JP2003307699A - 多重チャネル音響光変調器を備えるレーザ映像投射装置及びその駆動方法並びに駆動回路 - Google Patents

多重チャネル音響光変調器を備えるレーザ映像投射装置及びその駆動方法並びに駆動回路

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JP2003307699A
JP2003307699A JP2003066354A JP2003066354A JP2003307699A JP 2003307699 A JP2003307699 A JP 2003307699A JP 2003066354 A JP2003066354 A JP 2003066354A JP 2003066354 A JP2003066354 A JP 2003066354A JP 2003307699 A JP2003307699 A JP 2003307699A
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light
optical
laser
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Jin-Ho Lee
振 鎬 李
Sang-Whoe Dho
尚 會 都
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Samsung Electronics Co Ltd
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Samsung Electronics Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重チャネル音響光変調器を備えるレーザ映
像投射装置及びその駆動方法並びに駆動回路を提供す
る。 【解決手段】 レーザ映像投射に用いられる光を発する
光発生部と、前記光発生部より入射する光を映像信号に
応じて変調する光変調部と、前記光変調部から発せられ
る変調された光を合成する光結合部と、前記光結合部よ
り入射する光をスクリーンに走査する光走査部とを備え
るレーザ映像投射装置であって、前記光変調部は光変調
に適した状態で入射する複数の赤色、緑色及び青色光を
同時に光変調するように少なくとも6つ以上の光変調チ
ャネルを備えるレーザ映像投射装置をはじめとしたその
駆動方法とその駆動のための駆動回路。よって、光変調
器と光走査手段との性能限界を克服でき、装置を小型化
でき、構成要素の配置自由度及び整列度を高められる。
さらに、高輝度の映像を具現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像投射装置に係
り、より詳細には、多重チャネル音響光変調器を備える
レーザ映像投射装置及びその駆動方法並びに駆動回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】レーザは、例えばスペクトル幅が零に近
い線スペクトルを有する単色性、ほぼ広がることなく平
行に進む直進性、集光性及び高輝度などの光学的特性に
より、各種のディスプレイ装置に用いられている。
【0003】レーザをディスプレイ装置に適用した場
合、蛍光体を適用した場合に比べ、約3倍の自然色を表
現できる。また、ランプを光源として用いる場合に比
べ、光変換効率を大きく向上できるため、同じ明るさを
得るのに必要な電力消耗を低減することができる。この
ため、装置から生じる熱も大幅に低減できる。また、レ
ーザをディスプレイ装置の光源として用いた場合、光源
の寿命は10,000時間以上確保できる。更に、レー
ザの高輝度特性により、高輝度で、鮮明度の高い映像を
大画面に投射することができる。
【0004】ここで、図1は、レーザを光源として用い
たディスプレイ装置の例であるレーザ映像投射装置の概
略的な構成を示している。図1において、符号900は
映像が投射されるスクリーンを、符号850はスクリー
ン900に投射するために下方より入射する映像を反射
させる反射板を、そして符号750は前記映像を形成し
て反射板850に走査する光学エンジンをそれぞれ表わ
している。
【0005】光学エンジン750は、例えば図2に示す
ように、映像を形成するのに用いられる白色レーザが発
せられる光源100をはじめとする各種の要素を備えて
構成される。詳しく説明すると、光源100の白色レー
ザ放出面の前方には、白色レーザを平行光にする第1コ
リメーティングレンズ220が設置されており、その前
方には平行光の進行方向を変える第1高反射ミラー21
0が設置されている。また、この第1コリメーティング
レンズ220は、平行光の色収差を除去できる複数のレ
ンズを有している。第1コリメーティングレンズ220
及び第1高反射ミラー210は、両方とも同じ光路上に
存在する。前記平行光は、第1高反射ミラー210によ
り光分離部250に入射する。そして、前記平行光は、
光分離部250により3つの単色光、すなわち、青色光
B、緑色光G及び赤色光Rに分離される。光分離部25
0は前記平行光から青色光Bを分離する第1色選別鏡6
70aと、第1色選別鏡670aを透過した光から緑色
光Gを分離する第2色選別鏡680a及び第2色選別鏡
680aを透過した赤色光Rを反射させてその進行方向
を変える第2高反射ミラー690aを有している。
【0006】そして、第1色選別鏡670aにより前記
平行光から分離された青色光Bは第1フォーカシングレ
ンズ640aにより第1音響光変調器610に集束さ
れ、第2色選別鏡680aにより分離された緑色光Gは
第2フォーカシングレンズ650aにより第2音響光変
調器620に集束され、第2高反射ミラー690aから
反射された赤色光Rは第3フォーカシングレンズ660
aにより第3音響光変調器630に集束される。各音響
光変調器610、620、630に集束された光R、
G、Bは入力される映像信号に応じて光変調される。第
1ないし第3音響光変調器610、620、630によ
り光変調された青色光B’、緑色光G’及び赤色光R’
は第1ないし第3音響光変調器610、620、630
の後方に各々設けられた第2ないし第4コリメーティン
グレンズ640b、650b、660bにより第1ない
し第3フォーカシングレンズ640a、650a、66
0aに入射する前と同じ平行光となる。
【0007】第2ないし第4コリメーティングレンズ6
40b、650b、660bと第1ないし第3音響光変
調器610、620、630との間に第1ないし第3音
響光変調器610、620、630から出射される変調
光のうち第2ないし第4コリメーティングレンズ640
b、650b、660bの光軸を外れた成分が第2ない
し第4コリメーティングレンズ640b、650b、6
60bに入射することを防ぐための第1ないし第3アパ
ーチャA1、A2、A3が設けられている。第1ないし
第3アパーチャA1、A2、A3は第2ないし第4コリ
メーティングレンズ640b、650b、660bの近
くに設置されている。
【0008】第2ないし第4コリメーティングレンズ6
40b、650b、660bを通った光変調された光
B’、G’、R’は光結合部650に入射して合成され
ることにより、一つの光R’+G’+B’となる。ここ
で、光結合部650を構成する要素のうち第3高反射ミ
ラー690bにより反射される前記光変調された赤色光
R’は、第3コリメーティングレンズ650bと同じ光
路上に備えられた第4色選別鏡680bを通過し、第4
色選別鏡680bにより反射される前記光変調された緑
色光G’と合成される。このように合成された光G’+
B’は、第2コリメーティングレンズ640bと同じ光
路上に備えられた第3色選別鏡670bにより反射さ
れ、第3色選別鏡670bを通過する前記光変調された
青色光B’と合成されて一つの光R’+G’+B’とな
る。
【0009】次に、光R’+G’+B’は、第3色選別
鏡670bと同じ光路上に備えられた第4高反射ミラー
710により、これと同じ平面上に位置し、入射光を与
えられた方向に周期的に走査するための複数の反射面が
備えられた水平走査部である回転多面鏡800に反射さ
れる。回転多面鏡800に入射した光R’+G’+B’
は回転多面鏡800の反射面に反射されて水平走査され
るが、回転多面鏡800とガルバノメータ700との間
の第1リレイレンズ群310及び第2リレイレンズ群3
20を通過しつつガルバノメータ700のミラー面70
0aに集束される。このように集束された一つの光R’
+G’+B’はガルバノメータ700のミラー面700
aにより垂直走査され、水平及び垂直走査を通じて形成
された映像は図1に示された反射板850によりスクリ
ーン900に投射される。
【0010】前記した従来のレーザ映像投射装置におい
て、スクリーン900に結ばれる映像の解像度は装置に
備えられた第1ないし第3音響光変調器610、62
0、630及び光スキャナの回転多面鏡800により決
められる。また、公知として音響光変調器の映像処理性
能はレーザの集束度によって決まるが、集速度はレーザ
ビームの大きさとレーザの品質、及び用いる焦点レンズ
によって決まるため、レーザをあるレベル以上に集束す
るには限界があった。このため、従来のようなレーザ映
像投射装置を用いてXGA級映像までの映像信号を処理
することは可能であるが、それ以上は実際に困難であっ
た。
【0011】また、回転多面鏡800による水平走査線
数は回転多面鏡800のミラー面数及び回転速度により
決まるが、前記ミラー面の数及び回転速度を高めるには
限界があるため、従来のレーザ映像投射装置を用いる場
合、XGA級以上の解像度を有する映像を処理すること
はやはり困難であった。
【0012】今後、現在広く研究されているMEMS
(Micro Electro Mechanical Systems)スキャナを適用
する場合においても、動作速度の限界のために、従来の
レーザ映像投射装置を用いてXGA級以上の映像を具現
することは困難と考えられている。このように、従来の
レーザ映像投射装置を用いてXGA級以上の映像を具現
するということは、音響光変調器及び光スキャナの性能
向上に関する限界のために極めて困難であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する技術的課題は、前述した従来技術の問題点を改善す
ることにより、XGA級以上の映像投射が可能であり、
しかも小型化できるレーザ映像投射装置を提供するとこ
ろにある。また、本発明が解決しようとする他の技術的
課題は、前記レーザ映像投射装置の駆動方法を提供する
ところにある。さらに本発明が解決しようとする他の技
術的課題は、前記レーザ映像投射装置の駆動回路を提供
するところにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題を解決す
るために、本発明は、映像投射に用いられる光を発する
光発生部と、前記光発生部より入射する光を映像信号に
応じて変調する光変調部と、前記光変調部から発せられ
る変調された光を合成する光結合部及び前記光結合部よ
り入射する光をスクリーンに走査する光走査部を備える
レーザ映像投射装置において、前記光変調部は、光変調
に適した状態で入射する複数の赤色、緑色及び青色光を
同時に光変調するように少なくとも6つ以上の光変調チ
ャネルを備えることを特徴とするレーザ映像投射装置を
提供する。
【0015】また、前記光変調部は各々少なくとも2つ
以上の光変調チャネルを備える第1ないし第3多重チャ
ネル音響光変調器を備えても良く、少なくとも6つ以上
の光変調チャネルがいずれも備えられた一つの多重チャ
ネル音響光変調器を備えてもよい。
【0016】また、前記光発生部は、前記映像投射に用
いられる光を発する光源部と、前記光源部から発せられ
る光の経路を変える第1光路変更手段と、前記第1光路
変更手段より入射する光から各々相異なる単色の第1及
び第2光を順次に分離するように備えられた第1及び第
2光透過・反射手段と、前記第2光透過・反射手段より
入射する光の経路を変える第2光路変更手段と、第1及
び第2光透過・反射手段及び前記第2光路変更手段より
入射する光を前記光変調器に備えられた光変調チャネル
の数と同数になるように均等分割する第1ないし第3単
色光分割手段及び前記第1ないし第3単色光分割手段と
一対一に対応して前記各単色光分割手段より入射する光
を各々前記光変調器に備えられたチャネルに集束する第
1ないし第3レンズ群を備えてもよい。
【0017】また、前記第1ないし第3単色光分割手段
のうち少なくとも何れか一つは、前記第1及び第2光透
過・反射手段及び前記第2光路変更手段より入射する光
を多段階の内部反射過程を通じて均等分割する透光性プ
レートまたは第1ないし第4ビームスプリッタを備えて
もよい。
【0018】また、前記光発生部は、前記光変調部に備
えられた光変調チャネルの数と同数のレーザ光を発する
光源部及び前記光変調部と前記光源部との間に備えられ
て前記光変調チャネルと一対一に対応し、前記発せられ
るレーザ光を各々前記光変調チャネルに集束するレンズ
群を備えてもよい。
【0019】この時、前記光源部と前記レンズ群との間
に前記光源部から発せられるレーザ光を各々前記レンズ
群に伝送するための光伝送手段として、前記光源部から
発せられるレーザ数と同数の光ファイバが備えられてい
ることを特徴としている。
【0020】また、前記光結合部は、前記光変調部から
発せられる変調された光を平行光に変える第4ないし第
6レンズ群と、前記第4レンズ群より入射する光の経路
を変える第3光路変更手段と、前記第5レンズ群より入
射する光を反射させつつ前記第3光路変更手段より入射
する光を透過させて前記2つの光を合成する第3光透過
・反射手段及び前記第6レンズ群より入射する光を反射
させつつ前記第3光透過・反射手段より入射する光を透
過させて前記2つの光を合成する第4光透過・反射手段
を備えてもよい。
【0021】本発明の他の実施形態によれば、前記光結
合部は、前記光変調チャネルから発せられる変調された
光を前記光走査部に伝送するが、前記伝送中に前記変調
された光のうち赤色、緑色及び青色光が合成されるよう
に備えられた光伝送手段と、前記光変調チャネルから発
せられる変調された光が各々前記光伝送手段に集束され
るように前記光伝送手段の一端に備えられた第1マイク
ロフォーカスレンズと、前記光伝送手段を介して伝送さ
れた光が前記光走査部に入射するように前記光伝送手段
の他端に備えられた第2マイクロフォーカスレンズとを
備える。
【0022】この時、前記光伝送手段は、前記光変調チ
ャネルの数と同数であったものが、前記光走査部に近づ
くにつれて、その数が1/3になるように構成された光
ファイバであることを特徴としている。
【0023】また、前記光走査部は、前記光結合部より
入射する光を集束する第1フォーカスレンズと、前記第
1フォーカスレンズにより集束された光が前記スクリー
ンに水平に走査されるようにする第1光走査手段と、前
記第1光走査手段により反射された光を前記スクリーン
に投射するが、前記反射された光が前記スクリーンに走
査さるべき垂直位置を決める第2光走査手段と、前記第
1光走査手段と第2光走査手段との間に備えられ、前記
第1光走査手段から反射される光を前記第2光走査手段
に集束するリレイレンズ系及び前記スクリーンと前記第
2光走査手段との間に備えられ、前記スクリーンに走査
される光の垂直走査位置を調節する第2フォーカスレン
ズを備えてもよい。
【0024】本発明の他の実施形態によれば、前記第2
光走査手段上に前記第2光走査手段から反射される光
を、前記第2フォーカスレンズを介して前記スクリーン
に投射する反射板がさらに備えられてもよい。
【0025】前記他の技術的課題を達成するために、本
発明は、アナログ映像信号をデジタル信号に変換するA
D(Analog to Digital)変換器と、前記デジタル信号
に変換された映像信号が書き込まれるように前記AD変
換器に接続された複数のFIFO(Fast In Fast Out)
メモリとを備えるレーザ映像投射装置の駆動方法におい
て、前記AD変換器から読み出される映像信号を前記複
数のFIFOメモリに順次に書き込むが、最後のFIF
Oメモリに映像信号が書き込まれると共に、前記複数の
FIFOメモリに各々書き込まれた映像信号が同時に読
み出されるようにすることを特徴とする駆動方法を提供
する。
【0026】この時、前記複数のFIFOメモリ各々に
前記映像信号が書き込まれる速度より低速で前記複数の
FIFOメモリから前記映像信号が同時に読み出される
ようにしてもよい。
【0027】さらに他の技術的課題を達成するために、
本発明は、アナログ映像信号をデジタル信号に変換する
AD変換器と、前記デジタル信号に変換された映像信号
が書き込まれるメモリと、前記メモリから読み出される
映像情報をアナログ信号に変換するDA(Digital to A
nalog)変換器及び前記DA変換器から読み出されるア
ナログ信号を用いて光を変調する光変調器を備えるレー
ザ映像投射装置の駆動回路において、前記メモリは、前
記AD変換器から読み出される映像信号が順次に書き込
まれる複数のFIFOメモリを備えてなり、前記DA変
換器は前記複数のFIFOメモリと同数に構成され、前
記光変調器に前記複数のFIFOメモリと同数の光変調
チャネルが備えられたことを特徴とする駆動回路を提供
する。
【0028】このように、本発明によれば、光変調器と
光走査手段の性能限界を克服でき、装置を小型化でき
る。また、光ファイバを用いることにより、構成要素を
配置するに当たって配置自由度を高められる。さらに、
整列ステージを用いて光ファイバを整列することによ
り、構成要素の整列度を高められる。尚且つ、多数の半
導体レーザダイオードが用いられる場合、低出力のレー
ザダイオードを集めて高輝度の映像を表現できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき、本
発明の実施の形態におけるレーザ映像投射装置及びその
駆動方法並びに駆動回路について詳細に説明する。な
お、図面に示された層や領域の厚さは説明のために誇張
されて表現されている。
【0030】初めに、本実施の形態におけるレーザ映像
投射装置について説明する。ここで、光変調部チャネル
は、スクリーンに同時に走査される走査線が2本以上で
あることを考慮して、少なくとも6個を備える必要があ
り、本実施の形態では、同時に走査される走査線を4本
として、光変調部に12個のチャネルを備えた構成とし
た。
【0031】<第1実施形態>本発明の第1実施形態に
おけるレーザ映像投射装置を図3に示す。図3に示すよ
うに、本実施形態におけるレーザ映像投射装置は、光発
生部P1と、光変調部P2と、光結合部P3及び光走査
部P4を備える。
【0032】光発生部P1は、光変調過程を経て外部入
力映像を表示するのに用いられる赤色R、緑色G及び青
色B光を、前記各光をスクリーン90上に同時に走査し
ようとする走査線の本数分、発生する。本実施形態の場
合、スクリーン90に同時に走査しようとする走査線数
が4本であるため、4つの赤色、緑色及び青色光を同時
に発生する。
【0033】光変調部P2には、同時に走査しようとす
る走査線の数(少なくとも2本以上必要であり、本実施
形態では4本)にそれぞれ分割された赤色R、緑色G及
び青色B映像信号が入力される。また、光変調部P2
は、これら映像信号に応じて光発生部P1より入射して
集束される複数の赤色光、緑色光及び青色光を同時に変
調する。
【0034】光結合部P3は、光変調部P2において変
調された前記複数の赤色光、緑色光及び青色光を所定の
順序で合成する。例えば、前記変調された赤色光、緑色
光及び青色光が、各々第1ないし第4変調された赤色
光、緑色光及び青色光を備える場合、第1赤色光、第1
緑色光及び第1青色光を合成し、第2赤色光、第2緑色
光及び第2青色光を合成し、同じ方式により第3及び第
4変調された光も合成する。光走査部P4は、前記合成
された光を、スクリーン90に走査する。
【0035】光発生部P1は映像投射に用いられる光が
発せられる光源10と、入射する光を反射させてその経
路を変える第1光路変更手段21及び第2光路変更手段
69aと、これらの間に順次に備えられて入射光のうち
一部は透過させて残りは反射させる第1光透過・反射手
段67a及び第2光透過・反射手段68aとを備える。
【0036】光源10はレーザ光源であり、白色光レー
ザが発せられるガスレーザであっても、赤色R、緑色G
または青色Bレーザが発せられるガスレーザであっても
良く、さらに、波長変換方式固体レーザまたは半導体レ
ーザダイオードであっても良い。
【0037】なお、前記第1光路変更手段21及び第2
光路変更手段69aは、高反射鏡であることが好ましい
が、同じ役割を果たせる他の光学要素であっても良い。
第1光透過・反射手段67a及び第2光透過・反射手段
68aは、ダイクロイックミラーであることが好まし
い。また、光源にて発せられるレーザ光LR+G+Bが赤
色、緑色及び青色レーザ光が混合された白色レーザであ
る場合、光源10と第1光路変更手段21との間に、レ
ーザ光LR+G+Bを平行にするためのコリメーティングレ
ンズとして、色収差補正レンズが用いられる。
【0038】さらに、光発生部P1には、入射する単色
光(例えば、赤色Rレーザ、緑色Gレーザまたは青色B
レーザ)をスクリーン90上に同時に走査しようとする
走査線の数だけ分割するために、同じ出力を有するよう
に分割する第1ないし第3単色光分割手段26、27、
28を備えている。
【0039】ここで図4及び図5は、第1ないし第3単
色光分割手段26、27、28で用いられる単色光分割
手段の第1実施例と第2実施例を表している。図4に示
した第1実施例によると、単色光分割手段は、単色光が
入射する面への入射光の99%以上を透過させる第1非
反射コーティング膜R1及び入射光の99%以上を反射
させる第1ないし第3高反射コーティング膜R2、R
3、R4を備え、単色光が出射される面に入射する光
の、一部は透過させ残りは反射させるように所定の透過
率及び反射率を有する第1ないし第3透過・反射膜R
5、R6、R7と第3高反射コーティング膜R4から反
射されて入射する光を99%以上透過させる第2非反射
コーティング膜R8とを備えた、透明(透光性)なプレ
ートPであることが分かる。
【0040】第1ないし第3単色光分割手段26、2
7、28は、入射する単色光を同じ出力を有する複数の
光に分割する。ここで単色光は第1ないし第3単色光分
割手段26、27、28に備えられた第1ないし第3透
過・反射膜R5、R6、R7により実質的に分割される
ため、第1ないし第3透過・反射膜R5、R6、R7は
単色光を均等分割するように調整された透過・反射膜に
する必要がある。
【0041】具体的には、第1透過・反射膜R5は、第
1非反射コーティング膜R1を通って入射する単色光、
すなわち、赤色レーザ、緑色レーザまたは青色レーザの
1/4を先に分離するために、透過率が約25%であ
り、反射率が約75%である透過・反射膜であるように
調整される。また、第1透過・反射膜R5から単色光の
75%(3/4)が入射する第1高反射コーティング膜
R2と対向するように備えられた第2透過・反射膜R6
は、第1高反射コーティング膜R2より入射する前記単
色光の75%(3/4)のうち1/3に該当する光を透
過させ、残り(3/4×2/3=6/12=1/2:5
0%)は第2高反射コーティング膜R3に反射させる、
このため、透過率が33.3%であり、反射率が約6
6.7%である透過・反射膜であるように調整される。
また、第3透過・反射膜R7は対向する第2高反射コー
ティング膜R3より入射する単色光の50%のうち半分
に該当する25%の光のみを透過させて残りの光は第3
高反射コーティング膜R4に反射させる。このため、透
過率及び反射率が各々約50%である透過・反射膜であ
るように調整される。これら第1ないし第3透過・反射
膜R5、R6、R7は透過率及び反射率に応じて厚みを
変えた、多層にコーティングされた膜により実現され
る。
【0042】このように、透明プレートPの第2面に、
単色光の分割比に合わせて透過率を調整した少なくとも
1つ以上の透過・反射膜と透過率が99%以上である1
枚の非反射コーティング膜とを備えることにより、単色
光を同じ出力を有する少なくとも2つ以上の単色光に分
割することができる
【0043】。一方、図5に示した第2実施例のよう
に、第1ないし第3単色光分割手段26、27、28
を、第1ないし第3ビームスプリッタBS1、BS2、
BS3と反射率が99%以上である1枚の高反射ミラー
HMとを備えた構成とすることもできる。このとき、第
1ビームスプリッタBS1は、入射する単色光の約75
%を第2ビームスプリッタBS2に反射し、残りの約2
5%を透過するように調整される。そして、第2ビーム
スプリッタBS2は、第1ビームスプリッタBS1より
入射した75%の単色光のうち約33.3%を反射し、
約66.7%を透過するように調整される。また、第3
ビームスプリッタBS3は、第2ビームスプリッタBS
2より入射した66.7%の単色光(第1ビームスプリ
ッタBS1に入射した単色光の50%に該当する)のう
ち50%を反射し、残りの50%を透過するように調整
される。また、高反射ミラーHMは第3ビームスプリッ
タBS3より入射する50%の単色光(第1ビームスプ
リッタBS1に入射した単色光の25%に該当する)の
うち99%以上が反射されるように調整されている。こ
のように調整することにより、第1ないし第3ビームス
プリッタBS1、BS2、BS3及び高反射ミラーHM
から同じ出力を有する4つの光が得られる。
【0044】以上のように、第1ないし第3単色光分割
手段26、27、28がビームスプリッタ及び高反射ミ
ラーを備える構成の場合でも、前記単色光の分割比に合
わせて透過率を調整した少なくとも1つ以上のビームス
プリッタと反射率が99%以上である1枚の高反射ミラ
ーとを備えることにより、前記単色光を同じ光出力を有
する少なくとも2つ以上の単色光に分割することができ
る。
【0045】更に光発生部P1には、第1ないし第3単
色光分割手段26、27、28と光変調部P2との間に
設置され、第1ないし第3単色光分割手段26、27、
28より入射する光を光変調部P2に集束する第1ない
し第3レンズ群64a、65a、66aを備えている。
ここで、第1ないし第3レンズ群64a、65a、66
aは単色光が分割された数に合わせて、第1ないし第4
マイクロレンズL1、L2、L3、L4、第5ないし第
8マイクロレンズL5、L6、L7、L8及び第9ない
し第12マイクロレンズL9、L10、L11、L12
を備えている。
【0046】光発生部P1の以上のような構成により、
赤色レーザ光が第1単色光分割手段26により4分割さ
れた結果である第1ないし第4赤色レーザ光LR1、L
R2、LR3、LR4、緑色レーザ光が第2単色光分割手段
27により4分割された結果である第1ないし第4緑色
レーザ光LG1、LG2、LG3、LG4及び青色レーザ光が第
3単色光分割手段28により4分割された結果である第
1ないし第4青色レーザ光LB1、LB2、LB3、LB4は、
それぞれ第1ないし第12マイクロレンズL1、L2、
・・L12と一対一に対応して、光変調部P2に集束さ
れて入力される。
【0047】このような構成を有する光発生部P1にお
ける光の進行過程を詳しく説明する。初めに、光源10
から発せられたレーザ光LR+G+Bは進行経路上にある第
1光路変更手段21により第1光透過・反射手段67a
に入射する。そして、第1光透過・反射手段67aにお
いて、レーザ光LR+G+Bに対する色選別がなされ、この
過程で反射されたレーザ光LR+G+Bの一部(青色Bレー
ザ光LB)は、第3単色光分割手段28に入射され、残
り(赤色R及び緑色G)のレーザ光LR+Bは、第2光透
過・反射手段68aに透過して入射される。
【0048】次に、第2光透過・反射手段68aにおい
て赤色及び緑色レーザ光LR+Gに対する色選別がなされ
る。この過程で緑色レーザ光LGは第2単色光分割手段
27に反射され、赤色レーザ光LRは第2光路変更手段
69aに透過される。赤色レーザ光LRは第2光路変更
手段69aにより第1単色光分割手段26に反射され
る。第1ないし第3単色光分割手段26、27、28に
入射した単色光、すなわち、赤色、緑色及び青色レーザ
光LR、LG、LBは各々スクリーン90上に同時に走査
される走査線の数に合わせて分割される。本実施形態で
は、スクリーン90上に4本の走査線が同時に走査され
るため、前記各レーザ光LR、LG、LBは各々第1ない
し第3単色光分割手段26、27、28により第1ない
し第4赤色、緑色及び赤色レーザ光LR1、・・L R4
G1、・・LG4、LB1、・・LB4に分割される。
【0049】第1ないし第4赤色レーザ光LR1、・・L
R4は各々第3レンズ群66aを構成する第9ないし第1
2マイクロレンズL9、・・L12を介して、第1ないし
第4緑色レーザLG1、・・LG4は第2レンズ群65aを
構成する第5ないし第8マイクロレンズL5、・・L8
介して、そして第1ないし第4青色レーザ光LB1、・・
B4は第1レンズ群64aを構成する第1ないし第4マ
イクロレンズL1、・・L4を介して光変調部P2に集束
されて入射される。
【0050】ここで、光変調部P2は、第1ないし第4
赤色レーザLR1、・・LR4を同時に変調する第1多重チ
ャネル音響光変調器63と、第1ないし第4緑色レーザ
光L G1、・・LG4を同時に変調する第2多重チャネル音
響光変調器62及び第1ないし第4青色レーザ光LB1
・・LB4を同時に変調する第3多重チャネル音響光変調
器61を備える。図6は、これら第1ないし第3多重チ
ャネル音響光変調器63、62、61のうち一つを拡大
して示す斜視図であり、第1ないし第3多重チャネル音
響光変調器63、62、61は二酸化テルル(Te
2)などの光学単結晶よりなる4つの光変調チャネル
ch1、ch2、ch3、ch4を備え構成される。各
光変調チャネルch1、・・ch4上に第1ないし第4
トランスT1、T2、T3、T4が存在し、第1ないし
第4トランスT1、・・T4に光変調のための映像信号
を印加するための第1ないし第4電極E1、E2、E
3、E4を備える。第1ないし第4トランスT1、・・
T4はニオブ酸リチウム(LiNbO3)単結晶薄板で
あり、第1ないし第4電極E1、・・E4はそれぞれ金
属薄膜であることが好ましい。
【0051】なお、符号Cは第1ないし第3多重チャネ
ル音響光変調器63、62、61の各チャネルch1、
・・ch4間が所定の深さだけ切断されていることを表
わしている。これは、前記光変調中に各チャネル間のク
ロストークが起こることを防ぐためである。また、第1
ないし第3多重チャネル音響光変調器63、62、61
の第1ないし第4電極E1、・・E4との対向面に各チ
ャネルch1、・・ch4から発せられた超音波に対す
る反射波が生じることを防ぐためにスクラッチパターン
SCが形成されている。同じ目的で、前記面にスクラッ
チパターンSCを形成する代わりに前記超音波吸収物質
を備える構成としてもよい。
【0052】このような光変調部P2に入射する前記各
レーザを同時に変調するために、第1ないし第3多重チ
ャネル音響光変調器63、62、61は各々スクリーン
90に同時に走査される複数の走査線の数と同数である
4つずつの光変調チャネルを備えている。例えば、第1
多重チャネル音響光変調器63は第1ないし第4光変調
チャネルを備え、入射する第1ないし第4赤色レーザ光
R1、・・L R4を同時に変調することができる。ま
た、第1ないし第3多重チャネル音響光変調器63、6
2、61に入射するレーザ光の同時変調は第1ないし第
3多重チャネル音響光変調器63、62、61各々に印
加される色相別映像信号によりなされる。すなわち、第
1多重チャネル音響光変調器63の第1ないし第4光変
調チャネルにそれぞれ第1ないし第4赤色レーザ光
R1、・・L R4が集束されることに合わせて、赤色の
映像信号を前記各光変調チャネルに同時に印加すること
により、前記第1ないし第4光変調チャネルを通過する
第1ないし第4赤色レーザ光LR1、・・L R4が同時に
変調される。映像信号が異なることを除いては、第1な
いし第4緑色レーザ光LG1、・・L G4及び第1ないし
第4青色レーザ光LB1、・・L B4も同じ過程を経て変
調される。
【0053】また、光変調部P2は、第1ないし第3多
重チャネル音響光変調器63、62、61の代わりに、
1つの多重チャネル音響光変調器に、第1ないし第3多
重チャネル音響光変調器63、62、61に備えられた
全てのチャネルを含む多重チャネル音響光変調器を備え
る構成としても良い。図7は、全てのチャネルを含む多
重チャネル音響光変調器の一例を示すものであり、一つ
の多重チャネル光変調器P2aに第1ないし第12チャ
ネルch1’、・・ch12’が備えられている。前記
12個のチャネルch1’、・・ch12’のうち第1
ないし第4チャネルch1’、・・ch4’は光発生部
P1から集束される第1ないし第4赤色レーザ光LR1
・・L R4の変調のためのチャネルであり、第5ないし
第8チャネルch5’、・・ch8’は第1ないし第4
緑色レーザ光LG1、・・L G4の変調のためのチャネル
であり、第9ないし第12チャネルch9’、・・ch
12’は第1ないし第4青色レーザ光LB1、・・L B4
の変調のためのチャネルである。第1ないし第12チャ
ネルch1’、・・ch12’に光変調のためのレーザ
光が入射される時、第1ないし第4チャネルch1’、
・・ch4’の電極E1’、E2’、E3’、E4’に
赤色映像信号が同時に印加され、第5ないし第8チャネ
ルch5’、・・ch8’に緑色映像信号が同時に印加
され、第9ないし第12チャネルch’、・・ch1
2’に青色映像信号が同時に印加される。なお、符号C
1ないしC11は、前記12個のチャネル間が所定の深
さだけ切断されたことを表わしている。また、符号T1
ないしT12はそれぞれ第1トランスないし第12トラ
ンスを表し、符号E1’ないしE12’はそれぞれ第1
電極ないし第12電極を表わしている。
【0054】光変調部P2の各チャネルを通過して、印
加される映像信号に応じて光変調されたレーザ光が入射
して所定のチャネル別に合成される光結合部P3は、光
変調部P2の第1ないし第3多重チャネル音響光変調器
63、62、61と一対一に対応するように備えられた
第4ないし第6レンズ群64b、65b、66bと、第
4レンズ群64bより入射する光変調された青色レーザ
光LB1’、・・L B4’を光走査部P4に向かって反射
させるように備えられた第3光路変更手段67bと、第
5レンズ群65bより入射する光変調された緑色レーザ
光LG1’、・・L G4’を光走査部P4に反射させつつ
第3光路変更手段67bより入射する光変調された青色
レーザ光LB1’、・・L B4’を透過させる第3光透過
・反射手段68b及び第6レンズ群66bより入射する
光変調された赤色レーザ光LR1’、・・LR4’を光走査
部P4に反射させつつ第3光透過・反射手段68bより
入射するレーザ光LG1’+L B1’、LG2’+L B2’、
G3’+L B3’、LG4’+L B4’を透過させる第4光
透過・反射手段69bを備えて構成される。
【0055】第3光路変更手段67bは第3高反射ミラ
ーであり、第3及び第4光透過・反射手段68b、69
bは各々緑色光に対しては透過率が極めて低いものの、
青色光に対しては透過率が極めて高い第3ダイクロイッ
クミラー及び赤色光に対しては透過率が極めて低いもの
の、緑色光及び青色光に対しては透過率が極めて高い第
4ダイクロイックミラーである。そして、第4ないし第
6レンズ群64b、65b、66bは光変調部P2より
入射するレーザ光を平行光に変える。このために、第4
ないし第6レンズ群64b、65b、66bは各々4枚
ずつのマイクロレンズで構成されている。第4レンズ群
66bの第13ないし第16マイクロレンズL13、・
・L16は第3多重チャネル音響光変調器61に備えら
れた4つのチャネルと一対一に対応するように備えられ
ている。第5レンズ群65bの第17ないし第20マイ
クロレンズL17、・・L20は第2多重チャネル音響
光変調器62に備えられた4つのチャネルと一対一に対
応するように備えられている。第6レンズ群66bの第
21ないし第24マイクロレンズL21、・・L24は
第1多重チャネル音響光変調器63の4つのチャネルと
一対一に対応するように備えられている。
【0056】光変調部P2から光結合部P3に入射する
光変調されたレーザ光の進行過程を詳しく説明する。初
めに、第1ないし第3多重チャネル音響光変調器63、
62、61の12チャネルより入射する光変調された赤
色、緑色及び青色レーザ光L R1’、・・LR4’、
G1’、・・L G4’、LB1’、・・L B4’は各々第6
ないし第4レンズ群66b、65b、64bの12枚の
マイクロレンズL24、L23、・・L13を通過しつ
つ平行光になる。第4レンズ群64bの第13ないし第
16マイクロレンズL13、・・L16を通った光変調
された青色レーザ光L B1’、・・L B4’は第3光路変
更手段67bにより反射された後、第3及び第4光透過
・反射手段68b、69bを順次透過して光走査部P4
に入射する。この過程で、光変調された青色レーザ光L
B1’、・・L B4’は各々第3光透過・反射手段68b
を透過しつつ第3光透過・反射手段68bにより第4光
透過・反射手段69bに向かって反射された光変調され
た緑色レーザ光LG1’、・・L G 4’と合成され、この
ように合成されたレーザ光LG1’+L B1’、LG2’+
B 2’、LG3’+L B3’、LG4’+L B4’はそれぞ
れ第4光透過・反射手段69bを透過しつつ第4光透過
・反射手段69bにより光走査部P4に向かって反射さ
れた光変調された赤色レーザ光LR1’、L R2’、
R3’、LR4’と合成される。このように合成された
レーザLR1’+L G1’+L B1’、LR2’+LG2’+L
B2’、LR3’+LG3’+LB3’、LR4’+L G4’+L
B4’は、それぞれスクリーン90に走査される一本の走
査線に対応し、光結合部P3から、4本の走査線に対応
する4つの合成されたレーザL R1’+L G1’+
B1’、・・L R4’+LG4’+L B4’は、最終的に
光走査部P4へ同時に入射する。
【0057】光走査部P4は、同時に入射する4つの合
成されたレーザ光L R1’+LG1’+LB1’、・・
R4’+L G4’+LB4’を集束する第1フォーカスレ
ンズ71と、第1フォーカスレンズ71により集束され
る光を所定の時間により周期的に反射させて前記集束さ
れる光をスクリーン90上に水平に走査させる第1走査
手段70と、第1走査手段70より入射する光をスクリ
ーン90上に走査するが、前記入射する光が走査さるべ
き垂直位置を決める第2走査手段80と、第1及び第2
走査手段70、80間の光路上に備えられて第1走査手
段70により反射された光が第2走査手段80に集束さ
れるようにする第1リレイレンズRL1及び第2リレイ
レンズRL2と、スクリーン90と第2走査手段80と
の間に備えられて第2走査手段80からスクリーン90
上に同時に走査される複数の走査線間の間隔を調節する
ための第2フォーカスレンズ72とを備えて構成され
る。なお、符号SLは走査線を表わしている。
【0058】この光走査部P4において、第1リレイレ
ンズRL1及び第2リレイレンズRL2は第1走査手段
70により水平走査された光を垂直走査するために第2
走査手段80の有効面積内に入射するように前記水平走
査された光を集束する役割を果たす。第1走査手段70
は回転多面体であることが好ましく、第2走査手段80
はガルバノメータであることが好ましいが、同じ役割を
果たせる他の光学要素であっても良い。第1フォーカス
レンズ71及び第2フォーカスレンズ72と第1リレイ
レンズRL1及び第2リレイレンズRL2とは、何れも
凸レンズであることが好ましい。一方、図8に示すよう
に、同じ平面上に第1走査手段70及び第2走査手段8
0と第1リレイレンズRL1及び第2リレイレンズRL
2とを備え、第2走査手段80上にスクリーン90に向
かって第2走査手段80より入射する光を投射するよう
に備えられた反射板RPを備える光走査部を用いること
も可能である。
【0059】<第2実施形態>第2実施形態は、赤色レ
ーザ光を発する複数の第1光源と、緑色レーザ光を発す
る複数の第2光源及び青色レーザ光を発する複数の第3
光源を備えてなる光源部を備え、これら光源部から光変
調部への光伝送及び前記光変調部から光走査部への変調
光の伝送に光ファイバを用いることで、第1実施形態に
比べて装置を全体的に小型化させたことを特徴とするレ
ーザ映像投射装置に関するものである。
【0060】本実施形態におけるレーザ映像投射装置を
構成する要素のうち第1実施形態と同じ要素に対しては
同じ符号をそのまま使用し、それに関する説明は省略す
る。
【0061】図9は、本実施形態におけるレーザ映像投
射装置の構成を表す図である。図9によると、本実施形
態におけるレーザ映像投射装置は、映像投射に用いられ
る光、例えば、レーザを発する光発生部P5と、光発生
部P5から発せられた光を変調する光変調部P2と、光
変調部P2から入射する光を所定のチャネル別に合成す
る光結合部P6と、合成された光をスクリーン90上に
走査して所望の映像を表示する光走査部P4及び前記映
像が表示されるスクリーン90を備えて構成される。
【0062】光発生部P5は、赤色レーザ光を発する第
1ないし第4光源LD1、・・LD4と、緑色レーザ光
を発する第5ないし第8光源LD5、・・LD8及び青
色レーザ光を発する第9ないし第12光源LD9、・・
LD12を備える。そして、第1ないし第12光源LD
1、・・LD12から発せられる単色レーザ光を光変調
部P2に伝送するために、片方が第1ないし第12光源
LD1、・・LD12と一対一に接続された12本の光
ファイバOF1、・・OF12を備える。また、これら
光ファイバOF1、・・OF12の他方から照射される
単色レーザ光を光変調部P2の所定の位置に集束するた
めに、12本の光ファイバOF1、・・OF12の他方
にはそれぞれ一つずつ、合計12枚の第1マイクロフォ
ーカスレンズFL1を備える。これら第1マイクロフォ
ーカスレンズFL1は各々光変調部P2の第1ないし第
3多重チャネル音響光変調器63、62、61に各4つ
ずつ備えられ合計12個のチャネルと一対一に対応して
いる。このように、第1ないし第12光源LD1、・・
LD12から発せられた各4個ずつの赤色、緑色及び青
色レーザ光は12本の光ファイバOF1、・・OF12
を介して光変調器P2まで伝送された後、12枚の第1
マイクロフォーカスレンズFL1により光変調器P2に
備えられた12個のチャネルに集束され入射される。
【0063】このように12枚の第1マイクロフォーカ
スレンズFL1は第1実施形態の第1ないし第3レンズ
群64a、65a、66aと同じ役割を果たしている。
このような第1マイクロフォーカスレンズFL1を用い
ることにより、装置を小型化することができる。
【0064】次に、光変調部P2に集束されて入射され
た赤色、緑色及び青色レーザ光が光変調される過程は、
第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。そし
て、光変調部P2は第1実施形態と同様に、図7に示さ
れた12個の光変調チャネルを備える一つの多重チャネ
ル音響光変調器を備えて構成されているものとする。
【0065】なお、光発生部P5において、第1ないし
第12光源LD1、・・LD12はいずれも半導体製造
工程により形成された半導体レーザダイオードであるこ
とが好ましいが、映像投射に用いられうる赤色、緑色及
び青色レーザ光を発せられる他のレーザ放出装置を用い
ることも可能である。また、半導体レーザダイオードや
光ファイバは第1実施形態における第1及び第2光路変
更手段21、69a、第1及び第2光透過・反射手段6
7a、68a及び第1ないし第3単色光分割手段26、
27、28に比べて大きさが相対的に小さいため、第2
実施形態によるレーザ投射映像装置の大きさは第1実施
形態に比べ小型化することが可能である。
【0066】次に、光結合部P6には、光変調部P2の
12チャネルから入射される光変調された赤色、緑色及
び青色レーザ光を集束するために、光変調部P2の前記
12チャネルと一対一に対応するように備えられた12
枚の第2マイクロフォーカスレンズFL2を備えてい
る。そして、光変調部P2から入射される光変調された
レーザ光を光走査部P4に伝送するための12本の光フ
ァイバOF13、・・OF24を備えている。ここで、
第13ないし第16光ファイバOF13、・・OF16
は光変調された赤色レーザ光を、第17ないし第20光
ファイバOF17、・・OF20は光変調された緑色レ
ーザ光を、そして第20ないし第24光ファイバOF2
0、・・OF24は光変調された青色レーザ光を各々伝
送する。
【0067】12枚の第2マイクロフォーカスレンズF
L2は、12本の光ファイバOF13、・・OF24の
光変調されたレーザ光の受光部に、一つずつ取り付けら
れている。これら12本の光ファイバOF13、・・O
F24は、光走査部P4の手前で3本の光ファイバが1
本に結合され、4本の結合光ファイバCOF1、COF
2、COF3、COF4となる。すなわち、12本の光
ファイバOF13、・・OF24のうち第13、第17
及び第21光ファイバOF13、OF17、OF21が
結合されて第1結合光ファイバCOF1となり、第1
4、第18及び第22光ファイバOF14、OF18、
OF22が結合されて第2結合光ファイバCOF2とな
り、第15、第19及び第23光ファイバOF15、O
F19、OF23が結合されて第3結合光ファイバCO
F3となり、第16、第20及び第24光ファイバOF
16、OF20、OF24が結合されて第4結合光ファ
イバCOF4となる。第1ないし第4結合光ファイバC
OF1、・・COF4の各終端は所定のレンズを取り付
けるため研磨されている。
【0068】第1ないし第4結合光ファイバCOF1、
・・COF4の各々を構成する3本の光ファイバは、結
合される前に光変調部P2において映像信号により光変
調された赤色、緑色及び青色レーザ光が伝送されていた
伝送路であったため、3本の光ファイバが結合された第
1ないし第4結合光ファイバCOF1、・・COF4を
介して伝送されるレーザ光は前記光変調された赤色、緑
色及び青色レーザ光を含む合成されたレーザ光となる。
これは、前記結合光ファイバCOF1、・・COF4一
本一本がスクリーンに走査される赤色、緑色及び青色映
像が与えられた割合で混合されて形成される映像が伝送
されるチャネルであることを意味する。すなわち、第1
ないし第4結合光ファイバCOF1、・・COF4はス
クリーン90に走査される映像が伝送されるチャネルと
なっている。
【0069】第1ないし第4結合光ファイバCOF1、
・・COF4を介して伝送されたレーザは第1実施形態
の光走査部P4を介してスクリーン90に同時に走査さ
れるので、結局、スクリーン90上には4本の走査線が
同時に走査される。スクリーン90上に投射される映像
の解像度は同時に走査される走査線の数だけ高まるの
で、本発明の場合、解像度を従来に比べて4倍ほど高め
ることができる。
【0070】次に、第1ないし第4結合光ファイバCO
F1、・・COF4の各終端には、第3マイクロフォー
カスレンズFL3が取り付けられている。第3マイクロ
フォーカスレンズFL3により第1ないし第4結合光フ
ァイバCOF1、・・COF4を介して伝送されたレー
ザ光は光走査部P4の第1フォーカスレンズ71に平行
に入射する。このように入射したレーザ光が光走査部P
4を介してスクリーン90に走査される過程は、第1実
施形態と同じであるため説明を省略する。
【0071】<第3実施形態>第3実施形態は、光発生
部から光ファイバを除去して構成をより簡潔にした実施
形態であって、光変調部と、光結合部及び光走査部など
の構成は、第2実施形態と同じである。従って、本実施
形態における説明は光発生部に関するものに限定する。
また、説明で用いる図中において、光変調部、光結合部
及び光走査部はブロックとして省略してあり、スクリー
ンは省略してある。
【0072】本実施形態のレーザ映像投射装置の構成の
概略を図10に示す。図10を参照すると、本実施形態
におけるレーザ映像投射装置の光発生部P7は、赤色、
緑色及び青色レーザ光を別々に発する光源部920と、
光変調部P2に近接し、光源部920から発せられるレ
ーザを光変調部P2に備えられた各チャネルに集束する
第7ないし第9レンズ群64c、65c、66cとを備
え構成されている。
【0073】光源部920は、第2実施形態における光
源部910と同様に、4つの赤色レーザ放出源920
a、920b、920c、920d、4つの緑色レーザ
放出源920e、920f、920g、920h及び4
つの青色レーザ放出源920i、920j、920k、
920lを備えて構成されている。各レーザ放出源92
0a、・・920lは半導体レーザダイオードであるこ
とが好ましい。そして、第7ないし第9レンズ群64
c、65c、66cは各々第1実施形態の第1ないし第
3レンズ群64a、65a、66aと同じレンズ群であ
る。すなわち、第7ないし第9レンズ群64c、65
c、66cは各レンズ群に4枚ずつ、総12枚の同じマ
イクロレンズL1、・・L12を備えている。これら1
2枚のマイクロレンズL1、・・L12は各々光源部9
20を構成する12個のレーザ放出源920a、・・9
20lに一対一に対応している。
【0074】なお、12個のレーザ放出源920a、・
・920lから発せられる赤色、緑色及び青色レーザが
前記12枚のマイクロレンズL1、・・L12を介して
光変調部P2に備えられた12チャネルに集束される集
束効率を高めるために、12個のレーザ放出源920
a、・・920l及び12枚のマイクロレンズL1、・
・L12は互いに近い位置に配置されることが望まし
い。
【0075】なお、第2実施形態の光発生部P5に備え
られた光ファイバOF1、・・OF12及び、第2実施
形態または第3実施形態における光結合部P6に備えら
れた12本の光ファイバOF13、・・OF24及び4
本の結合光ファイバCOF1、・・COF4を構成する
際に、直線状をはじめとして様々な曲線状に構成可能で
ある。しかし、少なくとも光変調部P2辺りでは前記光
ファイバから発せられるレーザ光が光変調部P2の所定
のチャネルに正確に集束されるように、且つ、光変調部
P2の各チャネルから発せられる光変調されたレーザ光
が光結合部P6の所定の光ファイバに正確に集束される
ように構成する必要がある。
【0076】このために、図11に示すような、光発生
部P5に属する12本の光ファイバOF1、・・OF1
2、光結合部P6に属する12本の光ファイバOF1
3、・・OF24及び4本の結合光ファイバCOF1、
・・COF4を各々整列するための第1ないし第3整列
ステージS1、S2、S3が第2実施形態におけるレー
ザ映像投射装置に備えることが望ましい。この場合、第
1ないし第3整列ステージS1、S2、S3は前記光フ
ァイバの最小部分のみを整列するように備えられるが、
例えば、第1整列ステージS1は、仮想の第1整列ステ
ージFS1のように光ファイバOF1、・・OF12の
全体長さのうち第1マイクロフォーカスレンズFL1が
取り付けられる部分を含む所定の長さ分だけを整列する
ように構成することも可能である。そして、第2整列ス
テージS2は、仮想の第2整列ステージFS2のように
光ファイバOF13、・・OF24の全体長さのうち第
2マイクロフォーカスレンズFL2が取り付けられる部
分を含む所定の長さ分だけを整列するように構成するこ
とも可能である。同様に、第3整列ステージS3は、仮
想の第3整列ステージFS3のように第3マイクロフォ
ーカスレンズFS3が取り付けられる部分を含む第1な
いし第4結合光ファイバCOF1、・・COF4の全体
長さのうち、所定長さ分だけ整列するように構成するこ
とが可能である。
【0077】図12は、図11を12−12’方向に切
開した断面図である。図12に示すように、第1整列ス
テージS1上に光ファイバ整列のためのV字状の溝Gが
複数形成されており、これらの溝Gに合わせて光ファイ
バOF1、・・OF12が整列していることが分かる。
なお、第2及び第3整列ステージS2、S3の断面形状
も、図12に示した第1整列ステージS1の断面形状と
同形状であるとする。
【0078】また、本発明におけるレーザ映像投射装置
において、スクリーン90に投射される映像の解像度は
水平走査のための第1光走査手段70の水平走査速度と
第1ないし第3多重チャネル音響光変調器63、62、
61の映像処理速度とにより決まるが、各々4チャネル
を備える第1ないし第3多重チャネル音響光変調器6
3、62、61を用いて映像信号を同時に処理すれば、
各々の多重チャネル音響光変調器63、62、61は1
/4倍の速度にて映像信号を処理すれば良く、第1光走
査手段70も4本の走査線を同時に走査するので、1本
の走査線を走査する時の1/4倍に該当する走査速度に
て駆動すれば良い。前記映像信号処理速度は水平同期信
号を1/4に分割して印加することにより調節できる。
【0079】また、以下では、前記第1ないし第3実施
形態によるレーザ映像投射装置に対する駆動方法につい
て説明する。
【0080】レーザ映像投射装置に入力されるアナログ
映像信号はAD(Analog to Digital)変換部を介して
デジタル信号に変換される。このように変換されたデジ
タル信号はFIFO(Fast In Fast Out)メモリに貯蔵
された後、DA(Digital toAnalog)変換器を介してア
ナログ信号に変換される。このように変換されたアナロ
グ信号が光変調器駆動ドライブに印加されて前記光変調
器に集束されるレーザが光変調される。前記光変調器
が、本発明のように、少なくとも2チャネル以上を備え
る多重チャネル音響光変調器である場合、前記AD変換
器を介して入力される映像信号を同時に処理しようとす
る水平走査線数と同じ数のFIFOメモリ及びDA変換
器を用いて処理する構成とすればよい。
【0081】図13は、本発明の実施形態に用いるレー
ザ映像投射装置の駆動方法及び駆動回路構成を説明する
ための回路ブロック図であって、第1ないし第3多重チ
ャネル音響光変調器63、62、61それぞれに4つの
光変調チャネルが備えられた例について説明する。4つ
の光変調チャネルを備える第1ないし第3多重チャネル
音響光変調器63、62、61を備えた光変調部を用い
た光変調過程において、各光変調器で行われる光変調過
程は同じであるため、図13には便宜上、赤色レーザ光
が入射する第1多重チャネル音響光変調器63に関係す
る部分のみを示し、第2及び第3多重チャネル音響光変
調器62、61と関わる部分は単にブロックとして表記
する。
【0082】図13を参照すると、AD変換部930を
介して入力される映像信号Rは複数のFIFOメモリよ
りなるメモリに書き込まれる。すなわち、4分割されて
印加される水平同期信号Hsに応じて第1ないし第3F
IFOメモリM1、M2、M3に順次に書き込まれる。
このように、3本の走査線に該当する映像情報が第1な
いし第3FIFOメモリM1、M2、M3に何れも入力
されると、第4FIFOメモリM4に4番目の走査線に
該当する映像情報が書き込まれると共に、第1ないし第
4FIFOメモリM1、・・M4から4本の走査線に該
当する映像情報を第1ないし第4FIFOメモリM1、
・・M4に入力される入力信号より4倍ほど低速にて同
時に読み出す。このように読み出された映像情報は各々
第1ないし第4FIFOメモリM1、・・M4と一対一
に接続された第1ないし第4DA変換器940a、94
0b、940c、940dに伝送される。このように伝
送された信号が各々第1多重チャネル音響光変調器63
に備えられた4つのチャネルch1、・・ch4に同時
に印加されることにより、光発生部LSから4つのチャ
ネルch1、・・ch4に入射するレーザ光に対する光
変調が同時になされる。このように光変調された4つの
レーザ光を、光走査手段を用いてスクリーン上に同時に
走査することにより通常の映像を表示することができ
る。
【0083】また、図14は、図13に示した回路ブロ
ック図の第1ないし第4FIFOメモリM1、・・M4
に映像情報を書き込むための書込みクロック信号及び第
1ないし第4メモリM1、・・M4に書き込まれた映像
情報を同時に読み出すための読出しクロック信号を示し
ている。図中、符号W1ないしW4は各々第1ないし第
4FIFOメモリに順次に印加される第1ないし第4書
込みクロック信号を表わし、Rは読出しクロック信号を
表わす。
【0084】図14を参照すると、第1ないし第4書込
みクロック信号W1、・・W4が各々水平同期信号Hs
の1/4周期ごとに順次に発信されて、第1ないし第4
FIFOメモリM1、・・M4に順次に印加される。こ
の過程で、読出しクロック信号Rは第4書込みクロック
信号W4と同時に発信されて次の映像信号を書き込むた
めの第1ないし第3書込みクロック信号M1、・・M3
が発信され終わるまで持続された後、新しい第4書込み
クロック信号W4と同時に読み出される。これは、第1
ないし第3FIFOメモリM1、・・M3に映像情報が
書き込まれた後、第4FIFOメモリM4に映像情報が
書き込まれつつ、第1ないし第4FIFOメモリM1、
・・M4に書き込まれた映像情報が同時に読み出される
ことを意味している。
【0085】以上、多くの事項が具体的に記載されてい
るが、これらは発明の範囲を限定するものではなく、好
ましい実施形態の例示として解釈されるべきである。例
えば、本発明が属する技術分野における当業者であれ
ば、第1ないし第3多重チャネル音響光変調器及び光フ
ァイバを一列に備える以外にも、積層された形に備える
構成を容易に考えつくであろう。すなわち、第1ないし
第3多重チャネル音響光変調器を順次に積層した後、1
2本の光ファイバもそれに合わせて4本ずつ積層するこ
とで具現化。また、光発生部は本発明の第2実施形態に
より構成し、光結合部は本発明の第1実施形態により構
成したレーザ映像投射装置を具現でき、これとは逆に、
光発生部は本発明の第1実施形態により構成し、光結合
部は本発明の第2実施形態により構成したレーザ映像投
射装置を具現できるであろう。さらに、光発生部は本発
明の第3実施形態により構成し、光結合部は本発明の第
1または第2実施形態により構成したレーザ映像投射装
置を具現できるであろう。なお且つ、図1に示された従
来のレーザ映像投射装置を構成する要素の一部を対応す
る本発明の構成要素に取り替えたレーザ映像投射装置を
具現できるであろう。よって、本発明の範囲は説明され
た実施形態により定まるものではなく、特許請求の範囲
に記載された技術的な思想によって定まるべきである。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるレー
ザ映像投射装置によれば、多数の走査線を同時に処理し
て走査することにより、光変調器の映像処理能力及び光
走査手段の走査速度を大きく向上させる効果を有する。
光変調チャネル数に比例して投射される映像の解像度は
高まり続けるが、これにより光変調器及び光走査手段の
性能限界を克服できる。そして、個別レーザ放出源及び
光ファイバ並びにマイクロフォーカスレンズを用いるこ
とにより装置を大幅に小型化でき、光ファイバにより、
構成要素を任意の位置に配置できるので、構成要素を配
置するに当たって配置自由度が高まる。また、光ファイ
バは整列ステージを用いることにより容易に整列できる
ので、構成要素間の整列度が高まる。さらに、多数の半
導体レーザダイオードが用いられる場合、低出力のレー
ザダイオードを集めて高輝度の映像を表現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術におけるレーザ映像投射装置の構成
例を示す構成図である。
【図2】図1に示されたレーザ映像投射装置の光学エン
ジン部分の構成を示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態におけるレーザ映像投射
装置の構成を示す構成図である。
【図4】図3に示したレーザ映像投射装置に備えられた
単色光分割手段によるレーザ分割を説明するための第1
実施例の詳細図である。
【図5】図3に示したレーザ映像投射装置に備えられた
単色光分割手段によるレーザ分割を説明するための第2
実施例の詳細図である。
【図6】図3に示されたレーザ映像投射装置に備えられ
た多重チャネル音響光変調器を拡大して示す拡大図であ
る。
【図7】図3に示されたレーザ映像投射装置に適用され
た多重チャネル音響光変調器の他の例を示す平面図であ
る。
【図8】図3に示されたレーザ映像投射装置に備えられ
た光走査部の変形例を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2実施形態によるレーザ映像投射装
置の構成を示す構成図である。
【図10】本発明の第3実施形態によるレーザ映像投射
装置の構成を示す断面図である。
【図11】本発明の第2及び第3実施形態によるレーザ
映像投射装置に光ファイバ整列のための整列ステージが
備えられた場合を示す平面図である。
【図12】図11を12−12'方向に切開して示す断
面図である。
【図13】図3、図9及び図10に示されたレーザ映像
投射装置の駆動方法及び駆動回路を説明するための回路
ブロック図である。
【図14】図13に示された回路ブロック図において、
各チャネルに印加される書込み/読出しクロック信号を
示す図面である。
【符号の説明】
P1 光発生部 P2 光変調部 P3 光結合部 P4 光走査部 10 光源 21、69 第1及び第2光路変更手段 67a、68a 第1及び第2光透過/反射手段 90 スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 都 尚 會 大韓民国 京畿道 水原市 八達区 梅灘 区 810−3番地 三星1次アパート 5 棟 1210号 Fターム(参考) 2H045 BA13 BA24 BA32 DA12 DA31 2H079 AA04 CA22 GA04 KA14 KA15

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像投射に用いられる光を発する光発生部
    と、前記光発生部より入射する光を映像信号に応じて変
    調する光変調部と、前記光変調部より入射する変調され
    た光を合成する光結合部及び前記光結合部より入射する
    光をスクリーンに走査する光走査部を備えるレーザ映像
    投射装置であって、 前記光変調部は、光変調に適した状態で入射する複数の
    赤色、緑色及び青色光を同時に光変調するように、少な
    くとも6つ以上の光変調チャネルを備えることを特徴と
    するレーザ映像投射装置。
  2. 【請求項2】前記光変調部は各々少なくとも2つ以上の
    光変調チャネルを備える第1ないし第3多重チャネル音
    響光変調器を備えることを特徴とする請求項1に記載の
    レーザ映像投射装置。
  3. 【請求項3】前記少なくとも6つ以上の光変調チャネル
    が、一つの多重チャネル音響光変調器に備えられること
    を特徴とする請求項1に記載のレーザ映像投射装置。
  4. 【請求項4】前記光発生部は、 前記映像投射に用いられる光を発生する光源部と、 前記光源部において発生する光の経路を変える第1光路
    変更手段と、 前記第1光路変更手段より入射する光から各々相異なる
    単色である第1光及び第2光を順次に分離するように備
    えられた第1光透過・反射手段及び第2光透過・反射手
    段と、 前記第2光透過・反射手段より入射する光の経路を変え
    る第2光路変更手段と、 第1光透過・反射手段と第2光透過・反射手段及び前記
    第2光路変更手段より入射する光を前記光変調器に備え
    られた光変調チャネルの数と同数になるように均等分割
    する第1ないし第3単色光分割手段と、 前記第1ないし第3単色光分割手段と一対一に対応して
    前記各単色光分割手段より入射する光を各々前記光変調
    器に備えられたチャネルに集束する第1ないし第3レン
    ズ群と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のレ
    ーザ映像投射装置。
  5. 【請求項5】前記第1光路変更手段及び前記第2光路変
    更手段のうち少なくともどちらか一方は高反射ミラーで
    あることを特徴とする請求項4に記載のレーザ映像投射
    装置。
  6. 【請求項6】前記第1光透過・反射手段及び前記第2光
    透過・反射手段のうち少なくともどちらか一方はダイク
    ロイックミラーであることを特徴とする請求項4に記載
    のレーザ映像投射装置。
  7. 【請求項7】前記第1ないし第3単色光分割手段のうち
    少なくとも何れか一つは、前記第1光透過・反射手段
    と、前記第2光透過・反射手段及び前記第2光路変更手
    段より入射する光を多段階の内部反射過程を通じて均等
    分割する光透過性のプレートであることを特徴とする請
    求項4に記載のレーザ映像投射装置。
  8. 【請求項8】前記第1ないし第3単色光分割手段のうち
    少なくとも何れか一つは、前記第1光透過・反射手段
    と、前記第2光透過・反射手段及び前記第2光路変更手
    段より入射する光を多段階の透過・反射過程を通じて均
    等分割する第1ないし第4ビームスプリッタを備えるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のレーザ映像投射装置。
  9. 【請求項9】前記第1ないし第3レンズ群は各々前記光
    変調器に備えられたチャネルと一対一に対応する複数の
    マイクロレンズを備えることを特徴とする請求項4に記
    載のレーザ映像投射装置。
  10. 【請求項10】前記光結合部は、 前記光変調部より入射する変調された光を平行光に変え
    る第4ないし第6レンズ群と、 前記第4レンズ群より入射する光の経路を変える第3光
    路変更手段と、 前記第5レンズ群より入射する光を反射させつつ前記第
    3光路変更手段より入射する光を透過させて前記2つの
    光を合成する第3光透過・反射手段と、 前記第6レンズ群より入射する光を反射させつつ前記第
    3光透過・反射手段より入射する光を透過させて前記2
    つの光を合成する第4光透過・反射手段と、を備えるこ
    とを特徴とする請求項1または4に記載のレーザ映像投
    射装置。
  11. 【請求項11】前記第4ないし第6レンズ群は各々前記
    光変調器に備えられたチャネルと一対一に対応する複数
    のマイクロレンズを備えることを特徴とする請求項10
    に記載のレーザ映像投射装置。
  12. 【請求項12】前記第3光透過・反射手段及び前記第4
    光透過・反射手段のうち少なくともどちらか一方はダイ
    クロイックミラーであることを特徴とする請求項10に
    記載のレーザ映像投射装置。
  13. 【請求項13】前記光発生部は、 前記光変調部に備えられた光変調チャネルの数と同数の
    レーザ光を発する光源部と、 前記光変調部と前記光源部との間に備えられ、前記光変
    調チャネルと一対一に対応して前記発せられるレーザ光
    を各々前記光変調チャネルに集束するレンズ群と、を備
    えることを特徴とする請求項1に記載のレーザ映像投射
    装置。
  14. 【請求項14】前記光源部と前記レンズ群との間に前記
    光源部から発せられるレーザ光を各々前記レンズ群に伝
    送するための光伝送手段がさらに備えられたことを特徴
    とする請求項13に記載のレーザ映像投射装置。
  15. 【請求項15】前記光源部は複数の赤色、緑色及び青色
    レーザ放出源を備えることを特徴とする請求項13また
    は14に記載のレーザ映像投射装置。
  16. 【請求項16】前記レーザ放出源は半導体レーザダイオ
    ードであることを特徴とする請求項15に記載のレーザ
    映像投射装置。
  17. 【請求項17】前記レンズ群は、前記レーザ放出源から
    発せられる赤色、緑色及び青色レーザ光を各々前記光変
    調部の対応する光変調チャネルに集束するように備えら
    れた複数の第1ないし第3マイクロレンズを備えること
    を特徴とする請求項15に記載のレーザ映像投射装置。
  18. 【請求項18】前記光伝送手段は、前記光源部から発せ
    られるレーザ数と同数の光ファイバであることを特徴と
    する請求項14に記載のレーザ映像投射装置。
  19. 【請求項19】前記光結合部は、 前記光変調チャネルより入射する変調された光を、前記
    光走査部に伝送し、前記伝送中に前記変調された光のう
    ち赤色、緑色及び青色光が合成されるように備えられた
    光伝送手段と、 前記光変調チャネルより発入射する変調された光が各々
    前記光伝送手段に集束されるように前記光伝送手段の一
    端に備えられた第1マイクロフォーカスレンズと、 前記光伝送手段を介して伝送された光が前記光走査部に
    入射するように前記光伝送手段の他端に備えられた第2
    マイクロフォーカスレンズと、を備えることを特徴とす
    る請求項1に記載のレーザ映像投射装置。
  20. 【請求項20】前記光伝送手段は、前記光変調チャネル
    の数と同数であったものが、前記光走査部に近づくにつ
    れて、その数が1/3になるように構成された光ファイ
    バであることを特徴とする請求項19に記載のレーザ映
    像投射装置。
  21. 【請求項21】前記光結合部は、 前記光変調部より入射する変調された光を平行光に変え
    る第4ないし第6レンズ群と、 前記第4レンズ群より入射する光の経路を変える第3光
    路変更手段と、 前記第5レンズ群より入射する光を反射させつつ前記第
    3光路変更手段より入射する光を透過させて前記2つの
    光を合成する第3光透過・反射手段と、 前記第6レンズ群より入射する光を反射させつつ前記第
    3光透過・反射手段より入射する光を透過させて前記2
    つの光を合成する第4光透過・反射手段と、を備えるこ
    とを特徴とする請求項13に記載のレーザ映像投射装
    置。
  22. 【請求項22】前記第4ないし第6レンズ群は各々前記
    光変調器に備えられたチャネルと一対一に対応する複数
    のマイクロレンズを備えることを特徴とする請求項21
    に記載のレーザ映像投射装置。
  23. 【請求項23】前記第3光透過・反射手段及び前記第4
    光透過・反射手段のうち少なくともどちらか一方はダイ
    クロイックミラーであることを特徴とする請求項21に
    記載のレーザ映像投射装置。
  24. 【請求項24】前記光結合部は、 前記光変調チャネルより入射する変調された光を前記光
    走査部に伝送し、前記伝送中に前記変調された光のうち
    赤色、緑色及び青色光が合成されるように備えられた光
    伝送手段と、 前記光変調チャネルより入射する変調された光が各々前
    記光伝送手段に集束されるように前記光伝送手段の一端
    に備えられた第1マイクロフォーカスレンズと、 前記光伝送手段を介して伝送された光が前記光走査部に
    入射するように前記光伝送手段の他端に備えられた第2
    マイクロフォーカスレンズと、を備えることを特徴とす
    る請求項13に記載のレーザ映像投射装置。
  25. 【請求項25】前記光伝送手段は、前記光変調チャネル
    の数と同数であったものが、前記光走査部に近づくにつ
    れて、その数が1/3になるように構成された光ファイ
    バであることを特徴とする請求項24に記載のレーザ映
    像投射装置。
  26. 【請求項26】前記光結合部は、 前記光変調チャネルより入射する変調された光を前記光
    走査部に伝送し、前記伝送中に前記変調された光のうち
    赤色、緑色及び青色光を合成するように備えられた光伝
    送手段と、 前記光変調チャネルより入射する変調された光が各々前
    記光伝送手段に集束されるように前記光伝送手段の一端
    に備えられた第1マイクロフォーカスレンズと、 前記光伝送手段を介して伝送された光が前記光走査部に
    入射するように前記光伝送手段の他端に備えられた第2
    マイクロフォーカスレンズと、を備えることを特徴とす
    る請求項4に記載のレーザ映像投射装置。
  27. 【請求項27】前記光伝送手段は、前記光変調チャネル
    の数と同数であったものが、前記光走査部に近づくにつ
    れて、その数が1/3になるように構成された光ファイ
    バであることを特徴とする請求項26に記載のレーザ映
    像投射装置。
  28. 【請求項28】前記光走査部は、前記光結合部より入射
    する光を集束する第1フォーカスレンズと、 前記第1フォーカスレンズにより集束された光が前記ス
    クリーンに水平に走査されるように反射させる第1光走
    査手段と、 前記第1光走査手段により反射された光を前記スクリー
    ンに投射し、前記反射された光が前記スクリーンに走査
    さるべき垂直位置を決める第2光走査手段と、 前記第1光走査手段と第2光走査手段との間に備えら
    れ、前記第1光走査手段から反射される光を前記第2光
    走査手段に集束するリレイレンズ群と、 前記スクリーンと前記第2光走査手段との間に備えら
    れ、前記スクリーンに投射される光の垂直位置を調節す
    る第2フォーカスレンズと、を備えることを特徴とする
    請求項1に記載のレーザ映像投射装置。
  29. 【請求項29】前記第2光走査手段上に前記第2光走査
    手段から反射される光を、前記第2フォーカスレンズを
    介して前記スクリーンに投射する反射板が、さらに備え
    られたことを特徴とする請求項28に記載のレーザ映像
    投射装置。
  30. 【請求項30】前記リレイレンズ群は前記第1光走査手
    段から反射された光を第2光走査手段に集束する第1リ
    レイレンズ及び第2リレイレンズを備えることを特徴と
    する請求項28または29に記載のレーザ映像投射装
    置。
  31. 【請求項31】前記第1光走査手段は回転多面体である
    ことを特徴とする請求項28または29に記載のレーザ
    映像投射装置。
  32. 【請求項32】前記第2光走査手段はガルバノメータで
    あることを特徴とする請求項28ないし30のうち何れ
    か1項に記載のレーザ映像投射装置。
  33. 【請求項33】前記第1光走査手段及び前記第2光走査
    手段は、半導体工程またはMEMS(Micro Electro Me
    chanical Systems)工程を用いて製作したマイクロミラ
    ーまたはマイクロスキャナであることを特徴とする請求
    項28または29に記載のレーザ映像投射装置。
  34. 【請求項34】アナログ映像信号をデジタル信号に変換
    するAD(Analog to Digital)変換器と、前記デジタ
    ル信号に変換された映像信号が書き込まれるように前記
    AD変換器に接続された複数のFIFO(Fast In Fast
    Out)メモリとを備えるレーザ映像投射装置の駆動方法
    であって、 前記AD変換器から読み出される映像信号を、前記複数
    のFIFOメモリに順次書き込み、最後のFIFOメモ
    リに映像信号が書き込まれると、前記複数のFIFOメ
    モリに各々書き込まれた映像信号が同時に読み出される
    ようにすることを特徴とするレーザ映像投射装置の駆動
    方法。
  35. 【請求項35】前記映像信号は赤色、緑色または青色映
    像信号であることを特徴とする請求項34に記載のレー
    ザ映像投射装置の駆動方法。
  36. 【請求項36】前記複数のFIFOメモリ各々に前記映
    像信号が書き込まれる速度より低速で前記複数のFIF
    Oメモリから前記映像信号が同時に読み出されるように
    することを特徴とする請求項34に記載のレーザ映像投
    射装置の駆動方法。
  37. 【請求項37】アナログ映像信号をデジタル信号に変換
    するAD(Analog to Digital)変換器と、前記デジタ
    ル信号に変換された映像信号が書き込まれるメモリと、
    前記メモリから読み出される映像情報をアナログ信号に
    変換するDA(Digital to Analog)変換器及び前記D
    A変換器から読み出されるアナログ信号を用いて光を変
    調する光変調器を備えるレーザ映像投射装置の駆動回路
    において、 前記メモリは前記AD変換器から読み出される映像信号
    が順次に書き込まれる複数のFIFO(Fast In Fast O
    ut)メモリを備え、 前記DA変換器は前記複数のFIFOメモリと同数に構
    成され、 前記光変調器に前記複数のFIFOメモリと同数の光変
    調チャネルが備えられたことを特徴とするレーザ映像投
    射装置の駆動回路。
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