JP2003306255A - 媒体検出装置及びその制御方法並びに画像形成装置 - Google Patents

媒体検出装置及びその制御方法並びに画像形成装置

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JP2003306255A
JP2003306255A JP2002112117A JP2002112117A JP2003306255A JP 2003306255 A JP2003306255 A JP 2003306255A JP 2002112117 A JP2002112117 A JP 2002112117A JP 2002112117 A JP2002112117 A JP 2002112117A JP 2003306255 A JP2003306255 A JP 2003306255A
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light
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adjustment
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JP2002112117A
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Ikuo Takeuchi
郁夫 竹内
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置で使用される記録媒体の検出装
置において、検出素子のばらつきや劣化あるいは経時変
化などによる誤検知を防止することができ、信頼性が向
上するとともに、ジャムの発生も防止することができる
ようにする。 【解決手段】 マイコン(マイクロコンピューター)8
により、画像形成装置内に配置した光学式センサの発光
素子1の発光光量を調整し、該発光素子1を発光させた
ときの受光素子2の出力から記録媒体の有無を判別する
とともに、発光素子1の発光光量を調整した結果に基づ
いて記録媒体の有無を判別可能な残り枚数を演算する。
その際、発光素子1の発光量が調整されるときまでに上
記光学式センサ内を通過した記録媒体の枚数と、上記調
整前の発光素子1に印加する電圧と、調整後の発光素子
1に印加する電圧とを基にして、上記記録媒体の有無を
判別可能な残り枚数を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に光学式センサ
により媒体の有無を検出する媒体検出装置及びその制御
方法並びに画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は一般的な画像形成装置の全体構成
を示す断面図であり、ここでは電子写真方式の複写機
(レーザプリンタ)の概略の内部構成を示している。
【0003】同図において、100は複写機(画像形成
装置)本体で、上部に原稿を露光位置に搬送する自動原
稿搬送装置101を有し、また原稿載置手段としての原
稿台ガラス102が配置されている。
【0004】上記原稿台ガラス102上に載置された原
稿は、スキャナユニット103内の光源104により照
射され、その反射光はミラー105,106,107及
びレンズ108を経てCCD等の光電変換素子109に
導かれ、画像信号に変換される。そして、この画像信号
により変調されたレーザ装置110からのレーザ光がポ
リゴンミラー111及びミラー112を介して感光ドラ
ム113に照射され、これにより感光ドラム113が露
光されて、潜像が形成される。この感光ドラム113の
周囲には、一次帯電器114、現像器115、トナー画
像の転写部116及び分離部117、クリーナ118が
配置されている。
【0005】また、複写機本体100の下部には、給紙
カセット119に収納された媒体(記録媒体)120が
置かれている。この給紙カセット119に積載される媒
体120は通常紙(用紙)であるが、機器によりオーバ
ーヘッドプロジェクター用のいわゆるOHPフィルムが
可能なものもある。
【0006】次に、複写動作について説明する。
【0007】給紙カセット119に積載された媒体12
0は、ピックアップローラー121により送り出され、
分離給紙ローラー122,123により1枚に分離され
て、搬送経路124に送り込まれる。そして、各搬送ロ
ーラー125,126によりレジストローラー127ま
で搬送され、光学系等、他の条件が揃ったところでレジ
ストローラー127が動作する。
【0008】一方、感光ドラム113に形成された画像
は、上記のように転写部116で媒体120に転写さ
れ、分離部117により感光ドラム113に巻き付かな
いように分離されて搬送ベルト128に送り込まれる。
そして、定着ローラー129と加圧ローラー130迄運
ばれ、ここで熱定着された後、そのまま排紙ローラー1
31,132によって機外へ排出される。
【0009】また、両面複写動作を行なう場合には、フ
ラッパー133により機外へ排出されず、下方の両面搬
送ユニットに送り込まれる。すなわち、反転ローラー1
34が回転し、A方向へ媒体120を送り込んで反転部
135に到達した時点で、反転ローラー134が逆回転
し、媒体120をB方向へ搬送する。これにより、媒体
120は両面搬送路136を通り、レジストローラー1
27まで搬送される。
【0010】ここで、上記媒体120が上述の各搬送路
を通過していく過程において、センサ141,142,
143,144,145、146,147を通過する。
これによって、常に媒体120の現在位置を検知するこ
とで、媒体120が正常に搬送されているかどうかの判
断を行なうとともに、レジストローラー127やフラッ
パー133の制御を行なう。
【0011】上記の媒体120の位置検知には、種々の
センサが用いられている。以下に代表的な検知センサの
例を説明する。
【0012】図10は従来の機械的感知レバータイプの
検知センサの構造を示す断面図である。このセンサは、
紙パスをさえぎるようにレバー51を配置し、紙パスを
通過する媒体120の先端部にレバー51の一部が押さ
れるとレバー51が図で右回転し、レバー51の近傍に
配置してあるフォトカプラー52の光束を遮光すること
で信号を発する構成(信号発生部分は図示せず)となっ
ている。
【0013】次に、最近の光学式センサについて説明す
る。この光学式センサは、図11に示す反射型光センサ
と、図12に示す透過型光センサの2種類に大きく分け
られる。
【0014】図11の(a)に示す反射型光センサは、
搬送路上に反射シート31を貼り付け、媒体120のな
いときには発光素子1の照射光を受光素子2が受光し、
媒体120があるときは該媒体120が照射光をさえぎ
ることで、媒体120の有無を検知する構成となってい
る。
【0015】しかしながら、この反射型光センサの場
合、媒体自体が反射を助長して、図11の(b)に示す
ように誤検知を引き起こすことがある。このため、媒体
位置がばらつかないように、媒体搬送箇所の精度が求め
られる。また、発光素子1の拡散光が媒体120で反射
した光を受光することで誤検知をしてしまう恐れもある
ため、場合によっては集光用レンズ等により誤検知を防
ぐ必要が生じる。
【0016】また、図12に示す透過型光センサは、発
光素子1と受光素子2とが媒体搬送路を挟んで対向して
配置され、発光素子1の照射光を媒体120が横切るこ
とにより、媒体120の有無等を検出する構成となって
いる。この場合、媒体自体が反射を助長することは防ぐ
ことができるが、発光側と受光側の相対位置の精度が要
求される。
【0017】そこで、上記のような要求を補うものとし
て、図13に示すような屈折型の光学式センサが実用化
されている。この光学センサは、発光素子1と受光素子
2の光軸をミラー、プリズム等の反射体により屈折させ
て、発光素子1の照射光軸と受光素子2への入射光軸と
が平行になるように構成したものである。
【0018】この構成の場合、発光素子1と受光素子2
の位置ずれが生じても、入射光と反射光は常に平行であ
り、精度の許容範囲を広げることができるとともに、媒
体反射の影響も少なくすることができる。
【0019】すなわち、上記の光学センサ10は図13
の(a)に示すように、発光素子1と受光素子2は同一
の基板11上で密封ケース12内に実装されており、発
光素子1の照射光は反射体としてのプリズム14の反射
面15,16へ入射角45度で2回屈折されて受光素子
2に戻る。そして、図13の(b)に示すように、下側
搬送ガイド17と上側搬送ガイド18の間を媒体120
が横切ることにより照射光がさえぎられ、これによって
媒体120の有無等を検出することができる。
【0020】ここで、上述の光センサ方式において、発
光素子は電流を流せば流すほど高輝度となり、媒体の有
無に対するダイナミックレンジが大きく取れるため、検
知精度の信頼性が向上する。しかしながら、電流値を上
げることで、寿命の低減を招くことになる。また、機械
式の場合においても、フォトカプラーを使う点では光学
式と言えるが、この場合わずかな距離間に発光/受光素
子を配置し、しかも反射の影響のない黒い部材で遮蔽す
ることにより、微小光量でも確実に検知することができ
る。それに比べて光センサ方式では、遮蔽する媒体自体
に透過率の高いものや反射率の高いものがあるため、確
実に判別することが可能な光量の確保が要求される。
【0021】したがって、光量を低く設定した場合に
は、寿命に対しては有利になるが、ダイナミックレンジ
が狭くなるため、媒体による影響度や汚れの影響度が大
きくなり、誤検知してしまう恐れがある。このために、
光センサ方式では、初期に調整を行なわなくてはならな
い。
【0022】また、初期に調整を行なっても通紙時の紙
紛等により発光部ないし受光部が汚れる恐れがあるた
め、画像形成装置のスピードや仕様/用途による光量低
減度に準じた間隔を設定し、少しずつ光量を上げてダイ
ナミックレンジを一定に保てるように一定間隔毎にも調
整が必要になる。このシーケンスにより、調整不能な状
態に達する直前までは、ダイナミックレンジの確保と光
学センサの長期ノーメンテナンスの両立を実現すること
ができる。
【0023】従来の調整方法を、図14を用いて説明す
る。図14は従来例における調整時の入出力特性を示す
図であり、Vinは光学センサの発光素子に対する印加
電圧を示し、印加電圧を上げると光量も増加する。ま
た、Voutは光学センサの受光素子が照射光を受光し
た際の光量を電圧に変換した値を示している。
【0024】図14の(a)に示すグラフは、工場での
生産時に行なわれる工場調整モードである。
【0025】所定の電圧Vi1を発光素子に印加したと
き、受光素子が電圧変換回路を介して出力する値が予め
設定したVh以上であれば調整は完了する。図14の
(a)のA1はVi1の入力時に既にVh以上であるの
で調整不要と判断し、調整を終了する。このときのVh
は、光量の低減も見込んで、媒体の判別に充分問題無し
と判断される出力電圧であって、予め画像形成装置の特
性に合わせて設定されている。Vsは閾値電圧であっ
て、Vs以上であれば照射光がそのまま受光されるので
媒体なしと判断し、Vs以下であれば照射光がさえぎら
れるので媒体ありと判断する。
【0026】また、図14の(a)のB1であった場
合、つまりVh以下であった場合は、Vh以上の電圧を
得られるまでVinをVi1から上げていき、Vh以上
になればそのときのVin値を制御電圧として設定し、
調整を終える。図14の(a)にて、Vi1時の特性が
B1のポイントであり、Vh以下であるので入力電圧を
上げ、Vi2迄上げた時点でVhを超えるので、B2の
ポイントで動作するように設定される。図14の(a)
にて、Vi1入力時の特性がC1であった場合、Vh以
上の電圧を得られるまでVinをVi1から上げていく
調整を行なっても、入力側の上限であるVinMAXに
到達してしまい、Vhを超えることがない。この場合に
は、不良品として扱われる。
【0027】図14の(b)に示すグラフは、ジョブ毎
や電源OFF/ON時に行なわれるユーザー調整モード
である。
【0028】実際にユーザーが使用を開始すると、初期
設定値であるVi1の電圧印加を行なっても、紙紛やト
ナー等の汚れにより初期の光量より低下し、例えば図1
4の(b)に示すようにVh以下のレベル、つまりA1
からA2の出力に減衰してしまう。更に低下して、閾値
のVs以下になってしまうと、媒体の有無が判別不能と
なり、動作しなくなってしまう。このため、定期的に調
整を行なわなくてはならない。
【0029】このとき、上述のようにA2の出力になっ
てしまった場合、初期調整と同じくVinをVi1から
上げていき、Vh以上になれば、そのときのVin値を
制御電圧として設定変更し、調整を終える。図14の
(b)にて、A3が調整後の動作ポイントとなる。図1
4の(b)のB3であった場合、VinをVi2から上
げていく調整を行なっても入力側の上限であるVinM
AXに到達してしまい、出力がVhを超えることがな
い。この図14の(b)のB4の場合には、既に汚れの
付着がひどいか、素子寿命に近づいているので、Vsま
で低下した時点で制御不能となる。
【0030】しかし、ジョブ毎等に頻繁に調整を行なう
ようにすれば、図14の(c)に示すように常にVhを
保つ直線に近くなり、D点やE点までVinが増加して
も、サービスメンテナンスによる清掃等で光量が戻れ
ば、A1地点近傍までVin値が戻る。そして、再び汚
れによりVinが増加すると言った動作を繰り返し、や
がて素子劣化等によりサービスメンテナンスによる清掃
等で戻るVin値が少しずつVinMAX寄りになって
いき、素子としての寿命を全うする。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
調整を行なったとしても、発光素子/受光素子の双方に
ばらつきがあり、光量のばらつきとして考えた場合に
は、発光素子の発光量のばらつきと受光素子の受光量の
ばらつきの両方の影響を受けてしまうので、かなりばら
つきが大きくなり、長期ノーメンテナンスを実現する上
で、両素子のばらつきによる光量のばらつきが、メンテ
ナンス間隔や素子の寿命時間に大きな影響を与えてしま
う。
【0032】また、素子自体の最大定格は決まっている
が、実際の使用時の温度上昇や環境要因を考慮して、図
14で説明したように制御上の上限値は最大定格からマ
ージンを取ったところでVinMAXとして決まる。し
たがって、図14の(c)におけるA1点からF点まで
の距離が大きい程制御範囲が広く、長期ノーメンテナン
スを実現可能とすることができる。ところが、上記のば
らつき等で初期調整段階でかなりの光量を必要とする調
整が行なわれてしまった場合、例えば図14の(c)の
E点が初期値になってしまった場合、VinMAXとの
差分が少なくなり、光量調整範囲が狭くなってしまう。
このため、経時変化によるわずかな汚れが発生したとき
や素子劣化による光量低下時にはすぐに調整不能とな
り、誤検知を引き起こしてしまうことになり、メンテナ
ンスがすぐに要求されることになってしまう。
【0033】更には、取り付け調整ミスにより光量が低
下してしまった場合でも、電流値を上げて光量を増やす
ことで調整は可能であるため、取り付け調整ミスがリカ
バリーされてしまい、上記と同様VinMAXとの差分
が少なくなり、制御範囲が狭まってしまう。このため、
経時変化によるわずかな汚れで誤検知を引き起こしてし
まうという問題が生じていた。
【0034】例えば、図14の(a)において、A1と
B1の素子単体では同特性であるにもかかわらず、傾け
て取り付けてしまったり、反射面を汚してしまうと言っ
た製造上のミスが生じても、調整機構により実機上での
特性が図14の(a)のA1とB2となってしまうた
め、A1とB2でメンテナンス間隔や寿命時間が大きく
異なる結果となってしまう。しかしながら製造上のミス
を調整機構がリカバリーしてしまうため、正常品として
出荷されてしまい、ユーザー使用時に問題が発生し、著
しく信頼性を損なう事態につながっていた。
【0035】更に、前述の調整には時間がかかるため、
電源ON時のウォームアップ待機時等、限定された状態
でしか調整モードに入れず、細かく補正をかけることが
できないと言う問題がある。電源ON時以外にも、スタ
ンバイ時やジョブ間に設定することも可能ではあるが、
特にネットワークを介したLAN環境における場合に
は、連続してジョブが来てしまうケースも多々あり、そ
の場合には調整モードに入れないまま、かなりの通紙枚
数に及んでしまうことになる。これにより、紙紛で光量
が低下し、調整による補正が行なえないための、ジャム
の発生に繋がっていた。
【0036】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、素子のばらつきや劣化あるいは経時変化
などによる誤検知を防止することができ、信頼性が向上
するとともに、ジャムの発生も防止することが可能な媒
体検出装置及びその制御方法並びに画像形成装置を提供
することを目的としている。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明に係る媒体検出装
置は、発光部と受光部からなる光学式センサを備えた媒
体検出装置であって、前記発光部を発光させたときの受
光部の出力から媒体の有無を判別する判別手段と、前記
発光部の発光光量を調整する調整手段とを有するととも
に、前記調整手段で前記発光部の発光光量を調整した結
果に基づいて、前記判別手段により有無を判別可能な媒
体の残り枚数を演算する演算部を有するようにしたもの
である。
【0038】また、前記調整手段は、前記発光部に印加
する電圧を調整して該発光部の発光光量を調整するよう
にしたものである。
【0039】また、前記演算部は、前記調整手段で調整
されるときまでに前記光学式センサ内を通過した媒体の
枚数と、前記調整手段による調整前の前記発光部に印加
する電圧と、前記調整手段による調整後の前記発光部に
印加する電圧とを基にして、前記判別手段により有無を
判別可能な媒体の残り枚数を演算するようにしたもので
ある。
【0040】本発明に係る媒体検出装置の制御方法は、
発光部と受光部からなる光学式センサを備えた媒体検出
装置の制御方法であって、前記発光部を発光させたとき
の受光部の出力から媒体の有無を判別するとともに、前
記発光部の発光光量を調整手段により調整し、該調整手
段で前記発光部の発光光量を調整した結果に基づいて、
前記媒体の有無を判別可能な残り枚数を演算するように
したものである。
【0041】また、前記調整手段により前記発光部に印
加する電圧を調整して該発光部の発光光量を調整するよ
うにしたものである。
【0042】また、前記調整手段で調整されるときまで
に前記光学式センサ内を通過した媒体の枚数と、前記調
整手段による調整前の前記発光部に印加する電圧と、前
記調整手段による調整後の前記発光部に印加する電圧と
を基にして、前記媒体の有無を判別可能な残り枚数を演
算するようにしたものである。
【0043】本発明に係る画像形成装置は、上記の媒体
検出装置を備えたものである。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しながら詳細に説明する。なお、各図面に共通する構
成要素には同一符号を付して説明する。
【0045】図1は本発明に係る媒体検出装置の回路構
成を示す図であり、図9に示す画像形成装置に取り付け
られて使用されるものである。
【0046】同図において、1は発光部側のLED(発
光ダイオード)等の発光素子、2は受光部側のPD(フ
ォトダイオード)等の受光素子で、これらにより光学式
センサが構成されている。3,4はオペアンプ(演算増
幅器)、5はコンパレーター(比較器)、6はD/Aコ
ンバーター(デジタル‐アナログ変換器)、7はA/D
コンバーター(アナログ‐デジタル変換器)、8は全体
を制御するマイコン(マイクロコンピューター)であ
る。
【0047】上記マイコン8は、発光素子1を発光させ
たときの受光素子2の出力から媒体120の有無を判別
する判別手段と、発光素子1の発光光量を調整する調整
手段を構成するとともに、その調整手段で上記発光素子
1の発光光量を調整した結果に基づいて上記判別手段に
より有無を判別可能な媒体120の残り枚数を演算する
演算部を構成している。
【0048】具体的には、上記調整手段は発光素子1に
印加する電圧を調整して該発光素子1の発光光量を調整
し、また上記演算部は、調整手段で調整されるときまで
に光学式センサ内を通過した媒体120の枚数と、上記
調整手段による調整前の発光素子1に印加する電圧と、
該調整手段による調整後の発光素子1に印加する電圧と
を基にして、上記判別手段により有無を判別可能な媒体
120の残り枚数を演算する。
【0049】なお、図1中、Q1は発光素子1をオン
(ON),オフ(OFF)するためのトランジスタ、D
1,D2はダイオード、R1〜R13は抵抗である。
【0050】次に、図1を用いて本実施例の媒体検出動
作を詳細に説明する。
【0051】マイコン8からD/Aコンバーター6に所
定のデジタル電圧信号が送られると、D/Aコンバータ
ー6はそのマイコン8のデジタル信号を電圧に変換す
る。この電圧は、オペアンプ3により発光素子1を駆動
する定電流出力に変換され、この電流によりトランジス
タQ1がオンして、発光素子1が所定の電流で点灯され
る。
【0052】ここで、本実施例における光学式センサの
発光/受光/プリズムの構成は図13に示すものと同じ
であり、発光素子1からの照射光はプリズム14を介し
て受光素子2に戻る。受光素子2はフォトトランジスタ
で構成され、所定の波長を受光すると電流が流れ、受光
素子2の両端に電圧が発生する。この電圧は、オペアン
プ4により所定のレンジ幅に増幅される。
【0053】そして、通紙時であれば受光がさえぎら
れ、受光素子2には電流が流れないため、オペアンプ4
の出力は0Vである。紙無しであれば発光素子1の照射
光を受光して、所定の光量に比例した出力電圧が得られ
る。したがって、コンパレーター5にてオペアンプ4の
出力を抵抗R10とR11で設定された所定の電圧でH
(高)/L(低)の2値とし、マイコン8での紙有無の
判定とすることができる。
【0054】また、オペアンプ4の出力は2系等に分か
れ、A/Dコンバーター7にも送り込まれる。これによ
り、調整時にD/Aコンバーター6に電圧信号を出力し
たときのオペアンプ4の出力をモニターし、コンパレー
ター5において判定に最適なオペアンプ4の出力が得ら
れるように、D/Aコンバーター6への出力値を決定す
る。
【0055】例えば、紙無しであれば、発光素子1の照
射光はプリズム14を介して受光素子2に送られ、受光
素子2はスライスレベル以上の所定電圧を発生し、この
電圧がコンパレーター5にてHレベルとしてマイコン8
に出力され、紙無しと判断される。紙有りの場合には、
上記照射光は媒体120にさえぎられるため、受光素子
2への光路をさえぎることになり、コンパレーター5に
てLレベルとしてマイコン8に出力され、紙有りと判断
される。
【0056】本実施例においては、D/Aコンバーター
6、A/Dコンバーター7を有するが、これらを内蔵し
たタイプのマイコンを用いても良いのは言うまでもない
ことである。また、コンパレーター5を用いて2値化す
ることにより媒体有無の判断を行なっているが、A/D
コンバーター7の出力から判断するようにしても良い。
【0057】図2は上記の媒体検出装置の外観構成を示
す図である。同図の(a)は横から見た側面図、(b)
は(a)の矢印C方向から見た斜視図、(c)は密封ケ
ース12を外したときの側面図である。
【0058】媒体検出装置の本体10には、図2に示す
ように密封ケース12が設けられ、この密封ケース12
に対向して、図13に示すプリズム14が設けられてい
る。密封ケース12は、光を遮断可能な合成樹脂等で構
成され、光を透過させるためのスリットが形成されてい
る。また密封ケース12内には、図2の(c)に示すよ
うに発光素子1及び受光素子2が基板11上に設けられ
ている。
【0059】また、密封ケース12自体は、図示してい
ないが切欠部を有し、所定位置まで挿入したときに基板
11の下部に突起が潜り込む形で軽くロックされ、実装
されるようになっている。本体10にはまた、合成樹脂
から形成されたコネクタ13と図1の回路の一部が搭載
されている。
【0060】更に、図13に示すように、密封ケース1
2は下側搬送ガイド17に接するかあるいは極力接近し
た位置に取り付けられている。上側搬送ガイド18には
プリズム14が取り付けられており、その反射面15は
密封ケース12内の発光素子1に対向し、反射面16は
受光素子2に対向している。
【0061】上記反射面15は、密封ケース12内の発
光素子1からの照射光をプリズム14内で反射させ、反
射面16は、反射面15で反射した光(反射光)を再び
反射させて密封ケース12内の受光素子2へ送る。これ
らの照射光及び反射光は、媒体120の面と交差する方
向に延びており、両反射面15,16は、照射光を所定
の方向に反射させるために所定の角度に傾斜させた構造
になっている。
【0062】また、特に図示しないが、密封ケース12
の発光透過部を凸レンズ形状とすることにより、発光素
子1からの照射光が屈折されて集光される。この場合、
光量は減衰することなく受光素子2に入光できるので、
有効である。
【0063】図3は調整時の入出力特性を示す図であ
る。次に、このVin−Vout特性カーブについて説
明する。Vinはセンサの発光素子1に対する印加電圧
であり、Voutはセンサの受光素子2が照射光を受光
した際の光量を電圧に変換したものである。
【0064】発光素子1にVi1を印加すると、受光素
子2が電圧変換回路を介してVo1を出力する。また、
Vi2>Vi1なる関係のVi2を印加すると、Vo2
を出力する。同様に、Vi(n+1)>Vinの関係で
電圧を印加していくと、入力電圧の増加がそのまま光量
の増加となり、それに伴って出力も上がっていくが、マ
イコン8やA/Dコンバーター7等の制御部の入力保護
のため、ダイオードD2を用いたダイオードクランプ等
により一定の電圧以上にならないようにしている。
【0065】次に、本実施例で用いられる光学式センサ
の初期調整動作を図1の回路図及び図3の入出力特性図
と図4のフローチャートを用いて説明する。図4のフロ
ーチャート及び後述する図5のフローチャートに示す制
御処理は、図1のマイコン8により予め記憶されたプロ
グラムに従って実行されるものである。
【0066】S101において、光量調整スタート指令
が入力されると、初期調整動作が実行される。このと
き、特に図示しないが操作部からの入力でも構わない
し、電源投入とともに自動的にスタートするような構成
であっても良い。まず、S102にてカウンタNを1に
リセットした後、S103にてマイコン8からVi1に
相当する所定のデジタル信号を出力し、図1の回路の発
光素子1を発光させる。
【0067】そして、S104にて受光素子2で受光し
た光量を電圧値に変換したA/Dコンバーター7の値を
読み込む。このVi1の値は、光量ばらつきMAXで規
定される値である。よって、S105においてVi1で
既にVMに達している場合は、明るすぎて媒体反射によ
る誤検知の恐れが出てくるためNGと判断し、S112
にて“部品交換してください”等のメッセージを画像形
成装置に設けられた表示部(表示手段)に表示する。そ
して、S113で交換完了となれば、S102に戻る。
【0068】一方、上記のVi1でVMに達することが
なければ、S106でマイコン8は内蔵の記憶部に入力
電圧値を格納する。つまり、図3の(a)におけるVi
1を入力したときの出力値Vo1を格納する。この記憶
部は、マイコン8内に有する必要はなく、アクセス可能
な外部素子であっても良い。そして、S107にてカウ
ンタを1進めるとともに、S108にて予め設定した1
0回の出力/入力を行なったかを判断する。
【0069】本実施例では、図3の(a)に示すように
Vi10までの10回と設定したが、この回数は予めマ
イコン8から出力される信号をある範囲内で分割したも
のであって、8分割、16分割と自由に設定することが
できる。但し、回数が大きい程精度は高くなるが、時間
がかかることになる。また、Vi10は機械仕様が許容
できるMINであるので、仕様に沿って設定を行なう。
【0070】上記S108で10回に達していなければ
再びS102からS103に戻り、マイコン8から所定
のデジタル信号を出力する。このとき、前回の入力Vi
1より所定の量だけ上げたVi2を入力する。そして、
Vi(N+1)>ViNの関係で電圧を印加する。ここ
では、上述の10分割によりMIN Vi1からMAX
Vi10まで入力していく。
【0071】次に、上述のS103からS108までの
ルーチンが10回完了したらS109に進み、予め設定
した電圧値に達したか否かを判断する。ここでの設定し
た電圧値とはVoutの最大値VMであり、媒体120
の有り無しを充分に認識できる照射光が受光されている
ことである。そして、予め設定した電圧値に達していれ
ばOKと判断し、S110においてVo1からVo10
までの間で変化量が0になったときのVin値である、
Vo(n+1)−Von=0になるポイントで最も小さ
いVin値を制御値として設定し、S111で“OK表
示”を行って調整を終了する。
【0072】図3の(a)では、Vi8を入力した時点
で飽和電圧VMに達しており、Vi8以上の電圧を印加
しても常にVMが得られ、変化量が0のため、Vi8を
印加すれば充分センサとして機能することになる。よっ
て、工場調整により、Vi8が制御値として設定され
る。
【0073】一方、S109においてVMに達していな
い場合、つまり図3の(b)に示すように予め設定した
電圧値VMに達していない場合にはNGと判断し、S1
14にて表示部に“部品及び取り付けを確認してくださ
い”等のNG表示を行なう。このとき、調整完了次第順
次あるいは一括して判定表示を行なう。そして、S11
5において確認ないし処置が行なわれて修理完了となる
と、再びS102、S103からの調整を開始する。
【0074】ここで、上記S105でNGとなった場合
は、光量オーバーなので部品不良と限定でき、S109
でのNGは、発光側/受光側の光量不足であるため、汚
れ付着/取り付けミス/部品不良の可能性がある。そし
て、これらは共に処置後に再度S102に戻り、調整を
行なう。
【0075】また、Vi1〜Vi10の範囲は、搭載さ
れる箇所の特性に応じて設定する。例えば、汚れやすい
箇所であればVi10を低めに設定することで、出力M
AXまでの調整幅を広く取ることができ、メンテナンス
間隔を長くすることができる。
【0076】次に、本実施例の主動作を図5のフローチ
ャート及び図6の入出力特性図(Vin−Vout特性
カーブ)を用いて説明する。
【0077】実際にユーザーが使用を開始すると、紙紛
やトナー等の汚れにより、初期設定値として設定された
入力電圧印加を行なっても初期の光量より低下してい
る。
【0078】すなわち、図6に示すように、VMが得ら
れる最も低い入力電圧として、初期設定状態ではViN
1が入力電圧として設定され、この状態でVMを出力す
るのでAポイントにある。しかしながら前述のように、
経時変化によりViN1を入力するとAからBへ、つま
り出力電圧がVMからVoN1のレベルまで低減する。
更に低下して閾値以下になってしまうと、媒体120の
有無が判別不能となり、動作しなくなってしまう。この
ため、定期的に調整を行なわなくてはならない。
【0079】そこで、本実施例では、図5のフローチャ
ートに示す処理が行なわれる。ここでは、図6におい
て、紙紛やトナー等の汚れにより前回設定のAからBま
で出力が低下したものと仮定し、Bポイントで調整が行
なわれているものとする。
【0080】S201において電源がオンすると、S2
02で光量調整がスタートする。そして、S203でセ
ンサにViNを入力し、S204で出力VoN2を読み
込む。
【0081】続いて、S205にて調整による設定変更
を行なう。このとき、出力電圧MAXのVMから汚れに
より低減したときの出力VoN1の比率分だけ入力印加
電圧ViNを増加させれば良いので、VM÷VoN1×
ViN1=ViN2となり、低減した比率分だけ入力電
圧が増加する。
【0082】次に、S205においてVinMAX>V
in(ViN2)と言う関係が成り立つので、S206
において入力印加電圧値をViN2に設定する。これに
より、出力VMが得られるようになり、図6においてB
ポイントからCポイントに設定変更されたことになる。
【0083】また、図6において、紙紛やトナー等の汚
れによりCポイントがDポイントまで推移した場合での
調整では、上述の計算式に当てはめると、VM÷VoN
1×ViN2=Vieであるので、Vin(Vie)>
VinMAXとなり、マイコン8がVie値を出力でき
ない。よって、S208において入力印加電圧値をVi
nMAXに設定する。
【0084】次に、S207において上述の調整による
入力電圧の設定値変更から媒体120の有無が判別不能
となるまでの残り動作可能枚数を算出する。
【0085】このとき、図6において、入力電圧の設定
自体はVinMAXがリミットとなるが仮にリミットが
無いと仮定し、媒体120の有無が判別不能となるのは
Viexまで入力が必要になるまで光量が減衰したとき
であり、同図に示すように、このときVinMAXを入
力すると、閾値VoSで判定不能になる。
【0086】また、図6の初期値AポイントにおいてV
iN1の入力でVMが得られていたが、COUNT(N
2)枚通紙してBポイントまで出力が低下し、調整によ
りCポイントのViN2に補正されている。COUNT
(N2)枚通紙してViN1からViN2まで必要入力
電圧が変化しているので、枚数当たりの入力電圧変化量
から閾値までの枚数を計算すると、(AからCまでの電
圧変化量あたりの通紙枚数)×(閾値までの総電圧変化
量)、つまり、残り枚数=(Viex−ViN2)/
(ViN2−ViN1)×COUNT(N2)枚とな
り、予測がつく。
【0087】例えばVMを得るのに、Vinが2V(V
iN1)から3V(ViN2)に変化したとし、この間
の通紙枚数が1万枚だったとすると、1万枚の通紙で1
V相当の光量減衰が引き起こされていることになるの
で、Viexが10Vであれば、1万枚×(10V−2
V)/(2V−1V)=8万枚となり、あと8万枚通紙
するとVinMAX入力時の出力がVoSに達し、媒体
120の有無が判別不能となると予測できる。
【0088】S209で、S207での計算値COUN
T(N)枚が予め設定した枚数N以上であれば、S21
0でそのまま調整を終了する。もし、N以下の数値であ
れば、スタンバイ時あるいは電源オンの調整直後等にS
211で“清掃してください”の表示を行なう。この場
合、通常動作にはなんら支障のないように表示が行なわ
れる。例えば、図7の(a)に示すように、スタンバイ
で“清掃してください”と表示を行ない、原稿送り装置
に原稿を置いた時点で“清掃してください”の表示が消
えて、図7の(b)に示すように通常の画面に戻っても
良いし、画面の一部に、操作に邪魔にならない程度の表
示であっても良い。このように、清掃が必要とされる適
切なタイミングで表示を行なって使用者に清掃を促すこ
とで、機器が使用不能状態に陥ることを避けることがで
きる。
【0089】更に、ネットワーク手段を有するものでは
遠隔操作で通知を行なうことも可能である。図8はネッ
トワーク20上に接続したときの構成図であり、21a
〜21fは外部装置であるホストコンピューター22と
の通信手段を有した本実施例の画像形成装置、23はネ
ットワークサーバーである。
【0090】そして、図5のS212において、ネット
ワーク接続手段を介して上記ホストコンピューター22
にあとN枚で媒体120の有無が判別不能となるか、あ
るいは清掃を要求する通知を行なう。これにより、特に
ユーザーが状態を気にすることなく、管理者、サービス
マンによるメンテナンスが行なわれるので、不測の事態
を回避することができる。また、定期的な清掃等のメン
テナンスを行なわなくても必要時のみで済むので、効率
的なメンテナンス作業を行なうことができる。
【0091】このように、本実施例では、素子のばらつ
きや劣化あるいは経時変化などによる誤検知を防止する
ことができ、信頼性が向上するとともに、ジャムの発生
も防止することが可能になる。
【0092】また、ネットワーク接続手段と該ネットワ
ーク接続手段に接続されたホストコンピューター22を
有することで、該ネットワーク接続手段を介して管理者
/サービスマンに予測値を通報することにより、適切な
処理が行なわれ、ジャムを回避することができる。
【0093】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、素子のばらつきや劣化あるいは経時変化などによる
誤検知を防止することができ、信頼性が向上するととも
に、ジャムの発生も防止することが可能になる。
【0094】また、誤検知を引き起こす限界までの動作
可能枚数を予測し、限界に近づいたら例えば表示部に警
告を出すことで、ジャムを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る媒体検出装置の回路構成を示す
【図2】 実施例の媒体検出装置の外観構成を示す図
【図3】 実施例の調整時の入出力特性を示す図
【図4】 実施例の調整時の動作を示すフローチャート
【図5】 実施例の主動作を示すフローチャート
【図6】 実施例の主動作時の入出力特性を示す図
【図7】 実施例の表示部の表示例を示す図
【図8】 ネットワーク上に接続した構成を示す図
【図9】 画像形成装置の全体構成を示す断面図
【図10】 従来の機械式の検知センサの構成を示す断
面図
【図11】 反射型光センサの構成を示す断面図
【図12】 透過型光センサの構成を示す断面図
【図13】 屈折型光センサの構成を示す断面図
【図14】 従来例の調整時の入出力特性を示す図
【符号の説明】
1 発光素子 2 受光素子 3 オペアンプ(演算増幅器) 4 オペアンプ(演算増幅器) 5 コンパレーター 6 D/Aコンバーター 7 A/Dコンバーター 8 マイコン(マイクロコンピューター) 10 本体 11 基板 12 密封ケース 14 プリズム 20 ネットワーク 21a 画像形成装置 21b 画像形成装置 21c 画像形成装置 21d 画像形成装置 21e 画像形成装置 21f 画像形成装置 22 ホストコンピューター(外部装置) 100 複写機(画像形成装置)本体 113 感光ドラム 120 媒体 141 センサ 142 センサ 143 センサ 144 センサ 145 センサ 146 センサ 147 センサ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部と受光部からなる光学式センサを
    備えた媒体検出装置であって、 前記発光部を発光させたときの受光部の出力から媒体の
    有無を判別する判別手段と、前記発光部の発光光量を調
    整する調整手段とを有するとともに、 前記調整手段で前記発光部の発光光量を調整した結果に
    基づいて、前記判別手段により有無を判別可能な媒体の
    残り枚数を演算する演算部を有することを特徴とする媒
    体検出装置。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は、前記発光部に印加する
    電圧を調整して該発光部の発光光量を調整することを特
    徴とする請求項1記載の媒体検出装置。
  3. 【請求項3】 前記演算部は、前記調整手段で調整され
    るときまでに前記光学式センサ内を通過した媒体の枚数
    と、前記調整手段による調整前の前記発光部に印加する
    電圧と、前記調整手段による調整後の前記発光部に印加
    する電圧とを基にして、前記判別手段により有無を判別
    可能な媒体の残り枚数を演算することを特徴とする請求
    項2記載の媒体検出装置。
  4. 【請求項4】 前記媒体は、画像形成装置で用いられる
    記録媒体であることを特徴とする請求項1ないし3何れ
    か記載の媒体検出装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置は表示手段を有し、前
    記演算部により求められた媒体の有無を判別可能な残り
    枚数を該表示手段に表示することを特徴とする請求項4
    記載の媒体検出装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置は外部装置と通信する
    通信手段を有し、前記演算部により求められた媒体の有
    無を判別可能な残り枚数を該通信手段を介して前記外部
    装置に通知することを特徴とする請求項4または5記載
    の媒体検出装置。
  7. 【請求項7】 発光部と受光部からなる光学式センサを
    備えた媒体検出装置の制御方法であって、 前記発光部を発光させたときの受光部の出力から媒体の
    有無を判別するとともに、前記発光部の発光光量を調整
    手段により調整し、該調整手段で前記発光部の発光光量
    を調整した結果に基づいて、前記媒体の有無を判別可能
    な残り枚数を演算するようにしたことを特徴とする媒体
    検出装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記調整手段により前記発光部に印加す
    る電圧を調整して該発光部の発光光量を調整するように
    したことを特徴とする請求項7記載の媒体検出装置の制
    御方法。
  9. 【請求項9】 前記調整手段で調整されるときまでに前
    記光学式センサ内を通過した媒体の枚数と、前記調整手
    段による調整前の前記発光部に印加する電圧と、前記調
    整手段による調整後の前記発光部に印加する電圧とを基
    にして、前記媒体の有無を判別可能な残り枚数を演算す
    るようにしたことを特徴とする請求項8記載の媒体検出
    装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記媒体は、画像形成装置で用いられ
    る記録媒体であることを特徴とする請求項7ないし9何
    れか記載の媒体検出装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記演算された媒体の有無を判別可能
    な残り枚数を、前記画像形成装置の表示手段に表示する
    ようにしたことを特徴とする請求項10記載の媒体検出
    装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記演算された媒体の有無を判別可能
    な残り枚数を、前記画像形成装置の通信手段を介して外
    部装置に通知するようにしたことを特徴とする請求項1
    0または11記載の媒体検出装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし3何れか記載の媒体検
    出装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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