JP2003303016A - 設備管理システム、設備管理サーバ、設備管理方法、コントローラ、プログラム、記録媒体 - Google Patents

設備管理システム、設備管理サーバ、設備管理方法、コントローラ、プログラム、記録媒体

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JP2003303016A
JP2003303016A JP2002256557A JP2002256557A JP2003303016A JP 2003303016 A JP2003303016 A JP 2003303016A JP 2002256557 A JP2002256557 A JP 2002256557A JP 2002256557 A JP2002256557 A JP 2002256557A JP 2003303016 A JP2003303016 A JP 2003303016A
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Junichi Mochizuki
淳一 望月
Daisuke Koshimizu
大介 越水
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備を利用するユーザ側の故障リスク、費用
負担、維持管理上の負担等を軽減する設備管理システ
ム、設備管理サーバ等を提供する。 【解決手段】 サーバ102は、コントローラ104を
介して、機器105の動作制御、メータ109の切替を
行い、コントローラ104は、機器105、メータ10
9に関する報告信号(機器番号、動作状況、計測データ
等)をサーバ102に送信し、サーバ102は、この報
告信号の内容をデータベース103に記録する。コント
ローラ104から異常等が発生した機器105に関する
報告信号を受信すると、サーバ102は、当該機器10
5の交換・修理が必要であるかを判定する。サーバ10
2は、交換が必要な場合、センタ在庫の機器の中から、
交換用の機器を選定し、修理が行われた場合、修理履歴
等を機器情報123に記録し、交換・修理の必要がない
場合、復旧のための制御情報を作成し、コントローラ1
04に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して、少なくとも1つの機器からなる設備の管理を行う
設備管理システム、設備管理サーバ等に関する。詳しく
は、設備を利用するユーザ側の故障リスク、費用負担、
維持管理上の負担等を軽減する設備管理システム、設備
管理サーバ等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、業務用等に給湯設備等を設ける場
合、ボイラが設置される。そして、故障時等に備えて予
備のボイラが設置される。しかし、設置スペース、初期
投資費用(イニシャルコスト)等を考慮すると、予備の
ボイラを設置するのは、必ずしも得策とは言えず、給湯
設備のユーザ(顧客)の負担も増大する。
【0003】そこで、ボイラに代えて、ボイラと比較し
て能力及び設置スペースの小さい給湯機器(以降、単に
「給湯機器」と呼ぶ)を少なくとも1台連結し、ボイラ
と同等の能力を有する給湯設備として利用することが考
えられる。例えば、複数台のの給湯機器を連結すること
により、1台のボイラと同等の能力を有し、かつ、1台
のボイラと比較して占有スペースが小さい給湯設備を実
現することができる。
【0004】この少なくとも1台の給湯機器を連結した
給湯設備(以降、「連結型給湯設備」と呼ぶ)は、全体
として、ボイラの場合と比較して必要とする設置スペー
スも小さい。また、故障時等に備えて予備的設備を設け
る際、ボイラの場合は、もう1台ボイラを設置する必要
があるが、連結型給湯設備の場合は、給湯機器の連結台
数を、例えば、1、2台増設すれば足りる。従って、連
結型給湯設備は、ボイラ設備と比較して、設置スペー
ス、イニシャルコスト等の面で有利である。
【0005】また、給湯設備に限らず、設備投資に係る
費用負担の軽減を図るべく、リース契約が行われたりす
る。以下、「設備」とは、上述の「連結型給湯設備」等
の設備を意味する。以下、「機器」とは、上述の「給湯
機器」等の機器を意味する。「設備」は、少なくとも1
つの「機器」等が連結されて構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】給湯機器の寿命は、一
般に10年未満であり、ボイラの寿命は、一般に15年
程度であるが、連結型給湯設備を使用する場合、給湯機
器が1台故障したとしても能力低下が少ないため、ユー
ザは、故障に気付かないこともある。また、ユーザは、
故障に気が付いたとしても、能力低下が許容範囲を超え
てから、連結型給湯設備を管理する維持管理会社(セン
タ)等に通報したりする。このように、給湯機器が複数
台故障し、能力低下が許容範囲を超えてから慌てて故障
対策を講じる場合、ユーザの業務に支障が生じるという
問題点がある。
【0007】また、ユーザの費用負担を抑える方策とし
て、リース契約が考えられる。しかしながら、リース料
金の全額を損金処理する場合、税務上適正な最短リース
期間は、法定耐用年数の概ね6割の期間であり、その間
原則として、解約、リース料金の改定はできない。従っ
て、ユーザの状況によって、リース契約が困難となる場
合がある。また、通常のリース契約では、別段の特約等
がない限り、故障時の修繕、交換、維持管理等は、網羅
されないという問題点がある。
【0008】従って、リース契約の場合であっても、費
用負担等を抑えることは困難であったり、リース契約自
体を行うことができない場合がある。また、故障時の修
繕、維持管理等についても、ユーザ側の責任において、
別途対策を講じる必要性があるという問題点があった。
【0009】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、設備を利用するユーザ側の故障リスク、費
用負担、維持管理上の負担等を軽減する設備管理システ
ム、設備管理サーバ等を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第1の発明は、少なくとも1つの機器と前記機器
それぞれに接続され当該機器の監視及び制御を行うコン
トローラとから構成され、ユーザに属する設備におい
て、少なくとも1つの前記コントローラにネットワーク
を介して接続され、センタに属する設備管理サーバであ
って、前記設備と前記機器とを対応付ける対応情報と、
前記設備のコントローラの送信先を有する設備情報と、
前記機器に関する監視データ及びこの監視データの履歴
を有する機器情報と、を保持する保持手段と、前記コン
トローラから前記監視データを有する報告信号が送信さ
れると、この報告信号の内容を前記機器情報として前記
保持手段に保持する報告受信手段と、前記報告信号の内
容に基づいて、前記機器を制御するための制御情報を作
成し、前記制御情報を有する指示信号を前記コントロー
ラに送信する指示送信手段と、前記コントローラから前
記機器の異常を示す報告信号が送信されると、この報告
信号の内容に基づいて、当該機器の交換又は修理が必要
であるかを判定する交換修理判定手段と、を具備するこ
とを特徴とする設備管理サーバである。
【0011】第1の発明では、設備管理サーバは、設備
と機器とを対応付ける対応情報と、設備のコントローラ
の送信先を有する設備情報と、機器に関する監視データ
及びこの監視データの履歴を有する機器情報と、をデー
タベースに保持し、コントローラから監視データを有す
る報告信号が送信されると、この報告信号の内容を機器
情報としてデータベースに保持し、報告信号の内容に基
づいて、機器を制御するための制御情報を作成し、制御
情報を有する指示信号をコントローラに送信し、コント
ローラから機器の異常を示す報告信号が送信されると、
この報告信号の内容に基づいて、当該機器の交換又は修
理が必要であるかを判定する。
【0012】設備は、少なくとも1台の機器を連結して
構成される設備であって、機器の連結台数を加減するこ
とにより設備全体としての能力、出力等が調整可能であ
るものであれば、いかなる設備であっても構わない。設
備は、例えば、少なくとも1つの給湯機器から構成され
る連結型給湯設備、少なくとも1つのセルから構成され
る燃料電池装置等である。尚、監視データは、機器、設
備に設けられるセンサ、メータ等により計測、検知され
た計測データ、機器の動作状況に関する情報等である。
【0013】第1の発明では、設備は、少なくとも1つ
の機器等を連結することにより構成されるので、設備を
構成する一部の機器に故障、異常発生が生じても、設備
全体としての能力低下、出力低下を招くことなく、故
障、異常発生した機器に対する対策、措置を講ずること
ができ、ユーザの業務に支障を来すといった事態を避け
ることができる。
【0014】また、機器、コントローラ等はセンタから
ユーザにレンタルされ、設備情報はこのレンタルに関す
る情報を有し、機器情報はセンタが在庫として保有する
機器(センタ在庫の機器)、コントローラ(センタ在庫
のコントローラ)等に関する情報を含むようにしてもよ
い。
【0015】また、設備管理サーバは、機器の交換及び
修理が必要でないと判定した場合、異常回復のための制
御情報を作成し、コントローラに送信するようにしても
よい。
【0016】また、設備管理サーバは、履歴に基づい
て、設備の必要能力を算出し、当該設備を構成する機器
の適正台数を算出するようにしてもよい。この場合、算
出された適正台数に基づいて、ユーザは、機器の連結台
数(レンタル台数)を見直すことができ、余計な費用負
担を軽減することができる。
【0017】また、コントローラは、設備に供給物の供
給者毎に設けられるメータに接続されるようにしてもよ
い。この場合、設備管理サーバは、設備における供給者
毎の供給物の使用量、使用料金、特約事項を有する料金
情報を保持手段に保持し、使用量及び特約事項に基づい
て、使用料金の総額が最安となるべく供給者を選択し、
当該供給者のメータへ切り替えさせる指示信号をコント
ローラに送信するようにしてもよい。
【0018】尚、供給物は、設備、機器等が使用するガ
ス、水、電気等である。供給者は、供給物を設備、機器
等に供給する供給会社(ガス供給会社、電気供給会社
等)等である。特約事項は、使用料金等に関する特約事
項等に関する情報である。使用料金等に関する特約事項
等は、供給会社毎に定められる。
【0019】この場合、設備管理サーバは、使用量、特
約事項等を料金情報としてデータベースに記録し、この
料金情報に基づいて、利用する供給会社を決定し、メー
タ切替を行うので、ガス等の使用料金を軽減することが
できる。
【0020】また、レンタルに関する情報は設備の機
器、コントローラ等のレンタル料金の支払状況を含むよ
うにしてもよい。設備管理サーバは、この支払状況を参
照して支払状況が適正であるかどうかを判定し、支払状
況が適正でないと判定した場合、当該機器、コントロー
ラ等を停止させる指示信号をコントローラに送信するよ
うにしてもよい。
【0021】この場合、レンタル料金が適切に支払われ
ていない場合、設備管理サーバは、該当する機器、コン
トローラ等の動作を停止させることができる。すなわ
ち、レンタル料金が適切に支払われておらず、かつ、該
当する機器の回収が困難な場合(ユーザ側の設備設置場
所に立ち入ることができない場合など)であっても、機
器の不正使用を防止することができる。
【0022】また、設備管理サーバは、履歴に基づいて
算出した機器の推定寿命、レンタルに関する情報として
レンタル契約期間等をデータベースに保持し、機器の交
換が必要であると判定した場合、センタが在庫として保
有する機器の中から、推定寿命が残りのレンタル契約期
間以上の機器を交換用の機器として選定するようにして
もよい。この場合、全体として、機器の交換回数、撤去
回数を減ずることができ、交換、撤去に係る負担を軽減
することができる。
【0023】第2の発明は、ユーザに属し少なくとも1
つの装置から構成される設備にネットワークを介して接
続され、センタに属する設備管理サーバであって、前記
設備から送信される前記装置毎の監視データを保持する
保持手段と、前記監視データの内容に基づいて、前記装
置を制御するための制御情報を作成し、前記制御情報を
有する指示信号を前記設備に送信する指示送信手段と、
前記監視データが前記装置の異常を示す場合、当該監視
データの内容に基づいて、当該装置の交換又は修理が必
要であるかを判定する交換修理判定手段と、を具備する
ことを特徴とする設備管理サーバである。また、前記装
置のうち少なくとも1つは前記センタから前記ユーザに
レンタルされるようにしてもよい。また、前記保持手段
は、前記レンタルに関する情報を記録し、前記指示送信
手段は、前記レンタルに関する情報に基づいて、前記装
置を制御するための制御情報を作成し、前記制御情報を
有する指示信号を前記設備に送信するようにしてもよ
い。
【0024】第2の発明は、第1の発明におけるコント
ローラの機能を機器に組み込んだり、あるいは、第1の
発明における機器にコントローラ等を適用したものであ
る。すなわち、「装置」は、設備を構成する機器、コン
トローラ、コントローラの機能を組み込んだ機器等であ
る。
【0025】第3の発明は、少なくとも1つの機器と前
記機器それぞれに接続され当該機器の監視及び制御を行
うコントローラとから構成され、ユーザに属する設備に
おいて、少なくとも1つの前記コントローラにネットワ
ークを介して接続され、センタに属する設備管理サーバ
の設備管理方法であって、前記設備と前記機器とを対応
付ける対応情報と、前記設備のコントローラの送信先を
有する設備情報と、前記機器に関する監視データ及びこ
の監視データの履歴を有する機器情報と、を保持手段に
保持する保持ステップと、前記コントローラから前記監
視データを有する報告信号が送信されると、この報告信
号の内容を前記機器情報として前記保持手段に保持する
報告受信ステップと、前記報告信号の内容に基づいて、
前記機器を制御するための制御情報を作成し、前記制御
情報を有する指示信号を前記コントローラに送信する指
示送信ステップと、前記コントローラから前記機器の異
常を示す報告信号が送信されると、この報告信号の内容
に基づいて、当該機器の交換又は修理が必要であるかを
判定する交換修理判定ステップを有することを特徴とす
る設備管理方法である。
【0026】また、前記機器、コントローラ等は前記セ
ンタから前記ユーザにレンタルされ、前記設備情報はこ
のレンタルに関する情報を有し、前記機器情報はセンタ
が在庫として保有する機器、コントローラ等に関する情
報を含むようにしてもよい。
【0027】また、第3の発明の設備管理方法は、前記
交換修理判定ステップが交換及び修理が必要でないと判
定した場合、異常回復のための前記制御情報を作成し、
前記コントローラに送信する異常回復ステップを有する
ようにしてもよい。
【0028】また、第3の発明の設備管理方法は、前記
履歴に基づいて、前記設備の必要能力を算出し、当該設
備を構成する前記機器の適正台数を算出するステップを
有するようにしてもよい。
【0029】また、前記コントローラは、前記設備に供
給物の供給者毎に設けられるメータに接続されるように
してもよい。この場合、第3の発明の設備管理方法は、
前記設備における前記供給者毎の前記供給物の使用量、
使用料金、特約事項を有する料金情報を前記保持手段に
保持し、前記使用量及び前記特約事項に基づいて、前記
使用料金の総額が最安となるべく前記供給者を選択し、
当該供給者のメータへ切り替えさせる指示信号を前記コ
ントローラに送信する切替ステップを有するようにして
もよい。
【0030】また、前記レンタルに関する情報は前記設
備の機器、コントローラ等のレンタル料金の支払状況を
含むようにしてもよい。この場合、第3の発明の設備管
理方法は、この支払状況を参照して支払状況が適正であ
るかどうかを判定する支払状況判定ステップと、前記支
払状況判定ステップが支払状況が適正でないと判定した
場合、当該機器、コントローラ等を停止させる指示信号
を前記コントローラに送信する停止ステップと、を有す
るようにしてもよい。
【0031】また、第3の発明の設備管理方法は、前記
履歴に基づいて前記機器の推定寿命を算出し、前記保持
手段に保持する推定寿命算出ステップと、前記レンタル
に関する情報はレンタル契約期間を含み、前記交換修理
判定ステップが前記機器の交換が必要であると判定した
場合、前記センタが在庫として保有する機器の中から、
前記推定寿命が残りのレンタル契約期間以上の機器を交
換用の機器として選定する選定ステップと、を有するよ
うにしてもよい。
【0032】第4の発明は、ユーザに属し少なくとも1
つの装置から構成される設備にネットワークを介して接
続され、センタに属する設備管理サーバが実行する設備
管理方法であって、前記設備から送信される前記装置毎
の監視データを保持する保持ステップと、前記監視デー
タの内容に基づいて、前記装置を制御するための制御情
報を作成し、前記制御情報を有する指示信号を前記設備
に送信する指示送信ステップと、前記監視データが前記
装置の異常を示す場合、当該監視データの内容に基づい
て、当該装置の交換又は修理が必要であるかを判定する
交換修理判定ステップと、を具備することを特徴とする
設備管理方法である。
【0033】第4の発明は、第2の発明の設備管理サー
バが実行する設備管理方法に関する発明である。
【0034】第5の発明は、コンピュータを第1の発明
または第2の発明の設備管理サーバとして機能させるプ
ログラムである。第6の発明は、コンピュータを第1の
発明または第2の発明の設備管理サーバとして機能させ
るプログラムを記録した記録媒体である。前述したプロ
グラムをネットワークを介して流通させたり、記録媒体
を流通させることもできる。
【0035】第7の発明は、少なくとも1つの機器と前
記機器それぞれに接続され当該機器の監視及び制御を行
うコントローラとから構成され、ユーザに属する設備に
おいて、少なくとも1つの前記コントローラとセンタに
属する設備管理サーバとがネットワークを介して接続さ
れる設備管理システムであって、前記設備管理サーバ
は、前記設備と前記機器とを対応付ける対応情報と、前
記設備のコントローラの送信先を有する設備情報と、前
記機器に関する監視データ及びこの監視データの履歴を
有する機器情報と、を保持する保持手段と、前記コント
ローラから前記監視データを有する報告信号が送信され
ると、この報告信号の内容を前記機器情報として前記保
持手段に保持する報告受信手段と、前記報告信号の内容
に基づいて、前記機器を制御するための制御情報を作成
し、前記制御情報を有する指示信号を前記コントローラ
に送信する指示送信手段と、前記コントローラから前記
機器の異常を示す報告信号が送信されると、この報告信
号の内容に基づいて、当該機器の交換又は修理が必要で
あるかを判定する交換修理判定手段と、を具備し、前記
コントローラは、前記監視データを有する報告信号を前
記設備管理サーバに送信する報告送信手段と、前記設備
管理サーバから前記制御情報を有する指示信号が送信さ
れると、この指示信号の内容に基づいて前記機器の制御
を行う指示受信手段と、を具備することを特徴とする設
備管理システムである。
【0036】第8の発明は、少なくとも1つの機器と共
に設備を構成し、前記機器とセンタに属する設備管理サ
ーバとにネットワークを介して接続され、前記機器の監
視及び制御を行うコントローラであって、前記機器に関
する監視データを前記設備管理サーバに送信する手段
と、前記設備管理サーバから前記機器に関する制御情報
が送信されると、この制御情報の内容に基づいて前記機
器の制御を行う手段と、を具備することを特徴とするコ
ントローラである。
【0037】第8の発明は、第7の発明の設備管理シス
テムに用いられるコントローラについての発明である。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係
る設備管理システム1の概略構成図である。
【0039】設備管理システム1は、サーバ102、少
なくとも1つのコントローラ104等により構成され、
これらは、ネットワーク101を介して直接的・間接的
に接続され相互に通信できるようになっている。
【0040】ネットワーク101は、インターネット等
のネットワークであり、有線・無線を問わない。このネ
ットワークに接続される機器、装置が、目的とする機
器、装置に対しセションを確立したときに、その間で情
報の送受が行われる。
【0041】サーバ102は、設備管理サーバとしての
サーバコンピュータ等である。サーバ102は、データ
ベース103等を備える。データベース103は、対応
情報121、設備情報122、機器情報123、料金情
報124等を有する。尚、対応情報121、設備情報1
22、機器情報123、料金情報124については、後
述する。
【0042】コントローラ104には、少なくとも1つ
の機器105が接続される。これらの機器105は、そ
れぞれ同様の機器であり、連結して動作させることが可
能である。これらの機器105は、全体として設備を形
成し、機器105の連結台数により設備の能力、出力等
を調整することができる。機器105は、例えば、給湯
機器、燃料電池機器等である。設備は、例えば、給湯設
備、燃料電池設備等である。センサ106は、各機器1
05毎に設けられ、各機器105の動作状況、運転状況
等に関するデータを計測したり、故障、異常発生等を検
知したりする。
【0043】機器105の動作において、供給管108
から供給物(ガス、電気、水等)が使用される場合、こ
れらの供給管108に少なくとも1つのメータ109が
設置される。このメータ109は、供給会社(ガス供給
会社等)毎に設けられ、コントローラ104に接続され
る。
【0044】サーバ102は、各機器105の動作制
御、メータ109の切替等に関する情報を有する指示信
号をコントローラ104に送信して、各機器105の動
作の制御、メータ109の切替等を指示する。コントロ
ーラ104は、サーバ102からの指示信号に基づい
て、各機器105の動作を制御したり、メータ109の
切替等を行う。尚、指示信号については、後述する
【0045】コントローラ104は、各機器105の動
作状況、運転状況等に関する情報、各センサ106によ
り計測、検知された、計測値、故障、異常発生等に関す
る情報、メータ109により計測された供給物の使用
量、利用中の供給会社等に関する情報等を有する報告信
号をサーバ102に送信する。サーバ102は、報告信
号を受信すると、その内容をデータベース103に記録
する。尚、報告信号については、後述する。
【0046】サーバ102、データベース103等は、
設備管理システム1を提供する設備維持管理会社等であ
るセンタ141側に設けられ、機器105、コントロー
ラ104、メータ109等は、設備管理システム1を利
用するユーザ142側に設けられる。
【0047】また、機器105は、架台等であるベース
107に設置される。ユーザは、コントローラ104及
びベース107をセンタから購入し、機器105につい
ては、センタとの間でレンタル契約する。
【0048】図2は、データベース103が具備するデ
ータベース構成例を示す図である。この例では、データ
ベース103は、対応情報121、設備情報122、機
器情報123、料金情報124等を有する。
【0049】対応情報121は、ユーザ側の設備と当該
設備を構成する機器とを関連付けるものである。対応情
報121は、設備番号211、機器番号212等を有す
る。
【0050】設備番号211は、ユーザ側の設備を特定
するものであり、数字、文字、記号等からなる符号列で
ある。機器番号212は、機器を特定するものであり、
数字、文字、記号等からなる符号列である。
【0051】設備情報122は、ユーザ側の設備に関す
る情報を示す。この設備情報122に機器、コントロー
ラ、ベース等のレンタル契約、ユーザ属性等に関する情
報を含ませてもよい。設備情報122は、設備番号22
1、コントローラアドレス222、レンタル契約期間2
23、支払状況224、ユーザ名225、所在地226
等を有する。
【0052】設備番号221は、ユーザ側の設備を特定
するものであり、数字、文字、記号等からなる符号列で
あり、設備番号211と同様のものである。設備番号2
11及び設備番号221により、対応情報121及び設
備情報122は、リレーションされる。
【0053】コントローラアドレス222は、コントロ
ーラのネットワーク上の位置を特定するものであり、例
えば、IP(Internet Protocol)ア
ドレスである。サーバは、このコントローラアドレスを
参照して、目的の機器が接続されたコントローラに指示
信号を送信する。
【0054】レンタル契約期間223は、レンタル契約
における契約期間であり、例えば、「2001年1月1
日〜2002年12月31日」である。支払状況224
は、レンタル料金の支払に関する情報を示し、例えば、
「2001年12月分まで支払済」である。
【0055】ユーザ名225は、ユーザの名称等を示
す。所在地226は、ユーザの所在地、すなわち、設
備、機器の設置場所等を示す。
【0056】機器情報123は、機器の動作状況、運転
状況、在庫状況に関する情報、センサ等により計測、検
知された、計測値、故障、異常発生等に関する情報、及
び、これらの情報の履歴等に関する情報等を示す。機器
情報123は、機器番号231、動作状況232、計測
データ233、履歴データ234、推定寿命235等を
有する。
【0057】機器番号231は、機器を特定するもので
あり、数字、文字、記号等からなる符号列であり、機器
番号212と同様のものである。機器番号212及び機
器番号231により、対応情報121及び機器情報12
3は、リレーションされる。
【0058】動作状況232は、機器の現在状況、動作
状況、運転状況、在庫状況等を示し、例えば、「正常動
作中」「停止中」「異常発生」「センタ在庫」である。
【0059】「センタ在庫」は、センタが在庫として保
有する交換用の機器であることを示す。「センタ在庫」
の機器は、未使用新品の機器のみならず、レンタル契約
終了その他の理由(レンタル料金未払等)によりセンタ
がユーザ側の設備から回収した機器であって、交換用の
機器としての再利用が可能である機器も含む。
【0060】計測データ233は、センサ等により計
測、検知された計測値、故障、異常発生等に関する情報
等を示す。計測データ233は、機器が給湯装置である
場合、給湯量、使用量(ガス、水道、電気等の使用
量)、温度(入口温度、出口温度)等の計測値に関する
情報、故障、異常発生等に関する情報(「要:配管交
換」「要:機器交換」等)等である。
【0061】履歴データ234は、動作状況232の履
歴、計測データ233の履歴、故障履歴、修理履歴等に
関する情報を示す。推定寿命235は、履歴データ23
4等に基づいて算出され、機器の推定寿命等に関する情
報を示す。
【0062】料金情報124は、供給物(ガス、水、電
気等)の使用料金等に関する情報である。料金情報12
4は、設備番号241、使用量242、料金243、特
約事項244等を有する。
【0063】設備番号241は、ユーザ側の設備を特定
するものであり、数字、文字、記号等からなる符号列で
あり、設備番号211、設備番号221と同様のもので
ある。使用量242は、供給物の使用量である。使用量
242は、供給会社(ガス供給会社等)毎に、メータに
より計測された計測値に基づいて記録される。
【0064】料金243は、供給物の使用料金であり、
使用量242、特約事項244等に基づいて算出され
る。特約事項244は、使用料金等に関する特約事項等
に関する情報である。使用料金等に関する特約事項等
は、供給会社毎に定められる。メータは、供給会社毎に
ユーザ側に設けられ、必要に応じてメータが切り替えら
れる。
【0065】料金情報124は、メータが作動している
供給会社(利用中の供給会社)に関する情報を有してい
てもよい。
【0066】図3は、サーバ102とコントローラ10
4との間で送受信される情報を示す図である。サーバ1
02は、コントローラ104に指示信号301を送信す
る。コントローラ104は、サーバ102に報告信号3
04を送信する。
【0067】指示信号301は、機器番号302、制御
情報303等を有する。機器番号302は、機器、メー
タを特定するものであり、数字、文字、記号等からなる
符号列である。制御情報303は、機器の動作の制御、
メータの切替等に関する情報である。
【0068】コントローラ104は、サーバ102から
指示信号301が送られると、制御情報303に基づい
て、機器番号302により特定される機器、メータの動
作を制御する。
【0069】報告信号304は、機器番号305、動作
状況306、計測データ307等を有する。機器番号3
05は、機器番号302と同様に、機器、メータを特定
するものであり、数字、文字、記号等からなる符号列で
ある。動作状況306は、コントローラに接続されてい
る機器の動作状況、運転状況等を示し、例えば、「正常
動作中」「停止中」「異常発生」である。
【0070】計測データ307は、センサ等により計
測、検知された計測値、故障、異常発生等に関する情報
等を示す。計測データ307は、機器が給湯装置である
場合、給湯量、使用量(ガス、水道、電気等の使用
量)、温度(入口温度、出口温度)等の計測値、故障、
異常発生等に関する情報(「要:配管交換」「要:機器
交換」等)である。
【0071】また、報告信号304は、メータにより計
測された供給物の使用量、利用中の供給会社等に関する
情報等を有していてもよい。
【0072】サーバ102は、コントローラ104から
報告信号304が送られると、この報告信号304の内
容をデータベースの機器情報、料金情報等として記録す
る。
【0073】次に、設備管理システム1の処理手順を説
明する。図4〜図9は、本実施の形態に係るサーバ10
2、コントローラ104の処理を示すフローチャートで
ある。
【0074】図4は、サーバ102からコントローラ1
04を介して機器105の動作を制御する場合の処理を
示すフローチャートである。
【0075】サーバ102は、各機器105の動作方法
を決定し、各機器105に対する制御情報を作成する
(ステップ401)。サーバ102は、各機器105に
関する指示信号301(機器番号、制御情報等)をコン
トローラ104に送信する(ステップ402)。コント
ローラ104は、サーバ102から送られた指示信号3
01に基づいて、各機器105の動作を制御する(ステ
ップ403)。
【0076】ステップ401において、サーバ102
は、動作基準、機器情報等に基づいて、各機器105の
動作方法を決定する。動作基準は、例えば、各機器10
5の効率に関する基準(各機器の効率を重視して動作さ
せる等)、各機器105の動作寿命に関する基準(各機
器の動作可能時間を重視して動作させる等)、設備全体
の寿命に関する基準(設備全体の寿命を重視して各機器
を動作させる等)である。
【0077】サーバ102は、高効率優先運転時、ロー
テーション運転時等、所定の動作基準を達成させるべ
く、各機器105の動作方法を決定し、各機器105の
制御情報を作成する。
【0078】尚、この動作基準は、センタ141により
定められ、予めデータベース103等に記録される(図
示せず)。サーバ102は、必要に応じてこの動作基準
を参照する。また、各機器105の効率、各機器105
の動作寿命等は、データベース103の機器情報123
の計測データ、履歴データ等に基づいて算出される。
【0079】図5は、コントローラ104からサーバ1
02に機器105、メータ109に関する報告信号30
4を送信する場合の処理を示すフローチャートである。
【0080】コントローラ104は、各機器105、メ
ータ109に関する報告信号304(機器番号、動作状
況、計測データ、供給物の使用量、利用中の供給会社
等)を所定のタイミングでサーバ102に送信する(ス
テップ501)。サーバ102は、コントローラ104
から送られた報告信号304の内容をデータベース10
3の機器情報123、料金情報124として記録する
(ステップ502)。
【0081】図6は、機器105において故障、異常等
が発生した場合のサーバ102及びコントローラ104
の処理を示すフローチャートである。
【0082】コントローラ104は、センサ等により機
器の故障、異常発生等を検知した場合、当該機器に対し
て、停止、動作制御等の応急処置を行う(ステップ60
1)。コントローラ104は、機器の故障、異常発生に
関して、報告信号をサーバ102に送信する(ステップ
602)。
【0083】サーバ102は、報告信号の内容をデータ
ベース103の機器情報123に記録すると共に、報告
信号の内容、機器情報123の履歴データ等に基づい
て、故障、異常発生した機器の交換・修理が必要である
かどうかを判定する(ステップ603)。
【0084】機器の交換が必要である場合(ステップ6
03のYes交換)、サーバ102は、データベース1
03の機器情報123を参照して、「センタ在庫」の機
器の中から交換用の機器を選定する(ステップ60
4)。機器が交換されると(ステップ605)、サーバ
102は、機器の交換に伴い、データベース103の機
器情報123を更新する(ステップ606)。
【0085】機器の修理が必要である場合(ステップ6
03のYes修理)、機器が修理されると(ステップ6
07)、サーバ102は、機器の修理に伴い、データベ
ース103の機器情報123に修理履歴を記録する(ス
テップ608)。
【0086】機器の修理が不要である場合(ステップ6
03のNo)、サーバ102は、データベース103の
機器情報123に故障、異常発生に関する履歴を追加す
ると共に、故障、異常が発生した機器を回復、復旧させ
るべく、制御情報を作成し(ステップ609)、この制
御情報を有する指示信号をコントローラ104に送信す
る(図4:ステップ402)。コントローラ104は、
この指示信号に基づいて、機器の動作を制御する(図
4:ステップ403)。
【0087】以上、図4、図5に示した過程を経て、サ
ーバ102は、コントローラ104を介して、機器10
5の動作制御を行い、コントローラ104は、機器10
5、メータ109に関する報告信号(機器番号、動作状
況、計測データ、供給物の使用量、利用中の供給会社
等)をサーバ102に送信し、サーバ102は、この報
告信号の内容をデータベース103に記録する。
【0088】また、図6に示した過程を経て、コントロ
ーラ104から機器105における異常等に関する報告
信号を受信すると、サーバ102は、当該機器105の
交換・修理が必要であるかを判定する。サーバ102
は、交換が必要な場合、「センタ在庫」の機器の中か
ら、交換用の機器を選定し、交換作業に伴い、データベ
ース103の機器情報123を更新する。サーバ102
は、修理が必要な場合、修理作業に伴い、修理履歴等を
データベース103の機器情報123に記録する。サー
バ102は、交換・修理が必要ない場合、回復、復旧の
ための制御情報を作成し、コントローラ104に送信す
る。
【0089】このように、コントローラ104は、機器
105、メータ109に関する情報を報告信号としてサ
ーバ102に送信し、報告信号が機器105の異常等に
関するものであった場合、サーバ102は、報告信号の
内容をデータベース103に記録すると共に、機器の交
換・修理が必要であるかを判定する。また、ユーザ側の
設備は、少なくとも1つの機器105を連結することに
より構成される。
【0090】従って、設備を構成する一部の機器105
に故障、異常発生が生じても、設備全体としての能力低
下、出力低下を招くことなく、故障、異常発生した機器
に対する措置を講ずることができ、ユーザの業務に支障
を来すといった事態を避けることができる。
【0091】尚、「センタ在庫」の機器は、未使用新品
の機器のみならず、レンタル契約終了その他の理由(レ
ンタル料金未払等)によりセンタがユーザ側の設備から
回収した機器であって、交換用の機器としての再利用が
可能である機器であってもよい。
【0092】図7は、機器105の適正台数を算出する
場合のサーバ102の処理を示すフローチャートであ
る。
【0093】サーバ102は、データベース103の対
応情報121、機器情報123の履歴データ等に基づい
て、設備毎(設備番号毎)に、設備、機器群の必要能
力、必要出力を算出する(ステップ701)。サーバ1
02は、算出した必要能力、必要出力に基づいて、設
備、機器群を構成する機器105の適正台数を算出する
(ステップ702)。尚、ステップ701において、必
要能力、必要出力は、設備が給湯設備である場合、主と
して、給湯量に関する履歴データに基づいて算出され
る。
【0094】以上の過程を経て、サーバ102は、対応
情報121、機器情報123の履歴データ等に基づい
て、設備の必要能力、必要出力を算出し、設備、機器群
を構成する機器105の適正台数を算出する。
【0095】このように、サーバ102は、機器105
に関する情報(動作状況、計測データ、履歴データ等)
を機器情報123としてデータベース103に記録し、
この機器情報123の履歴データ等に基づいて、設備、
機器群を構成する機器105の適正台数を算出するの
で、ユーザは、機器105の連結台数(レンタル台数)
を見直すことができ、余計な費用負担を軽減することが
できる。
【0096】図8は、レンタル料金の支払い状況に応じ
て機器105の動作を制御する場合のサーバ102及び
コントローラ104の処理を示すフローチャートであ
る。
【0097】サーバ102は、データベース103の設
備情報122の支払状況224を参照して、レンタル料
金が適切に支払われているかどうかを確認する(ステッ
プ801)。
【0098】レンタル料金が適切に支払われていない場
合(ステップ802のNo)、サーバ102は、該当す
る機器に対する動作停止の指示信号(機器番号、制御情
報)をコントローラ104に送信する(ステップ80
3)。コントローラ104は、指示信号に基づいて、該
当する機器の動作を停止させる(ステップ804)。
【0099】以上の過程を経て、サーバ102は、設備
情報122の支払状況等に基づいて、レンタル料金の支
払の確認を行い、レンタル料金が適切に支払われていな
い場合、該当する機器105に対する動作停止の指示信
号をコントローラ104に送信し、該当する機器の動作
を停止させる。
【0100】このように、サーバ102は、機器105
に係るレンタル契約に関する情報(レンタル契約期間、
支払状況等)をデータベース103の設備情報122に
記録し、この設備情報122の支払状況等に基づいて、
機器105の動作制御に関する指示信号をコントローラ
104に送信するので、レンタル料金が適切に支払われ
ていない場合、該当する機器105の動作を停止させる
ことができる。
【0101】図9は、ガス等の供給物の使用量に応じて
メータ109を切り替える場合のサーバ102及びコン
トローラ104の処理を示すフローチャートである。
【0102】サーバ102は、料金情報124の使用量
及び特約事項等を参照し、利用する供給会社(ガス供給
会社等)を決定する(ステップ901)。利用する供給
会社を変更する場合、すなわち、メータ109を切り替
える場合(ステップ902のYes)、メータ切替の指
示信号をコントローラ104に送信する(ステップ90
3)。コントローラ104は、指示信号に基づいて、メ
ータ切替を行う(ステップ904)。
【0103】以上の過程を経て、サーバ102は、料金
情報124の使用量及び特約事項等を参照して、利用す
る供給会社(ガス供給会社等)を決定する。利用する供
給会社を変更する場合、すなわち、メータ109を切り
替える場合、メータ切替の指示信号をコントローラ10
4に送信してメータ切替を行う
【0104】このように、サーバ102は、ガス等の供
給物に係る使用量、特約事項等を料金情報124として
データベース103に記録し、この料金情報124に基
づいて、利用する供給会社を決定し、メータ切替を行う
ので、ガス等の供給物の使用料金を軽減することができ
る。
【0105】尚、ステップ901において、サーバ10
2は、全体としてガス等の供給物の使用料金が最安とす
るべく、利用する供給会社を決定する。例えば、ガス供
給会社Pにおいて、使用量が所定の範囲内ではガス供給
会社Qより割安な料金体系が採用されるが、使用量が所
定の範囲を超えるとガス供給会社Qより割高な料金体系
が採られる場合、使用量が所定の範囲内ではガス供給会
社Pを利用し、使用量が所定の範囲を超えるとガス供給
会社Qを利用する旨が、予め料金情報124の特約事項
に記録される。この場合、サーバ102は、料金情報1
24の使用量及び特約事項を参照して、全体として使用
料金が最安となるべく利用する供給会社を決定すること
ができる。
【0106】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、サーバ102は、コントローラ104から送られた
機器105、メータ109に関する報告信号の内容(動
作状況、計測データ、供給物の使用量、利用中の供給会
社等)をデータベース103に記録すると共に、報告信
号が機器105の異常等に関するものであった場合、当
該機器105の交換・修理が必要であるかを判定する。
【0107】また、ユーザ側の設備は、少なくとも1つ
の機器105を連結することにより構成されるので、設
備を構成する一部の機器105に故障、異常発生が生じ
ても、設備全体としての能力低下、出力低下を招くこと
なく、故障、異常発生した機器に対する対策、措置を講
ずることができ、ユーザの業務に支障を来すといった事
態を避けることができる。
【0108】また、サーバ102は、機器105に関す
る情報(動作状況、計測データ、履歴データ等)を機器
情報123としてデータベース103に記録し、この機
器情報123の履歴データ等に基づいて、設備、機器群
を構成する機器105の適正台数を算出するので、ユー
ザは、機器105の連結台数(レンタル台数)を見直す
ことができ、余計な費用負担を軽減することができる。
【0109】また、サーバ102は、機器105に係る
レンタル契約に関する情報(レンタル契約期間、支払状
況等)をデータベース103の設備情報122に記録
し、この設備情報122の支払状況等に基づいて、機器
105に対する指示信号をコントローラ104に送信す
るので、レンタル料金が適切に支払われていない場合、
サーバ102は、該当する機器105の動作を停止させ
ることができる。すなわち、レンタル料金が適切に支払
われておらず、かつ、該当する機器105の回収が困難
な場合(ユーザ側の設備設置場所に立ち入ることができ
ない場合など)であっても、機器105の不正使用を防
止することができる。
【0110】また、サーバ102は、使用量、特約事項
等を料金情報124としてデータベース103に記録
し、この料金情報124に基づいて、利用する供給会社
を決定し、メータ切替を行うので、ガス等の使用料金を
軽減することができる。
【0111】以上、添付図面を参照しながら、本発明に
かかる設備管理システム、設備管理サーバ等の好適な実
施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定さ
れない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の
範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得
ることは明らかであり、それらについても当然に本発明
の技術的範囲に属するものと了解される。
【0112】機器が故障した際、レンタル契約が終了し
た際、レンタル料金未払の際等、機器の交換、撤去が行
われる。そこで、サーバ102は、設備情報122のレ
ンタル契約期間223及び機器情報123の推定寿命2
35に基づいて、交換用の機器の選定(図6:ステップ
604)を行うようにしてもよい。例えば、サーバ10
2は、推定寿命がレンタル契約満了までの期間より長い
機器を交換用の機器として選定する。この場合、全体と
して、機器の交換回数、撤去回数を減ずることができ、
交換、撤去に係る負担を軽減することができる。
【0113】尚、サーバ102は、機器情報123の履
歴データ234等に基づいて、推定寿命235を算出す
る。
【0114】また、リース料金の全額を損金処理する場
合、税務上適正な最短リース期間は、法定耐用年数の概
ね6割の期間であり、その間原則として、解約、リース
料金の改定はできない。従って、リース期間、リース料
金、リース機器の台数等の契約内容を変更することは困
難であり、リース契約ができない場合がある。また、通
常のリース契約では、別段の特約等がない限り、故障時
の修繕、交換、維持管理等は、網羅されない。
【0115】一方、上述の実施の形態では、設備の利用
において、リース契約でなくレンタル契約を行う。すな
わち、設備維持管理会社等であるセンタは、ユーザに機
器をレンタルし、故障時の修繕、維持管理等について
は、センタ側が責任をもって行う。また、リース契約で
なくレンタル契約であるので、ユーザの機器の利用状況
によって、レンタル台数の変更、レンタル期間の変更等
の契約内容の変更が可能である。従って、ユーザ側の故
障リスク、費用負担、維持管理上の負担等を軽減するこ
とができる。
【0116】また、機器の場合と比較してベース等の撤
去、運搬等に係る負担が大きいが、コントローラ、ベー
ス等に関してはユーザが購入するようにしてもよい。こ
の場合、レンタル契約が終了した際等、センタ側の撤
去、運搬等に係る負担が軽減される。
【0117】また、レンタル契約が途中解約されても、
解約に伴い回収した機器を他のユーザへ転用できる。従
って、寿命が尽きるまで機器を使用することが可能であ
るので、センタ側のコスト的負担等が軽減されると共
に、産業廃棄物の削減効果も得られる。
【0118】また、上述の実施の形態では、コントロー
ラにサーバからの指示信号の送信先(コントローラアド
レス等)を持たせたが、機器、メータ等それぞれにサー
バからの指示信号の送信先を持たせるようにしてもよ
い。この場合、コントローラの機能を機器、メータ等に
持たせることにより、コントローラを介さず直接、サー
バと機器、メータ等との間で指示信号、報告信号等の送
受を行うことができる。例えば、IPv6(Inter
net Protocol Version 6)で
は、事実上アドレスの枯渇を考慮する必要がないので、
個々の機器、家庭電化製品、携帯電話等それぞれにネッ
トワーク上のアドレスを付与することが可能である。
【0119】また、図4〜図9に示す処理(サーバ10
2、コントローラ104等)における処理)を行うプロ
グラムをCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通さ
せてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受
することもできる。
【0120】また、上述の実施の形態では、設備は主と
して連結型給湯設備であるとして説明したが、これに限
られない。本発明の設備管理システム、設備管理サーバ
が対象とする設備は、少なくとも1台の機器を連結して
構成される設備であって、機器の連結台数を加減するこ
とにより設備全体としての能力、出力等が調整可能であ
るものであれば、いかなる設備であっても構わない。例
えば、設備は、少なくとも1つのセルから構成される燃
料電池装置であってもよい。
【0121】また、上述の実施の形態では、ユーザは、
コントローラ及びベースをセンタから購入し、機器につ
いては、センタとの間でレンタル契約するものとして説
明したが、コントローラ、ベース等に関しても、機器の
場合と同様に、ユーザとセンタ等の間でレンタル契約を
行うようにしてもよい。この場合、上述の実施の形態に
おける機器として、レンタル契約に係るコントローラ、
ベース等を容易に適用することができる。従って、機器
と同様にコントローラ、ベース等の有効利用を図ること
が可能であり、また、設備を構成するコントローラ等に
故障、異常発生が生じても、迅速に対処可能である。
【0122】例えば、対応情報にコントローラ、ベース
等の識別符号を記録し、設備情報に機器のみならずコン
トローラ、ベース等のレンタル契約に関する情報等を記
録するようにしてもよい。また、コントローラは、機器
の動作状況等のみならず、コントローラ自身の動作状
況、異常発生等に関する情報等を有する報告信号をサー
バに送信するようにしてもよい。この場合、サーバは、
機器情報と同様に、コントローラに関するコントローラ
情報として、動作状況、在庫状況に関する情報、異常発
生等に関する情報、及び、これらの情報の履歴、コント
ローラの推定寿命に関する情報等を記録するようにして
もよい。尚、コントローラ情報は、機器情報に含ませる
ようにしてもよい。
【0123】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、設備を利用するユーザ側の故障リスク、費用負
担、維持管理上の負担等を軽減する設備管理システム、
設備管理サーバ等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 設備管理システム1の概略構成図
【図2】 データベース103が具備するデータベース
構成例を示す図
【図3】 サーバ102とコントローラ104との間で
送受信される情報を示す図
【図4】 サーバ102からコントローラ104を介し
て機器105の動作を制御する場合の処理を示すフロー
チャート
【図5】 コントローラ104からサーバ102に機器
105、メータ109に関する報告信号304を送信す
る場合の処理を示すフローチャート
【図6】 機器105において故障、異常等が発生した
場合のサーバ102及びコントローラ104の処理を示
すフローチャート
【図7】 機器105の適正台数を算出する場合のサー
バ102の処理を示すフローチャート
【図8】 レンタル料金の支払い状況に応じて機器10
5の動作を制御する場合のサーバ102及びコントロー
ラ104の処理を示すフローチャート
【図9】 ガス等の供給物の使用量に応じてメータ10
9を切り替える場合のサーバ102及びコントローラ1
04の処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1………設備管理システム 101………ネットワーク 102………サーバ 103………データベース 104………コントローラ 105………機器 106………センサ 107………ベース 108………供給管 109………メータ 121………対応情報 122………機器情報 123………ユーザ情報 124………料金情報 301………指示信号 304………報告信号

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの機器と前記機器それぞ
    れに接続され当該機器の監視及び制御を行うコントロー
    ラとから構成され、ユーザに属する設備において、少な
    くとも1つの前記コントローラにネットワークを介して
    接続され、センタに属する設備管理サーバであって、 前記設備と前記機器とを対応付ける対応情報と、前記設
    備のコントローラの送信先を有する設備情報と、前記機
    器に関する監視データ及びこの監視データの履歴を有す
    る機器情報と、を保持する保持手段と、 前記コントローラから前記監視データを有する報告信号
    が送信されると、この報告信号の内容を前記機器情報と
    して前記保持手段に保持する報告受信手段と、 前記報告信号の内容に基づいて、前記機器を制御するた
    めの制御情報を作成し、前記制御情報を有する指示信号
    を前記コントローラに送信する指示送信手段と、 前記コントローラから前記機器の異常を示す報告信号が
    送信されると、この報告信号の内容に基づいて、当該機
    器の交換又は修理が必要であるかを判定する交換修理判
    定手段と、を具備することを特徴とする設備管理サー
    バ。
  2. 【請求項2】 前記機器、前記コントローラのうち少な
    くともいずれかは前記センタから前記ユーザにレンタル
    され、前記設備情報はこのレンタルに関する情報を有
    し、前記機器情報はセンタが在庫として保有する機器に
    関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の設
    備管理サーバ。
  3. 【請求項3】 前記交換修理判定手段が交換及び修理が
    必要でないと判定した場合、異常回復のための前記制御
    情報を作成し、前記コントローラに送信する異常回復手
    段を具備することを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の設備管理サーバ。
  4. 【請求項4】 前記履歴に基づいて、前記設備の必要能
    力を算出し、当該設備を構成する前記機器の適正台数を
    算出する手段を具備することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の設備管理サーバ。
  5. 【請求項5】 前記コントローラは、前記設備に供給物
    の供給者毎に設けられるメータに接続され、前記設備に
    おける前記供給者毎の前記供給物の使用量、使用料金、
    特約事項を有する料金情報を前記保持手段に保持し、前
    記使用量及び前記特約事項に基づいて、前記使用料金の
    総額が最安となるべく前記供給者を選択し、当該供給者
    のメータへ切り替えさせる指示信号を前記コントローラ
    に送信する切替手段を具備することを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の設備管理サーバ。
  6. 【請求項6】 前記レンタルに関する情報はレンタル料
    金の支払状況を含み、この支払状況を参照して支払状況
    が適正であるかどうかを判定する支払状況判定手段と、 前記支払状況判定手段が支払状況が適正でないと判定し
    た場合、前記機器を停止させる指示信号を前記コントロ
    ーラに送信する停止手段と、を具備することを特徴とす
    る請求項2に記載の設備管理サーバ。
  7. 【請求項7】 前記履歴に基づいて前記機器の推定寿命
    を算出し、前記保持手段に保持する推定寿命算出手段
    と、 前記レンタルに関する情報はレンタル契約期間を含み、
    前記交換修理判定手段が前記機器の交換が必要であると
    判定した場合、前記センタが在庫として保有する機器の
    中から、前記推定寿命が残りのレンタル契約期間以上の
    機器を交換用の機器として選定する選定手段と、を具備
    することを特徴とする請求項2に記載の設備管理サー
    バ。
  8. 【請求項8】 ユーザに属し少なくとも1つの装置から
    構成される設備にネットワークを介して接続され、セン
    タに属する設備管理サーバであって、 前記設備から送信される前記装置毎の監視データを保持
    する保持手段と、 前記監視データの内容に基づいて、前記装置を制御する
    ための制御情報を作成し、前記制御情報を有する指示信
    号を前記設備に送信する指示送信手段と、 前記監視データが前記装置の異常を示す場合、当該監視
    データの内容に基づいて、当該装置の交換又は修理が必
    要であるかを判定する交換修理判定手段と、を具備する
    ことを特徴とする設備管理サーバ。
  9. 【請求項9】 前記装置のうち少なくとも1つは前記セ
    ンタから前記ユーザにレンタルされることを特徴とする
    請求項8に記載の設備管理サーバ。
  10. 【請求項10】 前記保持手段は、前記レンタルに関す
    る情報を記録し、前記指示送信手段は、前記レンタルに
    関する情報に基づいて、前記装置を制御するための制御
    情報を作成し、前記制御情報を有する指示信号を前記設
    備に送信することを特徴とする請求項9に記載の設備管
    理サーバ。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの機器と前記機器それ
    ぞれに接続され当該機器の監視及び制御を行うコントロ
    ーラとから構成され、ユーザに属する設備において、少
    なくとも1つの前記コントローラにネットワークを介し
    て接続され、センタに属する設備管理サーバの設備管理
    方法であって、 前記設備と前記機器とを対応付ける対応情報と、前記設
    備のコントローラの送信先を有する設備情報と、前記機
    器に関する監視データ及びこの監視データの履歴を有す
    る機器情報と、を保持手段に保持する保持ステップと、 前記コントローラから前記監視データを有する報告信号
    が送信されると、この報告信号の内容を前記機器情報と
    して前記保持手段に保持する報告受信ステップと、 前記報告信号の内容に基づいて、前記機器を制御するた
    めの制御情報を作成し、前記制御情報を有する指示信号
    を前記コントローラに送信する指示送信ステップと、 前記コントローラから前記機器の異常を示す報告信号が
    送信されると、この報告信号の内容に基づいて、当該機
    器の交換又は修理が必要であるかを判定する交換修理判
    定ステップと、を有することを特徴とする設備管理方
    法。
  12. 【請求項12】 前記機器、前記コントローラのうち少
    なくともいずれかは前記センタから前記ユーザにレンタ
    ルされ、前記設備情報はこのレンタルに関する情報を有
    し、前記機器情報はセンタが在庫として保有する機器に
    関する情報を含むことを特徴とする請求項11に記載の
    設備管理方法。
  13. 【請求項13】 前記交換修理判定ステップが交換及び
    修理が必要でないと判定した場合、異常回復のための前
    記制御情報を作成し、前記コントローラに送信する異常
    回復ステップを有することを特徴とする請求項11また
    は請求項12に記載の設備管理方法。
  14. 【請求項14】 前記履歴に基づいて、前記設備の必要
    能力を算出し、当該設備を構成する前記機器の適正台数
    を算出するステップを有することを特徴とする請求項1
    1または請求項12に記載の設備管理方法。
  15. 【請求項15】 前記コントローラは、前記設備に供給
    物の供給者毎に設けられるメータに接続され、前記設備
    における前記供給者毎の前記供給物の使用量、使用料
    金、特約事項を有する料金情報を前記保持手段に保持
    し、前記使用量及び前記特約事項に基づいて、前記使用
    料金の総額が最安となるべく前記供給者を選択し、当該
    供給者のメータへ切り替えさせる指示信号を前記コント
    ローラに送信する切替ステップを有することを特徴とす
    る請求項11または請求項12に記載の設備管理方法。
  16. 【請求項16】 前記レンタルに関する情報はレンタル
    料金の支払状況を含み、この支払状況を参照して支払状
    況が適正であるかどうかを判定する支払状況判定ステッ
    プと、 前記支払状況判定ステップが支払状況が適正でないと判
    定した場合、当該機器を停止させる指示信号を前記コン
    トローラに送信する停止ステップと、を有することを特
    徴とする請求項12に記載の設備管理方法。
  17. 【請求項17】 前記履歴に基づいて前記機器の推定寿
    命を算出し、前記保持手段に保持する推定寿命算出ステ
    ップと、 前記レンタルに関する情報はレンタル契約期間を含み、
    前記交換修理判定ステップが前記機器の交換が必要であ
    ると判定した場合、前記センタが在庫として保有する機
    器の中から、前記推定寿命が残りのレンタル契約期間以
    上の機器を交換用の機器として選定する選定ステップ
    と、を有することを特徴とする請求項12に記載の設備
    管理方法。
  18. 【請求項18】 ユーザに属し少なくとも1つの装置か
    ら構成される設備にネットワークを介して接続され、セ
    ンタに属する設備管理サーバが実行する設備管理方法で
    あって、 前記設備から送信される前記装置毎の監視データを保持
    する保持ステップと、 前記監視データの内容に基づいて、前記装置を制御する
    ための制御情報を作成し、前記制御情報を有する指示信
    号を前記設備に送信する指示送信ステップと、 前記監視データが前記装置の異常を示す場合、当該監視
    データの内容に基づいて、当該装置の交換又は修理が必
    要であるかを判定する交換修理判定ステップと、を具備
    することを特徴とする設備管理方法。
  19. 【請求項19】 前記装置のうち少なくとも1つは前記
    センタから前記ユーザにレンタルされることを特徴とす
    る請求項18に記載の設備管理方法。
  20. 【請求項20】 前記保持ステップは、前記レンタルに
    関する情報を記録し、前記指示送信ステップは、前記レ
    ンタルに関する情報に基づいて、前記装置を制御するた
    めの制御情報を作成し、前記制御情報を有する指示信号
    を前記設備に送信することを特徴とする請求項19に記
    載の設備管理方法。
  21. 【請求項21】 コンピュータを請求項1から請求項1
    0に記載の設備管理サーバとして機能させるプログラ
    ム。
  22. 【請求項22】 コンピュータを請求項1から請求項1
    0に記載の設備管理サーバとして機能させるプログラム
    を記録した記録媒体。
  23. 【請求項23】 少なくとも1つの機器と前記機器それ
    ぞれに接続され当該機器の監視及び制御を行うコントロ
    ーラとから構成され、ユーザに属する設備において、少
    なくとも1つの前記コントローラとセンタに属する設備
    管理サーバとがネットワークを介して接続される設備管
    理システムであって、 前記設備管理サーバは、 前記設備と前記機器とを対応付ける対応情報と、前記設
    備のコントローラの送信先を有する設備情報と、前記機
    器に関する監視データ及びこの監視データの履歴を有す
    る機器情報と、を保持する保持手段と、 前記コントローラから前記監視データを有する報告信号
    が送信されると、この報告信号の内容を前記機器情報と
    して前記保持手段に保持する報告受信手段と、 前記報告信号の内容に基づいて、前記機器を制御するた
    めの制御情報を作成し、前記制御情報を有する指示信号
    を前記コントローラに送信する指示送信手段と、 前記コントローラから前記機器の異常を示す報告信号が
    送信されると、この報告信号の内容に基づいて、当該機
    器の交換又は修理が必要であるかを判定する交換修理判
    定手段と、を具備し、 前記コントローラは、 前記監視データを有する報告信号を前記設備管理サーバ
    に送信する報告送信手段と、 前記設備管理サーバから前記制御情報を有する指示信号
    が送信されると、この指示信号の内容に基づいて前記機
    器の制御を行う指示受信手段と、を具備することを特徴
    とする設備管理システム。
  24. 【請求項24】 前記機器、前記コントローラのうち少
    なくともいずれかは前記センタから前記ユーザにレンタ
    ルされ、前記設備情報はこのレンタルに関する情報を有
    し、前記機器情報はセンタが在庫として保有する機器に
    関する情報を含むことを特徴とする請求項23に記載の
    設備管理システム。
  25. 【請求項25】 前記設備管理サーバは、前記交換修理
    判定手段が交換及び修理が必要でないと判定した場合、
    異常回復のための前記制御情報を作成し、前記コントロ
    ーラに送信する異常回復手段を具備することを特徴とす
    る請求項23または請求項24に記載の設備管理システ
    ム。
  26. 【請求項26】 前記設備管理サーバは、前記履歴に基
    づいて、前記設備の必要能力を算出し、当該設備を構成
    する前記機器の適正台数を算出する手段を具備すること
    を特徴とする請求項23または請求項24に記載の設備
    管理システム。
  27. 【請求項27】 請求項23から請求項26のいずれか
    に記載の設備管理システムに用いられるコントローラ。
  28. 【請求項28】 少なくとも1つの機器と共に設備を構
    成し、前記機器とセンタに属する設備管理サーバとにネ
    ットワークを介して接続され、前記機器の監視及び制御
    を行うコントローラであって、 前記機器に関する監視データを前記設備管理サーバに送
    信する手段と、 前記設備管理サーバから前記機器に関する制御情報が送
    信されると、この制御情報の内容に基づいて前記機器の
    制御を行う手段と、を具備することを特徴とするコント
    ローラ。
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