JP2003305591A - スクリュープレスにおけるろ室厚調整装置 - Google Patents
スクリュープレスにおけるろ室厚調整装置Info
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- JP2003305591A JP2003305591A JP2002107783A JP2002107783A JP2003305591A JP 2003305591 A JP2003305591 A JP 2003305591A JP 2002107783 A JP2002107783 A JP 2002107783A JP 2002107783 A JP2002107783 A JP 2002107783A JP 2003305591 A JP2003305591 A JP 2003305591A
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- B30B9/02—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
- B30B9/12—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクリュープレスの外筒とスクリュー軸の
間に形成するろ過室のろ室厚の調整装置を提供する。 【解決手段】 スクリュープレス（１）の外筒（２）と
スクリュー軸（４）で形成するろ過室（５）のろ室厚を
原液の供給側からケーキの排出側に向って相対的に減少
させ、スクリュー軸（４）の外周面に等厚のリボン状の
可撓性部材（７）をスクリュー軸（４）に巻き掛けると
共に、可撓性部材（７）の両端部を押え板（１１）で固
定して、可撓性部材（７）の適所を止着したもので、季
節状況などによる汚泥性状の変動に合せて、厚みの異な
る最適な可撓性部材（７）に取替えれば、適切なろ室厚
となり、原液の汚泥性状に合せたろ過室の圧縮比が実現
できる。
間に形成するろ過室のろ室厚の調整装置を提供する。 【解決手段】 スクリュープレス（１）の外筒（２）と
スクリュー軸（４）で形成するろ過室（５）のろ室厚を
原液の供給側からケーキの排出側に向って相対的に減少
させ、スクリュー軸（４）の外周面に等厚のリボン状の
可撓性部材（７）をスクリュー軸（４）に巻き掛けると
共に、可撓性部材（７）の両端部を押え板（１１）で固
定して、可撓性部材（７）の適所を止着したもので、季
節状況などによる汚泥性状の変動に合せて、厚みの異な
る最適な可撓性部材（７）に取替えれば、適切なろ室厚
となり、原液の汚泥性状に合せたろ過室の圧縮比が実現
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、産業排水汚泥、
下水汚泥などの固液分離に用いるスクリュープレスに関
し、詳しくは、外筒とスクリュー軸の間に形成するろ過
室のろ室厚の調整装置に関する。
下水汚泥などの固液分離に用いるスクリュープレスに関
し、詳しくは、外筒とスクリュー軸の間に形成するろ過
室のろ室厚の調整装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、下水汚泥などの難ろ過性有機系汚
泥あるいは浄水スラッジなどの無機系汚泥を多量に脱水
する脱水装置として、連続式脱水機のスクリュープレス
がよく使用されている。このスクリュープレスは外筒と
スクリュー軸で形成するろ過室に原液を圧入して、圧入
圧とスクリュー羽根の搬送力とで固液分離を行い、ケー
キ層が形成された外筒のろ過面をスクリュー羽根で掻き
取って、ろ材面を再生するので、連続脱水が可能であ
る。
泥あるいは浄水スラッジなどの無機系汚泥を多量に脱水
する脱水装置として、連続式脱水機のスクリュープレス
がよく使用されている。このスクリュープレスは外筒と
スクリュー軸で形成するろ過室に原液を圧入して、圧入
圧とスクリュー羽根の搬送力とで固液分離を行い、ケー
キ層が形成された外筒のろ過面をスクリュー羽根で掻き
取って、ろ材面を再生するので、連続脱水が可能であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】スクリュープレスは原
液の連続処理が可能であるが、これまでのテストから、
ろ過室のろ室厚が大きくなると能力の変動が大きくな
る。逆にろ過室のろ室厚が小さくなると水分の変動が大
きくなる傾向がある。原液の性状によっては、ろ過室の
ろ室厚が脱水に大きく影響するが、これは事前に知るこ
とが困難であった。従来の技術では、直径の異なるスク
リュー軸を数本持ち、最適のろ室厚に交換する必要があ
り、これは大きなコストがかかり現実的には不可能であ
る。スクリュープレスの最適のろ室厚を決めるのが難し
く経験により決定していた。この発明は、現地でも汚泥
性状に合せたろ過室のろ室厚の調整を可能としたスクリ
ュープレスのろ室厚調整装置を提供する。
液の連続処理が可能であるが、これまでのテストから、
ろ過室のろ室厚が大きくなると能力の変動が大きくな
る。逆にろ過室のろ室厚が小さくなると水分の変動が大
きくなる傾向がある。原液の性状によっては、ろ過室の
ろ室厚が脱水に大きく影響するが、これは事前に知るこ
とが困難であった。従来の技術では、直径の異なるスク
リュー軸を数本持ち、最適のろ室厚に交換する必要があ
り、これは大きなコストがかかり現実的には不可能であ
る。スクリュープレスの最適のろ室厚を決めるのが難し
く経験により決定していた。この発明は、現地でも汚泥
性状に合せたろ過室のろ室厚の調整を可能としたスクリ
ュープレスのろ室厚調整装置を提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨は、ろ材
を張設した外筒にスクリュー羽根を巻き掛けたスクリュ
ー軸を配設し、外筒とスクリュー軸で形成するろ過室に
汚泥を供給し、スクリュー羽根で汚泥を搬送しながら外
筒からろ液を分離して、ろ過室の排出口からケーキを取
出すスクリュープレスにおいて、スクリュー軸の外周面
にリボン状の可撓性部材を巻き掛けてその両端部を押え
板で固定して、可撓性部材の適所を止着したもので、現
地でも汚泥性状に合せた厚底板が簡単に取付けられ、最
適なろ室厚とすることができる。
を張設した外筒にスクリュー羽根を巻き掛けたスクリュ
ー軸を配設し、外筒とスクリュー軸で形成するろ過室に
汚泥を供給し、スクリュー羽根で汚泥を搬送しながら外
筒からろ液を分離して、ろ過室の排出口からケーキを取
出すスクリュープレスにおいて、スクリュー軸の外周面
にリボン状の可撓性部材を巻き掛けてその両端部を押え
板で固定して、可撓性部材の適所を止着したもので、現
地でも汚泥性状に合せた厚底板が簡単に取付けられ、最
適なろ室厚とすることができる。
【０００５】外筒とスクリュー軸で形成するろ過室は、
そのろ室厚を原液の供給側からケーキの排出側に向って
相対的に減少させると共に、等厚の可撓性部材をスクリ
ュー軸に巻き掛ければ、原液の汚泥性状に合せたろ過室
の圧縮比を調整することができる。そして、ろ過室のろ
室厚を原液の供給側からケーキの排出側まで同径に構成
すると共に、スクリュー軸に巻き掛けた可撓性部材を供
給側から排出側に向って厚くしても、圧縮比の調整が可
能となる。また、ろ過室のろ室厚を原液の供給側からケ
ーキの排出側まで同径に構成したスクリュープレスで
は、スクリュー軸に巻き掛けた可撓性部材を、供給側か
ら排出側に向って、段階的に巻き掛け枚数を多くして
も、ろ過室の調整が可能となる。
そのろ室厚を原液の供給側からケーキの排出側に向って
相対的に減少させると共に、等厚の可撓性部材をスクリ
ュー軸に巻き掛ければ、原液の汚泥性状に合せたろ過室
の圧縮比を調整することができる。そして、ろ過室のろ
室厚を原液の供給側からケーキの排出側まで同径に構成
すると共に、スクリュー軸に巻き掛けた可撓性部材を供
給側から排出側に向って厚くしても、圧縮比の調整が可
能となる。また、ろ過室のろ室厚を原液の供給側からケ
ーキの排出側まで同径に構成したスクリュープレスで
は、スクリュー軸に巻き掛けた可撓性部材を、供給側か
ら排出側に向って、段階的に巻き掛け枚数を多くして
も、ろ過室の調整が可能となる。
【０００６】
【発明の実施の形態】この発明は上記のように構成して
あり、経験に基づきスクリュー軸に巻き掛ける厚みの異
なる可撓性部材を数枚準備する。季節状況などによるケ
ーキの含水率の増加や処理水の水質の悪化があると、ス
クリュープレスからスクリュー軸を取外し、汚泥性状の
変動に合せ、最適な厚みの可撓性部材をスクリュー軸の
外周面に巻き掛ける。可撓性部材の両端部を押え板で固
定して、可撓性部材の適所をスクリュー軸に止着し、こ
のスクリュー軸を外筒の内部に配設すれば、スクリュー
プレスのろ室厚が調整され、汚泥性状の変動に対応した
ろ過室のろ室厚調整が可能となる。
あり、経験に基づきスクリュー軸に巻き掛ける厚みの異
なる可撓性部材を数枚準備する。季節状況などによるケ
ーキの含水率の増加や処理水の水質の悪化があると、ス
クリュープレスからスクリュー軸を取外し、汚泥性状の
変動に合せ、最適な厚みの可撓性部材をスクリュー軸の
外周面に巻き掛ける。可撓性部材の両端部を押え板で固
定して、可撓性部材の適所をスクリュー軸に止着し、こ
のスクリュー軸を外筒の内部に配設すれば、スクリュー
プレスのろ室厚が調整され、汚泥性状の変動に対応した
ろ過室のろ室厚調整が可能となる。
【０００７】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づき詳述する
と、先ず、図１はスクリュープレスの概略縦断側面図で
あって、スクリュープレス１はろ材を張設した円筒状の
外筒２の内部に、スクリュー羽根３を巻き掛けた円錐状
のスクリュー軸４が回転自在に配設してあり、外筒２と
スクリュー軸４の間隔を原液の供給側からケーキの排出
側に向って減少させて、外筒２とスクリュー軸４の間に
ろ過室５が形成してある。ろ過室５の始端側のスクリュ
ー軸４に原液の供給口６が開口してあり、この原液の供
給口６の近傍から終端部にかけてスクリュー軸４に可撓
性部材７が巻き掛けてある。そして、スクリュー軸４の
供給口６から圧入された汚泥は、外筒２のろ過面からろ
液を分離し、外筒２に捕捉されたケーキ層をスクリュー
羽根３で掻き取って、外筒２のろ過面を再生しながらろ
過室５の終端に向かって移送し、ろ過室５の後端部のプ
レッサー８でろ過室５の背圧を調整しながらケーキを排
出口９から取出すようにしてある。
と、先ず、図１はスクリュープレスの概略縦断側面図で
あって、スクリュープレス１はろ材を張設した円筒状の
外筒２の内部に、スクリュー羽根３を巻き掛けた円錐状
のスクリュー軸４が回転自在に配設してあり、外筒２と
スクリュー軸４の間隔を原液の供給側からケーキの排出
側に向って減少させて、外筒２とスクリュー軸４の間に
ろ過室５が形成してある。ろ過室５の始端側のスクリュ
ー軸４に原液の供給口６が開口してあり、この原液の供
給口６の近傍から終端部にかけてスクリュー軸４に可撓
性部材７が巻き掛けてある。そして、スクリュー軸４の
供給口６から圧入された汚泥は、外筒２のろ過面からろ
液を分離し、外筒２に捕捉されたケーキ層をスクリュー
羽根３で掻き取って、外筒２のろ過面を再生しながらろ
過室５の終端に向かって移送し、ろ過室５の後端部のプ
レッサー８でろ過室５の背圧を調整しながらケーキを排
出口９から取出すようにしてある。
【０００８】図２に示すように、可撓性部材７は樹脂ま
たはゴム製のリボン１０で構成してあり、図３に示すよ
うに、リボン１０の両端部に押え板１１として、プレス
したクリッパー１２が嵌着してある。リボン１０の適所
に開孔１０ａ…が設けてあり、図１に示すように、リボ
ン１０の両端部のクリッパー１２とリボン１０をスクリ
ュー軸４にボルト１３…で固定してある。リボン１０を
巻き掛けたスクリュー軸４を外筒２に配設すれば、スク
リュープレス１のろ過室５のろ室厚調整が簡単に行え
る。そして、厚みの異なる可撓性部材７…を準備して、
季節状況などによる汚泥性状の変動に合せて、最適な可
撓性部材７に取替えれば、ろ過室のろ室厚が変更でき
る。ろ過室５は最適なろ室厚となり、原液の汚泥性状に
合せたろ過室５の圧縮比が調整できる。
たはゴム製のリボン１０で構成してあり、図３に示すよ
うに、リボン１０の両端部に押え板１１として、プレス
したクリッパー１２が嵌着してある。リボン１０の適所
に開孔１０ａ…が設けてあり、図１に示すように、リボ
ン１０の両端部のクリッパー１２とリボン１０をスクリ
ュー軸４にボルト１３…で固定してある。リボン１０を
巻き掛けたスクリュー軸４を外筒２に配設すれば、スク
リュープレス１のろ過室５のろ室厚調整が簡単に行え
る。そして、厚みの異なる可撓性部材７…を準備して、
季節状況などによる汚泥性状の変動に合せて、最適な可
撓性部材７に取替えれば、ろ過室のろ室厚が変更でき
る。ろ過室５は最適なろ室厚となり、原液の汚泥性状に
合せたろ過室５の圧縮比が調整できる。
【０００９】図４は可撓性部材の他の実施例であって、
可撓性部材７をステンレスベルト１４で構成し、図５に
示すように、ステンレスベルト１４の両端部に押え板１
１として、リボン板１５を使用して、ステンレスベルト
１４をスクリュー軸４に巻き掛けて、ステンレスベルト
１４の両端部にリボン板１５を押し当ててボルト１３…
で固定し、ステンレスベルト１４の適所をボルト１３…
で固定してもよいものである。
可撓性部材７をステンレスベルト１４で構成し、図５に
示すように、ステンレスベルト１４の両端部に押え板１
１として、リボン板１５を使用して、ステンレスベルト
１４をスクリュー軸４に巻き掛けて、ステンレスベルト
１４の両端部にリボン板１５を押し当ててボルト１３…
で固定し、ステンレスベルト１４の適所をボルト１３…
で固定してもよいものである。
【００１０】図６に示す実施例は、ろ過室５ａのろ室厚
を原液の供給側からケーキの排出側まで同径に構成し、
その間にろ過室５ａを形成したスクリュープレス１ａで
あって、図７に示すように、可撓性部材７ａは樹脂また
はゴム製のリボン１６を始端側から後端側に向って厚く
してあり、このリボン１６をスクリュー軸４ａの供給口
６ａの近傍から後端部に巻き掛けて、外筒２ａとスクリ
ュー軸４ａの間隔を原液の供給口６ａの近傍からプレッ
サー８ａを配設した排出口９ａに向って相対的に減少さ
せたスクリュープレス１ａとしてある。原液の汚泥性状
に合せたろ過室５ａの圧縮比を調整することができ、ス
クリュー軸４ａの製作も容易となる。
を原液の供給側からケーキの排出側まで同径に構成し、
その間にろ過室５ａを形成したスクリュープレス１ａで
あって、図７に示すように、可撓性部材７ａは樹脂また
はゴム製のリボン１６を始端側から後端側に向って厚く
してあり、このリボン１６をスクリュー軸４ａの供給口
６ａの近傍から後端部に巻き掛けて、外筒２ａとスクリ
ュー軸４ａの間隔を原液の供給口６ａの近傍からプレッ
サー８ａを配設した排出口９ａに向って相対的に減少さ
せたスクリュープレス１ａとしてある。原液の汚泥性状
に合せたろ過室５ａの圧縮比を調整することができ、ス
クリュー軸４ａの製作も容易となる。
【００１１】図８に示すスクリュー軸は他の実施例であ
って、円筒状のスクリュー軸４ａに巻き掛けた可撓性部
材７ｃを、供給側から排出側に向って、段階的に巻き掛
け枚数を多くしてあり、この実施例では、可撓性部材７
ｃがスクリュー軸４ａの始端部から終端部に巻き掛けて
あり、この可撓性部材７ｃの中間部から終端部にもう一
枚の可撓性部材７ｃが巻き掛けてある。なお、重設する
可撓性部材７ｃは３〜４枚を段階的に巻き掛けてもよい
ものである。スクリュー軸４ａは、図６に示すような、
円筒状の外筒２ａに配設して、ろ過室５ａの圧縮比を段
階的に調整するようにしてある。スクリュー軸４ａや可
撓性部材７の肉圧を一定とすることができ、製作が容易
となる。
って、円筒状のスクリュー軸４ａに巻き掛けた可撓性部
材７ｃを、供給側から排出側に向って、段階的に巻き掛
け枚数を多くしてあり、この実施例では、可撓性部材７
ｃがスクリュー軸４ａの始端部から終端部に巻き掛けて
あり、この可撓性部材７ｃの中間部から終端部にもう一
枚の可撓性部材７ｃが巻き掛けてある。なお、重設する
可撓性部材７ｃは３〜４枚を段階的に巻き掛けてもよい
ものである。スクリュー軸４ａは、図６に示すような、
円筒状の外筒２ａに配設して、ろ過室５ａの圧縮比を段
階的に調整するようにしてある。スクリュー軸４ａや可
撓性部材７の肉圧を一定とすることができ、製作が容易
となる。
【００１２】
【発明の効果】この発明は上記のように構成してあり、
季節状況などによる汚泥性状の変動に合せたろ過室のろ
室厚調整を可能としたスクリュープレスとなるものであ
る。即ち、従来の技術では、スクリュープレスの最適の
ろ室厚を決めるのが難しく経験により決定していたもの
であるが、この発明にあっては、スクリュー軸の外周面
にリボン状の可撓性部材を巻き掛けてその両端部を押え
板で固定して、可撓性部材の適所を止着したもので、季
節状況などによる汚泥性状の変動に合せて、厚みの異な
る最適な可撓性部材に取替えれば、原液の汚泥性状に合
せたろ過室の圧縮比が実現できる。
季節状況などによる汚泥性状の変動に合せたろ過室のろ
室厚調整を可能としたスクリュープレスとなるものであ
る。即ち、従来の技術では、スクリュープレスの最適の
ろ室厚を決めるのが難しく経験により決定していたもの
であるが、この発明にあっては、スクリュー軸の外周面
にリボン状の可撓性部材を巻き掛けてその両端部を押え
板で固定して、可撓性部材の適所を止着したもので、季
節状況などによる汚泥性状の変動に合せて、厚みの異な
る最適な可撓性部材に取替えれば、原液の汚泥性状に合
せたろ過室の圧縮比が実現できる。
【００１３】ろ過室のろ室厚を原液の供給側からケーキ
の排出側に向って相対的に減少させたスクリュープレス
にあっては、等厚の可撓性部材をスクリュー軸に巻き掛
ければ、現地でも汚泥性状に合せた厚底板が簡単に取付
けられ、最適なろ室厚とすることができる。また、ろ過
室のろ室厚を原液の供給側からケーキの排出側まで同径
としたスクリュープレスにあっては、スクリュー軸に巻
き掛けた可撓性部材を供給側から排出側に向って厚くし
ても、圧縮比の調整が可能となる。そして、ろ過室のろ
室厚を原液の供給側からケーキの排出側まで同径に構成
したスクリュープレスでは、スクリュー軸に巻き掛けた
可撓性部材を、供給側から排出側に向って、段階的に巻
き掛け枚数を多くしても、ろ過室の調整が可能となる。
汚泥性状の変動によるケーキ水分の増加や処理水の悪化
に対応できるスクリュープレスのろ室厚調整装置とな
り、安価に製作でき、取付けも容易となるものである。
の排出側に向って相対的に減少させたスクリュープレス
にあっては、等厚の可撓性部材をスクリュー軸に巻き掛
ければ、現地でも汚泥性状に合せた厚底板が簡単に取付
けられ、最適なろ室厚とすることができる。また、ろ過
室のろ室厚を原液の供給側からケーキの排出側まで同径
としたスクリュープレスにあっては、スクリュー軸に巻
き掛けた可撓性部材を供給側から排出側に向って厚くし
ても、圧縮比の調整が可能となる。そして、ろ過室のろ
室厚を原液の供給側からケーキの排出側まで同径に構成
したスクリュープレスでは、スクリュー軸に巻き掛けた
可撓性部材を、供給側から排出側に向って、段階的に巻
き掛け枚数を多くしても、ろ過室の調整が可能となる。
汚泥性状の変動によるケーキ水分の増加や処理水の悪化
に対応できるスクリュープレスのろ室厚調整装置とな
り、安価に製作でき、取付けも容易となるものである。
【図１】この発明に係るスクリュープレスにおけるろ室
厚調整装置の概略縦断側面図である。
厚調整装置の概略縦断側面図である。
【図２】同じく、スクリュー軸に巻き掛ける可撓性部材
をリボンで構成した斜視図である。
をリボンで構成した斜視図である。
【図３】同じく、リボンの端部の側面図である。
【図４】同じく、スクリュー軸に巻き掛ける可撓性部材
をステンレスベルトで構成した斜視図である。
をステンレスベルトで構成した斜視図である。
【図５】同じく、ステンレスベルトの端部の側面図であ
る。
る。
【図６】他の実施例の、スクリュープレスにおけるろ室
厚調整装置の概略縦断側面図である。
厚調整装置の概略縦断側面図である。
【図７】他の実施例の、始端側から終端側に向って厚み
を大きくしたリボンの斜視図である。
を大きくしたリボンの斜視図である。
【図８】他の実施例の、スクリュー軸に巻き掛ける可撓
性部材の斜視図である。
性部材の斜視図である。
１、１ａ スクリュープレス
２、２ａ 外筒
３、３ａ スクリュー羽根
４、４ａ スクリュー軸
５、５ａ ろ過室
７、７ａ、７ｃ 可撓性部材
９、９ａ 排出口
１０、１６ リボン
１１ 押え板
１２ クリッパー
１４ ステンレスベルト
１５ リボン板
Claims (4)
- 【請求項１】 ろ材を張設した外筒（２、２ａ）にスク
リュー羽根（３、３ａ）を巻き掛けたスクリュー軸
（４、４ａ）を配設し、外筒（２、２ａ）とスクリュー
軸（４、４ａ）で形成するろ過室（５、５ａ）に汚泥を
供給し、スクリュー羽根（３、３ａ）で汚泥を搬送しな
がら外筒（２、２ａ）からろ液を分離して、ろ過室
（５、５ａ）の排出口（９、９ａ）からケーキを取出す
スクリュープレス（１、１ａ）において、スクリュー軸
（４、４ａ）の外周面にリボン状の可撓性部材（７、７
ａ、７ｃ、１０、１４、１６）を巻き掛けてその両端部
を押え板（１１）で固定して、可撓性部材（７、７ａ、
７ｃ、１０、１４、１６）の適所を止着したことを特徴
とするスクリュープレスにおけるろ室厚調整装置。 - 【請求項２】 上記ろ過室（５）のろ室厚を原液の供給
側からケーキの排出側に向って相対的に減少させると共
に、等厚の可撓性部材（７、１０、１４）をスクリュー
軸（４）に巻き掛けたことを特徴とする請求項１に記載
のスクリュープレスにおけるろ室厚調整装置。 - 【請求項３】 上記ろ過室（５ａ）のろ室厚を原液の供
給側からケーキの排出側まで同径に構成すると共に、ス
クリュー軸（４ａ）に巻き掛けた可撓性部材（７ａ、１
６）を供給側から排出側に向って厚くしたことを特徴と
する請求項１に記載のスクリュープレスにおけるろ室厚
調整装置。 - 【請求項４】 上記ろ過室（５ａ）のろ室厚を原液の供
給側からケーキの排出側まで同径に構成すると共に、ス
クリュー軸（４ａ）に巻き掛けた可撓性部材（７ｃ）
を、供給側から排出側に向って、段階的に巻き掛け枚数
を多くしたことを特徴とする請求項１に記載のスクリュ
ープレスにおけるろ室圧調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002107783A JP3838142B2 (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | スクリュープレスにおけるろ室厚調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002107783A JP3838142B2 (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | スクリュープレスにおけるろ室厚調整装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003305591A true JP2003305591A (ja) | 2003-10-28 |
| JP3838142B2 JP3838142B2 (ja) | 2006-10-25 |
Family
ID=29391718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002107783A Expired - Fee Related JP3838142B2 (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | スクリュープレスにおけるろ室厚調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3838142B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101444970A (zh) * | 2007-11-30 | 2009-06-03 | 安德里特斯公开股份有限公司 | 螺旋轴表面 |
| JP2018192513A (ja) * | 2017-05-22 | 2018-12-06 | 川口精機株式会社 | スクリュー脱水機及びスクリュー脱水方法 |
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