JP2003306104A - 運転支援装置 - Google Patents

運転支援装置

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JP2003306104A
JP2003306104A JP2002109704A JP2002109704A JP2003306104A JP 2003306104 A JP2003306104 A JP 2003306104A JP 2002109704 A JP2002109704 A JP 2002109704A JP 2002109704 A JP2002109704 A JP 2002109704A JP 2003306104 A JP2003306104 A JP 2003306104A
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淳史 菅原
Tetsushi Mimuro
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、駐車操作等のドライバの運転操作
を支援する運転支援装置に関し、騒音環境下でも容易に
識別でき、運転操作時のドライバのストレスを軽減でき
るようにすることを目的とする。 【解決手段】 運転者に対して所定の操作の開始と終了
とを教示することにより運転者の運転を支援する装置で
あって、上記所定の操作の開始の教示として第1和音を
出力し、上記所定の操作の終了の教示として上記第1和
音とは異なる第2和音を出力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車操作等のドラ
イバの運転操作を支援する運転支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ドライバの運転操作を支援する運
転支援装置が開発されている。このような運転支援装置
としては、例えば、車両を縦列駐車又は車庫入れする際
にドライバの運転操作を支援する駐車支援装置があり、
後退操作によって後方車の手前にゆっくりと移動して駐
車する際に、その後方車への接近を案内音によってドラ
イバに認識させる技術が知られている。
【0003】このような案内音としては主にビープ音等
の単音が用いられており、この案内音の周波数や断続の
周期を変えることで、接近の度合いをドライバに認識さ
せるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビープ
音は騒音環境下で識別しづらいという課題がある。ま
た、ビープ音はドライバを緊張させるため、初心者ドラ
イバにとってはストレスを感じる虞もある。特に、駐車
操作を行なう場合には、通常の走行を行なう場合と違っ
て操作ミスが大きな事故につながる虞が少ないため、ド
ライバに必要以上に緊張を強いる必要はない。
【0005】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、騒音環境下でも容易に識別でき、運転操作時
のドライバのストレスを軽減できるようにした、運転支
援装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の運転
支援装置は、運転者に対して所定の操作の開始と終了と
を教示することにより運転者の運転を支援する装置であ
って、上記所定の操作の開始の教示として第1和音を出
力し、上記所定の操作の終了の教示として上記第1和音
とは異なる第2和音を出力することを特徴としている
(請求項1)。
【0007】このとき、上記開始の教示としての上記第
1和音の出力は、上記終了の教示が行なわれるまで継続
して行なわれるようにしてもよい(請求項2)。このと
き、上記開始の教示後、上記終了の教示が行なわれるま
での間に、上記第1和音を構成する複数の音の組み合わ
せを変化させることが好ましい(請求項3)。この場
合、特に、上記開始の教示後、上記運転操作が終了に近
づくに従って、上記第1和音を構成する各単音を半音又
は全音ずつずらしていくようにすることが好ましい(請
求項4)。
【0008】また、上記終了の教示としての上記第2和
音は、上記開始の教示としての第1和音よりオクターブ
高い和音としてもよい(請求項5)。さらに、上記開始
の教示としての第1和音と上記終了の教示としての第2
和音とは、上記運転支援の教示の内容に基づいて設定さ
れるようにしてもよい(請求項6)。
【0009】また、上記所定の操作に対する運転者の運
転操作が上記教示と異なる場合に、第3和音として不協
和音を出力するようにしてもよい(請求項7)。なお、
駐車時の所定位置までの前進操作又は後退操作に対して
このような運転支援を行なわれた場合には特に効果が大
きい(請求項8)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。図1〜図19は本発明の
一実施形態としての運転支援装置として搭載された駐車
支援装置を示すもので、図1はその構成を示すブロック
図、図2はその物体位置検出手段の検出範囲を示す模式
図、図3,図4はその表示手段を説明するための模式
図、図5はその案内手段を説明するための模式図、図6
はその縦列駐車の駐車支援を説明するための模式図、図
7及び図8はその縦列駐車の駐車支援を説明するための
フローチャート、図9及び図10はその縦列駐車の駐車
支援を説明するための模式図、図11はその並列駐車の
駐車支援を説明するための模式図、図12及び図13は
その並列駐車の駐車支援を説明するためのフローチャー
ト、図14及び図15はその並列駐車の駐車支援を説明
するための模式図、図16及び図17は縦列駐車を行な
う際の表示手段による画面表示の流れを説明するための
図、図18及び図19は並列駐車を行なう際の表示手段
による画面表示の流れを説明するための図である。
【0011】図1に示すように、本実施形態の駐車支援
装置は、物体位置検出手段としてのコーナーセンサ16
及び側方センサ(超音波センサ)2、操舵角検出手段と
してのハンドル角センサ3、車輪速センサ4、変速位置
検出手段としてのシフトポジションセンサ5、指示手段
としての駐車ガイドスイッチ6、リヤビューカメラ7、
ECU(電子制御ユニット)8、教示手段13、表示手
段としてのディスプレイ15、教示タイミング学習手段
17、教示制御手段18、案内手段20をそなえて構成
されている。
【0012】コーナーセンサ16は、図2に示すよう
に、車両1の四隅に設けられ、超音波により物体の有無
及び物体までの距離を検出するものであって、図2に領
域Bで示すような検出範囲を有している。これらのコー
ナーセンサ16は、何れかのコーナーセンサ16が物体
を検出した場合に、その旨をドライバに知らせて注意を
促すというコーナーセンサシステムの一部として構成さ
れている。
【0013】超音波センサ2は、図2に示すように、車
両1の前端に設けられ、車両1の側方に存在する物体の
車両1に対する位置を検出するようになっている。つま
り、超音波センサ2では、発信した超音波に対する応答
を検知することで、車両側方に存在する物体の有無を検
出するとともに、車両1と物体との距離を検出するよう
になっている。ここで、物体とは、車両や建物を含み、
この超音波センサ2を用いて駐車時に接近し過ぎてはい
けない車両や建物などの存在を認識できるようになって
いる。
【0014】超音波センサ2は、図2中領域Aで示すよ
うな検出範囲を有しており、上記のコーナーセンサ16
よりも指向性が強く、また、コーナーセンサ16の車両
1からの検出距離に比べて長く(例えば、1.5m程
度)、より遠くに存在する物体まで検出できるようにな
っている。ハンドル角センサ3は、ハンドルの操舵角を
検出するもので、これにより、車両1の舵角が所定の舵
角になったかどうかを教示するための舵角位置情報を提
供できるようになっている。
【0015】車輪速センサ4は、車輪(図示省略)の回
転速度を検出するもので、この回転速度と車輪の円周と
に基づいて車両の移動距離情報を提供できるようになっ
ている。シフトポジションセンサ5は、選択されている
変速段を検出するもので、車輪速センサ4で検出された
速度が前進又は後進のどちらに相当するかを判断すると
ともに、ドライバが案内に対して正しい操作をしている
かを確認するために用いることや、変速段の制御に用い
ることができる。
【0016】駐車ガイドスイッチ6は、ドライバが操作
しやすい運転席近傍に設けられており、ドライバがこの
駐車ガイドスイッチ6を操作することにより、駐車支援
装置をオン状態にしたり(即ち、駐車支援の開始を指示
したり)、駐車支援装置をオフ状態にしたりすることが
できるようになっている。また、駐車ガイドスイッチ6
により、駐車支援の選択ができるようになっており、
「左側縦列駐車」、「右側縦列駐車」、「左側並列駐
車」、「右側並列駐車」の中から必要とする駐車支援を
選択できるようになっている。
【0017】リヤビューカメラ7は、車両1の後端に設
けられ、車両1後方の状況を撮像するもので、このリヤ
ビューカメラ7によって撮像された映像が車室内に装備
されたディスプレイ15に映し出されることにより、ド
ライバが車両後方の状況を認識することができるように
なっている。ECU8には、移動距離推定手段9、現在
位置推定手段10、目標駐車位置設定手段11、変速位
置制御手段12、教示タイミング学習手段17、教示制
御手段18に相当する各機能が設けられている。
【0018】移動距離推定手段9は、車輪速センサ4が
検出する車輪の回転速度と車輪の円周とから車両1の移
動距離を推定するようになっている。現在位置推定手段
10は、移動距離推定手段9の出力及びハンドル角セン
サ3の出力に基づいて駐車支援開始後の車両1の挙動を
積算して車両1が現在どのような位置にあるのかを推定
するようになっている。なお、移動距離推定手段9及び
ハンドル角センサ3に代えて、ヨーレートセンサ(図示
省略)を設け、ヨーレートセンサの検出値を積分するこ
とにより、車両のヨー角を算出し、基準位置に対する車
両のヨー角から現在位置を推定するようにしても良い。
【0019】目標駐車位置設定手段11は、超音波セン
サ2の出力に基づいて車両1の目標駐車位置及び現在位
置から目標駐車位置までの走行ルートを設定するように
なっている。つまり、超音波センサ2により物体の有無
及び車両に対する位置がわかるので、例えば、駐車車両
を検出した位置を基点として、車両1の目標駐車位置を
設定するようになっている。
【0020】また、目標駐車位置設定手段11は、移動
距離推定手段9により推定された車両1の移動距離も考
慮して車両1の目標駐車位置を設定できるようになって
いる。従って、超音波センサ2により駐車車両が検出さ
れた位置から車両1がどのくらいの距離を移動したのか
がわかるので、例えば、目標とする駐車領域の両隣に駐
車車両が存在している場合には、これら駐車車両の間に
駐車可能なスペースがあるかどうかがわかり、この駐車
スペースに応じて車両1の目標駐車位置を設定できるよ
うになっている。
【0021】さらに、目標駐車位置設定手段11は、現
在位置推定手段10により推定された車両1の現在位置
も考慮して車両1の目標駐車位置を設定できるようにな
っている。従って、現在車両1が存在する位置と相対的
な位置に目標駐車位置を設定できるようになっている。
また、目標駐車位置設定手段11は、車両1が後述する
教示手段13により初期停車位置へ誘導されている間、
車両1の目標駐車位置を設定するようになっている。
【0022】変速位置制御手段12は、駐車支援のため
の運転操作の教示が行なわれている間、変速機19の変
速段を1速に限定するように機能している。これによ
り、車両1は低速を保ちながら走行でき、走行下で安全
且つ容易に縦列駐車又は並列駐車ができるようになって
いる。教示タイミング学習手段17は、後述する教示手
段13による停止の教示タイミングを、ドライバの反応
時間に基づいて学習するようになっている。
【0023】教示制御手段18は、後述する教示手段1
3による教示の内容や教示のタイミングを制御するもの
で、駐車操作中に適切な教示内容を適切なタイミングで
ドライバに提供するようになっている。また、教示制御
手段18は、協和音出力手段18aと不協和音出力手段
18bとを有し、スピーカ14に案内音としてそれぞれ
協和音及び不協和音を出力できるようになっている。
【0024】教示手段13は、図3及び図5に示すよう
に、ディスプレイ(表示手段)15及びスピーカ14
a,14bから構成されており、目標駐車位置設定手段
11により設定された目標駐車位置に向かって車両1が
走行するようにドライバの操作を案内するために、ドラ
イバに対して車両1の前進、後進や停止、さらには、ハ
ンドルを切る方向を教示するようになっている。
【0025】具体的には、図5に示すスピーカ14a,
14bを通して、「ポン」又は「ピポン」等という和音
による案内音や、「ゆっくり、1メーターほど、前進し
てください」,「ハンドルを左いっぱいに切ってくださ
い」等という音声メッセージが発せられるようになって
いる。また、図3に示すように、ディスプレイ15に
は、ウィンドウ15aが設けられ、リヤビューカメラ7
により撮像される映像と一緒に、駐車支援のための運転
操作の情報とコーナーセンサシステムによる近接障害物
情報が表示されるようになっている。
【0026】具体的には、図4(a)及び(b)に示す
ように、ウィンドウ15aは、エリア1〜エリア8の8
つのエリアに仕切られており、エリア1には、「縦列
(縦列駐車)」、「並列〔並列駐車(車庫入れ)〕」、
「前進」、「バック(後退)」、「停止」、「中立(中
立舵角)」、「(ハンドルの)右きり」、「(ハンドル
の)左きり」、「左車庫(左側車庫入れ)」、「右車庫
(右側車庫入れ)」、「左縦列(左側縦列駐車)」、
「右縦列(右側縦列駐車)」、「(駐車支援の)終
了」、「SONAR(ソナー)」の何れかが表示される
ようになっている。なお、「SONAR」は、駐車支援
が行なわれていない場合に表示され、コーナーセンサシ
ステムのみが動作中であることを示している。また、エ
リア2には、「車両」、「ハンドル」の何れかのアイコ
ンが表示され、エリア3には、「右矢印」、「左矢印」
の何れかが表示される。なお、各エリアにおいて、何れ
のものにも当てはまらない場合は、何も表示されない。
【0027】エリア4〜エリア8は、車両1に取り付け
られた各コーナーセンサ16の位置に対応しており、コ
ーナーセンサ16が物体を検出した場合は点灯(又は点
滅)し、何も検出していない場合は消灯するようになっ
ている。なお、エリア8に対応するセンサは、既設のバ
ックセンサ(図示省略)等である。また、エリア4〜エ
リア8は、物体を検出した時に常に同じ位置で表示可能
となっているので、ハンドル操作の教示中にエリア4〜
エリア8に対応するセンサが物体を検出した場合には、
即座に警報を発することが可能であるとともに、ドライ
バはどの位置に物体が存在するのかを容易に認識可能と
なっている。
【0028】なお、例えば、図4(a)に示す表示画面
は、駐車ガイドスイッチ6により「縦列」が選択された
状態を示しており、ドライバが、この「縦列」を選択し
た場合は、さらに、「右縦列」、「左縦列」の何れかを
選択できるようになっている。また、図4(b)に示す
表示画面は、駐車支援中にハンドルの右きりを教示して
いる状態を示しており、ドライバはどちら向きにハンド
ルを操作すればよいかが一目でわかるようになってい
る。
【0029】案内手段20は、運転操作に際して注意す
べき部位又は領域に対するドライバの注意を喚起するよ
うになっており、ここでは、図5に示すように、車室内
の運転席側及び助手席側のドアに装備されたスピーカ1
4a,14b、及び、車室内又は車室外の両側サイドミ
ラー近傍に装備された光を発生する発光体(LED)2
4a,24bを用いている。
【0030】例えば、スピーカ14a,14bでは、駐
車操作中にドライバが注意しなければならない側のスピ
ーカ14からドライバに対して後退音等の警告音を発生
することで、駐車操作中に必要とされる側のサイドミラ
ー近傍にドライバが着目するようにドライバに対して注
意を促すようになっている。また、案内手段20は、教
示手段13によって所定の運転操作が教示された場合
に、スピーカ14から案内音を発生させて、ドライバに
運転操作の開始と終了とを教示するようになっている。
例えば、ディスプレイ15に「前進」又は「後退」が表
示され、所定の停止位置まで前進又は後退が指示された
場合には、スピーカ14から前進操作又は後退操作の開
始を教示するための案内音を発生し、ドライバに運転操
作の開始を教示する。そして、停止位置付近に到達する
と、運転開始時と異なる案内音を発生させることで、運
転操作の終了を教示するようになっている。
【0031】つまり、運転操作の教示を、ディスプレイ
15に映し出される文字や模式的な画像表示と、スピー
カ14から出力される音声や案内音とにより行なうこと
で、ドライバは、文字情報や簡単でわかり易い模式的な
表示によりどのような教示が行なわれているのかを一目
で容易に把握できるとともに、音声や案内音によって運
転操作の間中ディスプレイ15を凝視することなく周囲
の安全を確認しながら運転操作を行なうことができるの
である。
【0032】この案内音には和音を用いており、騒音環
境下での識別性を高めるようになっている。また、和音
はビープ音等の単音と違ってメロディー感があるため、
ドライバはストレスを感じずに教示を受けることができ
るという利点もあるほか、ビープ音等の単音に較べて音
源位置を特定しやすいという利点がある。具体的には、
教示手段13による発進又は後退の指示とともに、協和
音出力手段18aによってスピーカ14から属和音(例
えば、ソシレ)或いは属7の和音(例えば、ソシレフ
ァ)の断続音を発生させることで、運転操作の開始を教
示する。この運転操作の開始を教示するための案内音
(第1和音)は、所定の停止位置付近(例えば、1m手
前)に至るまで鳴らし続けるとともに、停止位置に近づ
くにつれてその断続周期を短くしドライバに終結感を与
える(即ち、運転操作の終了を予期させる)ようにして
いる。
【0033】そして、停止位置付近に至ると、教示手段
13による音声による終了の指示とともに、協和音出力
手段18aによってスピーカ14から、例えば、主和音
(「ドミソ」)等、上述の第1和音と異なる案内音(第
2和音)を発生させることで、運転操作の終了を教示す
るようになっている。この際、運転操作の終了をドライ
バに確実に認識させるために、運転操作の終了を教示す
るための第2和音は開始を教示するための第1和音より
も1オクターブ高い和音として構成している。
【0034】また、案内音は、例えば、前進操作に対し
ては長3和音とし後退操作に対しては短3和音とする
等、運転操作の種類によって異なる構成とし、何のため
の案内音なのかをドライバが容易に認識できるようにし
ている。さらに、上述の第1和音及び第2和音として協
和和音を用いているため、教示と同じ(即ち、正しい)
操作を行なっている場合のドライバのストレスを軽減す
る一方、ドライバが教示と異なる操作を行なった場合に
は、不協和音出力手段18bによってスピーカ14から
「ジャン」等という不協和音(第3和音)を発生させる
ことで、ドライバに教示との不一致を認識させるように
している。つまり、心地よい音や不快な音等の人間の知
覚に訴える方法によって運転操作の正誤が教示されるよ
うになっているため、誤操作を行なった場合にどのよう
な教示がなされるかについて予め覚えていなくても、ド
ライバは自らの運転操作の正誤を感覚的に判断すること
ができる。
【0035】また、前進時には前方のスピーカから和音
を出力し、後退時には後方のスピーカから和音を出力す
るようになっている。そして、このように車両の進行方
向に応じ和音を出力するスピーカを切り換えることによ
り、ドライバは車両の進行方向をあらためて認識でき、
運転操作を誤るような事態を極力回避できる。また、案
内手段20は、駐車操作中にドライバが注意しなければ
ならない側のスピーカ14から和音が鳴るとともにLE
D24が発光(点灯や点滅)することにより、ドライバ
に注意を促すようになっている。
【0036】したがって、例えば、教示手段13によ
り、ドライバに対して「ハンドルを左にいっぱいに切っ
て後退してください」との教示がなされた場合には、ド
ライバが左側のサイドミラーを注意して見るように、左
側のスピーカ14aからのみ後退を示す和音が鳴るとと
もに左側のLED24aが点滅して、ドライバに注意を
促すようになっている。なお、スピーカ14及びLED
24のうちどちらか一方のみ作動するようにしても良
い。
【0037】以下、2台の駐車車両の間に縦列駐車(左
側縦列駐車)をする場合の教示手段13及び案内手段2
0による具体的な教示の流れを説明する。図16に示す
ように、車両1がの位置にあるとき、ドライバが駐車
ガイドスイッチ6を操作して「左縦列」を選択すると、
図17に示すように、ウィンドウ15a内の表示が「S
ONAR」(G1)から「左縦列」(G2)に変わり、
左縦列駐車のための支援が開始され、ドライバはこの駐
車支援に従って運転操作を行なうことになる。
【0038】つまり、まず、からへ移動するため
に、ディスプレイ15のウィンドウ15aに「前進」が
表示されるとともに(G3)、前方のスピーカ14から
前進操作の開始を教示するための案内音(第1和音)が
流れ、ドライバに前進を促す。そして、ドライバが車両
1を前進させると、所定の停止位置に近づくにつれて
この案内音の断続の周期が短くなり、車両1が停止位置
付近に到達すると、ウィンドウ15aに「停止」が表
示されるとともに(G4)、スピーカ14から前進操作
の終了を教示するための案内音(第2和音)が流れ、ド
ライバに操作の終了を促す。
【0039】このとき、もし停止位置を超えて前進し
てしまった場合は、スピーカ14から不協和音(第3和
音)が流れ、教示された操作との不一致をドライバに認
識させる。そして、ウィンドウ15aに「バック」が表
示されるとともに(G5)、後退操作を開始するための
案内音(第1和音)が後方のスピーカ14から流れる。
この「バック」の表示及び案内音は、車両1が所定の停
止位置に後退するまで継続され、ドライバが所定の停
止位置まで車両1をバックさせると、ウィンドウ15
aに「停止」が表示されるとともに(G6)、後方のス
ピーカ14から後退操作の終了を教示するための案内音
(第2和音)が流れる。
【0040】逆に、この車両1の前進時に、もし設定さ
れた停止位置に達していないにもかかわらず、車両1
を停車させてしまった場合には、ウィンドウ15aに
「前進」の表示が継続されるとともに(G3)、前方ス
ピーカ14から停止時と同じ断続周期で案内音(第1和
音)が流れ続け、設定された停止位置まで前進するよ
うに促す。
【0041】なお、以後の各表示及び各案内音も、教示
に係る操作が完了するか、他の操作が必要になるまでは
継続される。ここまでの支援(表示及び案内音)によ
り、車両1は、図16に示すからまで移動すること
になる。その後、からへ移動するために、図17に
示すように、ウィンドウ15aに「左きり」が表示され
る(G7)。そして、ドライバが左いっぱいにハンドル
を切ると、次に、ウィンドウ15aに「バック」が表示
され(G8)、スピーカ14から後退操作を開始するた
めの案内音(第1和音)が流れ、ドライバに後退を促
す。
【0042】そして、ドライバがハンドルを左いっぱい
に切った状態で車両1を後退させると、所定の停止位置
に近づくにつれて案内音の断続の周期が短くなり、車
両1が停止位置付近に到達すると、ウィンドウ15a
に「停止」が表示されるとともに(G9)、スピーカ1
4から後退操作の終了を教示するための案内音(第2和
音)が流れる。
【0043】そして、車両1が停止を完了すると、次
に、ウィンドウ15aに「中立」が表示され(G1
0)、ドライバがハンドルを中立の状態にすると、ウィ
ンドウ15aに「バック」が表示されるとともに(G1
1)、後退操作の開始を教示するための案内音(第1和
音)が流れ、後退を促す。そして、ドライバがハンドル
を中立にした状態で後退させると、所定の停止位置に
近づくにつれて案内音の断続の周期が短くなり、車両1
が停止位置付近に到達すると、ウィンドウ15aに
「停止」が表示されるとともに(G12)、後退操作の
終了を教示するための案内音(第2和音)が流れる。
【0044】その後、からへ移動するために、ウィ
ンドウ15aに「右きり」が表示される(G13)。そ
して、ドライバが右いっぱいにハンドルを切ると、次
に、ウィンドウ15aに「バック」が表示されるととも
に(G14)、スピーカ14から後退操作の開始を教示
するための案内音(第1和音)が流れ、後退を促す。そ
して、ドライバが右いっぱいにハンドルを切った状態で
車両1を後退させると、所定の停止位置に近づくにつ
れて案内音の断続周期が短くなり、車両1が停止位置
付近に到達すると、ウィンドウ15aに「停止」が表示
されるとともに(G15)、スピーカ14から後退操作
の終了を教示するための案内音(第2和音)が流れ、ド
ライバに操作の終了を促す。
【0045】そして、での停止を完了すると、ウィン
ドウ15aに「左縦列」が表示され(G16)、駐車支
援が終了する。その後、初期状態の「SONAR」表示
に自動的に遷移する(G17)。このようにして、車両
1は、図16に示すからまで移動し、左側縦列駐車
を行なえるようになっている。
【0046】また、例えば、2台の駐車車両の間に並列
駐車(左側車庫入れ)をする場合の具体的な教示の流れ
は、以下のようになる。すなわち、図18に示すよう
に、車両1がの位置にあるとき、ドライバが駐車ガイ
ドスイッチ6を操作して「左車庫」を選択すると、図1
9に示すように、ウィンドウ15a内の表示が「SON
AR」(H1)から「左車庫」(H2)に変わり、左車
庫入れ駐車のための支援が開始し、ドライバはこの駐車
支援に従って運転操作を行なうことになる。
【0047】つまり、まず、からへ移動するため
に、ディスプレイ15のウィンドウ15aに「前進」が
表示されるとともに(H3)、スピーカ14から前進操
作の開始を教示するための案内音(第1和音)が流れ、
ドライバに前進を促す。そして、ドライバが車両1を前
進させると、所定の停止位置に近づくにつれて案内音
の断続の周期が短くなり、車両1が停止位置付近に到
達すると、ウィンドウ15aに「停止」が表示されると
ともに(H4)、スピーカ14から前進操作の終了を教
示するための案内音(第2和音)が流れる。
【0048】ここまでの支援(表示)により、車両1
は、図18に示すからまで移動することになる。そ
の後、からに移動するために、図19に示すよう
に、ウィンドウ15aに「右きり」が表示される(H
5)。そして、ドライバが右いっぱいにハンドルを切る
と、次に、ウィンドウ15aに「前進」が表示され(H
6)、スピーカ14から前進操作を開始するための案内
音(第1和音)が流れ、ドライバに前進を促す。
【0049】そして、ドライバがハンドルを右いっぱい
に切った状態で車両1を前進させると、所定の停止位置
に近づくにつれて案内音の断続の周期が短くなり、車
両1が停止位置付近に到達すると、ウィンドウ15aに
「停止」が表示されるとともに(H7)、スピーカ14
から後退操作の終了を教示するための案内音(第2和
音)が流れる。
【0050】そして、車両1が停止を完了すると、次
に、ウィンドウ15aに「左きり」が表示され(H
8)、ドライバが左いっぱいにハンドルを切ると、ウィ
ンドウ15aに「バック」が表示されるとともに(H
9)、後退操作の開始を教示するための案内音(第1和
音)が流れ、後退を促す。そして、ドライバがハンドル
を左いっぱいにきった状態で後退させると、所定の停止
位置に近づくにつれて案内音の断続の周期が短くな
り、車両1が停止位置付近に到達すると、ウィンドウ
15aに「停止」が表示されるとともに(H10)、後
退操作の終了を教示するための案内音(第2和音)が流
れる。
【0051】そして、での停止を完了すると、ウィン
ドウ15aに「左車庫」が表示され(H11)、駐車支
援が終了する。その後、初期状態の「SONAR」表示
に自動的に遷移する(H12)。このようにして、車両
1は、図18に示すからまで移動し、左側車庫入れ
駐車を行なえるようになっている。
【0052】上記のように、ドライバは、ディスプレイ
15上の簡単でわかりやすい模式的な表示により、現在
どのような教示が行なわれているのか、また、近接して
いる物体があるかどうかを容易に把握できるようになっ
ている。本実施形態における駐車支援装置は、上述のよ
うに構成されているので、縦列駐車のための駐車支援は
以下の手順で行なわれる。なお、本実施形態の駐車支援
装置では、縦列駐車するのに必要な駐車スペースを例え
ば7.5m、並列駐車するのに必要な駐車スペースを例
えば2.5mとして設定している。なお、駐車スペース
は、車種の全長,全幅に応じて設定されるものである。
【0053】〔A〕縦列駐車の駐車支援 図6、図7及び図8に示すように、例えば、左側縦列駐
車を行なう場合、まず、駐車したい領域の手前右側(図
6中に2点鎖線で示す車両1の位置)で駐車ガイドスイ
ッチ6をオンにして「縦列」を選択した後、「左縦列」
を選択すると、「ゆっくり前進して駐車したい位置の横
に止まってください」という音声メッセージが流れると
ともに、ディスプレイ15に「前進」が表示される(ス
テップS2)。
【0054】そして、ドライバは、着座位置から横を見
て駐車したい領域の横(図6中に実線で示す車両1の位
置)にきたら、車両1を停車させる。なお、このとき、
図6に示すように、駐車したい領域の手前側(図6中下
側)にすでに駐車している車両(以下、後方車という)
21が存在する場合は、超音波センサ2がその後方車2
1を確実に検出できるように、後方車21から所定の距
離X1(例えば、1m)の位置を走行させる。
【0055】図6中に示す超音波センサ2の出力は、車
両1の前端の進行方向位置に対応させて示している。以
後、図9,図11,図14にも、同様に超音波センサ2
の出力が表示されているが、これらも同様に車両1の前
端位置に対応している。一時停止が完了したかどうかを
判定し(ステップS4)、一時停止が完了したら、この
時点で、超音波センサ2により、駐車したい領域の後方
に駐車している後方車21の有無が検出されており、場
合によっては、駐車したい領域の前方に駐車している車
両(以下、前方車という)22の有無も検出されてい
る。この検出結果に応じて次の駐車支援が異なってく
る。
【0056】例えば、超音波センサ2の検出結果によ
り、ステップS6において、「後方車信号あり及び前方
車信号なし」と判定した場合、タイプBのフラグを立て
(ステップS8)、目標駐車位置設定手段11が、車両
1が後方車の前端から所定の距離L2離れた位置にくる
ように目標駐車位置を設定する(ステップS10)。つ
まり、図9(b)に示すように、ドライバが、駐車ガイ
ドスイッチ6をオンにしてから車両1を位置b1に停止
させた場合、超音波センサ2は、一般には、後方車21
のみを検出する。即ち、目標とする駐車領域の前方に前
方車22が実際に存在しているとしても、車両1の停止
位置b1では通常、超音波センサ2で前方車22を検出
できる位置まで進んでいないので、前方車22を検出す
ることができない。従って、この場合、目標駐車位置設
定手段11は、超音波センサ2の検出結果に基づき、後
方車21のみ存在しているものと仮定して、車両1の目
標駐車位置を設定する。
【0057】具体的には、図10(b)に示すように、
車両1前端が後方車21の前端から前方に所定距離M2
離れた位置にくるように初期停車位置b2を設定する。
なお、この所定距離M2は、縦列駐車が可能な駐車スペ
ース長Sp(例えば、7.5m)に車両1の全長Nを足
したものに、さらに、余裕分α(例えば、1m)を足し
たものである。つまり、(Sp+N)よりも少し大きい
値に設定することで、駐車完了後の車両1後端と後方車
21前端との間に多少余裕をもって(即ち、所定量以上
のスペースを確保して)駐車できるようにしている。
【0058】また、超音波センサ2の検出結果により、
ステップS12において、「後方車信号なし及び前方車
信号あり」と判定した場合、タイプCのフラグを立て
(ステップS14)、目標駐車位置設定手段11が、車
両1前端が前方車の後端から所定距離L3離れた位置に
くるように目標駐車位置を設定する(ステップS1
6)。
【0059】つまり、図9(c)に示すように、ドライ
バが、駐車ガイドスイッチ6をオンにしてから車両1を
位置c1に停止させた場合、超音波センサ2は、前方車
22を検出する。即ち、ドライバが車両1を駐車させる
ために空き領域を見つけて、この空き領域の横に停車し
たつもりが、自車両1の先端が前方車22の後端位置ま
で進んでしまった場合、超音波センサ2が前方車22後
端を検出する。
【0060】したがって、このような場合、図10
(c)に示すように、目標とする領域の前方に前方車2
2が実際に存在しており、この前方車22の後端から前
方に所定距離M3(例えば、3.5m)離れた位置に車
両1前端がくるように初期停車位置c2を設定する。な
お、超音波センサ2により後方車21が存在しないとわ
かっているので、駐車完了後の車両1前端と前方車22
後端との間に多少余裕をもって(即ち、所定量以上のス
ペースを確保して)駐車できるように所定距離M3を設
定する。
【0061】また、超音波センサ2の検出結果により、
ステップS18において、「後方車信号あり及び前方車
信号あり」と判定した場合、タイプAのフラグを立て
(ステップS20)、目標駐車位置設定手段11が、後
方車21後端と前方車22前端との間の駐車スペースS
p1を算出する(ステップS22)。つまり、図9
(a)に示すように、車両1が後方車21よりも後方に
ある時点で、ドライバが駐車ガイドスイッチ6をオンに
してから車両1を前進させて前方車22の後端を検出し
うる位置a1に停止させた場合、超音波センサ2は、後
方車21と前方車22とを検出する。前方車22を検出
する状況は上述と同様に、ドライバが車両1を駐車させ
るために空き領域を見つけて、この空き領域の横に停車
したつもりが、自車両1の先端が前方車22の後端位置
まで進んでしまった場合、超音波センサ2が前方車22
後端を検出する。
【0062】このような場合、図10(a)に示すよう
に、駐車したい領域の前方に前方車22が実際に存在し
ているので、この前方車22と後方車21との間に駐車
できるだけのスペースがあるかどうかを判定する必要が
ある。したがって、駐車スペース長Sp1が所定長Sp
(例えば、7.5m)以上あるかどうかを判定し(ステ
ップS24)、駐車スペース長Sp1が所定長Sp以上
の場合、前方車22後端と後方車21前端との中間の直
線L1上に車両1の前後中心がくるように目標駐車位置
a3を設定する(ステップS26)。
【0063】具体的には、車両1前端が現在位置から前
方に所定距離M1(例えば、4m)離れた位置にくるよ
うに初期停車位置a2を設定する。なお、所定距離M1
は、後述する駐車支援にしたがって駐車操作を行なった
場合、前方車22後端と後方車21前端との中間(即
ち、目標駐車位置a3)に車両1を駐車させるのを可能
にする距離である。
【0064】一方、駐車スペース長Sp1が所定長Sp
未満の場合、図8に示すJ1へ進み、「駐車スペースが
足りません。駐車ガイドを終了します」という音声メッ
セージと「終了」という文字表示とにより、駐車できる
くらいのスペースがないことをドライバに教示した後、
駐車支援を終了する。これにより、ドライバは、駐車し
ようとする空きスペースには駐車が困難なことがわか
り、ドライバが難しい駐車操作を回避して他の駐車スペ
ースを探すように案内することができる。
【0065】さらに、超音波センサ2の検出結果によ
り、「後方車信号なし及び前方車信号なし」と判定した
場合(ステップS28)、タイプDのフラグを立て(ス
テップS30)、目標駐車位置設定手段11が、車両1
が現在停車している位置の真横に目標駐車位置を設定す
る(ステップS32)。つまり、図9(d)に示すよう
に、ドライバが、駐車ガイドスイッチ6をオンにしてか
ら車両1を位置d1に停止させた場合、超音波センサ2
は、何も検出しない。即ち、目標とする駐車領域の前方
に前方車22が実際に存在しているとしても、車両1の
停止位置d1では通常、超音波センサ2で前方車22を
検出できる位置まで進んでいないので前方車22を検出
することができない。従って、この場合、目標駐車位置
設定手段11は、超音波センサ2の検出結果に基づき、
駐車しようとするスペースの前後に駐車車両が存在して
いないものと仮定して、車両1の目標駐車位置を設定す
る。
【0066】具体的には、図10(d)に示すように、
車両1前端が現在位置から前方に所定距離M4(例え
ば、6m)離れた位置にくるように初期停車位置d2を
設定する。なお、所定距離M4は、次に説明する駐車支
援にしたがって駐車操作を行なった場合、現在車両1が
存在している位置の真横(即ち、目標駐車位置d3)に
車両1を駐車させることを可能にする距離である。
【0067】上述のように、目標駐車位置が設定された
ら、この目標駐車位置への車両1の走行ルートを算出す
る(ステップS40)。つまり、縦列駐車を行なう場
合、まず、目標駐車位置の側方(ここでは、略真横)か
ら所定距離だけ車両1を前進させ、その後、車両1を目
標駐車位置へ向けて後退させる。この後退時には、はじ
めに、車両1後方が目標駐車位置の方向に向くように操
舵操作を行ない、次いで、この状態で後退し車両1後方
が所要方向を向いたら(第1後退旋回)、操舵を中立状
態にして、さらに後退し(中立後退)、最後に、逆方向
に操舵操作して車両1の方向も合わせるように目標駐車
位置まで後退させる(第2後退旋回)。
【0068】このため、車両1の現在位置から前進位置
(初期停車位置)a2,b2,c2,d2までの必要移
動距離D1、さらに、初期停車位置a2,b2,c2,
d2から目標駐車位置a3,b3,c3,d3までの第
1後退旋回距離Db1,中立後退距離Dc,第2後退旋
回距離Db2を演算する(ステップS40)。ここで、
車両1が後方車21から所定距離(幅方向車間距離)X
1離れた位置を走行している時の走行ラインを基準とし
た場合、車両1がこの基準に沿って走行している時は、
第1後退旋回距離Db1,中立後退距離Dc,第2後退
旋回距離Db2を一定値に固定し、車両1がこの基準か
ら幅方向へずれて走行している時には、この幅方向車間
距離に応じて、第1後退旋回距離Db1,中立後退距離
Dc,第2後退旋回距離Db2を演算する。
【0069】なお、目標駐車位置a3,b3,c3,d
3と初期停車位置a2,b2,c2,d2との間には所
定距離X1に応じて相対的な位置関係があり、目標駐車
位置a3,b3,c3,d3が決まると、所定距離X1
に応じて初期停車位置a2,b2,c2,d2が必然的
に決まるのである。各距離が算出されたら、ステップS
42において、現在位置推定手段10の推定結果に基づ
いて、現在車両1が初期停車位置に到達しているかどう
かを判定し、初期停車位置に到達していない場合、初期
停車位置への誘導を行なう。このとき、例えば、車両1
の現在位置から初期停車位置までの必要移動距離D1が
「+5m」である場合、教示手段13によって、「ゆっ
くり、5メーターほど、前進してください」という音声
メッセージを流した後、「前進」という文字表示と前進
操作を開始するための案内音(第1和音)とによりドラ
イバに前進を教示する。縦列駐車の駐車支援の場合、車
両1の現在位置から初期停車位置までは、基本的に、前
進の運転操作となるが、この前進操作を行なった後、初
期停車位置を過ぎてしまった場合は後退の運転操作が必
要となる。従って、この場合、例えば、初期停車位置ま
で1m後退しなければならないとき、教示手段13は、
「ゆっくり、1メーターほど、バックしてください」と
ドライバに教示するとともに(ステップS44)、後退
操作を開始するための案内音(第1和音)を流し、後退
を促す。
【0070】なお、教示を受けたドライバが前進又は後
退操作を行なっている間、案内音は継続して行なわれて
おり、初期停止位置に近づくにつれてその断続の周期が
短くなり、ドライバに終結感を与える。また、この間、
超音波センサ2が前方車22を検出したかどうかを判定
し(ステップS46)、前方車22を検出しなかった場
合はステップS42へ戻る。
【0071】一方、前方車22を検出した場合、タイプ
Bかどうかを判定し(ステップS48)、タイプBであ
る場合は図7に示すJ2へ移る。つまり、超音波センサ
2により、「後方車信号あり及び前方車信号なし」(タ
イプB)と検出されたので、「後方車21が存在し、前
方車22は存在しない」と判定したのだが、実際は、超
音波センサ2では検出できない位置に前方車22が存在
していたことになる。従って、タイプBを「後方車信号
あり及び前方車信号あり」のタイプAに修正し、後方車
21と前方車22との間の駐車スペース長Sp1を算出
して、駐車可能なスペースがあるかどうかを判定すると
ともに、駐車可能なスペースが存在する場合には、再
度、タイプAの目標駐車位置a3を設定する。そして、
その後はタイプAとしての手順を行なう。
【0072】一方、ステップS48において、タイプB
でないと判定した場合、タイプDであるかどうかを判定
し(ステップS50)、タイプDでない場合はステップ
S42へ戻り、タイプDである場合は、図7中のJ3へ
移る。つまり、超音波センサ2により、「後方車信号な
し及び前方車信号なし」(タイプD)と検出されたの
で、「後方車21も前方車22も存在しない」と判定し
たのだが、実際は、超音波センサ2では検出できない位
置に前方車22が存在していたことになる。従って、タ
イプDを「後方車信号なし及び前方車信号あり」のタイ
プCに修正し、再度、タイプCの初期停車位置c2を設
定する。そして、その後はタイプCとしての手順を行な
う。
【0073】車両1が初期停車位置に到達した場合、デ
ィスプレイ15に「停止」を表示するとともに、初期停
車位置までの前進又は後退操作を終了するための案内音
(第2和音)を流してドライバに停止を教示し(ステッ
プS50)、その後、停止が完了したかどうかを判定す
る(ステップS52)。停止が完了したら図8に示すス
テップS56へ進み、「ハンドルを左いっぱいに切って
ください」という音声メッセージによりドライバにハン
ドル操作の教示を行なうとともに、ディスプレイ15に
「左きり」という文字と左矢印とを表示し、ドライバに
ハンドル操作の教示を行なう。
【0074】そして、ハンドルが左最大舵角になったか
どうかを判定し(ステップS58)、左最大舵角になっ
たら、案内音(第1和音)と、「Db1メーターほど、
バックしてください」という音声メッセージと、「バッ
ク」という文字表示とによりドライバに後退の教示を行
なう(ステップS60)。その後、Db1後退したかど
うかを判定し(ステップS62)、Db1後退が完了し
たら、案内音(第2和音)と、「停止」という文字表示
とによりドライバに停止の教示を行なう(ステップS6
4)。
【0075】そして、停止が完了したかどうかを判定し
(ステップS66)、停止が完了したら、「ハンドルを
中立にしてください」という音声メッセージと「中立」
という文字表示とによりドライバにハンドル操作の教示
を行なう(ステップS68)。ハンドルが中立舵角にな
ったかどうかを判定し(ステップS70)、中立舵角に
なったら、案内音(第1和音)と、「Dcメーターほ
ど、バックしてください」という音声メッセージと、
「バック」という文字表示とによりドライバに後退の教
示を行なう(ステップS72)。
【0076】その後、Dc後退したかどうかを判定し
(ステップS74)、Dc後退が完了したら、案内音
(第2和音)と、「停止」という文字表示とによりドラ
イバに停止の教示を行なう(ステップS76)。停止が
完了したかどうかを判定し(ステップS78)、停止が
完了したら、「ハンドルを右いっぱいに切ってくださ
い」という音声メッセージと、「右きり」という文字と
右矢印とによりドライバにハンドル操作の教示を行なう
(ステップS80)。
【0077】そして、ハンドルが右最大舵角になったか
どうかを判定し(ステップS82)、右最大舵角になっ
たら、案内音(第1和音)と、「安全を確認して、Db
2メーターほど、バックしてください」という音声メッ
セージと、「バック」という文字表示とによりドライバ
に後退の教示を行なう(ステップS84)。その後、D
b2後退したかどうかを判定し(ステップS86)、D
b2後退が完了したら、案内音(第2和音)と、「停
止」という文字表示とによりドライバに停止の教示を行
なう(ステップS88)。
【0078】そして、停止が完了したかどうかを判定し
(ステップS90)、停止が完了したら、駐車支援を終
了する。このようにして、車両1は、目標駐車位置設定
手段11によって設定された駐車位置に停車することが
できる。なお、このとき、車両1が目標駐車位置に到達
する前に停止してしまったとしても、目標駐車位置の中
心点と車両1の前後中心点との距離が所定距離(例え
ば、50cm)以内であれば、駐車を完了したとみなし
て駐車支援を終了する。
【0079】また、車両1が目標駐車位置に到達したに
もかかわらず、停止していないような状況が生じた場合
でも、目標駐車位置に到達後所定時間(例えば、1.5
秒)経過したら、駐車を完了したとみなして駐車支援を
終了する。上記の手順により、左側縦列駐車の駐車支援
が行なわれるが、右側縦列駐車の駐車支援は、左側縦列
駐車の場合とはハンドルを切る方向が逆になるだけで、
それ以外の駐車支援の手順は左側縦列駐車の手順と同様
である。
【0080】なお、本実施形態では、縦列駐車するのに
可能な車長方向駐車スペースを7.5mに設定して説明
したが、もちろん、それ以外の数値に設定することも可
能である。 〔B〕並列駐車の駐車支援 図11、図12及び図13に示すように、例えば、左側
並列駐車を行なう場合、まず、駐車したい領域の手前右
側(図11中に2点鎖線で示す車両1の位置)でドライ
バが駐車ガイドスイッチ6をオンにして(ステップT
2)、「並列」を選択した後、「左車庫」を選択する
と、「ゆっくり前進して駐車したい位置の横に止まって
ください」という音声メッセージが流れるとともに、デ
ィスプレイ15に「前進」が表示される。
【0081】そして、ドライバは、着座位置から横を見
て駐車したい領域の横(図11中に実線で示す車両1の
位置)にきたら、車両1を停止させる。なお、このと
き、図11に示すように、駐車したい領域の手前側(図
11中右側)にすでに駐車している車両(以下、右隣接
車という)31が存在する場合は、超音波センサ2がこ
の右隣接車31を確実に検出できるように、右隣接車3
1から所定の距離X1の近傍位置を走行させる。
【0082】その後、一時停止が完了したかどうかを判
定し(ステップT4)、一時停止が完了したら、この時
点で、超音波センサ2により、駐車したい領域の右側に
駐車している右隣接車31の有無が検出されており、場
合によっては、駐車したい領域の左側に駐車している車
両(以下、左隣接車という)32の有無も検出されてい
る。この検出結果に応じて次の駐車支援が異なってく
る。
【0083】したがって、超音波センサ2の検出結果に
より、ステップT6において、「右隣接車信号あり及び
左隣接車信号なし」と判定した場合、タイプBのフラグ
を立て(ステップT8)、目標駐車位置設定手段11
が、車両1が右隣接車31の左側部からL20(例え
ば、1.5m)離れた位置にくるように目標駐車位置を
設定する(ステップT10)。
【0084】つまり、図14(b)に示すように、ドラ
イバが、駐車ガイドスイッチ6をオンにしてから車両1
を位置b10に停止させた場合、超音波センサ2は、一
般に、右隣接車31については確実に検出する。しか
し、駐車したい領域の左側に左隣接車32が実際に存在
しているとしても、車両1が停止位置b10に停止した
場合には、超音波センサ2で左隣接車32を検出できる
位置まで進んでいないので、左隣接車32を検出するこ
とができない。従って、この場合、目標駐車位置設定手
段11は、超音波センサ2の検出結果に基づき、右隣接
車31のみ存在しているものと仮定して、車両1の目標
駐車位置を設定する。
【0085】具体的には、図15(b)に示すように、
右隣接車31のみ存在している場合、この右隣接車31
の左側へ所定距離L20だけ離れた位置に駐車できるよ
うに目標駐車位置b30を設定する。なお、この所定距
離L20は、右隣接車31及び左隣接車32が存在して
いる場合の車両1と隣接車31,32との一般的な車両
間隔よりもやや大きく設定される。即ち、右隣接車31
のみ存在する場合、右隣接車31から所定量以上の余裕
をもったスペースを確保して車両1を駐車することがで
きる。
【0086】また、目標駐車位置設定手段11は、この
目標駐車位置b30と相対的な位置に初期停車位置b2
0を設定する。即ち、この初期停車位置b20をスター
ト地点として、予め決められた運転操作をすれば車両1
を目標駐車位置b30に駐車することができる。また、
超音波センサ2の検出結果により、ステップT12にお
いて、「右隣接車信号なし及び左隣接車信号あり」と判
定した場合、タイプCのフラグを立て(ステップT1
4)、目標駐車位置設定手段11が、左隣接車端からL
30(例えば、1.5m)だけ離れた位置に目標駐車位
置を設定する(ステップT16)。
【0087】つまり、図14(c)に示すように、ドラ
イバが、駐車ガイドスイッチ6をオンにしてから車両1
を位置c10に停止させた場合、超音波センサ2は、左
隣接車32のみを検出する。即ち、ドライバが車両1を
駐車させるために空き領域を見つけて、この空き領域の
横に停車したところ、自車両1の先端が左隣接車32の
右端位置まで進めば、超音波センサ2が左隣接車32の
右端を検出する。
【0088】したがって、このような場合、目標駐車位
置設定手段11は、超音波センサ2の検出結果に基づ
き、左隣接車32のみ存在しているものとして、車両1
の目標駐車位置を設定する。具体的には、図15(c)
に示すように、左隣接車32のみ存在している場合、こ
の左隣接車32から右側へ所定距離L30離れた位置に
駐車できるように目標駐車位置c30を設定する。な
お、この所定距離L30は、上記所定距離L20と同様
に、右隣接車31及び左隣接車32が存在している場合
の車両1と右隣接車31,32との一般的な車両間隔よ
りもやや大きく設定される。即ち、左隣接車32のみ存
在する場合、左隣接車32から所定量以上の余裕をもっ
たスペースを確保して車両1を駐車することができる。
【0089】また、目標駐車位置設定手段11は、この
目標駐車位置c30と相対的な位置に初期停車位置c2
0を設定する。即ち、この初期停車位置c20をスター
ト地点として、予め決められた運転操作をすれば車両1
を目標駐車位置c30に駐車することができる。また、
超音波センサ2の検出結果により、ステップT18にお
いて、「右隣接車信号あり及び左隣接車信号あり」と判
定した場合、タイプAのフラグを立て(ステップT2
0)、目標駐車位置設定手段11が、左隣接車32と右
隣接車31との間の駐車スペースSp2を算出する(ス
テップT22)。
【0090】つまり、図14(a)に示すように、車両
1が右隣接車32の右側にある時点で、ドライバが駐車
ガイドスイッチ6をオンにしてから車両1を前進させて
左隣接車32の右端を検出しうる位置a10に停止させ
た場合、超音波センサ2は、右隣接車31と左隣接車3
2とを検出する。左隣接車32を検出する状況は上述と
同様に、ドライバが車両1を駐車させるために空き領域
を見つけて、この空き領域の横に停車したところ、自車
両1の先端が左隣接車32の右端位置まで進んだ場合で
ある。
【0091】このような場合、図15(a)に示すよう
に、駐車したい領域の左側に左隣接車32が実際に存在
しているので、この左隣接車32と右隣接車31との間
に駐車できるだけのスペースがあるかどうかを判定する
必要がある。したがって、駐車スペース長Sp2が所定
長Sp′(例えば、2.5m)以上かどうかを判定し
(ステップT24)、駐車スペース長Sp2が所定長S
p′以上の場合、左隣接車32と右隣接車31との中間
のL10上に車両1の前後中心がくるように目標駐車位
置a30を設定する(ステップT26)。
【0092】また、目標駐車位置設定手段11は、この
目標駐車位置a30と相対的な位置に初期停車位置a2
0を設定する。即ち、この初期停車位置a20をスター
ト地点として、予め決められた運転操作をすれば車両1
を目標駐車位置a30に駐車することができる。一方、
駐車スペースSp2が所定長Sp′未満の場合、図12
に示すK1へ進み、「駐車スペースが足りません。駐車
ガイドを終了します」という音声メッセージにより、駐
車できるくらいのスペースがないことをドライバに教示
した後、駐車支援を終了する。これにより、ドライバ
は、駐車しようとする空きスペースには駐車が困難なこ
とがわかり、ドライバが難しい駐車支援操作を回避し
て、他の駐車スペースを探すように案内することができ
る。
【0093】さらに、超音波センサ2の検出結果によ
り、「右隣接車信号なし及び左隣接車信号なし」と判定
した場合(ステップT28)、タイプDのフラグを立て
(ステップT30)、目標駐車位置設定手段11が、現
在車両1が停止している位置の真横に目標駐車位置を設
定する(ステップT32)。つまり、図14(d)に示
すように、ドライバが、駐車ガイドスイッチ6をオンに
してから車両1を位置d10に停止させた場合、超音波
センサ2は、駐車車両を検出しない。即ち、目標とする
駐車領域の左側に左隣接車32が実際に存在していると
しても、車両1の停止位置d10では通常、超音波セン
サ2で左隣接車32を検出できる位置まで進んでいない
ので左隣接車32を検出することができない。従って、
この場合、目標駐車位置設定手段11は、超音波センサ
2の検出結果に基づき、駐車しようとするスペースの左
右に駐車車両が存在していないものと仮定して、車両1
の目標駐車位置を設定する。
【0094】具体的には、図15(d)に示すように、
目標駐車位置設定手段11は、現在車両1が停止してい
る位置の真横に目標駐車位置d30を設定するととも
に、この目標駐車位置d30と相対的な位置に初期停車
位置d20を設定する。即ち、この初期停車位置d20
をスタート地点として、予め決められた運転操作をすれ
ば車両1を目標駐車位置d30に駐車することができ
る。
【0095】上述のように目標駐車位置が設定された
ら、この目標駐車位置への車両1の走行ルートを算出す
る(ステップT40)。つまり、並列駐車を行なう場
合、まず、現在位置から所定距離だけ車両1を前進又は
後退させて初期停車位置に案内する。そして、この初期
停車位置から目標駐車位置までの前進又は後退時には、
はじめに車両1後方が目標駐車位置の方向に向くように
操舵操作を行ない、この状態で車両1が所定位置まで旋
回前進したら、次いで、逆方向に操舵操作して車両1を
目標駐車位置まで旋回後退させる。
【0096】このため、車両1の現在位置から前進又は
後退位置(初期停車位置)a20,b20,c20,d
20までの必要移動距離D2,さらに、初期停車位置a
20,b20,c20,d20から目標駐車位置a3
0,b30,c30,d30までの前進旋回距離Df,
後退旋回距離Db3を演算する(ステップT40)。こ
こで、車両1が右隣接車31から所定距離(幅方向車間
距離)X1離れた位置を走行している時の走行ラインを
基準とした場合、車両1がこの基準に沿って走行してい
る時は、前進旋回距離Df,後退旋回距離Db3を一定
値に固定し、車両1がこの基準から幅方向へずれて走行
している時には、この幅方向車間距離に応じて、前進旋
回距離Df,後退旋回距離Db3を演算する。
【0097】なお、目標駐車位置a30,b30,c3
0,d30と初期停車位置a20,b20,c20,d
20との間には所定距離X1に応じて相対的な位置関係
があり、目標駐車位置a30,b30,c30,d30
が決まると、所定距離X1に応じて初期停車位置a2
0,b20,c20,d20が必然的に決まるのであ
る。
【0098】各距離が算出されたら、ステップT42に
おいて、現在位置推定手段10の推定結果に基づいて、
現在車両1が初期停車位置に到達しているかどうかを判
定し(ステップT42)、初期停車位置に到達していな
い場合、初期停車位置への誘導を行なう。このとき、例
えば、車両1の現在位置から初期停車位置までの必要移
動距離D1が「−1m」である場合、「ゆっくり、1メ
ーターほど、バックしてください」という音声メッセー
ジと後退操作の開始を教示するための案内音(第1和
音)とによりドライバに後退の教示をし、必要移動距離
D1が「+0.5m」である場合、「ゆっくり、50セ
ンチほど、前進してください」という音声メッセージと
前進操作の開始を教示するための案内音(第1和音)と
によりドライバに前進の教示をする(ステップT4
4)。
【0099】なお、教示を受けたドライバが前進又は後
退操作を行なっている間、案内音は継続して行なわれて
おり、初期停止位置に近づくにつれてその断続の周期が
短くなり、ドライバに終結感を与える。また、この間、
超音波センサ2が左隣接車32を検出したかどうかを判
定し(ステップT46)、左隣接車32を検出しなかっ
た場合はステップT42へ戻る。
【0100】一方、左隣接車32を検出した場合、タイ
プBかどうかを判定し(ステップT48)、タイプBで
ある場合は図12に示すK2へ移る。つまり、超音波セ
ンサ2により、「右隣接車信号あり及び左隣接車信号な
し」(タイプB)と検出されたので、「右隣接車31が
存在し、左隣接車32は存在しない」と判定したのだ
が、実際は、超音波センサ2では検出できない位置に左
隣接車32が存在していたことになる。従って、タイプ
Bを「右隣接車信号あり及び左隣接車信号あり」のタイ
プAに修正し、再度、タイプAの初期停止位置a20を
設定する。そして、その後はタイプAとしての手順を行
なう。
【0101】一方、ステップT48において、タイプB
でないと判定した場合、タイプDかどうかを判定し(ス
テップT50)、タイプDでない場合はステップT42
へ戻り、タイプDである場合は、図12中のK3へ移
る。つまり、超音波センサ2により、「右隣接車信号な
し及び左隣接車信号なし」(タイプD)と検出されたの
で、「右隣接車31も左隣接車32も存在しない」と判
定したのだが、実際は、超音波センサ2では検出できな
い位置に左隣接車32が存在していたことになる。従っ
て、タイプDを「右隣接車信号なし及び左隣接車信号あ
り」のタイプCに修正し、再度、タイプCの目標駐車位
置c30を設定する。そして、その後はタイプCとして
の手順を行なう。
【0102】車両1が初期停車位置に到達した場合、デ
ィスプレイ15に「停止」を表示するとともに、初期停
止位置までの前進又は後退操作を終了するための案内音
(第2和音)を流してドライバに停止を教示し(ステッ
プT50)、その後、停止が完了したかどうかを判定す
る(ステップT52)。停止が完了したら、図13に示
すステップT56へ進み、「ハンドルを右いっぱいに切
ってください」という音声メッセージと、「右きり」及
び右矢印の表示とにより、ドライバにハンドル操作の教
示を行なう(ステップT56)。
【0103】そして、ハンドルが右最大舵角になったか
どうかを判定し(ステップT58)、右最大舵角になっ
たら、案内音(第1和音)と、「Dfメーターほど、前
進してください」という音声メッセージと、「前進」と
いう文字表示とによりドライバに前進の教示が行なわれ
る(ステップT60)。その後、Df前進したかどうか
を判定し(ステップT62)、Df前進が完了したら、
案内音(第2和音)と、「停止」という文字表示とによ
りドライバに停止の教示を行なう(ステップT64)。
【0104】そして、停止が完了したかどうかを判定し
(ステップT66)、停止が完了したら、「ハンドルを
左いっぱいに切ってください」という音声メッセージ
と、「左きり」及び左矢印の表示とによりドライバにハ
ンドル操作の教示を行なう(ステップT68)。ハンド
ルが左最大舵角になったかどうかを判定し(ステップT
70)、左最大舵角になったら、案内音(第1和音)
と、「Db3メーターほど、バックしてください」とい
う音声メッセージと、「バック」という文字表示とによ
りドライバにバックの教示を行なう(ステップT7
2)。
【0105】その後、Db3後退したかどうかを判定し
(ステップT74)、Db3後退が完了したら、案内音
(第2和音)と、「停止」という文字表示とによりドラ
イバに停止の教示を行なう(ステップT76)。そし
て、停止が完了したかどうかを判定し(ステップT7
8)、停止が完了したら、駐車支援を終了する。このよ
うにして、車両1は、目標駐車位置設定手段11によっ
て設定された駐車位置に停車することができる。
【0106】なお、このとき、車両1が目標駐車位置に
到達する前に停止してしまったとしても、目標駐車位置
の中心点と車両1の前後中心点との距離が所定距離(例
えば、50cm)以内であれば、駐車を完了したとみな
して駐車支援を終了する。また、車両1が目標駐車位置
に到達したにもかかわらず、停止していないような状況
が生じた場合でも、目標駐車位置に到達後所定時間(例
えば、1.5秒)経過したら、駐車を完了したとみなし
て駐車支援を終了する。
【0107】なお、本実施形態では、並列駐車するのに
可能な駐車スペースを2.5mに設定して説明したが、
もちろん、それ以外の数値に設定することも可能であ
る。上記の手順により、左側並列駐車の駐車支援が行な
われるが、右側並列駐車の駐車支援は、左側並列駐車の
場合とはハンドルを切る方向が逆になるだけで、それ以
外の駐車支援の手順は左側並列駐車の手順と同様であ
る。
【0108】したがって、本実施形態の駐車支援装置に
よれば、運転操作の開始及び終了が和音によって教示さ
れるため、ビープ音等の単音によって教示する場合と比
較して騒音環境下の識別性が高く、騒音環境下でも運転
者が教示を聞き漏らす虞は少ない。また、和音は単音に
比較してメロディー感があるため、運転者は運転操作中
に不必要な緊張感を強いられることがなく、ストレスを
感じずに運転支援を受けることができ、これにより、操
作ミスの誘発を防ぐことができる。
【0109】さらに、運転の終了が運転の開始を教示す
る第1和音と異なる第2和音によって教示しているた
め、運転者は運転が終了したことを確実に認識できる。
このとき、運転の終了の教示が行なわれるまで第1和音
を継続して流し続けることにより、運転者は運転操作が
継続していることを認識できるとともに、運転操作が終
了に近づくに従って、第1和音の断続周期を短くしてい
るため、運転者は運転操作の進行状況を把握することが
でき、余裕をもって運転することができる。
【0110】また、第2和音を第1和音よりもオクター
ブ高い和音としているため、運転者は運転の終了をより
確実に認識することができる。さらに、運転操作の教示
を、ディスプレイ15に映し出された文字や模式的な画
像表示と、スピーカ14から出力される音や音声とによ
り行なっているため、ドライバはディスプレイ画面上で
どのような教示が行なわれているかを一目で把握できる
とともに、運転操作中は音又は音声情報によって操作方
法や運転操作の正誤及び進行状況等を判断できる。その
ため、ドライバは運転操作の間中ディスプレイ15を凝
視し続ける必要がなく、周囲の安全を確認しながら操作
できる。
【0111】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。例えば、単に、超音波センサ2が物
体を検出した時点を基点として、目標駐車位置設定手段
11により目標駐車位置を設定するようにしても良い。
そして、この目標駐車位置に基づいて、教示手段13に
より、ドライバに対して必要な運転操作を教示すること
もできる。従って、簡単な構成により、目標駐車位置の
設定を機械的に適切に設定でき、ドライバに対してより
適切な駐車支援を行なうことができる。
【0112】また、物体位置検出手段としての超音波セ
ンサ2は、駐車車両を検出するものとして説明したが、
もちろん、駐車車両だけでなく、壁やその他の物体も検
出可能であり、超音波センサ2がこれらのものを検出す
ることによっても駐車支援を行なうことができる。ま
た、本実施形態では、変速機19が有段の場合におい
て、変速位置制御手段12により変速段を1速に限定す
ることを説明したが、特に、有段の変速機19でなくて
も良く、例えば、CVTの場合には、低速段に相当する
変速比領域に限定しても良い。
【0113】また、駐車支援中の運転操作及び物体への
接近状態を示す表示画面と、駐車支援終了後の車両1と
物体との間の間隔を示す表示画面とを切換可能に表示し
たり、又は、別画面で表示したりしても良い。さらに、
上述の実施形態では、ドライバに運転操作の終結感を与
えるために、停止位置に近づくにつれて案内音の断続周
期を短くしているが、このように断続周期を短くする代
わりに、停止位置に近づくにつれて、和音を構成する単
音の組み合わせを変えていくようにしてもよい。この場
合、例えば、運転操作の進行状況に応じて(即ち、運転
操作が終了に近づくに従って)、順に「ドミソ」,「レ
ファラ」,「ミソシ」のように全音又は半音ずつずらし
ていくようにすることで、ドライバは運転操作の進行状
況を大まかに把握でき、余裕を持って運転操作すること
ができる。
【0114】この他、案内音を、基準音Aとこの基準音
Aと異なる周波数の変動音Bとにより構成し、車両1が
停止位置付近に近づくにつれて、この変動音Bの周波数
を基準音Aの周波数に近づけていくようにしてもよい。
この場合、車両1が停止位置に近づくにつれて、基準音
Aと変動音Bとによって発生するうなりが小さくなって
いくため、ドライバは操作の終結を予期することができ
る。
【0115】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の駐車支援
装置によれば、運転操作の開始及び終了が和音によって
教示されるため、ビープ音等の単音によって教示する場
合と比較して騒音環境下の識別性が高く、騒音環境下で
も運転者が教示を聞き漏らす虞は少ない。
【0116】また、和音は単音に比較してメロディー感
があるため、運転者は運転操作中に不必要な緊張感を強
いられることがなく、ストレスを感じずに運転支援を受
けることができ、これにより、操作ミスの誘発を防ぐこ
とができる。さらに、運転の終了が運転の開始を教示す
る第1和音と異なる第2和音によって教示されるため、
運転者は運転が終了したことを確実に認識できる(請求
項1)。
【0117】このとき、運転の終了の教示が行なわれる
まで第1和音を継続して流し続けることにより、運転者
は運転操作が継続していることを認識できる(請求項
2)。そして、この場合、第2和音によって終了が教示
されるまでの間に、第1和音を構成する単音の組み合わ
せを変化させることにより、運転者は運転操作の進行状
況を把握することができ、余裕をもって運転することが
できる(請求項3)。特に、運転操作が終了に近づくに
従って、第1和音を構成する各単音を半音又は全音ずつ
ずらしていくようにすることで、運転者は運転操作の進
行状況をより把握し易くなる(請求項4)。
【0118】また、第2和音を第1和音よりもオクター
ブ高い和音とすることで、運転者は運転の終了をより確
実に認識することができる(請求項5)。さらに、運転
支援の教示の内容に応じて異なる和音を用いることで、
運転者は何のための教示なのかを容易に把握することが
できる(請求項6)。また、不協和音によって運転者の
操作と教示された操作との不一致を知らせることで、運
転者は誤操作を認識することができる(請求項7)。
【0119】特に、駐車時の前進操作又は後退操作等の
駐車支援を行なう場合には、誤操作が大事故につながる
虞は少なく、教示に和音を用いることで反って運転者に
不必要なストレスを与えることがないため、単音による
教示に比べて適している(請求項8)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を示
すもので、その構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を示
すもので、その物体位置検出手段の検出範囲を示す模式
図である。
【図3】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を示
すもので、その表示手段を説明するための模式図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を示
すもので、その表示手段を説明するための模式図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を示
すもので、その案内手段を説明するための模式図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を示
すもので、その縦列駐車の駐車支援を説明するための模
式図である。
【図7】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を示
すもので、その縦列駐車の駐車支援を説明するためのフ
ローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を示
すもので、その縦列駐車の駐車支援を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を示
すもので、その縦列駐車の駐車支援を説明するための模
式図である。
【図10】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を
示すもので、その縦列駐車の駐車支援を説明するための
模式図である。
【図11】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を
示すもので、その並列駐車の駐車支援を説明するための
模式図である。
【図12】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を
示すもので、その並列駐車の駐車支援を説明するための
フローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を
示すもので、その並列駐車の駐車支援を説明するための
フローチャートである。
【図14】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を
示すもので、その並列駐車の駐車支援を説明するための
模式図である。
【図15】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を
示すもので、その並列駐車の駐車支援を説明するための
模式図である。
【図16】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を
示すもので、縦列駐車を行なう際の表示手段による画面
表示の流れを説明するための図である。
【図17】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を
示すもので、縦列駐車を行なう際の表示手段による画面
表示の流れを説明するための図である。
【図18】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を
示すもので、並列駐車を行なう際の表示手段による画面
表示の流れを説明するための図である。
【図19】本発明の一実施形態としての駐車支援装置を
示すもので、並列駐車を行なう際の表示手段による画面
表示の流れを説明するための図である。
【符号の説明】
1 車両 13 教示手段 14,14a,14b 案内手段及び教示手段としての
スピーカ 15 教示手段としてのディスプレイ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 B60R 21/00 626E 626G 628 628D (72)発明者 菅原 淳史 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 御室 哲志 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者に対して所定の操作の開始と終了
    とを教示することにより運転者の運転を支援する装置で
    あって、 上記所定の操作の開始の教示として第1和音を出力し、
    上記所定の操作の終了の教示として上記第1和音とは異
    なる第2和音を出力することを特徴とする、運転支援装
    置。
  2. 【請求項2】 上記開始の教示としての上記第1和音の
    出力は、上記終了の教示が行なわれるまで継続して行な
    われることを特徴とする、請求項1記載の運転支援装
    置。
  3. 【請求項3】 上記開始の教示後、上記終了の教示が行
    なわれるまでの間に、上記第1和音を構成する単音の組
    み合わせが変化することを特徴とする、請求項2記載の
    運転支援装置。
  4. 【請求項4】 上記開始の教示後、上記運転操作が終了
    に近づくに従って、上記第1和音を構成する各単音を半
    音又は全音ずつずらすことを特徴とする、請求項3記載
    の運転支援装置。
  5. 【請求項5】 上記終了の教示としての上記第2和音
    は、上記開始の教示としての第1和音よりオクターブ高
    い和音であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれ
    かの項に記載の運転支援装置。
  6. 【請求項6】 上記開始の教示としての第1和音と上記
    終了の教示としての第2和音とは、上記運転支援の教示
    の内容に基づいて設定されることを特徴とする、請求項
    1〜5のいずれかの項に記載の運転支援装置。
  7. 【請求項7】 上記所定の操作に対する運転者の操作が
    上記教示と異なる場合に、第3和音として不協和音を出
    力することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかの項
    に記載の運転支援装置。
  8. 【請求項8】 上記所定の操作が駐車時の所定位置まで
    の前進操作又は後退操作であることを特徴とする、請求
    項1〜7のいずれかの項に記載の運転支援装置。
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