JP2003304121A - アダプティブプリディストーション方式増幅器 - Google Patents

アダプティブプリディストーション方式増幅器

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JP2003304121A
JP2003304121A JP2002105004A JP2002105004A JP2003304121A JP 2003304121 A JP2003304121 A JP 2003304121A JP 2002105004 A JP2002105004 A JP 2002105004A JP 2002105004 A JP2002105004 A JP 2002105004A JP 2003304121 A JP2003304121 A JP 2003304121A
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Japan
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temperature
amplifier
power amplifier
circuit
power
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JP2002105004A
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English (en)
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Daisuke Horikoshi
大輔 堀越
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電力増幅器の温度変化に伴う消費電力の変動を
低減させる温度補償回路を有するアダプティブプリディ
ストーション方式増幅器に関する。 【解決手段】高周波入力信号を遅延させた後、振幅・位
相制御回路を介して電力増幅器により増幅して出力する
際、該出力の一部を取り出して周波数変換した後、帯域
通過フィルタで帯域制限して電力測定を行い、該電力出
力が最小となるように前記入力信号にもとづき振幅・位
相制御回路を制御する制御信号を発生せしめる制御信号
発生回路により構成された歪補償回路を有する増幅器に
おいて、前記電力増幅器の近傍に設けられた温度センサ
と、該温度センサと電力増幅器との間に、電力増幅器の
温度特性に基づき予め設定された温度データに対応する
バイアス設定値が記憶された温度テーブルを有する温度
補償部とを設け、検出温度に対応するバイアス設定値で
温度補償するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電力増幅器の環境温
度変化に伴う消費電力の変動を低減させるようにした温
度補償回路を有するアダプティブプリディストーション
方式増幅器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図3は従来のアダプティブプリディスト
ーション方式増幅器の基本構成の一例を示すブロック図
である。図3において10は入力端子、11は遅延回
路、12は振幅・位相制御回路であって利得制御回路1
3及び位相制御回路14とから構成されている。15は
電力増幅器、16は方向性結合器、17は出力端子、1
8は第1の電力測定器,19は第2の電力測定器、20
は制御信号発生回路であって記憶回路21及び計算回路
22から構成されている。23は周波数変換器であって
乗算回路24及び局部信号発生器25から構成されてい
る。26は帯域通過フィルタである。 【0003】図3の回路の動作は、入力端子10に印加
される入力信号s10の無線信号を遅延回路11により
Δtだけ遅延させた後、振幅・位相制御回路12に入力
され、その利得制御回路13及び位相制御回路14は、
それぞれ制御信号発生回路20の記憶回路21が出力す
る利得制御信号s1及び位相制御信号s2に応じて制御
された後、電力増幅器15で増幅され、方向性結合器1
6を介して出力端子17に出力される。この出力信号の
一部は方向性結合器16により取り出され、周波数変換
器23により周波数変換され、帯域通過フィルタ26に
より帯域制限され、第2の電力検出器19により出力信
号s17の電力が測定される。 【0004】入力端子10からの入力信号の一部は第1
の電力測定器18に入力され電力が測定され、その値に
より記憶回路21のアドレスが参照される。記憶回路2
1の内容は計算回路22によって決定される。即ち、計
算回路22は第2の電力測定器19の出力を最小にする
アルゴリズムによって動作するするようになっている。
制御信号発生回路20はデジタル信号処理によって実現
されるものであり、入力信号はA/D変換され、出力信
号はD/A変換されて出力される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前述した従来のアダプ
ティブプリディストーション方式増幅器は、変調された
信号の電力を増幅する線形増幅器であって、非線形歪を
補償するために電力増幅器15に入力される信号を、そ
の信号の瞬時振幅に対応して、振幅及び位相を予め歪ま
せておく、いわゆるプリディストータ電力増幅器である
ため、電力増幅器15の出力信号電力スペクトルのう
ち、非線形歪みによって発生される帯域内の電力を最小
となるように、入力信号の振幅から得られる値をアドレ
スとする記憶回路21の利得制御信号s1及び位相制御
信号s2の各出力を制御するものである。即ち、入力信
号の振幅にもとづき記憶回路21の内容を自動的に決定
するのみであり、急な温度変化に対する振幅、位相の変
化については補償されていない。 【0006】また、従来の増幅器では増幅素子のゲート
バイアスは可変抵抗やオペアンプを介して電圧を印加し
ている。このバイアス回路の温度補償としてサーミスタ
やダイオードを使っているが、増幅素子の温度特性が非
線形であったり、使用温度が高温になるサーミスタの抵
抗値が非線形になる等、温度補償が十分ではない。この
ため、温度変化による消費電力の変動が温度補償回路で
は補正しきれないことがあるなどの問題を有していた。 【0007】本発明の目的は、従来技術の問題点である
温度が変化している間の歪補償の低下および増幅素子の
温度補償の非線形性を解決し、環境温度が変化してもア
ダプティブプリディストーション方式増幅器を安定に動
作させることができる温度補償回路を提供することにあ
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明によるアダプティ
ブプリディストーション方式増幅器は、高周波入力信号
を遅延させた後、利得制御回路及び位相制御回路から成
る振幅・位相制御回路を介して電力増幅器により増幅し
て出力する際、該出力の一部を取り出して周波数変換し
た後、帯域通過フィルタで帯域制限して電力測定を行
い、該電力出力が最小となるように前記入力信号にもと
づき前記振幅・位相制御回路を制御する制御信号を発生
せしめる記憶回路及び計算回路から成る制御信号発生回
路により構成された歪補償回路を有するアダプティブプ
リディストーション方式増幅器において、前記電力増幅
器の近傍に設けられた温度センサと、該温度センサと前
記電力増幅器との間に、該電力増幅器の温度特性に基づ
き予め設定された温度データに対応するバイアス設定値
が記憶された温度テーブルを有する温度補償部とを設
け、前記温度センサによって検出される前記電力増幅器
近傍の温度データに対応したバイアス設定値を前記温度
補償部の前記温度テーブルから選択して前記電力増幅器
の入力に印加するようにしたものである。 【0009】 【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例のアダプ
ティブプリディストーション方式増幅器のブロック図を
示す。図1中の番号は図3と共通とする。本発明は、電
力増幅器15の近くに温度センサ31を配置し、この温
度センサ31で定期的に環境温度を測定して電圧として
検出し、検出された電圧は温度データとして温度補償部
32に入力される。この温度補償部32では電力増幅器
15の温度特性にもとづき、予め設定される複数の温度
データのそれぞれに対応したバイアス設定値が選択され
る温度テーブルを有しており、検出された温度データに
対応するバイアス設定値を電力増幅器15に印加し、当
該電力増幅器15の増幅率を調整して環境温度の変化に
もとづく消費電力の変動を補正するようにしたものであ
る。 【0010】前述した温度補償部32の回路構成を図2
に示したブロック図により説明する。図2において33
はA/D変流器、34は温度テーブルを含む制御部、3
5はD/A変流器、36はオペオンプであり、電力増幅
器15と温度センサ31との間に設けられている。電力
増幅器15近傍の環境温度は温度センサ31によって定
期的に検出され、この温度データに対応する電圧信号
は、A/D変流器33に入力される。A/D変換器33
でデジタル値に変換され、この変換データは制御部34
に入力される。制御部34には、表1のように時間軸に
よる温度変化の勾配をパラメータ(温度値)として、バ
イアス設定値が決定される温度テーブルが設けられてい
る。 【0011】 【表1】 【0012】即ち、制御部34に記憶されているバイア
ス設定値は、電力増幅器15の消費電力がどの温度に対
しても一定になる値が温度毎に温度テーブルに記憶され
ている。制御部34は、入力された温度データに対応し
たバイアス設定値を温度テーブルから読み出してD/A
変換器35に入力する。D/A変換器35はこのバイア
ス設定値を温度制御電圧に変換してオペアンプ36に入
力する。オペアンプ36は温度制御電圧を演算して電力
増幅器15にバイアス制御を掛けるものであるり、これ
により電力増幅器15の環境温度が変化しても直ちに消
費電力を補正することができる。なお、表1に示した温
度テーブルは一例であって、パラメータとしての温度値
範囲を細かく設定することにより、それに対応してバイ
アス設定値を細かにして、温度変化に対する補償精度を
高め得ることができる。 【0013】 【発明の効果】本発明を実施することにより、急な温度
変化の間にも均一な無線特性を保ち、かつ従来の増幅素
子の非線形な温度補償を解決し、どの温度においても安
定した歪補償を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のアダプティブプリディストーション方
式増幅器の温度補償回路の一実施例を示すブロック図で
ある。 【図2】本発明のアダプティブプリディストーション方
式増幅器の温度補償部の一実施例を示すブロック図であ
る。 【図3】従来のアダプティブプリディストーション方式
増幅器の一例を示すブロック図である。 【符号の説明】 10 入力端子 11 遅延回路 12 振幅・位相制御回路 13 振幅制御回路 14 位相制御回路 15 電力増幅器 16 方向性結合器 17 出力端子 18 第1の電力測定器 19 第2の電力測定器 20 制御信号発生回路 21 記憶回路 22 計算回路 23 周波数変換器 24 乗算回路 25 局部信号発生器 26 帯域通過フィルタ 31 温度センサ 32 温度補償部 33 A/D変換器 34 制御部 35 D/A変流器 36 オペアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA02 CA21 CN01 FA20 FN09 GN03 GN06 HA43 KA00 KA01 KA15 KA16 KA32 KA34 KA44 KA68 MA20 TA01 5J500 AA01 AA41 AC02 AC21 AF20 AH43 AK00 AK01 AK15 AK16 AK32 AK34 AK44 AK68 AM20 AT01 NC01 NF09

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 高周波入力信号を遅延させた後、利得制
    御回路及び位相制御回路から成る振幅・位相制御回路を
    介して電力増幅器により増幅して出力する際、該出力の
    一部を取り出して周波数変換した後、帯域通過フィルタ
    で帯域制限して電力測定を行い、該電力出力が最小とな
    るように前記入力信号にもとづき前記振幅・位相制御回
    路を制御する制御信号を発生せしめる記憶回路及び計算
    回路から成る制御信号発生回路により構成された歪補償
    回路を有するアダプティブプリディストーション方式増
    幅器において、 前記電力増幅器の近傍に設けられた温度センサと、 該温度センサと前記電力増幅器との間に、該電力増幅器
    の温度特性に基づき予め設定された温度データに対応す
    るバイアス設定値が記憶された温度テーブルを有する温
    度補償部とを設け、 前記温度センサによって検出される前記電力増幅器近傍
    の温度データに対応したバイアス設定値を前記温度補償
    部の前記温度テーブルから選択して前記電力増幅器の入
    力に印加するようにしたことを特徴とするアダプティブ
    プリディストーション方式増幅器。
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