JP4025675B2 - シールリング - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はシールリングに関する。より詳細には、本発明は、サポートリング及びこれに固定されているガスケットを備え、このガスケットが、密封すべきシャフトに装着された際、軸と平行に延伸するように変形された突出部においてシャフトと接触するシールリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
シールリングは一般に公知である(例えば特許文献1参照)。その公知のシールリングは、サポートリングと、これに固定された弾性材料からなるガスケットを含んでおり、このガスケットは、軸方向に湾曲し、トランペット形状又は一端が押し広げられた円筒形状となるように変形した突出部により、密閉すべきシャフトを密接に取り囲む。このときガスケットの断面は略L字形となっている。突出部のシャフトに接触する領域において、ガスケットにはねじ山状に延伸する溝が設けられ、これにより密閉すべき空間に向かって、密閉すべき媒体が送り戻され、又は逆向きに返送される。溝を画定するフランク面は、互いに平行に配置されている。溝の底部によって形成されている底面は、これらのフランク面を、断面で見て、実質上半円形状に連結し、このとき溝は、連続する螺旋状部又はつづら折り部を相互に分離する各畝状部の横断面より相当に小さい横断面を有する。溝の幅は、畝状部の幅よりもかなり狭くなるように形成されている。
【0003】
ガスケットが上記のような形状である場合には、特に密閉すべきシャフトが高い回転数で回転している際には、密封すべき媒体を送り戻す能力が、溝の流れ横断面、すなわち媒体を送り戻すことのできる部分の断面積が小さいことによって制限されていることが欠点である。この場合には、密閉すべき媒体からのオイルカーボン及び浮遊粒子が溝の中に堆積する可能性があり、それによってもともと小さな流れ横断面がさらに小さくなる。断面がU字形である溝に対して、断面が台形状である溝は、螺旋状に連続する溝の中で、密閉すべき媒体の流れの一部が失速することを阻止できることを利点として挙げられる。流れが螺旋状の溝の中で失速しないことによって、浮遊物質粒子は微粒子状であっても螺旋状の溝の中で堆積せず、加熱されず、コークス化されず、それによって螺旋状の溝が詰まらない。
【0004】
【特許文献1】
独国特許第10033446号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の欠点を回避することを課題とする。すなわち、特に溝の媒体を送り戻す能力が、高い回転数かつ長い運転時間にわたって高く、またオイルカーボンの堆積を回避することができるガスケット、シールリングの提供を課題とする。本発明によるシールリングは、改善された使用特性をより長い使用期間にわたってもたらすことができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、サポートリング及びこれに固定されているガスケットを備え、このガスケットが、密封すべきシャフトに装着された際、軸と平行に延伸するように変形された突出部においてシャフトと接触し、この突出部が、少なくともシャフトに接触する領域に少なくとも一つの螺旋状に延伸する溝を有し、それによって密閉すべき空間に向かって密閉すべき媒体が送り戻されるシールリングであって、溝の断面が略台形形状であり、ガスケットがシャフトに対する円筒形状の接触面を有し、この接触面が、軸方向両側で互いに向かい合うように傾斜する溝の傾斜面の境界を形成し、かつこれら傾斜面が溝底部を形成する円筒形状の底面で通じ、溝の断面積が、連続する螺旋状部を相互に分離する各畝状部の断面積よりも大きいシールリングによって解決される。上記課題は、本発明によれば請求項1の特徴部によって解決される。有利な実施態様については従属請求項を参照されたい。
【0007】
課題の解決のためのシールリングは、サポートリング及びこれに固定されているガスケットを備え、ガスケットが、軸と平行に延伸するように、トランペット形状に又は一端が押し広げられた円筒形状となるように変形された突出部で密閉すべきシャフトと接触し、突出部が、少なくともシャフトと接触する領域に少なくとも一つの螺旋状又はねじ山状に延伸する溝を備え、それによって密閉すべき空間に向かって、密閉すべき媒体が送り戻され又は逆向きに返送され、このとき溝は略台形形状の縦断面、輪郭を有し、ガスケットはシャフトに対する円筒形状の接触面を有し、この接触面は、軸方向両側で互いに向かい合うように傾斜する溝の傾斜面の境界を形成し、かつこれら傾斜面は溝底部を形成する円筒形状の底面で通じ、溝の断面積は、連続する螺旋状部相互を分離する各畝状部の断面積よりも大きい。冒頭に挙げた従来技術のシールリングの輪郭よりも、この溝の台形状の輪郭は有利である。
【0008】
溝の断面が略台形形状、台形と見なすことのできる形状であることによって、密閉すべき媒体を送り戻す能力はU字形の縦断面をもつ螺旋状の溝に対して約3分の1だけ高められる。この高められた送り戻し能力は、かなり長い運転時間の後にも維持される。これは、本願の螺旋状の溝が、流体工学的なデッドスペースを有さず、鋭角の角及び隅を有していないことに関係する。このような螺旋状の溝では、オイルカーボンが堆積する傾向はほとんど見られない。
【0009】
一般的に、ガスケットを、高分子材料から形成することができ、また弾性材料から形成することもできる。ガスケットは、例えばエラストマーから形成することも、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)コンパウンドから形成することもできる。これとは別にガスケットの材料として、熱可塑性樹脂、架橋性熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂を挙げることができる。使用目的のそれぞれの状況に応じて、ガスケットを、密封すべき空間に対して開くトランペット形状又は一端が押し広げられた円筒形状となるように湾曲させることも、あるいは密閉すべき空間とは反対向きに、つまり周囲空間に向かって開くトランペット形状又は一端が押し広げられた円筒形状となるように湾曲させることもできる。このような形態に依存せず、ガスケットをどちらに向けて湾曲させた場合にも、シャフトに対向するねじ山状又は螺旋状に延伸する溝によって、密閉すべき空間に向かって密閉すべき媒体を送り戻し、逆向きに返送する。
【0010】
ガスケットがシャフトに対して略円筒形状の接触面を有し、溝が、軸方向両側で円錐形状に、互いに向かい合うように傾斜したフランク面により画定され、かつこれらのフランク面が、溝底部を形成する略円筒形状の底面により連結されている。接触面及び底面は、互いに平行に延伸し、溝と同様に螺旋状に延伸する。断面が半円形状となるように丸められている溝底部を有する底面と異なり、実質上断面が平面となるように形成されている底面によって、溝が不必要な深さを有することなく、大きな幅をもって溝を形成することができることは有利である。著しく深い溝の製造は困難であり、また溝を深くすることはガスケット自体の強度が弱くなるので望ましくない。
【0011】
フランク面は、角を丸めた丸め部によって接触面及び底面から分離することができる。この構成により、溝内での急激な方向転換を回避することができ、溝の内面の向きを緩やかに変更することができ、オイルカーボンが堆積する危険性を最小に低減することができるという利点が得られる。
【0012】
できるだけ簡単かつ安価な製造の可能性ということに関し、全ての丸め部を実質上同じ半径を有するように形成することができる。
【0013】
丸め部の半径を、0.05〜0.2mmの範囲とすることができる。丸め部の半径をこのような範囲とすることにより、一方で半径が、フランク面と溝底部の間の移行部分における切欠効果と同様、溝内の流体工学的なデッドスペース及びオイルカーボンの堆積を回避するのに十分な大きさとなるという利点がある。他方で溝の横断面が不利に著しく制限、低減されない。半径が0.05mm未満である場合には、オイルカーボンの堆積及び望ましくない切欠効果の危険性が増大し、これに対して半径が0.2mmより大きい場合には、溝の流れ横断面が小さくなり望ましくない。
【0014】
溝を複数の螺旋状部から形成することができる。密閉すべき空間に向かって密閉すべき媒体を送り戻す能力は、このような構成によって改善される。その上、ガスケットの密着部分の多くの螺旋状部がシャフトに密着し、それによって送り戻す能力を小さくすることなく固有の接触圧力を減少させることができることは有利である。
【0015】
横断面において、溝の断面積は、連続する螺旋状部相互を分離する各畝状部の断面積よりも大きい。このような関係は、溝の高められた送り戻す能力を高い回転数の場合にも達成するために必要とされる。密閉すべきシャフトの回転数が約6000回転/分であり、規定通りにシールリングを使用する場合において、例えば畝状部の断面積に対する溝の断面積の比が1.5以上である場合には、この比が1以下である比較可能なシールリングと比べて、密閉すべき空間に向かって密閉すべき媒体を送り戻す能力が30%だけ大きくなる。比が1よりも大きいことによって、密閉すべき空間に向かって密閉すべき媒体を送り戻すこの高められた能力は、シールリングを相当に長い時間運転した後でも維持される。これは、著しく長い使用期間によってオイルカーボンが通常の量堆積したとしても、それによって溝の流れ横断面の大きさ、あるいはシールリングの使用特性に対しては無視し得る僅かな影響しかもたらされないためである。
【0016】
溝を断面において二等辺、等脚を有する輪郭とするように形成することができる。この場合には、等脚台形用の造形バイト、造形手段が少ない加工用工具及び少ない作業工程によって安価に製造可能であり、有利である。
【0017】
別の態様の場合には、溝の断面における輪郭を不等辺、不等脚となるように形成することができる。二等辺の縦断面をもつ溝に対して、不等脚の台形では、密閉箇所で潤滑剤の総量が増えた場合に、より大きな送り戻す能力を有し、有利である。
【0018】
溝は、一条ねじ構成をもって形成することも、多条ねじ構成をもって形成することもできる。製造が簡単な一条ねじ構成は、その上、周囲環境から機械ユニット内にポンピングされる空気がより少ないという利点を有する。一条の螺旋状の溝は、特にエンジンシーリングに使用される。一条の螺旋状の溝が利用されるのは、多くの場合、インジェクションオイル及びエンジン内の軽微に脈動する減圧下での運転条件においてである。
【0019】
これに対して、多条ねじ構成をもって形成されている溝は、密閉箇所でのオイル面及び機械ユニット内の軽度の過圧が密閉される場合に有利に利用される。
【0020】
溝がガスケットの厚みの15〜75%の範囲の深さを有することが好ましい。シールリングのさらに改善された使用特性は、溝の深さがガスケットの厚みの35〜45%の範囲である場合に得られる。溝が、ガスケットの厚みの15%より浅い深さを有する場合には、比較的小さな流れ横断面であることによって、送り戻す能力は著しく制限され、好ましくない。これに対して溝が、ガスケットの厚みの75%より深い深さを有する場合には、ガスケットの溝の部分の残りの厚みはほんの僅かしか残らない。これによって、シャフトに接触する領域でのガスケットの半径方向の接触圧力は比較的僅かしかもたらされず、それによってシールリングを規定通りに使用する間に、この領域において密閉性が得られなくなる可能性がある。
【0021】
溝は、0.2〜0.4mmの範囲の、特に0.25〜0.28mmの範囲の深さを有することが好ましい。本発明によるシールリングの多くの用途及び寸法に対してこのような範囲の深さが特に有利である。
【0022】
溝の連続する螺旋状部は、0.4〜0.8mmの範囲のピッチを有することが好ましい。連続する螺旋状部のピッチは、特に0.5〜0.7mmの範囲にあることが好ましい。溝のピッチが、0.4〜0.8mm、特に0.5〜0.7mmの範囲である場合には、十分に多くの螺旋状部がシャフトに密着し、有利である。
【0023】
溝のピッチが0.4mm未満である場合には、ピッチが十分な送り戻す能力を得るには小さすぎ、不利である。
【0024】
これに対してピッチが0.8mmより大きい場合には、密閉すべきシャフトに密着して接触しているトランペット形状に変形している突出部の領域又はガスケットのシャフトと平行に延伸する部分が軸方向に短い場合には特に、螺旋状部が僅かな数しかシャフト上に存在せず、それによって密閉すべき空間に向かって密閉すべき媒体の送り戻す作用が望ましくないことに制限され、不利である。
【0025】
ガスケットの溝の反対側の面を実質上平滑な表面として形成することができる。このような構成によって、製造技術的な観点から、シールリングは特別に簡単かつ安価に製造することが可能となる。
【0026】
これと異なり、ガスケットの溝の反対側の面を実質上波形の表面とすることが可能である。このような構成によって、ガスケットの溝とは反対側の面の表面が拡大され、実質上波形の大きな表面積の表面から周囲への熱伝導が改善され、その結果さらに長い使用期間においてシールリングの改善された使用特性が得られる。このような構成によって、オイルカーボンの形成が減少する。
【0027】
ガスケットをポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から形成することができる。PTFEから形成されているガスケットは、多くの密閉すべき媒体に対して安定であり、かつ極めて良好な使用特性を著しく長い使用期間にわたって維持する。ある一定の、無視し得る僅かな初期摩耗の後で、ガスケットの表面は、密閉すべきシャフトに接触する領域範囲でガラス化し、これによって特に強くなる、耐久性が増す。その上、PTFEは、変形の後にも、その製造された元の形状に再び戻ろうとする。したがってトランペット形状に又は一端が押し広げられた円筒形状となるように変形した突出部の領域では、補助手段、例えば引張コイルばねリングを使用することなく、常に変形した突出部の、シャフトに接触する領域に十分な接触圧力がもたらされている。
【0028】
ガスケットを、例えばポリフェニレンスルフィド(PPS)又はポリアミド(PA)から形成することができる。ここに挙げた二つの材料は、低価格であり、かつねじ山状又は螺旋状に延伸する螺旋状の溝を特に形成しやすく、有利である。
【0029】
さらにガスケットを、パーフルオロエチレンプロピレンから形成することができる。ポリテトラフルオロエチレンに対して、パーフルオロエチレンプロピレンから形成されているガスケットは、この材料がイントルージョン法で加工可能であるという点で有利である。
【0030】
さらにガスケットを、パーフロロアルコキシ共重合体から形成することができる。この材料は、射出成形法により加工可能であるという点で有利である。
【0031】
ガスケットを、熱可塑性エラストマーから形成することができる。この場合には、サポートリングへの結合が費用のかかる前処理なしで可能である点で有利である。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に本発明によるシールリングの実施形態を図1〜3に基づいて詳説する。それぞれの図は概略を示す。図1及び2には、軸と平行に切った断面の上半分だけ示す。図3には、図1及び2に示すガスケットの一部分を拡大して示す。
【0033】
図1〜3に示す実施形態は、補強リング1を有するシールリングを示し、サポートリング又は補強リング1にガスケット2が固定されている。ガスケット2は、製造されたままの状態では半径方向に延伸する(図1)が、シャフトに取り付けた状態では、軸と平行に、又はシャフトと平行となるように部分的に湾曲し、トランペット形状又は一端が押し広げられた円筒形状となるように変形する(図2)。ガスケット2は、突出部4の先端部分が軸と平行となるように湾曲し、先の広がる円筒形状又はトランペット形状に変形した突出部4を有し、この突出部は、領域5で、密閉すべきシャフト3を弾性による予荷重下に密接に取り囲む。ガスケット2は、シャフト3に対向する側にねじ山状又は螺旋状に延伸する溝6を有し、この溝は捻れ戻り流(リターンツイストフロー)を形成し、かつシャフトの回転によって、密閉すべき空間7にむかって密閉すべき媒体を送り戻し、逆向きに返送する。
【0034】
本発明によるシールリングの有利な使用特性は、軸に平行な断面において、溝6の略台形形状の輪郭に、そして連続する螺旋状部16、16.1、16.2、…を相互に分離する各畝状部17、17.1、17.2、…の面積よりも大きな面積を溝6が有することにその理由がある。本発明のシールリングの特筆すべき使用特性は、溝6が断面において略台形形状の輪郭を有するように形成され、溝6の断面積が螺旋状部16を互いに分離する畝状部17の断面積よりも大きく形成されていることによって得られる。溝6の略台形形状の輪郭及び各畝状部17、17.1、17.2、…の断面より溝6の断面の方が大きいことによって、大きな流れ横断面が得られ、かつこのことによって、密閉すべき空間7に向かって密閉すべき媒体を送り戻す能力が高められる。その上、オイルカーボンが形成された場合に、媒体を送り戻す溝が詰まり、それによってシールリングの機能が損なわれる危険性が減少する。シールリングが略台形形状の縦断面、輪郭をもつ溝6を有し、かつ、溝6の断面積が各畝状部17、17.1、17.2、…の断面積よりも大きい場合に、最高の効果が達成される。密閉すべき媒体が例えば添加オイルであり、約160℃の領域の高い運転温度で、約6000回転/分の領域の高い回転数という条件での、シールリングの良好な使用特性は、長い使用期間を経た場合にも、オイルカーボンの形成が著しく減少されることによって、十分に良好に同様に維持される。
【0035】
図1には、シールリングを製造されたままの状態で示す。サポートリング、補強リング1は、完全に高分子材料22で取り囲まれており、この高分子材料によって、ここには図示しないハウジングに対する半径方向外側での静的な密閉が形成される。サポートリング1は、実質上T字形の断面を有するように形成され、サポートリング1の半径方向内側に突出する半径方向突出部23は、高分子材料22によってガスケット2と接続されている。
【0036】
図2には、図1のシールリングをシャフト3に取り付けられた状態で示す。この状態で、ガスケット2は、突出部4の所定の領域で湾曲し、半径方向から軸方向に向きを変え、突出部4の先端部分がシャフト3に沿って延伸している。これにより、ガスケット2は、結果として、トランペット形状に又は一端が押し広げられた円筒形状となるように変形し、シャフト3と平行に延伸する突出部4で、密閉すべきシャフト3の表面と接触している。この実施の形態の場合には、ガスケット2の突出部4は、密閉すべき空間7とは反対側に、すなわち周囲環境24に向かって湾曲している。
【0037】
しかしながら、この実施形態とは異なり、ガスケット2を密閉すべき空間7に向かって湾曲させることもでき、その場合にも、溝6はガスケット2の、密閉すべきシャフト3に対向する側に配置される。
【0038】
ねじ山状又は螺旋状に延伸する溝6は、密閉すべき媒体が密閉すべき空間7に向かって送り戻されるように形成されている。
【0039】
図3には、ガスケット2の部分拡大図を示す。この実施例の場合、図中によく示されているように、溝6は略台形形状の縦断面、輪郭を有し、連続する螺旋状部16、16.1、16.2、…を相互を分離する各畝状部17、17.1、17.2、…の断面積は溝6の断面積よりも小さくなるように形成されている。ここで溝6及び畝状部17の断面積とは、図3に示すような断面において、溝6の底部11から引いたシャフト3と平行な線と、シャフト3の表面との間で、溝6及び畝状部17が形成するおおよその仮想的な面積を意味している。
【0040】
ガスケット2は、シャフト3に対して円筒形状の接触面8を有し、接触面8は、溝6を画定するとともに軸方向両側で略円錐形状、互いに向かい合うように傾斜するフランク面9、10の境界を形成している。
【0041】
角を落とし丸めた丸め部12、13、14、15によって工作機械による製造が簡略化され、さらに流体工学的に有利な断面が達成される。溝6の底部の両側及び畝状部17の両側を角を落として丸めた形状とすることによって、製造が簡略化され、流体工学的にも有利となる。すなわち、流速の不足によってオイルカーボンが堆積する可能性があるデッドスペースが溝6の底部両側の角の部分に形成されることを回避することができる。
【0042】
溝6の断面積と畝状部17の断面積との比は、この実施形態の場合には1.5であり、また溝は、溝6の輪郭、縦断面が二等辺、等脚台形となるように形成されている。
【0043】
本実施形態では、溝の深さは0.26mmである。これは、ガスケット2の厚み19の40%に相当する。溝6の連続する螺旋状部16、16.1、16.2、…のピッチ20は0.6mmであり、密閉すべきシャフト3の直径は、この実施形態の場合には85mmである。
【0044】
使用目的のそれぞれの状況に応じて溝6を、一条ねじ構成とすることも、多条ねじ構成とすることもできる。一条ねじ構成は、比較的安価に製造可能であり、エンジン内の軽微に脈動する減圧のインジェクションオイルを密閉するためのエンジンシーリングに使用することが有利である。溝6を多条ねじ構成として形成する場合には、密閉箇所でのオイル面及び密閉すべき空間7内の軽度の過圧が密閉される場合に有利に利用される。
【0045】
図1〜3に示す実施例では、ガスケット2の、シャフト3の反対側の面21は平滑面として形成されている。しかし用途に応じて、断面が実質上波形となるような面として形成することもできる。この場合にはこのシャフト3とは反対側の面21は表面積が増大し、それによって周囲への熱伝導が改善される。
【0046】
本発明のガスケット2は、用途に応じて種々の重合体、共重合体から形成することができる。例えば、密封すべき媒体に対する安定性が必要とされる場合にはPTFE、低価格であることが必要な場合にはPPS、PA、良好な加工性が必要である場合にはパーフルオロエチレンプロピレン、パーフロロアルコキシ共重合体を選択することができる。
【0047】
以上に示したガスケットは、密閉すべきシャフト3への特に良好な柔軟密着性を示し、かつシャフト3が変形し、位置がずれ、半径方向にぶれた場合にも確実に密閉をもたらすことができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、サポートリング(1)及びこれに固定されているガスケット(2)を備え、このガスケット(2)が、密封すべきシャフト(3)に装着された際、軸と平行に延伸するように変形された突出部(4)においてシャフト(3)と接触し、この突出部(4)が、少なくともシャフト(3)に接触する領域(5)に少なくとも一つの螺旋状に延伸する溝(6)を有し、それによって密閉すべき空間(7)に向かって密閉すべき媒体が送り戻され、溝(6)の断面が台形形状であるシールリングに関する。またこのような特徴を有するシールリングにおいて、溝(6)の断面積が、連続する螺旋状部(16、16.1、16.2、…)を相互に分離する各畝状部(17、17.1、17.2、…)の断面積よりも大きいシールリングに関する。このような構成であることによって、溝の媒体を送り戻す能力が、高い回転数かつ長い運転時間にわたって高く、またオイルカーボンの堆積を回避することができるシールリングを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造されたままの、取り付けられていない状態の本発明によるシールリングを示す。
【図2】図1に示すシールリングを取付場所に取り付け、規定通りに使用している状態を示す。
【図3】図1及び2のガスケットの一部分を拡大して示す。
【符号の説明】
1 サポートリング
2 ガスケット
3 シャフト
4 突出部
5 接触領域
6 溝
7 密閉すべき空間
16 螺旋状部
17 畝状部
24 周囲環境
Claims (25)
- サポートリング(1)及びこれに固定されているガスケット(2)を備え、このガスケット(2)が、密封すべきシャフト(3)に装着された際、軸と平行に延伸するように変形された突出部(4)において前記シャフト(3)と接触し、この突出部(4)が、少なくとも前記シャフト(3)に接触する領域(5)に少なくとも一つの螺旋状に延伸する溝(6)を有し、それによって密閉すべき空間(7)に向かって密閉すべき媒体が送り戻されるシールリングであって、
前記溝(6)の断面が台形形状であり、
前記ガスケット(2)が前記シャフト(3)に対する円筒形状の接触面(8)を有し、この接触面(8)が、軸方向両側で互いに向かい合うように傾斜する前記溝(6)の傾斜面(9、 10 )の境界を形成し、かつこれら傾斜面(9、 10 )が溝底部を形成する円筒形状の底面( 11 )で通じ、
前記溝(6)の断面積が、連続する螺旋状部( 16 、 16.1 、 16.2 、…)を相互に分離する各畝状部( 17 、 17.1 、 17.2 、…)の断面積よりも大きいシールリング。 - 前記傾斜面(9、10)が、丸め部(12、13、14、15)によって前記接触面(8)及び前記底面(11)から分離している請求項1記載のシールリング。
- 前記丸め部(12、13、14、15)の全てが実質上同じ半径を有する請求項2記載のシールリング。
- 前記丸め部(12、13、14、15)の半径が0.05〜0.2mmの範囲にある請求項3記載のシールリング。
- 前記畝状部(17)の断面積に対する前記溝(6)の断面積の比が1.5以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記溝(6)が複数の螺旋状部(16、16.1、16.2、…)を含む請求項1〜5のいずれか1項に記載のシールリング。
- 断面において前記溝(6)が等脚に形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のシールリング。
- 断面において前記溝(6)が不等脚に形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記溝(6)が一条ねじ構成により形成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記溝(6)が多条ねじ構成により形成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記溝(6)が、前記ガスケット(2)の厚み(19)の15〜75%の範囲に相当する深さ(18)を有する請求項1〜10のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記溝(6)が、前記ガスケット(2)の厚み(19)の35〜45%の範囲に相当する深さ(18)を有する請求項1〜11のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記溝(6)の深さ(18)が0.2〜0.4mmの範囲にある請求項1〜12のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記溝(6)の深さ(18)が0.25〜0.28mmの範囲にある請求項1〜13のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記溝(6)の連続する螺旋状部(16、16.1、16.2、…)が、0.4〜0.8mmの範囲のピッチ(20)を有する請求項1〜14のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記連続する螺旋状部(16、16.1、16.2、…)の前記ピッチ(20)が0.5〜0.7mmの範囲にある請求項15記載のシールリング。
- 前記ガスケット(2)が、前記溝(6)の反対側に実質上平滑な表面(21)を有する請求項1〜16のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記ガスケット(2)が、前記溝(6)の反対側に実質上波形の表面(21)を有する請求項1〜16のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記ガスケット(2)がポリテトラフルオロエチレン(PTFE)コンパウンドから形成されている請求項1〜18のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記ガスケット(2)がポリフェニレンスルフィド(PPS)又はポリアミド(PA)から形成されている請求項1〜18のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記ガスケット(2)がパーフルオロエチレンプロピレンから形成されている請求項1〜18のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記ガスケット(2)がパーフロロアルコキシ共重合体から形成されている請求項1〜18のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記ガスケット(2)が弾性材料から形成されている請求項1〜18のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記ガスケット(2)が熱可塑性エラストマーから形成されている請求項1〜18のいずれか1項に記載のシールリング。
- 前記ガスケット(2)が架橋した熱可塑性樹脂から形成されている請求項1〜18のいずれか1項に記載のシールリング。
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