JP2003301948A - シールリング - Google Patents

シールリング

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JP2003301948A
JP2003301948A JP2003099381A JP2003099381A JP2003301948A JP 2003301948 A JP2003301948 A JP 2003301948A JP 2003099381 A JP2003099381 A JP 2003099381A JP 2003099381 A JP2003099381 A JP 2003099381A JP 2003301948 A JP2003301948 A JP 2003301948A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3244Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with hydrodynamic pumping action

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溝の媒体を送り戻す能力が、高い回転数かつ
長い運転時間にわたって高く、またオイルカーボンの堆
積を回避することができるシールリングの提供を課題と
する。 【解決手段】 本発明のシールリングは、サポートリン
グ(1)及びこれに固定されているガスケット(2)を
備え、このガスケット(2)が、密封すべきシャフト
(3)に装着された際、軸と平行に延伸するように変形
された突出部(4)においてシャフト(3)と接触し、
この突出部(4)が、少なくともシャフト(3)に接触
する領域(5)に少なくとも一つの螺旋状に延伸する溝
(6)を有し、それによって密閉すべき空間(7)に向
かって密閉すべき媒体が送り戻され、溝(6)の断面が
台形形状であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシールリングに関す
る。より詳細には、本発明は、サポートリング及びこれ
に固定されているガスケットを備え、このガスケット
が、密封すべきシャフトに装着された際、軸と平行に延
伸するように変形された突出部においてシャフトと接触
するシールリングに関する。
【0002】
【従来の技術】シールリングは一般に公知である(例え
ば特許文献1参照)。その公知のシールリングは、サポ
ートリングと、これに固定された弾性材料からなるガス
ケットを含んでおり、このガスケットは、軸方向に湾曲
し、トランペット形状又は一端が押し広げられた円筒形
状となるように変形した突出部により、密閉すべきシャ
フトを密接に取り囲む。このときガスケットの断面は略
L字形となっている。突出部のシャフトに接触する領域
において、ガスケットにはねじ山状に延伸する溝が設け
られ、これにより密閉すべき空間に向かって、密閉すべ
き媒体が送り戻され、又は逆向きに返送される。溝を画
定するフランク面は、互いに平行に配置されている。溝
の底部によって形成されている底面は、これらのフラン
ク面を、断面で見て、実質上半円形状に連結し、このと
き溝は、連続する螺旋状部又はつづら折り部を相互に分
離する各畝状部の横断面より相当に小さい横断面を有す
る。溝の幅は、畝状部の幅よりもかなり狭くなるように
形成されている。
【0003】ガスケットが上記のような形状である場合
には、特に密閉すべきシャフトが高い回転数で回転して
いる際には、密封すべき媒体を送り戻す能力が、溝の流
れ横断面、すなわち媒体を送り戻すことのできる部分の
断面積が小さいことによって制限されていることが欠点
である。この場合には、密閉すべき媒体からのオイルカ
ーボン及び浮遊粒子が溝の中に堆積する可能性があり、
それによってもともと小さな流れ横断面がさらに小さく
なる。断面がU字形である溝に対して、断面が台形状で
ある溝は、螺旋状に連続する溝の中で、密閉すべき媒体
の流れの一部が失速することを阻止できることを利点と
して挙げられる。流れが螺旋状の溝の中で失速しないこ
とによって、浮遊物質粒子は微粒子状であっても螺旋状
の溝の中で堆積せず、加熱されず、コークス化されず、
それによって螺旋状の溝が詰まらない。
【0004】
【特許文献1】独国特許第10033446号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を回避することを課題とする。すなわち、特に溝の媒体
を送り戻す能力が、高い回転数かつ長い運転時間にわた
って高く、またオイルカーボンの堆積を回避することが
できるガスケット、シールリングの提供を課題とする。
本発明によるシールリングは、改善された使用特性をよ
り長い使用期間にわたってもたらすことができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、サポートリ
ング及びこれに固定されているガスケットを備え、この
ガスケットが、密封すべきシャフトに装着された際、軸
と平行に延伸するように変形された突出部においてシャ
フトと接触し、この突出部が、少なくともシャフトに接
触する領域に少なくとも一つの螺旋状に延伸する溝を有
し、それによって密閉すべき空間に向かって密閉すべき
媒体が送り戻され、溝の断面が略台形形状であるシール
リングによって解決される。あるいはこのような特徴を
有するシールリングにおいて、溝の断面積が、連続する
螺旋状部を相互に分離する各畝状部の断面積よりも大き
いシールリングによって解決される。上記課題は、本発
明によれば請求項1及び/又は請求項6の特徴部によっ
て解決される。有利な実施態様については従属請求項を
参照されたい。
【0007】課題の解決のためのシールリングは、サポ
ートリング及びこれに固定されているガスケットを備
え、ガスケットが、軸と平行に延伸するように、トラン
ペット形状に又は一端が押し広げられた円筒形状となる
ように変形された突出部で密閉すべきシャフトと接触
し、突出部が、少なくともシャフトと接触する領域に少
なくとも一つの螺旋状又はねじ山状に延伸する溝を備
え、それによって密閉すべき空間に向かって、密閉すべ
き媒体が送り戻され又は逆向きに返送され、このとき溝
は略台形形状の縦断面、輪郭を有するか、及び/又は、
溝の断面積は、連続する螺旋状部相互を分離する各畝状
部の断面積よりも大きい。冒頭に挙げた従来技術のシー
ルリングの輪郭よりも、この溝の台形状の輪郭は有利で
ある。
【0008】溝の断面が略台形形状、台形と見なすこと
のできる形状であることによって、密閉すべき媒体を送
り戻す能力はU字形の縦断面をもつ螺旋状の溝に対して
約3分の1だけ高められる。この高められた送り戻し能
力は、かなり長い運転時間の後にも維持される。これ
は、本願の螺旋状の溝が、流体工学的なデッドスペース
を有さず、鋭角の角及び隅を有していないことに関係す
る。このような螺旋状の溝では、オイルカーボンが堆積
する傾向はほとんど見られない。
【0009】一般的に、ガスケットを、高分子材料から
形成することができ、また弾性材料から形成することも
できる。ガスケットは、例えばエラストマーから形成す
ることも、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)コンパ
ウンドから形成することもできる。これとは別にガスケ
ットの材料として、熱可塑性樹脂、架橋性熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂を挙げることができる。使用目的のそ
れぞれの状況に応じて、ガスケットを、密封すべき空間
に対して開くトランペット形状又は一端が押し広げられ
た円筒形状となるように湾曲させることも、あるいは密
閉すべき空間とは反対向きに、つまり周囲空間に向かっ
て開くトランペット形状又は一端が押し広げられた円筒
形状となるように湾曲させることもできる。このような
形態に依存せず、ガスケットをどちらに向けて湾曲させ
た場合にも、シャフトに対向するねじ山状又は螺旋状に
延伸する溝によって、密閉すべき空間に向かって密閉す
べき媒体を送り戻し、逆向きに返送する。
【0010】有利な態様の場合には、ガスケットがシャ
フトに対して略円筒形状の接触面を有し、溝が、軸方向
両側で円錐形状に、互いに向かい合うように傾斜したフ
ランク面により画定され、かつこれらのフランク面が、
溝底部を形成する略円筒形状の底面により連結されてい
る。接触面及び底面は、互いに平行に延伸し、溝と同様
に螺旋状に延伸する。断面が半円形状となるように丸め
られている溝底部を有する底面と異なり、実質上断面が
平面となるように形成されている底面によって、溝が不
必要な深さを有することなく、大きな幅をもって溝を形
成することができることは有利である。著しく深い溝の
製造は困難であり、また溝を深くすることはガスケット
自体の強度が弱くなるので望ましくない。
【0011】フランク面は、角を丸めた丸め部によって
接触面及び底面から分離することができる。この構成に
より、溝内での急激な方向転換を回避することができ、
溝の内面の向きを緩やかに変更することができ、オイル
カーボンが堆積する危険性を最小に低減することができ
るという利点が得られる。
【0012】できるだけ簡単かつ安価な製造の可能性と
いうことに関し、全ての丸め部を実質上同じ半径を有す
るように形成することができる。
【0013】丸め部の半径を、0.05〜0.2mmの範囲とす
ることができる。丸め部の半径をこのような範囲とする
ことにより、一方で半径が、フランク面と溝底部の間の
移行部分における切欠効果と同様、溝内の流体工学的な
デッドスペース及びオイルカーボンの堆積を回避するの
に十分な大きさとなるという利点がある。他方で溝の横
断面が不利に著しく制限、低減されない。半径が0.05mm
未満である場合には、オイルカーボンの堆積及び望まし
くない切欠効果の危険性が増大し、これに対して半径が
0.2mmより大きい場合には、溝の流れ横断面が小さくな
り望ましくない。
【0014】溝を複数の螺旋状部から形成することがで
きる。密閉すべき空間に向かって密閉すべき媒体を送り
戻す能力は、このような構成によって改善される。その
上、ガスケットの密着部分の多くの螺旋状部がシャフト
に密着し、それによって送り戻す能力を小さくすること
なく固有の接触圧力を減少させることができることは有
利である。
【0015】横断面において、溝の断面積は、連続する
螺旋状部相互を分離する各畝状部の断面積よりも大き
い。このような関係は、溝の高められた送り戻す能力を
高い回転数の場合にも達成するために必要とされる。密
閉すべきシャフトの回転数が約6000回転/分であり、規
定通りにシールリングを使用する場合において、例えば
畝状部の断面積に対する溝の断面積の比が1.5以上であ
る場合には、この比が1以下である比較可能なシールリ
ングと比べて、密閉すべき空間に向かって密閉すべき媒
体を送り戻す能力が30%だけ大きくなる。比が1よりも
大きいことによって、密閉すべき空間に向かって密閉す
べき媒体を送り戻すこの高められた能力は、シールリン
グを相当に長い時間運転した後でも維持される。これ
は、著しく長い使用期間によってオイルカーボンが通常
の量堆積したとしても、それによって溝の流れ横断面の
大きさ、あるいはシールリングの使用特性に対しては無
視し得る僅かな影響しかもたらされないためである。
【0016】溝を断面において二等辺、等脚を有する輪
郭とするように形成することができる。この場合には、
等脚台形用の造形バイト、造形手段が少ない加工用工具
及び少ない作業工程によって安価に製造可能であり、有
利である。
【0017】別の態様の場合には、溝の断面における輪
郭を不等辺、不等脚となるように形成することができ
る。二等辺の縦断面をもつ溝に対して、不等脚の台形で
は、密閉箇所で潤滑剤の総量が増えた場合に、より大き
な送り戻す能力を有し、有利である。
【0018】溝は、一条ねじ構成をもって形成すること
も、多条ねじ構成をもって形成することもできる。製造
が簡単な一条ねじ構成は、その上、周囲環境から機械ユ
ニット内にポンピングされる空気がより少ないという利
点を有する。一条の螺旋状の溝は、特にエンジンシーリ
ングに使用される。一条の螺旋状の溝が利用されるの
は、多くの場合、インジェクションオイル及びエンジン
内の軽微に脈動する減圧下での運転条件においてであ
る。
【0019】これに対して、多条ねじ構成をもって形成
されている溝は、密閉箇所でのオイル面及び機械ユニッ
ト内の軽度の過圧が密閉される場合に有利に利用され
る。
【0020】溝がガスケットの厚みの15〜75%の範囲の
深さを有することが好ましい。シールリングのさらに改
善された使用特性は、溝の深さがガスケットの厚みの35
〜45%の範囲である場合に得られる。溝が、ガスケット
の厚みの15%より浅い深さを有する場合には、比較的小
さな流れ横断面であることによって、送り戻す能力は著
しく制限され、好ましくない。これに対して溝が、ガス
ケットの厚みの75%より深い深さを有する場合には、ガ
スケットの溝の部分の残りの厚みはほんの僅かしか残ら
ない。これによって、シャフトに接触する領域でのガス
ケットの半径方向の接触圧力は比較的僅かしかもたらさ
れず、それによってシールリングを規定通りに使用する
間に、この領域において密閉性が得られなくなる可能性
がある。
【0021】溝は、0.2〜0.4mmの範囲の、特に0.25〜0.
28mmの範囲の深さを有することが好ましい。本発明によ
るシールリングの多くの用途及び寸法に対してこのよう
な範囲の深さが特に有利である。
【0022】溝の連続する螺旋状部は、0.4〜0.8mmの範
囲のピッチを有することが好ましい。連続する螺旋状部
のピッチは、特に0.5〜0.7mmの範囲にあることが好まし
い。溝のピッチが、0.4〜0.8mm、特に0.5〜0.7mmの範囲
である場合には、十分に多くの螺旋状部がシャフトに密
着し、有利である。
【0023】溝のピッチが0.4mm未満である場合には、
ピッチが十分な送り戻す能力を得るには小さすぎ、不利
である。
【0024】これに対してピッチが0.8mmより大きい場
合には、密閉すべきシャフトに密着して接触しているト
ランペット形状に変形している突出部の領域又はガスケ
ットのシャフトと平行に延伸する部分が軸方向に短い場
合には特に、螺旋状部が僅かな数しかシャフト上に存在
せず、それによって密閉すべき空間に向かって密閉すべ
き媒体の送り戻す作用が望ましくないことに制限され、
不利である。
【0025】ガスケットの溝の反対側の面を実質上平滑
な表面として形成することができる。このような構成に
よって、製造技術的な観点から、シールリングは特別に
簡単かつ安価に製造することが可能となる。
【0026】これと異なり、ガスケットの溝の反対側の
面を実質上波形の表面とすることが可能である。このよ
うな構成によって、ガスケットの溝とは反対側の面の表
面が拡大され、実質上波形の大きな表面積の表面から周
囲への熱伝導が改善され、その結果さらに長い使用期間
においてシールリングの改善された使用特性が得られ
る。このような構成によって、オイルカーボンの形成が
減少する。
【0027】ガスケットをポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)から形成することができる。PTFEから形成され
ているガスケットは、多くの密閉すべき媒体に対して安
定であり、かつ極めて良好な使用特性を著しく長い使用
期間にわたって維持する。ある一定の、無視し得る僅か
な初期摩耗の後で、ガスケットの表面は、密閉すべきシ
ャフトに接触する領域範囲でガラス化し、これによって
特に強くなる、耐久性が増す。その上、PTFEは、変形の
後にも、その製造された元の形状に再び戻ろうとする。
したがってトランペット形状に又は一端が押し広げられ
た円筒形状となるように変形した突出部の領域では、補
助手段、例えば引張コイルばねリングを使用することな
く、常に変形した突出部の、シャフトに接触する領域に
十分な接触圧力がもたらされている。
【0028】ガスケットを、例えばポリフェニレンスル
フィド(PPS)又はポリアミド(PA)から形成すること
ができる。ここに挙げた二つの材料は、低価格であり、
かつねじ山状又は螺旋状に延伸する螺旋状の溝を特に形
成しやすく、有利である。
【0029】さらにガスケットを、パーフルオロエチレ
ンプロピレンから形成することができる。ポリテトラフ
ルオロエチレンに対して、パーフルオロエチレンプロピ
レンから形成されているガスケットは、この材料がイン
トルージョン法で加工可能であるという点で有利であ
る。
【0030】さらにガスケットを、パーフロロアルコキ
シ共重合体から形成することができる。この材料は、射
出成形法により加工可能であるという点で有利である。
【0031】ガスケットを、熱可塑性エラストマーから
形成することができる。この場合には、サポートリング
への結合が費用のかかる前処理なしで可能である点で有
利である。
【0032】
【発明の実施の形態】次に本発明によるシールリングの
実施形態を図1〜3に基づいて詳説する。それぞれの図
は概略を示す。図1及び2には、軸と平行に切った断面
の上半分だけ示す。図3には、図1及び2に示すガスケ
ットの一部分を拡大して示す。
【0033】図1〜3に示す実施形態は、補強リング1
を有するシールリングを示し、サポートリング又は補強
リング1にガスケット2が固定されている。ガスケット
2は、製造されたままの状態では半径方向に延伸する
(図1)が、シャフトに取り付けた状態では、軸と平行
に、又はシャフトと平行となるように部分的に湾曲し、
トランペット形状又は一端が押し広げられた円筒形状と
なるように変形する(図2)。ガスケット2は、突出部
4の先端部分が軸と平行となるように湾曲し、先の広が
る円筒形状又はトランペット形状に変形した突出部4を
有し、この突出部は、領域5で、密閉すべきシャフト3
を弾性による予荷重下に密接に取り囲む。ガスケット2
は、シャフト3に対向する側にねじ山状又は螺旋状に延
伸する溝6を有し、この溝は捻れ戻り流(リターンツイ
ストフロー)を形成し、かつシャフトの回転によって、
密閉すべき空間7にむかって密閉すべき媒体を送り戻
し、逆向きに返送する。
【0034】本発明によるシールリングの有利な使用特
性は、軸に平行な断面において、一方では溝6の略台形
形状の輪郭に、そして他方では、連続する螺旋状部16、
16.1、16.2、…を相互に分離する各畝状部17、17.1、1
7.2、…の面積よりも大きな面積を溝6が有することに
その理由がある。本発明のシールリングの特筆すべき使
用特性は、溝6が断面において略台形形状の輪郭を有す
るように形成され、及び/又は、溝6の断面積が螺旋状
部16を互いに分離する畝状部17の断面積よりも大きく形
成されていることによって得られる。溝6の略台形形状
の輪郭及び/又は各畝状部17、17.1、17.2、…の断面よ
り溝6の断面の方が大きいことによって、大きな流れ横
断面が得られ、かつこのことによって、密閉すべき空間
7に向かって密閉すべき媒体を送り戻す能力が高められ
る。その上、オイルカーボンが形成された場合に、媒体
を送り戻す溝が詰まり、それによってシールリングの機
能が損なわれる危険性が減少する。シールリングが略台
形形状の縦断面、輪郭をもつ溝6を有し、かつ、溝6の
断面積が各畝状部17、17.1、17.2、…の断面積よりも大
きい場合に、最高の効果が達成される。密閉すべき媒体
が例えば添加オイルであり、約160℃の領域の高い運転
温度で、約6000回転/分の領域の高い回転数という条件
での、シールリングの良好な使用特性は、長い使用期間
を経た場合にも、オイルカーボンの形成が著しく減少さ
れることによって、十分に良好に同様に維持される。
【0035】図1には、シールリングを製造されたまま
の状態で示す。サポートリング、補強リング1は、完全
に高分子材料22で取り囲まれており、この高分子材料に
よって、ここには図示しないハウジングに対する半径方
向外側での静的な密閉が形成される。サポートリング1
は、実質上T字形の断面を有するように形成され、サポ
ートリング1の半径方向内側に突出する半径方向突出部
23は、高分子材料22によってガスケット2と接続されて
いる。
【0036】図2には、図1のシールリングをシャフト
3に取り付けられた状態で示す。この状態で、ガスケッ
ト2は、突出部4の所定の領域で湾曲し、半径方向から
軸方向に向きを変え、突出部4の先端部分がシャフト3
に沿って延伸している。これにより、ガスケット2は、
結果として、トランペット形状に又は一端が押し広げら
れた円筒形状となるように変形し、シャフト3と平行に
延伸する突出部4で、密閉すべきシャフト3の表面と接
触している。この実施の形態の場合には、ガスケット2
の突出部4は、密閉すべき空間7とは反対側に、すなわ
ち周囲環境24に向かって湾曲している。
【0037】しかしながら、この実施形態とは異なり、
ガスケット2を密閉すべき空間7に向かって湾曲させる
こともでき、その場合にも、溝6はガスケット2の、密
閉すべきシャフト3に対向する側に配置される。
【0038】ねじ山状又は螺旋状に延伸する溝6は、密
閉すべき媒体が密閉すべき空間7に向かって送り戻され
るように形成されている。
【0039】図3には、ガスケット2の部分拡大図を示
す。この実施例の場合、図中によく示されているよう
に、溝6は略台形形状の縦断面、輪郭を有し、連続する
螺旋状部16、16.1、16.2、…を相互を分離する各畝状部
17、17.1、17.2、…の断面積は溝6の断面積よりも小さ
くなるように形成されている。ここで溝6及び畝状部17
の断面積とは、図3に示すような断面において、溝6の
底部11から引いたシャフト3と平行な線と、シャフト3
の表面との間で、溝6及び畝状部17が形成するおおよそ
の仮想的な面積を意味している。
【0040】ガスケット2は、シャフト3に対して円筒
形状の接触面8を有し、接触面8は、溝6を画定すると
ともに軸方向両側で略円錐形状、互いに向かい合うよう
に傾斜するフランク面9、10の境界を形成している。
【0041】角を落とし丸めた丸め部12、13、14、15に
よって工作機械による製造が簡略化され、さらに流体工
学的に有利な断面が達成される。溝6の底部の両側及び
畝状部17の両側を角を落として丸めた形状とすることに
よって、製造が簡略化され、流体工学的にも有利とな
る。すなわち、流速の不足によってオイルカーボンが堆
積する可能性があるデッドスペースが溝6の底部両側の
角の部分に形成されることを回避することができる。
【0042】溝6の断面積と畝状部17の断面積との比
は、この実施形態の場合には1.5であり、また溝は、溝
6の輪郭、縦断面が二等辺、等脚台形となるように形成
されている。
【0043】本実施形態では、溝の深さは0.26mmであ
る。これは、ガスケット2の厚み19の40%に相当する。
溝6の連続する螺旋状部16、16.1、16.2、…のピッチ20
は0.6mmであり、密閉すべきシャフト3の直径は、この
実施形態の場合には85mmである。
【0044】使用目的のそれぞれの状況に応じて溝6
を、一条ねじ構成とすることも、多条ねじ構成とするこ
ともできる。一条ねじ構成は、比較的安価に製造可能で
あり、エンジン内の軽微に脈動する減圧のインジェクシ
ョンオイルを密閉するためのエンジンシーリングに使用
することが有利である。溝6を多条ねじ構成として形成
する場合には、密閉箇所でのオイル面及び密閉すべき空
間7内の軽度の過圧が密閉される場合に有利に利用され
る。
【0045】図1〜3に示す実施例では、ガスケット2
の、シャフト3の反対側の面21は平滑面として形成され
ている。しかし用途に応じて、断面が実質上波形となる
ような面として形成することもできる。この場合にはこ
のシャフト3とは反対側の面21は表面積が増大し、それ
によって周囲への熱伝導が改善される。
【0046】本発明のガスケット2は、用途に応じて種
々の重合体、共重合体から形成することができる。例え
ば、密封すべき媒体に対する安定性が必要とされる場合
にはPTFE、低価格であることが必要な場合にはPPS、P
A、良好な加工性が必要である場合にはパーフルオロエ
チレンプロピレン、パーフロロアルコキシ共重合体を選
択することができる。
【0047】以上に示したガスケットは、密閉すべきシ
ャフト3への特に良好な柔軟密着性を示し、かつシャフ
ト3が変形し、位置がずれ、半径方向にぶれた場合にも
確実に密閉をもたらすことができる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、サポートリング(1)及びこ
れに固定されているガスケット(2)を備え、このガス
ケット(2)が、密封すべきシャフト(3)に装着され
た際、軸と平行に延伸するように変形された突出部
(4)においてシャフト(3)と接触し、この突出部
(4)が、少なくともシャフト(3)に接触する領域
(5)に少なくとも一つの螺旋状に延伸する溝(6)を
有し、それによって密閉すべき空間(7)に向かって密
閉すべき媒体が送り戻され、溝(6)の断面が台形形状
であるシールリングに関する。またこのような特徴を有
するシールリングにおいて、溝(6)の断面積が、連続
する螺旋状部(16、16.1、16.2、…)を相互に分離する
各畝状部(17、17.1、17.2、…)の断面積よりも大きい
シールリングに関する。このような構成であることによ
って、溝の媒体を送り戻す能力が、高い回転数かつ長い
運転時間にわたって高く、またオイルカーボンの堆積を
回避することができるシールリングを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造されたままの、取り付けられていない状態
の本発明によるシールリングを示す。
【図2】図1に示すシールリングを取付場所に取り付
け、規定通りに使用している状態を示す。
【図3】図1及び2のガスケットの一部分を拡大して示
す。
【符号の説明】
1 サポートリング 2 ガスケット 3 シャフト 4 突出部 5 接触領域 6 溝 7 密閉すべき空間 16 螺旋状部 17 畝状部 24 周囲環境
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セリーヌ・ギレーム フランス国エフ−52360・ヌイイ・レベー ク,リュ・ヴァル・デ・クロ,6 Fターム(参考) 3J006 AE03 AE05 BA00 CA03 CA04 CA05 3J043 AA02 AA16 BA05 CA02 CA11 CB13 CB14 DA03 DA05

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サポートリング(1)及びこれに固定さ
    れているガスケット(2)を備え、このガスケット
    (2)が、密封すべきシャフト(3)に装着された際、
    軸と平行に延伸するように変形された突出部(4)にお
    いて前記シャフト(3)と接触し、この突出部(4)
    が、少なくとも前記シャフト(3)に接触する領域
    (5)に少なくとも一つの螺旋状に延伸する溝(6)を
    有し、それによって密閉すべき空間(7)に向かって密
    閉すべき媒体が送り戻され、前記溝(6)の断面が台形
    形状であるシールリング。
  2. 【請求項2】 前記ガスケット(2)が前記シャフト
    (3)に対する円筒形状の接触面(8)を有し、この接
    触面(8)が、軸方向両側で互いに向かい合うように傾
    斜する前記溝(6)のフランク面(9、10)の境界を形
    成し、かつこれらフランク面(9、10)が溝底部を形成
    する円筒形状の底面(11)で通じている請求項1記載の
    シールリング。
  3. 【請求項3】 前記フランク面(9、10)が、丸め部
    (12、13、14、15)によって前記接触面(8)及び前記
    底面(11)から分離している請求項2記載のシールリン
    グ。
  4. 【請求項4】 前記丸め部(12、13、14、15)の全てが
    実質上同じ半径を有する請求項3記載のシールリング。
  5. 【請求項5】 前記丸め部(12、13、14、15)の半径が
    0.05〜0.2mmの範囲にある請求項4記載のシールリン
    グ。
  6. 【請求項6】 サポートリング(1)及びこれに固定さ
    れているガスケット(2)を備え、このガスケット
    (2)が、密封すべきシャフト(3)に装着された際、
    軸と平行に延伸するように変形された突出部(4)にお
    いて前記シャフト(3)と接触し、この突出部(4)
    が、少なくとも前記シャフト(3)に接触する領域
    (5)に少なくとも一つの螺旋状に延伸する溝(6)を
    有し、それによって密閉すべき空間(7)に向かって密
    閉すべき媒体が送り戻され、前記溝(6)の断面積が、
    連続する螺旋状部(16、16.1、16.2、…)を相互に分離
    する各畝状部(17、17.1、17.2、…)の断面積よりも大
    きい請求項1〜5のいずれか1項に記載のシールリン
    グ。
  7. 【請求項7】 前記畝状部(17)の断面積に対する前記
    溝(6)の断面積の比が1.5以上である請求項6記載の
    シールリング。
  8. 【請求項8】 前記溝(6)が複数の螺旋状部(16、1
    6.1、16.2、…)を含む請求項1〜7のいずれか1項に
    記載のシールリング。
  9. 【請求項9】 断面において前記溝(6)が等脚に形成
    されている請求項1〜8のいずれか1項に記載のシール
    リング。
  10. 【請求項10】 断面において前記溝(6)が不等脚に
    形成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載のシ
    ールリング。
  11. 【請求項11】 前記溝(6)が一条ねじ構成により形
    成されている請求項1〜10のいずれか1項に記載のシ
    ールリング。
  12. 【請求項12】 前記溝(6)が多条ねじ構成により形
    成されている請求項1〜10のいずれか1項に記載のシ
    ールリング。
  13. 【請求項13】 前記溝(6)が、前記ガスケット
    (2)の厚み(19)の15〜75%の範囲に相当する深さ
    (18)を有する請求項1〜12のいずれか1項に記載の
    シールリング。
  14. 【請求項14】 前記溝(6)が、前記ガスケット
    (2)の厚み(19)の35〜45%の範囲に相当する深さ
    (18)を有する請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    シールリング。
  15. 【請求項15】 前記溝(6)の深さ(18)が0.2〜0.4
    mmの範囲にある請求項1〜14のいずれか1項に記載の
    シールリング。
  16. 【請求項16】 前記溝(6)の深さ(18)が0.25〜0.
    28mmの範囲にある請求項1〜15のいずれか1項に記載
    のシールリング。
  17. 【請求項17】 前記溝(6)の連続する螺旋状部(1
    6、16.1、16.2、…)が、0.4〜0.8mmの範囲のピッチ(2
    0)を有する請求項1〜16のいずれか1項に記載のシ
    ールリング。
  18. 【請求項18】 前記連続する螺旋状部(16、16.1、1
    6.2、…)の前記ピッチ(20)が0.5〜0.7mmの範囲にあ
    る請求項17記載のシールリング。
  19. 【請求項19】 前記ガスケット(2)が、前記溝
    (6)の反対側に実質上平滑な表面(21)を有する請求
    項1〜18のいずれか1項に記載のシールリング。
  20. 【請求項20】 前記ガスケット(2)が、前記溝
    (6)の反対側に実質上波形の表面(21)を有する請求
    項1〜18のいずれか1項に記載のシールリング。
  21. 【請求項21】 前記ガスケット(2)がポリテトラフ
    ルオロエチレン(PTFE)コンパウンドから形成されてい
    る請求項1〜20のいずれか1項に記載のシールリン
    グ。
  22. 【請求項22】 前記ガスケット(2)がポリフェニレ
    ンスルフィド(PPS)又はポリアミド(PA)から形成さ
    れている請求項1〜20のいずれか1項に記載のシール
    リング。
  23. 【請求項23】 前記ガスケット(2)がパーフルオロ
    エチレンプロピレンから形成されている請求項1〜20
    のいずれか1項に記載のシールリング。
  24. 【請求項24】 前記ガスケット(2)がパーフロロア
    ルコキシ共重合体から形成されている請求項1〜20の
    いずれか1項に記載のシールリング。
  25. 【請求項25】 前記ガスケット(2)が弾性材料から
    形成されている請求項1〜20のいずれか1項に記載の
    シールリング。
  26. 【請求項26】 前記ガスケット(2)が熱可塑性エラ
    ストマーから形成されている請求項1〜20のいずれか
    1項に記載のシールリング。
  27. 【請求項27】 前記ガスケット(2)が架橋した熱可
    塑性樹脂から形成されている請求項1〜20のいずれか
    1項に記載のシールリング。
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