JP2003307673A - 撮影光学系 - Google Patents

撮影光学系

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JP2003307673A
JP2003307673A JP2002115686A JP2002115686A JP2003307673A JP 2003307673 A JP2003307673 A JP 2003307673A JP 2002115686 A JP2002115686 A JP 2002115686A JP 2002115686 A JP2002115686 A JP 2002115686A JP 2003307673 A JP2003307673 A JP 2003307673A
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JP
Japan
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lens
optical system
optical member
object side
reflecting
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JP2002115686A
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English (en)
Inventor
Riyouko Yamagami
領子 山上
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1枚の負レンズからなる前群と正の屈折力を
有する後群との間に反射光学部材を配設し、反射光学部
材の反射面よりも物体側に、少なくとも2面が非球面と
された3面のレンズ面を設けることにより、コンパクト
化および薄型化を図るとともに諸収差を良好に補正可能
な撮影光学系とする。 【構成】 物体側から順に、負の屈折力を有する1枚の
レンズLからなる前群と、正の屈折力を有する後群L
〜Lとを配設し、前群と後群との間に、反射面の前
後にそれぞれレンズ面R,Rを有してなる反射光学
部材1を配設する。反射光学部材1の反射面よりも物体
側に、3面のレンズ面R,R,R を設けるととも
に、該レンズ面R,R,Rの少なくとも2面を非
球面とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やモバイ
ルコンピュータ等の撮像装置に好適に用いられる撮影光
学系に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯電話やモバイルコンピュータ
等には、撮像装置を接続したり組み込むことにより、撮
影した画像情報を直接取り込めるようにしたものがあ
る。このような撮像装置に用いられる撮影光学系は、持
ち運び可能な携帯電話やモバイルコンピュータ等に適用
するためコンパクト化する必要がある。さらに、対物面
が撮像装置の厚み方向に存在する場合には、厚み方向に
おいて薄型化することにより、携帯電話やモバイルコン
ピュータの薄型化を図ることができる。
【0003】従来、レンズ系をコンパクト化かつ薄型化
するための技術として、特開平2000-292692号公報に開
示された撮影光学系がある。この撮影光学系は、物体側
に配設した少なくとも1枚の負レンズからなる前群と、
結像面側に配設した後群との間に、反射部材および明る
さ絞りを配設したものである。このように、光路中に反
射部材を配置することにより、光路を上下方向あるいは
左右方向に折り曲げて、レンズ系のコンパクト化および
薄型化を図るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の撮影光学系では、反射部材の反射面よりも物体
側に1枚のレンズを配設した場合に、反射面よりも物体
側には、1面あるいは2面のレンズ面があるに過ぎな
い。このため、前群において諸収差を良好に補正するた
めの設計の自由度が小さく、前群で発生した諸収差を後
群において補正することができずに、良好な画像を得る
ことが困難であるという問題があった。
【0005】なお、反射部材の反射面よりも物体側に2
枚以上のレンズを配設して、レンズ面の数を増やすこと
も考えられるが、レンズ数を増やすと、レンズ系の厚み
が増してしまい、レンズ系を薄型化するという当初の目
的を達成できなくなってしまう。
【0006】本発明は、上述した事情に鑑みなされたも
のであり、レンズ系のコンパクト化および薄型化を図る
とともに、諸収差を良好に補正し得る撮影光学系を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮影光学系
は、物体側から順に、負の屈折力を有する1枚のレンズ
からなる前群と、全体として正の屈折力を有する後群と
を配設し、前記前群と前記後群との間に、反射面の前後
にそれぞれレンズ面を有してなる反射光学部材を配設
し、前記反射光学部材の反射面よりも物体側に、3面の
レンズ面を設けるとともに、該レンズ面の少なくとも2
面は、非球面とされていることを特徴とするものであ
る。なお、反射面の前後とは、光軸上における前後のこ
とを意味する。
【0008】また、前記反射光学部材のレンズ面の少な
くとも1面は、非球面とされていることが好ましい。
【0009】このような構成からなる撮影光学系では、
前群と後群との間に反射光学部材を介在させて光路を折
り曲げることができるため、レンズ系のコンパクト化お
よび薄型化を図ることができる。
【0010】また、反射光学部材の反射面よりも物体側
に、3面のレンズ面を有し、そのうちの少なくとも2面
を非球面とすることにより、前群において諸収差を良好
に補正するための設計の自由度が大きくなるとともに、
良好な画像を得ることが可能となる。また、反射光学部
材のレンズ面を非球面とすることにより、さらに良好な
画像を得ることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る撮
影光学系を具体的な実施例に基づいて説明する。
【0012】<実施例1>図1は、本発明の実施例1に
係る撮影光学系のレンズ構成図である。
【0013】本発明の実施例1に係る撮影光学系は、図
1に示すように、物体側より順に、負の屈折力を有する
メニスカス形状の第1レンズL、反射光学部材1、両
凸の第2レンズL、両凹の第3レンズL、および正
の屈折力を有するメニスカス形状の第4レンズLを配
設してなる。この撮影光学系では、第1レンズLによ
り負の屈折力を有する前群を構成し、第2レンズL
第4レンズLにより全体として正の屈折力を有する後
群を構成する。
【0014】反射光学部材1は、光路を略直角方向に折
り曲げるための部材で、反射面に対して光軸上の前後に
それぞれレンズ面を有している。
【0015】また、第4レンズLとCCD結像面の間
には、カバーガラス2が配設されている。なお、本実施
例では、CCDとして200万画素程度のものを用いて
いるが、画素数としてはこれに限られるものではない。
さらに、第1レンズLの両レンズ面、第2レンズL
の物体側のレンズ面、第4レンズLの結像面側のレン
ズ面、および反射光学部材1の両レンズ面は、非球面と
されている。
【0016】実施例1に係る撮影光学系では、物体側か
ら光軸Xに沿って入射した被写体画像情報を担時した光
束を反射光学部材1の反射面により反射して、CCD結
像面上の位置Pに収束させる。
【0017】下記表1の上段に、実施例1に係る撮影光
学系の各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中
心厚および各レンズ間の空気間隔(以下、これらを総称
して軸上面間隔という)D(mm)、各レンズのd線に
おける屈折率Nおよびアッベ数νを示す。なお、表
1および以下の表2中の数字は、物体側からの順番を表
すものである。
【0018】また、下記表1の中段に、実施例1に係る
撮影光学系の全系の焦点距離f(mm)、Fナンバー、
画角2ωの値を示す。なお、表1において面番号の左側
に*を付した面は非球面を表しており、各非球面は下記
数1に示す非球面式により表される。
【0019】
【数1】
【0020】また、下記表1の下段に、上記非球面に関
する離心率および非球面係数を示す。
【0021】
【表1】
【0022】図3は、実施例1に係る撮影光学系の諸収
差(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収
差)を示す収差図である。なお、球面収差の収差図には
656.27nm、486.13nm、587.56n
mに対する収差が示されており、倍率色収差の収差図に
は587.56nmに対する656.27nm、48
6.13nmの収差が示されている。また、非点収差の
収差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面
に対する収差が示されている(図4において同じ)。
【0023】図3から明らかなように、実施例1によれ
ば、視野周辺まで良好な結像性能を有する撮影光学系を
得ることができる。
【0024】<実施例2>図2は、本発明の実施例2に
係る撮影光学系のレンズ構成図である。
【0025】本発明の実施例2に係る撮影光学系は、図
2に示すように、物体側より順に、負の屈折力を有する
メニスカス形状の第1レンズL、反射光学部材1、両
凸の第2レンズL、両凹の第3レンズL、両凸の第
4レンズL、および両凸の第5レンズLを配設して
なり、第3レンズLと第4レンズLは互いにレンズ
面が接合された接合レンズとなっており、第3レンズL
と第4レンズLの間には0.01mmの接着剤層3
が介在している。この撮影光学系では、第1レンズL
により負の屈折力を有する前群を構成し、第2レンズL
〜第5レンズLにより全体として正の屈折力を有す
る後群を構成する。
【0026】反射光学部材1は、光路を略直角方向に折
り曲げるための部材で、反射面に対して光軸上の前後に
それぞれレンズ面を有している。
【0027】また、第4レンズLとCCD結像面の間
には、カバーガラス2が配設されている。なお、本実施
例では、CCDとして200万画素程度以上のものを用
いているが、画素数としてはこれに限られるものではな
い。さらに、第1レンズLの両レンズ面、第5レンズ
の物体側のレンズ面は、非球面とされている。
【0028】実施例2に係る撮影光学系では、物体側か
ら光軸Xに沿って入射した被写体画像情報を担時した光
束を反射光学部材1の反射面により反射して、CCD結
像面上の位置Pに収束させる。
【0029】下記表2の上段に、実施例2に係る撮影光
学系の各レンズ面の曲率半径R(mm)、軸上面間隔D
(mm)、各レンズのd線における屈折率Nおよびア
ッベ数νを示す。なお、表2において、第8面は第3
レンズLと接着剤層3との境界面であり、第9面は接
着剤層3と第4レンズLとの境界面である。また、第
8面の欄におけるNおよびνは、接着剤層3のd線
における屈折率およびアッベ数を示している。
【0030】また、下記表2の中段に、実施例2に係る
撮影光学系の全系の焦点距離f(mm)、Fナンバー、
画角2ωの値を示す。なお、表2において面番号の左側
に*を付した面は非球面を表しており、各非球面は上記
非球面式により表される。また、下記表2の下段に、上
記非球面に関する離心率および非球面係数を示す。
【0031】
【表2】
【0032】図4は、実施例2に係る撮影光学系の諸収
差(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収
差)を示す収差図である。図4から明らかなように、実
施例2によれば、視野周辺まで良好な結像性能を有する
撮影光学系を得ることができる。
【0033】なお、本発明に係る撮影光学系としては上
記実施例に限られるものではなく、レンズの形状等につ
いて種々の態様の変更が可能であり、絞りの配設位置に
ついても適宜選択可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る撮影
光学系によれば、反射光学部材により光路を折り曲げる
ことができるため、レンズ系のコンパクト化および薄型
化を図ることができる。また、反射光学部材の反射面よ
りも物体側に、少なくとも2面が非球面とされた3面の
レンズ面を設けることにより、諸収差を良好に補正する
ことが可能となる。
【0035】また、この撮影光学系を携帯電話やモバイ
ルコンピュータ等の撮像装置に用いることにより、撮像
装置がコンパクト化かつ薄型化されて携帯の邪魔になら
ず、しかも画像周辺まで歪みのない高画質な画像を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る撮影光学系を示すレン
ズ構成図
【図2】本発明の実施例2に係る撮影光学系を示すレン
ズ構成図
【図3】本発明の実施例1に係る撮影光学系の諸収差
(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収
差)を示す収差図
【図4】本発明の実施例2に係る撮影光学系の諸収差
(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収
差)を示す収差図
【符号の説明】 1 反射光学部材 2 カバーガラス 3 接着剤層 L〜L レンズ R〜R14 曲率半径 D〜D1 軸上面間隔 X 光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA03 LA03 PA05 PA17 PA18 PB05 PB07 QA02 QA03 QA07 QA17 QA21 QA25 QA32 QA34 QA41 QA42 QA45 RA05 RA12 RA13 RA41 RA42 TA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、負の屈折力を有する1
    枚のレンズからなる前群と、全体として正の屈折力を有
    する後群とを配設し、 前記前群と前記後群との間に、反射面の前後にそれぞれ
    レンズ面を有してなる反射光学部材を配設し、 前記反射光学部材の反射面よりも物体側に、3面のレン
    ズ面を設けるとともに、該レンズ面の少なくとも2面
    は、非球面とされていることを特徴とする撮影光学系。
  2. 【請求項2】 前記反射光学部材のレンズ面の少なくと
    も1面は、非球面とされていることを特徴とする請求項
    1記載の撮影光学系。
JP2002115686A 2002-04-18 2002-04-18 撮影光学系 Withdrawn JP2003307673A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007079339A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Olympus Imaging Corp 結像光学系及びそれを備えた撮像装置
US7385769B2 (en) 2005-09-05 2008-06-10 Olympus Imaging Corp. Image forming optical system, and image pickup apparatus and identification apparatus using the system
JP2009086566A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Olympus Corp 撮像光学系
JP2019035989A (ja) * 2018-12-05 2019-03-07 マクセル株式会社 撮像レンズ系及び撮像装置
CN113608335A (zh) * 2021-08-12 2021-11-05 维沃移动通信(杭州)有限公司 光学镜头、光学模组及电子设备

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Effective date: 20050705