JP2003304980A - 吐水装置 - Google Patents

吐水装置

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JP2003304980A JP2003036261A JP2003036261A JP2003304980A JP 2003304980 A JP2003304980 A JP 2003304980A JP 2003036261 A JP2003036261 A JP 2003036261A JP 2003036261 A JP2003036261 A JP 2003036261A JP 2003304980 A JP2003304980 A JP 2003304980A
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    • B05B1/00Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
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  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
  • Massaging Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな流量や圧力を必要とせず、又、簡単な
構造で、吐水する水流に変化をもたらして、マッサージ
や節水を行なったり、洗浄性を高めることが可能な吐水
装置を提案するものである。 【解決手段】 ノズル内に旋回室と揺動体を設け、該揺
動体を旋回室内に発生させた旋回流によって、首振り公
転を起こさせている。又、前記揺動体を可撓性を有する
把持体で把持することで、前記揺動体の公転運動によっ
て、該把持体を周期的に変形させている。又、該把持体
には吐水口が設けてある。従って、前記把持体が変形す
ることで、前記吐水口も変形し、前記吐水口から吐水さ
れる洗浄水に変化を起こさせる。この洗浄水の変化によ
って、吐水に揺動を行わせたり、流量を周期的に変化さ
せたり、吐水自体の形状を変化させたりすることが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水された洗浄水
をノズルに設けた複数の吐水口から吐水する吐水装置で
あって、洗浄水の吐水方向を、それぞれの吐水口ごとに
独立して変化させて、吐水を行うことで、マサージを行
なったり、洗浄力を高めたり、節水を行なったりするこ
とを目的とした吐水装置に、関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、水流を用いたマッサージを行な
うものとして、 水流を利用して水車を回転させ、水車
に設けた遮蔽板で、複数の吐水穴を順次遮蔽し、複数の
吐水穴から順次吐水して、吐水する水量に周期的な変化
をもたらし、この吐水を人体に当てることで、マッサー
ジを行う様な物が用いられている(例えば特許文献1参
照)。
【0003】
【特許文献1】特開平5−115813
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、水車や遮蔽版を、水圧を受けて装置壁面
に押された状態で回転する必要がある為、水車や遮蔽版
と装置壁面との間で発生する摩擦力より大きな力で水車
や遮蔽版を回転させる必要があり、大きな流量や圧力が
必要となっていた。又、水車や遮蔽版と装置壁面での摩
擦力が大きい為、水車の回転数が低くなってしまい、人
体へ当てて洗浄やマッサージを行なう場合には、吐水の
変化速度が小さく、不快に感じてしまうといった問題が
あった。又、吐水の変化が単調である為に、吐水の変化
や刺激に、人体が馴染んでしまい、好ましいマッサージ
効果が得られないという問題があった。又、水車や遮蔽
版の接触摺動面が大きく、摩耗が発生したり、固着する
といった問題があった。
【0005】本発明の吐水装置は、このような課題を解
決しつつ、今までになく、新しい形態の吐水を実現する
為になされたものであり、本発明の目的は、大きな流量
や圧力を必要とせず、又、簡単な構造で、複数の吐水を
同時に、且つ異なる軌道で揺動させて吐水させること
で、高いマッサージ効果を発揮し、さらに節水を行なっ
たり、洗浄性を高めることが可能な吐水装置を提案する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記目
的を達成するために請求項1は、ノズルを備え、給水さ
れた洗浄水を前記ノズルから吐水する吐水装置であっ
て、前記ノズルは、洗浄水が流入する流入室と、前記流
入室に内蔵され、前記流入室に位置する室内部位とを有
する揺動体と、可撓性を有する把持体であって、前記揺
動体の上部を把持する把持部と、該把持部の周囲に開口
した吐水口と、を備えた把持体と、前記流入室に洗浄水
を導く給水機構と、を有することを特徴としている。
【0007】上記した構成を有する本発明の吐水装置
は、給水機構より供給された洗浄水を、前記給水機構に
より前記流入室内に流入させ、この流入による流体力
を、前記室内部位に及ほす。一方、前記把持体は、前記
把持部で前記揺動体上部を把持して、前記流入室に前記
室内部位を備えている。従って、前記室内部位は、前記
流入室において、前記流体力を受けて傾斜した姿勢で首
振り運動をして、公転を行う。
【0008】又、前記室内部位は、前記揺動体の流入室
側に設けられており、前記揺動体は、可撓性を有する把
持体に設けられた、把持部で把持されているので、該把
持体が変形することで、上記公転を容易に行えることが
出来る。従って、前記揺動体が、前述した流体力を受け
て傾斜、もしくは揺動する時には、前記把持部を頂点と
した円錐状の軌道を公転する。又、前記把持体には、前
記把持部の周囲に開口した吐水口が設けてあり、又前記
把持部で前記揺動体上部を把持している。又、前記把持
部は可撓性を有する把持体に設けらていることから、該
公転の影響を受けて、把持体自体は変形する。従って、
前記把持体に設けた吐水口は、この把持体の変形に伴っ
て、変形する。この場合、吐水口の変形とは、吐水口自
体の形状や面積の変化、および吐水口の吐水方向の変
化、等を意味する。
【0009】従って、前記流入室に導かれた洗浄水は、
前記吐水口から吐水されるが、この吐水される洗浄水
は、前述した吐水口の変形を受けて、吐水自体の形状や
吐水量、および吐水の方向等を、前記公転と共に変化さ
せながら、吐水される。又、この時前記吐水体には遠心
力が作用するが、この遠心力は、前記流体力によって室
内部位が公転することによって発生する力であって、揺
動体が前記公転の回転半径方向に傾斜しようとする力で
あり、この力によって、揺動体がさらに傾斜して、前述
した様な、把持体の変形や吐水の揺動を、大きいものと
して、引き起こすことが出来る。又、前記流入室への洗
浄水の流入による流体力は、前記流入室内に旋回流を発
生させてこの旋回流を前記室内部位に及ぼすことによっ
て発生させることも出来るし、前記室内部位に直接、水
流を作用させることでも発生させることが出来る。
【0010】よって、本発明の吐水装置によれば、上記
吐水口の変形や洗浄水の揺動に当っては、前述した揺動
体を公転させることで行なっており、この揺動体の公転
は、前述した流体力を利用しているので、構成が簡単で
ある。又、この公転を行うに当っても、把持部を頂点と
した、把持体の変形を起こすだけで良いので、摺動部が
無く摩擦や摩耗が発生しないので、少ない流量や小さい
圧力で、高速で揺動部を公転させて、高速で吐水を揺動
させることが出来、しかも摺動部が無く、摩耗しないこ
とで、信頼性も高い。
【0011】しかも、こうした吐水の揺動を図る上で、
流入室への洗浄水流入を図り、この流入による流体力に
より首振り公転を起こせば足りる。よって、流入室への
上記した揺動体組み込み、流入室への洗浄水導入を起こ
せば良いので、構成の簡略化、コスト低減を図ることが
できる。なお、構成の簡略化を通して、装置のコンパク
ト化を図ることもできる。
【0012】又、こうした吐水の揺動を利用して、吐水
を人体に当てて、マッサージを行なう場合には、次の様
な利点がある。吐水される洗浄水は、前記吐水口より、
前述した変形を伴って吐水され、人体へと着水する。従
って、この吐水を人体に当てて、着水部での皮膚や血管
の拡張、収縮を行い、血行を促進させることで、マッサ
ージ効果を得ることが出来る。又、この吐水される洗浄
水は、前述した変形、すなわち、流量変化や吐水形状変
化、吐水方向変化を伴っており、複雑に、変化してい
る。従って、この様な変形を伴う吐水の着水を受けた人
体は、吐水の変化を予測することが出来ない。よって、
この様な吐水を人体に当てて、マッサージを行えば、吐
水の変化や刺激に人体が順応して、刺激を感じなくなっ
てしまうと言ったことが無く、長時間吐水を当てていて
も、高いマッサージ効果が持続される。
【0013】また、前述した様に、この様な吐水の変化
を高速で行うことが出来る。従って、前述した予測不可
能な刺激を継続して人体へ与えつつ、人体がこの高速の
吐水変化の推移を認識出来きない様にすることが出来
る。こうすれば、あたかも吐水が連続して着水している
ような錯覚を起こすことが出来るので、着水範囲の総て
に同時に洗浄水が着水するような連続的な吐水を要しな
い。よって、その分、節水を行なうことが出来る。又、
吐水の揺動だけでなく、吐水量にも変化を起こすことが
出来るので、連続的な吐水を行う場合に比べて、吐水量
が多くて洗浄効果が高い吐水を、広範囲に吐水すること
が出来て、洗浄力を大きくすることが出来る。
【0014】上記目的を達成するために請求項2は、ノ
ズルを備え、給水された洗浄水を前記ノズルから吐水す
る吐水装置であって、前記ノズルは、洗浄水が流入する
流入室と、前記流入室に内蔵され、前記流入室に位置す
る室内部位とを有する揺動体と、可撓性を有する把持体
であって、前記揺動体の上部を把持する把持部と、該把
持部の周囲に開口した吐水口と、を備えた把持体と、前
記流入室に流入した洗浄水が前記流入室内で旋回流を起
こすように、前記流入室に洗浄水を導く給水機構と、を
有することを特徴としている。
【0015】上記した構成を有する本発明の吐水装置
は、給水源より供給された洗浄水を、前記給水機構によ
り前記流入室の内壁面に沿った旋回流として流れを発生
させる。この旋回流は室内部位周りで流速差を起こすの
で、流入室では、この流速差に基づいて力が生じる。こ
の力は、流体中を物体が移動する際に、その物体を挟ん
だ流体の速度差に基づいて当該物体に作用する揚力と同
質のものである。よって、以後の説明において、流速差
に基づく力を、説明の簡便のために揚力と称することと
する。
【0016】このように、流入室に室内部位が入り込
み、この室内部位周りの旋回流が起きている場合の揚力
は、その発生の時点で、室内部位の速度はゼロであ
り、相対的には、旋回流の流速V[m/sec]の影響を
受ける。そして、この揚力Fは、揚力を受ける室内部
位の最大射影面積をS[m]、洗浄水の密度をρ[kg
/m3]とすると、次式で表される。式中のCは揚力係
数である。 F=(ρ・V・C・S)/2 [N] なお、こうして揚力Fが室内部位に作用すると、その
結果として室内部位には抗力F(=(ρ・V・C
・S)/2 [N])も作用する。このCは抗力係数で
ある。今、流入室で室内部位周りの旋回流が起きた状況
を考えると、既述したように、室内部位には揚力が作用
する。この揚力は、室内部位周りの旋回流の流速が大き
い側に旋回流中中央側から外向きに働く。
【0017】その一方、室内部位は、流入室において、
傾斜した姿勢で首振り可能であることから、この揚力を
受けて傾斜し、流入室内壁側に傾くと共に、この揚力と
抗力の合力方向に動く。この合力は、抗力が旋回流の流
れ方向に沿ったものであることから、室内部位を旋回流
の流れ方向に沿って動かす方向に動く。従って、前記受
力部位がこの揚力を受けることで、前記受力部位が、流
入室内壁側に傾くと共に、この揚力と抗力の合力方向に
動く。又、この合力は、抗力が旋回流の流れ方向に沿っ
たものであることから、室内部位を旋回流の流れ方向に
沿って動かす方向に働く。こうなると、室内部位周りの
旋回流の流速差の状況も変化し、この新たな状況下での
揚力・抗力により、室内部位は傾斜した姿勢のままで旋
回流の流れ方向に移動する。このため、揺動体は、首振
り運動して流入室において公転する。以下、この公転を
首振り公転と称する。
【0018】又、前記室内部位は、前記揺動体の側面に
設けられており、前記揺動体は、可撓性を有する把持体
に設けられた、把持部で把持されているので、該把持体
が変形することで、上記公転を容易に行えることが出来
る。従って、前記揺動体が、前述した種々の力を受けて
傾斜、もしくは揺動する時には、前記把持部を頂点とし
た円錐状の軌道を公転する。又、前記把持体には、前記
把持部の周囲に開口した吐水口が設けてあり、又前記把
持部で前記揺動体上部を把持している。又、前記把持部
は可撓性を有する把持体に設けらていることから、該公
転の影響を受けて、把持体自体は変形する。従って、前
記把持体に設けた吐水口は、この把持体の変形に伴っ
て、変形する。この場合、吐水口の変形とは、吐水口自
体の形状や面積の変化、および吐水口の吐水方向の変
化、等を意味する。
【0019】従って、前記流入室に導かれた洗浄水は、
前記吐水口から吐水されるが、この吐水される洗浄水
は、前述した吐水口の変形を受けて、吐水自体の形状や
吐水量、および吐水の方向等を、前記公転と共に変化さ
せながら、吐水される。
【0020】又、上記のように室内部位が揚力を受けて
流入室内壁側に傾斜すると、この室内部位は、流入室の
旋回流に直に押されることになる。よって、室内部位
は、旋回流から直接運動エネルギを受けて傾斜姿勢のま
まで旋回流の流れ方向に移動することになり、揺動体の
首振り公転は促進される。なお、ここでいう運動エネル
ギーAは次式で定義できるものをいい、水の流れ(旋回
流)に支配されるエネルギーである。 A=(ρ・V・Q)/2 [W] ここで、ρは水の密度、Qは、瞬間流量[m3/sec]
を表し、Vは旋回流の速度を表す。また、遠心力は次式
で定義できるものをいう。 F=MV/R [N] ここで、Mは揺動体の質量を、Vは公転の速度を、Rは
公転半径を表す。この遠心力は、水の回転や旋回によっ
て室内部位が公転することによって発生する力であっ
て、揺動体が前記公転もしくは旋回の回転半径方向に傾
斜しようとする力であり、この力によって、揺動体がさ
らに傾斜して、前述した様な、把持体の変形や吐水の揺
動を、大きいものとして、引き起こすことが出来る。
【0021】よって、本発明の吐水装置によれば、上記
吐水口の変形や洗浄水の揺動に当っては、前述した揺動
体を公転させることで行なっており、この揺動体の公転
は、前述した様に、水流によって発生する揚力、抗力、
および遠心力を利用しているので、単に抗力を使って水
車を回転させる場合に比べて、より大きな力が得られ、
又この力によって、揺動体を公転させて、吐水口を変形
さえ、吐水を揺動させることが出来る。又、この公転を
行うに当っても、把持部を頂点とした、把持体の変形を
起こすだけで良いので、摺動部が無く摩擦や摩耗が発生
せず、前述した得られる大きな力と合せて、少ない流量
や小さい圧力で、高速で揺動部を公転させて、高速で吐
水を揺動させることが出来、しかも摺動部が無く、摩耗
しないことで、信頼性も高い。
【0022】しかも、こうした吐水の揺動を図る上で、
流入室への洗浄水流入を図って旋回流を起こし、この旋
回流により揺動体に流入室での首振り公転を起こせば足
りる。よって、流入室への上記した揺動体組み込み、流
入室への洗浄水導入による旋回流生成で起こせば良いの
で、構成の簡略化、コスト低減を図ることができる。な
お、構成の簡略化を通して、装置のコンパクト化を図る
こともできる。
【0023】また、室内部位周りの流速差の発生状況
は、流入室への洗浄水導入の様子や流入室形状等で調整
できる。よって、揺動体の首振り公転状況も調整でき、
これにより、吐水態様の多様化を図ることができる。例
えば、上記した揚力や抗力、遠心力を高めて揺動体をさ
らに高速で首振り公転させて吐水の高速揺動を行なえる
ほか、揺動体の首振り公転状況を安定化させることで、
この首振り公転の軌跡を容易に安定したものとでき、吐
水の揺動を安定して行なうことが出来る。
【0024】又、こうした吐水の揺動を利用して、吐水
を人体に当てて、マッサージを行なう場合には、次の様
な利点がある。吐水される洗浄水は、前記吐水口より、
前述した変形を伴って吐水され、人体へと着水する。従
って、この吐水を人体に当てて、着水部での皮膚や血管
の拡張、収縮を行い、血行を促進させることで、マッサ
ージ効果を得ることが出来る。又、この吐水される洗浄
水は、前述した変形、すなわち、流量変化や吐水形状変
化、吐水方向変化を伴っており、複雑に、変化してい
る。従って、この様な変形を伴う吐水の着水を受けた人
体は、吐水の変化を予測することが出来ない。よって、
この様な吐水を人体に当てて、マッサージを行えば、吐
水の変化や刺激に人体が順応して、刺激を感じなくなっ
てしまうと言ったことが無く、長時間吐水を当てていて
も、高いマッサージ効果が持続される。
【0025】また、前述した様に、この様な吐水の変化
を高速で行うことが出来る。従って、前述した予測不可
能な刺激を継続して人体へ与えつつ、人体がこの高速の
吐水変化の推移を認識出来きない様にすることが出来
る。こうすれば、あたかも吐水が連続して着水している
ような錯覚を起こすことが出来るので、着水範囲の総て
に同時に洗浄水が着水するような連続的な吐水を要しな
い。よって、その分、節水を行なうことが出来る。又、
吐水の揺動だけでなく、吐水量にも変化を起こすことが
出来るので、連続的な吐水を行う場合に比べて、吐水量
が多くて洗浄効果が高い吐水を、広範囲に吐水すること
が出来て、洗浄力を大きくすることが出来る。
【0026】上記目的を達成するために請求項3は、前
記給水機構は、前記流入室の周壁において前記流入室に
偏心して連通したノズル管路を有することを特徴として
いる。こうすれば、前記流入室へ洗浄水の流入を起こす
時、洗浄水が流入室に最初に流入した直後の状態におい
て、その流入した洗浄水は、流入室内壁に沿った室内部
位の周りの旋回流を流速差を持って確実に起こす。これ
により、揺動体の首振り公転、さらには吐水の揺動の安
定化をもたらすことができる。
【0027】また上記課題を解決する為に請求項4は、
前記把持体の有する吐水口を、複数備えたことを特徴と
している。こうすれば、次の利点がある。前記複数の吐
水口は、それぞれが、前述した吐水口の変化と同様な変
化を行い、又、これによって、それぞれの吐水口から吐
水される洗浄水は、それぞれが、前述した吐水の変化を
起こす。又、複数の吐水口は、前記把持体表面上にそれ
ぞれ異なる場所に、配置されるので、配置された場所に
よって、変形するタイミング(位相)や変形量、が異な
る。よって、この複数の吐水口から吐水される洗浄水
は、それぞれが別々の変形、すなわちそれぞれの吐水
が、別々の流量変化や吐水形状変化、および別々の吐水
方向や揺動軌跡を辿って、前記公転周期に合せて複雑に
変化して、吐水されるので、従来にない吐水形態を、実
現することが出来る。又、吐水される洗浄水は、複数の
吐水口より、それぞれが別々の軌跡を辿って、吐水され
て、人体へ着水する。従って、この吐水を人体に当て
て、着水部での皮膚や血管の拡張、収縮を行い、血行を
促進させることで、マッサージ効果を得ることが出来
る。
【0028】また上記課題を解決する為に請求項5は、
前記複数の吐水口は、前記把持部を中心として円周状に
配置されたことを特徴としている。こうすれば、次の利
点がある。前記把持体は、前記把持部は把持する揺動体
の公転を受けて、変形しており、該把持体の変形は、該
把持部を中心として起こっている。従って、該把持部を
中心として円周状に吐水口を配置することで、該把持部
を中心とした変形を、効率良く該吐水口に及ぼすことが
出来る。よって、効率良く吐水口が変形させて、吐水を
揺動させることが可能となる。
【0029】また上記課題を解決する為に請求項6は、
前記吐水口は、吐水を行う穴を、前記把持体より硬質の
材料で構成していることを特徴としている。こうすれ
ば、次の利点がある。前記吐水口は、硬質の材料で構成
され、前記把持体に設けられているので、前記把持体の
変形を受けて変形する際、吐水口の形状や面積変化を起
こさず、吐水の方向変化のみを引き起こす。よって、吐
水口から吐水される洗浄水は、常に同じ流量となる。よ
って、前記流入室内を通過する流量も常に一定となり、
又流入室内の圧力も一定となることから、揺動体の公転
も一定となり、安定させることが出来る。
【0030】また上記課題を解決する為に請求項7は、
前記揺動体の傾斜角度を規制するガイド部を有すること
を特徴としている。従って、揺動体の傾斜角度をガイド
部によって、確実に規制することが可能となり、揺動体
の傾きによってなされる、把持体の変形や吐水口の変形
の量を確実に規制することが可能となる。これにより、
確実に狙った量の、吐水変化を起こすことが出来る。
【0031】また上記課題を解決する為に請求項8は、
前記把持部は、前記揺動体が嵌合されて、該揺動体を把
持する筒状の把持部であって、前記流入室に流入した洗
浄水の圧力を前記筒状把持部の外壁に作用させることを
特徴としている。こうすれば、次の利点がある。前記揺
動体を把持する把持部を、筒状とすることで、前記流入
室内の洗浄水の圧力を、前記筒状の把持部の外壁に作用
させることが出来る。又、この作用させた圧力により、
前記揺動体と前記把持体を確実に接合することが出来
る。よって、前記揺動体と前記把持体を確実に接合する
ことで、前記揺動体の公転運動を前記把持体の変形運動
へと、確実に伝えることが可能となり、確実に吐水を揺
動させることが出来る。又、揺動体と把持体の接合にあ
たって、接着剤を必要としないので、組立てが簡便にな
り、さらには、接着剤の信頼性も問題にならない。
【0032】また上記課題を解決する為に請求項9は、
前記揺動体上部を前記室内部位より小径の柱状としたこ
とを特徴としている。こうすれば、次の利点がある。前
記揺動体上部を小径の柱状とすることで、前記把持部も
小径とすることが出来る。従って、前記揺動体が揺動す
る際、前記把持部が小径であるので、前記揺動体が傾
斜、もしくは公転する時の、把持部の変形を小さくする
ことが出来る。従って、把持部の変形が小さいことで、
把持体の変形抵抗が小さくなり、揺動体が容易に傾斜や
公転を行うことが可能となる。よって、より少ない流量
や圧力で、揺動体を公転させて、揺動吐水を行わせるこ
とが出来る。
【0033】また上記課題を解決する為に請求項10
は、前記把持体は、前記揺動体の把持部の周りに外側に
凸の屈曲部を有することを特徴としている。こうすれ
ば、把持体の厚さを極端に薄くしなくても、屈曲部の曲
げ方向の変形を容易に起こすので、把持体の変形をさら
に容易にすることができる。よって、把持体の強度を保
ったまま、揺動体の首振り公転を容易に引き起こすこと
ができる。又、流入室の外側に凸の形状とすることで、
給水源からの水圧が、前記把持体に作用しても、外側に
向かっての凸形状を保つことが出来るので、前述した様
に、噴射体の首振り公転を容易に引き起こすことが可能
である。又、把持体を凸の形状として、該把持体上に吐
水口を複数設ければ、吐水口の向きを広範囲に向けるこ
とが可能となる。よって、容易に吐水方向を広範囲に向
けることが可能となる。
【0034】また上記課題を解決する為に請求項11
は、前記ノズルの有する前記揺動体は、前記流入室への
洗浄水の流入の無い非流入時において、前記室内部位を
前記流入室に対して傾斜させていることを特徴としてい
る。例えば、ノズルの吐水方向を水平面に対して傾斜も
しくは平行にした姿勢を採るものとし、この揺動体は自
身に作用する重力により非吐水時において室内部位を流
入室に対して傾斜させているものとできる。こうすれ
ば、洗浄水の流入室流入の前から揺動体の室内部位と流
入室内壁との間を狭くできる。よって、洗浄水の流入室
流入の当初から、上記の狭くなった間を洗浄水が通過す
る間の流速を高めることができ、旋回流の流速差を確実
に引き起こすことができる。このため、洗浄水流入当初
から、上記した揚力を確実に発生させることができるの
で、揺動体の首振り公転、さらには吐水の揺動の安定化
を容易に図ることができる。
【0035】このように揺動体を傾斜させるに当たり、
次のようにすることもできる。つまり、流入室底面の中
央に傾斜ガイド部を設け、この傾斜ガイド部により、揺
動体の室内部位を非吐水時において流入室に対して傾斜
させることもできる。こうしても、洗浄水流入当初から
確実に揚力を発生させて、揺動体の首振り公転、さらに
は周期的な吐水量変化を容易に引き起こすことができ
る。こうした傾斜ガイド部を揺動体における室内部位下
端に有するようにすることもできる。
【0036】また上記課題を解決する為に請求項12
は、前記揺動体は、少なくとも一部を金属で構成したこ
とを特徴としている。こうして揺動体の少なくとも一部
を比重の大きい金属で構成することで、揺動体が公転を
行なう際に、前述した式で示した様に、遠心力を大きく
することが、可能となり、この遠心力によって、確実に
揺動体を傾斜させて、前記把持体および前記吐水口に変
化を起こして、吐水される洗浄水へ変化を起こすことが
出来る。従って、確実に吐水の揺動を引き起こすことが
可能となり、上述した様な、マッサージ等を行なうこと
が出来る。又、揺動体の少なくとも一部を金属として、
質量を重くすることで、揺動体自体の慣性力を大きくす
ることが可能となり、水流から得られた抗力を受けて、
公転する際の、公転の回転数を小さくすることが出来
る。この場合、把持体や吐水の変化の周期も小さくなる
ことで、吐水の刺激感を増すことが出来る。
【0037】また上記課題を解決する為に請求項13
は、前記把持体に、複数の突起部を設けたことを特徴と
している。従って、該突起部を人体に直接接触させるこ
とで、ブラシによるマッサージを併用させることが出来
る。又、該突起部は前記把持体に設けられており、この
把持体は、前記揺動体の公転を受けて、周期的に変形し
ている。よって、この把持体に設けられた複数の突起部
も、それぞれが設けられた場所で、異なる動きをして、
この公転に合せて周期的に振動する。この突起部の振動
は揺動体の公転に合せて、高速で行うことも可能であ
り、この高速振動を直接人体へ接触させて、吐水の揺動
と複数の突起部の振動を併用した、マッサージや洗浄を
行うことが出来る。又、この突起部を前記把持体の全体
に渡って広範囲に設ければ、容易に、マッサージや洗浄
を広範囲に行うことが出来る。
【0038】また上記課題を解決する為に請求項14
は、給水された洗浄水を人体局部に向けて吐水する人体
局部洗浄装置であって、前記吐水装置を有して、前記ノ
ズルから前記人体局部に向けて洗浄水を吐水することを
特徴としている。この場合、本吐水装置がもたらす高い
節水性とマッサージ効果を発揮できるので、使用時にタ
ンクのお湯がなくなってしまうようなことが少なくな
る。又、瞬間式熱交換器を用いてお湯を沸かす場合であ
っても、使用水量が少なくて済むので、ヒータの消費電
力を少なくすることが可能であり、低水温の洗浄水を必
要な温度に昇温することが可能である。又、大掛かりな
装置を要しない為、人体局部洗浄装置自体の小型化や静
音化を図ることが可能である。加えて、吐水の揺動を行
なうにあたって、特に大きい流量や水圧を要しない。さ
らに、吐水の揺動や流量変化を利用して、マッサージを
行い、このマッサージ効果による肛門周辺の血管を刺激
して血行を良くしたり、便意を促進するなどの効果も期
待できる。
【0039】また上記課題を解決する為に請求項15
は、給水された洗浄水を人体に向けて吐水するシャワー
装置であって、前記吐水装置を有して、前記ノズルから
人体に向けて洗浄水を吐水する、シャワー装置であるこ
とを特徴としている。この場合も、本吐水装置のもたら
す高い節水性とマッサージ効果を発揮できることから、
シャワー装置として、節水およびマッサージの達成が出
来る。また、上記した様に特別な装置や電源を必要とし
ないため、湿気が多く錆や漏電を起こし易い環境、例え
ば浴室内のシャワー装置としても好適である。
【0040】また上記課題を解決する為に請求項16
は、給水された洗浄水を浴槽内に吐水し、入浴中の人体
に向けて吐水するマッサージ浴槽装置であって、前記吐
水装置を有して、前記ノズルから人体に向けて洗浄水を
吐水するマッサージ浴槽措置であることを特徴としてい
る。この場合、本吐水装置のもたらす高いマッサージ効
果を発揮することが出来る。また、この様に水中に吐水
する様な場合においても、特別な装置や電源を必要とし
ないので、錆や漏電の心配が無く好ましい
【0041】また上記課題を解決する為に請求項17
は、給水された洗浄水を被洗浄物に向けて吐水する洗浄
装置であって、前記吐水装置を有して、前記ノズルから
被洗浄物に向けて吐水する、洗浄装置であることを特徴
としている。この場合、本吐水装置のもたらす高い洗浄
効果を発揮することが出来る。この場合、平均吐水量を
同じにした場合、吐水穴から連続して同時に吐水する場
合に比べて、吐水位置を移動しつつ揺動して吐水するこ
とと、吐水量が変化することにより、吐水量が大きく高
い洗浄力をもった、吐水を広範囲に揺動させて吐水させ
ることが出来る。従って、高い洗浄力を発揮することが
出来るので、食器洗浄機や浴槽洗浄機等に用いると有効
である。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は本発明の吐水装置を上面視し
た図である。図2は本発明の吐水装置を縦断面視した図
である。図3は本発明の吐水装置を、図2のA−Aにお
いて横断面視した図である。図4は本発明の吐水装置に
用いる把持体の詳細図であり、図4(a)は把持体を上
面視した図であり、図4(b)は把持体を縦断面視した
図である。図5は本発明の吐水装置に用いる揺動体を説
明した図である。
【0043】図2に示す様に、ノズル1は、洗浄水が流
入する流入室として円筒状に形成された旋回室15を備
え、この旋回室15に、通水路12と旋回室流入路11
を経て洗浄水を給水する構成になっている。旋回室流入
路11は、ノズル管路であり、通水路12より通水断面
積が小さく構成されており、旋回室15の中心に対して
偏心して当該旋回室15に接続されている。よって、旋
回室流入路11からの洗浄水は、旋回室15に対してそ
の接線方向から流入し、図3に矢印で示す様に、旋回室
15内壁に沿って旋回する旋回流を生成する。この場
合、旋回室流入路11の通水断面積は通水路12より小
さいことから、旋回室15に流入する洗浄水の流速を高
めることができる。
【0044】又、ノズル1は、この旋回室15を把持体
30で密閉し、該把持体30で前記揺動体20を把持し
て、この旋回室15内に前記揺動体20を組み込んで備
えている。前記揺動体20は、図5に示す様に、全体を
円柱形状として、上部に小径の支持部25と下部側面
に、室内部位として、受力部位21を備えている。又、
把持体30は、図4に示す様に、全体をシート状のお碗
形状として、凸状の屈曲部33と、外周に肉厚のシール
部32を備えている。又、中心に円筒状の把持部35を
有し、該把持部35は、凸状屈曲部33の反対側に設け
られ、該円筒表面に面した把持部周壁37を有してい
る。又、旋回室15の密閉に当っては、前記把持体は、
把持体抑え8とノズル1の本体とによって、前記シール
部32を挟み込むことで、前記シール部32の弾性力に
よって、面圧を高め、旋回室15と外部とのシールを行
っている。
【0045】又、該把持部35を中心として、円周状に
複数開口した吐水口5を有している。又、前記揺動体2
0に設けた支持部25は、前記把持部35で把持されて
いる。又、前記受力部位21は、旋回室15内に位置し
て上記の旋回流から後述の種々の力を受け、支持部25
を中心とした揺動体20の円錐状の首振り公転駆動等に
関与するが、これに付いては、後述する。又、前記旋回
室15の下流側には、該旋回室15より小径のガイド部
14が設けてあり、受力部位21、延いては揺動体20
の最大傾斜角度を規制している。
【0046】ここで、上記構成のノズル1における洗浄
水吐水の様子や、その挙動について説明する。図6は旋
回室15に洗浄水が流入してからの受力部位21の挙動
とこの受力部位21にかかる力の様子を時間経過に沿っ
て説明する説明図である。図6に示すように、今、旋回
室流入路11から旋回室15に洗浄水を流入させる(時
刻t0)。この場合、洗浄水は、通路断面積大の通水路
12から通水断面積小の旋回室流入路11を通過してく
ることから、大きな流速で旋回室15に流入する。よっ
て、この洗浄水が衝突等を起こすことで供与することの
できる運動エネルギは、高まる。
【0047】こうして旋回室15に洗浄水が流入する
と、洗浄水は、旋回室15の内壁に沿って受力部位21
周りに旋回する旋回流を起こす。この旋回流における流
速は、旋回室流入路11の連通部でその流速Uinが最
も高い。流入洗浄水が最初に旋回を始める場所、即ち旋
回室流入路11の開口の延長線上にある周壁部位15a
と、当該部位に対向する周壁部位15bとでは、それぞ
れの流速Uaと流速Ubに差が生じ、両者の関係は、U
a>Ubとなる。つまり、周壁部位15aから周壁部位
15bまで洗浄水が行き渡る(旋回する)間に、旋回室
15内での流れ分散や旋回室15内壁面との洗浄水接
触、洗浄水粘性、表面摩擦等の影響を受け、洗浄水は減
速する。
【0048】よって、受力部位21周りで洗浄水の流速
差が生じる。この場合、移動するものは流体(洗浄水)
であるものの、この洗浄水と受力部位21との相対的な
関係では、流体中を物体が移動する状況と変わるもので
はない。従って、流体中を物体が移動する際に、その物
体を挟んだ流体の速度差に基づいて当該物体に揚力が作
用する状況が、旋回室15における洗浄水と受力部位2
1との間で起き、受力部位21には揚力と同質の力が作
用する。なお、便宜上、この力を揚力と称するのは、既
述した通りであるが、他の現象で例示するならば、この
ように流体の速度差によって揚力が発生することは、飛
行機の翼表面の速度差、すなわち圧力差によって揚力を
発生することと同様である。
【0049】図2に示すように、旋回室15に受力部位
21が入り込み、図6の時刻t0では、次のようにな
る。この時刻t0で停止している受力部位21周りの旋
回流が起きることから、その揚力Fは、周壁部位15
aの旋回流の流速Ua[m/sec]の影響を受ける。そ
して、この揚力Fは、揚力を受ける受力部位21の最
大射影面積をS[m]、洗浄水の密度をρ[kg/m3]
とすると、次式で表される。式中のCは揚力係数であ
る。 F=(ρ・V・C・S)/2 [N] こうして揚力Fが受力部位21に作用すると、その結
果として受力部位21には抗力F(=(ρ・V・C
・S)/2 [N])も作用する。このCは抗力係数
である。上記の式中の最大射影面積Sは、受力部位21
の長さL[m]に依存することから、受力部位21の長さ
Lを長くすれば、揚力・抗力を大きくできる。
【0050】図6の時刻t0に示すように、旋回室15
で受力部位21周りの旋回流が起きると、既述したよう
に、受力部位21には揚力が作用する。この揚力は、受
力部位21周りの旋回流の流速が大きい周壁部位15a
の側に旋回流中中央側から外向きに働く。その一方、受
力部位21は、旋回室15において、傾斜した姿勢で首
振り可能であることから、この揚力Fを受けて図中矢
印Fで示す方向に傾斜する。こうして、受力部位21
が旋回室15の内壁側に傾くと、時刻t1では、この揚
力Fと抗力Fが共に作用しその合力方向に動く。こ
の合力は、抗力が旋回流の流れ方向に沿ったものである
ことから、受力部位21を旋回流の流れ方向に沿って動
かす方向に働く。
【0051】こうなると、受力部位21が傾いた側で旋
回流の通過間隔が狭小となり、この狭小で旋回流流速は
高まる。この状況は間隔狭小箇所が受力部位21周りに
移動するように起きるので、旋回流の最も流速の大きい
箇所も旋回室15の内周壁に沿って移動する。従って、
流速の最も大きい箇所の移動に伴って、揚力Fの向き
並びに抗力Fの向きも変わることから、時刻t2,t
3,t4と進むほどに、受力部位21は傾斜した姿勢の
ままで旋回流の流れ方向に移動する。なお、こうして揚
力・抗力の影響を受けて揺動体が公転を始めると、旋回
室径方向にこの揺動体に遠心力が作用し、揺動体20の
首振り公転はさらに促進される。
【0052】このため、揺動体20は、支持部25が把
持部35で把持された状態で、該支持部25を頂点とし
て、首振り運動して旋回室15において公転(首振り公
転)する。そうすると、この揺動体20は、前記ガイド
部14によって傾斜角度を規制されつつ公転を行なう。
又、揺動体20は可撓性を有する把持体30で把持され
ていることから、該把持体30が変形することで、容易
に傾斜や公転を行うことが出来る。又、前記把持部35
は、前記把持部周壁37を、円筒形状として、旋回室1
5内に臨ませていることから、前記旋回室15内の洗浄
水の圧力を、該把持部周壁37に作用させて、該把持部
30と、該把持部35で把持した揺動体20の接触部で
の面圧を高めることが出来る。これにより、前記揺動体
20の公転運動を、確実に把持体30へと伝えることが
可能となっている。
【0053】又、前記把持体30上に設けられた複数の
吐水口5は、前記把持体30が前記変形を起こすこと
で、同様に変形を行う。この場合、吐水口の変形とは、
吐水口の形状の変化、吐水口面積の変化、吐水口の吐水
方向の変化等のことである。又、これら複数の吐水口
は、前記把持体表面上に円周状に配置されるので、配置
された場所によって、変形するタイミング(位相)や変
形量、が異なる。従って、前記流入室に導かれた洗浄水
は、前記複数の吐水口から吐水されるが、この吐水され
る洗浄水は、それぞれが前述した吐水口の変形を受け
て、吐水自体の形状や吐水量、および吐水の方向等を、
前記公転と共に周期的に変化させながら、吐水される。
よって、この複数の吐水口から吐水される洗浄水は、そ
れぞれが別々の変形、すなわち、吐水自体の形状変化や
吐水量の変化、およびそれぞれの吐水が別々の揺動軌跡
を辿って、前記公転周期に合せて吐水されるので、従来
にない吐水形態を、実現することが出来る。
【0054】ここで、こうした吐水装置を用いた場合
の、吐水の様子を図でもって説明する。図7はノズル1
を用いた吐水の瞬間を説明する図である。図8はノズル
1を用いた吐水の軌跡を、図7と同じ断面上で説明した
図である。図9はノズル1を用いた吐水の軌跡を、上面
から見た状態で説明した図である。図7に示す様に、上
記のように揺動体20が首振り公転を起こすと、把持体
30が全周に渡って変形する。この変形により、該把持
体30上に設けられた、複数の吐水口5が前述した変形
を行う。この変形を、吐水方向を例にとって説明する
と、図7の点線は洗浄水吐水前、又は揺動体20が公転
する前の、吐水口5の吐水方向を示している。又、前述
した様に、揺動体20が公転を行うと、ある瞬間には、
図7の実線の向きに吐水される。従って、揺動体20が
公転して、把持体30を変形させることで、該把持体3
0上に設けた複数の吐水口5より吐水される洗浄水の向
きは、それぞれの位置で、異なる位置や方向に向かって
吐水される。
【0055】又、図8に示すように、揺動体20が公転
を行うと、揺動体20の傾きに対して、吐水口の場所に
よって、吐水が傾く方向も異なる。このことは、揺動体
20の傾きに対して、把持体30の変形が、場所によっ
て異なる変形をとるからであり、又、ある場所では、凸
方向に変形し、ある場所では、凹方向に変形し、又ある
場所では、引張り又は圧縮方向に変形するといった様
に、多種多様な変形をとるからである。よって、図9に
示す様に、これら複数の吐水を同時に、揺動させて、し
かも吐水の軌跡も、大きさ、回転の方向、吐水の向きも
異ならせた状態で揺動させることが出来る。以上の様
に、吐水の方向について説明したが、吐水量の変化につ
いても、同様であり、把持体30の変形に伴い、複数の
吐水口5のそれぞれの位置で、異なる変形、すなわち、
吐水口5自体の形状変化や、吐水口5の面積変化を起こ
して、吐水される。従って、該吐水口5より吐水される
洗浄水の形状や流量も、周期的に変化させることも出来
る。
【0056】こうしたノズル1を用いて、人体に吐水を
当てれば、次の様な利点がある。前述した様に、吐水さ
れる洗浄水は、複数の吐水口5より、それぞれが別々の
軌跡や流量変化等を伴って吐水されて、人体へ着水す
る。従って、この吐水が人体に当たることで、着水部で
の皮膚や血管の拡張、収縮を行い、血行を促進させるこ
とで、高いマッサージ効果を得ることが出来る。又、こ
の吐水される洗浄水は、前述した様な変形、すなわち、
流量変化や吐水形状変化、吐水方向変化を伴っており、
複雑に変化している。従って、この様な変形を伴う吐水
の着水を受けた人体は、吐水の変化を予測することが出
来ない。よって、この様な吐水を人体に当てて、マッサ
ージを行えば、吐水の変化や刺激に人体が順応して、刺
激を感じにくくなってしまうと言ったことが無く、長時
間吐水を当てていても、高いマッサージ効果が持続され
る。
【0057】また、前述した様に、この様な吐水の変化
を高速で行うことが出来る。従って、前述した予測不可
能な刺激を継続して人体へ与えつつ、人体がこの高速の
吐水変化の推移を認識出来きない様にすることが出来
る。こうすれば、あたかも吐水が連続して着水している
ような錯覚を起こすことが出来るので、着水範囲の総て
に同時に洗浄水が着水するような連続的な吐水を要しな
い。よって、その分、節水を行なうことが出来る。又、
吐水の揺動だけでなく、吐水量にも変化を起こすことが
出来るので、連続的な吐水を行う場合に比べて、該変化
によって、吐水量が多くて洗浄効果が高い吐水を作り出
して、広範囲に吐水することが出来るので、洗浄力を大
きくすることが出来る。
【0058】又、本発明の吐水装置は、この様な吐水を
行なうにあたり、前述した揺動体20の公転を用いてい
る。又、揺動体20の公転は、水流により発生する揚
力、抗力、および遠心力を利用しているので、抗力のみ
を利用して水車を回転させる様な場合に比べて、より大
きな力が得られる。 又この力によって、揺動体20を
公転させて、把持体30および吐水口5に以上の様な変
化を起こしているので、少ない流量や圧力でも、確実に
吐水に上記変化をもたらすことが出来る。
【0059】さらに、吐水口5および把持体30に以上
の変化を起こすに当り、前記公転している揺動体20
を、把持部35で把持させるだけで良いので、特に大き
な摩擦や摩耗が発生しない。従って、吐水の揺動を安定
させることが可能となったり、信頼性が向上したり、さ
らには、装置が簡略化できるので、小型化や低コスト化
にも繋がる。また、アクチュエータ等の電気的駆動部を
持たないので、電気的駆動部分の耐久性が問題になるこ
とがないと共に、ノズル先端までの電気的配線も要しな
い。よって、漏電等の配慮をも必要とせず、組み付け作
業や保守作業の簡略化、構成の簡略化を図ることができ
る。
【0060】本実施例では、旋回室15への洗浄水流入
を図る旋回室流入路11を通水断面積が小さなものとし
て、旋回室15への流入洗浄水を流速を高めた。旋回室
15に流入する洗浄水流速は、既述したように揚力F
を規定する。よって、通水断面積が種々のものとされた
旋回室流入路11を用意し、これらを選択的に使用すれ
ば、受力部位21に作用する揚力Fの他、抗力・遠心
力も調整できる。これら力は、揺動体20の首振り公転
の周波数も定める。よって、旋回室流入路11の通水断
面積調整を行ったり、若しくは旋回室流入路11の選択
を行えば、揺動体20の首振り公転の周波数も調整でき
る。
【0061】本実施例の揺動体20では、旋回流の運動
エネルギを直接受ける部位を円柱状としたが、その形状
が円柱形状に限られるわけではなく、三角柱や四角柱、
六角柱などの多角柱や球状とすることもできる。一方、
揺動体20の材質としては、PP,POM,ABSとい
った合成樹脂等を採択することができる他、ステンレス
等の金属としたり、受力部位21だけを金属製とするこ
ともできる。この場合、特に公転を行なう受力部位21
を重くすることで、公転運動に伴い発生する遠心力を大
きくすることが可能となり、揺動体20の傾きを大きく
したり、揺動体20自体が重くなり慣性が大きくなるこ
とで、公転の周波数を小さくすることも出来る。
【0062】次に、変形例について説明する。この変形
例は、揺動体70を非吐水時において、強制的に傾斜さ
せることを特徴としている。図10は、変形例のノズル
60を説明する為の図である。以下、図10に基づいて
説明する。ノズル60は、図2のノズル1と同様、洗浄
水が流入する円筒状に形成された旋回室65を備え、こ
の旋回室65に、通水路62と旋回室流入路61を経て
洗浄水を給水する構成になっている。旋回室流入路61
は、通水路62より通水断面積が小さく構成されてお
り、旋回室65の中心に対して偏心して当該旋回室65
に接続されている。
【0063】又、ノズル60は、この旋回室65に揺動
体70を組み込んで備える。ここで、揺動体70は、図
5と同様に、全体を円柱状として、上部に該旋回室より
小径の支持部75、円周側面に受力部位71を備えてお
り、さらに円周下部には、該旋回室より小径の傾斜ピン
72を有している。又、前記旋回室65の中心には、小
径円柱状の傾斜ガイド63が備えられている。したがっ
て、該傾斜ピン72と該傾斜ガイド63とによって、前
記揺動体は強制的に傾斜姿勢を保つ様な構成になってい
る。
【0064】又、前記旋回室65の下流側には、前記旋
回室65より小径のガイド部64が備えられており、該
ガイド部64によって、前記揺動体70の傾斜および公
転時の最大傾斜角度が規制されている。又、前記旋回室
65は、図2と同様に、把持体30によって、密閉され
ており、該把持体30に設けた把持部35により、前記
支持部75を把持することで、前記室内部位71を前記
旋回室65内部に臨ませている。又、把持体30は、図
4に示した様に、複数開口した吐水口5を有している。
ここで、前記揺動体70が、上記旋回流を受けて公転
し、前記把持体30および吐水口5を変形させて、吐水
される洗浄水を揺動させたり、吐水される水量に変化を
起こさせたりするが、その詳細については、先に示した
実施例と同様である。
【0065】以上の構成で示された、ノズル60から洗
浄水の吐水を行なった場合について、説明する。洗浄水
を通水路62、旋回室流入路61を通じて、旋回室65
へ導入し、前記旋回室65の壁面に沿った、旋回流を発
生させることについては、前述した実施例と同様であ
る。又、本実施例については、傾斜ガイド部63によっ
て、洗浄水の非吐水時において、揺動体70が予め傾斜
している。従って、受力部位71と旋回室65の内壁と
の間が予め狭い箇所を形成している。よって、旋回室6
5への洗浄水の流入当初から、上記の狭くなった箇所を
洗浄水が通過する間の流速を高めることができ、旋回流
の流速差を確実に引き起こすことができる。このため、
さらに流量や圧力が低い場合や、洗浄水流入当初から、
既述した揚力を確実に発生させることができ、揺動体7
0の首振り公転や、吐水の揺動、吐水量変化、およびそ
れらの変化状態の安定化を容易に図ることが出来る。
【0066】次に、本発明の応用例について説明する。
この応用例は、把持体に設けた複数の吐水口を硬質材料
で構成したことを特徴としている。図11は本発明に用
いる把持体80を説明する為の図であり、図11(a)
は把持体80を上面視した図であり、図11(b)は把
持体80を縦断面視した図である。図11に基づいて説
明すると、把持体80は、図4で示した把持体30と同
様に、全体をシート状のお碗形状として、凸状の屈曲部
83と、外周に肉厚のシール部82を備えている。又、
中心に円筒状の把持部86を有し、該把持部86は、凸
状屈曲部83の反対側に設けられ、該円筒表面に面した
把持部周壁87を有している。又、該把持部86を中心
として、円周状に複数の吐水ノズル88を有している。
又、該吐水ノズル88は、円筒形状をした硬質材料で構
成せれており、該円筒の開口を吐水口85としている。
又、該吐水口85は前記把持体80に貫通して開口して
いる。
【0067】こうすれば、次の利点がある。前記吐水口
85は、硬質の材料で構成され、前記把持体80に設け
られているので、前記把持体80の変形を受けて変形す
る際、吐水口85の形状や面積変化を起こさず、前記吐
水ノズル88が前記把持体80の変形を受けて動くこと
で、開口の方向が変化して、吐水の方向変化のみを引き
起こす。よって、複数の吐水口85から吐水される洗浄
水は、すべて同じ流量となる。従って、複数の吐水口8
5より吐水される洗浄水は、それぞれが流量変化を伴わ
ず、それぞれが吐水の方向のみを変化させて、吐水され
るので、常に一定の流量が吐水される。よって、前記流
入室内の流量も常に一定となり、又流入室内の圧力も一
定となることから、揺動体の公転も一定となり、揺動体
の公転および吐水の揺動を安定させることが出来る。
【0068】次に、本発明の別の応用例について説明す
る。この応用例は把持体40に、複数の突起部を設けた
ことを特徴としている。図12は本発明に用いる把持体
40を説明する為の図であり、図12(a)は把持体4
0を上面視した図であり、図12(b)は把持体40を
縦断面視した図である。図12に基づいて説明すると、
把持体40は図4で示した把持体30と同様に、全体を
シート状のお碗形状として、凸状の屈曲部43と、外周
に肉厚のシール部42を備えている。又、中心に円筒状
の把持部45を有し、該把持部45は、凸状屈曲部43
の反対側に設けられ、該円筒表面に面した把持部周壁4
7を有している。又、該把持部45を中心として、円周
状に複数のブラシ状の突起部50を有しており、該突起
部50には、該突起部50内を貫通して、開口した吐水
口55が設けられいる。
【0069】この把持体40を、前述した把持体30の
代わりにノズル1へと用いると、次の様な利点がある。
前記突起部50は前記把持体40に設けられており、こ
の把持体40は、前述した把持体30と同様に、揺動体
の公転を受けて、周期的に変形している。よって、この
把持体40に設けられた突起部50も、この公転に合せ
て周期的に揺動して、振動する。又、この突起部50の
振動は揺動体の公転に合せて、高速で行うことも可能で
あり、この高速の公転を、該突起部50の揺動として利
用出来る。従って、この突起部50の高速の揺動、すな
わち高速の振動を、直接人体へ接触させて、マッサージ
を行ったり、洗浄を行ったりすることが出来る。当然、
吐水の揺動と突起部の振動を併用した、マッサージ効果
や洗浄効果も期待出来る。
【0070】ここで、以上で説明した様なノズルの応用
例について説明する。図13は、本発明のノズル1をハ
ンドシャワーに用いた状態を説明する図である。図13
に示した様に、ハンドシャワー91は、前述した様なノ
ズル1を内側に備え、複数開口した吐水口5を備えてい
る。このようなハンドシャワー91を用いれば、前述し
た様な、高い節水効果やマッサージ効果および高い信頼
性を得ることが出来る。
【0071】図14は、本発明のノズル1をマッサージ
浴槽93に利用した状態を説明する図である。図14に
示した様に、マッサージ浴槽93は、浴槽水を貯溜した
浴槽92に、前述した様なノズル1を備え、前記吐水口
5を浴槽内に向けた状態で固定されている。又、ノズル
1には、前記浴槽92内の浴槽水を給水口より吸込ん
で、該ノズル1へと循環供給する循環ポンプが備えられ
ている。又、この循環ポンプは操作部からの信号を制御
装置が受けて、運転される様になっている。このような
構成のマッサージ浴槽93を用いれば、又水中への吐水
であっても、前述した様な高いマッサージ効果や高い信
頼性を得ることが出来ることは明らかである。又、浴槽
内に浴槽水が無い状態で、この様なノズル1を用いて、
吐水を行えば、浴槽の洗浄装置としても用いることが出
来る。この場合、ノズル1から吐水される洗浄水は、予
め貯溜したものをポンプで加圧して吐水しても良いし、
水道圧を利用して吐水を行っても良い。こうすれば、ノ
ズル1の高い洗浄力が発揮されて、好ましい。
【0072】図15は、本発明のノズル1を食器洗浄機
96に利用した状態を説明する図である。図15に示し
た様に、食器洗浄機96は、食器を収納する収納カゴ9
8と、該収納カゴ98を収納する収納部97を備えてい
る。又、該収納された食器に向けて洗浄水を吐水する吐
水口5を、前記収納部97内部に開口させた状態でノズ
ル1を備えている。こうすれば、前述した様な高い節水
性や洗浄力が得られるので、好適である。
【0073】又、本発明のノズル1は図1、図2に示し
た様な、細長い円筒状のノズル内部に収納することで、
該ノズルを便器後部に備えて、人体局部に向かって進出
させて、人体局部に向かって洗浄水を吐水して、局部洗
浄を行なうことが可能となり、人体局部洗浄装置として
用いることが出来る。この場合、前述した様な、高い節
水効果や節水によるタンク小型化、又マッサージ効果に
よる便意促進など、高い効果を発揮することが出来る。
【0074】次に、本発明の別の応用例について説明す
る。この変形例は、噴出体を公転させる原動力として自
転する力を用い、この自転する力を噴出体に設けた軸流
羽根が流れを受けることで得ていることを特徴としてい
る。図17は、変形例のノズル100を説明する為の図
であり、図16は本実施例のノズル100に用いる揺動
体120を説明する図で、図16(a)は揺動体120
を側面視して説明する図であり、図16(b)は揺動体
120を下面視して説明する図である。図17に示す様
に、ノズル100は、流体が流入する流入室として円筒
状に形成された回転室139を備え、この回転室139
に、流入路136を経て流体を供給する構成になってい
る。流入路136は、回転室139の中心に接続されて
おり、前記ノズル100へと流体を導く通路より通路断
面積が小さく構成されており、回転室139に流入する
流体の流速を高めることが出来る。
【0075】揺動体120は、図17に示す様に、揺動
体20と同様に全体を円柱形状として、上部に小径の支
持部125と、下部に大径の受力部位121を備えてい
る。又、ノズル100は、この回転室139を把持体3
0で密閉し、該把持体30で前記揺動体120を把持し
て、この回転室139内に前記揺動体120を組み込ん
で備えている。又、この揺動体120の把持にあたって
は、本実施例では、摺動性の良い部材で構成された回転
受け130を介して、揺動体120を支持している。
又、揺動体120は、把持体30で前記回転受け130
に設けた凸状の支持部135を把持し、前記回転受け1
30に設けた凹状の支持部受け131で前記支持部12
5を支持することで公転可能な状態で支持されている。
さらに、この様な支持方法により、揺動体120は、前
記支持部125と前記支持部受け131の摺動性を良く
することが出来、自由に揺動体120の中心軸周りに自
転することも出来る構成になっている。
【0076】又、図16に示す様に、受力部位121に
は、軸流羽根126が設けられており、前記流入路13
6からの流速が高められた、揺動体120の下方からの
流れを受けて、回転力を得て、前記揺動体120自体が
前記揺動体120の中心軸周りに自転する様に構成され
ている。又、前記回転室139の下流側には、該回転室
139より小径のガイド部114が設けてあり、揺動体
120が首振り公転時に接触して、最大傾斜角度が規制
し、且つ最大傾斜時に前記流入路136からの洗浄水が
前記軸流羽根126に当る様に構成されている。
【0077】この様な構成のノズル100に流体が供給
されると、前記回転室139内で、前記揺動体120の
中心軸周りの回転、すなわち自転運動を確実に起こす。
又、図18に示す様に、前記揺動体120は前記回転室
139内で自由に傾斜、回転出来る様に構成されている
ので、この自転による回転によって、前記回転室内での
流れのバランスが崩れて、前記回転室139内で傾斜す
る。又、前記揺動体120は前記流入路136からの洗
浄水の流入が前記軸流羽根126に当り続けることによ
って、自転しつづけるので、前記ガイド部114に当る
まで傾斜し続ける。又、前記揺動体120が前記ガイド
114に当ると、前記揺動体120の自転力によって、
前記回転室139内を回転し、前記揺動体120が首振
り公転を行う。従って、これまでの実施例と同様に把持
体30が変形しながら吐水を行うことが出来、同様な吐
水形態を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ノズル1を上面視した図である。
【図2】 ノズル1を縦断面視して、説明した図であ
る。
【図3】 図2においてAA断面視して、説明した図で
ある。
【図4】 把持体30の詳細を説明する図であり、図4
(a)は、把持体30を上面視した図であり、図4
(b)は、把持体30を縦断面視した図である。
【図5】 揺動体20の詳細を説明する図である。
【図6】 旋回室15に洗浄水が流入してからの受力部
位21の挙動とこの受力部位21にかかる力の様子を時
間経過に沿って説明する説明図である。
【図7】 受力部位21がこうした挙動を採ることで得
られる洗浄水吐水の様子を、ノズル1を縦断面視して説
明した図である。
【図8】 図7の断面において、吐水される洗浄水の吐
水の軌跡を説明する図である。
【図9】 ノズル1から吐水される洗浄水の軌跡全体を
説明する為の図である。
【図10】 ノズル60を縦断面視して、説明した図で
ある。
【図11】 把持体80を説明する図であり、図11
(a)は、把持体80を上面視した図であり、図11
(b)は、把持体80を縦断面視して説明した図であ
る。
【図12】 把持体40を説明する図であり、図12
(a)は、把持体40を上面視した図であり、図12
(b)は、把持体40を縦断面視して説明した図であ
る。
【図13】 本発明のノズル1をハンドシャワーに用い
た場合の説明図である。
【図14】 本発明のノズル1をマッサージ浴槽に用い
た場合の説明図である。
【図15】 本発明のノズル1を食器洗浄機に用いた場
合の説明図である。
【図16】 揺動体120を説明する図であり、図16
(a)は、揺動体120を側面視した図であり、図16
(b)は、揺動体120を下面視して説明した図であ
る。
【図17】 ノズル100を縦断面視して説明した図で
ある。
【図18】 図17の断面において、吐水の状態を説明
する図である。
【符号の説明】
1…ノズル 5…吐水口 8…把持体抑え 11…旋回室流入路 12…通水路 14…ガイド部 15…旋回室 20…揺動体 21…受力部位 25…支持部 30…把持体 32…シール部 33…屈曲部 35…把持部 37…把持部周壁 40…把持体 42…シール部 43…屈曲部 45…把持部 47…把持部周壁 50…突起部 55…吐水口 60…ノズル 61…旋回室流入路 62…通水路 63…傾斜ガイド部 65…旋回室 68…把持体抑え 70…揺動体 71…受力部位 72…傾斜ピン 75…支持部 80…把持体 82…シール部 85…吐水口 86…把持部 87…把持部周壁 88…吐水ノズル 91…ハンドシャワー 92…浴槽 93…マッサージ浴槽 96…食器洗浄機 97…収納部 98…収納カゴ 100…ノズル 114…ガイド部 120…揺動体 121…受力部位 125…支持部 126…軸流羽根 130…回転受け 131…支持部受け 132…把持体抑え 135…支持部 136…流入路 139…回転室
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05B 3/04 E03D 9/08 D E03D 9/08 A47K 3/22 Fターム(参考) 2D032 FA04 2D038 JA00 JF00 4C094 AA09 BC12 DD12 DD14 EE08 EE17 EE20 GG05 GG08 4C100 AC03 AC08 AC09 BB05 BC11 CA01 CA17 DA01 DA04 DA05 DA06 DA10 4F033 AA11 BA04 DA05 EA01 KA03 NA01 PA01 PB04 PC02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルを備え、給水された洗浄水を前
    記ノズルから吐水する吐水装置であって、前記ノズル
    は、 洗浄水が流入する流入室と、 前記流入室に内蔵され、前記流入室に位置する室内部位
    とを有する揺動体と、 可撓性を有する把持体であって、 前記揺動体の上部を把持する把持部と、該把持部の周囲
    に開口した吐水口と、を備えた把持体と、 前記流入室に洗浄水を導く給水機構と、を有することを
    特徴とする、吐水装置。
  2. 【請求項2】 ノズルを備え、給水された洗浄水を前
    記ノズルから吐水する吐水装置であって、前記ノズル
    は、 洗浄水が流入する流入室と、 前記流入室に内蔵され、前記流入室に位置する室内部位
    とを有する揺動体と、 可撓性を有する把持体であって、 前記揺動体の上部を把持する把持部と、該把持部の周囲
    に開口した吐水口と、を備えた把持体と、 前記流入室に流入した洗浄水が前記流入室内で旋回流を
    起こすように、前記流入室に洗浄水を導く給水機構と、
    を有することを特徴とする、吐水装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の吐水装置であって、前
    記給水機構は、前記流入室の周壁において前記流入室に
    偏心して連通したノズル管路を有する、吐水装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の吐水装
    置であって、前記把持体の有する吐水口を、複数備えた
    ことを特徴とする、吐水装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の吐水装置であって、前
    記複数の吐水口は、前記把持部を中心として円周状に配
    置されたことを特徴とする、吐水装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2記載の吐水装
    置であって、前記吐水口は、吐水を行なう穴を、前記把
    持体より硬質の材料で構成していることを特徴とする、
    吐水装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2記載の吐水装
    置であって、前記揺動体の傾斜角度を規制するガイド部
    を有することを特徴とする、吐水装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の吐水装置であって、前
    記把持部は、前記揺動体が嵌合されて該揺動体を把持す
    る筒状の把持部であって、 前記流入室に流入した洗浄水の圧力を前記筒状把持部の
    外壁に作用させることを特徴とする、吐水装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2記載の吐水装
    置であって、前記揺動体上部を前記室内部位より小径の
    柱状としたことを特徴とする、吐水装置。
  10. 【請求項10】 請求項1または請求項2記載の吐水
    装置であって、前記把持体は、前記揺動体の把持部の周
    りに外側に凸の屈曲部を有することを特徴とする、吐水
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項1または請求項2記載の吐水
    装置であって、前記ノズルの有する前記揺動体は、前記
    流入室への洗浄水の流入の無い非流入時において、前記
    室内部位を前記流入室に対して傾斜させていることを特
    徴とする、吐水装置。
  12. 【請求項12】 請求項1または請求項2記載の吐水
    装置であって、前記揺動体は、少なくとも一部を金属で
    構成したことを特徴とする、吐水装置。
  13. 【請求項13】 請求項1または請求項2記載の吐水
    装置であって、前記把持体に、複数の突起部を設けたこ
    とを特徴とする、吐水装置。
  14. 【請求項14】 給水された洗浄水を人体局部に向け
    て吐水する人体局部洗浄装置であって、請求項1ないし
    請求項12いずれか記載の吐水装置を有し、前記ノズル
    から前記人体局部に向けて洗浄水を吐水する、人体局部
    洗浄装置。
  15. 【請求項15】 給水された洗浄水を人体に向けて吐
    水するシャワー装置であって、請求項1ないし請求項1
    3いずれか記載の前記吐水装置を有し、前記ノズルから
    人体に向けて洗浄水を吐水する、シャワー装置。
  16. 【請求項16】 給水された洗浄水を浴槽内に吐水
    し、入浴中の人体に向けて吐水するマッサージ浴槽装置
    であって、請求項1ないし請求項12いずれか記載の前
    記吐水装置を有し、前記ノズルから人体に向けて洗浄水
    を吐水する、マッサージ浴槽装置。
  17. 【請求項17】 給水された洗浄水を被洗浄物に向け
    て吐水する洗浄装置であって、請求項1ないし請求項1
    3いずれか記載の前記吐水装置を有し、前記ノズルから
    前記被洗浄物に向けて吐水する、洗浄装置。
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