JP2003302833A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003302833A
JP2003302833A JP2002106438A JP2002106438A JP2003302833A JP 2003302833 A JP2003302833 A JP 2003302833A JP 2002106438 A JP2002106438 A JP 2002106438A JP 2002106438 A JP2002106438 A JP 2002106438A JP 2003302833 A JP2003302833 A JP 2003302833A
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carrier
forming apparatus
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Hiroshi Sato
浩 佐藤
Hiroyuki Oba
浩幸 大羽
Takayoshi Kihara
隆義 木原
Junichi Kato
淳一 加藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像器におけるトナー保持方法として磁気シ
ール及びトナー掻き寄せ部材を設ける構成を採りなが
ら、掻き寄せトナー山による接触現像又は『トナー横飛
び』を回避することができる画像形成装置を提供するこ
と。 【構成】 像担持体と、帯電部材と、露光手段と、現像
剤担持体と、トナー像を被転写部材に転写させる転写部
材を有する画像形成装置において、前記現像剤担持体の
両端部付近には前記現像剤担持体表面との間に所定の間
隔を設けて配置され、前記現像剤が現像容器の中から外
へ漏れるのを防止する磁気シール部材と、前記現像剤担
持体の回転中心の軸線方向において、前記シール部材と
重なる位置にあって前記現像剤担持体に接触するように
配置され、前記現像剤を前記現像剤担持体から現像剤を
掻き寄せるための現像剤掻き寄せ部材とを有し、前記現
像剤掻き寄せ部材は前記現像剤担持面とは互いに当接し
ないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体に
形成された潜像を現像するための現像装置及びこれを用
いたプロセスカートリッジを備える画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタや複写機等の電子写真画
像形成装置に用いられる現像装置においては、図10に
示すように、電子写真画像形成装置本体に対して着脱自
在なプロセスカートリッジBが有する現像装置がある。
この現像装置には、中空円筒形状の現像スリーブ3aの
中にマグネット3cが配置され、その磁力により現像剤
(以下「トナー」と称する)を現像スリーブ3a上に引
き寄せ、該現像スリーブ3aが回転することによって、
潜像を顕在化させる現像部へとトナーを運んでいる。
【0003】このトナーが現像室3から外へ漏れるのを
防止する方法として、画像領域外の範囲で現像スリーブ
にフェルト等のシール部材を接触させることは既に知ら
れている。このシール材の材質はフェルト、不織布、テ
フロンパイル等々の材質が知られているが、この中でも
シール性が高い事からテフロンパイルが広く用いられて
いる。
【0004】しかしながら、テフロンとトナー樹脂の母
体であるスチレン系樹脂の帯電列を比較すると、テフロ
ンは強ネガを示す。それ故、現像部端部よりシール部に
侵入したトナーはテフロンパイルと摺擦し、正規の極性
がネガであるトナーを逆極性のポジに帯電させてしま
う。その結果、端部のポジ性のトナーは反転トナーとし
て非画像部(白部)に飛翔してしまうことがあった。
【0005】又、図10に示すように現像スリーブ3a
に対してシール部材としての磁気シール21を非接触で
配置し、その磁力によってトナーを保持する方法が知ら
れており、特開平10−039630号公報等に数多く
の提案が既になされている。
【0006】更に、現像スリーブ3a又はマグネット3
cの回転によって前述の如きシール部から下流側に出て
きたトナーを再び現像領域内へと戻して外へ漏れないよ
うにするために、現像スリーブ3aの回転方向において
前述の磁気シール21の下流側に掻き寄せ部材22を配
置し、前記掻き寄せ部材22の一部を現像スリーブ3a
に接触させるものが知られている。図11及び図12は
図10で説明した従来のプロセスカートリッジBの長手
配置を説明する図である。同図において、現像スリーブ
3aの塗工膜51aは長手一様に塗工されており、長手
端部磁気シール部において僅かに侵入している。これは
図中の破線L1及びL2で示した内側の画像領域におけ
る画質を保証するために広い塗工領域を設けたものであ
る。
【0007】次に、トナーの端部飛散という現象を図1
3を用いて説明する。
【0008】トナーの端部飛散は帯電領域が現像領域に
比べて充分に広く取れる場合は顕在化しない。
【0009】しかしながら、プロセスカートリッジBの
コンパクト化のために長手を短くすると必然的に帯電部
材の長手が短縮され、帯電領域が狭くなってしまう。
【0010】即ち、図13の示すように、感光ドラム上
の帯電幅が現像幅より充分に広く取る事ができないと
(ΔXが小さいと)現像スリーブ上のトナーが感光ドラ
ム上の未帯電部に飛散してしまう(以下、この現象を
『トナー横飛び』と呼ぶ)。このトナー横とびを回避す
るためにはΔXを大きく取ることが有効であるが、前述
のようにプリンター本体の小型化を考えればむやみに現
像スリーブや帯電ローラの長手を大きくすることは好ま
しくない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】先に説明したように、
画像領域外の範囲で磁気シールによってトナーを保持
し、シール部下流にトナー掻き寄せ部材を設ける構成で
は、トナー掻き寄せ部材によって掻き取られたトナーは
画像領域内へと戻されるが、磁気シール部と現像スリー
ブ間のトナーが現像スリーブ3aの回転方向下流へ過度
に供給されると、前記掻き寄せ部材の端部画像領域内側
部に多量のトナーが掻き寄せられ、掻き寄せトナーの山
が形成される。図14はこの様子を説明するために掻き
寄せ部材22aの近傍を拡大した模式的な図である。
【0012】図14において、掻き寄せ部材22aと塗
工面端部51bは互いに当接しているため、塗工面が有
する搬送力によって多量のトナーが搬送され、掻き寄せ
部材22aによってトナー山51cを形成する。このト
ナー山51cの高さが現像剤担持体と像担持体との現像
部における所定の間隔より高くなると、トナーが接触現
像されることによって、現像剤担持体回転方向に筋状の
端部かぶりを引き起こしていた。又、このトナーの山は
画像領域内に形成されるが、先に説明した『トナー横飛
び』によって非画像部余白に飛翔することがあった。
【0013】この現象を緩和するにはシール部における
トナー搬送力を抑えることが考えられる。特開平7−5
6435号では現像スリーブ3a上の表面に、粗さを調
整するためFGB(Fine Grass Bease)処理を施し、そ
の上に結晶性グラファイト、カーボンブラックの両方を
フェノール樹脂に含有させた膜を被覆し、結晶性グラフ
ァイトとカーボンの重量をP、樹脂の重量をBとしたと
きに、例えば画像領域における膜11のP/B比を1/
1、マグネット4による磁気シール部における膜12の
P/B比を1/2とするように、シール部における膜は
樹脂の重量の割合を大きくしている。樹脂の割合を大き
くすることによってシール部におけるトナー搬送力は小
さくなることが考えられるが、本件の目的はシール部材
が配設された領域においては被覆膜が受ける強い圧力に
よる被覆膜の削れを緩和することにあって、シール部の
トナー搬送力に関する記述はない。
【0014】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、現像器におけるトナー保持方
法として磁気シール及びトナー掻き寄せ部材を設ける構
成を採りながら、掻き寄せトナー山による接触現像又は
『トナー横飛び』を回避することができる画像形成装置
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも感光層を有する像担持体と、
所定の電位に帯電させる帯電部材と、前記像担持体の帯
電面に静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に
対向するように配置され、現像剤を担持すべく所定の粗
さがある現像剤担持面を有する現像剤担持体と、前記像
担持体上に当接し形成されたトナー像を被転写部材に転
写させる転写部材を有する画像形成装置において、前記
現像剤担持体の両端部付近には前記現像剤担持体表面と
の間に所定の間隔を設けて配置され、前記現像剤が現像
容器の中から外へ漏れるのを防止する磁気シール部材
と、前記現像剤担持体の回転中心の軸線方向において、
前記シール部材と重なる位置にあって前記現像剤担持体
に接触するように配置され、前記現像剤を前記現像剤担
持体から現像剤を掻き寄せるための現像剤掻き寄せ部材
とを有し、前記現像剤掻き寄せ部材は前記現像剤担持面
とは互いに当接しないことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は現像装置を含むプロセスカ
ートリッジを模式的に示す図、図2は前記現像装置のプ
ロセス部品及び関連する部品の長手の位置関係を表す
図、図3は図2に基づきプロセス部品の取り付け位置を
示す図、図4はスクレーパ近傍の拡大図、図5は塗工端
の拡大図、図6(a),(b)は現像スリーブに被覆膜
を塗工する様子を模式的に示す図である。尚、以下の説
明で「長手方向」とは、現像スリーブの回転中心軸の軸
線方向を指すものとする。
【0017】図1に示すように、プロセスカートリッジ
Bは、像担持体としての感光層を有する感光体ドラム1
を回転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ2から
の電圧印加によって一様に帯電する。次いで、光学系8
aから画像情報に応じたレーザービーム光を折り返しミ
ラー8bを介して露光開口部6aを通して感光体ドラム
1へ照射して静電潜像を形成し、現像剤であるトナーを
用いて現像装置3によって現像する。即ち、帯電ローラ
8は感光体ドラム1に接触して設けられており、感光体
ドラム1に帯電を行う。又、現像装置3は、感光体ドラ
ム1の現像領域へトナーを供給して感光体ドラム1に形
成された潜像を現像する。
【0018】この現像装置3は、トナー室7−1内のト
ナーを現像室7−2へ供給し、現像室7−2に取り付け
た現像スリーブ3aを回転させると共に、現像ブレード
3bによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層をマグネ
ット3c(固定磁石)を内蔵した現像スリーブ3aの表
面に形成し、そのトナーを感光体ドラム1の現像領域
(画像領域)へ供給する。そして、そのトナーを前記潜
像に応じて感光体ドラム1へ転移させることによってト
ナー像を形成して可視像化する。
【0019】ここで、現像スリーブ3aはアルミ素管上
にコート剤を施したものを用いている。コート剤はバイ
ンダー(アクリル樹脂)にピグメント及び表面に適度な
粗さを設けるための粗し剤(球状炭素粒子、粒径約10
μm、真密度2.0g/cm 3 )を分散させたものを用
いている。この粗し剤として用いた球状炭素粒子を得る
方法としては、フェノール樹脂、ナフタレン樹脂、フラ
ン樹脂、キシレン樹脂、ジビニルベンゼン重合体、スチ
レン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリアクリロニトリ
ル等の球状樹脂粒子表面に、メカノケミカル法によって
バルクメソフェーズピッチを被覆し、被覆された粒子を
酸化性雰囲気下で熱処理した後に不活性雰囲気下又は真
空下で焼成して炭素化及び/又は黒鉛化し、導電性球状
炭素粒子を得る方法が挙げられる。この方法で得る球状
炭素粒子は、黒鉛化すると得られる球状炭素粒子の被覆
部の結晶化が進んだものとなるので導電性が向上し、よ
り好ましい。
【0020】本実施の形態の表面粗さを測定したとこ
ろ、Ra=1.4μmであった。ここで、本発明におい
て、トナー担持体の表面粗さRzは、JIS表面粗さ
「JIS−B−0601」に基づき、表面粗度測定器
(サーフコーダーSE−30、株式会社小阪研究所社
製)を用いて測定される中心線平均粗さに相当する。具
体的には、トナー担持体の軸方向3箇所、更に周方向4
箇所の計12箇所に対して、軸方向の測定長2.5mm
の部分を抜き取り、この抜き取り部分の縦倍率方向の標
高から算出したものである。
【0021】その後、転写ローラ4に前記トナー像と逆
極性の電圧を印加して、感光体ドラム1に形成されたト
ナー像を記録媒体Pに転写した後に、クリーニング手段
によって感光体ドラム1上の残留トナーを除去する。ク
リーニング手段では、クリーニングブレード5aによっ
て感光体ドラム1に残留したトナーを掻き落として廃ト
ナー溜5cへ集める。
【0022】前記感光体ドラム1等の各部品は、トナー
現像枠体7とクリーニング枠体5とを結合して構成する
カートリッジ枠体内に収納してカートリッジ化してい
る。即ち、トナー現像枠体7はトナー室7−1及び現像
室7−2を構成し、この現像室に現像スリーブ3a及び
現像ブレード3bを取り付けている。又、クリーニング
枠体5には感光体ドラム1、帯電ローラ2及びクリーニ
ングブレード5aを構成する各部品を取り付けている。
そして、前記トナー現像枠体7とクリーニング枠体5と
を揺動可能に結合することによってプロセスカートリッ
ジBを構成する。
【0023】次に、現像装置3の、特に端部のシール周
りの構成を説明する。図2において、現像スリーブ3
a、スクレーパ22a,22bが見えているが、磁気シ
ール21a,21bはスクレーパ22a,22bと現像
スリーブ3aで隠れている。
【0024】先ず、基本的なシールの構成について図2
を用いて説明する。トナーが現像室から外へ漏れるのを
防止するために、現像ブレード3bの外側に図1で示し
た現像スリーブ3aの近傍にシール部材としての強磁性
体(表面で2000G程度)である磁気シール21a,
21bを非接触で配置している。この磁気シール21
a,21bの磁力によって現像スリーブ3aとの隙間部
にトナーを保持することで現像室7−2内のトナーがこ
の隙間部を通って外に漏れようとするのを防止してい
る。
【0025】更に、現像スリーブ3aの回転によって前
述の隙間部から出てきたトナーを再び現像領域内へと戻
して外に漏れないようにするため、掻き寄せ部材として
のスクレーパ22a,22bを現像スリーブ3aの回転
方向(図1中矢印a方向)において前記磁気シール21
よりも下流側に配置させ、該スクレーパ22a,22b
の一部を前記現像スリーブ3aに接触させている。
【0026】即ち、図2に示すように、前記磁気シール
21と長手方向でオーバーラップし、該磁気シール21
の外側まで延びるようにスクレーパ22a,22bが設
けてある。
【0027】図3はこの位置関係を斜視図を用いて図示
したものである。同図において磁気シール21aに対し
その長手方向から現像スリーブ3aが入り、その周方向
上部よりスクレーパ22aが現像スリーブ3aの塗工端
部に当接している。
【0028】このスクレーパ22a,22bは、現像ス
リーブ3aの回転により現像スリーブ3aと磁気シール
21の隙間部を通過したトナーを、現像スリーブ3aと
感光体ドラム1の間の現像部に到達する前に現像スリー
ブ3aの表面から掻き寄せる。更に、スクレーパ22
a,22bの現像スリーブ3aとの当接部(掻き寄せ部
22a1,22b1)は、画像領域側(内側)に向かう
に従って現像スリーブ3aの回転方向においてより下流
側で接触するような形状、即ち掻き落としたトナーが現
像スリーブ3aの回転によって長手方向で内側(画像領
域側)に向かう形状を有する。
【0029】本実施の形態では、図2に示すように、現
像スリーブ3aはトナーの搬送力を有する塗工領域外の
位置でスクレーパ掻き寄せ部22a1,22b1と当接
している。よって、前記当接部において現像スリーブ3
aによって搬送されるトナーは極微小量であり、スクレ
ーパ掻き寄せ部22a1,22b1の掻き寄せるトナー
は極微小な量に抑えることができるため、内側で形成さ
れる掻き寄せトナー山51cは微小な高さに抑えること
ができる。
【0030】本実施の形態では、現像スリーブ3aと感
光ドラム1との所定の間隔を250μmとしており、画
像領域において現像ブレード3bによって規制されたト
ナー層厚は約100μmであった。又、本実施の形態で
は、現像スリーブ3aと前記掻き寄せトナーの山の高さ
は約40μmであった。よって、掻き寄せトナーが感光
ドラム1に接触現像することはない。図4はこの様子を
模式的に表す図である。同図において、図示しないのキ
ャップ状の当接部材(SDコロ)を現像スリーブ3aに
被せることによって、現像スリーブ3aと感光ドラム1
との所定の間隔を保持している。
【0031】前記のように、現像スリーブ3aはトナー
の搬送力を有する塗工領域外の位置でスクレーパ掻き寄
せ部22a1,22b1と当接しているので、前記当接
部において現像スリーブ3aによって搬送されるトナー
は極微小量に抑えることができる。更に、掻き寄せ部材
当接部によって掻き取られたトナーは確実に画像領域内
に掻き寄せられているので、現像領域を確実に規制する
と共に掻き寄せトナー山51cはスクレーパ掻き寄せ部
22a1,22b1の長手内側に形成される。
【0032】即ち、本実施の形態では、図14の従来例
に示したスクレーパ掻き寄せ部と当接する塗工領域51
b上のトナーが存在しないので、現像領域51aから未
帯電領域Sまでの距離ΔXを充分に取ることができる。
本実施の形態では、前記のように感光ドラム1の未帯電
領域に対し充分なマージンを持つことができるので『ト
ナー横飛び』を生じることがない。
【0033】尚、本実施の形態では、既に述べたよう
に、現像スリーブ3aはトナーの搬送力を有する塗工領
域外の位置でスクレーパ掻き寄せ部22a1,22b1
と当接している。スリーブ塗工領域は以下に説明するよ
うにスリーブ素管上にコート剤を吹き付けることによっ
て作られている。即ち、塗工領域ではコート剤の分だけ
厚くなっているこの厚みは10〜20μmであり、本実
施の形態では、図5に示すように、コート剤の厚みを有
する塗工領域51aの塗工端部P22に対し、スクレー
パ掻き寄せ部22a1,22b1を強く押し付けること
によって、現像領域が長手に偏らないようにしている。
即ち、現像コート領域をスクレーパ掻き寄せ部22a
1,22b1によって塗工領域の長手ずれを規制してい
る。よって、従来例で見られるように、現像スリーブ3
aが長手方向に片寄ることを考慮し、長手の塗工範囲を
長く取る必要はない。
【0034】図6(a),(b)は現像スリーブ3aに
コート面Sを塗布する工程を模式的に表すものである。
【0035】先ず、図6(a)のように、スリーブ素管
3aの両端にキャップ200a及び200bを取り付け
る。そして、図示しない循環器より供給されたコート剤
をガン201によってスリーブ素管3aに吹き付ける。
コート剤はガン201によるコート剤の拡散によって一
様に塗布される。本実施の形態では、前記キャップ20
0aとスリーブ素管3aとは取り付けのマージンを最小
限に留めると共に、ガン201とスリーブ3aとの距離
を充分に確保している。これによりコート剤がキャップ
200a及び200b内部に入り込むことを最小限に抑
えることにより、塗工端の位置を正確に出すことができ
る。その結果、スクレーパ掻き寄せ部22a1,22b
1に当接しないようにすることができる。
【0036】<実施の形態2>本実施の形態に係る画像
形成装置はクリーニングブレードを有さないクリーナー
レスシステムであるが、現像器構成及びスクレーパ22
a,22bと現像スリーブ3aの塗工面51aとの位置
関係等々は前記実施の形態1と同じである。
【0037】図7は本実施の形態を模式的に示す図であ
る。本実施の形態では、クリーニングブレード5aを備
えたクリーニング装置5を有さないことが特徴である。
ここで、2−2はスポンジローラ、T−2は導電性粒子
40を含むトナーである。
【0038】ユーザーが使用する前の初期カートリッジ
にはスポンジローラ2−2に導電性子40が塗布してあ
る。よって、初期のカートリッジであっても感光ドラム
1とスポンジローラ2−2との間には導電性粒子40が
介在しているので、電源21から電圧(−600Vの直
流電圧)を印加したスポンジローラ2−2を接触させる
ことにより感光ドラム1の表面を約−600V程度の暗
電位(Vd)に一様に帯電させることができる。
【0039】図10に示したような従来例では帯電ロー
ラには通常直流電圧と交流電圧の重畳電圧を印加するこ
とにより感光体表面を安定して帯電させ、帯電不良によ
る砂地(白地にトナーが飛翔する現象)等の画像欠陥を
防いでいた。
【0040】しかしながら、既に説明したようにそのよ
うな放電帯電機構では放電生成物を生じることは原理的
に避けられない。これに対し、本実施の形態では、直流
電圧のみを印加しているので放電生成物を生じることな
く感光体表面を帯電させることができる。
【0041】ここで、スポンジローラ2−2について詳
しく述べる。
【0042】スポンジローラ2−2は芯金2a上に可撓
性部材であるゴム或は発泡体の中抵抗層2bを形成する
ことにより作製される。中抵抗層2bは樹脂(例えばウ
レタン)、導電性粒子40(例えばカーボンブラッ
ク)、硫化剤、発泡剤等により処方され、芯金2aの上
にローラ状に形成した。その後、必要に応じて表面を研
磨して作製した。又、スポンジローラ2−2の回転方向
cは感光ドラム1の回転方向aに対してカウンター方向
に周速差にして150%の速さで回転させることによ
り、感光ドラム1上に存在した導電性粒子40の多くを
剥ぎ取る。これにより、後に記述する現像スリーブ3a
より供給された導電性粒子40をスポンジローラ2−2
上に塗布することができ、スポンジローラ2−2と感光
ドラム1との間に導電性粒子40が介在することによっ
て直接注入帯電が実現する。
【0043】以下、露光手段8aによる潜像形成プロセ
ス、現像装置3によるトナー像可視化プロセス、転写、
定着プロセスは実施の形態1に説明した通りである。
【0044】本実施の形態のプリンタはクリーナーレス
であり、転写材Pに対するトナー像転写後の回転感光体
1面に残留の転写残トナーはクリーナーで除去されるこ
となく、感光ドラム1の回転に伴いスポンジローラ2−
2を経由して現像領域部に至り、現像スリーブ3aによ
って現像同時クリーニング(回収)される(トナーリサ
イクルプロセス)。
【0045】本発明ではトナー母体をスチレン樹脂とし
てトナーの帯電を促進する外添剤としてシリカをトナー
母体に対して2部、導電性粒子40として粒子抵抗が1
6Ω・cm、二次凝集体を含めた平均粒径3μmの導
電性酸化亜鉛粒子を2部外添している。本発明における
導電性微粉体の平均粒径及び粒度分布の測定には、コー
ルター社製、LS−230型レーザー回折式粒度分布測
定装置にリキッドモジュールを取り付けて0.04〜2
000μmの測定範囲で測定した。測定法としては、純
水10ccに微量の界面活性剤を添加し、これに導電性
微粉体の試料10mgを加え、超音波分散機(超音波ホ
モジナイザー)にて10分間分散した後、測定時間90
秒、測定回数1回で測定し、その結果を元に体積平均粒
径を算出した。又、導電性微粉体の抵抗測定は、錠剤法
により測定し正規化して求めた。即ち、底面積2.26
cm2 の円筒内に約0.5gの粉体試料を入れ、上下電
極に15kgの加圧を行うと同時に100Vの電圧を印
加し抵抗値を計測、その後、正規化して比抵抗を算出し
た。
【0046】この導電性粒子40は外添剤としては低抵
抗であると同時に弱ポジ性の傾向を示すので、外添剤単
独では非画像部に対し、現像スリーブ3aから感光ドラ
ム1へ800V(|Vmin −Vd|=|200−(−6
00)|)のコントラストをもって飛翔する。又、外添
剤はトナーに付着しているものもあり、画像部に対し、
現像スリーブ3aから感光ドラム1へ850V(|VL
−Vmax |=|−150−(−1000)|)のコント
ラストをもって飛翔する(図8参照)。これらドラム上
に飛翔した導電性粒子40はトナー粒子に比べ充分に低
抵抗であると同時に、導電性酸化亜鉛粒子はポジ性を示
すため、その殆どは転写バイアス印加によって非転写材
に転写されることなく転写残トナーと伴に感光ドラム1
上に残留する。この導電性粒子40をスポンジローラ2
−2に充分に供給することによって直接注入帯電を達成
することができる。
【0047】本実施の形態はトナーT2に含まれる導電
性粒子40をスポンジローラ2−2に供給することによ
って直接注入帯電を実現することにある。ここで、現像
スリーブ3aから局所的にトナーが供給されると、スポ
ンジローラ2−2に対し局所的にトナーが蓄積し、その
箇所が帯電不良を引き起こす。
【0048】この現象は特に現像スリーブ3aの両端部
において発生し易い。図9はこの現像端部の帯電不良を
説明するものである。同図において、トナー山51cが
高くなると感光ドラム1に接触し、かぶりトナーとして
スポンジローラ2−2に定常的に供給される。その結
果、スポンジローラ2−2上、トナー山51cに対応す
る箇所にトナーが固着し、ローラの抵抗の局所的なアッ
プにより帯電不良を引き起こす。
【0049】本実施の形態では、端部のシール周りの構
成を実施の形態1と同じ構成としている。本実施の形態
においても、図9に示すように、現像スリーブ3aの塗
工領域外の位置でスクレーパ掻き寄せ部22a1,22
b1と当接しているので、掻き寄せるトナーは極微小な
量に抑えることができ、スクレーパ掻き寄せ部22a
1,22b1の内側で形成される掻き寄せトナー山51
cの高さを最小限に抑えることができる。それ故、感光
ドラム1に接触することなく、かぶりトナーがスポンジ
ローラ2−2に定常的に供給することがない。その結
果、スポンジローラ2−2上にトナーが固着することな
く帯電不良を回避することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも感光層を有する像担持体と、所定の電位に帯
電させる帯電部材と、前記像担持体の帯電面に静電潜像
を形成する露光手段と、前記像担持体に対向するように
配置され、現像剤を担持すべく所定の粗さがある現像剤
担持面を有する現像剤担持体と、前記像担持体上に当接
し形成されたトナー像を被転写部材に転写させる転写部
材を有する画像形成装置において、前記現像剤担持体の
両端部付近には前記現像剤担持体表面との間に所定の間
隔を設けて配置され、前記現像剤が現像容器の中から外
へ漏れるのを防止する磁気シール部材と、前記現像剤担
持体の回転中心の軸線方向において、前記磁気シール部
材と重なる位置にあって前記現像剤担持体に接触するよ
うに配置され、前記現像剤を前記現像剤担持体から現像
剤を掻き寄せるための現像剤掻き寄せ部材とを有し、前
記現像剤掻き寄せ部材は前記現像剤担持面とは互いに当
接しないようにしたため、現像剤担持体に搬送力を与え
る現像剤担持面が現像剤掻き寄せ部材と互いに当接せ
ず、多量の現像剤が現像剤掻き寄せ部材によって画像領
域内に掻き寄せられることがなく、掻き寄せられるトナ
ーの量を少なくして掻き寄せ部材によるトナー山の高さ
が物理的に軽減することができ、像担持体と直接接触す
ることによって起こる端部かぶりを抑制することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置要部
の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の現
像スリーブの模式図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の現
像ローラの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の現
像スリーブの模式図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の現
像スリーブの模式図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の現
像ローラの模式図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置要部
の断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置にお
ける帯電電位の状態を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の現
像スリーブの模式図である。
【図10】プロセスカートリッジの断面図である。
【図11】プロセスカートリツジの正面図である。
【図12】プロセスカートリッジの分解図である。
【図13】従来の画像形成装置における帯電電位の状態
を示す図である。
【図14】従来の現像スリーブの模式図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電ローラー 2−2 スポンジローラ 3a 現像ローラー 3b 現像ブレード 4 転写ローラー 5a クリーニングブレード 5b スクイシート 6 トナー容器 7 現像装置 8a 露光手段 8b 折り返し反射部材 9 定着手段 10 T攪拌 11〜13 電源 21 磁気シール 22 スクレーパ 40 導電性粒子 51a 現像スリーブ塗工膜 51b 現像スリーブ塗工膜端部 51c 掻き寄せトナー山 200 キャップ 201 ガン T トナー T2 導電性粒子を含むトナー P 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木原 隆義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 加藤 淳一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA08 CB07 DA09 DA10 EA01 FA05 2H077 AA37 AB01 AB22 AC12 AC16 AD02 AD06 AD13 AD32 AD36 BA07 BA09 CA12 CA15 EA16 FA01 FA13 FA22 FA25 2H200 FA16 GA23 GA34 GA44 GA54 GA57 GB12 GB25 GB37 HA03 HB12 HB17 HB22 HB45 HB47 HB48 JA02 JA28 MA04 MA08 MA14 MA20 MB06 MC06 MC15 NA02 NA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも感光層を有する像担持体と、
    所定の電位に帯電させる帯電部材と、前記像担持体の帯
    電面に静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に
    対向するように配置され、現像剤を担持すべく所定の粗
    さがある現像剤担持面を有する現像剤担持体と、前記像
    担持体上に当接し形成されたトナー像を被転写部材に転
    写させる転写部材を有する画像形成装置において、 前記現像剤担持体の両端部付近には前記現像剤担持体表
    面との間に所定の間隔を設けて配置され、前記現像剤が
    現像容器の中から外へ漏れるのを防止する磁気シール部
    材と、前記現像剤担持体の回転中心の軸線方向におい
    て、前記シール部材と重なる位置にあって前記現像剤担
    持体に接触するように配置され、前記現像剤を前記現像
    剤担持体から現像剤を掻き寄せるための現像剤掻き寄せ
    部材とを有し、前記現像剤掻き寄せ部材は前記現像剤担
    持面とは互いに当接しないことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤は少なくとも結着樹脂、磁性
    体及び前記導電性粒子を含有する磁性現像剤であって、
    前記帯電部材は前記像担持体上のトナー像を被転写部材
    に転写させた後に前記像担持体上に残留する前記導電性
    粒子を回収し、前記帯電部材と前記像担持体とのニップ
    部には前記導電性粒子を介在させ、前記帯電部材に直流
    成分の電圧を印加することによって前記像担持体を所定
    の電位に帯電させることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記導電性粒子の粒子抵抗が1012Ω・
    cm以下であり、粒径が3μm以下であることを特徴と
    する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記帯電部材は、前記像担持体に対して
    カウンターで回転することを特徴とすることを特徴とす
    る請求項2又は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電部材は、弾性発泡体であること
    を特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006301351A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Kyocera Mita Corp 磁気シールを有する現像装置、および前記現像装置を備えた画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4726530B2 (ja) * 2005-04-21 2011-07-20 京セラミタ株式会社 磁気シールを有する現像装置、および前記現像装置を備えた画像形成装置

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