JP2003303800A - 表面洗浄装置および表面洗浄方法 - Google Patents
表面洗浄装置および表面洗浄方法Info
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- JP2003303800A JP2003303800A JP2002108797A JP2002108797A JP2003303800A JP 2003303800 A JP2003303800 A JP 2003303800A JP 2002108797 A JP2002108797 A JP 2002108797A JP 2002108797 A JP2002108797 A JP 2002108797A JP 2003303800 A JP2003303800 A JP 2003303800A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】薬液を使用せず、被処理体の構造へ損傷を与え
ずに、被処理体に付着した付着物を除去することのでき
る表面洗浄装置および表面洗浄方法を提供する。 【解決手段】被処理体表面へ直接照射されない角度での
レーザ光照射手段4により、被処理体Wの付着物の近傍
の雰囲気に焦点を形成するようにレーザ光LBが照射さ
れることにより、被処理体Wの付着物の近傍の雰囲気を
ブレイクダウンさせる。レーザブレイクダウンは、レー
ザ光LBを雰囲気中に集光し、雰囲気を構成する気体分
子/原子を電界破壊することを称し、このブレイクダウ
ンによって、雰囲気を構成する分子や原子は、イオン化
およびラジカル化されるとともに、衝撃波や熱やプラズ
マが放射される。そして、このブレイクダウンにより発
生する衝撃波、熱、イオン、ラジカル等の作用によっ
て、被処理体W上の付着物が除去される。
ずに、被処理体に付着した付着物を除去することのでき
る表面洗浄装置および表面洗浄方法を提供する。 【解決手段】被処理体表面へ直接照射されない角度での
レーザ光照射手段4により、被処理体Wの付着物の近傍
の雰囲気に焦点を形成するようにレーザ光LBが照射さ
れることにより、被処理体Wの付着物の近傍の雰囲気を
ブレイクダウンさせる。レーザブレイクダウンは、レー
ザ光LBを雰囲気中に集光し、雰囲気を構成する気体分
子/原子を電界破壊することを称し、このブレイクダウ
ンによって、雰囲気を構成する分子や原子は、イオン化
およびラジカル化されるとともに、衝撃波や熱やプラズ
マが放射される。そして、このブレイクダウンにより発
生する衝撃波、熱、イオン、ラジカル等の作用によっ
て、被処理体W上の付着物が除去される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半導体基
板、MEMS(Micro Electro Mechanical System)、フ
ォトマスク等の被処理体の表面に付着した有機汚れや無
機汚れ等の付着物を、被処理体の表面から除去する表面
洗浄装置および表面洗浄方法に関する。
板、MEMS(Micro Electro Mechanical System)、フ
ォトマスク等の被処理体の表面に付着した有機汚れや無
機汚れ等の付着物を、被処理体の表面から除去する表面
洗浄装置および表面洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造過程において、ウ
ェーハへの付着が許容される付着物のサイズは、パター
ンサイズの最小寸法の約1/2だと考えられている。パ
ターンサイズは近年縮小しており、除去する必要のある
付着物のサイズも同様に縮小している。
ェーハへの付着が許容される付着物のサイズは、パター
ンサイズの最小寸法の約1/2だと考えられている。パ
ターンサイズは近年縮小しており、除去する必要のある
付着物のサイズも同様に縮小している。
【0003】サイズが1μmよりも小さな付着物の除去
は非常に困難である。なぜなら、付着物がウェーハ表面
へ付着している力はその半径(体積に対する等価半径)
に比例する一方で、付着物が液体や気体などの流体から
受ける力はその半径の2乗(断面積)に比例するからで
ある。
は非常に困難である。なぜなら、付着物がウェーハ表面
へ付着している力はその半径(体積に対する等価半径)
に比例する一方で、付着物が液体や気体などの流体から
受ける力はその半径の2乗(断面積)に比例するからで
ある。
【0004】このことは、エアブローや純水ブラシなど
流体の作用による除去方法において、1μmよりもサイ
ズが小さい付着物は除去しにくいことからも理解され
る。従って、そのような小さなサイズの付着物の除去
は、基板と付着物のゼータ電位の違いを利用した、アル
カリ性の薬液を用いたウェット洗浄法によって現在遂行
されている。
流体の作用による除去方法において、1μmよりもサイ
ズが小さい付着物は除去しにくいことからも理解され
る。従って、そのような小さなサイズの付着物の除去
は、基板と付着物のゼータ電位の違いを利用した、アル
カリ性の薬液を用いたウェット洗浄法によって現在遂行
されている。
【0005】上記の薬液を用いた半導体デバイスの洗浄
プロセスは、大量の枚数を同時に一つの液槽で洗浄する
浸漬・バッチ式が主流であるが、達成される清浄度の低
さが近年問題になっている。
プロセスは、大量の枚数を同時に一つの液槽で洗浄する
浸漬・バッチ式が主流であるが、達成される清浄度の低
さが近年問題になっている。
【0006】これは、技術の進歩によって洗浄に用いら
れる洗浄液の清浄度は向上したものの、浸漬・バッチ式
によるウェット洗浄によって達成されるウェーハの清浄
度が、バッチ処理されるウェーハ中で最も汚れているウ
ェーハによって決定されてしまうためである。言い換え
るとウェーハ間のクロス・コンタミネーションが清浄度
低下の原因となっており、従って、更に高度な清浄度の
要求を浸漬・バッチ式により達成することは困難である
ことが明らかとなっている。
れる洗浄液の清浄度は向上したものの、浸漬・バッチ式
によるウェット洗浄によって達成されるウェーハの清浄
度が、バッチ処理されるウェーハ中で最も汚れているウ
ェーハによって決定されてしまうためである。言い換え
るとウェーハ間のクロス・コンタミネーションが清浄度
低下の原因となっており、従って、更に高度な清浄度の
要求を浸漬・バッチ式により達成することは困難である
ことが明らかとなっている。
【0007】また、浸漬・バッチ式によるウェット洗浄
法は薬液を大量に使用するため、現在懸念されている環
境問題への対策に関しても好ましくない。浸漬・バッチ
式では清浄度にばらつきのあるウェーハを一括洗浄する
ため、上述したように、そのバッチの清浄度はそのウェ
ーハ群の中における最悪の清浄度に依存する。
法は薬液を大量に使用するため、現在懸念されている環
境問題への対策に関しても好ましくない。浸漬・バッチ
式では清浄度にばらつきのあるウェーハを一括洗浄する
ため、上述したように、そのバッチの清浄度はそのウェ
ーハ群の中における最悪の清浄度に依存する。
【0008】その一方で、枚葉式はウェーハ間のクロス
・コンタミネーションが無いため、クロス・コンタミネ
ーションに対して使用される薬液使用量が削減されるこ
とから、現在、洗浄法は枚葉式へと移行しつつある。枚
葉式は浸漬・バッチ式と比較してスループットが低いた
め採用がためらわれていたが、近年の環境問題対策や多
品種で少量な生産体制への変化によって次第に採用され
つつある。
・コンタミネーションが無いため、クロス・コンタミネ
ーションに対して使用される薬液使用量が削減されるこ
とから、現在、洗浄法は枚葉式へと移行しつつある。枚
葉式は浸漬・バッチ式と比較してスループットが低いた
め採用がためらわれていたが、近年の環境問題対策や多
品種で少量な生産体制への変化によって次第に採用され
つつある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】次世代の洗浄プロセス
に対する仕様はウェーハの局所的清浄化であると考えら
れる。なぜなら、同一ウェーハ上に生成されているチッ
プ間のクロス・コンタミネーションが考えられるからで
ある。これは浸漬・バッチ式で問題となったウェーハ間
のクロス・コンタミネーションの延長線上と理解され
る。多品種少量生産を高歩留まりで実現する場合、ウェ
ーハの付着物をゼロにする完全除去が求められる。
に対する仕様はウェーハの局所的清浄化であると考えら
れる。なぜなら、同一ウェーハ上に生成されているチッ
プ間のクロス・コンタミネーションが考えられるからで
ある。これは浸漬・バッチ式で問題となったウェーハ間
のクロス・コンタミネーションの延長線上と理解され
る。多品種少量生産を高歩留まりで実現する場合、ウェ
ーハの付着物をゼロにする完全除去が求められる。
【0010】しかしながら、枚葉式洗浄法でさえ、その
ような高度の清浄化を達成することは非常に困難であ
る。なぜなら除去された付着物が洗浄中に基板の別の箇
所へ再付着するためである。すなわち薬液を用いるウェ
ット洗浄法はこのような高度な清浄度を達成することは
困難だと言える。
ような高度の清浄化を達成することは非常に困難であ
る。なぜなら除去された付着物が洗浄中に基板の別の箇
所へ再付着するためである。すなわち薬液を用いるウェ
ット洗浄法はこのような高度な清浄度を達成することは
困難だと言える。
【0011】また、薬液の使用によって基板上の微細構
造物が破壊される現象が発生している。次世代の半導体
デバイスのスケールサイズは100nm以下であり、そ
の微細構造物内に薬液などの液体が侵入すると液体の表
面張力によって微細構造物が破壊されてしまう。このこ
とからも次世代の半導体デバイスの製造プロセスにおい
てウェット洗浄法を用いることは困難であり、ウェット
洗浄法の代替技術としてのドライ・クリーニング法の応
用が考えられる。
造物が破壊される現象が発生している。次世代の半導体
デバイスのスケールサイズは100nm以下であり、そ
の微細構造物内に薬液などの液体が侵入すると液体の表
面張力によって微細構造物が破壊されてしまう。このこ
とからも次世代の半導体デバイスの製造プロセスにおい
てウェット洗浄法を用いることは困難であり、ウェット
洗浄法の代替技術としてのドライ・クリーニング法の応
用が考えられる。
【0012】ドライ・クリーニング法の一つとして、レ
ーザ・クリーニング法が考えられる。レーザ・クリーニ
ング法は薬液を使用しないため環境問題への対策が不要
であり、除去した付着物が基板へ再付着しにくい特徴を
持ち、そして局所的な清浄化に優れているからである。
これまでも、たくさんのメカニズムを用いたレーザ・ク
リーニング法が開発されてきた。それらはレーザ光を基
板表面に照射することによって達成される。
ーザ・クリーニング法が考えられる。レーザ・クリーニ
ング法は薬液を使用しないため環境問題への対策が不要
であり、除去した付着物が基板へ再付着しにくい特徴を
持ち、そして局所的な清浄化に優れているからである。
これまでも、たくさんのメカニズムを用いたレーザ・ク
リーニング法が開発されてきた。それらはレーザ光を基
板表面に照射することによって達成される。
【0013】その一つとして、例えば、特許第2634
245号、特許第2820534号、特表平7−505
577号公報、特表平10−504139号公報、特表
平11−507298号公報、特表2000−5158
11号公報に開示されているように、コールドロン社の
提案する付着物と基板表面の化学結合を切断する手法が
ある。
245号、特許第2820534号、特表平7−505
577号公報、特表平10−504139号公報、特表
平11−507298号公報、特表2000−5158
11号公報に開示されているように、コールドロン社の
提案する付着物と基板表面の化学結合を切断する手法が
ある。
【0014】また、特許第3106040号、特開平7
−307314号公報に開示されているように、理化学
研究所が提案する基板表面の瞬間的な熱膨張による付着
物の物理的な離脱を促す手法がある。
−307314号公報に開示されているように、理化学
研究所が提案する基板表面の瞬間的な熱膨張による付着
物の物理的な離脱を促す手法がある。
【0015】さらに、特表2000−500285号公
報に開示されているように、オラミル社の提案する特定
の雰囲気(O2 /O3 とNX OY )の供給による付着物
の除去を促す手法がある。
報に開示されているように、オラミル社の提案する特定
の雰囲気(O2 /O3 とNX OY )の供給による付着物
の除去を促す手法がある。
【0016】以上の手法がレーザ・クリーニング法の代
表的でものであるが、いずれの手法も、基板表面へ垂直
あるいは任意の角度においてレーザ光を照射するため、
付着物の除去効率は、レーザ光照射による基板表面への
損傷の発生確率と交換条件になっている。
表的でものであるが、いずれの手法も、基板表面へ垂直
あるいは任意の角度においてレーザ光を照射するため、
付着物の除去効率は、レーザ光照射による基板表面への
損傷の発生確率と交換条件になっている。
【0017】また、それらのレーザ・クリーニング法に
おいて、表面へ発生する損傷を1nm以下のスケールに
おいて考察した報告はほとんど無い。なぜならばレーザ
・クリーニング法の実行に伴う損傷評価は、光学顕微鏡
や低倍率の走査型電子顕微鏡(SEM)で行われている
ものがほとんどであるからである。
おいて、表面へ発生する損傷を1nm以下のスケールに
おいて考察した報告はほとんど無い。なぜならばレーザ
・クリーニング法の実行に伴う損傷評価は、光学顕微鏡
や低倍率の走査型電子顕微鏡(SEM)で行われている
ものがほとんどであるからである。
【0018】これに対して、Mosbacher らはレーザ・ク
リーニング法の実行に伴う損傷の評価を高倍率のSEM
あるいは原子間力電子顕微鏡により行っている(Appl.
Phys. A 72, p41(2001) )。その報告によると、付着物
の位置に対応して基板表面に100nm以下の損傷が発
生している事実が明らかになった。これは付着物によっ
て共鳴増幅されたレーザ光のパワー密度あるいはエネル
ギー密度が、基板表面に損傷が発生する閾値を超え、損
傷をもたらしたと考えられる。
リーニング法の実行に伴う損傷の評価を高倍率のSEM
あるいは原子間力電子顕微鏡により行っている(Appl.
Phys. A 72, p41(2001) )。その報告によると、付着物
の位置に対応して基板表面に100nm以下の損傷が発
生している事実が明らかになった。これは付着物によっ
て共鳴増幅されたレーザ光のパワー密度あるいはエネル
ギー密度が、基板表面に損傷が発生する閾値を超え、損
傷をもたらしたと考えられる。
【0019】したがって、これまで考えられてきた表面
へ直接レーザ光を照射するレーザ・クリーニング法は、
いずれの場合でも基板表面に損傷をもたらす可能性を持
っていると考えられる。
へ直接レーザ光を照射するレーザ・クリーニング法は、
いずれの場合でも基板表面に損傷をもたらす可能性を持
っていると考えられる。
【0020】一方で、レーザ・クリーニング法には、ス
チーム・レーザ・クリーニング法と呼ばれる基板表面へ
の損傷を低減させる手法がある。これは基板表面に水や
有機系溶媒あるいはその蒸気を塗布あるいは結露させ、
基板表面にレーザ光を照射し、それらの液体を瞬間的に
加熱・蒸発させ、付着物を基板表面から除去する手法で
ある。この手法は有効であるように思われる。
チーム・レーザ・クリーニング法と呼ばれる基板表面へ
の損傷を低減させる手法がある。これは基板表面に水や
有機系溶媒あるいはその蒸気を塗布あるいは結露させ、
基板表面にレーザ光を照射し、それらの液体を瞬間的に
加熱・蒸発させ、付着物を基板表面から除去する手法で
ある。この手法は有効であるように思われる。
【0021】しかしながら、基板表面に構築される微細
構造が100nm以下の寸法をもつ場合では、気液界面
において発生する表面張力によって微細構造物が破壊さ
れる懸念があるため、スチーム・レーザ・クリーニング
法の利用は好ましくない。
構造が100nm以下の寸法をもつ場合では、気液界面
において発生する表面張力によって微細構造物が破壊さ
れる懸念があるため、スチーム・レーザ・クリーニング
法の利用は好ましくない。
【0022】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、薬液を使用せず、被処理体の構造
へ損傷を与えずに、被処理体に付着した付着物を除去す
ることのできる表面洗浄装置および表面洗浄方法を提供
することにある。
であり、その目的は、薬液を使用せず、被処理体の構造
へ損傷を与えずに、被処理体に付着した付着物を除去す
ることのできる表面洗浄装置および表面洗浄方法を提供
することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の表面洗浄装置は、レーザ光を用いて被処理
体の表面に存在する付着物を除去する表面洗浄装置であ
って、前記被処理体の前記付着物の近傍の雰囲気に焦点
を形成し、焦点位置の雰囲気をブレイクダウンさせ得る
パワー密度をもつ前記レーザ光を照射するレーザ光照射
手段を有する。前記レーザ光照射手段は、前記被処理体
の表面に直接レーザ光が照射されない角度で前記レーザ
光を照射する。
め、本発明の表面洗浄装置は、レーザ光を用いて被処理
体の表面に存在する付着物を除去する表面洗浄装置であ
って、前記被処理体の前記付着物の近傍の雰囲気に焦点
を形成し、焦点位置の雰囲気をブレイクダウンさせ得る
パワー密度をもつ前記レーザ光を照射するレーザ光照射
手段を有する。前記レーザ光照射手段は、前記被処理体
の表面に直接レーザ光が照射されない角度で前記レーザ
光を照射する。
【0024】上記の本発明の表面洗浄装置では、被処理
体の表面に直接レーザ光が照射されない角度でレーザ光
を照射するレーザ光照射手段により、被処理体の付着物
の近傍の雰囲気に焦点を形成するようにレーザ光が照射
されることにより、被処理体の付着物の近傍の雰囲気を
ブレイクダウンさせる。レーザブレイクダウンは、レー
ザ光を雰囲気中に集光し、雰囲気を構成する気体分子/
原子を電界破壊することを称し、このブレイクダウンに
よって、雰囲気を構成する分子や原子は、イオン化およ
びラジカル化されるとともに、衝撃波や熱やプラズマが
放射される。そして、このブレイクダウンにより発生す
る衝撃波、熱、イオン、ラジカル等の作用によって、被
処理体上の付着物が除去される。
体の表面に直接レーザ光が照射されない角度でレーザ光
を照射するレーザ光照射手段により、被処理体の付着物
の近傍の雰囲気に焦点を形成するようにレーザ光が照射
されることにより、被処理体の付着物の近傍の雰囲気を
ブレイクダウンさせる。レーザブレイクダウンは、レー
ザ光を雰囲気中に集光し、雰囲気を構成する気体分子/
原子を電界破壊することを称し、このブレイクダウンに
よって、雰囲気を構成する分子や原子は、イオン化およ
びラジカル化されるとともに、衝撃波や熱やプラズマが
放射される。そして、このブレイクダウンにより発生す
る衝撃波、熱、イオン、ラジカル等の作用によって、被
処理体上の付着物が除去される。
【0025】また、上記の目的を達成するため、本発明
の表面洗浄装置は、レーザ光を用いて被処理体の表面に
存在する付着物を除去する表面洗浄装置であって、前記
被処理体を収容し、前記レーザ光を透過する光学窓を備
える洗浄室と、前記被処理体の前記付着物の近傍の雰囲
気に焦点を形成し、焦点位置の雰囲気をブレイクダウン
させ得るパワー密度をもつ前記レーザ光を前記光学窓を
介して照射するレーザ光照射手段とを有する。前記レー
ザ光照射手段は、前記被処理体の表面に直接レーザ光が
照射されない角度で前記レーザ光を照射する。
の表面洗浄装置は、レーザ光を用いて被処理体の表面に
存在する付着物を除去する表面洗浄装置であって、前記
被処理体を収容し、前記レーザ光を透過する光学窓を備
える洗浄室と、前記被処理体の前記付着物の近傍の雰囲
気に焦点を形成し、焦点位置の雰囲気をブレイクダウン
させ得るパワー密度をもつ前記レーザ光を前記光学窓を
介して照射するレーザ光照射手段とを有する。前記レー
ザ光照射手段は、前記被処理体の表面に直接レーザ光が
照射されない角度で前記レーザ光を照射する。
【0026】上記の本発明の表面洗浄装置では、被処理
体の表面に直接レーザ光が照射されない角度でレーザ光
を照射するレーザ光照射手段により、光学窓を介して被
処理体の付着物の近傍の雰囲気に焦点を形成するように
レーザ光が照射されることにより、被処理体の付着物の
近傍の雰囲気をブレイクダウンさせる。レーザブレイク
ダウンは、レーザ光を雰囲気中に集光し、雰囲気を構成
する気体分子/原子を電界破壊することを称し、このブ
レイクダウンによって、雰囲気を構成する分子や原子
は、イオン化およびラジカル化されるとともに、衝撃波
や熱やプラズマが放射される。そして、このブレイクダ
ウンにより発生する衝撃波、熱、イオン、ラジカル等の
作用によって、被処理体上の付着物が除去される。
体の表面に直接レーザ光が照射されない角度でレーザ光
を照射するレーザ光照射手段により、光学窓を介して被
処理体の付着物の近傍の雰囲気に焦点を形成するように
レーザ光が照射されることにより、被処理体の付着物の
近傍の雰囲気をブレイクダウンさせる。レーザブレイク
ダウンは、レーザ光を雰囲気中に集光し、雰囲気を構成
する気体分子/原子を電界破壊することを称し、このブ
レイクダウンによって、雰囲気を構成する分子や原子
は、イオン化およびラジカル化されるとともに、衝撃波
や熱やプラズマが放射される。そして、このブレイクダ
ウンにより発生する衝撃波、熱、イオン、ラジカル等の
作用によって、被処理体上の付着物が除去される。
【0027】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の表面洗浄方法は、レーザ光を用いて被処理体の表面
に存在する付着物を除去する表面洗浄方法であって、前
記被処理体の前記付着物の近傍の雰囲気に焦点を形成
し、焦点位置の雰囲気をブレイクダウンさせ得るパワー
密度をもつ前記レーザ光を照射することにより、被処理
体の表面に存在する付着物を除去する。前記レーザ光を
照射する際に、前記被処理体の表面に直接レーザ光が照
射されない角度で前記レーザ光を照射する
明の表面洗浄方法は、レーザ光を用いて被処理体の表面
に存在する付着物を除去する表面洗浄方法であって、前
記被処理体の前記付着物の近傍の雰囲気に焦点を形成
し、焦点位置の雰囲気をブレイクダウンさせ得るパワー
密度をもつ前記レーザ光を照射することにより、被処理
体の表面に存在する付着物を除去する。前記レーザ光を
照射する際に、前記被処理体の表面に直接レーザ光が照
射されない角度で前記レーザ光を照射する
【0028】上記の本発明の表面洗浄方法によれば、被
処理体の表面に直接レーザ光が照射されない角度で、被
処理体の付着物の近傍の雰囲気に焦点を形成するように
レーザ光が照射されることにより、被処理体の付着物の
近傍の雰囲気をブレイクダウンさせる。レーザブレイク
ダウンは、レーザ光を雰囲気中に集光し、雰囲気を構成
する気体分子/原子を電界破壊することを称し、このブ
レイクダウンによって、雰囲気を構成する分子や原子
は、イオン化およびラジカル化されるとともに、衝撃波
や熱やプラズマが放射される。そして、このブレイクダ
ウンにより発生する衝撃波、熱、イオン、ラジカル等の
作用によって、被処理体上の付着物が除去される。
処理体の表面に直接レーザ光が照射されない角度で、被
処理体の付着物の近傍の雰囲気に焦点を形成するように
レーザ光が照射されることにより、被処理体の付着物の
近傍の雰囲気をブレイクダウンさせる。レーザブレイク
ダウンは、レーザ光を雰囲気中に集光し、雰囲気を構成
する気体分子/原子を電界破壊することを称し、このブ
レイクダウンによって、雰囲気を構成する分子や原子
は、イオン化およびラジカル化されるとともに、衝撃波
や熱やプラズマが放射される。そして、このブレイクダ
ウンにより発生する衝撃波、熱、イオン、ラジカル等の
作用によって、被処理体上の付着物が除去される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の表面洗浄装置お
よび表面洗浄方法の実施の形態について、図面を参照し
て説明する。
よび表面洗浄方法の実施の形態について、図面を参照し
て説明する。
【0030】第1実施形態
図1は、本実施形態に係る表面洗浄装置の概略構成の一
例を示す図である。図1に示す表面洗浄装置1は、大別
して、例えば被処理体となるウェーハ等の基板Wを収容
するチャンバ2と、チャンバ2内に設置され基板Wを保
持する保持手段3と、チャンバ2内にレーザ光LBを照
射するレーザ光照射手段4と、レーザ光照射手段4によ
り照射されたレーザ光LBを減衰させるレーザ光減衰手
段5と、チャンバ2内に雰囲気ガスを供給する雰囲気ガ
ス供給手段6と、チャンバ2内の雰囲気ガスを吸気する
雰囲気ガス吸気手段7とを有する。
例を示す図である。図1に示す表面洗浄装置1は、大別
して、例えば被処理体となるウェーハ等の基板Wを収容
するチャンバ2と、チャンバ2内に設置され基板Wを保
持する保持手段3と、チャンバ2内にレーザ光LBを照
射するレーザ光照射手段4と、レーザ光照射手段4によ
り照射されたレーザ光LBを減衰させるレーザ光減衰手
段5と、チャンバ2内に雰囲気ガスを供給する雰囲気ガ
ス供給手段6と、チャンバ2内の雰囲気ガスを吸気する
雰囲気ガス吸気手段7とを有する。
【0031】チャンバ2には、レーザ光LBが入射する
位置および出射する位置に、レーザ光LBを透過する光
学窓21,22が設置されており、この光学窓21,2
2は、例えば、石英ガラス等により形成されている。
位置および出射する位置に、レーザ光LBを透過する光
学窓21,22が設置されており、この光学窓21,2
2は、例えば、石英ガラス等により形成されている。
【0032】保持手段3は、基板Wを真空吸着あるいは
メカニカルチャックにより保持するものである。
メカニカルチャックにより保持するものである。
【0033】レーザ光照射手段4は、レーザ光源41
と、レーザ光源41により出射されたレーザ光LBを集
光する集光レンズ42と、集光レンズ42を移動させて
レーザ光LBの照射位置を換える光学系制御機構43と
を有する。
と、レーザ光源41により出射されたレーザ光LBを集
光する集光レンズ42と、集光レンズ42を移動させて
レーザ光LBの照射位置を換える光学系制御機構43と
を有する。
【0034】レーザ光源41は、チャンバ2内に設置さ
れた基板Wの表面に対して平行にレーザ光LBを出射す
るように設けられており、例えば、波長が1064nm
のYAGレーザを出射する。
れた基板Wの表面に対して平行にレーザ光LBを出射す
るように設けられており、例えば、波長が1064nm
のYAGレーザを出射する。
【0035】集光レンズ42は、例えば円筒レンズ(シ
リンドリカルレンズ)により構成され、清浄化を行う基
板Wの表面に対して平行に入射されるレーザ光LBを、
チャンバ2内に導入される雰囲気ガスGの流れる空間に
集光し、焦点Fを形成する。
リンドリカルレンズ)により構成され、清浄化を行う基
板Wの表面に対して平行に入射されるレーザ光LBを、
チャンバ2内に導入される雰囲気ガスGの流れる空間に
集光し、焦点Fを形成する。
【0036】光学系制御機構43は、集光レンズ42を
移動させて、その焦点Fの位置を基板表面の任意の位置
に制御する。基板Wと焦点Fとの効果的な距離は雰囲気
ガスの圧力に従い2〜10mmの範囲で変動するため、
光学系制御機構43は、その距離を適切に設定する。こ
れは、焦点位置と基板Wの表面との間の距離が2mmよ
り小さい場合、基板表面へ損傷が発生してしまうからで
ある。その一方、その距離が10mmより大きい場合、
有効なクリーニング効果が得られない。
移動させて、その焦点Fの位置を基板表面の任意の位置
に制御する。基板Wと焦点Fとの効果的な距離は雰囲気
ガスの圧力に従い2〜10mmの範囲で変動するため、
光学系制御機構43は、その距離を適切に設定する。こ
れは、焦点位置と基板Wの表面との間の距離が2mmよ
り小さい場合、基板表面へ損傷が発生してしまうからで
ある。その一方、その距離が10mmより大きい場合、
有効なクリーニング効果が得られない。
【0037】雰囲気ガス供給手段6は、雰囲気ガス供給
室61と、雰囲気ガス供給室61に接続された供給管6
2とを有する。雰囲気ガス供給室62が設置されたチャ
ンバ2の壁には、チャンバ2内へ雰囲気ガスGを供給す
るための複数のガス供給孔が形成されている。供給管6
2は、チャンバ2の外部に設置されたガス供給源に接続
されており、例えば、酸素ガスを供給する。
室61と、雰囲気ガス供給室61に接続された供給管6
2とを有する。雰囲気ガス供給室62が設置されたチャ
ンバ2の壁には、チャンバ2内へ雰囲気ガスGを供給す
るための複数のガス供給孔が形成されている。供給管6
2は、チャンバ2の外部に設置されたガス供給源に接続
されており、例えば、酸素ガスを供給する。
【0038】雰囲気ガス吸気手段7は、雰囲気ガス吸気
室71と、雰囲気ガス吸気室71に接続された吸気管7
2とを有する。雰囲気ガス吸気室71が設置されたチャ
ンバ2の壁には、チャンバ2内の雰囲気ガスGを吸気す
るための複数のガス吸気孔が形成されている。吸気管7
2は、チャンバ2の外部に設置された真空ポンプ等に接
続されている。
室71と、雰囲気ガス吸気室71に接続された吸気管7
2とを有する。雰囲気ガス吸気室71が設置されたチャ
ンバ2の壁には、チャンバ2内の雰囲気ガスGを吸気す
るための複数のガス吸気孔が形成されている。吸気管7
2は、チャンバ2の外部に設置された真空ポンプ等に接
続されている。
【0039】上記の雰囲気ガス供給手段6と雰囲気ガス
吸気手段7とにより、本発明のガス流形成手段が構成さ
れており、本実施形態では、一例として、基板の表面上
を一方向に流れる雰囲気ガスGの層流を形成するように
構成されている。
吸気手段7とにより、本発明のガス流形成手段が構成さ
れており、本実施形態では、一例として、基板の表面上
を一方向に流れる雰囲気ガスGの層流を形成するように
構成されている。
【0040】レーザ光減衰手段5は、光ダンパ51と、
光学窓22を通ってチャンバ2外へ出射されたレーザ光
LBを光ダンパ51へ向けて集光する集光レンズ52
と、集光レンズ52の位置を入射側の集光レンズ42の
位置に応じて移動させる光学系制御機構53とを有す
る。
光学窓22を通ってチャンバ2外へ出射されたレーザ光
LBを光ダンパ51へ向けて集光する集光レンズ52
と、集光レンズ52の位置を入射側の集光レンズ42の
位置に応じて移動させる光学系制御機構53とを有す
る。
【0041】集光レンズ52は、例えば集光レンズ42
よりも焦点距離の小さい円筒レンズにより構成され、基
板W上の雰囲気において焦点Fを形成後、入射側の集光
レンズ42の焦点距離と同じ距離を進んで拡がったレー
ザ光LBを平行あるいは集光して、光ダンパ51へ入射
させる。
よりも焦点距離の小さい円筒レンズにより構成され、基
板W上の雰囲気において焦点Fを形成後、入射側の集光
レンズ42の焦点距離と同じ距離を進んで拡がったレー
ザ光LBを平行あるいは集光して、光ダンパ51へ入射
させる。
【0042】光学系制御機構53は、光学窓22から出
射されるレーザ光LBを集光レンズ52が適切に受光し
て光ダンパ51へ集光するように、入射側の集光レンズ
42の移動に応じて出射側の集光レンズ52の位置を移
動させる。
射されるレーザ光LBを集光レンズ52が適切に受光し
て光ダンパ51へ集光するように、入射側の集光レンズ
42の移動に応じて出射側の集光レンズ52の位置を移
動させる。
【0043】図2は、光ダンパ51の一構成例を説明す
るための断面図である。図2に示すように、光ダンパ5
1は、レーザ光LBの入射側の壁にレーザ光の取り込み
口511が設けられた直方体の筐体510と、高反射率
を有する2枚の反射板512と、筐体510に接続され
た吸気管513とを有する。
るための断面図である。図2に示すように、光ダンパ5
1は、レーザ光LBの入射側の壁にレーザ光の取り込み
口511が設けられた直方体の筐体510と、高反射率
を有する2枚の反射板512と、筐体510に接続され
た吸気管513とを有する。
【0044】取り込み口511は開放していても良い
が、ダンパ外部側に反射防止膜を形成したり、ダンパ内
部側へ反射膜を成膜した光学窓を配置することにより構
成されていてもよい。
が、ダンパ外部側に反射防止膜を形成したり、ダンパ内
部側へ反射膜を成膜した光学窓を配置することにより構
成されていてもよい。
【0045】2枚の反射板512は、取り組み口511
とは反対側の一端が互いに貼り合わされて筐体510内
に配置されており、取り込み口511から入射されたレ
ーザ光LBを矢印に示す経路に従って、2枚の反射板5
12のお互いが張り合わさる位置へ導き、レーザ光LB
を終端させる。反射板512の材質は、例えばアルミニ
ウムなどが挙げられる。
とは反対側の一端が互いに貼り合わされて筐体510内
に配置されており、取り込み口511から入射されたレ
ーザ光LBを矢印に示す経路に従って、2枚の反射板5
12のお互いが張り合わさる位置へ導き、レーザ光LB
を終端させる。反射板512の材質は、例えばアルミニ
ウムなどが挙げられる。
【0046】吸気管513は、例えば、レーザ光LBの
取り込み口511の付近に設置されており、図示しない
真空ポンプ等に接続されている。反射率の高い材質によ
り反射板512が構成されていても、レーザ光LBの反
射の際にわずかに表面がアブレーションされるため、吸
気管513は、それによって発生した塵埃を筐体510
の外部へ排出する。
取り込み口511の付近に設置されており、図示しない
真空ポンプ等に接続されている。反射率の高い材質によ
り反射板512が構成されていても、レーザ光LBの反
射の際にわずかに表面がアブレーションされるため、吸
気管513は、それによって発生した塵埃を筐体510
の外部へ排出する。
【0047】なお、反射板512には図示しない冷却機
構が備えられている。これは継続的なレーザ光LBの吸
収による熱損傷を防止する。冷却機構の原理としては、
例えば循環水による熱交換やペルチエ素子による電気的
冷却等、公知の方法を用いる。
構が備えられている。これは継続的なレーザ光LBの吸
収による熱損傷を防止する。冷却機構の原理としては、
例えば循環水による熱交換やペルチエ素子による電気的
冷却等、公知の方法を用いる。
【0048】次に、上記構成の表面洗浄装置を用いた洗
浄動作について説明する。まず、酸素ガス等の雰囲気ガ
スGが層状に流れるために必要な流速となるように、雰
囲気ガス供給手段6による雰囲気ガスGの供給量および
雰囲気ガス吸気手段7による雰囲気ガスの吸気量を調整
しておく。
浄動作について説明する。まず、酸素ガス等の雰囲気ガ
スGが層状に流れるために必要な流速となるように、雰
囲気ガス供給手段6による雰囲気ガスGの供給量および
雰囲気ガス吸気手段7による雰囲気ガスの吸気量を調整
しておく。
【0049】チャンバ2内に設置された基板Wの表面上
に雰囲気ガスGの層流を形成した後、レーザ光源41か
らレーザ光LBが出射され、出射されたレーザ光LB
は、集光レンズ42によって、チャンバ2内の雰囲気に
集光される。レーザ光LBは、清浄化を行う基板Wの表
面に対して平行に入射する。
に雰囲気ガスGの層流を形成した後、レーザ光源41か
らレーザ光LBが出射され、出射されたレーザ光LB
は、集光レンズ42によって、チャンバ2内の雰囲気に
集光される。レーザ光LBは、清浄化を行う基板Wの表
面に対して平行に入射する。
【0050】このとき、集光され高パワー密度になった
レーザ光LBは、図3に示すように、雰囲気ガスGを構
成する酸素をブレイクダウンし、衝撃波、熱、プラズ
マ、O 3 ラジカル、Oラジカルを発生させ、基板Wの表
面に付着した付着物Hを除去する。除去された付着物は
雰囲気ガスGの気流によって速やかに吸気管72を介し
てチャンバ2外へ排出される。このときの焦点Fにおけ
るパワー密度はおおよそ1010W/cm2 よりも大きく
なるようにする。例えば、レジスト残渣のようなハイド
ロ・カーボン系の付着物Hを除去する場合に、雰囲気ガ
スGとして酸素を供給すると、当該酸素はブレイクダウ
ンにより、ハイドロ・カーボン系の付着物の除去を化学
反応により促すO3 ラジカル等の化学種を発生するた
め、その除去効率が向上される。
レーザ光LBは、図3に示すように、雰囲気ガスGを構
成する酸素をブレイクダウンし、衝撃波、熱、プラズ
マ、O 3 ラジカル、Oラジカルを発生させ、基板Wの表
面に付着した付着物Hを除去する。除去された付着物は
雰囲気ガスGの気流によって速やかに吸気管72を介し
てチャンバ2外へ排出される。このときの焦点Fにおけ
るパワー密度はおおよそ1010W/cm2 よりも大きく
なるようにする。例えば、レジスト残渣のようなハイド
ロ・カーボン系の付着物Hを除去する場合に、雰囲気ガ
スGとして酸素を供給すると、当該酸素はブレイクダウ
ンにより、ハイドロ・カーボン系の付着物の除去を化学
反応により促すO3 ラジカル等の化学種を発生するた
め、その除去効率が向上される。
【0051】そして、基板Wの表面上の雰囲気ガス中に
おいて焦点Fを結んだレーザ光LBは、入射側の集光レ
ンズ42の焦点距離と同じ距離を進んだ後に、集光レン
ズ42よりも焦点距離の小さい集光レンズ52によって
並行あるいは集光される。集光レンズ52を通過したレ
ーザ光LBは、発塵を抑える機構を有する光ダンパ51
で終端されることとなる。
おいて焦点Fを結んだレーザ光LBは、入射側の集光レ
ンズ42の焦点距離と同じ距離を進んだ後に、集光レン
ズ42よりも焦点距離の小さい集光レンズ52によって
並行あるいは集光される。集光レンズ52を通過したレ
ーザ光LBは、発塵を抑える機構を有する光ダンパ51
で終端されることとなる。
【0052】上記のレーザ光LBによる付着物の除去
を、基板Wに付着された付着物の全てに対して行なうこ
とにより、基板Wの洗浄が完了するが、この基板Wの洗
浄領域の制御は以下のようにして行なう。すなわち、図
4に示すように、先の工程において表面検査機により付
着物の位置を計測しておき(ステップST1)、当該表
面検査機において計測された付着物の位置データを当該
表面洗浄装置1へ伝送する(ステップST2)。そし
て、先に伝送された付着物の位置データに応じた位置に
レーザ光LBの焦点Fの位置がくるように光学系制御機
構43により集光レンズ42の位置を制御し、レーザ光
LBの焦点Fが付着物の近傍における雰囲気ガスGに結
ばれるようにする(ステップST3)。
を、基板Wに付着された付着物の全てに対して行なうこ
とにより、基板Wの洗浄が完了するが、この基板Wの洗
浄領域の制御は以下のようにして行なう。すなわち、図
4に示すように、先の工程において表面検査機により付
着物の位置を計測しておき(ステップST1)、当該表
面検査機において計測された付着物の位置データを当該
表面洗浄装置1へ伝送する(ステップST2)。そし
て、先に伝送された付着物の位置データに応じた位置に
レーザ光LBの焦点Fの位置がくるように光学系制御機
構43により集光レンズ42の位置を制御し、レーザ光
LBの焦点Fが付着物の近傍における雰囲気ガスGに結
ばれるようにする(ステップST3)。
【0053】以上のようにして、基板Wの洗浄領域を制
御することにより、表面検査機により計測された付着物
の全てが除去される。なお、上記のように付着物の存在
する位置のみ局所的に洗浄領域を制御する他、光学系制
御機構43により基板表面の全面を走査して洗浄するこ
とも可能である。
御することにより、表面検査機により計測された付着物
の全てが除去される。なお、上記のように付着物の存在
する位置のみ局所的に洗浄領域を制御する他、光学系制
御機構43により基板表面の全面を走査して洗浄するこ
とも可能である。
【0054】上記の本実施形態に係る表面洗浄装置によ
れば、レーザ光LBの集光によって発生するブレイクダ
ウンから得られる衝撃波、プラズマ、ラジカル、熱によ
り、基板表面の付着物へ物理的衝撃、電気的反応、化学
結合の切断、そして熱反応を与え、基板表面から除去す
ることにより、基板表面に直接レーザ光LBを照射する
ことなく、基板に付着した付着物を除去することができ
る。
れば、レーザ光LBの集光によって発生するブレイクダ
ウンから得られる衝撃波、プラズマ、ラジカル、熱によ
り、基板表面の付着物へ物理的衝撃、電気的反応、化学
結合の切断、そして熱反応を与え、基板表面から除去す
ることにより、基板表面に直接レーザ光LBを照射する
ことなく、基板に付着した付着物を除去することができ
る。
【0055】従って、基板表面に損傷を与えないレーザ
・クリーニング法を実現することができることから、製
造プロセスの歩留まりを向上でき、さらに、薬液を使用
しないため、環境負荷を増大させない。
・クリーニング法を実現することができることから、製
造プロセスの歩留まりを向上でき、さらに、薬液を使用
しないため、環境負荷を増大させない。
【0056】また、雰囲気ガスGとして、ブレイクダウ
ンにより付着物と化学反応して、その除去を促すラジカ
ル等の化学種を発生する雰囲気を選定することにより、
さらにその除去効果を高めることができる。
ンにより付着物と化学反応して、その除去を促すラジカ
ル等の化学種を発生する雰囲気を選定することにより、
さらにその除去効果を高めることができる。
【0057】また、レーザ光LBの焦点サイズは10μ
m以下にされるため、局所的でありながら大まかな位置
の設定で処理が可能となる。また、表面検査機で得られ
た汚染物質の位置を利用することで、より効率的な除去
を図ることができる。
m以下にされるため、局所的でありながら大まかな位置
の設定で処理が可能となる。また、表面検査機で得られ
た汚染物質の位置を利用することで、より効率的な除去
を図ることができる。
【0058】なお、ブレイクダウンによって発生した微
小体積のプラズマ洗浄を局所的に実現するが、プラズマ
洗浄にありがちなプラズマ発塵は発生しにくい。
小体積のプラズマ洗浄を局所的に実現するが、プラズマ
洗浄にありがちなプラズマ発塵は発生しにくい。
【0059】第2実施形態
図5は、本実施形態に係る表面洗浄装置の概略構成の一
例を示す図である。図5に示す表面洗浄装置では、光学
系制御機構43により集光レンズ42を移動させてその
焦点位置を制御する第1実施形態と異なり、基板自体を
移動させることにより、焦点Fの位置を制御する。な
お、その他の構成については、第1実施形態と同様であ
るため、その説明は省略する。
例を示す図である。図5に示す表面洗浄装置では、光学
系制御機構43により集光レンズ42を移動させてその
焦点位置を制御する第1実施形態と異なり、基板自体を
移動させることにより、焦点Fの位置を制御する。な
お、その他の構成については、第1実施形態と同様であ
るため、その説明は省略する。
【0060】保持手段3aは、基板Wを真空吸着あるい
はメカニカルチャックにより保持するとともに、例え
ば、基板Wを平面方向に移動させ、基板Wを回転させる
ように可動し得るように構成されている。これは、例え
ば、メカニカルステージとモータとの組み合わせにより
実現される。
はメカニカルチャックにより保持するとともに、例え
ば、基板Wを平面方向に移動させ、基板Wを回転させる
ように可動し得るように構成されている。これは、例え
ば、メカニカルステージとモータとの組み合わせにより
実現される。
【0061】上記構成の表面洗浄装置では、第1実施形
態と同様に、洗浄処理がなされるが、図4に示すステッ
プST3において、付着物の位置データに応じた位置に
レーザ光LBの焦点Fの位置がくるように保持手段3a
により基板Wを回転および移動させて、基板Wに対する
レーザ光LBの焦点Fの位置を制御し、レーザ光LBの
焦点Fが付着物の近傍における雰囲気ガスGに結ばれる
ようにすることにより、基板Wの洗浄領域の制御がなさ
れる。
態と同様に、洗浄処理がなされるが、図4に示すステッ
プST3において、付着物の位置データに応じた位置に
レーザ光LBの焦点Fの位置がくるように保持手段3a
により基板Wを回転および移動させて、基板Wに対する
レーザ光LBの焦点Fの位置を制御し、レーザ光LBの
焦点Fが付着物の近傍における雰囲気ガスGに結ばれる
ようにすることにより、基板Wの洗浄領域の制御がなさ
れる。
【0062】以上により、第1実施形態と同様に、レー
ザ光LBの集光によって発生するブレイクダウンから得
られる衝撃波、プラズマ、ラジカル、熱により、基板表
面の付着物へ物理的衝撃、電気的反応、化学結合の切
断、そして熱反応を与え、基板表面から付着物を除去す
る。
ザ光LBの集光によって発生するブレイクダウンから得
られる衝撃波、プラズマ、ラジカル、熱により、基板表
面の付着物へ物理的衝撃、電気的反応、化学結合の切
断、そして熱反応を与え、基板表面から付着物を除去す
る。
【0063】上記の本実施形態に係る表面洗浄装置によ
っても、第1実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
っても、第1実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0064】第3実施形態
図6は、本実施形態に係る表面洗浄装置の概略構成の一
例を示す図である。第1実施形態では、チャンバ2の側
壁に雰囲気ガス供給手段6と、雰囲気ガス吸気手段7と
を設けることにより、基板の表面に略平行に雰囲気ガス
Gのガス流を形成して、除去した付着物の基板への再付
着を防止することとした。本実施形態では、この基板へ
の再付着をさらに防止可能な機構を有するものである。
例を示す図である。第1実施形態では、チャンバ2の側
壁に雰囲気ガス供給手段6と、雰囲気ガス吸気手段7と
を設けることにより、基板の表面に略平行に雰囲気ガス
Gのガス流を形成して、除去した付着物の基板への再付
着を防止することとした。本実施形態では、この基板へ
の再付着をさらに防止可能な機構を有するものである。
【0065】図6に示す表面洗浄装置では、レーザ光L
Bが焦点Fを結んだ後、パワー密度が適切に減少した位
置に、レーザ光LBに対して透明な仕切り板8が配置さ
れている。
Bが焦点Fを結んだ後、パワー密度が適切に減少した位
置に、レーザ光LBに対して透明な仕切り板8が配置さ
れている。
【0066】仕切り板8よりもレーザ光LBの進行方向
の上流側には、仕切り板8に連結され、吸気口9aを有
する雰囲気ガス吸気手段9が設けられており、雰囲気ガ
ス吸気手段9およびこれに連結された仕切り板8は、チ
ャンバ2の上部に固定されている。
の上流側には、仕切り板8に連結され、吸気口9aを有
する雰囲気ガス吸気手段9が設けられており、雰囲気ガ
ス吸気手段9およびこれに連結された仕切り板8は、チ
ャンバ2の上部に固定されている。
【0067】また本実施形態における装置構成では、第
2実施形態と同様に、基板を保持する保持手段3aが回
転し、かつ平面方向に移動し得るように構成されてお
り、基板Wの洗浄を行なう領域の位置制御は、この保持
手段3aの移動によって行う。
2実施形態と同様に、基板を保持する保持手段3aが回
転し、かつ平面方向に移動し得るように構成されてお
り、基板Wの洗浄を行なう領域の位置制御は、この保持
手段3aの移動によって行う。
【0068】上記構成の本実施形態に係る洗浄装置の動
作について説明する。まず、付着物を搬送する酸素等の
雰囲気ガスGを、雰囲気ガス供給室61からチャンバ2
内に供給し、供給された雰囲気ガスGは、雰囲気ガス吸
気手段9の吸気口9a内に導入されて、基板W表面から
垂直に離れるように流されて、チャンバ2の外へ搬送さ
れる。
作について説明する。まず、付着物を搬送する酸素等の
雰囲気ガスGを、雰囲気ガス供給室61からチャンバ2
内に供給し、供給された雰囲気ガスGは、雰囲気ガス吸
気手段9の吸気口9a内に導入されて、基板W表面から
垂直に離れるように流されて、チャンバ2の外へ搬送さ
れる。
【0069】このような雰囲気ガスGのガス流が形成さ
れている状態で、レーザ光源41からレーザ光LBが出
射され、出射されたレーザ光LBは、集光レンズ42に
よって、チャンバ2内の雰囲気Gに集光される。レーザ
光LBは、清浄化を行う基板Wの表面に対して平行に入
射する。このとき、チャンバ2内に形成されるレーザ光
LBの焦点位置が基板Wの洗浄領域の上方に形成される
ように、保持手段3aを移動させることで基板の位置制
御を行なう。
れている状態で、レーザ光源41からレーザ光LBが出
射され、出射されたレーザ光LBは、集光レンズ42に
よって、チャンバ2内の雰囲気Gに集光される。レーザ
光LBは、清浄化を行う基板Wの表面に対して平行に入
射する。このとき、チャンバ2内に形成されるレーザ光
LBの焦点位置が基板Wの洗浄領域の上方に形成される
ように、保持手段3aを移動させることで基板の位置制
御を行なう。
【0070】集光され高パワー密度になったレーザ光L
Bは、雰囲気ガスGを構成する酸素をブレイクダウン
し、衝撃波、熱、プラズマ、O3 ラジカル、Oラジカル
を発生させ、基板Wの表面に付着した付着物を除去す
る。除去された付着物は雰囲気ガスGの気流によって速
やかに基板Wの表面から垂直方向へ離れるように搬送さ
れて、雰囲気ガス吸気手段9によりチャンバ2外へ排出
される。
Bは、雰囲気ガスGを構成する酸素をブレイクダウン
し、衝撃波、熱、プラズマ、O3 ラジカル、Oラジカル
を発生させ、基板Wの表面に付着した付着物を除去す
る。除去された付着物は雰囲気ガスGの気流によって速
やかに基板Wの表面から垂直方向へ離れるように搬送さ
れて、雰囲気ガス吸気手段9によりチャンバ2外へ排出
される。
【0071】基板Wの表面上の雰囲気において焦点Fを
結んだレーザ光LBは、透明な仕切り板8を通過し、入
射側の集光レンズ42の焦点距離と同じ距離を進んだ後
に、集光レンズ42よりも焦点距離の小さい集光レンズ
52によって並行あるいは集光される。集光レンズ52
を通過したレーザ光LBは、発塵を抑える機構を有する
光ダンパ51で終端されることとなる。
結んだレーザ光LBは、透明な仕切り板8を通過し、入
射側の集光レンズ42の焦点距離と同じ距離を進んだ後
に、集光レンズ42よりも焦点距離の小さい集光レンズ
52によって並行あるいは集光される。集光レンズ52
を通過したレーザ光LBは、発塵を抑える機構を有する
光ダンパ51で終端されることとなる。
【0072】そして、基板Wの洗浄を行なう領域の位置
制御は、第2実施形態と同様に、図4に示すステップS
T3において、付着物の位置データに応じた位置にレー
ザ光LBの焦点の位置がくるように保持手段3aにより
基板Wを回転および移動させて、基板Wに対するレーザ
光LBの焦点の位置を制御し、レーザ光LBの焦点が付
着物の近傍における雰囲気ガスGに結ばれるようにする
ことにより、基板Wの洗浄領域の制御がなされる。
制御は、第2実施形態と同様に、図4に示すステップS
T3において、付着物の位置データに応じた位置にレー
ザ光LBの焦点の位置がくるように保持手段3aにより
基板Wを回転および移動させて、基板Wに対するレーザ
光LBの焦点の位置を制御し、レーザ光LBの焦点が付
着物の近傍における雰囲気ガスGに結ばれるようにする
ことにより、基板Wの洗浄領域の制御がなされる。
【0073】上記構成の本実施形態に係る洗浄装置によ
れば、基板Wの表面から垂直に離れるような雰囲気ガス
Gのガス流が形成されているため、レーザブレイクダウ
ンにより付着物が基板表面から除去されると、当該付着
物は雰囲気ガスGとともに基板Wの表面に対して垂直方
向に搬送されていくため、既に清浄化された基板Wの表
面を通過することなくチャンバ2の外へ排出することが
できることから、除去された付着物が基板の別の箇所へ
再付着する効果を第1実施形態に比して向上させること
ができる。また、同様にして、第1実施形態と同様の効
果を得ることができる。
れば、基板Wの表面から垂直に離れるような雰囲気ガス
Gのガス流が形成されているため、レーザブレイクダウ
ンにより付着物が基板表面から除去されると、当該付着
物は雰囲気ガスGとともに基板Wの表面に対して垂直方
向に搬送されていくため、既に清浄化された基板Wの表
面を通過することなくチャンバ2の外へ排出することが
できることから、除去された付着物が基板の別の箇所へ
再付着する効果を第1実施形態に比して向上させること
ができる。また、同様にして、第1実施形態と同様の効
果を得ることができる。
【0074】第4実施形態
図7は、本実施形態に係る表面洗浄装置の概略構成の一
例を示す図である。第1〜第3実施形態では、チャンバ
2内にレーザ光LBを照射するレーザ光照射手段4を一
つ有する装置構成について説明したが、本実施形態で
は、当該レーザ光照射手段を複数設け、さらに、各レー
ザ光照射手段に対応してレーザ光減衰手段を設けたもの
である。
例を示す図である。第1〜第3実施形態では、チャンバ
2内にレーザ光LBを照射するレーザ光照射手段4を一
つ有する装置構成について説明したが、本実施形態で
は、当該レーザ光照射手段を複数設け、さらに、各レー
ザ光照射手段に対応してレーザ光減衰手段を設けたもの
である。
【0075】すなわち、チャンバ2には、レーザ光LB
1が入射する位置および出射する位置に、レーザ光を透
過する光学窓21a,22aが設置され、さらに、レー
ザ光LB2が入射する位置および出射する位置に、レー
ザ光を透過する光学窓21b,22bが設置されてお
り、この光学窓21a,21b,22a,22bは、例
えば、石英ガラス等により形成されている。
1が入射する位置および出射する位置に、レーザ光を透
過する光学窓21a,22aが設置され、さらに、レー
ザ光LB2が入射する位置および出射する位置に、レー
ザ光を透過する光学窓21b,22bが設置されてお
り、この光学窓21a,21b,22a,22bは、例
えば、石英ガラス等により形成されている。
【0076】保持手段3aは、基板Wを真空吸着あるい
はメカニカルチャックにより保持し、かつ、基板Wを平
面方向に移動させ、基板Wを回転させるように可動し得
るように構成されている。本実施形態では、基板Wの洗
浄領域の制御は、この保持手段3aによる基板の位置制
御によって行なう。
はメカニカルチャックにより保持し、かつ、基板Wを平
面方向に移動させ、基板Wを回転させるように可動し得
るように構成されている。本実施形態では、基板Wの洗
浄領域の制御は、この保持手段3aによる基板の位置制
御によって行なう。
【0077】レーザ光照射手段4aは、レーザ光源41
aと、レーザ光源41aにより出射されたレーザ光LB
1を集光する集光レンズ42aとを有する。レーザ光照
射手段4bは、レーザ光源41bと、レーザ光源41b
により出射されたレーザ光LB2を集光する集光レンズ
42bとを有する。
aと、レーザ光源41aにより出射されたレーザ光LB
1を集光する集光レンズ42aとを有する。レーザ光照
射手段4bは、レーザ光源41bと、レーザ光源41b
により出射されたレーザ光LB2を集光する集光レンズ
42bとを有する。
【0078】レーザ光源41a,41bは、チャンバ2
内に設置された基板Wの表面に対して平行にレーザ光を
出射するように設けられている。このレーザ光源41
a,41bは、例えば、第1実施形態と比して、低強
度、長パルス幅のレーザ光LB1,LB2を出射する。
内に設置された基板Wの表面に対して平行にレーザ光を
出射するように設けられている。このレーザ光源41
a,41bは、例えば、第1実施形態と比して、低強
度、長パルス幅のレーザ光LB1,LB2を出射する。
【0079】集光レンズ42a,42bは、例えば円筒
レンズ(シリンドリカルレンズ)により構成され、清浄
化を行う基板Wの表面に対して平行に入射されるレーザ
光LB1,LB2を、チャンバ2内に導入される雰囲気
ガスの流れる空間に集光する。ここで、集光レンズ42
aにより集光されるレーザ光LB1の焦点F1の位置
と、集光レンズ42bにより集光されるレーザ光LB2
の焦点F2の位置とが重なるように、集光レンズ42
a,42bが配置されている。
レンズ(シリンドリカルレンズ)により構成され、清浄
化を行う基板Wの表面に対して平行に入射されるレーザ
光LB1,LB2を、チャンバ2内に導入される雰囲気
ガスの流れる空間に集光する。ここで、集光レンズ42
aにより集光されるレーザ光LB1の焦点F1の位置
と、集光レンズ42bにより集光されるレーザ光LB2
の焦点F2の位置とが重なるように、集光レンズ42
a,42bが配置されている。
【0080】レーザ光減衰手段5aは、光ダンパ51a
と、光学窓22aを通ってチャンバ2外へ出射されたレ
ーザ光LB1を光ダンパ51aへ向けて集光する集光レ
ンズ52aとを有する。レーザ減衰手段5bは、光ダン
パ51bと、光学窓22bを通ってチャンバ2外へ出射
されたレーザ光LB2を光ダンパ51bへ向けて集光す
る集光レンズ52bとを有する。
と、光学窓22aを通ってチャンバ2外へ出射されたレ
ーザ光LB1を光ダンパ51aへ向けて集光する集光レ
ンズ52aとを有する。レーザ減衰手段5bは、光ダン
パ51bと、光学窓22bを通ってチャンバ2外へ出射
されたレーザ光LB2を光ダンパ51bへ向けて集光す
る集光レンズ52bとを有する。
【0081】次に、上記構成の表面洗浄装置の動作につ
いて説明する。まず、酸素ガス等の雰囲気ガスGが層状
に流れるために必要な流速となるように、雰囲気ガス供
給手段6による雰囲気ガスの供給量および雰囲気ガス吸
気手段7による雰囲気ガスの吸気量を調整しておく。
いて説明する。まず、酸素ガス等の雰囲気ガスGが層状
に流れるために必要な流速となるように、雰囲気ガス供
給手段6による雰囲気ガスの供給量および雰囲気ガス吸
気手段7による雰囲気ガスの吸気量を調整しておく。
【0082】チャンバ2内に設置された基板Wの表面上
に雰囲気ガスGの層流を形成した後、レーザ光源41
a,41bからレーザ光LB1,LB2が出射され、出
射されたレーザ光LB1,LB2は、集光レンズ42
a,42bによって、チャンバ2内に導入される雰囲気
ガスGの空間に集光され、焦点F1,F2を形成する。
この焦点F1,F2の位置は重なるように設定されてお
り、2つのレーザ光LB1,LB2による焦点Fが形成
される。
に雰囲気ガスGの層流を形成した後、レーザ光源41
a,41bからレーザ光LB1,LB2が出射され、出
射されたレーザ光LB1,LB2は、集光レンズ42
a,42bによって、チャンバ2内に導入される雰囲気
ガスGの空間に集光され、焦点F1,F2を形成する。
この焦点F1,F2の位置は重なるように設定されてお
り、2つのレーザ光LB1,LB2による焦点Fが形成
される。
【0083】このとき、2つのレーザ光LB1,LB2
が焦点Fにおいて重なることにより、レーザ光のパワー
密度が高まり、雰囲気ガスGを構成する酸素をブレイク
ダウンし、衝撃波、熱、プラズマ、O3 ラジカル、Oラ
ジカルを発生させ、基板Wの表面に付着した付着物を除
去する。除去された付着物は雰囲気ガスGの気流によっ
て速やかに吸気管72を介してチャンバ2外へ排出され
る。このときの焦点Fにおけるパワー密度はおおよそ1
010W/cm2 よりも大きくなるようにする。
が焦点Fにおいて重なることにより、レーザ光のパワー
密度が高まり、雰囲気ガスGを構成する酸素をブレイク
ダウンし、衝撃波、熱、プラズマ、O3 ラジカル、Oラ
ジカルを発生させ、基板Wの表面に付着した付着物を除
去する。除去された付着物は雰囲気ガスGの気流によっ
て速やかに吸気管72を介してチャンバ2外へ排出され
る。このときの焦点Fにおけるパワー密度はおおよそ1
010W/cm2 よりも大きくなるようにする。
【0084】基板Wの表面上の雰囲気において焦点Fを
結んだレーザ光LB1,LB2はそれぞれ、入射側の集
光レンズ42a,42bの焦点距離と同じ距離を進んだ
後に、集光レンズ42a,42bよりも焦点距離の小さ
い集光レンズ52a,52bによって並行あるいは集光
されて、発塵を抑える機構を有する光ダンパ51a,5
1bで終端されることとなる。
結んだレーザ光LB1,LB2はそれぞれ、入射側の集
光レンズ42a,42bの焦点距離と同じ距離を進んだ
後に、集光レンズ42a,42bよりも焦点距離の小さ
い集光レンズ52a,52bによって並行あるいは集光
されて、発塵を抑える機構を有する光ダンパ51a,5
1bで終端されることとなる。
【0085】そして、上記の基板Wの洗浄領域の制御
は、保持手段3aによる基板Wの位置制御により行なわ
れる。
は、保持手段3aによる基板Wの位置制御により行なわ
れる。
【0086】上記の本実施形態に係る表面洗浄装置によ
れば、2つのレーザ光LB1,LB2の焦点F1,F2
の位置を合わせ、この2つのレーザ光LB1,LB2の
焦点が重なった焦点Fにおいて高パワー密度となり、レ
ーザブレイクダウンを起こさせることから、各レーザ光
LB1,LB2をより低強度あるいは長いパルス幅のも
のを用いて行なうことができる。その他、第1実施形態
と同様の効果を得ることができる。
れば、2つのレーザ光LB1,LB2の焦点F1,F2
の位置を合わせ、この2つのレーザ光LB1,LB2の
焦点が重なった焦点Fにおいて高パワー密度となり、レ
ーザブレイクダウンを起こさせることから、各レーザ光
LB1,LB2をより低強度あるいは長いパルス幅のも
のを用いて行なうことができる。その他、第1実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【0087】本発明は、上記の実施形態の説明に限定さ
れない。例えば、レーザ光の基板への走査について、集
光レンズの位置を制御する方法や、基板の位置を制御す
る方法を例に説明したが、これに限られるものでなく、
例えば、ガルバノミラー等の反射鏡を用いる方法や、電
気光学偏向素子や音響光学偏向素子等を用いる方法を採
用することもできる。
れない。例えば、レーザ光の基板への走査について、集
光レンズの位置を制御する方法や、基板の位置を制御す
る方法を例に説明したが、これに限られるものでなく、
例えば、ガルバノミラー等の反射鏡を用いる方法や、電
気光学偏向素子や音響光学偏向素子等を用いる方法を採
用することもできる。
【0088】また、本実施形態では、レーザ光を基板の
表面に平行に入射させることにより、レーザ光を基板へ
照射させない例について説明したが、レーザ光の入射角
度についてはこれに限られるものでなく、レーザ光が基
板へ直接照射されない限りにおいて、種々の角度をもた
せてもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々の変更が可能である。
表面に平行に入射させることにより、レーザ光を基板へ
照射させない例について説明したが、レーザ光の入射角
度についてはこれに限られるものでなく、レーザ光が基
板へ直接照射されない限りにおいて、種々の角度をもた
せてもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々の変更が可能である。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、薬液を使用せず、被処
理体の構造へ損傷を与えずに、被処理体に付着した付着
物を除去することができる。
理体の構造へ損傷を与えずに、被処理体に付着した付着
物を除去することができる。
【図1】第1実施形態に係る表面洗浄装置の概略構成の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図2】光ダンパの一構成例を説明するための断面図で
ある。
ある。
【図3】レーザブレイクダウンによる表面洗浄の原理を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図4】基板の表面洗浄を局所的に行なうためのフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】第2実施形態に係る表面洗浄装置の概略構成の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図6】第3実施形態に係る表面洗浄装置の概略構成の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図7】第4実施形態に係る表面洗浄装置の概略構成の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
1…表面洗浄装置、2…チャンバ、3,3a…保持手
段、4,4a,4b…レーザ光照射手段、5…レーザ光
減衰手段、6…雰囲気ガス供給手段、7…雰囲気ガス吸
気手段、8…仕切り板、9…雰囲気ガス吸気手段、2
1,21a,21b,22,22a,22b…光学窓、
41,41a,41b…レーザ光源、42,42a,4
2b…集光レンズ、43…光学系制御機構、51,51
a,51b…光ダンパ、52,52a,52b…集光レ
ンズ、53…光学系制御機構、61…雰囲気ガス供給
室、62…供給管、71…雰囲気ガス吸気室、72…吸
気管、510…筐体、511…取り込み口、512…反
射板、513…吸気管、LB,LB1,LB2…レーザ
光、W…基板、F,F1,F2…焦点、H…付着物。
段、4,4a,4b…レーザ光照射手段、5…レーザ光
減衰手段、6…雰囲気ガス供給手段、7…雰囲気ガス吸
気手段、8…仕切り板、9…雰囲気ガス吸気手段、2
1,21a,21b,22,22a,22b…光学窓、
41,41a,41b…レーザ光源、42,42a,4
2b…集光レンズ、43…光学系制御機構、51,51
a,51b…光ダンパ、52,52a,52b…集光レ
ンズ、53…光学系制御機構、61…雰囲気ガス供給
室、62…供給管、71…雰囲気ガス吸気室、72…吸
気管、510…筐体、511…取り込み口、512…反
射板、513…吸気管、LB,LB1,LB2…レーザ
光、W…基板、F,F1,F2…焦点、H…付着物。
Claims (14)
- 【請求項1】レーザ光を用いて被処理体の表面に存在す
る付着物を除去する表面洗浄装置であって、 前記被処理体の前記付着物の近傍の雰囲気に焦点を形成
し、焦点位置の雰囲気をブレイクダウンさせ得るパワー
密度をもつ前記レーザ光を照射するレーザ光照射手段を
有する表面洗浄装置。 - 【請求項2】前記レーザ光照射手段は、前記被処理体の
表面に直接レーザ光が照射されない角度で前記レーザ光
を照射する請求項1記載の表面洗浄装置。 - 【請求項3】前記レーザ光照射手段を複数有し、 各レーザ光照射手段は、前記被処理体の前記付着物の近
傍の雰囲気に、互いの焦点位置が重なるように前記レー
ザ光を照射する請求項1記載の表面洗浄装置。 - 【請求項4】前記被処理体の表面に前記雰囲気を構成す
る雰囲気ガスのガス流を形成するガス流形成手段をさら
に有する請求項1記載の表面洗浄装置。 - 【請求項5】前記ガス流形成手段は、前記ブレイクダウ
ンにより前記付着物の除去を促す化学種を発生する前記
雰囲気ガスのガス流を形成する請求項4記載の表面洗浄
装置。 - 【請求項6】レーザ光を用いて被処理体の表面に存在す
る付着物を除去する表面洗浄装置であって、 前記被処理体を収容し、前記レーザ光を透過する光学窓
を備える洗浄室と、 前記被処理体の前記付着物の近傍の雰囲気に焦点を形成
し、焦点位置の雰囲気をブレイクダウンさせ得るパワー
密度をもつ前記レーザ光を前記光学窓を介して照射する
レーザ光照射手段とを有する表面洗浄装置。 - 【請求項7】前記レーザ光照射手段は、前記被処理体の
表面に直接レーザ光が照射されない角度で前記レーザ光
を照射する請求項6記載の表面洗浄装置。 - 【請求項8】前記レーザ光照射手段を複数有し、 各レーザ光照射手段は、前記被処理体の前記付着物の近
傍の雰囲気に、互いの焦点位置が重なるように前記レー
ザ光を照射する請求項6記載の表面洗浄装置。 - 【請求項9】前記洗浄室に収容された前記被処理体の表
面に前記雰囲気を構成する雰囲気ガスのガス流を形成す
るガス流形成手段をさらに有する請求項6記載の表面洗
浄装置。 - 【請求項10】前記ガス流形成手段は、前記ブレイクダ
ウンにより前記付着物の除去を促す化学種を発生する前
記雰囲気ガスのガス流を形成する請求項9記載の表面洗
浄装置。 - 【請求項11】レーザ光を用いて被処理体の表面に存在
する付着物を除去する表面洗浄方法であって、 前記被処理体の前記付着物の近傍の雰囲気に焦点を形成
し、焦点位置の雰囲気をブレイクダウンさせ得るパワー
密度をもつ前記レーザ光を照射することにより、被処理
体の表面に存在する付着物を除去する表面洗浄方法。 - 【請求項12】前記レーザ光を照射する際に、前記被処
理体の表面に直接レーザ光が照射されない角度で前記レ
ーザ光を照射する請求項11記載の表面洗浄方法。 - 【請求項13】前記レーザ光を照射する前に、前記被処
理体の表面に前記雰囲気を構成する雰囲気ガスのガス流
を形成する工程をさらに有する請求項11記載の表面洗
浄方法。 - 【請求項14】前記ガス流を形成する工程において、前
記ブレイクダウンにより前記付着物の除去を促す化学種
を発生する前記雰囲気ガスのガス流を形成する請求項1
3記載の表面洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002108797A JP2003303800A (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | 表面洗浄装置および表面洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002108797A JP2003303800A (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | 表面洗浄装置および表面洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003303800A true JP2003303800A (ja) | 2003-10-24 |
Family
ID=29392438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002108797A Pending JP2003303800A (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | 表面洗浄装置および表面洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003303800A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006015130A (ja) * | 2004-06-02 | 2006-01-19 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | パルスレーザーを用いた火災の消火方法 |
JP2006120895A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Canon Inc | 除去装置、当該除去装置を有する露光装置、デバイス製造方法 |
JP2006142379A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Imt Co Ltd | 乾式表面クリーニング装置 |
KR100897356B1 (ko) * | 2007-10-02 | 2009-05-15 | 세메스 주식회사 | 기판 세정 방법 및 장치 |
JP2012531054A (ja) * | 2009-06-23 | 2012-12-06 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | リソグラフィ装置およびデバイス製造方法 |
KR101412430B1 (ko) * | 2013-04-09 | 2014-06-25 | 주식회사 아이엠티 | 레이저 유기 충격파를 이용한 건식 세정 장치 및 방법 |
CN112105984A (zh) * | 2018-06-13 | 2020-12-18 | 株式会社Nsc | 液晶面板制造方法 |
CN113058935A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-07-02 | 浙江工业大学 | 一种水下双束脉冲激光诱导冲击波清洗微纳米颗粒方法 |
-
2002
- 2002-04-11 JP JP2002108797A patent/JP2003303800A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006015130A (ja) * | 2004-06-02 | 2006-01-19 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | パルスレーザーを用いた火災の消火方法 |
JP4581127B2 (ja) * | 2004-06-02 | 2010-11-17 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | パルスレーザーを用いた火災の消火方法 |
JP2006120895A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Canon Inc | 除去装置、当該除去装置を有する露光装置、デバイス製造方法 |
JP4681849B2 (ja) * | 2004-10-22 | 2011-05-11 | キヤノン株式会社 | 除去装置、当該除去装置を有する露光装置、デバイス製造方法 |
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KR100897356B1 (ko) * | 2007-10-02 | 2009-05-15 | 세메스 주식회사 | 기판 세정 방법 및 장치 |
JP2012531054A (ja) * | 2009-06-23 | 2012-12-06 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | リソグラフィ装置およびデバイス製造方法 |
TWI490663B (zh) * | 2009-06-23 | 2015-07-01 | Asml Netherlands Bv | 微影裝置及器件製造方法 |
US9563137B2 (en) | 2009-06-23 | 2017-02-07 | Asml Netherlands B.V. | Lithographic apparatus and device manufacturing method |
KR101412430B1 (ko) * | 2013-04-09 | 2014-06-25 | 주식회사 아이엠티 | 레이저 유기 충격파를 이용한 건식 세정 장치 및 방법 |
CN112105984A (zh) * | 2018-06-13 | 2020-12-18 | 株式会社Nsc | 液晶面板制造方法 |
CN112105984B (zh) * | 2018-06-13 | 2024-01-30 | 株式会社Nsc | 液晶面板制造方法 |
CN113058935A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-07-02 | 浙江工业大学 | 一种水下双束脉冲激光诱导冲击波清洗微纳米颗粒方法 |
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