JPH1043890A - スクリュープレス式脱水機 - Google Patents

スクリュープレス式脱水機

Info

Publication number
JPH1043890A
JPH1043890A JP21944496A JP21944496A JPH1043890A JP H1043890 A JPH1043890 A JP H1043890A JP 21944496 A JP21944496 A JP 21944496A JP 21944496 A JP21944496 A JP 21944496A JP H1043890 A JPH1043890 A JP H1043890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
dewatering
inner screen
region
press type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21944496A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Takada
俊夫 高田
Kenji Wada
賢次 和田
Kosuke Nawata
幸助 縄田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EREPON KAKOKI KK
Original Assignee
EREPON KAKOKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EREPON KAKOKI KK filed Critical EREPON KAKOKI KK
Priority to JP21944496A priority Critical patent/JPH1043890A/ja
Publication of JPH1043890A publication Critical patent/JPH1043890A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30—PRESSES
    • B30B—PRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00—Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/12—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
    • B30B9/18—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing with means for adjusting the outlet for the solid
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30—PRESSES
    • B30B—PRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00—Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/12—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
    • B30B9/121—Screw constructions
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30—PRESSES
    • B30B—PRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00—Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/12—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
    • B30B9/125—Control arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 重力脱水領域と加圧脱水領域を備えたスクリ
ュープレス式脱水機において、脱水効率を向上させる。 【解決手段】 重力脱水領域４ａおよび加圧脱水領域４
ｂのうち、らなり、重力脱水領域に位置するスクリュー
シャフト２のスクリュー羽根２ｂの外周部に、インナー
スクリーン３ａ，３ｂの材質よりも柔軟で復元弾性を有
するゴム、合成樹脂その他の物質からなるスクレーパ１
０を僅かに外方に突出させた状態で連続的又は非連続的
に形設して、固形分の濃縮充填が可能なように構成し
た。。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、重力脱水による固
液分離が可能な脱水対象物、例えば、工場より発生する
排水を無機薬品により凝集沈殿処理した結果、発生する
沈降分離汚泥や、工場より発生する排水の活性汚泥処理
法により発生した余剰汚泥に、高分子凝集剤等を添加す
ることによって生成した、極めて粗大なフロックが混在
する状態の汚泥などを脱水処理するための、重力脱水領
域と加圧脱水領域を備えたスクリュープレス式脱水機に
関する。
【０００２】なお、上記重力脱水領域とは、固形分と混
在する分離ろ過液が、自重および流入汚泥自体の水圧
（水頭圧）だけで、インナースクリーンの孔を通過する
領域を指称するものであり、これに対して、加圧脱水領
域とは、円筒状のインナースクリーンとスクリューシャ
フトによって形成された限定空間内で、スクリューシャ
フトの回転により積極的に加圧されて分離されたろ過液
がインナースクリーンの孔を通過する領域を指称するも
のである。
【０００３】
【従来の技術】従来のスクリュープレス式脱水機は、図
５〜図７に示すように、次のように構成されている。・ 重力脱水領域Ｈ1のインナースクリーンａと、これ
に隣接する加圧脱水領域Ｈ2のインナースクリーンａと
が一体となった、長寸のインナースクリーン部構造を有
している。・ 熱源ｂによってスクリューシャフトｃを加熱する構
造を有している。・ バイブレータｄによってインナースクリーンａを振
動させる機構を有している。・ 脱水対象物を導入するホッパー状の導入口ｅを廃止
し、ポンプ等により、脱水対象物を圧入する機構ｉを有
すると共に、脱水ケーキ排出口ｆ側のケーキ押えｇを押
す力を、油圧シリンダーｈ方式等により制御する機構を
有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うに構成された従来のスクリュープレス式脱水機には、
次のような問題がある。・ 重力脱水領域Ｈ1に位置相当するインナースクリー
ンａのみの孔径を単独に選定出来ない問題がある。即
ち、重力脱水領域Ｈ1は殆ど無圧のため、該脱水領域Ｈ1
では、インナースクリーンａの孔径を大胆に大きくし
て、重力脱水の効率を高めたいところであるが、一体構
造の従来型では、隣接する加圧脱水領域Ｈ2に位置する
インナースクリーンａの孔径も同様に大きくなり、脱水
対象物の流動性が高い程、この加圧脱水領域Ｈ2のイン
ナースクリーンａの孔から流出する固形分の量が増加し
てしまうといった問題がある。・ 一般に、スクリューシャフトｃの加熱により、含水
率は幾分低下する傾向にあると言われているが、熱源ｂ
が不可欠である反面、飛躍的な脱水対象物の処理量の増
加を望めない。また、スクリューシャフトｃを加熱する
ことにより、該シャフトｃの表面やスクリュー羽根ｃ1
表面に乾燥固形分が付着し、トラブルの原因になること
がある。・ インナースクリーンａをバイブレータｄにより振動
させると、インナースクリーンａの孔部付近に固形分に
よって形成された膜は破壊され、通水性（ろ過性）は向
上するが、破壊された固形分も、脱水ろ過液と共にイン
ナースクリーンａの孔から流出する。したがって、特に
重力脱水領域Ｈ1のインナースクリーンａの孔径は、あ
まり大きくすることが出来ない。・ 脱水対象物を脱水機内へ圧入すると、本来の加圧脱
水工程を殆ど経ないまま、ケーキ排出口ｆ付近へ移送さ
れてしまう。このため、確実なケーキ押え機構、例え
ば、油圧シリンダーｈおよびケーキ押えｇの電気的制御
が必要となる。ここで、ケーキ排出口ｆの閉塞時間が短
いと、脱水機本来の加圧脱水工程を充分に経ないまま排
出されるため含水率の低下が望めない。また、脱水ケー
キ排出口ｆの閉塞時間が長過ぎると、脱水機内部での固
形分の異常圧密を招くことになり、インナースクリーン
ａ部が破損してしまう場合もある。・ 脱水対象物は、脱水機に適した状態にするため、予
め薬品処理を行うことがあるが、圧入方式の場合には、
脱水対象物が脱水機内に導入される直前の状態を目視し
難く、薬品注入量操作等の管理が難しい。また、圧入方
式の場合、インナースクリーンａの孔を覆う固形分
（膜）は、内圧により強制的にインナースクリーンａの
孔より押し出され易く、したがって、初期脱水領域のイ
ンナースクリーンａの孔径は、あまり大きくすることが
出来ない。・ 従来技術に何らかの改良（前述）加えると、製作コ
ストが増大し、通常の運転管理、異常時の処置等も複雑
になる。また、スクリューシャフトｃを加熱する方式に
は、「熱源ｂの確保」という制約があり、圧入方式で
は、脱水対象物の供給量と脱水ケーキの排出量のバラン
スの取り方が困難である。
【０００５】本発明は、上記の問題を解決することを課
題として研究開発されたもので、脱水対象物の脱水効率
を著しく向上し得て、その処理量を格段に増大でき、設
備費が安価であると共に故障が少なく且つ保守点検も容
易である等の特徴を備えたスクリュープレス式脱水機を
提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成するための第１の手段として、本発明は、
一端側に脱水対象物の導入口を設けると共に、他端側に
脱水ケーキの排出口を設けたスクリュープレス式脱水機
本体と、該導入口側と排出口側にわたって本体に軸支さ
せた、モータにより回転するスクリュー羽根付きのスク
リューシャフトと、該スクリューシャフトの回りに同心
状に配設した円筒状のインナースクリーンと、該スクリ
ューシャフトとインナースクリーンとにより形成され
た、上記導入口部に重力脱水領域を備えると共に、該重
力脱水領域に隣接して加圧脱水領域を備えた脱水領域と
から成り、且つ上記導入口部から排出口部迄の脱水領域
の容積を次第に狭小にして構成したスクリュープレス式
脱水機において、少なくとも上記重力脱水領域に位置す
るスクリューシャフトのスクリュー羽根の外周部に、イ
ンナースクリーンの材質よりも柔軟で復元弾性を有する
ゴム、合成樹脂その他の物質から成るスクレーパを僅か
に外方に突出させた状態で連続的又は非連続的に形設し
て、固形分の濃縮充填を可能に構成したことを特徴とす
るスクリュープレス式脱水機を提供するものである。
【０００７】また、上記の課題を解決し、その目的を達
成するための第２の手段として、本発明は、一端側に脱
水対象物の導入口を設けると共に、他端側に脱水ケーキ
の排出口を設けたスクリュープレス式脱水機本体と、該
導入口側と排出口側にわたって本体に軸支させた、モー
タにより回転するスクリュー羽根付きのスクリューシャ
フトと、該スクリューシャフトの回りに同心状に配設し
た円筒状のインナースクリーンと、該スクリューシャフ
トとインナースクリーンとにより形成された、上記導入
口部に重力脱水領域を備えると共に、該重力脱水領域に
隣接して加圧脱水領域を備えた脱水領域とから成り、且
つ上記導入口部から排出口部迄の脱水領域の容積を次第
に狭小にして構成したスクリュープレス式脱水機におい
て、重力脱水領域のインナースクリーンと加圧脱水領域
のインナースクリーンとを分離独立させて構成したこと
を特徴とするスクリュープレス式脱水機を提供するもの
である。
【０００８】さらに、上記課題を解決し、その目的を達
成するための第３の手段として、本発明は、一端側に脱
水対象物の導入口を設けると共に、他端側に脱水ケーキ
の排出口を設けたスクリュープレス式脱水機本体と、該
導入口側と排出口側にわたって本体に軸支させた、モー
タにより回転するスクリュー羽根付きのスクリューシャ
フトと、該スクリューシャフトの回りに同心状に配設し
た円筒状のインナースクリーンと、該スクリューシャフ
トとインナースクリーンとにより形成された、上記導入
口部に重力脱水領域を備えると共に、該重力脱水領域に
隣接して加圧脱水領域を備えた脱水領域とから成り、且
つ上記導入口部から排出口部迄の脱水領域の容積を次第
に狭小にして構成したスクリュープレス式脱水機におい
て、少なくとも上記重力脱水領域に位置するスクリュー
シャフトのスクリュー羽根の外周部に、インナースクリ
ーンの材質よりも柔軟で復元弾性を有するゴム、合成樹
脂その他の物質から成るスクレーパを僅かに外方に突出
させた状態で連続的又は非連続的に形設して、固形分の
濃縮充填を可能に構成すると共に、重力脱水領域のイン
ナースクリーンと加圧脱水領域のインナースクリーンと
を分離独立させて構成したことを特徴とするスクリュー
プレス式脱水機を提供するものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態のい
くつかを添付図面に基づいて説明するが、各実施の形態
のうちの同一部分については、図示、説明するのを省略
して説明する。
【００１０】図１は本発明の第１の実施の形態を示して
おり、この実施の形態のスクリュープレス式脱水機は、
大別して、脱水機本体１と、スクリューシャフト２と、
インナースクリーン３と、脱水領域４とから構成されて
いる。
【００１１】而して、上記脱水機本体１は、機台５上に
おいて、一端側に脱水対象物を供給する上部を開口した
ホッパー形式の導入口６を設けると共に、他端側に脱水
ケーキの排出口７を設け、該導入口６と排出口７との間
に形設される円筒形状のケーシング（図示せず）のフレ
ーム８とから構成されており、導入口６と排出口７とと
の間にわたって、下側に分離脱水ろ過液の受皿９が配設
されている。
【００１２】また、上記スクリューシャフト２は、この
実施の形態では、一端から他端にわたって（図１に向っ
て左側から右側にわたって）、次第に径長を大きくした
横長の円錐形状のシャフト２ａの外周にスクリュー羽根
２ｂを螺旋状に突設して構成されており、このスクリュ
ー羽根２ｂの、後述する重力脱水領域に相当する位置に
おいて、先端寄りの一側片面に、図２に示すように、例
えば厚さ約５mm、カット寸法５０mm×５０mmの方形状の
複数枚のゴム片を適宜の間隔ごとに貼着し、その上面を
該ゴム片と同寸法にカットしたステンレス等の不銹鋼板
で押え付け、ボルトにより締着固定してなるスクレーパ
１０を形設し、各スクレーパ１０の先端をシャフト２ａ
の半径方向に約１〜３mm程度突出させて取付けてある。
【００１３】上記のように構成されたスクリューシャフ
ト２は、図１に示す態様で脱水機本体１の導入口６と排
水口７との間にわたり、フレーム８内を通って機台５に
懸架軸支され、モータにより回転駆動されるものであ
る。
【００１４】また、上記インナースクリーン３は、上記
スクリューシャフト２のスクリュー羽根２ｂの回りに略
々同心円筒状に配設されるもので、後述する脱水領域４
における重力脱水領域４ａと加圧脱水領域４ｂとにおい
て夫々分離独立して別体で構成されており、したがって
重力脱水領域４ａに位置する半円筒状のインナースクリ
ーン３ａと加圧脱水領域４ｂに位置する円筒状のインナ
ースクリーン３ｂは別個に取付け、取外しが可能であっ
て、重力脱水を能率的に行う目的で、インナースクリー
ン３ａの孔のメッシュはインナースクリーン３ｂの孔の
メッシュよりも大に形成することができる。
【００１５】次に、上記重力脱水領域４ａに位置するス
クリューシャフト２の、スクレーパ１０を備えたスクリ
ュー羽根２ｂの下半部の回りに半円筒状のインナースク
リーン３ａを囲設する一つの手段を、図４に基づいて説
明する。まづ、上記半円筒状のインナースクリーン３ａ
を、セットボルト１１を稍々緩めにして脱水機本体１の
導入口６の下部に取付け、スクリュー羽根２ｂの外周先
端部より僅かに突出したスクレーパ１０のゴム片の端部
とインナースクリーン３ａとが軽く接触する程度にセッ
トボルト１１の締付力を調整する。
【００１６】調整が終わったら、スクリューシャフト２
を回転させ、スクレーパ１０のゴム片の端部がインナー
スクリーン３ａの内面によって削り取られる状況を観察
し、削り取られるゴム片の細粉の量が減少したら、イン
ナースクリーン３ａのセットボルト１１を矢印１２の方
向に僅かに締め付ける。
【００１７】このようにして、削り取られる細粉の量を
観察しながら、インナースクリーン３ａ部のセットボル
ト１１を矢印１２の方向に締め付けてゆき、完全にイン
ナースクリーン３ａ部のセットボルトを締め付けてスク
リューシャフト２を回転させても、スクレーパ１０のゴ
ム片の端が削り取られなくなったら仕上がりと見なすこ
とができるものであり、こうして仕上がったスクレーパ
１０のゴム片の端と、これに対応するインナースクリー
ン３ａ部との間の間隙は、ほぼ０mmとみなし得る。
【００１８】したがって、このスクレーパ１０を設けた
重力脱水領域４ａでは、スクリューシャフト２が１回転
する毎に、スクリュー羽根２ｂの外周部に装設されたス
クレーパ１０が、インナースクリーン３ａの内面の付着
物を拭い去るため、インナースクリーン３ａの孔に膜が
形成され難くなる。
【００１９】このため、インナースクリーン３ａの孔を
水分が通過する際の抵抗が減少し、脱水対象物１３自身
の水頭圧１４のみで、迅速かつ高効率の重力脱水が可能
になる。即ち、脱水対象物１３が加圧脱水領域４ｂに至
る以前に、スクリュー羽根２ｂの間には、固形分がより
高密度で充満することになる。なお、重力脱水領域４ａ
に相当するスクリュー羽根２ｂの外周部が、インナース
クリーン３ａの内面の付着物を払拭する方向は、インナ
ースクリーン３ａの内面と平行（同心円）であるため、
固形分がインナースクリーン３ａの孔を通じて、脱水ろ
過液と共に外部へ流出する量は著しく減少する。
【００２０】さらに、前記脱水領域４は、既に述べたよ
うに、重力脱水領域４ａと加圧脱水領域４ｂから構成さ
れており、具体的には、重力脱水領域４ａは、図１にお
ける脱水対象物１３の導入口６の巾長と略々一致してお
り、加圧脱水領域４ｂは、重力脱水領域４ａ以降から脱
水ケーキ排出口７に至る範囲に相当するものである。な
お、図１において、１５は脱水ケーキ排出口７に配設し
たゴム質等の弾性材料から成る脱水ケーキ押え部、１６
は該脱水押え部１５のケーキ押圧力を加減するためのバ
ネ等から成る押圧力調節部材を示す。
【００２１】図３は本発明の第２の実施の形態における
スクリューシャフト２を示しており、上記第１の実施の
形態と相違しているのは、スクリューシャフト２のスク
リュー羽根２ｂの先端部寄りの一側片面に装設したスク
レーパの構成のみであって、その他の構成即ち、脱水機
本体１、インナースクリーン３及び脱水領域４の各構成
は、図１に示した第１の実施の形態と全く同一であるか
ら、同一部分については、図示、説明するのを省略す
る。
【００２２】この第２の実施の形態で示すスクレーパ１
０’は、スクリュー羽根２ｂの先端部寄りの一側片面
に、厚さ約５mm、縦巾約５０mmの長いゴム板を、その先
端をシャフト２ａの半径方向に約１〜３mm程度突出させ
て連続的に貼着し、その上面を該ゴム板と同寸法の薄い
不銹鋼板で押え付け、ボルトにより締着固定して構成さ
れている。
【００２３】この実施の形態にしたがえば、スクレーパ
１０’が長尺であるため、スクリュー羽根２ａへの装設
作業が稍々煩雑であると共に、材料費が高くなり且つ一
部のみの補修が困難である問題はあるが、スクレーパと
しての作用効果に優れている利点がある。
【００２４】以上、本発明の主要な実施の形態について
詳述したが、本発明は、これらの実施の形態に限定され
るものではなく、例えば脱水領域４の容積を脱水ケーキ
排出口７に近づくにしたがい次第に挾小にし、その脱水
効果を向上する手段として、長尺円錐形状のシャフト２
ａを用いる代りに、ストレートのシャフトを用いて、脱
水領域におけるハウジング側の形状を円錐形状に形成す
る手段を採用してもよく、また、必要に応じて加圧脱水
領域４ｂに位置するスクリューシャフト２のスクリュー
羽根２ｂにもスクレーパ１０（１０’）を装設してよい
ものであって、要するに、本発明の目的を達成でき且つ
発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の設計変更が可
能であることは当然である。なお、本発明は、実施可能
な範囲内において、脱水対象物を圧入する形式のスクリ
ュープレス式脱水機、その他のスクリュープレス式脱水
機にも適用できるものである。
【００２５】
【発明の効果】上記のように構成した本発明によれば、
スクリュー羽根に取付けた、柔軟かつ復元性のある材料
で形成したスクレーパの作用により、重力脱水領域のス
クリュー羽根の間に高密度（高濃度）に固形分が充満し
た後、この固形分が加圧脱水領域へ移送されるので、重
力脱水領域のスクリュー羽根の間に充填される固形分が
低密度（低濃度）である場合に較べて、次の様な効果が
ある。
【００２６】 スクリューシャフト４の回転数が従来
品と同じ場合に、 (a) スクリューシャフトの１回転当りのケーキ排出量
が増える。即ち、脱水対象物の処理量が増える。 (b) 脱水対象物は、より濃縮された状態で加圧脱水領
域に移るので、圧密領域が増え、脱水が促進される。 (c) 同じ含水率のケーキを得るだけなら、加圧脱水領
域を短く出来る。
【００２７】 加圧脱水領域の長さが従来品と同じ場
合、脱水対象物は、より濃縮された状態で、流動性も低
下した状態であるため、単位時間当りの圧縮率を大きく
しても（急激に加圧しても）インナースクリーンの孔か
らの固形分の流出量は少ない。即ち、スクリューシャフ
トの回転を従来品よりも速く出来る。換言すれば、単位
時間当たりの、一定量の脱水対象物に対する必要ろ過面
積は小さくて済み、高回転で運転できるため、脱水対象
物の処理量は増える。
【００２８】 払拭によるインナースクリーンの孔か
らの流出固形分量が少ないため、重力脱水領域のインナ
ースクリーンの孔径を大きく出来、払拭効果との相乗効
果により、さらに重力脱水領域での固形分の濃縮が促進
される。
【００２９】 上記インナースクリーンの孔径は、重
力脱水領域に相当する部分のみを選択的に大きく出来、
隣接する加圧脱水領域の孔径には影響しない。
【００３０】 安価な製作コストで、従来の技術が持
つ問題点を解消し、安定した運転状態を維持でき、ま
た、熱源等も不要である。
【００３１】 重力脱水領域に相当するインナースク
リーンのみの単独分解が可能であるため、メンテナンス
が容易である。
【００３２】 運転管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態を示すもので、スク
リュープレス式脱水機の内部構造を示す概略正面図であ
る。
【図２】重力脱水領域に位置するスクリューシャフト部
分を示す斜視図である。
【図３】本発明の第２の実施の形態における重力脱水領
域に位置するスクリューシャフト部分を示す斜視図であ
る。
【図４】重力脱水領域におけるインナースクリーンの取
付け位置決め状態の説明図である。
【図５】スクリューシャフトの加熱・振動機構を備えた
従来の一般的なスクリュープレス式脱水機の一例を示す
概略正面図である。
【図６】脱水対象物の圧入機構及び脱水ケーキの油圧シ
リンダ式排出制御機構を備えた従来の一般的なスクリュ
ープレス式脱水機の他の例の内部構造を示す正面図であ
る。
【図７】図６における油圧シリンダによる脱水ケーキの
押え機構部の拡大図である。
【符号の説明】
１ スクリュープレス式脱水機本体 ２ スクリューシャフト ２ａ シャフト ２ｂ スクリュー羽根 ３ インナースクリーン ３ａ 重力脱水領域におけるインナースクリーン ３ｂ 加圧脱水領域におけるインナースクリーン ４ 脱水領域 ４ａ 重力脱水領域 ４ｂ 加圧脱水領域 ５ 機台 ６ 脱水対象物の導入口 ７ 脱水ケーキの排出口 ８ フレーム ９ ろ過水の受皿 １０ スクレーパ １０’ スクレーパ １１ セットボルト １２ 矢印 １３ 脱水対象物 １４ 水頭圧 １５ 脱水ケーキ押え部 １６ 脱水ケーキの押圧力調節部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 一端側に脱水対象物の導入口を設けると
    共に、他端側に脱水ケーキの排出口を設けたスクリュー
    プレス式脱水機本体と、該導入口側と排出口側にわたっ
    て本体に軸支させた、モータにより回転するスクリュー
    羽根付きのスクリューシャフトと、該スクリューシャフ
    トの回りに同心状に配設した円筒状のインナースクリー
    ンと、該スクリューシャフトとインナースクリーンとに
    より形成された、上記導入口部に重力脱水領域を備える
    と共に、該重力脱水領域に隣接して加圧脱水領域を備え
    た脱水領域とから成り、且つ上記導入口部から排出口部
    迄の脱水領域の容積を次第に狭小にして構成したスクリ
    ュープレス式脱水機において、少なくとも上記重力脱水
    領域に位置するスクリューシャフトのスクリュー羽根の
    外周部に、インナースクリーンの材質よりも柔軟で復元
    弾性を有するゴム、合成樹脂その他の物質から成るスク
    レーパを僅かに外方に突出させた状態で連続的又は非連
    続的に形設して、固形分の濃縮充填を可能に構成したこ
    とを特徴とするスクリュープレス式脱水機。
  2. 【請求項２】 一端側に脱水対象物の導入口を設けると
    共に、他端側に脱水ケーキの排出口を設けたスクリュー
    プレス式脱水機本体と、該導入口側と排出口側にわたっ
    て本体に軸支させた、モータにより回転するスクリュー
    羽根付きのスクリューシャフトと、該スクリューシャフ
    トの回りに同心状に配設した円筒状のインナースクリー
    ンと、該スクリューシャフトとインナースクリーンとに
    より形成された、上記導入口部に重力脱水領域を備える
    と共に、該重力脱水領域に隣接して加圧脱水領域を備え
    た脱水領域とから成り、且つ上記導入口部から排出口部
    迄の脱水領域の容積を次第に狭小にして構成したスクリ
    ュープレス式脱水機において、重力脱水領域のインナー
    スクリーンと加圧脱水領域のインナースクリーンとを分
    離独立させて構成したことを特徴とするスクリュープレ
    ス式脱水機。
  3. 【請求項３】 一端側に脱水対象物の導入口を設けると
    共に、他端側に脱水ケーキの排出口を設けたスクリュー
    プレス式脱水機本体と、該導入口側と排出口側にわたっ
    て本体に軸支させた、モータにより回転するスクリュー
    羽根付きのスクリューシャフトと、該スクリューシャフ
    トの回りに同心状に配設した円筒状のインナースクリー
    ンと、該スクリューシャフトとインナースクリーンとに
    より形成された、上記導入口部に重力脱水領域を備える
    と共に、該重力脱水領域に隣接して加圧脱水領域を備え
    た脱水領域とから成り、且つ上記導入口部から排出口部
    迄の脱水領域の容積を次第に狭小にして構成したスクリ
    ュープレス式脱水機において、少なくとも上記重力脱水
    領域に位置するスクリューシャフトのスクリュー羽根の
    外周部に、インナースクリーンの材質よりも柔軟で復元
    弾性を有するゴム、合成樹脂その他の物質から成るスク
    レーパを僅かに外方に突出させた状態で連続的又は非連
    続的に形設して、固形分の濃縮充填を可能に構成すると
    共に、重力脱水領域のインナースクリーンと加圧脱水領
    域のインナースクリーンとを分離独立させて構成したこ
    とを特徴とするスクリュープレス式脱水機。
JP21944496A 1996-07-31 1996-07-31 スクリュープレス式脱水機 Pending JPH1043890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21944496A JPH1043890A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 スクリュープレス式脱水機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21944496A JPH1043890A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 スクリュープレス式脱水機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1043890A true JPH1043890A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16735514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21944496A Pending JPH1043890A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 スクリュープレス式脱水機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1043890A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010279973A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Kubota Corp 多軸スクリュープレス
CN101927579A (zh) * 2010-05-13 2010-12-29 孙仁和 加热式强制性油脂分离压榨机及鱼粉机
JP2012000527A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Tsukishima Kikai Co Ltd バイオマスの脱水装置及び脱水方法
JP2014151321A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Green Technology Co Ltd 脱水機
DE102014110471A1 (de) * 2014-07-24 2016-01-28 Huber Se Längliches Abstreiferprofil
JP6917102B1 (ja) * 2021-04-30 2021-08-11 株式会社アクアトリム 脱水装置
CN114163103A (zh) * 2021-11-23 2022-03-11 安徽同速科技有限公司 一种低温物料固化干燥装置及处理系统
CN114620915A (zh) * 2022-03-31 2022-06-14 浙江科力尔环保设备股份有限公司 污泥浓缩脱水方法
CN114804574A (zh) * 2022-03-31 2022-07-29 浙江科力尔环保设备股份有限公司 立式污泥浓缩、脱水一体机
CN117209117A (zh) * 2023-09-26 2023-12-12 江苏峰业环境科技集团股份有限公司 一种脱硫废水氯离子萃取用的污泥脱水机

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010279973A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Kubota Corp 多軸スクリュープレス
CN101927579A (zh) * 2010-05-13 2010-12-29 孙仁和 加热式强制性油脂分离压榨机及鱼粉机
JP2012000527A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Tsukishima Kikai Co Ltd バイオマスの脱水装置及び脱水方法
JP2014151321A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Green Technology Co Ltd 脱水機
JP2015033724A (ja) * 2013-02-07 2015-02-19 株式会社グリーン技術産業 脱水機
US10179301B2 (en) 2014-07-24 2019-01-15 Huber Se Elongated scraper profile
DE102014110471A1 (de) * 2014-07-24 2016-01-28 Huber Se Längliches Abstreiferprofil
JP6917102B1 (ja) * 2021-04-30 2021-08-11 株式会社アクアトリム 脱水装置
JP2022171047A (ja) * 2021-04-30 2022-11-11 株式会社アクアトリム 脱水装置
CN114163103A (zh) * 2021-11-23 2022-03-11 安徽同速科技有限公司 一种低温物料固化干燥装置及处理系统
CN114163103B (zh) * 2021-11-23 2024-04-12 安徽同速科技有限公司 一种低温物料固化干燥装置及处理系统
CN114620915A (zh) * 2022-03-31 2022-06-14 浙江科力尔环保设备股份有限公司 污泥浓缩脱水方法
CN114804574A (zh) * 2022-03-31 2022-07-29 浙江科力尔环保设备股份有限公司 立式污泥浓缩、脱水一体机
CN117209117A (zh) * 2023-09-26 2023-12-12 江苏峰业环境科技集团股份有限公司 一种脱硫废水氯离子萃取用的污泥脱水机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3938434A (en) Sludge dewatering
US4041854A (en) Sludge dewatering
JP2003513805A (ja) スクリュープレス
JPH1043890A (ja) スクリュープレス式脱水機
JP3543597B2 (ja) 横型遠心分離機における分離水の排出装置
RU2178330C2 (ru) Способ отделения и устройство для его осуществления
JP2018149548A (ja) スクリュープレスの目詰まり防止装置
JP4570539B2 (ja) スクリュー式濾過脱水装置
FI122259B (fi) Ruuvipuristin nesteiden erottamiseksi kiintoaine-neste-seoksista
JP4702358B2 (ja) 濃縮機構付きスクリュープレス
JP2010110661A (ja) スクリュープレス
JP2004314130A (ja) スクリュープレス脱水機
JP4953089B2 (ja) 連続脱水ろ過装置
JP2008000769A (ja) 高脱水機構付スクリュープレス
JP2009000627A (ja) 回転加圧脱水機
JP2000002486A (ja) 脱水機
JP2004181511A (ja) スクリュープレス
JP2001070718A (ja) 円盤ろ過機のろ材
JPS6015362B2 (ja) 濾過装置
KR101437908B1 (ko) 물과 응집 슬러지의 비중 차이를 이용한 수직형 스크류 탈수기
JP2007075701A (ja) スクリュー式濾過脱水装置
JP2004017015A (ja) 連続加圧脱水機の目詰まり防止装置
JP2005230852A (ja) スクリュープレス脱水装置
JP7129628B2 (ja) ドラム型固液分離装置
JP3149424B2 (ja) 遠心脱水機のスクレーパー装置