JP2003302012A - 予混合ガス燃焼装置 - Google Patents

予混合ガス燃焼装置

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JP2003302012A JP2002104253A JP2002104253A JP2003302012A JP 2003302012 A JP2003302012 A JP 2003302012A JP 2002104253 A JP2002104253 A JP 2002104253A JP 2002104253 A JP2002104253 A JP 2002104253A JP 2003302012 A JP2003302012 A JP 2003302012A
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八立 仲埜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 助燃体の過熱による逆火,熱損等を防止し
て、低負荷燃焼及び高負荷燃焼を長期に亘って良好に行
いうる予混合ガス燃焼装置を提供する。 【解決手段】 燃焼室3において、助燃体3を通過した
予混合ガス10の着火による燃焼が行われる。助燃体9
は、多数の第1耐熱性球体を上下方向に相対運動可動な
密接状態で水平方向に並列させると共に上下方向に縦列
させてなる可動層21とその下位において多数の第2耐
熱性球体を相対運動不能な密接状態で水平方向に並列さ
せると共に上下方向に縦列させてなる固定層22とから
なる。高負荷燃焼時においては、固定層22を通過した
予混合ガス10が更に可動層21の一部又は全部を構成
する第1耐熱性球体を浮遊させつつ当該可動層21を通
過する。低負荷燃焼時においては、予混合ガス10の通
過により第1耐熱性球体が相対運動を生じず、固定層2
2の上面での表面燃焼が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多管式貫流ボイラ
等に使用される予混合ガス燃焼装置であって、特に、ガ
ス状燃料と燃焼空気とを混合させてなる予混合ガスをガ
ス透過性の助燃体を使用して燃焼させるようにした予混
合ガス燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の予混合ガス燃焼装置としては、
前後方向長さが左右方向幅に比して長大なガス透過性の
助燃体の直下に、助燃体と略同一の横断面形状を有する
予混合ガス供給室を形成して、この予混合ガス供給室に
ガス状燃料と燃焼空気とを混合させてなる予混合ガスを
供給することによって、助燃体の上面において当該予混
合ガスの表面燃焼が行なわれるように構成したものが提
案されている。
【0003】かかる予混合ガス燃焼装置は、火炎が予混
合ガスの燃焼による多数の微小火炎となるため、他の予
混合ガス燃焼装置(例えば、燃焼室内でガス状燃料と燃
焼空気とを混合させつつ燃焼させるブラスト予混合ガス
燃焼装置)に比して、燃焼温度が低く、サーマルNOx
の生成を大幅に低減することができる等の利点を有する
ものであり、多管式ボイラ等において好適に使用するこ
とができるものである。なお、助燃体としては、一般
に、セラミック粒子を適宜の結合剤により結合させてな
るものや耐熱合金繊維を積層,圧縮した上で焼結させた
もの(メタルファイバー)等が使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる予混合
ガス燃焼装置にあっては、助燃体が燃焼により赤熱され
て熱損し易く、耐久性に問題がある。しかも、助燃体の
高温化により逆火現象が生じ易い。このため、助燃体を
冷却水等により冷却するように工夫されたものも提案さ
れているが、かかる冷却手段を設けることは装置構造が
徒に複雑化,大型化する問題がある。また、助燃体下に
おける予混合ガスの流入量分布が均一でないため、安定
した燃焼が期待できない。このような問題を防止するた
めに、助燃体下にガス分散板を配置して、予混合ガスを
分散させた均一状態で助燃体に供給する工夫もなされて
いるが、ガス分散板の熱損が甚だしい。また、ガス分散
板が赤熱するため、逆火現象が生じる虞れが強い。さら
に、上記した予混合ガス燃焼装置は、専ら、表面燃焼に
よる低負荷燃焼を行うものであり、高負荷燃焼を行い得
ず、その用途が大幅に制限されるものであった。
【0005】本発明は、助燃体の構造を工夫することに
より、上記した問題を生じることなく、低負荷燃焼及び
高負荷燃焼を良好に行いうる予混合ガス燃焼装置を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガス透過性の
助燃体の上方空間たる燃焼室において、当該助燃体を通
過した燃焼空気及びガス状燃料からなる予混合ガスの着
火による燃焼が行われるように構成された予混合ガス燃
焼装置において、上記の目的を達成すべく、特に、助燃
体を、多数の第1耐熱性球体を上下方向に相対運動可動
な密接状態で水平方向に並列させると共に上下方向に縦
列させてなる可動層とその下位において多数の第2耐熱
性球体を相対運動不能な密接状態で水平方向に並列させ
ると共に上下方向に縦列させてなる固定層とからなるも
のとして、高負荷燃焼時においては固定層を通過した予
混合ガスが更に可動層の一部又は全部を構成する第1耐
熱性球体を浮遊させつつ当該可動層を通過するように構
成しておくことを提案するものである。かかる予混合ガ
ス燃焼装置にあって、低負荷燃焼時においては、予混合
ガスの通過により第1耐熱性球体が相対運動を生じず、
可動層の上面での表面燃焼が行われる。好ましい実施の
形態にあっては、助燃体の直下に、当該助燃体と同一又
は略同一の横断面形状をなす予混合ガス供給室が設けら
れている。また、予混合ガス供給室に、その周壁に形成
された供給口から予混合ガスが供給されるように構成さ
れると共に、当該供給口からの予混合ガスの供給方向に
おける下流側に対応する固定層部分を構成する第2耐熱
性球体を当該供給方向における上流側に対応する固定層
部分を構成する第2耐熱性球体より小径のものとして、
予混合ガス供給室から可動層と固定層との間に導入され
る予混合ガス量が均一となるように構成される。また、
助燃体の横断面形状は方形をなしている。また、第1及
び第2耐熱性球体としては、3mm〜15mm径(より
好ましくは5mm〜10mm径)のセラミックボールを
使用することが好ましく、可動層が同一径の第1耐熱性
球体を積層してなるものであり、固定層が第1耐熱性球
体より小径の第2耐熱性球体を積層してなるものである
ことが好ましい。また、可動層の層高さは、20mm〜
100mm(より好ましくは30mm〜50mm)とし
ておくことが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図12に基づいて具体的に説明する。なお、以下の説
明において、前後とは図1及び図2における左右を、左
右とは図3における左右を、夫々、意味するものとす
る。
【0008】この実施の形態における本発明に係る予混
合ガス燃焼装置1は、図1〜図3に示す如く、装置本体
2と、装置本体2内に形成された燃焼室3及び熱交換室
4と、装置本体2の上下部に設けられた上下ヘッダ5,
6と、装置本体2に設けられて、その上下端部を上下ヘ
ッダ5,6に連通接続された第1及び第2水管群7,8
と、燃焼室3の下部に配置されたガス透過性の助燃体9
と、助燃体9の直下に燃焼空気10aと天然ガス,LP
ガス等のガス状燃料10bとを混合してなる予混合ガス
10を供給する予混合ガス供給手段11と、を具備する
3位置制御の多管式貫流ボイラに構成されている。
【0009】装置本体2は、図1〜図3に示す如く、煙
道12が接続される後端開口部を除いて、外周部を上下
壁13,14、左右側壁15,15及び前壁16で閉塞
された、前後方向に長尺な矩形箱状をなすものである。
上下壁13,14及び前壁16は、夫々、耐火壁(キャ
スタブル)で構成されている。各側壁15は、前後方向
に縦列する複数の鉛直水管(竪形水管)7a…相互を上
下方向に延びるヒレ状の帯板7b…で連結してなる第1
水管群7で構成されている。
【0010】燃焼室3は、図1〜図3に示す如く、装置
本体2の内部空間の略前半部分で構成されている。燃焼
室3の前面を閉塞する前壁16には、点火器たるパイロ
ットバーナ17及び覗き窓(図示せず)が設けられてい
る。パイロットバーナ17は、図1に示す如く、そのパ
イロット炎が後述する助燃体9の上面に向く後下り傾斜
姿勢をなして、助燃体9の上方近傍位に設置されてい
る。
【0011】熱交換室4は、図1〜図3に示す如く、装
置本体2の内部空間の略後半部分で構成されており、前
後端部は開口されている。熱交換室4の前端開口部は燃
焼室3に連通されており、その後端開口部には煙道12
が接続されている。熱交換室4内には、複数の鉛直水管
(竪形水管)8a…で構成される第2水管群8が配置さ
れている。すなわち、熱交換室4の左右壁を構成する第
1水管群7,7間には、相互に連結されることなく個々
に独立した多数の鉛直水管8a…からなる第2水管群8
が配置されていて、燃焼ガス10cが燃焼室3から第1
水管群7と第2水管群8との間及び第2水管群8内を通
過して煙道12に排出されるようになっている。なお、
第2水管群8を構成する鉛直水管8a…は相互に近接す
る状態で千鳥状に配置されている。また、熱交換室4の
後部側に配置された鉛直水管8aとしては、フィン8b
付のものが使用されている。また、熱交換室4の中心部
に配置された複数(図示の例では3本)の鉛直水管8a
…には、燃焼ガス(排ガス)10cが燃焼室3から熱交
換室4内を後方へとショートパスすることがないよう
に、対向する鉛直水管8aに近接する帯状のヒレ8c…
を突設してある。
【0012】上下ヘッダ5,6は、図1及び図3に示す
如く、装置本体2の上下壁13,14に取付けられた矩
形箱状のものであり、左右方向の中央部は前後方向に延
びる補強壁5a,6aにより補強されている。補強壁5
a,6aには、図示していないが、当該壁5a,6aで
区画された左右のヘッダ内空間を連通する連通孔が設け
られている。前記各鉛直水管7a,8aの上下端部は、
装置本体2の上下壁13,14を貫通して、上下ヘッダ
5,6に連通接続されている。上ヘッダ5には、補強壁
5aの左右両側に形成される両ヘッダ内空間に夫々連通
する一対の蒸気管18,18が連結されている。両蒸気
管18,18は、図示していないが、下流側において合
流されている。下ヘッダ6には、各鉛直水管7a,8a
に冷却水19を供給するための給水管20が接続されて
いる。なお、水管群7,8は左右対称となるように配置
されており、左側の水管群7,8は補強壁5a,6aの
左側において、また右側の水管群7,8は補強壁5a,
6aの右側において、夫々、ヘッダ5,6に連通接続さ
れている。また、水管相互のピッチPは、水管外径Dに
対してP<1.5Dとなるように設定されている。
【0013】助燃体9は、図1〜図10に示す如く、横
断面が燃焼室3の横断面形状に略一致する矩形状つまり
前後方向長さが左右方向幅に比して長大な細長矩形状を
なす水平板形態に、多数の第1及び第2耐熱性球体21
a…,22a…,22b…を上下2段に積層してなるガ
ス透過構造体である。すなわち、助燃体9は可動層21
とその下位に配設した固定層22とからなる。固定層2
2は、少なくとも上下壁23a,23bを耐熱性多孔板
(パンチングメタル等)で構成した矩形箱23内に、多
数の第2耐熱性球体22a…,22b…を水平方向に並
列させると共に上下方向に縦列させた密接状態で充填さ
せてなり、第2耐熱性球体22a…,22b…は水平方
向及び上下方向において相互に点接触した相対運動不能
状態に保持されている。固定層22においては、上下方
向及び水平方向に点接触する第2耐熱性球体22a…,
22b…間の空隙によって、上下方向に連通する多数の
第2ガス通路22c…,22d…が形成されている。可
動層21は、第2耐熱性球体22a,22bより大径の
第1耐熱性球体21a…を、固定層22の上面つまり矩
形箱23の上壁23a上に、水平方向に並列させると共
に上下方向に縦列させた密接状態で載置させてなる。つ
まり、可動層21は、第1耐熱性球体21a…を水平方
向及び上下方向に点接触させた状態で矩形箱23の上壁
23a上に積層,載置させてなるものであり、第1耐熱
性球体21a…の上下方向における相対運動が許容され
るように構成されている。可動層21においても、固定
層22と同様に、上下方向及び水平方向に点接触する第
1耐熱性球体21a…間の空隙によって、上下方向に連
通する多数の第1ガス通路21b…が形成されている。
なお、可動層21における第1耐熱性球体21a…の水
平方向における移動は、装置本体2の前壁16及び両室
3,4の境界位置において装置本体2の下壁14に立設
した耐火材製の突起壁24等によって規制されている。
突起壁24は、炎(特に、後述する高負荷燃焼時におけ
る長大炎10D)が燃焼室3から熱交換室4への排ガス
流動に伴って熱交換室4へと侵入するのを防止できる高
さ(高負荷燃焼時において第1耐熱性球体21a…が浮
遊した場合にその浮遊球体21aの熱交換室4への飛散
を防止できる高さ以上である)に設定されている。
【0014】第1及び第2耐熱性球体21a,22a,
22bは、耐熱性を有する金属,セラミックス等で構成
されるが、一般には、熱伝導性の高いアルミナ,炭化珪
素等のセラミックスで構成しておくことが好ましい。第
1及び第2耐熱性球体21a,22a,22bの径は、
燃焼条件に応じて、3mm〜15mm(より好ましくは
5mm〜10mm)の範囲において適宜に設定される。
また、可動層21の高さは、燃焼条件に応じて、20m
m〜100mm(より好ましくは30mm〜50mm)
の範囲において適宜に設定される。但し、固定層22の
高さ及び第2耐熱性球体22a,22bの径は、一般
に、可動層21の高さ及び第1耐熱性球体21aの径よ
り小さく設定される。
【0015】予混合ガス供給手段11は、図1、図2及
び図4〜図6に示す如く、助燃体9の直下において当該
助燃体9と下壁14との間に形成された予混合ガス供給
室26と、予混合ガス供給室26の周壁に形成せる供給
口26aに接続された供給ダクト27と、供給ダクト2
7内の適所に配設された混合器28とを具備する。
【0016】予混合ガス供給室26は、助燃体9と同一
又は略同一の横断面形状をなすもので、前端部を全面的
に開放する供給口26aに形成してある。供給ダクト2
7は、左右方向幅を助燃体8と同一又は略同一とした横
断面矩形状の角筒体であり、その上流端部には燃焼空気
10aを供給するための送風機(図示せず)が接続され
ており、その下流端部は前記供給口26aに接続されて
おり、その中間部27aは装置本体2の前壁16に接着
されている。混合器28は、図1に示す如く、ガス状燃
料10bの供給管29が接続された六角柱状の中空箱体
であり、供給ダクト27の中間部27a内に配置されて
いる。すなわち、混合器28は、図5及び図6に示す如
く、当該中間部27aの前後壁にこれとの間に所定間隔
を隔てて平行する矩形板状の前後壁28a,28bと、
倒立V字状の上壁28cと、V字状の下壁28dと、当
該中間部27aの左右側壁に取付けられた六角形状の左
右側壁28e,28eとからなり、前壁28aに接続し
た供給管29から供給されたガス状燃料10bを、前後
壁28a,28bに形成されて左右方向に並列する複数
の噴出口28f…から噴出させるように構成されてい
る。而して、供給ダクト27内を流動する燃焼空気10
aは、上窄まり状をなす混合器28の上壁28cによっ
て前後に分流されて、供給ダクト27と混合器28との
間に形成された狭窄通路27b,27bを通過し、更に
下窄まり状をなす混合器28の下壁28dに誘導され
て、混合器28下で合流することになるが、この間にお
いて燃焼空気10aと噴出口28f…から噴出されたガ
ス状燃料10bとが混合されて予混合ガス10が得られ
る。このとき、各狭窄通路27bにおいては燃焼空気1
0aの流速が高められること、各狭窄通路27bの上流
領域(上部領域)において高速流動する燃焼空気10a
に向けてその流動方向と直交する方向にガス状燃料10
bが噴出されること、及び燃焼空気10aとガス状燃料
10bとの混合ガス(予混合ガス10)は狭窄通路27
b,27bを高速で通過した後に、混合器28の下壁2
8dに誘導されて円滑に合流,混合されることから、両
ガス10a,10bの混合が効果的に行われて、両ガス
10a,10bが均一に混合された予混合ガス10が得
られる。かくして得られた予混合ガス10は、供給ダク
ト27から予混合ガス供給室26に供給される。
【0017】ところで、予混合ガス供給手段11により
予混合ガス供給室26に供給された予混合ガス10は、
助燃体9を上方に通過してパイロットバーナ17により
点火され、助燃体9の上面領域(燃焼室3)において高
負荷燃焼(定格燃焼)又は低負荷燃焼されるが、良好な
燃焼が行われるためには助燃体9から燃焼室3に流出す
る予混合ガス量(以下「予混合ガス流出量」という)
が、助燃体9の全面(助燃体9の上面における全領域)
に亘って均一であることが必要である。しかし、(1)
助燃体9及び予混合ガス供給室26の横断面形状(水平
断面形状)が、前後方向に長く且つ左右方向に短い矩形
状をなしていること、(2)予混合ガス10が予混合ガ
ス供給室26にその前端開口部である供給口26aから
後方に向けて供給されること、(3)予混合ガス供給室
26に供給された予混合ガス10は後方へ流動しつつ助
燃体9を通過するが、その一部は予混合ガス供給室26
の前壁26bに衝突して滞留すること、から、予混合ガ
ス供給室26から助燃体9に流入する予混合ガス量(以
下「予混合ガス流入量」という)は、前後方向において
不均一となる。すなわち、供給口26aからの予混合ガ
ス10の供給方向(後方向)における下流側に対応する
固定層部分(固定層22の後方側部分であり、以下「下
流側固定層部分」という)22Aでの予混合ガス流入量
10Aは、当該供給方向における上流側に対応する固定
層部分(固定層22の前方側部分であり、以下「上流側
固定層部分」という)22Bでの予混合ガス流入量10
Bより多くなり(図8参照)、その結果、予混合ガス流
出量が助燃体9の前後方向において不均一となり、良好
な燃焼を行い得ない。
【0018】そこで、この例では、図8〜図10に示す
如く、可動層21を同一径のセラミックス製(アルミナ
製)の第1耐熱性球体(以下「第1セラミックボール」
という)21a…で構成すると共に、固定層22を径の
異なる2種類のセラミックス製(アルミナ製)の第2耐
熱性球体(以下「第2セラミックボール」という)22
a…,22b…で構成することによって、上記した問題
が生じないように図っている。
【0019】すなわち、可動層21は、図8及び図9に
示す如く、同一径(例えば10mm径)の第1セラミッ
クボール21a…を積層してなる。したがって、第1セ
ラミックボール21a…間に形成される第1ガス通路2
1b…の横断面積(水平断面積)は同一となっている。
一方、固定層22はガス通過抵抗の異なる下流側固定層
部分22Aと上流側固定層部分22Bとで構成されてお
り、図8及び図10に示す如く、上流側固定層部分22
Bは第1セラミックボール21aより小径(例えば8m
m径)の第2セラミックボール22b…を積層してな
り、下流側固定層部分22Aは、上記第2セラミックボ
ール22bより小径(例えば6mm径)の第2セラミッ
クボール22a…を積層してなり、下流側固定層部分2
2Aにおける各第2ガス通路22cの横断面積(水平断
面積)が上流側固定層部分22Bの各第2ガス通路22
dの横断面積より小さくなるように構成されている。し
たがって、下流側固定層部分22Aのガス通過抵抗が上
流側固定層部分22Bより高くなることから、上記した
如く、下流側固定層部分22Aへの予混合ガス量10A
が上流側固定層部分22Bへの予混合ガス流入量10B
より多い場合にも、固定層22を通過して可動層21へ
と供給される予混合ガス量は均一となる。その結果、同
一大きさの第1ガス通路21b…を有する可動層22か
らは、その全領域に亘って均一量の予混合ガス10が流
出することになる。つまり、予混合ガス流入量10A,
10Bが不均一である場合にも予混合ガス流出量は均一
となり、燃焼室3での安定且つ良好な燃焼が行われる。
なお、第1ガス通路21b…と第2ガス通路22c…,
22d…とは、上下方向に直線状に連通しないように、
水平方向において齟齬するように配置されるが、この例
においては、セラミックボール21a,22a,22b
が異径であること(及び可動層21が矩形箱23の上壁
23aである多孔板上に支持されていること)から、か
かる配置形態を格別に工夫しておく必要はない。
【0020】以上のように構成された予混合ガス燃焼装
置1にあっては、予混合ガス供給室26に供給された予
混合ガス10が、固定層22の第2ガス通路22c…,
22d…及び可動層21の第1ガス通路21b…を通過
して、パイロットバーナ17により着火されることによ
り、燃焼室3における燃焼が開始され、爾後、予混合ガ
ス10の継続供給により当該燃焼が継続される。そし
て、燃焼室3で発生する燃焼ガス10cは、燃焼室3か
ら熱交換室4を経て煙道12に排出されるが、この間に
おいて、水管群7,8内の冷却水との熱交換が行われて
蒸気が発生し、その蒸気は上ヘッダ5から蒸気管18,
18へと取り出される。
【0021】而して、予混合ガス10の供給量が少ない
低負荷燃焼時(定格出力の1/2〜1/3程度の低出力
時)においては、図12(A)に示す如く、可動層21
を構成する第1セラミックボール21a…は相対運動を
せずに点接触した状態に保持されて、可動層21の上面
に微小火炎10Cが形成される表面燃焼が行われる。
【0022】一方、予混合ガス10の供給量が多い高負
荷燃焼時においては、図12(B)に示す如く、可動層
21を通過する予混合ガス10による第1セラミックボ
ール21a…の押し上げ力(浮力)が第1セラミックボ
ール21aの自重による当該セラミックボール21a…
相互間の接着力より大きくなり、予混合ガス10が可動
層21の一部又は全部を構成する第1セラミックボール
21a…を浮遊させつつ当該可動層21を通過して、可
動層21上に長大炎10Dが形成される高負荷燃焼が行
われる。かかる場合、予混合ガス10の供給量を増加さ
せるに従って(予混合ガス10の圧力が高くなるに従っ
て)、可動層21の全部又は一部において第1セラミッ
クボール21a…が浮遊して相互に非接触の状態とな
り、その浮遊状態(非接触状態)は予混合ガス10の供
給量(圧力)が設定値に達した後においては安定する。
すなわち、定格運転時においては、可動層21の高さが
低負荷燃焼時における層高さより若干高くなるものの、
層高さは大きく変動することがなく安定する。また、第
1セラミックボール21a…の浮遊により予混合ガス通
路が予混合ガス10の供給量に応じて拡大,増加される
ことから、可動層21における圧力損失が低減し且つ安
定する。しかも、単に第1ガス通路21bの横断面積を
拡大した場合と異なって、予混合ガス10が可動層21
の表面全体に亘って円滑に流出することになるから、リ
フト現象等の不都合は生じない。なお、低負荷燃焼に移
行すると、第1セラミックボール21a…の浮遊状態が
解消され、可動層21を構成する第1セラミックボール
21a…の全てが点接触状態に復帰される。
【0023】また、助燃体9が真球体であるセラミック
ボール21a,22a,22bを積層してなるものであ
るから、助燃体9を通過する予混合ガス10は、図11
に示す如く、セラミックボール21a,22a,22b
の表面全体に接触することになる(同図(A)は低負荷
燃焼時における可動層21を、同図(B)は高負荷燃焼
時における可動層21を、また同図(C)は固定層22
を夫々示したものである)。すなわち、予混合ガス10
と助燃体9との接触面積が極めて大きい。したがって、
セラミックボール21a…,22a…,22b…の相互
接触が点接触であることとも相俟って、セラミックボー
ル21a,22a,22cが予混合ガス10によって効
果的に冷却され、低負荷燃焼時においては勿論、火炎温
度の高い高負荷燃焼時においても、助燃体9(セラミッ
クボール21a,22a,22b)が過度に加熱(赤
熱)されたり熱損したりすることがない。なお、固定層
22においては、第2セラミックボール22a…,22
b…を矩形箱23に収納しているが、これらセラミック
ボール22a,22bと矩形箱23とが点接触している
にすぎないこととも相俟って、矩形箱23も過度に加熱
されたり熱損したりすることがない。また、助燃体9が
クラックや目詰まり等を生ずる虞れがない。
【0024】したがって、予混合ガス10の供給量に拘
わらず、助燃体9の高温化に伴う逆火現象が可及的に防
止される。しかも、矩形箱23を含めた助燃体9の耐久
性、延いては予混合ガス燃焼装置1の耐久性が大幅に向
上することになり、長期に亘って良好な燃焼(低負荷燃
焼及び高負荷燃焼)を行うことができる。しかも、助燃
体9の上面(表面)はセラミックボール21a…により
凹凸面形状をなしていることから、その比表面積が増大
することになり、広い空燃比及び燃焼量の範囲で安定し
た低負荷燃焼(表面燃焼)及び高負荷燃焼を継続するこ
とが可能となる。また、セラミックボール21aの径,
層高さ等を適当に設定することにより、高負荷燃焼を含
めた広範な使用範囲を確保することができ、高出力密度
の予混合ガス燃焼装置1の製作が可能となり、装置その
ものの大幅な小型化が可能となる。
【0025】また、前述した如く、固定層22を径の異
なる2種類のセラミックボール22a…,22b…で構
成して、固定層21への予混合ガス10の供給を均一に
行うようにしておくことにより、温度ムラが発生せず、
低負荷燃焼(表面燃焼)及び高負荷燃焼が更に安定且つ
良好に行われる。
【0026】また、上記した構成の予混合ガス燃焼装置
1たる多管式貫流ボイラは、缶体が左右方向幅の小さな
矩形体となっているから、設置スペースを必要以上に大
きくすることなく、複数台を左右方向に並列配置してお
くことができ、広範な用途に使用することができる。
【0027】なお、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範
囲において、適宜に改良,変更することができる。例え
ば、助燃体9の構成は任意であり、可動層21の層高さ
及び球体21aの径は、高負荷燃焼時において球体21
a…が適度に浮遊する(飛散ないし流動することを意味
しない)ことを条件として、前述した範囲で燃焼条件に
応じて適宜に設定することができ、球体21aの構成材
もアルミナ等のセラミックスに限定されない。また、固
定層22は球体22a,22bを上記した矩形箱23の
ような多孔板製の容器に収納して構成する他、球体相互
を点接触状態に接着剤等により直接連結して構成するこ
とも可能である。使用される接着剤等は、前述した如く
球体22a,22bが予混合ガス10により効果的に冷
却されて過度に高温化しないため、ある程度以上の耐熱
性を有するものを使用することができる。さらに、上記
した例では、固定層22を2種類の異径球体で構成され
る層部分22A,22Bを前後方向に並列配置してなる
ものとして、可動層21への予混合ガス供給量の均一化
を図ったが、予混合ガス供給室26の形態及び当該室2
6への予混合ガス供給形態によっては、3種類以上の異
径球体で構成される固定層部分を前後方向又は左右方向
に並列配置してなるものとすることも可能であり、或い
は固定層22を同一径の球体で構成するようにすること
も可能である。また、可動層21は、固定層22上に直
接又は多孔板を介して支持されるが、後者のようにする
場合、両層21,22間に所定の空間を確保しておくこ
とも可能である。
【0028】また、助燃体9は、球体21a,22a,
22bを積層して構成されるものであるから、その平面
形状(水平面形状)を任意に設定することができる。し
たがって、本発明の予混合ガス燃焼装置1は、缶体(装
置本体2)ないし燃焼室3の横断面形状(水平断面形
状)が上記した如き方形をなす多管式貫流ボイラの他、
あらゆる形状ないし形式のボイラ等に適用することがで
きる。
【0029】また、小径球体の積層構造をなす助燃体9
において、表層部分とその他の部分とでは要求される耐
熱性等の条件が異なることがあるが、かかる場合、これ
らの層部分を構成する球体の材質,径を、当該層部分に
要求される条件に応じて異なるものとしておくことがで
きる。例えば、可動層21において、燃焼が行なわれる
表層部分とその他の層部分とでは輻射熱の影響等により
要求される耐熱性の程度が異なる場合、表層部分を構成
する球体21aを高耐熱性材で構成し、その他の層部分
を構成する球体21aを低耐熱性材で構成しておくこと
ができる。
【0030】また、上記の実施の形態にあっては、第1
セラミックボール21aの熱交換室4への飛散及び炎1
0C,10Dの熱交換室4への侵入を防止するために、
両室3,4の境界位置に突起壁24を立設するようにし
たが、図13に示す如く、熱交換室4下の下壁部分14
aを突起壁24と同一高さとなるように構成しておくこ
とにより、突起壁24を廃止しておくことも可能であ
る。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解されるよう
に、本発明の予混合ガス燃焼装置によれば、助燃体の過
熱による逆火,熱損等、冒頭で述べた如き問題を生じる
ことなく、低負荷燃焼及び高負荷燃焼を長期に亘って良
好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る予混合ガス燃焼装置の実施の形態
を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う横断面図である。
【図3】図1のIII−IIIに沿う縦断面図である。
【図4】図1の要部を拡大して示す詳細図である。
【図5】図1の他の要部を拡大して示す詳細図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う横断面図である。
【図7】図3の要部を拡大して示す詳細図である。
【図8】予混合ガスの供給状態を示す図4対応の縦断面
図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う横断面図である。
【図10】図8のX−X線に沿う横断面図である。
【図11】助燃体における予混合ガスの通過状態を示す
ものであり、(A)(B)は図9のXI−XI線に沿う縦断
面図であり、(C)は図10のXI−XI線に沿う縦断面図
である。
【図12】予混合ガスの燃焼状態を示す図4対応の縦断
面図であり、(A)は低負荷燃焼状態を示し、(B)は
高負荷燃焼状態を示す。
【図13】予混合ガス燃焼装置の変形例を示す図1相当
の縦断面図である。
【符号の説明】
1…予混合ガス燃焼装置、2…装置本体、3…燃焼室、
4…熱交換室、7a,8a…水管、9…助燃体、10…
予混合ガス、10a…燃焼空気、10b…ガス状燃料、
10c…燃焼ガス(排ガス)、11…予混合ガス供給手
段、12…煙道、21…可動層、21a…第1セラミッ
クボール(第1耐熱性球体)、21b…第1ガス通路、
22…固定層、22A…下流側固定層部分(予混合ガス
の供給方向における下流側に対応する固定層部分)、2
2B…下流側固定層部分(予混合ガスの供給方向におけ
る上流側に対応する固定層部分)、22a,22b…第
2セラミックボール(第2耐熱性球体)、22c,22
d…第2ガス通路、23…矩形箱、24…突起壁、26
…予混合ガス供給室、26a…供給口、27…供給ダク
ト、28…混合器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻間 慎治 京都府京都市南区久世殿城町600番地の1 株式会社タクマ京都工場内 (72)発明者 田中 俊彦 京都府京都市南区久世殿城町600番地の1 株式会社タクマ京都工場内 Fターム(参考) 3K017 BA02 BB07 BC05 BE11 3K065 TA12 TC01 TD05 TH16 TM02 TM03 TP09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス透過性の助燃体の上方空間たる燃焼
    室において、当該助燃体を通過した燃焼空気及びガス状
    燃料からなる予混合ガスの着火による燃焼が行われるよ
    うに構成された予混合ガス燃焼装置であって、助燃体
    が、多数の第1耐熱性球体を上下方向に相対運動可動な
    密接状態で水平方向に並列させると共に上下方向に縦列
    させてなる可動層とその下位において多数の第2耐熱性
    球体を相対運動不能な密接状態で水平方向に並列させる
    と共に上下方向に縦列させてなる固定層とからなるもの
    であり、高負荷燃焼時においては固定層を通過した予混
    合ガスが更に可動層の一部又は全部を構成する第1耐熱
    性球体を浮遊させつつ当該可動層を通過するように構成
    されていることを特徴とする予混合ガス燃焼装置。
  2. 【請求項2】 低負荷燃焼時においては、予混合ガスの
    通過により第1耐熱性球体が相対運動を生じず、可動層
    の上面での表面燃焼が行われるように構成されているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載する予混合ガス燃焼装
    置。
  3. 【請求項3】 助燃体の直下に、当該助燃体と同一又は
    略同一の横断面形状をなす予混合ガス供給室が設けられ
    ていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載
    する予混合ガス燃焼装置。
  4. 【請求項4】 予混合ガス供給室に、その周壁に形成さ
    れた供給口から予混合ガスが供給されるように構成され
    ると共に、当該供給口からの予混合ガスの供給方向にお
    ける下流側に対応する固定層部分を構成する第2耐熱性
    球体を当該供給方向における上流側に対応する固定層部
    分を構成する第2耐熱性球体より小径のものとして、予
    混合ガス供給室から可動層と固定層との間に導入される
    予混合ガス量が均一となるように構成したことを特徴と
    する、請求項3に記載する予混合ガス燃焼装置。
  5. 【請求項5】 助燃体の横断面形状が方形をなしている
    ことを特徴とする、請求項1、請求項2、請求項3又は
    請求項4に記載する予混合ガス燃焼装置。
  6. 【請求項6】 第1及び第2耐熱性球体が3mm〜15
    mm径のセラミックボールであることを特徴とする、請
    求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に
    記載する予混合ガス燃焼装置。
  7. 【請求項7】 可動層が同一径の第1耐熱性球体を積層
    してなるものであり、固定層が第1耐熱性球体より小径
    の第2耐熱性球体を積層してなるものであることを特徴
    とする、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請
    求項5又は請求項6に記載する予混合ガス燃焼装置。
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