JP2003308806A - 放電管、並びに、それを備えた光源装置および液晶表示装置 - Google Patents

放電管、並びに、それを備えた光源装置および液晶表示装置

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JP2003308806A
JP2003308806A JP2002112728A JP2002112728A JP2003308806A JP 2003308806 A JP2003308806 A JP 2003308806A JP 2002112728 A JP2002112728 A JP 2002112728A JP 2002112728 A JP2002112728 A JP 2002112728A JP 2003308806 A JP2003308806 A JP 2003308806A
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Hiroki Hosoda
博樹 細田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スローリークを生じず、導入線の引っ張りに
対しても強く、かつ、放電管の収容体であるフレームの
小型化を可能とし得る放電管を得る。 【解決手段】 引き出し配線3・3は、前記封止手段4
・4内部において折曲または湾曲した状態で固定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ、PDA、テレビ等の液晶表示装置の光源装置に
用いられる放電管、この放電管を備えた光源装置および
液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図15に示すとおり、ストレ
ート形状の冷陰極放電管または熱陰極放電管である放電
管31が知られている。上記放電管31においては、電
極32・32に接続された導入線33・33は、放電管
31の軸方向に沿って配設されており、ガラスビーズ3
4・34を介して、外部に引き出されている。
【0003】ここで、上記放電管31を液晶表示装置の
バックライトユニットに用いる場合には、図16および
図17に示すとおり、例えば、放電管31を導光板35
の周囲に配置する必要がある。この場合、上記導入線3
3・33とリード線36との接続は、図18にも示すと
おり、導入線33・33を、ガラスビーズ34・34の
外側にて、曲げることにより行われている。
【0004】それゆえ、ガラスビーズ34・34とフレ
ーム37の外枠部端面との間に、上記導入線33・33
の配置スペースを設ける必要がある。したがって、図1
7に示すとおり、このスペース分、フレーム37の幅を
大きくしなければならないという問題点を有している。
【0005】また、従来より、図19に示すとおり、曲
げ形状の放電管31’が知られている。この曲げ形状の
放電管31’の両端部も、上記放電管31と同様な端部
形状を有しており、バックライトユニットに用いる場合
には同様に、上記導入線33・33の配置スペースを設
ける必要がある。したがって、バックライトユニットに
上記放電管31’を用いる場合も、フレームを大きくす
る必要がある。
【0006】そこで、上記問題点を解決するため、特開
平11−213951号公報には、図20に示すとお
り、導入線33・33を、ガラスビーズ34・34を介
さず、放電管31”の管状部38(放電管本体)の壁面
を介して、放電管31”の軸方向と垂直をなす方向に配
した構成が開示されている。
【0007】また、特開平9−115630号公報に
は、放電ランプの端部外側に電極口金を設け、この電極
口金から放電ランプの軸方向とは垂直な方向にリードが
配された構成が開示されている。なお、上記電極口金と
リードとの接続は、半田あるいはソケットを介して行わ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平11−213951号公報に記載の放電管では、導
入線33・33が引き出されている管状部38から、ス
ローリークを生じる可能性があるという問題点を有して
いる。つまり、上記放電管31”では、導入線33・3
3は、十分な厚みを有するガラスビーズ34・34を介
さずに、0.3mm程度の肉厚の薄い管状部38の壁面
から直接引き出されているため、放電管内の封入ガス
が、管状部38における導入線33・33が引き出され
ている箇所から漏れる可能性が高くなる。また、導入線
33・33は肉厚の薄い管状部38の壁面のみで固定さ
れているため、導入線33・33に外部からの引張力が
作用した際に、放電管31”が割損する可能性が高い。
【0009】また、上記特開平9−115630号公報
に記載の放電ランプでは、上記電極口金を放電ランプの
端部表面に設ける構造のため、この電極口金の周りには
外部との絶縁のための比較的大きなスペースが必要とな
る。また、上記電極口金とリードとの接続をソケットに
より行う場合も、このソケット用のスペースが必要とな
る。さらに、上記放電ランプは、リードに湾曲部を設け
る構造であり、この湾曲部の分だけ配置スペースが必要
となる。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、スローリークを生じず、
導入線の引っ張りに対しても強く、かつ、放電管の収容
体であるフレームの小型化を可能とし得る放電管を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の放電管は、上記
の課題を解決するために、冷陰極または熱陰極の放電電
極を内部に備える放電管であって、前記放電電極に接続
される引き出し配線と、前記放電管本体の端面を封止す
る封止手段とを備え、前記引き出し配線が前記封止手段
を貫通して外部に引き出されている放電管において、前
記引き出し配線は、前記封止手段内部において折曲また
は湾曲した状態で固定されていることを特徴としてい
る。
【0012】上記の発明によれば、放電管内の放電電極
から外部に引き出されている引き出し配線が、放電管本
体の端面に位置する封止手段内部にて、折曲または湾曲
した状態で固定されている。すなわち、引き出し配線の
封止手段内部での貫通経路が直線的な経路ではなく、封
止手段に入る際の引き出し配線の配設方向と、封止手段
から出る際の引き出し配線の配設方向とが、互いに異な
るものになっている。
【0013】したがって、上記引き出し配線の引張りに
対する、封止手段における引き出し配線の固定強度を増
すことが可能となる。つまり、引き出し配線に外部から
の引張力が作用した場合に、引き出し配線が封止手段内
部で折曲または湾曲していない放電管と比較して、封止
手段における引き出し配線の固定強度を増すことができ
る。これは、折曲前の箇所または湾曲している箇所の引
き出し配線の配設方向が、上記引張力の作用する方向と
異なるためである。
【0014】また、封止手段内の引き出し配線長をある
程度確保することにより、放電管内の封入ガスのガス漏
れ、つまり、スローリークを十分に防ぐことができる。
それゆえ、割損、ガス漏れに強い放電管を提供すること
が可能となる。
【0015】なお、上記放電管においては、上記封止手
段を、放電管の管の部分、つまり放電管本体と一体に成
形してもよい。
【0016】また、本発明の放電管は、上記の放電管に
おいて、前記引き出し配線は、前記放電管本体の端面に
おける放電管の軸方向に対して、ほぼ垂直な方向に折曲
して固定されていることを特徴としている。
【0017】上記の発明によれば、引き出し配線の封止
手段内での貫通経路がL字型の経路となっている。
【0018】したがって、上述した効果、つまり、割
損、ガス漏れに強い放電管を提供することができるとい
う効果に加えて、この放電管を光源装置に用いることに
より、後述するように、光源装置内での省スペース化を
一層図ることができる。
【0019】また、本発明の放電管は、上記の放電管に
おいて、前記封止手段がガラスビーズであり、前記引き
出し配線が前記ガラスビーズのほぼ中心で折曲して固定
されていることを特徴としている。
【0020】上記の発明によれば、封止手段が球状のガ
ラスであり、かつ、封止手段の中心部にて、引き出し配
線が折曲している。
【0021】それゆえ、引き出し配線は、ガラスビーズ
の直径分、ガラスビーズ内に配設されることになる。し
たがって、引き出し配線のガラスビーズ部における固定
強度が増加する。また、放電管内の封入ガスのガス漏
れ、つまり、スローリークを十分に防ぐことができる。
【0022】また、本発明の光源装置は、上記の放電管
を備えることを特徴としている。
【0023】上記の発明によれば、光源装置は、封止手
段内部にて引き出し配線が折曲または湾曲して固定され
た放電管を備えている。つまり、同じ長さの引き出し配
線を有し、封止手段内部で引き出し配線が折曲または湾
曲しない放電管と比較して、引き出し配線を含めた放電
管の軸方向に沿った放電管の全長が短くなる放電管を、
上記光源装置は備えている。
【0024】したがって、放電管が光を発する発光部の
全長を一定に保ったまま、この放電管を備える光源装置
における放電管の管軸方向の長さを短くすることが可能
となる。それゆえ、光源装置の小型化が可能となる。
【0025】特に、前記引き出し配線が、前記放電管の
軸方向に対してほぼ垂直な方向で外部に引き出されてい
る場合には、引き出し配線を含めた放電管の軸方向に沿
った放電管の全長は、引き出し配線の長さを考慮しなく
てもよいため、さらに短くできる。それゆえ、光源装置
の小型化が、より一層図れる。
【0026】また、本発明の光源装置は、上記の光源装
置において、前記光源装置が、バックライトユニットで
あることを特徴としている。
【0027】上記の発明によれば、上記の放電管を備え
た光源装置が、バックライトユニットである。
【0028】したがって、上記バックライトユニットの
小型化を図ることができる。なお、上記バックライトユ
ニットは、平面から一様に光を発する平面型のバックラ
イトユニットであってもよい。
【0029】また、本発明の光源装置は、上記の光源装
置において、前記光源装置が、フロントライトユニット
であることを特徴としている。
【0030】上記の発明によれば、上記の放電管を備え
た光源装置が、フロントライトユニットである。
【0031】したがって、上記フロントライトユニット
の小型化を図ることができる。なお、上記フロントライ
トユニットは、平面から一様に光を発する平面型のフロ
ントライトユニットであってもよい。
【0032】また、本発明の液晶表示装置は、上記のバ
ックライトユニットを備えることを特徴としている。
【0033】上記の発明によれば、上記液晶表示装置
は、主として透過型または半透過型の液晶表示装置に用
いられる、小型化可能なバックライトユニットを備えて
いる。
【0034】したがって、透過型または半透過型の液晶
表示装置の小型化を図ることが可能となる。
【0035】また、本発明の液晶表示装置は、上記のフ
ロントライトユニットを備えることを特徴としている。
【0036】上記の発明によれば、上記液晶表示装置
は、主として反射型の液晶表示装置に用いられる、小型
化可能なフロントライトユニットを備えている。
【0037】したがって、反射型の液晶表示装置の小型
化を図ることが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図12に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0039】本実施の形態の放電管1は、図1に示すと
おり、電極2・2(放電電極)、導入線3・3(引き出
し配線)、球状のガラスビーズ4・4(封止手段)、お
よび、円筒状の管状部5(放電管本体)を備えている。
【0040】上記電極2・2は、放電管1内部の両端付
近に配置されている。また、電極2・2は、例えば、ニ
ッケル系スリーブに電子放射性物質を充填させた冷陰極
である。また、電極2・2は、熱陰極であってもよい。
上記導入線3・3は、電極2・2に接続され、放電管1
の外部へと導出されており、外部から電圧を印加するこ
とにより電極2・2間に電位差を発生させるものであ
る。また、導入線3・3は、放電管1内部では、図1お
よび図2に示すとおり、管状部5の長手方向(以下、管
軸方向という)の中心軸に沿うように配置されている。
【0041】上記導入線3・3には、一般的にジュメッ
ト線が用いられる。上記ガラスビーズ4・4は、図3に
示すとおり、上記管状部5の開口を両端から封止するも
のであり、透明なガラスにより成形されている。上記管
状部5は、円筒形をしており、上記カラスビーズ4・4
と同様に、透明なガラスにより成形されている。
【0042】また、上記管状部5の内側壁面には、蛍光
体層6が形成されている。この蛍光体層6は、例えば、
主として、450nmに主発光ピークを有するBaMo
Al022:Eu、544nmに主発光ピークを有する
セリウム・テルピウム(LaRO4:Ce,Tb)、ま
たは、611nmに主発光ピークを有するユーロピウム
付活(Y2O5:Eu)及びユーロピウム付活アルカリ
土類金属ホウ酸塩などの、上記1種類の化合物もしくは
2種類以上の化合物により形成されていてもよい。
【0043】さらに、上記放電管1内には、水銀、ネオ
ン、アルゴンなどの放電媒体が適量封入してある。
【0044】次に、上記放電管1を形成する各部材の外
形およびその寸法について説明する。上記電極2・2は
円柱型をしており、外径寸法は、φ0.5mm程度、管
状部5の軸方向の上記電極2・2の長さは、7mm程度
である。上記ガラスビーズ4は、上述したとおり球状を
しており、その直径は、上記放電媒体を密閉するため、
管上部5の外径寸法とほぼ同じ大きさを有している。上
記管状部5は円筒型をしており、外径寸法は、φ1.6
〜φ3.0mm程度、長さは、80〜200mm程度、
肉厚は、0.2〜0.4mm程度である。なお、上記の
外形および寸法は、一般的に使用される外形および寸法
であり、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0045】次に、本発明の特徴となる導入線3・3の
電極2・2から外部への導出経路について説明する。
【0046】上記電極2・2から引き出された導入線3
・3は、図1または図3に示すとおり、放電管1の管状
部5を介することなく、ガラスビーズ4・4内に導かれ
る。そして、導入線3・3は、ガラスビーズ4・4内の
略中心部にて、管状部5の端面と平行になるように、か
つ、2本の導入線3・3が共に平行になるように折り曲
げられた状態で固定され、ガラスビーズ4・4外に引き
出される。つまり、各導入線3・3は、放電管1の内部
と外部とでは、それぞれの引き出し方向が略90度の角
度をなしており、全体としてL字形状を有してガラスビ
ーズ4・4を貫通している。
【0047】以上のように、導入線3・3は、ガラスビ
ーズ4・4の略中心部にて、折り曲げられている。した
がって、ガラスビーズ4・4の略中心部からガラスビー
ズ4・4の外部までには十分なガラス肉厚、例えば、ガ
ラスビーズの外径をφ1.6mm〜φ3.0mmとする
と0.8mm〜1.5mmの十分なガラス肉厚があり、
スローリークの可能性、つまり、放電管1内の封入ガス
が漏れる可能性が十分に低減される。
【0048】また、ガラスビーズ4・4内で、導入線3
・3を折り曲げることにより、導入線3・3の引張りに
対する、ガラスビーズ4・4での導入線3・3の固定強
度を増すことが可能となる。つまり、導入線3・3に外
部からの引張力が作用した場合に、従来構造の放電管
(31・31’・31”)と比較しても、ガラスビーズ
4・4における導入線3・3の固定強度を増すことがで
きる。これは、折曲前の箇所または湾曲している箇所の
引き出し配線の配設方向が、上記引張力の作用する方向
と異なるためである。それゆえ、放電管1の割損する不
具合は低減される。
【0049】さらに、上記放電管1を、図4に示すとお
り、液晶表示装置等のバックライトユニットに用いた際
には、以下に記述する効果が得られる。
【0050】上記バックライトユニット7は、図4に示
すとおり、フレーム8内に、放電管1、導光板9、リー
ド線10を備えている。上記フレーム8は、一般的に、
導電性の樹脂で成形されるものであり、バックライトの
発光面部が開口部となっている。上記リード線10は、
放電管1と点灯回路(図示せず)とを接続させるための
配線である。また、上記放電管1およびリード線10
は、フレーム8の外枠部分であるフレーム外枠部8’に
沿うように、フレーム8により保持されている。
【0051】上記放電管1は、上述したとおり、ガラス
ビーズ4・4内で導入線3・3の方向が変化している。
したがって、放電管1をバックライトユニット7のフレ
ーム8に配置する場合、放電管1の両端部とフレーム外
枠部8’との間に、導入線3・3の配置スペースを設け
る必要がない。それゆえ、リード線10が配置されてい
る箇所における、導光板9とフレーム外枠部8’との距
離を狭めることが可能となる。つまり、導光板9の大き
さを変えることなく、放電管1の管軸方向のフレーム幅
を小さくすることが可能となる。具体的には、片側で4
mm、両側で8mm程度、フレーム幅を小さくできた。
【0052】次に、上記放電管1を用いた平面背面光源
装置11について説明する。つまり、バックライトユニ
ットの一形態としての平面背面光源装置11について説
明する。
【0053】上記平面背面光源装置11は、図5または
図6に示すとおり、放電管1、フレーム8、リード線1
0、反射器12、導光体13、拡散器14、および、コ
ネクタ15を備えている。また、上記フレーム8内に
は、放電管1、リード線10の一部、反射器12、およ
び、導光体13が配置されている。さらに、放電管1、
リード線10の一部は、導光体13の周囲に配置されて
いる。また、拡散器14は、フレームの開口面側に配置
されており、導光体13と一定距離を保ち、導光体13
と平行となるように配置されている。
【0054】また、上記リード線10には高電圧が印加
されるため、3KV程度の耐圧特性を有する架橋ポリエ
チレン電線等がリード線10に用いられる。上記反射器
12は、放電管1から発せられた光を反射するものであ
り、通常は白色の発泡PETシートが使用される。上記
導光体13は、アクリル樹脂等で形成された透明体であ
る。また、導光体13の拡散器14側の発光面は、平滑
な形状を有している。また、導光体13の発光面と反対
側の面は、表示面の明るさを均一にするために、パター
ンが形成されている。なお、導光体13の形状は、上記
の形状に限られず、上記パターンは、シボ形状またはプ
リズム形状とすることができる。また、発光面は、必ず
しも平滑な形状である必要はない。
【0055】上記拡散器14は、導光体13から出射さ
れた光を拡散し、均一化するものである。また、拡散器
14は、通常は、例えば100μm程度の厚みを有する
透明なPETシートに拡散材を分散して、固着させるこ
とにより形成される。上記コネクタ15は、放電管1の
駆動回路(図示せず)とリード線10とを接続するため
のものである。
【0056】以上の構成により、コネクタ15およびリ
ード線10を介して、導入線3・3に通電が行われる
と、まず、放電管1が光を出射する。次に、放電管1か
らの上記出射光、および、この出射光の反射器12によ
る反射光は、導光体13の端面から導光体13に入射す
る。また、この導光体13に入射した光は、導光体13
内で導光され、導光体13の上記パターンにより、均一
に導光体13の発光面側に出射する。さらに、導光体1
3の発光面側に出射された光は、拡散器14にてさらに
拡散され、均一な光となって拡散器14から外部へ出射
される。このように、均一な光を照射する平面背面光源
装置11が得られる。
【0057】上記平面背面光源装置11においても、放
電管1を用いているため、上記のバックライトユニット
7に放電管1を用いたときと同様な効果が得られる。つ
まり、放電管1を平面背面光源装置11のフレーム8に
配置する場合、放電管1の両端部とフレーム外枠部8’
との間に、導入線3・3の配置スペースを設ける必要が
ない。それゆえ、リード線10が配置されている箇所に
おける、導光体13とフレーム外枠部8’との距離を狭
めることが可能となる。つまり、導光体13の大きさを
変化させることなく、放電管1の管軸方向のフレーム幅
を小さくすることが可能となる。したがって、上記のよ
うにフレーム8の幅が狭められるため、放電管1の管軸
方向における平面背面光源装置11の幅も狭めることが
可能となる。
【0058】次に、上記平面背面光源装置11を用いた
透過型液晶表示装置16について説明する。
【0059】上記透過型液晶表示装置16は、図7およ
び図8に示すとおり、平面背面光源装置11、および、
透過型液晶表示素子17を備えている。そして、平面背
面光源装置11の拡散器14から出射された光が、透過
型液晶表示素子17を照射する。これにより、液晶の表
示を外部から視認することができる。この場合において
も、上述したように、幅の狭められた平面背面光源装置
11を用いているため、透過型液晶表示装置16の表示
部分の大きさを変化させることなく、透過型液晶表示装
置16の小型化が図れる。なお、上記平面背面光源装置
11は、透過型液晶表示装置16に限らず、半透過型液
晶表示装置にも利用することが可能である。
【0060】次に、上記放電管1を用いたフロントライ
トユニットの一形態としての平面型のフロントライト光
源装置18について説明する。
【0061】上記フロントライト光源装置18は、図9
または図10に示すとおり、放電管1、フレーム8、リ
ード線10、反射器12、コネクタ15、および、導光
体19を備えている。また、上記フレーム8内には、放
電管1、リード線10の一部、反射器12、および、導
光体19が配置されている。さらに、放電管1は導光体
19の周囲に配置されている。また、リード線10は、
放電管1に対して導光体13とは反対側に配置されてい
る。また、導光体19は、フレームの開口面側に、プリ
ズム形状のプリズム面が形成されている。なお、この場
合には、導光体19のプリズム面と反対側の面が、発光
面となる。
【0062】以上の構成により、コネクタ15およびリ
ード線10を介して、導入線3・3に通電が行われる
と、まず、放電管1が光を出射する。次に、放電管1か
らの上記出射光、および、この出射光の反射器12によ
る反射光は、導光体19の端面から導光体19に入射す
る。また、この導光体19に入射した光は、導光体19
内で導光され、導光体19の上記プリズム面により、均
一に導光体19の発光面側に出射する。このように、均
一な光を照射するフロントライト光源装置18が得られ
る。
【0063】上記フロントライト光源装置18において
も、放電管1を用いているため、上記の平面背面光源装
置11に放電管1を用いたときと同様な効果が得られ
る。つまり、放電管1をフロントライト光源装置18の
フレーム8に配置する場合、放電管1の両端部とフレー
ム外枠部8’との間に、導入線3・3の配置スペースを
設ける必要がない。それゆえ、リード線10が配置され
ている箇所における、導光体19とフレーム外枠部8’
との距離を狭めることが可能となる。つまり、導光体1
9の大きさを変えることなく、放電管1の管軸方向のフ
レーム幅を小さくすることが可能となる。したがって、
上記のようにフレーム8の幅が狭められるため、放電管
1の管軸方向におけるフロントライト光源装置18の幅
も狭めることが可能となる。
【0064】次に、上記フロントライト光源装置18を
用いた反射型液晶表示装置20について説明する。
【0065】上記反射型液晶表示装置20は、図11お
よび図12に示すとおり、フロントライト光源装置1
8、および、反射型液晶表示素子21を備えている。そ
して、フロントライト光源装置18の導光体19から出
射された光が、反射型液晶表示素子21を照射する。こ
の後、上記反射型液晶表示素子21で反射された光は、
再び導光体19内を通過し、液晶の表示を外部から視認
することができるようになる。この場合においても、上
述したように、幅の狭められたフロントライト光源装置
18を用いているため、反射型液晶表示装置20の表示
部分の大きさを変えることなく、反射型液晶表示装置2
0の小型化が図れる。
【0066】なお、本実施の形態においては放電管1の
管状部5は直線形状を有しているが、必ずしもこれに限
定されず、例えば、図13または図14に示すとおり、
曲げ形状とすることも可能である。また、上記導入線3
・3は、ガラスビーズ4・4内でL字形状を有していた
が、必ずしも、L字形状に限られることない。つまり、
放電管1の端面における放電管の軸方向と垂直な方向で
外部に引き出されるものに限定されず、用途に応じて垂
直な方向以外とすることも可能である。また、放電管
は、ガラスビーズ4・4内部でL字形状に折曲したもの
だけではなく、湾曲したものでもよい。
【0067】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可
能である。例えば、放電管1の形状および寸法、電極2
・2の寸法、蛍光体層6を形成する化合物の種類、およ
び、蛍光体層6の放電管1における形成領域は、用途に
応じて適宜変更することができる。また、上記ガラスビ
ーズ4・4を、放電管の管状部5と一体に成形してもよ
い。さらに、ガラスビーズ4・4の代わりに、他の形状
を有し、同様の機能を有するものを用いることも可能で
ある。
【0068】また、上記放電管1を用いて平面背面光源
装置11およびフロントライト光源装置18を形成する
場合においても、フレーム8、反射器12、導光体13
・19、および、拡散器14等は、必ずしも、上記に記
載したものに限定されず、同様の機能を発揮できるもの
であれば構わない。
【0069】
【発明の効果】本発明の放電管は、以上のように、前記
引き出し配線は、前記封止手段内部において折曲または
湾曲した状態で固定されていることを特徴とするもので
ある。
【0070】それゆえ、引き出し配線の引張りに対す
る、封止手段における引き出し配線の固定強度を増すこ
とが可能となる。また、封止手段内の引き出し配線長を
ある程度確保することにより、放電管内の封入ガスのガ
ス漏れ、つまり、スローリークを十分に防ぐことができ
る。したがって、割損、ガス漏れに強い放電管を提供す
ることが可能となるという効果を奏する。
【0071】また、本発明の放電管は、上記の放電管に
おいて、前記引き出し配線は、前記放電管本体の端面に
おける放電管の軸方向に対して、ほぼ垂直な方向に折曲
して固定されているものである。
【0072】それゆえ、上述した効果、つまり、割損、
ガス漏れに強い放電管を提供することができるという効
果に加えて、この放電管を後述する光源装置に用いるこ
とにより、後述するように、光源装置内での省スペース
化を一層図ることができるという効果を奏する。
【0073】また、本発明の放電管は、上記の放電管に
おいて、前記封止手段がガラスビーズであり、前記引き
出し配線が前記ガラスビーズのほぼ中心で折曲して固定
されているものである。
【0074】それゆえ、引き出し配線のガラスビーズ部
における固定強度が増加する。また、放電管内の封入ガ
スのガス漏れ、つまり、スローリークを十分に防ぐこと
ができるという効果を奏する。
【0075】また、本発明の光源装置は、上記の放電管
を備えるものである。
【0076】それゆえ、放電管が光を発する発光部の全
長を一定に保ったまま、この放電管を備える光源装置に
おける放電管の管軸方向の長さを短くすることが可能と
なる。したがって、光源装置の小型化が可能となるとい
う効果を奏する。
【0077】また、本発明の光源装置は、上記の光源装
置において、前記光源装置が、バックライトユニットで
あるものである。
【0078】それゆえ、上記バックライトユニットの小
型化を図ることができるという効果を奏する。
【0079】また、本発明の光源装置は、上記の光源装
置において、前記光源装置が、フロントライトユニット
であるものである。
【0080】それゆえ、上記フロントライトユニットの
小型化を図ることができるという効果を奏する。
【0081】また、本発明の液晶表示装置は、上記のバ
ックライトユニットを備えるものである。
【0082】それゆえ、透過型または半透過型の液晶表
示装置の小型化を図ることが可能となるという効果を奏
する。
【0083】また、本発明の液晶表示装置は、上記のフ
ロントライトユニットを備えるものである。
【0084】それゆえ、反射型の液晶表示装置の小型化
を図ることが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における放電管の実施の一形態を示す断
面図である。
【図2】上記放電管のA−A’線矢視断面図である。
【図3】上記放電管の組立て前状態を示す断面図であ
る。
【図4】上記放電管を用いたバックライトユニットの一
部を示す断面図である。
【図5】上記放電管を用いた平面背面光源装置を示す断
面図である。
【図6】上記平面背面光源装置のB−B’線矢視断面図
である。
【図7】上記平面背面光源装置を用いた透過型液晶表示
装置を示す断面図である。
【図8】上記透過型液晶表示装置のC−C’線矢視断面
図である。
【図9】上記放電管を用いたフロントライト光源を示す
断面図である。
【図10】上記フロントライト光源のD−D’線矢視断
面図である。
【図11】上記フロントライト光源を用いた反射型液晶
表示装置を示す断面図である。
【図12】上記反射型液晶表示装置のE−E’線矢視断
面図である。
【図13】本発明における放電管の実施の一形態の他の
形態を示す断面図である。
【図14】本発明における放電管の実施の一形態のさら
に他の形態を示す断面図である。
【図15】従来の放電管を示す断面図である。
【図16】上記放電管を用いたバックライトユニットを
示す断面図である。
【図17】上記バックライトユニットの一部を示す断面
図である。
【図18】上記放電管を示す他の断面図である。
【図19】上記放電管の他の形態を示す断面図である。
【図20】従来の他の放電管を示す断面図である。
【符号の説明】
1、1’、1” 放電管 2 電極(放電電極) 3 導入線(引き出し配線) 4 ガラスビーズ(封止手段) 5 管状部(放電管本体) 6 蛍光体層 7 バックライトユニット 8 フレーム 10 リード線 11 平面背面光源装置 16 透過型液晶表示装置(液晶表示装置) 18 フロントライト光源装置 20 反射型液晶表示装置(液晶表示装置) 31、31’、31” 放電管 33 導入線 34 ガラスビーズ 37 バックライトユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷陰極または熱陰極の放電電極を内部に備
    える放電管であって、 前記放電電極に接続される引き出し配線と、前記放電管
    本体の端面を封止する封止手段とを備え、前記引き出し
    配線が前記封止手段を貫通して外部に引き出されている
    放電管において、 前記引き出し配線は、前記封止手段内部において折曲ま
    たは湾曲した状態で固定されていることを特徴とする放
    電管。
  2. 【請求項2】前記引き出し配線は、前記放電管本体の端
    面における放電管の軸方向に対して、ほぼ垂直な方向に
    折曲して固定されていることを特徴とする請求項1記載
    の放電管。
  3. 【請求項3】前記封止手段がガラスビーズであり、前記
    引き出し配線が前記ガラスビーズのほぼ中心で折曲して
    固定されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の放電管。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の放電
    管を備えることを特徴とする光源装置。
  5. 【請求項5】前記光源装置が、バックライトユニットで
    あることを特徴とする請求項4記載の光源装置。
  6. 【請求項6】前記光源装置が、フロントライトユニット
    であることを特徴とする請求項4記載の光源装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載のバックライトユニットを備
    えることを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載のフロントライトユニットを
    備えることを特徴とする液晶表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1901330A2 (en) * 2006-09-14 2008-03-19 Stanley Electric Co., Ltd. Method for manufacturing hot cathode fluorescent lamp
WO2008041515A1 (fr) 2006-09-28 2008-04-10 Panasonic Corporation Raccord, lampe à cathode chaude munie du raccord, et dispositif d'affichage à cristaux liquides

Cited By (3)

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EP1901330A3 (en) * 2006-09-14 2010-11-24 Stanley Electric Co., Ltd. Method for manufacturing hot cathode fluorescent lamp
WO2008041515A1 (fr) 2006-09-28 2008-04-10 Panasonic Corporation Raccord, lampe à cathode chaude munie du raccord, et dispositif d'affichage à cristaux liquides

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