JP2003308113A - 必要生産能力計算方法 - Google Patents

必要生産能力計算方法

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JP2003308113A JP2002115603A JP2002115603A JP2003308113A JP 2003308113 A JP2003308113 A JP 2003308113A JP 2002115603 A JP2002115603 A JP 2002115603A JP 2002115603 A JP2002115603 A JP 2002115603A JP 2003308113 A JP2003308113 A JP 2003308113A
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誠之 一戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】決められた量の製品を決められた期間で製造す
るのに必要な生産設備の能力を計算する。 【解決手段】納期遅延したロット−部品の通過する工程
の待ち+処理時間と遅れ時間の重なり時間を工程ごとに
集計した値からボトルネック工程の優先度を設定し、優
先度の高い工程から順に残業時間挿入可能なポイントを
求め、残業時間を挿入しながら遅れ時間の解消度合いを
計算して、遅れ時間が解消された時点で処理を終了する
ことにより、生産設備の必要最小限の能力を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の工程で処理
される複数の部品が組み合わされることにより製品が製
造される生産システムにおいて、決められた量の製品を
決められた期間で製造するのに必要な生産設備の能力を
計算する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の工程計画方法には、有限能力スケ
ジューリングという、あらかじめ各工程の装置の台数、
装置を操作する作業者数、1日に作業できる時間、とい
った生産能力を設定しておき、その能力の範囲内で作業
を割り当てていって、能力を超えると超えた分は次の日
に回すというやり方で工程計画を作成する方法と、無限
能力スケジューリングという、装置の台数、装置を操作
する作業者数、1日に作業できる時間は無視して、各工
程で処理するのに必要な時間だけを直列に並べてた場合
に必要な装置の台数、装置を操作するのに必要な作業者
数、その製品を製造するのに必要な最短時間を計算する
方法の二つがある。有限能力スケジューリングでの工程
計画の様子を図4を用いて説明する。この図は、横軸が
時間、縦軸は工程名となっている。M1からM6までは
各工程での装置を表している。ここでは、一つの製品は
P1からP4までの四つの部品でできており、ロットL
1からL5までの五つのロットが投入されている。ロッ
トL1からL3までの納期は4日目、ロットL4とL5
の納期は5日目である。まず、M1の工程は、先頭工程
であるので、ロットL1からL5までのP1からP4ま
での部品全てが処理可能であるが、ここでは、まず部品
P1を選択し、3時間目までは段取作業、4時間目はP
1のロットL1の作業、5時間目はロットL2の作業と
順に行い、ロットL5までいったところで8時間目とな
り、1日目の作業時間が終了したので、部品P2からP
4までは次の日に回されている。ここで、部品P2から
P4をP1と同時に作業しないのは、装置M1が1台し
か無いからである。このようにして装置台数、装置を操
作する作業者数、1日に作業できる時間、等の制限の範
囲内で作業を行って、いつ全ての作業が終了するかを計
算するのが有限能力スケジューリングである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】決められた量の製品を
決められた期間で製造するのに必要な生産設備の能力を
計算するという課題に対して、有限能力スケジューリン
グでは、まず能力をある値に設定しておいて有限能力ス
ケジューリングを行い、得られた製造に必要な期間が決
められた期間と異なる場合には、能力の値を変更して再
度有限能力スケジューリングを行うということを繰り返
すことで、最終的に決められた量の製品を決められた期
間で製造するのに必要な能力を求めている。しかし、能
力の値をどう変更したらいいかについては人の判断にゆ
だねられており、試行錯誤を経なければ必要な能力を求
めることはできず、時間がかかる。これを自動で行う方
法としては、いくつか考えられるが、まず、全ての工程
の全ての日について残業時間を少しずつ増やしていって
決められた期間で製造できる能力を求める方法が考えら
れる。しかし、全ての工程及び全ての日で残業時間を増
やす必要は無いので、この方法では、無駄な残業時間が
増えてしまうことになる。これを避けるため、ボトルネ
ック工程を見つけ、その工程だけの残業時間を増やす方
法がある。ボトルネック工程を見つける方法としては、
稼働率を見る方法と装置の前の仕掛りの下図を見る方法
がある。稼働率を見る方法は、稼働率が高い装置をボト
ルネック工程とする。また、仕掛りの数を見る方法で
は、仕掛りの多い装置をボトルネック工程とする。しか
し、稼働率や仕掛りでボトルネック工程は分かっても、
残業時間をいくつにすれば決められた期間に納まるかは
わからない。そのため、残業時間の値は試行錯誤により
求めることになり時間がかかることになる。また、無限
能力スケジューリングでは、多くの場合、必要な能力が
大きくなる代わりに、製造に必要な期間は短くなり、所
望とする決められた量の製品を決められた期間で製造す
るのに必要な能力とはかけ離れてしまう。本発明の目的
は、有限能力スケジューリングを用いながら、決められ
た量の製品を決められた期間で製造するのに必要な生産
設備の必要最小限の能力を短時間で自動的に計算する方
法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、あらかじめ生産設備の能力が決められた
カレンダーを元に有限能力スケジューリングを行う工程
計画手段と、納期遅延の有無を判定する判定手段と、納
期遅延を起こしたロットと部品の遅れ時間を計算する手
段と、該ロットと部品が通過する工程の一覧を作成する
手段と、各ロット−部品の各工程での前工程終了から当
該工程開始までの待ち時間と当該工程での処理時間を合
わせたものを集計する計算手段と、遅れ時間と待ち時間
+処理時間の重なり時間を計算する計算手段と、各工程
毎に全てのロット−部品の重なり時間を集計する計算手
段と、集計した重なり時間が大きいものから順にボトル
ネック工程の優先順位を付ける計算手段と、優先順位の
高いボトルネック工程を選択する選択手段と、遅れ時間
が最大のロット−部品を選択する選択手段と、選択した
部品について残業時間を挿入できる回数を計算する計算
手段と、遅れ時間を挿入回数で割って必要な残業時間を
求める計算手段と、残業時間を挿入可能か判定する手段
と、残業時間を挿入した場合に解消される遅れ時間を計
算する計算手段と、遅れ時間が解消されたか判定する判
定手段と、各工程の残業時間挿入ポイントと残業時間を
設定したカレンダーを作成するカレンダー作成手段を備
える。
【0005】以上の手段を備えることにより、本発明
は、決められた量の製品を決められた期間で製造するの
に必要な生産設備の必要最小限の能力を短時間で自動的
に計算することが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例の一つを図面
に基づいて説明する。図1は本発明の処理手順を示す図
である。まず、残業をゼロとしたカレンダーを作成する
(ステップS1)。次にこのカレンダーに基づき有限能
力スケジューリングを行う(ステップS2)。その結果
図4に示す工程計画が作成される。次に、各ロットの納
期と、作成された工程計画での各ロットの処理完了時期
を比較し、納期遅延があるかの判定を行う(ステップS
3)。図4の場合、部品P2のロットL3とロットL
5、部品P4のロットL1からL5が納期遅延となって
いる。ここで、納期遅延が無ければ決められた量の製品
を決められた期間で生産するのに必要な能力は残業ゼロ
であるとして処理を終了する。納期遅延がある場合に
は、以下の処理を行う。
【0007】まず、納期遅延を起こしたロットと部品の
遅れ時間及び通過する工程の一覧を作成する(ステップ
S4)。図4の場合に作成される一覧を図5に示す。縦
軸が各ロット及び部品で、横軸には、それぞれの遅れ時
間が計算されて記入され、さらに通過する工程の装置M
1、M3,M4,M6の欄が設けられる。次に、各ロッ
ト−部品の各工程での前工程終了から当該工程開始まで
の待ち時間に当該工程での処理時間を合わせたものを集
計する(ステップS5)。図4の場合のロットL5、部
品P4のM1工程での待ち+処理時間は、工程M1の場
合1日目の最初から処理可能なのでこの時刻が待ち開始
で、4日目の7時間目まで待っており、処理に1時間か
かるので32時間となる。同様にして各ロット−部品の
各工程での待ち+処理時間を計算する。
【0008】次に、残業時間を計算する(ステップS
6)。その詳細を図2に示す。まず、1回目かを判定す
る(ステップ21)。1回目以外の場合は、残業時間は
1回目と同じとする(ステップ22)。1回目の場合
は、遅れ時間が最大のロット−部品を選び出す(ステッ
プS23)。図5の場合は、ロットL3の部品P4が遅
れ時間最大なので、これを選び出す。次に、選択した部
品について残業時間を挿入できる回数を計算する(ステ
ップS24)。これを、図6を用いて説明する。図6は
縦軸が納期遅延したロット、部品の一覧、横軸は時間で
ある。各ロット、部品の行には、ステップS5で計算し
た各工程の待ち+処理時間が棒グラフとして書かれてい
る。ここで、選択した部品であるロットL3の部品P4
は5日目の7時間目まで作業している。残業時間を挿入
できるポイントは、各日の8時間目の後であり、図6で
は破線で示してある。ロットL3の部品P4の場合は、
破線は4回出てくるので、残業時間を挿入できる回数は
4回である。次に、遅れ時間を挿入回数で割り、残業時
間を求める(ステップS25)。ロットL3の部品P4
の場合は、遅れ時間が7時間、挿入回数が4回であるの
で7÷4=1.75時間であるが、整数に切り上げて2
時間とする。この時間が必要最小限の残業時間である。
これで残業時間の計算が終了し、図1のステップS6が
終了することになる。次に処理対象となる工程を選定す
る(ステップS7)。その詳細を図3に示す。
【0009】まず、1回目かを判定する(ステップ3
1)。1回目以外の場合は、通過する工程の中で既に設
定した残業時間が小さいものから順に工程を選択する
(ステップ32)。1回目の場合は、遅れ時間と待ち+
処理時間の重なり時間を計算する(ステップS33)。
重なり時間が何かを図5で説明すると、ロットL5、部
品P4の工程M1の場合、遅れ時間が5時間、待ち+処
理時間が32であるので、その小さいほうである5時間
が重なり時間となる。この例は遅れ時間が小さい場合で
あるが、逆にロットL3、部品P4の工程M4の場合
は、遅れ時間が7時間、待ち+処理時間が4時間である
ので、重なり時間は4時間と待ち+処理時間に合わせる
ことになる。以上より、重なり時間が計算できるので、
次に、各工程毎に全てのロット−部品の重なり時間を集
計する(ステップS34)。次に、集計した重なり時間
が大きいものから順にボトルネック工程の優先順位をつ
ける(ステップS35)。その様子を図5で説明する。
各ロット−部品の各工程の重なり時間が図5のようであ
るとき、これを各工程ごとに集計したのが表の一番下の
行である。ここで、数値が大きい工程をボトルネック工
程の優先順位が高いものとする。図5の場合には、M
1,M6,M4,M3の順である。次に、優先順位の高
いボトルネック工程を選択する(ステップS36)。図
5の場合にはM1が選択される。これで、処理対象とな
る工程の選定が終了し、図1のステップS7が終了する
ことになる。
【0010】次に、当該工程の待ち+処理時間の最小値
以上の最も小さい残業時間挿入ポイントを初期ポイン
ト、最大値未満の最も大きいポイントを最終ポイントと
し、初期ポイントから最終ポイントまで繰り返し処理を
行う(ステップS8)。その様子を図6で説明する。当
該工程はM1である。待ち+処理時間の最小値は1日目
の1時間目であるので、最小値以上の最も小さい残業時
間挿入ポイントは、1日目の8時間目の後であり、ここ
が初期ポイントとなる。待ち+処理時間の最大値は、工
程M1の場合、ロットL5,部品P4であり、4日目の
8時間目である。従って、最大値未満の最も大きい残業
時間挿入ポイントは3日目の8時間目の跡であり、ここ
が最終ポイントとなる。従って1日目の8時間目の後か
ら2日目の8時間目の後、3日目の8時間目の後の順で
処理を行うことになる。
【0011】次に、当該ポイントで残業時間を挿入し、
解消される遅れ時間を計算する(ステップS9)。その
例を図6で説明する。まず、1日目の8時間目の後に残
業時間2時間を挿入する。これにより、ロットL5から
L2までの部品P4とロットL5の部品P2の全ての待
ち+処理時間が2時間減り、遅れ時間も2時間減る。ロ
ットL1の部品P4とロットL3の部品P2は、待ち+
処理時間は2時間減るが、元々遅れ時間が1時間しか無
いので、遅れ時間は1時間しか減らない。この遅れ時間
の減り具合を棒グラフの下に示してある。1日目の8時
間目の後に最初の残業1時間で遅れ時間が7時間分減
り、残業2時間目で5時間分減ったことを表している。
次に、次のポイントに残業時間を挿入する前に遅れ時間
がすべて解消されたかの判定を行う(ステップS1
0)。今の場合、ロットL5の部品P4の遅れ時間は2
時間減って3時間に、ロットL4の部品P4の遅れ時間
は2時間減って0時間に、ロットL3の部品P4の遅れ
時間は、2時間減って5時間に、ロットL2の部品P4
の遅れ時間は2時間減って2時間に、ロットL1の部品
P4の遅れ時間は1時間減って0時間に、ロットL5の
部品P2の遅れ時間は2時間減って5時間に、ロットL
3の部品P2の遅れ時間は1時間減って0時間になって
いる。遅れ時間が全て解消されたわけではないので、次
のポイントに移る。つまり、2日目の8時間目の後に残
業時間2時間を挿入する。この際には、1日目の8時間
目の後に残業時間を2時間挿入したので、挿入するポイ
ントは棒グラフ上の破線よりも2時間右側にいった位置
であることに注意する必要がある。ここでは、ロットL
5の部品P2とロットL3の部品P2は、工程M1を終
了しているので、残業を挿入することはできない。ロッ
トL5からL1までの部品P4には、残業時間を挿入で
きるが、ロットL4とロットL1は1回目の残業時間挿
入で遅れ時間を全て解消しているので、遅れ時間は解消
できない。そのため、3時間ずつ遅れ時間は解消してい
る。まだ、遅れ時間は全て解消されていないので、次
に、3日目の8時間目の後に残業時間を挿入する。ここ
では、ロットL5からL3の部品P4には残業2時間を
挿入できるが、ロットL2の部品P4には残業1時間し
か挿入できない。これで、最終ポイントまでいったの
で、最終ポイントが終わったかという判定に合致してル
ープを抜け、遅れ時間が解消されたかを判定する(ステ
ップS11)。この時の状態を図7に示す。工程M1に
2時間ずつ3回残業が挿入されたことにより、工程M1
の処理+待ち時間の棒グラフは短くなっている。それに
伴い、工定M3,M4,M6の棒グラフは左に移動して
いる。残業が挿入されたことにより、遅れ時間は、図7
の棒グラフの左に示すように、ロットL5とL4、L2
とL1の部品P4、ロットL3の部品P2は0時間に、
ロットL3の部品P4は1時間に、ロットL5の部品P
2は5時間になっている。しかし、まだ遅れ時間は解消
されていないので、判定はNOとなり、処理対象の工程
を選定するステップS7に戻る。S7では、優先度が2
番目のボトルネック工程を選択する。この場合は、工程
M6である。工程M6に対しても残業時間挿入ポイント
を求め、残業時間を挿入して解消される遅れ時間を求め
る。残業時間挿入ポイントを図7に示すが、4日目の8
時間目の後に1時間挿入している。その結果を図8に示
す。ロットL3の部品P4の遅れ時間は解消され0とな
っている。しかし、ロットL5の部品P2の遅れ時間は
まだ5時間のままである。そのため、また、ステップS
7に戻り、処理対象となる工程を選定するが、次のボト
ルネック工程である工程M4はロットL5の部品P2は
通過しないので飛ばし、工程M3を選定する。工程M3
に対しても残業時間挿入ポイントを求め、残業時間を挿
入して解消される遅れ時間を求める。残業時間挿入ポイ
ントを図8に示すが、2日目と3日目と4日目の8時間
目の後に2時間ずつ挿入している。その結果を図9に示
す。遅れ時間は全て解消され0時間となっている。以上
により、ステップS11の遅れ時間が解消されたかの判
定がYESになる。次に、得られた各工程の残業時間挿
入ポイントと残業時間を設定したカレンダーを作成する
(ステップS12)。そして、ステップS2に戻り、新
たに設定されたカレンダーに基づき有限能力スケジュー
リングを行う。その結果作成されるのが、図10に示す
工程計画である。この結果では、ロットL1,L2,L
4,L5は納期遅延を起こしていないが、ロットL3の
部品P4が納期である4日目までに終わっていない。納
期遅延を起こしてしまった原因は、3日目の9、10時
間目に工程M1は残業しているが、工程M3は残業して
いないため、ロットL1の部品P4の工程M4の開始が
4日目の1時間目からとなり、ここで2時間の遅れが発
生したことである。これにより、ステップS3の納期遅
延があるかの判定はYESとなる。この後は、1回目と
同じようにステップS4,S5を行うが、ステップS6
の中のステップS21で1回目でないという判定にな
り、ステップS22を通ることになる。この場合、残業
時間は1回目と同じ2時間とする。次に、ステップS7
で処理対象となる工程を選定するが、ステップS31で
1回目でないという判定になり、ステップS32を通る
ことになる。この場合、ロットL3の部品P4が通過す
る工程はM1,M4,M6があるが、前回の残業設定で
は、工程M1が合計6時間、工程M6が合計1時間、工
程M4は0時間の残業設定となっているので、工程M4
が選定される。次に、ステップS8、S9を行うと、工
程M4の4日目の8時間目の後に残業が挿入され遅れ時
間が解消される。これによってステップS10とS11
がYESとなってステップS12で工程M4の4日目の
8時間目の後に2時間残業が挿入されるカレンダーが作
成される。このカレンダーに基づきステップS2で有限
能力スケジューリングが行われた結果を図11に示す。
この図では、ロットL3の部品P4も4日目に納まって
いるので、納期遅延は無いことになる。以上からステッ
プS3の納期遅延が有るかの判定がNOとなり、処理は
終了する。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、短時間で
自動的に生産設備の必要最小限の能力を計算することが
可能である。これによって、必要最小限の残業時間で納
期を遵守した工程計画を作成することが可能となり、顧
客満足と低価格を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】必要生産能力計算方法の処理の流れ
【図2】残業時間を計算する処理の流れ
【図3】処理対象となる工程を選定する処理の流れ
【図4】有限能力スケジューリングにより作成される工
程計画
【図5】納期遅延したロット−部品の遅れ時間、通過す
る工程、各工程の待ち+処理時間、重なり時間、工程毎
の重なり時間の集計値の表
【図6】初期状態での各ロット−部品の各工程の待ち+
処理時間の棒グラフ
【図7】工程M1に残業時間を挿入した後での各ロット
−部品の各工程の待ち+処理時間の棒グラフ
【図8】工程M6に残業時間を挿入した後での各ロット
−部品の各工程の待ち+処理時間の棒グラフ
【図9】工程M3に残業時間を挿入した後での各ロット
−部品の各工程の待ち+処理時間の棒グラフ
【図10】1回目の残業時間を設定したカレンダーに基
づき有限能力スケジューリングにより作成される工程計
【図11】2回目の残業時間を設定したカレンダーに基
づき有限能力スケジューリングにより作成される工程計
【符号の説明】
S1〜12・・・処理ステップ S21〜25・・・処理ステップ S31〜S36・・・処理ステップ L1〜5・・・ロット P1〜4・・・部品 M1〜6・・・工程

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】納期遅延したロットと部品が通過する工程
    の待ち時間+処理時間と遅れ時間の重なり時間を工程ご
    とに集計した値からボトルネック工程の優先度を設定
    し、優先度の高い工程から順に残業時間挿入可能なポイ
    ントを求め、残業時間を挿入しながら遅れ時間の解消度
    合いを計算して、遅れ時間が解消された時点で処理を終
    了することにより生産設備の必要最小限の能力を計算す
    る必要生産能力計算方法
  2. 【請求項2】あらかじめ生産設備の能力が決められたカ
    レンダーを基に有限能力スケジューリングを行う工程計
    画手段と、 納期遅延の有無を判定する判定手段と、 納期遅延を起こしたロットと部品の遅れ時間を計算する
    手段と、 該ロットと部品が通過する工程の一覧を作成する手段
    と、 各ロット−部品の各工程での前工程終了から当該工程開
    始までの待ち時間と当該工程での処理時間を合わせたも
    のを集計する計算手段と、 遅れ時間と待ち時間+処理時間の重なり時間を計算する
    計算手段と、 各工程毎に全てのロット−部品の重なり時間を集計する
    計算手段と、 集計した重なり時間が大きいものから順にボトルネック
    工程の優先順位を付ける計算手段と、 優先順位の高いボトルネック工程を選択する選択手段
    と、 遅れ時間が最大のロット−部品を選択する選択手段と、 選択した部品について残業時間を挿入できる回数を計算
    する計算手段と、 遅れ時間を挿入回数で割って必要な残業時間を求める計
    算手段と、 残業時間を挿入可能か判定する手段と、 残業時間を挿入した場合に解消される遅れ時間を計算す
    る計算手段と、 遅れ時間が解消されたか判定する判定手段と、 各工程の残業時間挿入ポイントと残業時間を設定したカ
    レンダーを作成するカレンダー作成手段を備えたことを
    特徴とする必要生産能力計算方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013003959A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Jfe Steel Corp 操業ルール作成方法及び生産物流計画作成方法
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