生するといわれてい
る。そのため、PCVD法により形成した膜には、これ
らのパーティクルが原因となって、絶縁耐圧不良(リー
ク)や特性のバラツキが見られる。 【解決手段】 シリコンを含む第一のガスであるSiH
4等とシリコンを含まない第二のガスであるN2O、NH
3、N2、H2、またはAr等に高周波電力を印加して、
薄膜を形成した後、続けて高周波電力を印加したまま、
シリコンを含む第一のガスであるSiH4等の供給を止
め、シリコンを含まない第二のガスであるN2O、N
H3、N2、H2、またはAr等のみに高周波電力を印加
して、反応室内に存在するパーティクルを排出する。
Description
された半導体膜を活性層として作製した半導体装置の作
製方法に関する。なお、本明細書において半導体装置と
は、トランジスタ、特に電界効果型トランジスタ、代表
的にはMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジ
スタや薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以
下、TFTと記す)を具備して機能する装置全般を指
し、具体的には、その半導体装置を用いて作製された回
路を駆動回路や画素部に有する液晶表示装置、該液晶表
示装置を表示部に用いた電気器具もその範疇に含まれる
とする。
縁膜等の薄膜を形成するために、プラズマ化学気相成長
(以下、PCVDとする)法が、広く用いられている。
PCVD法では、シリコンを含む第一のガスであるSi
H4等とシリコンを含まない第二のガスであるN2O、N
H3、N2、H2、またはAr等に高周波電力を印加し
て、或いは、シリコンを含む第一のガスであるTEOS
(Si(OC2H5)4:Tetraethylorthosilicate)とシリコンを
含まない第二のガスであるO2に高周波電力を印加し
て、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸窒化シリ
コン膜等の絶縁膜を形成する。PCVD法は、試料ガス
に高周波電力を印加して、エネルギーの高いプラズマ状
態で化学反応を起こす薄膜形成方法であり、ガラスやプ
ラスチック上へも薄膜の形成が可能であることから広い
分野で応用されている。
リコンを含む第一のガスに高周波電力を印加してプラズ
マを発生させると、数種類のラジカルが存在することが
知られている。それらの中にはラジカルとしての寿命が
短いものもあり、それが核となり気相中で成長してパー
ティクル(微粒子)が発生するといわれている。そのた
め、PCVD法により形成した膜には、これらのパーテ
ィクルが膜中に混入して、絶縁耐圧不良(リーク)や特
性のバラツキが発生することが問題となっている。
術の開発が極めて重要になってきている。この中で、ゲ
ート絶縁膜の薄膜化が重要な課題となっている。しか
し、膜厚が薄くなればなるほど、上記のような絶縁耐圧
不良(リーク)や特性のバラツキは、さらに深刻な問題
となっていくことは明らかである。
膜の形成方法に関する問題を解決するための技術であ
り、特に成膜時に発生するパーティクルによる絶縁膜の
絶縁耐圧不良(リーク)や特性のバラツキを改善するこ
とを課題とする。
めに本発明では、減圧状態を保持可能な反応室内に、シ
リコンを含む第一のガスと、シリコンを含まない第二の
ガスとを供給し、第1の電力で放電を発生させて基板上
に薄膜を形成する第1の処理と、シリコンを含む第一の
ガスの供給を止めてシリコンを含まない第二のガスのみ
供給を続け、放電を維持したまま、第2の電力を印加す
る第2の処理とを有している。
反応室内に、シリコンを含む第一のガスと、シリコンを
含まない第二のガスとを供給し、第1の電力で放電を発
生させて基板上に薄膜を形成する第1の処理と、シリコ
ンを含む第一のガスの供給を止めてシリコンを含まない
第二のガスのみ供給を続け、放電を維持したまま、第2
の電力を印加して反応室内に存在するパーティクルを排
出する第2の処理とを有している。
反応室内に、シリコンを含む第一のガスと、シリコンを
含まない第二のガスとを供給し、一定の圧力を保持した
状態で、第1の電力で放電を発生させて基板上に薄膜を
形成する第1の処理と、シリコンを含む第一のガスの供
給を止め、シリコンを含まない第二のガスのみ供給を続
け、放電を維持したまま、第1の処理とは異なる圧力条
件下にてシリコンを含まない第二のガスのみに第2の電
力を印加する第2の処理とを有している。
反応室内に、シリコンを含む第一のガスと、シリコンを
含まない第二のガスとを供給し、一定の圧力を保持した
状態で、第1の電力で放電を発生させて基板上に薄膜を
形成する第1の処理と、シリコンを含む第一のガスの供
給を止め、シリコンを含まない第二のガスのみ供給を続
け、放電を維持したまま、第1の処理とは異なる圧力条
件下にて、第2の電力を印加して反応室内に存在するパ
ーティクルを排出する第2の処理とを有している。
む第一のガスは、SiH4、Si2H 6、またはSi(OC2H5)
4から選ばれた一種類を含むものである。シリコンを含
まない第二のガスは、N2O、NH3、N2、H2、Ar、
またはO2から選ばれた一種類を含むものである。
印加する第2の電力は、第1の電力と同じ電力、または
第1の電力よりも低い電力で印加する。
周波電力を印加するとき、同時に圧力を変化させてもよ
い。圧力は、電極部の帯電値を弱くする、もしくは0
(ゼロ)にする、または正負が反転するように変化させ
る。その結果、パーティクルが排出されやすくなる。
周波電力を印加するとき、RFパワーを小さくしても圧
力を変化させた時と同様の効果が期待できる。
周波電力を印加するとき、同時に圧力を変化させ、か
つ、RFパワーを小さくする事も可能である。
シリコンを含まない第二のガスとを供給し、第1の電力
で放電を発生させて目的とする薄膜を形成した後、放電
を維持したままシリコンを含む第一のガスのみ供給を遮
断し、シリコンを含まない第二のガスのみを供給するこ
とで、パーティクルの成長は止まり、しかも減圧状態を
保持可能な反応室の気相中に遊離しているパーティクル
を反応室外へ排出させることができる。そのため、薄膜
へのパーティクルの混入を防ぎ、絶縁耐圧不良(リー
ク)や特性バラツキの発生を防ぐことができる。
ついて図1を用いて説明する。
まず、高周波電源105を有する反応室内において、サ
セプタ102上に基板101を配置し、シリコンを含む
第一のガスであるSiH4等とシリコンを含まない第二
のガスであるN2O、NH3、N2、H2、またはAr等を
供給し、高周波電力を印加してプラズマ103を発生さ
せる。この時、電極とプラズマ発生領域の間106(以
下、シース領域という)にパーティクル104が発生し
ている(図1(a))。絶縁膜108を形成した後、高
周波電力を印加したまま、シリコンを含む第一のガスで
あるSiH4等の供給のみを止め、シース領域106に
存在するパーティクル104を排出する(図1
(b))。シリコンを含む第一のガスの供給を止めてい
るので、新たにパーティクルが発生することはないた
め、シース領域106に存在するパーティクル(絶縁膜
形成時に発生したパーティクル)を排出することが可能
である。その後、高周波電力の印加を止めることで、基
板上に落ちてくるパーティクル量を低減することが可能
となる(図1(c))。
1を用いて説明する。
まず、高周波電源105を有する反応室内において、サ
セプタ102上に基板101を配置し、シリコンを含む
第一のガスであるTEOSとシリコンを含まない第二の
ガスであるO2を供給し、高周波電力を印加してプラズ
マ103を発生させる。この時、シース領域106にパ
ーティクル104が発生している(図1(a))。絶縁
膜108を形成した後、高周波電力を印加したまま、シ
リコンを含む第一のガスであるTEOSの供給のみを止
め、シース領域106に存在するパーティクル104を
排出する(図1(b))。シリコンを含む第一のガスの
供給を止めているので、新たにパーティクルが発生する
ことはないため、シース領域106に存在するパーティ
クル(絶縁膜形成時に発生したパーティクル)を排出す
ることが可能である。その後、高周波電力の印加を止め
ることで、基板上に落ちてくるパーティクル量を低減す
ることが可能となる(図1(c))。
より説明する。ここでは、同一基板上に画素部と、画素
部の周辺に設ける駆動回路のTFT(nチャネル型TF
T及びpチャネル型TFT)を同時に作製する方法につ
いて詳細に説明する。
ラミック基板などを用いることができる。また、シリコ
ン基板、金属基板またはステンレス基板の表面に絶縁膜
を形成したものを用いてもよい。また、本実施例の処理
温度に耐えうる耐熱性を有するプラスチック基板を用い
てもよい。
00上に酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸化窒
化シリコン膜などの絶縁膜から成る下地膜201を形成
する。本実施例では下地膜201として2層構造を用い
るが、絶縁膜の単層膜または2層以上積層させた構造を
用いてもよい。下地膜201の一層目としては、シリコ
ンを含む第一のガスとしてSiH4、シリコンを含まな
い第二のガスとしてNH3またはN2Oを用い、酸化窒化
シリコン膜201aを50〜100nm形成し、続け
て、高周波電力を印加したままSiH4の供給を止め、
NH3及びN2Oガスでプラズマ処理を行う。次いで、下
地膜201のニ層目としては、シリコンを含む第一のガ
スとしてSiH4、シリコンを含まない第二のガスとし
てN2Oを用い、酸化窒化シリコン膜201bを100
〜150nmの厚さに積層形成し、続けて、高周波電力
を印加したままSiH4の供給を止め、N2Oガスでプラ
ズマ処理を行う。この膜形成法により、下地膜上のゴミ
を低減することが出来る。
202を形成する。非晶質半導体膜は、30〜60nm
の厚さで形成する。非晶質半導体膜の材料に限定はない
が、好ましくはシリコンまたはシリコンゲルマニウム
(Si1-xGex;x=0.001〜0.05)合金など
で形成するとよい。本実施例では、PCVD法により、
SiH4ガスを用いて、非晶質シリコン膜を形成する。
iH4ガスのみを用いているが、SiH4ガスにシリコン
を含まない第二のガスとしてH2やArを同時に用いる
ことも可能である。その様な場合、非晶質シリコン膜形
成時にも、本発明を適用することが出来ることは勿論で
ある。
膜方法で形成可能であるため、下地201と非晶質半導
体膜202を連続形成することも可能である。
晶化処理(レーザー結晶化法、熱結晶化法、またはニッ
ケルなどの触媒を用いた熱結晶化法等)を行って得られ
た結晶質半導体膜を所望の形状にパターニングする。本
実施例では、ニッケルを含有する溶液を非晶質シリコン
膜上に保持させた後、脱水素化(500℃、1時間)続
けて熱結晶化(550℃、4時間)を行い、更に結晶化
を改善するためのレーザーアニール処理を行って、結晶
質シリコン膜を形成する。そして、この結晶質シリコン
膜にフォトリソグラフィ法を用いたパターニング処理を
行い、半導体層206〜210を形成する(図2
(A))。
(Vth)を制御するためにp型を付与する不純物元素
を添加する(図2(B))。半導体に対してp型を付与
する不純物元素には、ボロン(B)、アルミニウム(A
l)、ガリウム(Ga)など周期律第13族元素が知ら
れている。本実施例では、ボロン(B)を添加する。
を作成する場合には、パルス発振型または連続発光型の
エキシマレーザーやYAGレーザー、YVO4レーザー
を用いることができる。これらのレーザーを用いる場合
には、レーザー発振器から放出されたレーザー光を光学
系で線状に集光し半導体膜に照射する方法を用いるとよ
い。結晶化の条件は、実施者が適宜選択すればよい。
うゲート絶縁膜211を40〜150nmの厚さに形成
する。本実施例では、ゲート絶縁膜211は、シリコン
を含む第一のガスとしてSiH4、シリコンを含まない
第二のガスとしてN2Oを用い、ゲート絶縁膜211を
100〜120nmの厚さに形成し、続けて、高周波電
力を印加したままSiH4の供給のみを止め、N2Oガス
でプラズマ処理を15秒行った。勿論、このゲート絶縁
膜は、シリコンを含む絶縁膜を単層または積層構造とし
て用いることができる。
膜と本発明を用いた膜形成法によるゲート絶縁膜でMO
Sを作成し、J−E測定(図15)とC−V測定(図1
6)を行った結果を示す。J−E測定の結果を見ると、
従来の膜形成法では、絶縁耐圧不良やバラツキが見られ
たが、本発明を用いた膜形成法では、絶縁耐圧不良は見
られず、バラツキもほとんどなかった。また、C−V測
定の結果を見ると、従来の膜形成法と本発明を用いた膜
形成法では、大きな差は見られず、ゲート絶縁膜形成後
のプラズマ処理によって、ゲート絶縁膜の膜質が大きく
変わってしまうことがないことが確認できた。
D法で、シリコンを含む第一のガスとしてTEOS、シ
リコンを含まない第二のガスとしてO2を用い、反応圧
力40Pa、基板温度300〜400℃とし、高周波
(13.56MHz)電力密度0.5〜0.8W/cm
2で放電させて形成し、続けて、高周波電力を印加した
ままTEOSのみ供給を止め、O2ガスでプラズマ処理
を行えばよい。このようにして作製される酸化シリコン
膜は、形成後400〜500℃の熱アニールによりゲー
ト絶縁膜として良好な特性を得ることができる。
〜100nmの第1の導電膜(TaN)212と、膜厚
100〜400nmの第2の導電膜(W)213とを積
層形成する。ゲート導電膜は、Ta、W、Ti、Mo、
Al、Cuから選ばれた元素、または当該元素を主成分
とする合金材料もしくは化合物材料で形成してもよい。
また、リン等の不純物元素をドーピングした多結晶シリ
コン膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、第
1の導電膜をタンタル(Ta)膜で形成し、第2の導電
膜をW膜とする組み合わせ、第1の導電膜を窒化タンタ
ル(TaN)膜で形成し、第2の導電膜をAl膜とする
組み合わせ、第1の導電膜を窒化タンタル(TaN)膜
で形成し、第2の導電膜をCu膜とする組み合わせとし
てもよい。
ストからなるマスク214〜219を形成し、電極及び
配線を形成するための第1のエッチング処理を行う。本
実施例ではICP(Inductively Coupled Plasma:誘導
結合型プラズマ)エッチング法を用い、エッチング用ガ
スにCF4とCl2とO2とを用い、それぞれのガス流量
比を25/25/10(sccm)とし、1Paの圧力
でコイル型の電極に500WのRF(13.56MH
z)電力を投入してプラズマを生成してエッチングを行
う。基板側(試料ステージ)にも150WのRF(1
3.56MHz)電力を投入し、実質的に負の自己バイ
アス電圧を印加する。この第1のエッチング条件により
W膜をエッチングして第1の導電層の端部をテーパー形
状とする。
219を除去せずに第2のエッチング条件に変え、エッ
チング用ガスにCF4とCl2とを用い、それぞれのガス
流量比を30/30(sccm)とし、1Paの圧力で
コイル型の電極に500WのRF(13.56MHz)
電力を投入してプラズマを生成して約30秒程度のエッ
チングを行う。基板側(試料ステージ)にも20WのR
F(13.56MHz)電力を投入し、実質的に負の自
己バイアス電圧を印加する。CF4とCl2を混合した第
2のエッチング条件ではW膜及びTaN膜とも同程度に
エッチングされる。なお、ゲート絶縁膜上に残渣を残す
ことなくエッチングするためには、10〜20%程度の
割合でエッチング時間を増加させるとよい。
からなるマスクの形状を適したものとすることにより、
基板側に印加するバイアス電圧の効果により第1の導電
層及び第2の導電層の端部がテーパー形状となる。この
テーパー部の角度は15〜45°となる。こうして、第
1のエッチング処理により第1の導電層と第2の導電層
から成る第1の形状の導電層221〜226(第1の導
電層221a〜226aと第2の導電層221b〜22
6b)を形成する。220はゲート絶縁膜であり、第1
の形状の導電層221〜226で覆われない領域は20
〜50nm程度エッチングされ薄くなった領域が形成さ
れる。
ずに第1のドーピング処理を行い、半導体層にn型を付
与する不純物元素を添加する(図3(C))。ドーピン
グ処理はイオンドープ法、もしくはイオン注入法で行え
ばよい。イオンドープ法の条件はドーズ量を1×1013
〜5×1015atoms/cm2とし、加速電圧を60
〜100keVとして行う。n型を付与する不純物元素
として15族に属する元素、典型的にはリン(P)また
は砒素(As)を用いる。この場合、導電層221〜2
25がn型を付与する不純物元素に対するマスクとな
り、自己整合的に第1の不純物領域227〜231が形
成される。第1の不純物領域227〜231には1×1
020〜1×1021atoms/cm3の濃度範囲でn型
を付与する不純物元素を添加する。
に図4(A)に示すように第2のエッチング処理を行
う。エッチング用ガスにCF4とCl2とO2とを用い、
それぞれのガス流量比を25/25/10(sccm)
とし、1Paの圧力でコイル型の電極に500WのRF
(13.56MHz)電力を投入してプラズマを生成し
てエッチングを行う。基板側(試料ステージ)には20
WのRF(13.56MHz)電力を投入し、第1のエ
ッチング処理に比べ低い自己バイアス電圧を印加する。
この第3のエッチング条件によりW膜をエッチングす
る。こうして、上記第3のエッチング条件によりW膜を
異方性エッチングして第2の形状の導電層233〜23
8を形成する。
ずに図4(A)に示すように第2のドーピング処理を行
う。この場合、第1のドーピング処理よりもドーズ量を
下げて高い加速電圧の条件としてn型を付与する不純物
元素をドーピングする。例えば、加速電圧を70〜12
0keV、本実施例では90keVの加速電圧とし、
3.5×1012atoms/cm2のドーズ量で行い、
図3(C)で形成された第1の不純物領域より内側の半
導体層に新たな不純物領域を形成する。ドーピングは、
第2の形状の導電層233〜237を不純物元素に対す
るマスクとして用い、第2の導電層233a〜237a
の下部における半導体層にも不純物元素が添加されるよ
うにドーピングする。
aと重なる第2の不純物領域239〜243と、第1の
不純物領域250〜254とを形成する。n型を付与す
る不純物元素は、第2の不純物領域で1×1017〜1×
1019atoms/cm3の濃度となるようにする。
ずに図4(B)に示すようにゲート絶縁膜のエッチング
を行う。ゲート絶縁膜エッチング中に第2の導電層23
3a〜238aも同時にエッチングされ、第3の形状の
導電層244〜249が形成される。これにより、第2
の不純物領域を、第2の導電層244a〜248aと重
なる領域と重ならない領域に区別することができる。
た後、新たにレジストからなるマスク255〜257を
形成して図4(C)に示すように、第3のドーピング処
理を行う。この第3のドーピング処理により、pチャネ
ル型TFTの活性層となる半導体層に一導電型とは逆の
導電型を付与する不純物元素が添加された第4の不純物
領域258〜263を形成する。第3の形状の導電層2
45、248を不純物元素に対するマスクとして用い、
p型を付与する不純物元素を添加して自己整合的に第4
の不純物領域を形成する。本実施例では、不純物領域2
58〜263はジボラン(B2H6)を用いたイオンドー
プ法で形成する。この第3のドーピング処理の際には、
nチャネル型TFTを形成する半導体層はレジストから
なるマスク255〜257で覆われている。第1のドー
ピング処理及び第2のドーピング処理によって、不純物
領域258〜263にはそれぞれ異なる濃度でリンが添
加されているが、そのいずれの領域においてもp型を付
与する不純物元素の濃度を2×1020〜2×1021at
oms/cm3となるようにドーピング処理することに
より、pチャネル型TFTのソース領域およびドレイン
領域として機能するために何ら問題は生じない。
純物領域が形成される。半導体層と重なる第3の形状の
導電層244〜248がゲート電極として機能する。ま
た、249はソース配線、248は保持容量を形成する
ための第2の電極として機能する。
257を除去し、全面を覆う第1の層間絶縁膜264を
形成する(図5(A))。この第1の層間絶縁膜264
としては、PCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを
100〜200nmとしてシリコンを含む絶縁膜で形成
する。本実施例では、PCVD法によりシリコンを含む
第一のガスとしてSiH4、シリコンを含まない第二の
ガスとしてN2Oを用い、膜厚150nmの酸化窒化シ
リコン膜を形成し、続けて、高周波電力を印加したまま
SiH4の供給を止め、N2Oガスでプラズマ処理を行
う。勿論、第1の層間絶縁膜264は酸化窒化シリコン
膜に限定されるものでなく、他のシリコンを含む絶縁膜
を単層または積層構造として用いてもよい。
れの半導体層に添加された不純物元素を活性化処理する
工程を行う。この活性化工程はファーネスアニール炉を
用いる熱アニール法で行う。熱アニール法としては、酸
素濃度が1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下の
窒素雰囲気中で400〜700℃、代表的には500〜
550℃で行えばよい。なお、熱アニール法の他に、レ
ーザーアニール法、またはラピッドサーマルアニール法
(RTA法)を適用することができる。
時に、結晶化の際に触媒として使用したニッケルが高濃
度のリンを含む不純物領域250〜254、258、2
61にゲッタリングされ、主にチャネル形成領域となる
半導体層中のニッケル濃度が低減される。このようにし
て作製したチャネル形成領域を有するTFTはオフ電流
値が下がり、結晶性が良いことから高い電界効果移動度
が得られ、良好な特性を達成することができる。
前に活性化処理を行ってもよい。ただし、244〜24
8に用いた配線材料が熱に弱い場合には、本実施例のよ
うに配線等を保護するため層間絶縁膜(シリコンを主成
分とする絶縁膜、例えば窒化シリコン膜)を形成した後
で活性化処理を行うことが好ましい。
中で、300〜550℃で1〜12時間の熱処理を行
い、半導体層を水素化する工程を行う。この工程は熱的
に励起された水素により半導体層のダングリングボンド
を終端する工程である。水素化の他の手段として、プラ
ズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)
を行ってもよい。
法を用いる場合には、上記水素化を行った後、エキシマ
レーザーやYAGレーザー等のレーザー光を照射するこ
とが望ましい。
絶縁物材料から成る第2の層間絶縁膜265を形成す
る。次いで、ソース配線249に達するコンタクトホー
ルと各不純物領域250、252、253、258、2
61に達するコンタクトホールを形成するためのパター
ニングを行う。
不純物領域または第4の不純物領域とそれぞれ電気的に
接続する配線266〜271を形成する。なお、これら
の配線は、膜厚50nmのTi膜と、膜厚500nmの
合金膜(AlとTiとの合金膜)との積層膜をパターニ
ングして形成する。
274、ゲート導電膜273、接続電極272を形成す
る(図5(B))。この接続電極272によりソース配
線248は、画素TFT304と電気的な接続が形成さ
れる。また、ゲート導電膜273は、第1の電極(第3
の形状の導電層247)と電気的な接続が形成される。
また、画素電極274は、画素TFTのドレイン領域と
電気的な接続が形成され、さらに保持容量を形成する一
方の電極として機能する半導体層と電気的な接続が形成
される。また、画素電極274としては、AlまたはA
gを主成分とする膜、またはそれらの積層膜等、反射性
の優れた材料を用いることが望ましい。
1、pチャネル型TFT302、nチャネル型TFT3
03を有する駆動回路306と、画素TFT304、保
持容量305とを有する画素部307を銅一基板上に形
成することができる。本明細書中ではこのような基板を
便宜上アクティブマトリクス基板と呼ぶ。
1はチャネル形成領域275、ゲート電極を形成する第
3の形状の導電層244と重なる第3の不純物領域23
9b(GOLD領域)、ゲート電極の外側に形成される
第2の不純物領域239a(LDD領域)とソース領域
またはドレイン領域として機能する第1の不純物領域2
50を有している。pチャネル型TFT302にはチャ
ネル形成領域276、ゲート電極を形成する第3の形状
の導電層245と重なる第4の不純物領域260、ゲー
ト電極の外側に形成される第4の不純物領域259、ソ
ース領域またはドレイン領域として機能する第4の不純
物領域258を有している。nチャネル型TFT303
にはチャネル形成領域277、ゲート電極を形成する第
3の形状の導電層246と重なる第3の不純物領域24
1b(GOLD領域)、ゲート電極の外側に形成される
第2の不純物領域242a(LDD領域)とソース領域
またはドレイン領域として機能する第1の不純物領域2
52を有している。
成領域278、ゲート電極を形成する第3の形状の導電
層247と重なる第3の不純物領域242b(GOLD
領域)、ゲート電極の外側に形成される第2の不純物領
域242a(LDD領域)とソース領域またはドレイン
領域として機能する第1の不純物領域253を有してい
る。また、保持容量305の一方の電極として機能する
半導体層261〜263には第4の不純物領域と同じ濃
度で、それぞれp型を付与する不純物元素が添加されて
いる。保持容量305は、絶縁膜(ゲート絶縁膜と同一
膜)を誘電体として、第2の電極248と、半導体層2
61〜263とで形成している。
基板の画素部の上面図を図6に示す。なお、図2〜図6
に対応する部分には同じ符号を用いている。図6中の鎖
線A−A’は図5中の鎖線A―A’で切断した断面図に
対応している。また、図6中の鎖線B−B’は図5中の
鎖線B―B’で切断した断面図に対応している。
アクティブマトリクス基板は、一部がゲート電極の機能
を果たす第1の電極247とゲート導電膜273とを異
なる層に形成し、ゲート導電膜273で半導体層を遮光
することを特徴としている。
トリクスを用いることなく、画素電極間の隙間が遮光さ
れるように、画素電極の端部をソース配線と重なるよう
に配置形成する。
方法、例えばサンドブラスト法やエッチング法等により
凹凸化させて、鏡面反射を防ぎ、反射光を散乱させるこ
とによって白色度を増加させることが望ましい。
クティブマトリクス基板の断面図を示す。第2の層間膜
形成までは、上記の反射型のものと同じである。第2の
層間膜上に透明導電膜を形成する。そして、透明導電膜
層282を形成するためにパターニングを行う。透明導
電膜としては酸化インジウムと酸化スズとの化合物や酸
化インジウムと酸化亜鉛との化合物を用いることができ
る。
純物領域または第4の不純物領域とそれぞれで電気的に
接続する配線266〜277を形成する。なお、これら
の配線は、膜厚50nmのTi膜と、膜厚500nmの
合金(AlとTiとの合金膜)との積層膜をパターニン
グして形成する。また、画素部307においては、画素
電極283、284、ゲート導電膜273、接続電極2
72を形成する。このように、マスク枚数を1枚増やし
て透過型の液晶表示装置に適したアクティブマトリクス
基板を作製することができる。
製したアクティブマトリクス基板から、アクティブマト
リクス型液晶表示装置を作製する工程を以下に説明す
る。説明には図8を用いる。
のアクティブマトリクス基板を得た後、図5(B)のア
クティブマトリクス基板上に配向膜801を形成しラビ
ング処理を行う。なお、本実施例では配向膜801を形
成する前に、アクリル樹脂膜等の有機樹脂膜をパターニ
ングすることによって基板間隔を保持するための柱状の
スペーサ806を所望の位置に形成した。また、柱状の
スペーサに代えて、球状のスペーサを基板全面に散布し
てもよい。
4、805、平坦化膜807を形成する。赤色の着色層
804と青色の着色層805とを一部重ねて、第2遮光
部を形成する。なお、図8では図示しないが、赤色の着
色層と緑色の着色層とを一部重ねて、第1遮光部を形成
する。
し、対向基板の全面に配向膜808を形成し、ラビング
処理を施した。
クティブマトリクス基板と対向基板とをシール剤802
で貼り合わせる。シール剤802にはフィラーが混入さ
れていて、このフィラーと柱状スペーサ806によって
均一な間隔を持って2枚の基板が貼り合わせられる。そ
の後、両基板の間に液晶材料を注入し、封止剤(図示せ
ず)によって完全に封止する。液晶材料には公知の液晶
材料を用いればよい。このようにして図8に示すアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置が完成する。
ている。従って、実施例1の画素部の上面図を示す図6
では、少なくともゲート配線273と画素電極274、
281の間隙と、ゲート配線273と接続電極272の
間隙と、接続電極272と画素電極274の間隙を遮光
する必要がある。本実施例では、それらの遮光すべき位
置に第1遮光部と第2遮光部が重なるように対向基板を
貼り合わせた。
素部と、画素部の周辺に駆動回路を形成するTFT(n
チャネル型TFT及びpチャネル型TFT)を同時に作
製する方法について図9〜図11を用いて説明する。
グ社の#7059ガラスや#1737ガラスなどに代表
されるバリウムホウケイ酸ガラス、またはアルミノホウ
ケイ酸ガラスなどのガラスからなる基板901上に、好
適には、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、タ
ンタル(Ta)から選ばれた一種または複数種を成分と
する導電膜からゲート電極902〜904、ソース配線
906、907、画素部の保持容量を形成するための容
量配線905を形成する。例えば、低抵抗化と耐熱性の
観点からはMoとWの合金は適している。また、アルミ
ニウムを用い、表面を酸化処理してゲート電極を形成し
てもよい。
ト電極は、その厚さを200〜400nm、好ましくは
250nmの厚さで形成し、その上層に形成する被膜の
被覆性(ステップカバレージ)を向上させるために、端
部をテーパー形状となるように形成する。テーパー部の
角度は5〜30度、好ましくは15〜25度で形成す
る。テーパー部はドライエッチング法で形成され、エッ
チングガスと基板側に印加するバイアス電圧により、そ
の角度を制御する。
電極902〜904、ソース配線906、907、画素
部の保持容量を形成するための容量配線905を覆う第
1の絶縁層908を形成する。第1の絶縁層908はP
CVD法またはスパッタ法を用い、その厚さを40〜2
00nmとしてシリコンを含む絶縁膜で形成する。例え
ば、50nmの厚さの窒化シリコン膜908aと、12
0nmの厚さの酸化シリコン膜908bから第1の絶縁
層908を形成する。PCVD法で形成する場合、第1
のガスであるSiH4、第2のガスであるN2O及びNH
3を用いて酸化窒化シリコン膜を形成し、続けて、高周
波電力を印加したまま、第1のガスであるSiH4の供
給を止め、N2O及びNH3でプラズマ処理を行う。
層を形成して、ゲート絶縁膜として用いるものである
が、基板901からアルカリ金属などの不純物が半導体
層に拡散するのを防ぐブロッキング層としての機能も有
している。
09を30〜100nm、好ましくは40〜60nmの
厚さで形成する。結晶質半導体膜の材料に限定はない
が、代表的にはシリコンまたはシリコンゲルマニウム
(SixGe1-x;x=0.01〜10原子%)合金など
で形成するとよい。結晶質半導体膜を得る方法は、実施
例1を参考にすればよい。
第2のフォトマスクを用いて所定のパターンに形成す
る。図9(C)は島状に分割された半導体層910〜9
13を示す。半導体層910〜912は、ゲート電極9
02、904と一部が重なるように形成する。
3上に酸化シリコンまたは窒化シリコンから成る絶縁膜
を100〜200nmの厚さに形成する。図9(D)
は、ゲート電極をマスクとする裏面からの露光プロセス
により、自己整合的にチャネル保護膜とする第3の絶縁
層914〜918を半導体層910〜912上に形成す
る。
を形成するための第1のドーピング工程を行う。ドーピ
ングの方法はイオンドープ法もしくはイオン注入法で行
えばよい。n型の不純物(ドナー)としてリン(P)を
添加し、第3の絶縁層915〜918をマスクとして形
成される第1の不純物領域919〜922を形成する。
この領域のドナー濃度は1×1016〜2×1017/cm
3の濃度とする。
Tのソース領域及びドレイン領域を形成する工程であ
り、図10(A)で示すように第3のフォトマスクを用
いて、レジストによるマスク923〜925を形成す
る。マスク924、925はnチャネル型TFTのLD
D領域を覆って形成され、第2の不純物領域926〜9
28には1×1020〜1×1021/cm3の濃度範囲で
ドナー不純物を添加する。
スク923〜925が形成された状態でフッ酸によるエ
ッチング処理を行い、第3の絶縁層914、918を除
去しておくと好ましい。
イン領域は、図10(B)に示すように第3のドーピン
グ処理により行い、イオンドープ法やイオン注入法でp
型の不純物(アクセプタ)を添加して第3の不純物領域
930、931を形成する。この領域のp型の不純物濃
度は2×1020〜2×1021/cm3となるようにす
る。この工程において、半導体層913にもp型の不純
物を添加しておく。
層上に第2の絶縁層を形成する。好適には、第2の絶縁
層を複数の絶縁膜で形成する。半導体層上に形成する第
2の絶縁層の第1層目932は水素を含有する窒化シリ
コン膜または窒化酸化シリコン膜から成る無機絶縁物
で、PCVD法により形成する場合、シリコンを含む第
一のガスとしてSiH4、シリコンを含まない第二のガ
スとしてNH3、H2またはN2Oを用い、50〜200
nmの厚さに形成し、続けて、高周波電力を印加したま
まSiH4の供給を止め、NH3、H2またはN2Oガスで
プラズマ処理を行う。その後、それぞれの半導体層に添
加された不純物を活性化する工程を行う。この工程はフ
ァーネスアニール炉を用いる熱アニール法で行う。その
他に、レーザーアニール法、またはラピッドサーマルア
ニール法(RTA法)を適用することができる。熱アニ
ール法は窒素雰囲気中で400〜600℃、代表的には
450〜500℃で行1〜4時間の熱処理を行う。
同時に第2の絶縁層の第1層目932の窒化シリコン膜
または窒化酸化シリコン膜の水素が放出され、半導体層
の水素化を行うことができる。この工程は水素により半
導体層のダングリングボンドを終端する工程である。水
素化をより効率よく行う手段として、第2の絶縁層の第
1層932を形成する前にプラズマ水素化(プラズマに
より励起された水素を用いる)を行ってもよい。
目933は、ポリイミド、アクリルなどの有機絶縁物材
料で形成し表面を平坦化する。勿論、PCVD法でTE
OSを用いて形成される酸化シリコン膜を適用してもよ
いが、平坦性を高める観点からは有機物材料を用いるこ
とが望ましい。
タクトホールを形成する。そして、第6のフォトマスク
を用いてアルミニウム(Al)、チタン(Ti)、タン
タル(Ta)などを用いて、駆動回路1005において
接続電極934及びソースまたはドレイン配線935〜
937を形成する。また、画素部1006において、画
素電極940、ゲート配線939、接続電極938を形
成する。
FT1001とnチャネル型TFT1002を有する駆
動回路1005と、画素TFT1003と保持容量10
04を有する画素部1006が形成される。駆動回路1
005のpチャネル型TFT1001には、チャネル形
成領域1007、第3の不純物領域から成るソースまた
はドレイン領域1008が形成されている。nチャネル
型TFT1002には、チャネル形成領域1009、第
1の不純物領域から成るLDD領域1010、第2の不
純物領域から成るソースまたはドレイン領域1011が
形成されている。画素部1006の画素TFT1003
は、マルチゲート構造であり、チャネル形成領域101
2、LDD領域1013、ソースまたはドレイン領域1
014、1016が形成される。LDD領域の間に位置
する第2の不純物領域は、オフ電流を低減するために有
用である。保持容量1004は、容量配線905と半導
体層913とその間に形成される第1の絶縁層とから形
成されている。
8によりソース配線907は、画素TFT1003のソ
ースまたはドレイン領域1014と電気的な接続が形成
される。また、ゲート配線939は、第1の電極と電気
的な接続が形成される。また、画素電極940は、画素
TFT1003のソースまたはドレイン領域1016及
び保持容量1004の半導体層913と接続している。
配線939のコンタクト部を説明する図である。ゲート
電極904は隣接する画素の保持容量の一方の電極を兼
ね、画素電極945と接続する半導体層944と重なる
部分で容量を形成している。また、図11(C)はソー
ス配線907と画素電極940及び隣接する画素電極9
46との配置関係を示し、画素電極の端部をソース配線
907上に設け、重なり部を形成することにより、迷光
を遮り遮光性を高めている。なお、本明細書中ではこの
ような基板を便宜上アクティブマトリクス基板と呼ぶ。
表示装置に適したのものであるが、実施例1と同様に、
透明導電膜を用いることで、透過型の液晶表示装置に適
した画素構造を持つものも作製できる。
TFTは様々な電気光学装置(代表的にはアクティブマ
トリクス型液晶ディスプレイ等)に用いることができ
る。即ち、それら電気光学装置や半導体回路を部品とし
て組み込んだ電子機器全てに本発明を実施できる。
ラ、デジタルカメラ、プロジェクター(リア型またはフ
ロント型)、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型
ディスプレイ)、カーナビゲーション、カーステレオ、
パーソナルコンピュータ、携帯情報端末機器(モバイル
コンピュータ、携帯電話または電子書籍等)などが挙げ
られる。それらの一例を図12、図13及び図14に示
す。
あり、本体1201、画像入力部1202、表示部12
03、キーボード1204等を含む。本発明を画像入力
部1202、表示部1203やその他の信号制御回路に
適用することができる。
1205、表示部1206、音声入力部1207、操作
スイッチ1208、バッテリー1209、受像部121
0等を含む。本発明を表示部1206やその他の信号制
御回路に適用することができる。
ービルコンピュータ)であり、本体1211、カメラ部
1212、受像部1213、操作スイッチ1214、表
示部1215等を含む。本発明は表示部1215やその
他の信号制御回路に適用できる。
あり、本体1216、表示部1217、アーム部121
8等を含む。本発明は表示部1217やその他の信号制
御回路に適用することができる。
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体1219、表示部1220、スピーカー部12
21、記録媒体1222、操作スイッチ1223等を含
む。なお、このプレーヤーは記録媒体としてDVD(Di
gital Versatile Disc)、CD等を用い、音楽鑑賞や映
画鑑賞やゲームやインターネットを行うことができる。
本発明は表示部1220やその他の信号制御回路に適用
することができる。
体1224、表示部1225、接眼部1226、操作ス
イッチ1227、受像部(図示しない)等を含む。本発
明を表示部1225やその他の信号制御回路に適用する
ことができる。
であり、投射装置1301、スクリーン1302等を含
む。本発明は投射装置1301の一部を構成する液晶表
示装置1314やその他の信号制御回路に適用すること
ができる。
り、本体1303、投射装置1304、ミラー130
5、スクリーン1306等を含む。本発明は投射装置1
304の一部を構成する液晶表示装置1314やその他
の信号制御回路に適用することができる。
図13(B)中における投射装置1301、1304の
構造の一例を示した図である。投射装置1301、13
04は、光源光学系1307、ミラー1308、131
0〜1312、ダイクロイックミラー1309、プリズ
ム1313、液晶表示装置1314、位相差板131
5、投射光学系1316で構成される。投射光学系13
16は、投射レンズを含む光学系で構成される。本実施
例は三板式の例を示したが、特に限定されず、例えば単
板式であってもよい。また、図13(C)中において矢
印で示した光路に実施者が適宜、光学レンズや、偏光機
能を有するフィルムや、位相差を調節するためのフィル
ム、IRフィルム等の光学系を設けてもよい。
おける光源光学系1307の構造の一例を示した図であ
る。本実施例では、光源光学系1307は、リフレクタ
ー1318、光源1319、レンズアレイ1320、1
321、偏光変換素子1322、集光レンズ1323で
構成される。なお、図13(D)に示した光源光学系は
一例であって特に限定されない。例えば、光源光学系に
実施者が適宜、光学レンズや、偏光機能を有するフィル
ムや、位相差を調節するフィルム、IRフィルム等の光
学系を設けてもよい。
おいては、透過型の電気光学装置を用いた場合を示して
おり、反射型の電気光学装置の適用例は図示していな
い。
ネル1401、操作用パネル1402、接続部140
3、センサー内蔵ディスプレイ1404、音声出力部1
405、操作キー1406、電源スイッチ1407、音
声入力部1408、アンテナ1409等を含む。本発明
をセンサー内蔵ディスプレイ1404、音声出力部14
05、音声入力部1408やその他の信号制御回路に適
用することができる。
り、本体1411、表示部1412、記憶媒体141
3、操作スイッチ1414、アンテナ1415等を含
む。本発明は表示部1412、記憶媒体1413やその
他の信号回路に適用することができる。
1416、支持台1417、表示部1418等を含む。
本発明は表示部1418に適用することができる。本発
明のディスプレイは特に大画面化した場合において有利
であり、対角10インチ以上(特に30インチ以上)の
ディスプレイには有利である。
く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能であ
る。
成時に発生するパーティクルを取り除くことが出来るた
め、パーティクルによる絶縁膜の絶縁耐圧不良(リー
ク)や特性のバラツキを抑えることが可能となる。すな
わち、本発明により、より特性の良いTFTを作成する
ことが可能となる。
図。
図。
図。
Claims (7)
- 【請求項1】減圧状態を保持可能な反応室内に、シリコ
ンを含む第一のガスと、シリコンを含まない第二のガス
と、を供給し、第1の電力で放電を発生させ、基板上に
薄膜を形成する第1の処理と、前記シリコンを含む第一
のガスの供給を止め、前記シリコンを含まない第二のガ
スのみ供給を続け、放電を維持したまま第2の電力を印
加する第2の処理とを有することを特徴とする半導体装
置の作製方法。 - 【請求項2】減圧状態を保持可能な反応室内に、シリコ
ンを含む第一のガスと、シリコンを含まない第二のガス
と、を供給し、第1の電力で放電を発生させ、基板上に
薄膜を形成する第1の処理と、前記シリコンを含む第一
のガスの供給を止め、前記シリコンを含まない第二のガ
スのみ供給を続け、放電を維持したまま第2の電力を印
加して反応室内に存在するパーティクルを排出する第2
の処理とを有することを特徴とする半導体装置の作製方
法。 - 【請求項3】減圧状態を保持可能な反応室内に、シリコ
ンを含む第一のガスと、シリコンを含まない第二のガス
と、を供給し、一定の圧力を保持した状態で第1の電力
で放電を発生させ、基板上に薄膜を形成する第1の処理
と、前記シリコンを含む第一のガスの供給を止め、前記
シリコンを含まない第二のガスのみ供給を続け、放電を
維持したまま前記第1の処理とは異なる圧力条件下にて
前記シリコンを含まない第二のガスのみに第2の電力を
印加する第2の処理とを有することを特徴とする半導体
装置の作製方法。 - 【請求項4】減圧状態を保持可能な反応室内に、シリコ
ンを含む第一のガスと、シリコンを含まない第二のガス
と、を供給し、一定の圧力を保持した状態で第1の電力
で放電を発生させ、基板上に薄膜を形成する第1の処理
と、前記シリコンを含む第一のガスの供給を止め、前記
シリコンを含まない第二のガスのみ供給を続け、放電を
維持したまま前記第1の処理とは異なる圧力条件下に
て、第2の電力を印加して反応室内に存在するパーティ
クルを排出する第2の処理とを有することを特徴とする
半導体装置の作製方法。 - 【請求項5】請求項1乃至請求項4において、前記シリ
コンを含む第一のガスは、SiH4、Si2H6、またはS
i(OC2H5)4から選ばれた一種類を含むことを特徴とする
半導体装置の作製方法。 - 【請求項6】請求項1乃至請求項4において、前記シリ
コンを含まない第二のガスは、N2O、NH3、N2、
H2、Ar、またはO2から選ばれた一種類を含むことを
特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項7】請求項1乃至請求項4において、前記第2
の電力は、前記第1の電力と同じ電力、または前記第1
の電力よりも低い電力を印加することを特徴とする半導
体装置の作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002110940A JP4018432B2 (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 半導体装置の作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002110940A JP4018432B2 (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 半導体装置の作製方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003309116A true JP2003309116A (ja) | 2003-10-31 |
JP2003309116A5 JP2003309116A5 (ja) | 2005-09-15 |
JP4018432B2 JP4018432B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
ID=29393921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002110940A Expired - Fee Related JP4018432B2 (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 半導体装置の作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4018432B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005064518A (ja) * | 2003-08-18 | 2005-03-10 | Asm Japan Kk | 低比誘電率膜を形成する方法 |
JP2007073626A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Toshiba Corp | 半導体製造装置の清浄化方法 |
JP2007287890A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Kochi Univ Of Technology | 絶縁膜の成膜方法、半導体装置の製法、プラズマcvd装置 |
JP2009212509A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-09-17 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置の作製方法 |
US10566497B2 (en) | 2009-10-09 | 2020-02-18 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light-emitting display device including a first pixel and a second pixel |
-
2002
- 2002-04-12 JP JP2002110940A patent/JP4018432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4566651B2 (ja) * | 2003-08-18 | 2010-10-20 | 日本エー・エス・エム株式会社 | 低比誘電率膜を形成する方法 |
JP2005064518A (ja) * | 2003-08-18 | 2005-03-10 | Asm Japan Kk | 低比誘電率膜を形成する方法 |
JP2007073626A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Toshiba Corp | 半導体製造装置の清浄化方法 |
JP2007287890A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Kochi Univ Of Technology | 絶縁膜の成膜方法、半導体装置の製法、プラズマcvd装置 |
KR20150039730A (ko) * | 2008-02-08 | 2015-04-13 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 반도체 장치의 제작 방법 |
US8324699B2 (en) | 2008-02-08 | 2012-12-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for manufacturing semiconductor device |
JP2009212509A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-09-17 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置の作製方法 |
KR101696185B1 (ko) * | 2008-02-08 | 2017-01-23 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 반도체 장치의 제작 방법 |
US10566497B2 (en) | 2009-10-09 | 2020-02-18 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light-emitting display device including a first pixel and a second pixel |
JP2020042279A (ja) * | 2009-10-09 | 2020-03-19 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 発光表示装置 |
JP2020079947A (ja) * | 2009-10-09 | 2020-05-28 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 発光表示装置 |
US11355669B2 (en) | 2009-10-09 | 2022-06-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light-emitting display device and electronic device including an oxide semiconductor layer |
US11901485B2 (en) | 2009-10-09 | 2024-02-13 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light-emitting display device having a first pixel and a second pixel and an oxide semiconductor layer having a region overlapping a light-emitting region of the second pixel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4018432B2 (ja) | 2007-12-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8502231B2 (en) | Semiconductor device | |
US6809339B2 (en) | Semiconductor device and method for manufacturing same | |
JP5072157B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
US6777713B2 (en) | Irregular semiconductor film, having ridges of convex portion | |
US7821008B2 (en) | Semiconductor device and manufacturing method thereof | |
KR20020053760A (ko) | 레이저 어닐 방법 및 반도체장치 제작방법 | |
KR20020092255A (ko) | 반도체막, 반도체장치 및 이들의 제조방법 | |
US7297579B2 (en) | Semiconductor device and manufacturing method thereof | |
JP2001144302A (ja) | 半導体装置及びその作製方法並びに電子装置 | |
US6756608B2 (en) | Semiconductor device and method of manufacturing the same | |
JP5046439B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
US6518104B2 (en) | Method of manufacturing a semiconductor device by thermal oxidation of an impurity doped amorphous semiconductor film | |
JP4018432B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP4558140B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP5292453B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP2003142402A (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP4053256B2 (ja) | 半導体装置の作製方法並びに半導体製造装置 | |
JP2003151905A (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP2011242786A (ja) | 表示装置及びプロジェクター | |
JP2004031543A (ja) | 薄膜トランジスタの作製方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050405 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050405 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050715 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061214 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20061214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070424 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070601 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070918 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070920 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4018432 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |