JP2003306489A - ピロールピリジン誘導体放射性化合物 - Google Patents

ピロールピリジン誘導体放射性化合物

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JP2003306489A
JP2003306489A JP2002111907A JP2002111907A JP2003306489A JP 2003306489 A JP2003306489 A JP 2003306489A JP 2002111907 A JP2002111907 A JP 2002111907A JP 2002111907 A JP2002111907 A JP 2002111907A JP 2003306489 A JP2003306489 A JP 2003306489A
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tumor
radioactive
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ytm
formula
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Application number
JP2002111907A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Omomo
善朗 大桃
Masahiko Hirata
雅彦 平田
Tatsuma Yao
竜馬 八尾
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Fujifilm RI Pharma Co Ltd
Original Assignee
Fujifilm RI Pharma Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2の一方は、放射性ヨウ素原子、他方
は、水素原子を示す。)で表される放射性化合物;及び
これを含有する診断用又は治療用医薬。 【効果】 本発明の放射性化合物(1)は、p38MA
PKを標的とする、腫瘍の診断及び治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な放射性ピロ
ールピリジン誘導体、及びこれを含む、腫瘍疾患をイメ
ージングによって検出する新規な放射性薬剤や、体内か
ら腫瘍細胞にダメージを与えうる内用放射線治療薬剤等
の医薬に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒト及び動物の腫瘍疾患の診断及び治療
には、正常組織、特に腫瘍の周辺臓器には集積せず、腫
瘍のみに集積する放射性薬剤が望ましい。現在、腫瘍診
断用として広く使われている放射性医薬品には、クエン
酸ガリウム(Ga−67)と塩化タリウム(Tl−20
1)がある。これらは、前者が悪性リンパ腫など、後者
が甲状腺腫瘍など、いくつかの腫瘍に対して集積性を示
し腫瘍診断に有効であるものの、本来腫瘍診断薬を目指
して開発されたものではなく、腫瘍集積機序が未だ不明
確で、腫瘍/周辺臓器比も十分ではない。腫瘍に特徴的
な集積機序をもち、多くの腫瘍に有用な放射性薬剤の開
発が望まれている。
【0003】また、ポジトロン放出核種であるF−18
を含有した2−フルオロ−2−デオキシ−グルコース
(以下、18F−FDGと略す。)は、腫瘍の主たるエネ
ルギー源であるグルコースの誘導体で、糖輸送用担体に
よって細胞内へ取り込まれ、グルコース代謝を反映した
集積を示す。したがって、18F−FDGは、グルコース
代謝が亢進した腫瘍組織には高く集積し、現在、腫瘍診
断薬として、最も注目されている。しかし、F−18
は、その半減期が約110分と非常に短いため、製造場
所からの輸送範囲に制限がある。医療施設で18F−FD
Gを使おうとした場合、F−18を製造するための小型
サイクロトロンを施設内に設置する必要があり、それに
よって製造されたF−18から18F−FDGを調製し、
使用しなければならない。そのため、高額な設備投資と
ランニングコストが必要で、従来の放射性医薬品に比べ
て、汎用性は著しく劣る。また、F−18は、ポジトロ
ン放出核種であるため、放出エネルギーが511KeV
と高く、現在普及しているSPECT装置では対応でき
ず、ポジトロンカメラが必要となる。このように、18
−FDGは腫瘍診断薬としての有用性は認められている
ものの、汎用性の面で欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、一
般市場に安価で安定的に供給するのに十分な汎用性の高
い放射性核種を含有し、腫瘍に特徴的な集積機序を持
ち、高い集積性と高い腫瘍/周辺臓器比が達成されるこ
とによって腫瘍疾患の画像化、手術や薬剤による治療効
果の判定、または放射線による治療を可能とする放射性
医薬品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、p
38 mitogen activated prot
ein kinase(以下、p38MAPKという)
に対して阻害活性を有するピロールピリジン誘導体に着
目し、このピロールピリジン誘導体の放射性ヨウ素化合
物を合成し、その作用を検討したところ、インビトロ実
験においてp38MAPKに対して高い阻害活性を有
し、全く意外にも担癌マウスにおけるインビボ体内分布
実験で腫瘍に特異的に集積し、高い腫瘍/周辺臓器比が
達成され、腫瘍疾患の画像化、手術や薬剤による治療効
果の判定及び治療に有用であることを見出し、本発明を
完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、一般式(1)
【化5】 (式中、R1及びR2の一方は、放射性ヨウ素原子、他方
は、水素原子を示す。)で表される放射性化合物、これ
を含有する医薬、及びその製造法を提供するものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の放射性化合物(1)は、
p38MAPKに対して高い阻害活性を有する。ここ
で、p38MAPKは、MAPKカスケードの一つであ
り、炎症性サイトカイン(TNFα,IL−1β)や細
胞に対するストレス(熱ショック、栄養因子除去、UV
照射、高浸透圧、DNA障害剤、タンパク質合成阻害
剤、糖鎖合成阻害剤、増殖因子、飢餓、酸化剤、抗癌剤
等)の刺激により活性化するストレス応答MAPKとし
て知られている。p38MAPKは、上流に位置するシ
グナル伝達物質により活性化され、アポトーシスもしく
は細胞生存に重要な役割を果たしており、生命現象に深
く関わっている酵素である。
【0008】腫瘍におけるp38MAPKの発現機構は
不明な点が残されているが、最近、腫瘍におけるp38
MAPKの役割の一部が明らかになった。すなわち、乳
癌、卵巣癌、前立腺癌、肺癌をはじめとする多くの腫瘍
では、浸潤や転移に関与しているuPA(ウロキナーゼ
−プラスミノーゲン−アクティベーター)とそのレセプ
ターであるuPAR(ウロキナーゼ−プラスミノーゲン
−アクティベーター−レセプター)の過剰発現が認めら
れる(Reuning U.,et al,Int.
J.Oncol.,13,893−906(199
8),LengyelE.,et al,J.Bio
l.Chem.,270,23007−23012
(1995))。Huangらは、乳腫瘍を用いてこれ
らuPA/uPARの発現にp38MAPKの持続的な
活性化が必要であると報告している(Huang
S.,et al,J.Biol.Chem.,27
5,12266−12272(2000),Chen
J.,et al,J.Biol.Chem.,76,
47901−47905(2001))。この知見は、
uPA/uPAR発現性腫瘍においてp38MAPKが
過剰発現していることを意味するものである。また、悪
性黒色腫であるメラノーマでは、腫瘍形成や血管新生に
重要な役割を果たすケモカインの一種であるmelan
oma growth stimulatory ac
tivity/growth−regulatedpr
oteinの過剰発現が見られ(Luan J.,et
al,J.Leukoc.Biol.,62,588
−597(1997),Owen J.D.,et a
l.,Int.J.Cancer,73,94−103
(1997).)、これがp38MAPKカスケードを
介してNuclear factor−κBを活性化し
ている(Wang D.,Richmond A.,
J.Biol.Chem.,276,3650−365
9(2001))。さらにp38MAPKは、さまざま
なシグナル伝達機構の下流に位置することから、多くの
腫瘍細胞において上述以外の要因によっても活性化され
発現しているものと推察される。
【0009】従って、p38MAPK阻害剤が腫瘍治療
剤として有用であることは考えられる。しかし、本発明
の放射性化合物が腫瘍に特異的に集積し、高い腫瘍/周
辺臓器比を有することについては全く不明である。
【0010】一般式(1)中、放射性ヨウ素原子として
は、SPECT装置を用いた組織のイメージングに適し
たI−123、イメージングとともに内用放射線治療に
も適したI−131が望ましいが、その他に、基礎実験
に広く用いられているI−125、ポジトロン放出核種
であるが医療施設内に小型サイクロトロンを設置しなく
とも供給が可能なI−122、I−124等も使用可能
である。
【0011】また、R1及びR2のうち、R1が放射性ヨ
ウ素である化合物が、p38MAPK阻害活性が高く、
かつ腫瘍組織への集積性が高いので、特に好ましい。
【0012】本発明の放射性化合物(1)は、例えば次
の反応式に従って製造される。
【0013】
【化6】
【0014】(式中、R3及びR4の一方は、ヨウ素原
子、トリアルキルスズ基またはトリアルキルシリル基を
示し、他方は、水素原子を示し;R1及びR2は前記と同
じ。)
【0015】すなわち、一般式(2)で表されるピロー
ルピリジン誘導体にアルカリ金属放射性ヨウ化物を反応
させることにより一般式(1)で表される放射性化合物
が製造される。
【0016】一般式(2)中、R3及びR4で示されるト
リアルキルスズ基としては、トリ(C1−C6アルキル)
スズ基が挙げられ、トリブチルスズ基が特に好ましい。
トリアルキルシリル基としては、トリ(C1−C6アルキ
ル)シリル基が挙げられ、トリメチルシリル基が特に好
ましい。
【0017】一般式(2)の化合物は、例えば次の反応
式に従って製造することができる。
【0018】
【化7】
【0019】(式中、R3a及びR4aの一方は、ヨウ素原
子を示し、他方は水素原子を示し;R 3b及びR4bの一方
は、トリアルキルスズ基又はトリアルキルシリル基を示
し、他方は水素原子を示し;R5はトリアルキルシラニ
ル基を示す) すなわち、ハロゲン化安息香酸(3)にN,O−ジメチ
ルヒドロキシルアミン(4)を反応させて化合物(5)
とし、これにピリジン化合物(6)を反応させて化合物
(7)とし、次いでこれに化合物(8)を反応させるこ
とにより化合物(2a)が得られる。得られた化合物
(2a)をトリアルキルスズ化又はトリアルキルシリル
化することにより化合物(2b)が得られる。
【0020】化合物(2)の放射性ヨウ素化に用いられ
るアルカリ金属放射性ヨウ化物としては、放射性ヨウ素
のナトリウム化合物、放射性ヨウ素のカリウム化合物等
が挙げられる。
【0021】化合物(2)とアルカリ金属放射性ヨウ化
物との反応は、化合物(2)が化合物(2a)である場
合と、化合物(2b)である場合とで異なる。すなわ
ち、化合物(2a)とアルカリ金属放射性ヨウ化物との
反応は、酸性条件下で加熱することにより、非放射性ヨ
ウ素原子が放射性ヨウ素原子に変換される。化合物(2
b)とアルカリ金属放射性ヨウ化物との反応は、酸性条
件下で反応させ、さらに酸化剤を反応させることにより
行なわれる。酸化剤としてはクロラミン−T、過酸化水
素水、過酢酸等が用いられる。
【0022】得られた放射性化合物(1)を放射性医薬
品として用いる場合には、未反応の放射性ヨウ素イオン
及び不溶性の不純物を、メンブランフィルター、種々の
充填剤を充填したカラム、HPLC等により精製するこ
とが望ましい。
【0023】かくして得られた本発明の放射性化合物
(1)は、優れたp38MAPK阻害活性を有し、ま
た、腫瘍に特異的に集積することから、腫瘍治療薬又は
腫瘍診断薬として有用である。例えば6−アミノ−2−
(3−ヨード(125I)フェニル)−4−ベンジルオキ
シ−3−(4−ピリジニル)−1H−ピロロ[2,3−
b]ピリジン(以下、[125I]m−YTMと略す。こ
の非放射性ヨード体をm−YTMと略す)を担腫瘍マウ
スの尾静脈より投与すると、直後から全身に分布した
後、腎臓及び肝胆道系から速やかに排泄され、投与6時
間以降、血液及び主要臓器への集積は、1%Dose/
gを下回った。一方、p38MAPKが亢進した腫瘍で
は、投与6時間後に集積が、約1%Dose/gとな
り、これ以降24時間まで、この集積が維持された。ま
た、[125I]m−YTMの担腫瘍マウス体内分布実験
では、投与後24時間で腫瘍/血液比が46.9、腫瘍
/筋肉比が126.0と、高い値となった。したがっ
て、本発明の放射性化合物(1)は高い腫瘍/周辺臓器
比が達成されることとなり、腫瘍の診断及び治療に有用
である。
【0024】本発明放射性化合物(1)を放射性薬剤と
して用いる場合には、医薬用の担体として、アスコルビ
ン酸等の安定化剤;酸、塩基等のpH調整剤;リン酸緩
衝液等の緩衝剤;生理食塩液等の等張剤等を利用するこ
とができる。
【0025】本発明の放射性薬剤は、静脈注射による投
与が最適であるが、その他一般的な非経口的手段によっ
て投与が可能である。その投与量は、患者の体重、年
齢、性別及びSPECT装置に代表される測定機器等の
諸条件によって適宜決められる。一般的に、診断薬の場
合、I−123の放射能として37MBq〜370MB
q、治療薬の場合I−131の放射能として37MBq
〜3700MBqの範囲である。
【0026】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれら実施例により何ら制約されるも
のではない。
【0027】実施例1(m−YTMの合成) m−ヨード−N−メトオキシ−N−メチル−ベンズアミ
ドの合成 (1)m−ヨード安息香酸(4.0g、0.0162m
ol)を塩化チオニル(6.8ml)に溶解し、2時間
還流した。反応液を減圧留去後、無水DMF(100m
l)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(1
6.0g、0.1640mol)混合液に滴下し、12
時間還流した。次いで、溶媒を減圧留去した後、残渣に
水(100ml)を加え、2M水酸化ナトリウム溶液を
用いてpH11に調整した。続いて、クロロホルム(1
00ml×2)で抽出した後、水洗(100ml×2)
した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留
去した。残留物をクロロホルムを溶出溶媒とするシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精製し、目的
物を油状物として得た。
【0028】収率57.5%.1 H−NMR(CDCl3):3.35(s,3H,C
3),3.55(s,3H,OC 3),7.14(t,
J=8.1Hz,1H,aromatics),7.6
4(d,J=8.1Hz,1H,aromatic
s),7.78(d,J=8.1Hz,1H,arom
atics),8.01(s,1H,aromatic
s). HRMS:m/z290.9756;Found:29
0.9756.Anal.Calcd.for C9
10INO2:C,37.14;H,3.46;N,4.
81.Found:C,36.94;H,3.47;
N,4.89.
【0029】(2)2−(t−ブチル−ジメチル−シア
ニルオキシ)−1−(3−ヨードフェニル)−2−ピリ
ジニル−エタノンの合成 Gallagherの方法(Gallagher T.
F.,et al,Bioorg.Med.Chem.
Lett.,5,1171−1176(1995))に
従い、4−(t−ブチル−ジメチル−シアニルオキシ)
−ピリジン(2.1g、0.0094mol)をアルゴ
ン気流下、−78℃の条件下でTHF(40ml)に溶
解し、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)(7.
9ml、0.0158mol)を1時間かけてゆっくり
と滴下した。1時間撹拌後、THF(10ml)に、上
記(1)で得た化合物(2.3g、0.0079mo
l)を溶解したものを1時間かけて滴下し、15分間撹
拌した。反応液を減圧留去後、クロロホルムと水を少量
加え、析出した不純物をろ過後、クロロホルムで抽出
(100ml×3)、食塩水で水洗(100ml×
3)、硫酸ナトリウムで乾燥、減圧留去した。目的物画
分をクロロホルムを溶出溶媒とするシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで分離し、精製せずに使用した。
【0030】(3)m−YTMの合成 Henryの方法(Henry J.R.,et a
l.,Bioorg.Med.Chem.Lett.,
8,3335−3340(1998),Henry
J.R.,et al.J.Med.Chem.,4
1,4196−4198(1998))に従い、上記
(2)で得た化合物(1.64g)ならびにMarke
eらの方法(Markees D.G.,et al,
J.Med.Chem.,11,126(1968))
に従い合成した4−ベンジルオキシ−2,6−ジアミノ
ピリジン(0.77g、0.0036mol)をエチレ
ングリコールジメチルエーテル(DME)(120m
l)に溶解し、硫酸(0.96ml、0.0181mo
l)を滴下し6時間還流した。反応液を減圧留去後、メ
タノールを適量加え、重曹で中和した。減圧留去後、酢
酸エチルで抽出、水洗し、有機層を硫酸ナトリウムで乾
燥、減圧留去した。残留物をクロロホルム、次に、クロ
ロホルム/メタノール(100/1、v/v)を溶出溶
媒としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分
離後、さらにメタノールで再結晶して目的物m−YTM
を黄色結晶として得た。
【0031】収率44.1%. m.p.296−298℃.1 H−NMR(DMSO):5.02(s,2H,OC
2),5.84(s,2H,N 2),5.96(s,
1H,N),7.03(t,J=7.8Hz,1H,
aromatics),7.24(d,J=5.7H
z,2H,aromatics),7.27(m,6
H,aromatics),7.54(d,J=7.8
Hz,1H,aromatics),7.62(s,1
H,aromatics),8.33(d,J=5.7
Hz,2H,aromatics),11.54(s,
1H,aromatics). HRMS:m/z 518.0604;Found:5
18.0602.Anal.Calcd.for C25
19IN4O:C,57.93;H,3.69;N,1
0.81.Found:C,57.23;H,3.7
3;N,10.53. IR(KBr):3470,3311,1622,15
88,1420,1233cm-1
【0032】実施例2(6−アミノ−2−(4−ヨード
フェニル)−4−ベンジルオキシ−3−(4−ピリジニ
ル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(以下、p
−YTMと略す。)の合成) p−ヨード安息香酸を出発原料として、m−YTMと同
様に合成を行った。
【0033】(1)p−ヨード−N−メトオキシ−N−
メチル−ベンズアミドの合成 p−ヨード安息香酸(4.0g、0.0162mol)
を塩化チオニル(40.0ml)に溶解し、2時間還流
した。反応液を減圧留去後、無水DMF(100m
l)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(1
6.0g、0.1640mol)混合液に滴下し、12
時間還流した。次いで、溶媒を減圧留去した後、残渣に
水(100ml)を加え、2M水酸化ナトリウム溶液を
用いてpH11に調整した。続いて、クロロホルム(1
00ml×2)で抽出した後、水洗(100ml×2)
した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留
去した。残留物をクロロホルムを溶出溶媒とするシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精製し、目的
物を油状物として得た。
【0034】収率45.7%.1 H−NMR(CDCl3):3.34(s,3H,C
3),3.53(s,3H,OC 3),7.43(d,
J=8.4Hz,2H,aromatics),7.7
5(d,J=8.4Hz,2H,aromatic
s). HRMS:m/z 290.9756;Found:2
90.9756.Anal.Calcd.for C9
10INO2:C,37.14;H,3.46;N,
4.81.Found:C,36.93;H,3.3
8;N,4.92.
【0035】(2)2−(t−ブチル−ジメチル−シア
ニルオキシ)−1−(4−ヨードフェニル)−2−ピリ
ジニル−エタノンの合成 4−(t−ブチル−ジメチル−シアニルオキシ)−ピリ
ジン(2.1g、0.0094mol)をアルゴン気
流、−78℃の条件下でTHF(40ml)に溶解し、
LDA(7.9ml、0.0158mol)を1時間か
けてゆっくりと滴下した。1時間撹拌後、THF(10
ml)に上記(1)で得た化合物(2.3g、0.00
79mol)を溶解したものを1時間かけて滴下し、1
5分間撹拌した。反応液を減圧留去後、クロロホルムと
水を少量加え、析出した不純物をろ過後、クロロホルム
で抽出(100ml×3)、食塩水で水洗(100ml
×3)、硫酸ナトリウムで乾燥、減圧留去した。目的物
画分をクロロホルムを溶出溶媒とするシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで分離し、精製せずに使用した。
【0036】(3)p−YTMの合成 上記(2)で得た化合物(1.64g)、ならびに4−
ベンジルオキシ−2,6−ジアミノピリジン(0.77
g、0.0036mol)をDME(120ml)に溶
解し、硫酸(0.96ml、0.0181mol)を滴
下し6時間還流した。反応液を減圧留去後、メタノール
を適量加え、重曹で中和した。減圧留去後、酢酸エチル
エステルで抽出、水洗し、有機層を硫酸ナトリウムで乾
燥、減圧留去した。残留物をクロロホルム、次に、クロ
ロホルム/メタノール(100/1、v/v)を溶出溶
媒としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分
離後、さらにメタノールで再結晶して目的物p−YTM
を黄色結晶として得た。
【0037】収率40.5%. m.p.278−80℃.1 H−NMR(DMSO):5.08(s,2H,OC
2),5.87(s,2H,N 2),6.02(s,
1H,N),7.09(d,J=8.4Hz,2H,
aromatics),7.19(d,J=3.3H
z,2H,aromatics),7.29(d,J=
5.7Hz,2H,aromatics),7.35
(t,J=3.3Hz,3H,aromatics),
7.67(d,J=8.4Hz,2H,aromati
cs),8.36(d,J=5.7Hz,2H,aro
matics),11.58(s,1H,aromat
ics). HRMS:m/z 518.0604;Found:5
18.0609.Anal.Calcd.for C25
19IN4O:C,57.93;H,3.69;N,1
0.81.Found:C,57.14;H,3.6
5;N,10.35. IR(KBr):3470,3320,1621,15
86,1419,1232cm-1
【0038】実施例3(6−アミノ−2−(3−トリブ
チルスズ−フェニル)−4−ベンジルオキシ−3−(4
−ピリジニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
の合成) m−YTM(0.07g、0.14mmol)、ビスト
リブチルスズ(0.21ml、0.42mmol)、及
び、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0.0085g、0.0074mmol)を無水1,
4−ジオキサン(12ml)中で一晩還流した。反応液
を冷後、セライトを用いてろ過し、ろ液を減圧下で濃縮
した。残渣を酢酸エチルエステル/ヘキサン(10/
1、v/v)を溶出溶媒とするシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで分離精製し、6−アミノ−2−(3−ト
リブチルスズ−フェニル)−4−ベンジルオキシ−3−
(4−ピリジニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリ
ジンを黄色結晶として得た。
【0039】収率31.4%. m.p.160−165℃.1 H−NMR(CDCl3):0.86−1.47(m,
27H,Bu3),4.01(broad s,2H,
2),5.05(s,2H,OC 2),5.84
(s,1H,N),7.29(m,11H,arom
atics),8.32(d,J=6.0Hz,2H,
aromatics),10.61(s,1H,aro
matics). MS:m/z 682;Found:682.
【0040】実施例4[125I]m−YTMの合成 密栓バイアル中で、6−アミノ−2−(3−トリブチル
スズ−フェニル)−4−ベンジルオキシ−3−(4−ピ
リジニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(2
5μl、1mg/mlメタノール溶液)に99%エタノ
ール(25μl)、0.1M塩酸溶液(25μl)、[
125I]ヨウ化ナトリウム(1μl、3.7MBq)、
30w/v%過酸化水素水(10μl)を順次加え、室
温で10分間反応させた。目的物をメタノール/0.0
1Mリン酸バッファー(80/20、v/v)を移動層
としたHPLCにて分離精製し、放射化学的純度試験を
行った。m−YTMのHPLCリテンションタイムと一
致する 19.1分に単一のピークが認められ、[125
I]m−YTMと確認した。標識率は95.8%、放射
化学的純度は99%以上であり、比放射能は約74.3
TBq/mmolであった。
【0041】実施例5(m−YTM、p−YTMによる
p38MAPK阻害実験) m−YTM、p−YTMのp38MAPK阻害効果を評
価するため、インビトロにおけるリン酸化阻害活性を測
定し、ピロールピリジン誘導体6−アミノ−2−(4−
フルオロフェニル)−4−ベンジルオキシ−3−(4−
ピリジニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
(以下、BPPと略す。)や、代表的なp38MAPK
選択的阻害薬であるSB203580(Henry
J.R.,et al.J.Med.Chem.,4
1,4196−4198(1998))と比較した。酵
素としてヒト由来の組み換えp38aMAPKを、基質
としてミエリン塩基性蛋白質(MBP)を用い、32P標
識ATP存在下で反応させ、p38MAPKによるMB
Pのリン酸化度を対照とした。また、同様にして、種々
の濃度(m−YTM,BPP:0.1nM〜1μM,S
B203580,p−YTM:1nM〜10μM)の薬
物を添加し、それぞれのp38MAPKリン酸化阻害活
性を測定した。
【0042】各薬物のIC50値を求めたところ、m−Y
TMは4.8nMであり、BPP(2.6nM)とほぼ
同程度の阻害能を示した。また、代表的なp38MAP
K選択的阻害薬であるSB203580(63nM)と
の比較では、約13倍高い阻害能を示すことが確認され
た。一方、p−YTMは690nMで、BPP、m−Y
TMに比べ阻害能が劣っており、p位よりもm位へハロ
ゲンを導入した誘導体の阻害活性が高くなった(図
1)。
【0043】この結果、m−YTMは従来のp38MA
PK阻害薬であるSB203580に比べ、非常に優れ
たp38MAPKリン酸化阻害活性を示し、放射性ヨウ
素標識したm−YTMは、p38MAPK活性を指標と
する腫瘍の診断及び治療用放射性診断薬剤としての可能
性が示された。
【0044】実施例6([125I]m−YTMマウス体
内分布) [125I]m−YTM(100μl、37kBq、生理
食塩水溶液)を5週令のddY系雄性マウス(25〜3
0g)に尾静脈より投与し、経時的に屠殺し、採血を行
った後、各臓器を取り出し、その重量及び放射能を測定
して[125I]m−YTMの各臓器への分布を、臓器1
gあたりの全投与量に対するパーセント(% Dose
/g)として算出した。結果を表1に示す。
【0045】[125I]m−YTMは、各臓器へ速やか
に集積し、投与5分後では肝臓、腎臓にそれぞれ高い集
積が観察された。しかし、[125I]m−YTMの各組
織からのクリアランスは早く、180分後においてはほ
とんどの臓器から体外へ消失することが確認できた。正
常のマウスでは、p38MAPK発現量が微量であるた
め、[125I]m−YTMの各臓器への顕著な集積は見
られなかったものと考えられる。また、[125I]m−
YTMの生体内からの早いクリアランスは、放射性薬剤
としての優れた特性と考えられる。
【0046】
【表1】
【0047】実施例7([125I]m−YTM担腫瘍マ
ウス体内分布) 公知の方法に従い培養したB−16悪性黒色腫細胞4×
106個を、4週齢のBALB/c−nu系雄性ヌード
マウス(20〜25g)の大腿部に皮下注射し、2週間
飼育後(腫瘍の大きさ約1.2×1.2cm)担腫瘍マ
ウスとして実験に用いた。この担腫瘍マウスに
125I]m−YTM(100μl、37kBq、生理
食塩水溶液)を尾静脈より投与し、経時的に屠殺し採血
した後、腫瘍及び各臓器を取り出し、その重量及び放射
能を測定した。得られた値から、[125I]m−YTM
の腫瘍及び各臓器への分布を臓器1gあたりの全投与量
に対するパーセント(% Dose/g)として算出し
た。その結果を表2に示す。また、腫瘍の集積量を各組
織の集積量で除することにより腫瘍/組織比を算出し
た。
【0048】その結果、[125I]m−YTMの標的組
織である腫瘍への集積量は、投与1時間後で1.79%
であり、その後6時間、12時間、24時間後において
も1.04%、0.98%、1.00%と高く、そのク
リアランスは緩徐であり腫瘍に長時間保持された。それ
に対し、肝臓、腎臓には投与1時間後では2.95%、
3.42%と腫瘍より多く集積したが、投与6時間後に
は腫瘍への集積量を下回り、その後、経時的に速やかに
減少していった。その他の各臓器においては、投与1時
間後から腫瘍と比べて集積量は低くその後も更に減少し
た。特に投与12時間以降はバックグラウンドレベルに
まで集積量が減少しており[125I]m−YTMの優れ
た体外排泄性が確認できた。また、脱ヨウ素化の指標と
なる胃への集積性もほとんどなく、[125I]m−YT
Mが体内で安定に存在していることが示された。
【0049】
【表2】
【0050】また、腫瘍/組織比を算出したところ、腫
瘍/筋肉比は投与1時間後には3.1倍となり、その後
時間と共に上昇し12時間後には100倍以上と非常に
高い値になった。同様に腫瘍/血液比も投与1時間後か
ら5.8倍と高くその後更に上昇し、24時間後には約
50倍に達した。次に腫瘍/肝臓比、腎臓比は、12時
間後にはそれぞれ3.2倍、9.5倍となった。また、
腫瘍/肺比は12時間後で14.2倍、腫瘍/胃比も2
4時間後には15.1倍と高い値であった(図2)。
【0051】このように、[125I]m−YTMは、一
般的な画像コントラストの指標となる腫瘍/筋肉比、腫
瘍/血液比が非常に高い事が示された。また、現在まで
に報告されているほとんどの腫瘍診断用放射性薬剤にと
って、肝臓、腎臓等での薬物代謝による集積や、体積の
大きい肺や胃への集積が腫瘍の画像化に対して大きな障
害となっており、これら臓器の腫瘍診断に対して、放射
性薬剤の適用は限られたものになっている。それに対し
125I]m−YTMは、これら臓器への顕著な集積は
見られずクリアランスも非常に早い。また、p38MA
PKは多くの腫瘍で活性化しているものと推察されるこ
とから、[125I]m−YTMは、様々な腫瘍に同様の
集積を示すと考えられる。これらの点から、[125I]
m−YTMの放射性ヨウ素を、核医学診断に適したI−
123に代えた[123I]m−YTMは全身の腫瘍のイ
メージングが可能な優れた腫瘍診断用放射性薬剤として
有用であることが示された。
【0052】一方、近年、ドキソルビシン、シスプラチ
ン、タキソールに代表される各種抗腫瘍剤の制腫瘍作用
はp38MAPK活性の上昇を介したアポトーシスによ
るものであるという報告がある。そこで、抗腫瘍剤を体
内に投与すれば、腫瘍のp38MAPK活性が上昇し、
123I]m−YTMの集積量が増加すると考えられ
る。従って、抗腫瘍剤投与後に[123I]m−YTMの
集積程度を測定すれば、抗腫瘍剤の薬効の判定、すなわ
ち、腫瘍治療効果の診断への応用も可能と考えられる。
さらに、放射性ヨウ素標識をI−131で標識すること
により、非標的組織への放射能被爆を抑えた内用放射線
治療薬剤への適用も可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明の放射性化合物(1)は、p38
MAPKを標的とする、腫瘍の診断及び治療に有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】m−YTM,p−YTMによるp38MAPK
のリン酸化阻害活性を、公知の阻害剤であるBPP及び
SB203580と比較検討した実験結果を示す図であ
る。
【図2】[125I]m−YTMの担腫瘍マウス体内分布
において、腫瘍と血液または周辺臓器の集積(%Dos
e/g)における比を、腫瘍/臓器比として算出し、そ
の経時的変化を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八尾 竜馬 大阪府高槻市奈佐原4丁目20番1号 大阪 薬科大学内 Fターム(参考) 4C065 AA04 BB04 CC01 DD02 EE02 HH01 JJ03 JJ07 KK02 KK05 LL01 PP03 PP08 QQ10 4C085 HH03 JJ02 KA29 KB56 LL18 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 CB05 GA20 MA01 MA04 MA17 MA66 NA14 ZB26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2の一方は、放射性ヨウ素原子、他方
    は、水素原子を示す。)で表される放射性化合物。
  2. 【請求項2】 R1が放射性ヨウ素原子であり、R2が水
    素原子である請求項1記載の放射性化合物。
  3. 【請求項3】 放射性ヨウ素原子が、I−123、I−
    125及びI−131から選ばれたものである請求項1
    又は2記載の放射性化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の放
    射性化合物を含有する医薬。
  5. 【請求項5】 画像診断用イメージング剤である請求項
    4記載の医薬。
  6. 【請求項6】 腫瘍疾患領域の画像診断用イメージング
    剤である請求項5記載の医薬。
  7. 【請求項7】 シングルフォトン断層撮影法(SPEC
    T)用の腫瘍疾患領域の画像診断用イメージング剤であ
    る請求項6記載の医薬。
  8. 【請求項8】 内用放射線治療薬である請求項4記載の
    医薬。
  9. 【請求項9】 一般式(2)、 【化2】 (式中、R3及びR4の一方は、ヨウ素原子、トリアルキ
    ルスズ基またはトリアルキルシリル基を示し、他方は、
    水素原子を示す。)で表されるピロールピリジン誘導
    体。
  10. 【請求項10】 一般式(2) 【化3】 (式中、R3及びR4の一方は、ヨウ素原子、トリアルキ
    ルスズ基またはトリアルキルシリル基を示し、他方は、
    水素原子を示す。)で表されるピロールピリジン誘導体
    にアルカリ金属放射性ヨウ素化物を反応させることを特
    徴とする一般式(1) 【化4】 (式中、R1及びR2の一方は、放射性ヨウ素原子、他方
    は、水素原子を示す。)で表される放射性ヨウ素化合物
    の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007001139A1 (en) * 2005-06-27 2007-01-04 Yuhan Corporation A composition for treating or preventing a cancer comprising pyrrolopyridine derivatives

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007001139A1 (en) * 2005-06-27 2007-01-04 Yuhan Corporation A composition for treating or preventing a cancer comprising pyrrolopyridine derivatives

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