JP2003308255A - 高速巡回冗長検査計算システム及び方法 - Google Patents

高速巡回冗長検査計算システム及び方法

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JP2003308255A
JP2003308255A JP2002325833A JP2002325833A JP2003308255A JP 2003308255 A JP2003308255 A JP 2003308255A JP 2002325833 A JP2002325833 A JP 2002325833A JP 2002325833 A JP2002325833 A JP 2002325833A JP 2003308255 A JP2003308255 A JP 2003308255A
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デイビッド・ホール
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理装置における高速巡回冗長検査計
算装置及び方法を提供する。 【解決手段】 データ処理装置26は、メモリ28と、
メモリに動作的に結合された直接メモリアクセスコント
ローラ36と、直接メモリアクセスコントローラに動作
的に結合された巡回冗長検査回路38とを有し、直接メ
モリアクセスコントローラは、メモリから巡回冗長検査
回路にデータを伝送するよう構成され、巡回冗長検査回
路は、データについての少なくとも1つの検査値を計算
するよう構成されている。本発明の方法は、直接メモリ
アクセスコントローラを用いてデータストリームをメモ
リから巡回冗長検査回路に伝送する段階と、巡回冗長検
査回路によってデータストリームについての巡回冗長検
査値を計算する段階を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 データ入力及び表示機能を備えた手持ち式データ処理装
置が、多くの分野でますます用いられている。かかる装
置の周知の例としては、携帯電話や「パーソナルディジ
タルアシスタント」(PDA)装置が挙げられる。処理
能力を大きくすると共にサイズを小さくした装置が容易
に利用できるようになったので、医用、健康管理、金
融、工学及び他の分野での手持ち式データ処理装置の利
用がますます広がることであろう。ユーザによるデータ
の効果的な入力並びにかかるデータの迅速な処理及び表
示は、手持ち式データ処理装置において重要な検討事項
である。しかしながら、現在入手できる手持ち式データ
プロセッサにより可能なデータ入力及び表示には幾つか
の欠点がある。
【0002】特に、かかる手持ち式装置はサイズが小さ
いので、英数字キーパッド、キーボード又はタッチスク
リーンによるデータの入力が手の込んだものになる場合
が多い。英数字文字のユーザによる入力のための種々の
機構が手持ち式装置に採用されている。かかる方式の1
つは、多くのPDA装置で見られるように装置ディスプ
レイ上にフル“QWERTY”キーボードを用いることであ
る。このフルキーボードは多くのユーザにとって馴染み
のあるものであり、キーを1つだけ押し又は操作するこ
とが、これに対応した英数字文字を入力して表示するの
に必要である。しかしながら、小型装置上のフルキーボ
ードによる表示方式では、個々のキー又はボタンは非常
に小さいものであることが必要であり、データ入力のた
めにスタイラスを用いることが必要である。
【0003】データ入力の別の方式は、従来型の電話用
英数字キーパッドを用いることであり、この場合、個々
のキーを多数回押し又は操作することにより、このキー
と関連した幾つかの文字の各々を循環して表示すること
ができる。例えば、“2”キーをまず最初に押すと、
“2”がこれに対応して装置ディスプレイ上に表示され
る。“2”キーを再び押すと、表示された“2”が
“A”に変わり、“2”キーを3回押すと、その結果
“B”が表示される等である。この方式は比較的小形の
英数字キーパッドによるデータ入力を可能にするが、個
々の英数字記号の入力は、所望の文字を得るためにはキ
ーを4回という多くの回数押す必要のある場合がある。
このように英数字文字列又はストリングを入力すること
は、直感的にすぐ分かるようなものではなく、慣れてい
ないユーザにとっては困難である。さらに、多くの電話
用キーパッドは、“Q”及び“Z”文字を備えておら
ず、これら文字を入力するには2以上のキーを組み合わ
せて押すか又は他のデータ入力装置を用いなければなら
ない。
【0004】データ入力の更に別の方式は、別々のスク
リーンイメージ上にディスプレイの互いに異なる部分を
提供することであり、多数のスクリーンイメージの切換
えを可能にするためにボタン又はキーが設けられる。例
えば、第1のスクリーンを数字の表示のために用いるこ
とができ、他方、追加のスクリーンは英文字の表示のた
めに用いられる。全ての英数字文字の表示に必要なスク
リーンの総数は、ディスプレイのサイズで決まる。3つ
又は4つのかかるスクリーンが小形ディスプレイに必要
である場合が多い。英数字文字列の入力は、スクリーン
の切換えが必要なので極めて複雑であって時間のかかる
場合が多い。
【0005】手持ち式データ処理装置の取扱いにおける
別の重要な検討事項は、この装置によって処理されたデ
ィジタルデータのエラー検出である。エラー検出は典型
的には、ソフトウェア中に具体化された除算アルゴリズ
ムによって実施される巡回冗長検査(CRC)を用いて
行われ、この除算アルゴリズムは比較的遅く、しかも相
当高い計算上のオーバーヘッドを必要とする。
【0006】高速CRC計算の一方式は、除算アルゴリ
ズムの等価機能を実行するようAND及びXOR操作と
関連してソフトウェアルックアップテーブルを用いるこ
とである。この方式は、サイズの大きなデータストリー
ムの場合、依然として比較的遅く、しかもルックアップ
テーブルを記憶するのに相当多くの記憶容量(例えば、
16ビットCRCについて512バイト)を必要とす
る。さらに高速の方式では、データストリーム全体にわ
たり増分を行うソフトウェアループと共にハードウェア
中に具体化されたCRC回路が利用され、各バイトをC
RC回路に書き込み、このCRC回路は除算アルゴリズ
ムを実行する。CRC回路を用いると速度が増加する
が、ソフトウェアループのオーバーヘッドは大きなデー
タストリームについて比較的長い期間を依然として必要
とする場合がある。
【0007】手持ち式データ処理装置における更に別の
検討事項は、装置ディスプレイへのデータの書込みと関
連した時間の長さであり、この装置ディスプレイは典型
的には、ピクセルを利用した液晶ディスプレイ(LC
D)である。ディスプレイコントローラへのデータの出
力は典型的には、ソフトウェア実行ループを必要とし、
このループは、出力されたデータストリーム全体にわた
り増分を行い、1バイトを一度にディスプレイコントロ
ーラに書き込む。この構成は、一般に多くのバイトを書
き込んで英数字文字又はアイコンをディスプレイ上に描
かなければならないのでピクセル利用ディスプレイの場
合には遅く、ソフトウェアループのオーバーヘッドは、
各バイトがこのように書き込まれるので増大する。
【0008】多くの作業環境では、多くのユーザは手持
ち式データ処理装置にアクセスすることが必要であり、
許可されたユーザの妥当性確認は、かかる装置の設計及
び操作において更に別の重要な検討事項である。ユーザ
妥当性確認の標準的手法は、ユーザによる識別(ID)
文字列の入力である。入力された文字列は、装置メモリ
中にアレイ又はリストの状態で維持されている許可文字
列のリストと比較される。ソフトウェアは、リスト中を
検索し一致が見られるまで又は記憶された文字列のリス
トが検索し尽くされるまで関心のある文字列を記憶され
た各入力と比較する。このリストは典型的には、ソート
(分類)に配列されており、2進数による検索が実行さ
れる。しかしながら、この方法の文字列比較では、許可
された文字列リストを記憶するのに多量の記憶容量を必
要とする場合があり、この場合、このリストは大量であ
って、文字列長さが長い。例えば、最大長さが18文字
の4,000文字列の記憶には、72,000バイトが
必要である。さらに、文字列長さで決まる文字列比較に
必要な時間は、極めて長い場合があり、その結果ユーザ
の妥当性確認の際、相当な遅れが生じる場合がある。
【0009】したがって、ユーザによる英数字文字の迅
速且つ容易な入力を可能にし、動作中のデータの迅速な
エラーチェック及びディスプレイへのデータの迅速な書
込みを可能にし、ユーザ認証のための迅速な文字列比較
を可能にする手持ち式データ処理装置及び方法が要望さ
れている。本発明は、これら要望並びに他の要望を満た
し、一般に背景技術で見られる欠点を解決する。
【0010】発明の概要 本発明は、データ処理装置における高速巡回冗長検査計
算装置及び方法を提供する。本発明のデータ処理装置
は、広義には、メモリと、メモリに動作的に結合された
直接メモリアクセスコントローラと、直接メモリアクセ
スコントローラに動作的に結合された巡回冗長検査回路
とを有し、直接メモリアクセスコントローラは、メモリ
から巡回冗長検査回路にデータを伝送するよう構成さ
れ、巡回冗長検査回路は、データについての少なくとも
1つの検査値を計算するよう構成されている。
【0011】データ処理装置は、巡回冗長検査回路に選
択された初期値を入れるよう構成された記憶プログラミ
ングを更に有するのがよい。この記憶プログラミング
は、直接メモリアクセスコントローラをデータストリー
ムについての出所アドレス、データストリームについて
の宛先アドレス及びデータストリームについてのサイズ
でセットアップするよう構成されているのがよい。記憶
プログラミングは、直接メモリアクセスコントローラに
よるメモリから巡回冗長検査回路へのデータストリーム
の伝送を開始するよう構成されているのがよい。記憶プ
ログラミングは、計算された巡回冗長検査値を巡回冗長
検査回路から読み出し、計算された巡回冗長検査値をメ
モリに記憶させるよう構成されているのがよい。
【0012】データ処理装置は、或る実施形態では、直
接メモリアクセスコントローラに動作的に結合されたデ
ィスプレイコントローラを更に有するのがよく、直接メ
モリアクセスコントローラは、ディスプレイデータスト
リームをメモリからディスプレイコントローラに伝送す
るよう構成されている。データ処理装置は、ディスプレ
イコントローラをディスプレイデータストリームについ
てのディスプレイアドレスでセットアップし、直接メモ
リアクセスコントローラをディスプレイデータストリー
ムについての出所アドレス、ディスプレイデータストリ
ームについての宛先アドレス及びディスプレイデータス
トリームについてのサイズでセットアップし、直接メモ
リアクセスコントローラによるディスプレイコントロー
ラへのディスプレイデータストリームの伝送を開始する
よう構成された記憶プログラミングを更に有するのがよ
い。
【0013】本発明の方法は、直接メモリアクセスコン
トローラを用いてデータストリームをメモリから巡回冗
長検査回路に伝送する段階と、巡回冗長検査回路によっ
てデータストリームについての巡回冗長検査値を計算す
る段階を有するのがよい。伝送段階は、巡回冗長検査回
路に選択された初期値を入れる段階から成るのがよい。
伝送段階は、直接メモリアクセスコントローラをデータ
ストリームについてのメモリ出所アドレス、データスト
リームについてのメモリ宛先アドレス及びデータストリ
ームについてのサイズでセットアップする段階を更に含
むのがよい。或る実施形態では、伝送段階は、直接メモ
リアクセスコントローラによるメモリから巡回冗長検査
回路へのデータストリームの伝送を開始する段階を更に
含むのがよい。伝送段階は、直接メモリアクセスコント
ローラによりデータストリーム中の各バイトを巡回冗長
検査回路に伝送する段階を更に含むのがよい。
【0014】本方法は、計算された巡回冗長検査値を巡
回冗長検査回路から読み出し、計算された巡回冗長検査
値をメモリに記憶させる段階を更に有するのがよい。或
る実施形態では、本方法は、直接メモリアクセスコント
ローラを用いてディスプレイデータストリームをメモリ
からディスプレイコントローラに伝送する段階を更に有
するのがよい。ディスプレイデータストリームをディス
プレイコントローラに伝送する上記段階は、ディスプレ
イコントローラをディスプレイデータストリームについ
てのディスプレイアドレスでセットアップし、直接メモ
リアクセスコントローラをディスプレイデータストリー
ムについての出所アドレス、ディスプレイデータストリ
ームについての宛先アドレス及びディスプレイデータス
トリームについてのサイズでセットアップし、直接メモ
リアクセスコントローラによるディスプレイコントロー
ラへのディスプレイデータストリームの伝送を開始する
段階から成るのがよい。
【0015】本発明の内容は、例示の目的で与えられて
いるに過ぎない図面を参照すると一層深く理解されよ
う。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明を更に説明する前に、本発
明は以下に説明する本発明の特定の実施形態には限定さ
れないことは理解されるべきである。というのは、特定
の実施形態の変形例を想到でき、これらは特許請求の範
囲に記載された本発明の範囲に依然として属するからで
ある。また、用いられる用語は、特定の実施形態を説明
するためであり、本発明を限定するものではない。本発
明の範囲は、特許請求の範囲の記載に基づいて定められ
る。
【0017】本明細書中の定義は、分かりやすくするた
めに行われており、本発明を限定するものと考えてはな
らない。本明細書で用いる技術的及び科学的用語は、当
業者に通常理解されるのと同一の意味を有するものであ
る。
【0018】本明細書で用いる「英数字文字」や「英数
字記号」及びその文法上の均等表現は、任意の数字、ア
ルファベット文字、単音節記号、複音節記号、テキスト
記号、数学記号又はユーザによりキーボード又はキーパ
ッドからのデータの入力に用いることができる任意他の
記号を意味している。例示の「英数字文字」としては、
例えばローマ字、アラビア数字、句読点記号、例えば
「ピリオド(.)」、「コンマ(,)」、「ハイフン
(−)」等が挙げられる。
【0019】本発明は、手持ち式データ処理装置の迅速
且つ容易であり、しかも効率的な使用を可能にする装置
及び方法を提供する。手持ち式コンピュータ処理装置
は、ほんの小さなキーパッド及びディスプレイ領域並び
に限定された記憶容量を有しているに過ぎない場合が多
い。本発明の装置及び方法は、とりわけ、小形キーパッ
ド又はキーボード上への英数字文字の迅速且つ容易な入
力、データ伝送のための迅速なチェックワード計算、装
置ディスプレイへのデータの迅速な書込み及びユーザの
識別文字列の迅速且つ効率的な認証を可能にする。
【0020】具体的に図面を参照すると、本発明は例示
の目的で、図1乃至図8に全体が示された装置及び方法
に具体化されている。本明細書において開示するような
基本的な発明思想から逸脱することなく、本発明の装置
は、形態及び構成要素の細部について様々であってよ
く、本発明の方法も又、細部及び事象又は行為の順序に
おいて様々であってよいことは理解されよう。本発明は
主として、手持ち式データプロセッサ又はコンピュータ
で用いられるものとして開示されている。しかしなが
ら、本発明を任意形式のデータプロセッサ、例えばデス
クトップ型コンピュータやラップトップ型コンピュータ
に使用できることは当業者には明らかであろう。また、
本明細書において説明する本発明の種々の機能要素は同
一のロジックを共有し、同一の回路内に具体化でき又は
異なる回路構成で具体化できることも又、当業者には明
らかである。
【0021】今、図1を参照すると、本発明のキーボー
ド又はキーパッド10が示されている。キーパッド10
は、複数の第1の「ハード」又は「固定された」キー1
2及び複数の第2の「ソフト」キー14を有している。
キーパッド上の第1の又は固定キー12は各々、少なく
とも1つの1次英数字記号15を担持している。加うる
に、固定キーのうち1以上は、これと関連した2次英数
字記号16を担持するのがよい。図示のように、単一の
数字又は番号の形態の1次英数字記号15は、第1キー
12の各々の中央下部に設けられ、3文字又は4文字の
ローマアルファベット文字又はテキスト関連記号の形態
をした2次英数字記号16が第1キー12の上部に設け
られている。第1キー12はかくして、従来型の電話用
キーパッドに類似した仕方で英数字文字を表示する。1
次英数字記号として数字“1”を表示する第1キー12
は、2次英数字文字としてアルファベット文字ではなく
「下線( )」、「ピリオド(.)」、「スラッシュ
(/)」及び「ダッシュ(´)」の記号を担持してい
る。1次英数字記号として数字“0”を表示する第1キ
ー12も又、「空白(↑)」、「バックスラッシュ
(\)」、「コロン(:)」及び「コンマ(,)」に対
応した非文字の2次記号を表示している。
【0022】1次英数字記号15及び2次英数字記号1
6を第1キー12上のどこか他の場所に表示してもよ
く、又は第1キー12に隣接して又は第1キー12と関
連してどこか他の場所に表示してもよい。デリート(削
除)キー又はバックスペース(後退)キー18が、以下
に説明するように英数字文字の入力の削除を可能にする
ために設けられ、完成した文字列を入力するため又はリ
セットキーとして使用でき、或いはキー20の操作の際
に選択可能な機能を実行するようプログラムできる「エ
ンター(入力)」キー20が設けられている。
【0023】図示のような第2のソフトキー14の下部
は、第1キー12の各々と関連した2次英数字記号16
の最大数に一致している。第1キー12のうちの1つの
選択及び操作の際、操作した第1キー12と関連した対
応の2次英数字記号16が、第2キー14と関連して表
示され、1つの2次英数字記号16が対応関係をなす第
2キー14と関連して表示される。2次英数字記号16
を図示のように第2キー14上に直接表示してもよく、
或いは第2キー14に隣接して表示してもよく、或いは
第2キー14と関連してどこか他の場所に表示してもよ
い。
【0024】図1に示す実施形態では、キーパッド10
は、ディスプレイ22上に置かれ又はこれと重なり合っ
たタッチスクリーンの形態をしている。ディスプレイ2
2は、液晶、LED、CRT又は他の形態のディスプレ
イから成るのがよい。手持ち式の実施形態では、ディス
プレイ22は、液晶ディスプレイ又はLCDの形態をし
ている場合が多いであろう。タッチスクリーン/ディス
プレイ22は、以下に説明するように1次又は第1キー
12及び第2キー14の選択的な操作に従って選択され
た英数字文字が表示されるフィールド24を有してい
る。
【0025】適当な第1キー12及び第2キー14の選
択的な操作により、英数字文字から成る任意の列をキー
パッド10上で入力することができる。選択された第1
キー12を押し又は操作すると、その結果として、選択
された第1キー12の1次英数字文字15がディスプレ
イフィールド24上に表示されると共に更にこれに対応
した2次英数字記号16がソフトキー14上に表示され
ることになる。ディスプレイ24上に表示された1次英
数字記号15がユーザが入力したいと思う記号であった
ならば、第2キー14を操作しない。他方、ユーザが第
2キー14と関連した英数字文字のうちの1つを入力し
たい場合、ユーザは、適当な第2キー14を操作するの
がよい。この結果、フィールド24中の表示された1次
英数字文字(数字)が選択された1次英数字文字(文
字)で置き換えられることになる。
【0026】図1のキーパッドの操作の仕方が図2
(A)乃至図2(D)及び図3(A)乃至図3(D)に
示されている。図2(A)では、1次英数字文字“4”
及び1組の2次英数字文字“G”,“H”及び“I”を
表示する第1固定キー12をユーザが選択して押し又は
操作する。第1キー12の操作の結果として、ディスプ
レイフィールド24中に数字“4”が表示されると共に
第2キー14上に文字“G”,“H”及び“I”が表示
されることなる。この時点でもしユーザが単に数字
“4”を入力したい場合、エンターボタン20を選択す
るのがよい。もしそうではなく、ユーザが“G”,
“H”又は“I”を入力したい場合、適当な第2キー1
4を選択して操作する。
【0027】図2(B)に示すように、ユーザによる文
字“H”を表示する第2キー14の選択及び操作の結果
として、数字“4”がディスプレイフィールド24中で
文字“H”で置き換えられることになる。別法として、
ユーザは、この2次英数字文字のこの組から“G”又は
“I”を選択してもよい。図2(B)に示されているよ
うな文字“H”がユーザが入力したいと望む文字列全体
を表していれば、エンターキー20を押すのがよい。
【0028】ユーザは、適当な第1キー12及び(又
は)第2キー14を選択して操作することにより引き続
き入力状態の英数字文字のリストを拡張することができ
る。図2(C)に示すように、1次英数字記号“2”及
び1組の2次英数字記号“A”,“B”及び“C”を担
持した第2の固定キー12の選択及び操作の仕方が示さ
れており、その結果、フィールド24中に先に選択され
た“H”の次に数字“2”が表示されると共に“A”,
“B”及び“C”がソフトキー14上に表示される。ユ
ーザはこの時点で、エンターキー20を押して文字列
“H2”を入力することができる。さもなければ、図2
(D)に示すように、文字“A”に対応する第2キー1
4の選択及び操作により、この第2の組をなす英数字文
字から“A”を選択し、その結果ディスプレイフィール
ド24中の数字“2”を文字“A”で置き換えて“H
A”がフィールド24中に表示されるようにする。ユー
ザは、文字列“HA”を入力することができ、又は引き
続き第1キー12及び第2キー14の選択的な操作を行
って文字列の長さを増やすことができる。
【0029】図3(A)では、1次英数字記号“9”及
び1組の2次英数字記号“W”,“X”,“Y”及び
“Z”と関連した第1キー12のユーザによる選択及び
操作の結果として、数字“9”が表示されて“HA9”
がディスプレイフィールド24中に見えるようになると
共に文字“W”,“X”,“Y”及び“Z”が第2キー
14内に表示されるようになる。ユーザは、文字列“H
A9”を入力することができ、又は追加の文字を選択し
続けることができる。図3(B)に示すように“W”に
対応する第2キー14の選択及び操作を行うと、その結
果、表示された“9”が選択された文字“W”で置き換
えられてフィールド24が英数字文字“HAW”を表示
するようになる。
【0030】図3(C)は、1次英数字文字“5”及び
第4の組をなす英数字文字“J”,“K”及び“L”に
対応した第4の固定キー12の選択的な操作を行って
“HAW5”がフィールド24中に表示されるようにす
る仕方を示している。ユーザは、文字列“HAW5”を
入力することができ、又は引き続き追加のキーを押すこ
とにより文字列を変え又は長くすることができる。例え
ば“K”に対応する第2キー14の選択的な操作を行う
と、フィールド24中の“5”が“K”で置き換えられ
て所望の英数字文字列“HAWK”が図3(D)に示す
ように表示されるようになる。この時点においてユーザ
は、「エンター」キー20を操作して、選択された英数
字文字列“HAWK”を入力することができ、次に以下
に詳細に説明するようなデータ処理が行われる。さもな
ければ、ユーザは引き続き以下に説明するような仕方
で、適当な第1の固定キー12及び第2のソフトキー1
4の選択及び操作により、追加の英数字文字を入力する
ことができる。不正確な英数字記号が選択されて表示さ
れた場合、ユーザは「デリート」キー18を押して「後
戻り」し、望ましくない文字をディスプレイフィールド
24から削除し、次に適当なキーの操作により正確な英
数字文字を選択することができる。
【0031】キーパッド10を用いて数字だけから成る
文字列を入力するのは、2次文字記号を表示するソフト
キーではなく、第1キーだけを操作することによって達
成できる。例えば、数字の文字列“1234”を入力す
るには、第2キー14をどれも操作しないで、適当な
“1”,“2”,“3”及び“4”の1次英数字記号を
担持した適当な第1キー12を連続して操作するのがよ
い。別の場合、所望の文字列は、第1キー12を間に挟
んで操作しないで種々の第2キー14を連続的に操作す
ることが必要な場合がある。かくして、例えば文字列
“FEED”を入力するには、“3”が担持された第1
キーを操作して第2キー14上に文字“D”,“E”及
び“F”を表示し、次に適当な第2キー14を連続的に
操作して“FEED”を入力するのがよい。
【0032】キーパッド10は有利には、ディスプレイ
22上のビュースクリーンを全く切り換えないで文字と
数字の混じり合った長くて複雑な文字列の入力を可能に
する。すなわち、第1キー12は、キーパッド10によ
るデータの入力中、ディスプレイ22上で常時見えたま
まであり、視覚上の変化は、第2キー14上に表示され
た英数字文字及びディスプレイフィールド24内でのみ
生じる。かくして、キーパッド10のユーザは、第1キ
ー12及び第2キー14が見えたままの状態で、英数字
文字16のうち任意のものを入力することができる。
【0033】図1、図2及び図3に示す実施形態では、
キーパッド10の12個の第1キー12及び4個の第2
キー14により、最大4つの2次英数字文字を各第1キ
ー12と関連させると同時に第2キー14上に表示する
ことができる。キーパッド10は、従来型電話用英数字
キーパッドと類似しており、キーパッドの使用方法は直
感的にすぐ分かるようなものであり、キーパッドの新規
のユーザも最小限の説明書でその操作を理解することが
できるようになる。この実施形態では、第1キー12の
操作の結果として、数字ではないアルファベット記号が
ソフトキー14上に表示された状態で、関連の数字の記
号がフィールド24中に即座に表示されることになる。
第2キー14の操作により、ディスプレイスクリーンイ
メージの切換えを必要とすることなく、数字ではないア
ルファベット文字に素早く接近できる。他の実施形態で
は、第1キー12の操作の結果として、第2キー14が
押されるまでフィールド24中に文字の表示が生じない
状態で、全ての関連した英数字文字15,16をソフト
キー14上に表示できるようになる。図1、図2及び図
3の実施形態は、1次英数字記号15と2次英数字記号
16の両方を含むものとして各第1キー12を示してい
る。しかしながら、別の実施形態では、或る幾つかの第
1キー12が、1次英数字記号15だけを担持し、2次
英数字記号を含まなくてもよい。一般的に言って、第1
キー12のうち少なくとも1つは、1次英数字記号15
と2次英数字記号16の両方を含み、これに対し、多く
の実施形態では、複数の第1キー12が図1、図2及び
図3に示すように1次英数字記号15と2次英数字記号
16の両方を担持する。
【0034】本願の開示内容を検討すると当業者にはキ
ーパッド10の多くの変形例を想到でき、これらはかか
る開示内容の範囲に属すると考えられる。異なる数及び
異なる形態の第1キー12及びソフトキー14を備えた
キーパッドを用いても多数の種々のアルファベット及び
(又は)書込みシステムに対応した英数字文字の選択的
な入力が可能である。例えば、本発明のキーパッドは、
多数のひらがな、カタカナ及び(又は)漢字を個々の第
1キーに関連付けたり適当な第1キーを押した際にソフ
トキー上に選択的に表示させることはできない。
【0035】次に、図4を参照すると、本発明のキーパ
ッド10は、データ処理装置26と関連して用いられて
いる。データ処理装置26は、手持ち式コンピュータ、
例えばパーソナルディジタルアシスタント又は“PD
A”を有するのがよい。他の実施形態では、データ処理
装置は、ミニコンピュータ、マイクロコンピュータ、P
C、例えばINTEL(登録商標)を搭載した処理コン
ピュータ又はそのクローン、APPLE(登録商標)コ
ンピュータ又はそのクローン、SUN(登録商標)ワー
クステーション又は他の類似したコンピュータを有して
いてもよい。装置20では、キーパッド10はアナログ
−ディジタル変換器、即ちADC(図示せず)を介して
中央処理装置又はCPU28に動作的に結合されてい
る。
【0036】CPU28は、アドレス及びデータバス3
0並びに制御/状態信号インタフェース32を介して装
置26の種々のハードウェアコンポーネントに動作的に
結合されている。これらコンポーネントとしては、とり
わけ、システムメモリ34が挙げられ、このシステムメ
モリは、種々の記憶素子(図示せず)、例えばDRAM
1次又は主記憶装置、1以上のSRAMバッファ、及び
ROM、PROM、EPROM、EEPROM等の形態
をした読出し専用記憶素子を有する場合がある。データ
プロセッサ26は、直接メモリアクセス(DMA)コン
トローラ36、巡回冗長検査(CRC)回路38及びデ
ィスプレイコントローラ40を更に有している。CPU
28はメモリ34中にロードされているソフトウェアと
関連した種々のプログラム動作を実行する。上述したよ
うな仕方で、キーパッド10を介してユーザによって入
力されたデータは、CPU28で処理され、メモリ34
内のソフトウェアと関連したプログラムオペレーション
で用いられるようメモリ34に記憶され又は格納され
る。DMAコントローラにより、以下に詳細に説明する
ようにメモリ34からCRC回路38及びディスプレイ
コントローラ40へのデータの迅速な伝送が可能にな
る。ディスプレイコントローラ40は、図1、図2及び
図3に示されていて、上述したディスプレイ22に動作
的に結合されたディスプレイコントローラを有するのが
よく、ディスプレイ22の作動を司る。ディスプレイコ
ントローラ40は、ディスプレイデータの記憶のための
メモリ(図示せず)を有している。
【0037】CPU28、メモリ34、DMAコントロ
ーラ36、CRC回路38及びディスプレイコントロー
ラ40は、アドレス及びデータバス30と制御/処理イ
ンタフェース32によって従来方法でマザーボード(図
示せず)上に配置されると共にこの上で互いに連結され
ている。データ処理装置26は、種々の追加のコンポー
ネント(これ又図示せず)、例えばハードディスクドラ
イブ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、NI
C、CDドライブ及び(又は)他の従来型ハードウェア
要素を有するのがよい。データ処理装置26は、インタ
フェースケーブル又は接続部46を介して外部コンピュ
ータ44へのデータプロセッサ26の接続を可能にする
インタフェースアダプタ42を有している。アダプタ4
2及びインタフェース46は、GPIB、RS−23
2、PCI、USB、SCSI、ETHERNET(登
録商標)、FIREWIRE(登録商標)、又は他のI
EEE1394インタフェース、或いは外部コンピュー
タ44から装置26へのデータの伝送のための他の通信
インタフェースシステムの形態をしているのがよい。
【0038】システムメモリ34は一般に、適当なオペ
レーティングシステム及び種々のハードウェアコンポー
ネントの動作に適したソフトウェアを有し、これら種々
のハードウェアコンポーネントは、アドレス/データバ
ス30及び制御/状態信号インタフェース32を介して
メモリ34及びCPU28に動作的に結合されている。
メモリ34は、本発明に従って、種々の作業を行うこと
ができる記憶プログラミング又はソフトウェアを更に有
している。
【0039】メモリ34は、CRC回路38に所望の初
期値を入れ又はシーディングする作業、DMAコントロ
ーラ回路36をデータ伝送のための出所(発信元)アド
レス、宛先アドレス及びデータストリームサイズでセッ
トアップする作業、DMAコントローラ回路36による
CRC回路38へのデータの伝送を開始する作業、計算
後のCRC値をCRC回路38からメモリ34に読み出
す作業を行うことによりDMAコントローラ36を介し
てメモリ34からCRC回路38へのデータストリーム
の伝送を行うことができるプログラミング48を有して
いる。
【0040】メモリ34は、DMAコントローラ36を
介するメモリ34からディスプレイコントローラ40へ
のデータの伝送を行うことができるプログラミング50
を更に有し、この場合、宛先アドレス情報によるディス
プレイコントローラ40のセットアップ、出所アドレス
及び宛先アドレス情報並びにデータストリームサイズ情
報によるDMAコントローラ36のセットアップ及びD
MAコントローラ36によるメモリ34からディスプレ
イコントローラ40へのデータ伝送の開始が行われる。
【0041】また、メモリ34内には、許可が得られる
よう圧縮入力文字列をメモリ34内の圧縮文字列から成
る記憶リストと比較できるソフトウェア又はプログラミ
ング52が含まれ、文字列入力の受け入れ、圧縮のため
のCRC回路38への入力列の伝送、メモリ34内の圧
縮状態のID文字列の記憶リストを圧縮入力列と一致し
ているかどうかの探索及び圧縮入力文字列の妥当性確認
のためのプログラミング演算又は作業が行われる。これ
らプログラミング演算について以下に詳細に説明する。
【0042】CRC回路38は、データストリームを宛
先で確認するのに用いられる検査番号の計算によりデー
タ処理装置の種々のハードウェアコンポーネント相互間
での2進数データの伝送中におけるエラー検出を行う。
CRC計算は、多項式に初期値を入れ、次に、多項式が
除算された状態のデータのストリーム全体にわたり順番
付けすることにより実施される。被除数は、各ステップ
において新たなシード(seed)として用いられ、除算ア
ルゴリズムは、CRC回路38によって行われる。この
種のCRC回路は、当該技術分野において周知であり、
本明細書においてその説明の必要はない。
【0043】CRC回路によるCRC値又は数の計算に
は従来、データストリーム全体にわたって増分を行い、
プログラミング演算により実施されるCRC回路へのバ
イトの書込みのためのソフトウェアループが必要であっ
た。CRC計算をこのように行うと、その結果としてソ
フトウェアオーバーヘッドが多くなると共にデータの大
量のストリームについて検査値の計算中、遅れが生じる
ことになる。ソフトウェアオーバーヘッドに関する検討
事項は、装置サイズが利用可能なメモリ及び処理能力に
制限を与える手持ち式コンピュータ処理装置にとって特
に大きな課題である。
【0044】本発明は、この欠点を、DMAコントロー
ラ回路36をCRC回路38と関連して利用してCRC
計算を行うことによって解決する。ソフトウェア48
は、CRC回路38に所望の初期値を入れ、DMAコン
トローラ回路36にデータストリーム中の第1バイトの
アドレス及びCRC計算が行われるストリーム中のバイ
トの数を入れるのに用いられる。この場合、DMAコン
トローラ回路36は、検査値の計算のためにバイトのス
トリームをCRC回路38内へ自動的に伝送する。デー
タストリーム全体がCRC回路38によっていったん処
理されると、ソフトウェアは、計算の結果得られた検査
値をCRC回路38から読み出してデータストリームの
ための保全性検査を行うのに用いられる。ソフトウェア
48はCRC回路38及びDMAコントローラ回路36
の構成、DMAコントローラ回路36によるデータの伝
送の開始及び検査値の読出しの開始と関連して用いられ
るに過ぎないので、検査値の計算に必要なソフトウェア
の相互オーバーヘッドは小さい。上述の手順を用いるC
RC計算に必要な時間は、ソフトウェアだけによりCR
C回路38へのデータ伝送によって達成できる度合いよ
りも一桁短い。
【0045】本発明に従って、DMAコントローラ回路
36及びCRC回路38を用いる検査値の計算は、図5
並びに図4を参照すると一層よく理解されよう。事象1
00では、メモリ34に入っているソフトウェア48を
開始させ又は起動させ、このソフトウェア48は、CR
C回路38のシーディング、DMAコントローラ回路3
6のセットアップ、DMAコントローラ回路36による
CRC回路38へのデータの伝送の開始、及びCRC回
路38からCRC計算値の読出しと関連した作業を実施
するプログラミングを含む。
【0046】事象110では、CRC回路38にCRC
値が計算されるデータストリームについての所望の初期
値をシーディングする。初期値は、データストリームの
サイズ及びCRC値並びにデータストリームの保全性に
必要な信頼度に応じて様々である。データストリームは
例えば、ユーザによりキーボード10上で入力された英
数字文字列と関連したデータ、メモリ34に格納されて
いるクリティカルデータ、外部コンピュータ44に伝送
され又はこれから伝送されるデータストリーム又はメモ
リ34と関連した任意の実行可能なコードを含む場合が
ある。
【0047】事象120では、DMAコントローラ36
をメモリ34からCRC回路38へのデータストリーム
の伝送のためにセットアップする。このセットアップで
は一般に、データ伝送のための出所アドレス及び宛先ア
ドレス並びにデータ伝送に含まれるバイトの数をDMA
コントローラ36に与える。
【0048】事象130では、データストリームの伝送
をDMAコントローラ36によって起動し又は開始さ
せ、データストリームの第1バイトをDMAコントロー
ラ36によってCRC回路に伝送する。DMAコントロ
ーラ36は、アドレス及びデータ伝送バス30を一時的
に「掴んで」CRC回路38へのデータストリームの迅
速な伝送のためのDMAチャンネルを形成することがで
きる。
【0049】事象140では、DMAコントローラ36
は、事象120においてDMAコントローラ36に提供
されたセットアップ情報に従って、アドレス及びデータ
バス30を介してデータストリームのバイトをCRC回
路38に送り続ける。
【0050】事象150では、DMAコントローラ36
は、データストリーム中の全てのバイトがCRC回路3
8に伝送されたかどうかについての問合せ(クエリー)
を行う。この問合せは、各バイトの伝送後に定期的に行
われる。もし事象120からのセットアップ情報中のデ
ータストリームサイズから決定されたデータストリーム
中の全てのバイトが送られていなかったならば、事象1
40を繰り返し行う。データストリーム中の全てのバイ
トが伝送されていれば、事象160が実施される。
【0051】事象160では、除算アルゴリズムを用い
てCRC回路38によりデータストリームについてCR
C値又は検査番号を計算する。
【0052】事象170では、計算されたCRC値をC
RCコントローラ回路38から読み出してメモリ34に
読み込みし、データストリームに関する保全性検査の際
に用いられるようにする。事象180では、検査値の計
算を完了する。
【0053】本発明は又、ソフトウェアオーバーヘッド
を減少させると共に、データディスプレイをスピードア
ップするためにディスプレイコントローラ40へのデー
タストリームの迅速な伝送を行えるようDMAコントロ
ーラ36を用いる。従来型データ処理システムは代表的
には、ディスプレイコントローラへの出力のためにデー
タをバイト毎に増分するループを実行するプログラミン
グを用いており、ソフトウェアループのオーバーヘッド
は、各バイトがディスプレイドライバに書き込まれるこ
とによって増大している。本発明は、DMAコントロー
ラ36及びディスプレイコントローラ40のセットアッ
プ又は構成にしか用いられず、プログラミングによりD
MAコントローラ36を介するメモリ34からディスプ
レイコントローラ40へのデータの直接的な伝送及びD
MAコントローラ36によるデータ伝送の開始を行うこ
とによりこの欠点を解決する。メモリからディスプレイ
コントローラ40へのバイトの伝送の際のソフトウェア
オーバーヘッドを無くすことにより伝送は迅速に行わ
れ、情報(テキスト及び/又はグラフィックス)の表示
に時間がかからず、このことの良さはディスプレイ22
を見るユーザによって分かる。このようにDMAコント
ローラ36を用いてディスプレイコントローラ40を駆
動することにより、ピクセルデータバイトをディスプレ
イコントローラに書き込むソフトウェアループの従来使
用と比較して最高80%以上の時間の節約が可能にな
る。
【0054】本発明に従ってDMAコントローラ36を
用いるデータ表示は、図6並びに図4を参照すると一層
よく理解されよう。事象200では、メモリ34にロー
ドされているソフトウェア50を起動し又は開始させ、
このソフトウェアは、ディスプレイコントローラ40の
セットアップ、DMAコントローラ36のセットアッ
プ、DMAコントローラ36によるディスプレイコント
ローラ40へのデータの伝送の開始と関連した作業を実
施するプログラミングを含む。
【0055】事象210では、ディスプレイコントロー
ラ40は、「書込み」コマンド及びデータストリームを
ディスプレイコントローラ40に伝送するためのディス
プレイ宛先アドレス(ディスプレイコントローラ40の
メモリ中に記憶されている)をディスプレイコントロー
ラ40に与えることによりセットアップされる。データ
ストリームは、任意の表示可能なデータ、例えばアイコ
ン又は他の特徴の表示のための記憶されたプログラミン
グと関連したグラフィカルユーザインタフェース(GU
I)データ、ユーザによりキーボード10上で入力され
た文字又は英数字文字の列と関連したデータ又はメモリ
34内に記憶されている他のデータを含む場合がある。
【0056】事象220において、DMAコントローラ
36をメモリ34からディスプレイコントローラ40へ
のデータストリームの伝送のためにセットアップする。
このセットアップでは、データ伝送のためのメモリ出所
アドレス及びディスプレイ宛先アドレス並びにデータ伝
送に含まれるバイトの数をDMAコントローラ36に与
える。
【0057】事象230では、データストリームの伝送
をDMAコントローラ36によって起動し又は開始さ
せ、データストリームの第1バイトをDMAコントロー
ラ36によってディスプレイコントローラ40に伝送す
る。DMAコントローラ36は、アドレス及びデータ伝
送バス30を一時的に「掴んで」ディスプレイコントロ
ーラ40へのデータストリームの迅速な伝送のためのD
MAチャンネルを形成することができる。
【0058】事象240では、DMAコントローラ36
は、アドレス及びデータバス30を介してデータストリ
ームの次のバイトをCRC回路38に送ることによりデ
ータ伝送を続行する。
【0059】事象250では、DMAコントローラ36
は、データストリーム中の全てのバイトがディスプレイ
コントローラ40に伝送されたかどうかについての問合
せを事象220でDMAコントローラ36に与えられた
セットアップ情報にしたがって行う。この問合せは、各
バイトの伝送後に定期的に行われる。もし事象220か
らのセットアップ情報中のデータストリームサイズから
決定されたデータストリーム中の全てのバイトがディス
プレイコントローラ40に送られていなかったならば、
事象240を繰り返し行う。データストリーム中の全て
のバイトが伝送されていれば、プロセスを事象260で
終了する。
【0060】本発明は又、ユーザ識別(ID)文字列の
妥当性確認に必要な時間及び記憶容量に関する要件を減
少させることによりデータ処理装置の効率を向上させる
ことができる。手持ち式データプロセッサ装置は、非圧
縮状態のID文字列を記憶するのに十分な記憶容量を備
えていないのが通例である。この点に関し、本発明は、
許可された各ID文字列についてのCRC又は検査値を
生じさせることによりユーザID文字列の圧縮を可能に
する。
【0061】許可文字列についてのCRC値をソートし
て外部コンピュータ44のメモリ中のリスト又はルック
アップテーブル中に記憶させる。外部コンピュータ44
は例えば、ミニコンピュータ、マイクロコンピュータ、
UNIX(登録商標)マシン、メインフレーム、パーソ
ナルコンピュータ(PC)、例えばINTEL(登録商
標)搭載処理コンピュータ又はそのクローン、APPL
E(登録商標)コンピュータ又はそのクローン、又はS
UN(登録商標)ワークステーション、又は従来型ハー
ドウェアコンポーネント(図示せず)、例えばマザーボ
ード、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモ
リ(RAM)、ハードディスクドライブ、ディスプレイ
アダプタ、他の記憶メディア、モニタ、キーボード、マ
ウス及び他のユーザインタフェース手段、ネットワーク
インタフェースカード(NIC)、フロッピー(登録商
標)ディスクドライブ、CDドライブ及び(又は)他の
従来型入力/出力装置を備えた他の適当なコンピュータ
である。
【0062】外部コンピュータ44のRAMには、オペ
レーティングシステム、例えばUNIX(登録商標)、
WINDOWS(登録商標)98、WINDOWS(登
録商標)ME等が搭載されている。外部コンピュータ4
8は、データプロセッサ26について図4に示したもの
と類似しているが、非圧縮状態のID文字列のリストの
記憶に適した大型記憶素子を備えるアーキテクチャ及び
ハードウェアコンポーネントを有するのがよい。複数の
ID文字列のCRC値を計算し、CRC値をソートし、
そしてCRC値のリストを記憶することができるプログ
ラミング54が外部コンピュータ44のメモリにロード
されている。ソートされ記憶されたCRC値を次に、イ
ンタフェース46を介してデータプロセッサ26に伝送
し又はダウンロードし、データプロセッサ26によるユ
ーザの認証のためにメモリ34内に記憶させる。
【0063】キーパッド10から入力されたID文字列
を許可文字列に関する記憶CRC値のリストと比較しな
ければならない場合、ユーザによって入力されたID文
字列を、これに関するCRC値をメモリ34にロードさ
れたプログラミングにより計算することにより圧縮し、
2進数による検索を許可CRC値の記憶リスト中のその
計算されたCRC値について行う。入力ID文字列のC
RC値がメモリ34内の許可CRC値のリスト中に見い
だされると、入力ID文字列の妥当性を検証する。入力
ID文字列のCRC値がリスト中に見いだされなけれ
ば、入力ID文字列を許可しない。
【0064】CRC値の種々のサイズを用いると許可に
関する種々の信頼度をもたらすことができる。例えば、
32ビットCRC値を用いた場合、その結果として、無
効な入力文字列が妥当性があるものと確認され又は許可
される恐れは、4,294,967,296回のうち1
回に過ぎない。16ビットCRC値を用いると、入力文
字列が誤って妥当性があるものと確認される恐れは、6
5,536回のうち1回であり、8ビットCRC値を用
いると、その結果として不適切な文字列が妥当性がある
と確認される恐れは256回のうち1回である。用いら
れるCRC値のサイズは、必要なセキュリティレベルに
応じて様々であってよい。
【0065】入力列CRC値の妥当性確認のために文字
列のCRC値を用いることにより、妥当性確認のための
全文字列を用いる場合と比較して幾つかの顕著な利点が
得られる。許可文字列のリスト又はテーブルの記憶に必
要なメモリ34中の空間の量は、かくして実質的に減少
する。例えば、各々が最高18文字を有する4,000
の許可ID文字列の記憶には非圧縮状態の文字列につい
て約72,000バイトのRAM空間が必要であり、こ
れは代表的な手持ち式データプロセッサの記憶容量を超
えている。しかしながら、本発明に従って4,000の
ID文字列を32ビットCRC値に圧縮すると、リスト
全体の記憶に必要な記憶空間は16,000バイトであ
る。これら記憶された圧縮状態のID文字列についての
信頼レベルは上述したように非常に高く、不正確な妥当
性確認の恐れは4,294,967,296回のうち1
回に過ぎない。
【0066】また、許可されたID文字列をCRC値に
圧縮すると、許可文字列のリストを或る1つのコンピュ
ータから別のコンピュータに伝送するのに必要な時間が
短くなる。手持ち式データプロセッサの場合、許可ID
文字列のリストは、別のマシンから手持ち式データプロ
セッサにダウンロードされる場合が多い。例えば、従来
型RS−232リンクによる9,600ボーのデータ伝
送速度では、コンピュータ相互間で4,000個の18
バイトID文字列のリストを伝送するのに約72秒が必
要である。4,000のID文字列を4,000の32
ビットCRC値に圧縮すると、データ伝送は、9,60
0ボーレートで約16秒しか必要としない。
【0067】CRC値の形態の圧縮状態のID文字列を
用いることは、図7及び図8並びに図4を参照すると一
層よく理解されよう。図7は、本発明に従って外部コン
ピュータ44中の圧縮ID文字列の記憶リストの作成方
法を示している図である。すなわち、図7の事象は、非
圧縮状態のユーザID文字列の相当大きなリストを記憶
するのに十分なメモリを備えた別個の外部コンピュータ
44上に乗っているプログラミング54と関連して行わ
れる。図8の事象は、ユーザによって入力されたID文
字列の認証のためのデータプロセッサ26内の圧縮状態
のID文字列リストの使用方法を示している。認証又は
妥当性確認目的の圧縮状態のデータ列を用いることは、
本願と同日に出願された米国特許出願第10/008,
522号(発明者:デイビットホール氏等)明細書(代
理人事件番号:LIFE060)にも記載されており、
かかる米国特許出願の記載内容を本発明の内容の一部を
形成するものとしてここに引用する。
【0068】図7の事象300では、外部コンピュータ
44中のプログラミング54は、圧縮状態の許可された
識別又はID文字列のリストを作成するよう起動され又
は開始される。このプログラミングは、認可されたID
文字列の取得、これに関するCRC値を計算することに
よるID文字列の圧縮及び圧縮されたID文字列のリス
トのソート及び記憶と関連したオペレーションを行う。
【0069】事象310では、最初のID文字列を外部
コンピュータ44のメモリから得て、事象320では、
このID文字列についてのCRC値を計算することによ
ってかかるID文字列を圧縮する。この圧縮事象を、従
来型ソフトウェア技術で実施するのがよい。というの
は、外部コンピュータ44は典型的には、全ソフトウェ
ア圧縮操作に十分な記憶容量及び処理能力を持っている
からである。別法として、圧縮を除算アルゴリズムを実
施するソフトウェアループと共にCRC回路で行っても
よい。また、外部コンピュータ44を、各文字列と関連
したデータが図5に示すと共に上述した手法でDMA回
路経路でメモリからCRC回路に直接伝送され、圧縮に
必要なソフトウェアに関する観点が最小限に抑えられた
状態でデータプロセッサ26のように構成することも可
能である。事象320で得た圧縮状態のCRC値を外部
コンピュータのメモリに圧縮文字列のリストの状態で記
憶させる。
【0070】事象330では、圧縮されるべき最後の文
字列が外部コンピュータのメモリから検索されたかどう
かについての問合せを外部コンピュータ中のプログラミ
ングによって行う。圧縮されるべき最後の文字列がまだ
受け取られておらず、圧縮されていなければ、事象34
0を実施する。最後の文字列がメモリから受け取られて
圧縮されると、事象350を実施する。
【0071】事象340は、次の非圧縮状態のID文字
列をメモリから検索することができ、その後、事象32
0を繰り返し実施してこの文字列をこれについてのCR
C値を計算することによって圧縮する。最後のID文字
列の圧縮に続き、事象350において、今や対応したC
RC値のリストの形態である圧縮状態ID文字列のリス
トを記憶させる。事象360において、記憶したリスト
を図7の圧縮プロセスに用いられる外部コンピュータの
メモリに記憶させる。
【0072】事象370では、CRC値の記憶リストを
手持ち式データプロセッサ26にダウンロードし又は伝
送して、図8に示すようなユーザ認証に利用する。圧縮
状態のID文字列の記憶リストの伝送は、GPIB、R
S−232、PCI、USB、SCSI、ETHERN
ET(登録商標)、FIREWIRE(登録商標)/I
EEE1394又は外部コンピュータ44からデータプ
ロセッサ26への他形式の通信インタフェースによるデ
ータ伝送によって実施することができる。CRC値のリ
ストをシステムメモリ34に記憶させる。事象380で
は、ID文字列リストの圧縮作業を完了させる。或る特
定の実施形態では、もしメモリ34が十分な容量を備え
ていれば、事象300乃至事象370をデータプロセッ
サ26で実施してもよい。かかる場合、事象370での
圧縮ID文字列のリスト全体のダウンロード又は伝送を
省くことができる。
【0073】次に図8を参照すると、事象400では、
メモリ34中のプログラミングを、ユーザが入力したI
D文字列と上述したように作成された圧縮ID文字列の
記憶リストとの比較のために開始させる。このプログラ
ミングは、入力したID文字列に対応するデータストリ
ームを圧縮のためにメモリ34からCRC回路38に伝
送することと関連した作業、圧縮ID文字列のリストを
圧縮状態の入力ID文字列と一致しているかどうかにつ
き探索することと関連した作業、そして圧縮状態の入力
ID文字列についての妥当性確認決定を行うことと関連
した作業を行う。或る特定の実施形態では、事象400
を以下に説明する事象410によってトリガできる。
【0074】図1、図2及び図3を又参照すると、事象
410では、ユーザは上述したような方法でキーパッド
10上の適当な第1キー12及び第2キー14を選択的
に操作することによりユーザID文字列に対応した英数
字文字の列を入力する。
【0075】事象420では、ユーザが入力した入力I
D文字列を対応関係をなすCRC値の形態で圧縮状態入
力ID文字列に変換する。事象420は、図5を参照し
て上述した事象110乃至事象170を含んでいる。す
なわち、CRC回路38に所望の初期値をシーディング
し、DMAコントローラ36をメモリ34からCRC回
路38への事象410の入力ID文字列に対応したデー
タストリームの伝送を行うことができるようセットアッ
プし、入力ID文字列についてのCRC値をCRC回路
38で計算し、入力ID文字列について計算したCRC
値をCRC回路38から読み出してこれをメモリ34に
戻す。
【0076】事象430では、上述したように事象31
0乃至事象360で得られたRAM34内の許可ID文
字列についてのCRC値のリストを事象420で計算さ
れた入力ID文字列についてのCRC値と一致している
かどうかについて探索する。入力ID文字列についての
CRC値を一致が見つかるまでリスト中の個々の記憶さ
れたCRC値と比較する。
【0077】事象440では、一致が見られたかどう
か、即ち入力ID文字列についてのCRC値が許可され
た列についての記憶CRC値のリスト中に見いだされた
かどうかについての問合せを行う。入力ID文字列につ
いてのCRC値がリスト中に見つかると、事象450を
実施する。入力ID文字列についてのCRC値がリスト
中に見つからなければ、事象460を実施する。事象4
40を、入力ID文字列のCRC値と許可された文字列
についての個々の記憶CRC値とのそれぞれの比較のた
めに実施して事象440における決定が一致の検出時
に、しかもリスト全体の探索前に生じることができるよ
うにするのがよい。
【0078】事象450では、事象410で入力された
入力ユーザID文字列を入力ID文字列についてのCR
C値と許可されたID文字列についての記憶されたCR
C値のうちの1つとの一致に従って許可する。事象45
0に続き、ユーザID文字列の妥当性確認を事象470
で終了する。ユーザID文字列の妥当性確認と関連した
追加の事象(図示せず)、例えばユーザが記憶状態の安
全に保管された情報に接近できるようにすることと関連
したプログラミング演算も起こるのがよい。
【0079】事象460では、事象410で入力したユ
ーザID文字列を許可しない。事象450で行われたよ
うなユーザID文字列の許可により起こる場合のある任
意の次の事象は実施されず、事象470が起こる。或る
特定の実施形態では、ユーザが事象410を繰り返し実
施し、それによりID文字列の再入力を可能にし、次に
事象420乃至事象440を再び実施して再入力された
ユーザID文字列の妥当性の確認を行うのがよい。
【0080】本発明をその特定の実施形態を参照して説
明したが、当業者であれば、本発明の真の精神及び範囲
から逸脱することなく種々の変形例及び均等例を想到で
きることは理解されるべきである。加うるに、特定の状
況、材料、技術的事項、プロセス、一又は複数のプロセ
スステップの構成を本発明の目的、精神及び範囲に合わ
せる多くの改変例を想到できる。かかる全ての改変例
は、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に属する
ものである。
【0081】本発明の具体的な実施態様は、以下の通り
である。 (1)前記巡回冗長検査回路に選択された初期値を入れ
るよう構成された記憶プログラミングを更に有している
ことを特徴とする請求項1記載の装置。 (2)前記記憶プログラミングは、前記直接メモリアク
セスコントローラを前記データストリームについての出
所アドレス、前記データストリームについての宛先アド
レス及び前記データストリームについてのサイズでセッ
トアップするよう構成されていることを特徴とする実施
態様(1)記載の装置。 (3)前記記憶プログラミングは、前記直接メモリアク
セスコントローラによる前記メモリから前記巡回冗長検
査回路への前記データストリームの伝送を開始するよう
構成されていることを特徴とする実施態様(1)又は実
施態様(2)記載の装置。 (4)前記記憶プログラミングは、計算された巡回冗長
検査値を前記巡回冗長検査回路から読み出し、前記計算
された巡回冗長検査値を前記メモリに記憶させるよう構
成されていることを特徴とする実施態様(1),(2)
又は実施態様(3)記載の装置。 (5)前記直接メモリアクセスコントローラに動作的に
結合されたディスプレイコントローラを更に有し、前記
直接メモリアクセスコントローラは、ディスプレイデー
タストリームを前記メモリから前記ディスプレイコント
ローラに伝送するよう構成されていることを特徴とする
請求項1記載の装置。
【0082】(6)前記ディスプレイコントローラを前
記ディスプレイデータストリームについてのディスプレ
イアドレスでセットアップするよう構成された記憶プロ
グラミングを更に有していることを特徴とする実施態様
(5)記載の装置。 (7)前記直接メモリアクセスコントローラを前記ディ
スプレイデータストリームについての出所アドレス、前
記ディスプレイデータストリームについての宛先アドレ
ス及び前記ディスプレイデータストリームについてのサ
イズでセットアップするよう構成された記憶プログラミ
ングを更に有していることを特徴とする実施態様(6)
記載の装置。 (8)前記直接メモリアクセスコントローラによる前記
ディスプレイコントローラへの前記ディスプレイデータ
ストリームの伝送を開始するよう構成された記憶プログ
ラミングを更に有していることを特徴とする実施態様
(7)記載の装置。 (9)(a)前記メモリ中に記憶されていて、前記巡回
冗長検査回路に選択された初期値を入れることができる
記憶プログラミングと、(b)前記メモリ中に記憶され
ていて、前記直接メモリアクセスコントローラを前記デ
ータストリームについての出所アドレス、前記データス
トリームについての宛先アドレス及び前記データストリ
ームについてのサイズでセットアップすることができる
記憶プログラミングと、(c)前記メモリ中に記憶され
ていて、前記直接メモリアクセスコントローラによる前
記メモリから前記巡回冗長検査回路への前記データスト
リームの伝送を開始することができる記憶プログラミン
グとを更に有していることを特徴とする請求項1記載の
装置。 (10)(a)前記メモリ中に記憶されていて、前記デ
ィスプレイコントローラを前記ディスプレイデータスト
リームについてのディスプレイアドレスでセットアップ
することができる記憶プログラミングと、(b)前記メ
モリ中に記憶されていて、前記直接メモリアクセスコン
トローラを前記ディスプレイデータストリームについて
の出所アドレス、前記ディスプレイデータストリームに
ついての宛先アドレス及び前記ディスプレイデータスト
リームについてのサイズでセットアップすることができ
る記憶プログラミングと、(c)前記メモリ中に記憶さ
れていて、前記直接メモリアクセスコントローラによる
前記ディスプレイコントローラへの前記ディスプレイデ
ータストリームの伝送を開始することができる記憶プロ
グラミングとを更に有していることを特徴とする実施態
様(5)記載の装置。
【0083】(11)前記伝送段階は、前記巡回冗長検
査回路に選択された初期値を入れる段階から成ることを
特徴とする請求項2記載の方法。 (12)計算された巡回冗長検査値を前記巡回冗長検査
回路から読み出し、前記計算された巡回冗長検査値を前
記メモリに記憶させる段階を更に有していることを特徴
とする請求項2記載の方法。
【0084】
【発明の効果】本発明のデータ処理装置に用いられる巡
回冗長検査計算装置及び方法の構成によれば、巡回冗長
検査(CRC)回路が、直接メモリアクセスコントロー
ラによりメモリから伝送されたデータのについて少なく
とも1つの検査値を計算するようになっているので迅速
なエラーチェックが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキーパッドの略図である。
【図2】(A)乃至(D)は図1のキーパッド上の英数
字文字列の入力の仕方を示す図である。
【図3】(A)乃至(D)は図1のキーパッド上の英数
字文字列の入力の仕方を示す図である。
【図4】本発明のデータ処理装置の機能ブロック図であ
る。
【図5】本発明による直接メモリアクセスコントローラ
からCRC回路へのデータの伝送の仕方を示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明による直接メモリアクセスコントローラ
からディスプレイコントローラへのデータの伝送の仕方
を示すフローチャートである。
【図7】英数字文字列のための許可されたチェックワー
ドのリストの作り方を示す流れ図である。
【図8】英数字文字列と許可チェックワードのリストと
の比較の仕方を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 キーボード又はキーパッド 12 ハードキー 14 ソフトキー 15 1次英数字記号 16 2次英数字記号 24 フィールド 26 データ処理装置 28 CPU 30 アドレス及びデータバス 32 制御/処理インタフェース 34 メモリ 36 直接メモリアクセスコントローラ 38 巡回冗長検査回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド・ホール アメリカ合衆国、95035 カリフォルニア 州、ミルピタス、ブリス・アベニュー 2114 Fターム(参考) 5B001 AA04 AB01 AD07 5B018 GA01 HA11 MA01 NA02 NA03 NA05 NA06 QA14 RA11 5B019 HC08 HF10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理装置であって、 (a)メモリと、 (b)前記メモリに動作的に結合された直接メモリアク
    セスコントローラと、 (c)前記直接メモリアクセスコントローラに動作的に
    結合された巡回冗長検査回路とを有し、 (d)前記直接メモリアクセスコントローラは、前記メ
    モリから前記巡回冗長検査回路にデータを伝送するよう
    構成され、 (e)前記巡回冗長検査回路は、前記データについての
    少なくとも1つの検査値を計算するよう構成されている
    ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 データを処理する方法であって、 (a)直接メモリアクセスコントローラを用いてデータ
    ストリームをメモリから巡回冗長検査回路に伝送する段
    階と、 (b)前記巡回冗長検査回路によって前記データストリ
    ームについての巡回冗長検査値を計算する段階とを有し
    ていることを特徴とする方法。
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