JP2003301913A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JP2003301913A
JP2003301913A JP2002109948A JP2002109948A JP2003301913A JP 2003301913 A JP2003301913 A JP 2003301913A JP 2002109948 A JP2002109948 A JP 2002109948A JP 2002109948 A JP2002109948 A JP 2002109948A JP 2003301913 A JP2003301913 A JP 2003301913A
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housing
feed screw
screw shaft
actuator
bed
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JP2002109948A
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Masahito Nakamura
雅人 中村
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Mitsuba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性能の良好なアクチュエータを提供す
る。 【解決手段】 アクチュエータは筒形状に形成されたハ
ウジング11と、ハウジング11に連結されたモータ2
0と、ハウジング11に回転自在に支承された送りねじ
軸50と、モータ20の出力軸25と送りねじ軸50と
の間に介設されて出力軸25の回転を減速して送りねじ
軸50に伝達する遊星歯車装置31と、送りねじ軸50
に進退自在に螺合されたナット64と、ナット64に一
体移動するように連結された移動筒62と、移動筒62
のハウジング側の端部の外側に摺動自在に嵌合されハウ
ジング側の端部がハウジング11に螺入された支持筒6
0とを備えている。 【効果】 支持筒の基端部がハウジングに螺入されてい
るため、支持筒とハウジングとの間のシール状態が良好
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータに
関し、特に、電動送りねじ式アクチュエータに係り、例
えば、医療用ベッドの寝床を起立させたり倒伏させたり
するのに利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】医療用ベッドにおいては患者の寝食の負
担を軽減するために、ベッドの寝床を電動送りねじ式ア
クチュエータによって起立させたり倒伏させたりするこ
とが実施されている。
【0003】従来のこの種のアクチュエータとして、例
えば、特開2000−291768号公報に示されてい
るように、一対のシェルが最中合わせに当接されてビス
によって締結されたハウジングを備えており、このハウ
ジングには移動筒を摺動自在に支持する支持筒の基端部
が挟み込まれてバンドによって束縛されているものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たアクチュエータにおいては、ハウジングを構成する一
対のシェルの合わせ面間にはシール構造が介設されてい
ないため、耐水性能が低く、また、耐水性能を高めるた
めには複雑なシール構造が必要になるという問題点があ
る。
【0005】本発明の目的は、耐水性能の良好なアクチ
ュエータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアクチュエ
ータは、筒形状に形成されたハウジングと、このハウジ
ングに連結されたモータと、前記ハウジングに回転自在
に支承された送りねじ軸と、前記モータの出力軸と前記
送りねじ軸との間に介設されて前記モータの出力軸の回
転を減速して前記送りねじ軸に伝達する減速装置と、前
記送りねじ軸に進退自在に螺合されたナットと、このナ
ットに一体移動するように連結された移動筒と、この移
動筒の前記ハウジング側の端部の外側に摺動自在に嵌合
され前記ハウジング側の端部が前記ハウジングに螺入さ
れた支持筒とを備えていることを特徴とする。
【0007】前記した手段によれば、支持筒の基端部が
ハウジングに螺入されているため、支持筒とハウジング
との間において良好なシール状態が創出される。
【0008】また、前記支持筒の螺入側の端面にシール
部材が当接されている請求項2に記載のアクチュエータ
によれば、支持筒とハウジングとの間のシール状態はよ
り一層良好なものとなる。
【0009】さらに、前記支持筒の挿入側の端面が前記
送りねじ軸を支承した軸受を前記ハウジングとの間で挟
持している請求項3に記載のアクチュエータにおいて
は、軸受は送りねじ軸の両方向のスラスト力を支持する
ことができるため、一種類のハウジングによって押し引
き兼用とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0011】図1に示されているように、本実施の形態
に係るアクチュエータは、医療用ベッド(以下、ベッド
という。)の寝床を起伏させるためのものとして構成さ
れている。すなわち、アクチュエータ10の固定端側に
なるハウジング11はベッド1のフレーム2に枢軸3に
よって回転自在に枢支されており、アクチュエータ10
の自由端側になる後記する移動筒62の先端は寝床4を
起伏させるためのリンク5に後記する連結ピン72によ
って回転自在に連結されている。アクチュエータ10が
短縮した状態で、ベッド1の寝床4は図1(a)に示さ
れているように水平に倒伏されており、アクチュエータ
10が伸長すると、寝床4は図1(b)に示されている
ように起立されるようになっている。
【0012】図2に示されているように、アクチュエー
タ10は大略円筒形状に形成されたハウジング11を備
えており、ハウジング11の外周面における筒心に直交
する位置には一対の支持穴12、12(図1参照)が開
設されている。ハウジング11の一端(以下、後端とす
る。)にはモータ20が同心に配置されて連結されてい
る。図3に示されているように、モータ20のヨーク2
1は外径がハウジング11の外径と等しく(必ずしも等
しくする必要はない。)、かつ、一端が閉塞した円筒形
状に形成されており、ハウジング11の後端部に印籠結
合されている。ヨーク21の内周面には複数個のマグネ
ット22が環状に配置されて固定されており、ヨーク2
1のハウジング11側の開口部には一対のブラシホルダ
23、23が設置されたブラシホルダステー24が被せ
付けられている。ヨーク21の閉塞壁とブラシホルダス
テー24との間の中心線上には出力軸25が架設されて
おり、出力軸25にはアーマチュア26とコミテータ2
7とが固定されている。出力軸25はヨーク21の閉塞
壁に嵌入された軸受メタル28と、後記する内歯車33
のホルダ部35に嵌入された転がり軸受29およびオイ
ルシール30とによって回転自在に支承されており、コ
ミテータ27にはブラシホルダステー24に保持された
ブラシホルダ23、23のブラシが摺接されている。
【0013】ハウジング11の後端部には遊星歯車装置
31を収納するための収納室13が円柱形の穴形状に同
心円に形成されており、収納室13には遊星歯車装置3
1が後端の開口部から挿入されて収納されている。図4
に示されているように、遊星歯車装置31は太陽歯車3
2と内歯車33と三個の遊星歯車34とを備えており、
太陽歯車32は出力軸25の先端部に一体的に形成され
ている。内歯車33は収納室13に嵌入されて回り止め
されており、内歯車33の後端部に突設されたホルダ部
35には転がり軸受29およびオイルシール30が嵌入
されて保持されている。三個の遊星歯車34は太陽歯車
32と内歯車33との間に周方向に等間隔に配置されて
噛合されており、太陽歯車32、内歯車33および各遊
星歯車34は軸方向の力が作用しないように平歯車にそ
れぞれ形成されている。
【0014】収納室13の内歯車33の奥には転がり軸
受36が嵌入されており、転がり軸受36は二段円柱形
状に形成されたキャリア37を回転自在に支承してい
る。キャリア37の遊星歯車装置31側の端面には三本
の支持穴38が同心円上で周方向に等間隔に配置されて
軸方向に平行に没設されており、各支持穴38には支持
軸39の一端部がそれぞれ圧入されている。各支持軸3
9には各遊星歯車34がそれぞれ回転自在に支承されて
おり、キャリア37は遊星歯車34の太陽歯車32に対
する公転に伴って一緒に回転するようになっている。キ
ャリア37の中心線上には送りねじ軸50の後端部が挿
入されており、送りねじ軸50の挿入端部はセレーショ
ン結合部40によって軸方向への若干の移動を許容しつ
つ、キャリア37と一体回転するように連結されてい
る。キャリア37の外周には突起41が突設されてい
る。
【0015】図3に示されているように、ハウジング1
1における遊星歯車装置31の外側の一部(以下、下部
とする。)には、後記する移動筒62の現在の位置を検
出するポテンショセンサ42が設置されている。図5に
示されているように、ポテンショセンサ42は回転軸4
4の回転に追従して抵抗値を可変させて電気信号に変換
するポテンショメータ(摺動抵抗器)43を備えてお
り、ポテンショメータ43はハウジング11の下部に被
せ付けられたモータコードカバー47に回転軸44がキ
ャリア37の中心線と平行になるように設置されてい
る。ポテンショメータ43の回転軸44の先端部にはセ
ンサ歯車45が直交して固定されており、図4に示され
ているように、センサ歯車45にはキャリア37の外周
に突設された突起41が、キャリア37の一回転毎に係
合するようになっている。さらに、センサ歯車45には
モータコードカバー47に突設された空回り防止爪46
の先端部が噛合されており、センサ歯車45は空回り防
止爪46によって回り止めされるようになっている。ち
なみに、モータコードカバー47にはモータ20に電力
を供給するためのモータコード48が挿通されている。
【0016】図2および図3に示されているように、送
り用雄ねじ部51が形成された送りねじ軸50はハウジ
ング11の前端部に形成された支持穴14の開口からキ
ャリア37に挿入されて、セレーション結合部40によ
って結合されている。送りねじ軸50における送り用雄
ねじ部51の後ろ側の後端部の外周には、鍔付きの円筒
形状に形成されたホルダ52が嵌合されて、ストッパ5
3によって位置規制されており、ホルダ52の外周には
ハウジング11の支持穴14に嵌入された転がり軸受1
5が嵌合されている。他方、送りねじ軸50の前端部の
外周にはスライダ54が嵌合されており、スライダ54
の外周面は後記する移動筒62の内周面に摺接されてい
る。
【0017】ハウジング11の前端部には雌ねじ部17
が形成されており、雌ねじ部17には細長い円筒形状の
支持筒60の後端部の外周に形成された雄ねじ部61が
ねじ込まれている。支持筒60の後端面と転がり軸受1
5との間にはシール部材16が挟み込まれている。支持
筒60には支持筒60よりも細長い円筒形状に形成され
た移動筒62の後端部が摺動自在に嵌入されており、移
動筒62の中空部の後端部に刻設された雌ねじ部63に
はナット64の外周に刻設された雄ねじ部65が螺入さ
れ、ピン66によって固定されている。ナット64には
送りねじ軸50の送り用雄ねじ部51が相対的に進退自
在に螺入されており、負荷側逆回転作用力を小さく抑制
するために、送りねじ軸50の送り用雄ねじ部51のリ
ード角は通常のリード角よりも小さく設定されている。
送りねじ軸50の外周に嵌合されたスライダ54が移動
筒62の内周面に摺接されることにより、送りねじ軸5
0の前端部は移動筒62に摺動自在かつ回転自在に支承
されている。
【0018】図2に示されているように、移動筒62の
中空部の前端部には位置調節用雌ねじ部67が刻設され
ており、移動筒62の位置調節用雌ねじ部67の中央位
置には筒心方向に長い長孔68が一対、互いに対向され
て筒心方向に延在するようにそれぞれ開設されている。
位置調節用雌ねじ部67には連結具69が筒心方向に進
退自在に螺入されており、連結具69の中央部には連結
ピン72を挿通するための連結孔70が軸心と直交する
方向に貫通されて開設されている。連結具69の前端部
にはスパナ等の工具を係合するための工具係合部71が
形成されている。連結具69は工具係合部71を反対方
向に向けた状態で移動筒62の位置調節用雌ねじ部67
に螺入されている。この状態において、連結具69は移
動筒62の前端部に軸心方向の位置を調節可能に装着さ
れた状態になっているとともに、その回転位置を調節さ
れることによって連結孔70が両長孔68、68に位置
合わせされる状態になっている。連結孔70の外径と両
方の長孔68、68の短手方向の幅とは等しく設定され
ているとともに、連結ピン72の外径に略等しく設定さ
れている。連結ピン72は長孔68、連結孔70に挿通
可能に設定されているとともに、ベッドの寝床側のブラ
ケットに開設された連結孔(図示せず)にも挿通可能に
設定されており、挿通された状態でブラケットの外側に
おいて抜け止めされるように構成されている。
【0019】なお、連結具69がベッドの寝床側に連結
されることによって、ナット64および移動筒62は支
持筒60に対して回り止めされた状態となるため、移動
筒62はナット64の回転運動に対して回転を阻止する
状態になり、ナット64の進退運動に伴って支持筒60
に対して直線運動する状態になる。
【0020】以下、作用を説明する。
【0021】アクチュエータ10はベッド1に図1に示
されているように組み付けられる。アクチュエータ10
がベッド1に組み付けられた後に、図1(a)の状態か
ら、モータ20が正方向に回転運転されると、出力軸2
5の回転が遊星歯車装置31およびキャリア37を介し
て送りねじ軸50に減速されて伝達される。送りねじ軸
50が正方向に回転されると、ナット64は支持筒60
に沿って前進される状態になるため、ナット64に連結
された移動筒62は支持筒60から押し出されて行く。
移動筒62の前進によって移動筒62の連結具69に連
結されたベッド1の寝床4が起立されて行く。
【0022】出力軸25の回転を減速して伝達するキャ
リア37の回転数は、ポテンショセンサ42によって計
数されてベッド1の作動を制御するコントローラに送信
される。すなわち、キャリア37が回転すると、キャリ
ア37に突設された突起41はキャリア37の一回転毎
にポテンショセンサ42のセンサ歯車45を一個の歯ず
つ送り回転させることにより、ポテンショセンサ42の
回転軸44を間欠的に回転させるため、ポテンショセン
サ42はキャリア37の回転数を間引いた状態で計測す
ることになる。このようにポテンショセンサ42がキャ
リア37の回転数を比例的に間引いて計測することによ
り、センサ歯車45の歯の数を小さく設定することがで
きるため、減速歯車群を廃止したこととあいまって、ア
クチュエータ10の外径を小さく抑制することができ
る。しかも、移動筒62の有効ストロークを長く設定す
ることができる。
【0023】所定の位置に対応するポテンショ電圧を検
出すると、コントローラはモータ20を止める。モータ
20の運転が停止されると、ベッド1の寝床4の荷重
(患者の体重等)がナット64に後退させる方向の力と
して移動筒62を介して作用する状態になる。このた
め、送りねじ軸50には移動筒62すなわち負荷側から
逆回転させようとする負荷側逆回転作用力が、送りねじ
軸50の送り用雄ねじ部51の作用によって加わる状態
になる。送りねじ軸50に加わった負荷側逆回転作用力
は遊星歯車装置31を介してモータ20の出力軸25に
伝達されようとするが、本実施の形態においては、送り
ねじ軸50の送り用雄ねじ部51のリード角が小さく設
定されていることにより、負荷側逆回転作用力自体が小
さく抑制されるため、負荷側逆回転作用力によってはモ
ータ20の出力軸25を確実に回転させることができな
い。したがって、アクチュエータ10はベッド1の寝床
4の荷重を常時確実に支持することができる。
【0024】次に、モータ20が逆方向に回転運転され
ると、出力軸25の逆回転駆動力は遊星歯車装置31を
介して送りねじ軸50に伝達される。送りねじ軸50が
逆回転駆動されると、送りねじ軸50の送り用雄ねじ部
51に進退自在に螺合されて支持筒60に対して回り止
めされたナット64は支持筒60に沿って後退される状
態になるため、ナット64に連結された移動筒62は支
持筒60に引き込まれて行く。この移動筒62の後退に
よって、移動筒62の連結具69に連結されたベッド1
の寝床4が倒伏されて行く。
【0025】寝床4が図1(b)に示されているように
元の位置に倒伏されると、ポテンショセンサ42の計測
に基づいてモータ20が自動的に停止される。そして、
ナット64が元の後退位置に戻った状態において、通
常、寝床4はベッド1のフレーム2によって機械的に支
持されるため、ベッド1の寝床4すなわち負荷側からの
逆回転力が送りねじ軸50に加わることは無い。但し、
ベッド1の寝床4が倒伏した状態で、負荷側逆回転作用
力が送りねじ軸50に常に加わったとしても、前述した
作用によって送りねじ軸50の逆回転は確実に防止され
る。
【0026】ところで、図1に示されている如く、アク
チュエータ10が伸長作動する時に寝床4を起こして行
くように使用される場合においては、図6(a)に実線
矢印で示されているスラスト力S1 が送りねじ軸50を
回転自在に支承する転がり軸受15からハウジング11
の支持穴14の底面へモータ方向に押すように作用す
る。このスラスト力S1 はハウジング11の支持穴14
の底面を経由してハウジング11の支持穴12に嵌入さ
れた枢軸3によって受けられる。
【0027】逆に、アクチュエータ10が短縮作動する
時に寝床4を起こして行くように使用される場合におい
ては、図6(b)に破線矢印で示されているスラスト力
2 が送りねじ軸50の転がり軸受15から支持筒60
の端面へ作用するが、この支持筒60はハウジング11
に螺入されているため、スラスト力S2 を支えることが
できる。すなわち、この逆向きのスラスト力S2 は支持
筒60の雄ねじ部61、ハウジング11の雌ねじ部17
を経由して枢軸3によって受けられる。つまり、本実施
の形態によれば、転がり軸受15は送りねじ軸50の両
方向のスラスト力S1 およびスラスト力S2 を支持する
ことができるため、一種類のハウジング11によって押
し引きを兼用することができる。
【0028】本実施の形態によれば、次の効果が得られ
る。
【0029】1) 移動筒を摺動自在に支持する支持筒の
基端部をハウジングに螺入することにより、支持筒とハ
ウジングとの間について良好なシール状態を創出するこ
とができるため、アクチュエータの耐水性能を高めるこ
とができる。
【0030】2) 支持筒の螺入側の端面にシール部材を
当接することにより、支持筒とハウジングとの間のシー
ル状態をより一層高めることができる。
【0031】3) さらに、支持筒の挿入側の端面とハウ
ジングとの間で送りねじ軸を支承した転がり軸受を挟持
することにより、転がり軸受は送りねじ軸の両方向のス
ラスト力を支持することができるため、一種類のハウジ
ングによって押し引き兼用とすることができる。
【0032】4) 移動筒を進退させる送りねじ軸と、送
りねじ軸を回転駆動するモータの出力軸とを一直線上に
配置し、送りねじ軸と出力軸と間にはモータの出力軸の
回転を減速して送りねじ軸に伝達する遊星歯車装置を介
設することにより、アクチュエータを全体的に一直線形
状に構成することができるため、アクチュエータのサイ
ズや重量を小さく抑制することができる。
【0033】5) 送りねじ軸のリード角を小さく設定す
ることにより、ブレーキ装置やワンウエイクラッチ等を
介設しなくとも、負荷側逆回転作用力によって送りねじ
軸が回転されてしまうのを防止することができる。
【0034】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変
更が可能であることはいうまでもない。
【0035】例えば、前記実施の形態においては、アク
チュエータが医療用ベッドに使用される場合について説
明したが、本発明に係るアクチュエータはこれに限ら
ず、自動車電装品等の用途にも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アクチュエータの耐水性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるアクチュエータが
使用された医療用ベッドの要部を示す正面図であり、
(a)は倒伏状態を、(b)は起立状態を示している。
【図2】本発明の一実施の形態であるアクチュエータを
示す一部切断側面図である。
【図3】主要部を示す一部切断側面図である。
【図4】遊星歯車装置を示しており、(a)は側面断面
図、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図、(c)は
(a)のc−c線に沿う断面図である。
【図5】ポテンショセンサを示す斜視図である。
【図6】押し引き兼用の作用を説明するための各断面図
であり、(a)は押し用の場合を示し、(b)は引き用
の場合を示している。
【符号の説明】
1…ベッド(医療用ベッド)、2…フレーム、3…枢
軸、4…寝床、5…リンク、10…アクチュエータ、1
1…ハウジング、12…支持穴、13…収納室、14…
支持穴、15…転がり軸受、16…シール部材、17…
雌ねじ部、20…モータ、21…ヨーク、22…マグネ
ット、23…ブラシホルダ、24…ブラシホルダステ
ー、25…出力軸、26…アーマチュア、27…コミテ
ータ、28…軸受メタル、29…転がり軸受、30…オ
イルシール、31…遊星歯車装置、32…太陽歯車、3
3…内歯車、34…遊星歯車、35…ホルダ部、36…
転がり軸受、37…キャリア、38…支持穴、39…支
持軸、40…セレーション結合部、41…突起、42…
ポテンショセンサ、43…ポテンショメータ、44…回
転軸、45…センサ歯車、46…空回り防止爪、47…
モータコードカバー、48…モータコード、50…送り
ねじ軸、51…送り用雄ねじ部、52…ホルダ、53…
ストッパ、54…スライダ、60…支持筒、61…雄ね
じ部、62…移動筒、63…雌ねじ部、64…ナット、
65…雄ねじ部、66…ピン、67…位置調節用雌ねじ
部、68…長孔、69…連結具、70…連結孔、71…
工具係合部、72…連結ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 7/116 H02K 7/116 // A61G 7/00 A61G 7/00 Fターム(参考) 3J062 AA27 AA38 AB21 AC07 BA40 CD02 CD22 CD67 4C040 AA05 BB06 DD03 EE05 5H605 AA02 BB05 BB09 CC08 DD09 EB02 EB06 EB10 EB31 5H607 AA05 BB01 BB04 BB14 BB26 CC03 CC09 DD08 DD19 EE33 EE52 GG01 GG02 GG07 GG08 GG09 JJ10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状に形成されたハウジングと、この
    ハウジングに連結されたモータと、前記ハウジングに回
    転自在に支承された送りねじ軸と、前記モータの出力軸
    と前記送りねじ軸との間に介設されて前記モータの出力
    軸の回転を減速して前記送りねじ軸に伝達する減速装置
    と、前記送りねじ軸に進退自在に螺合されたナットと、
    このナットに一体移動するように連結された移動筒と、
    この移動筒の前記ハウジング側の端部の外側に摺動自在
    に嵌合され前記ハウジング側の端部が前記ハウジングに
    螺入された支持筒とを備えていることを特徴とするアク
    チュエータ。
  2. 【請求項2】 前記支持筒の螺入側の端面にシール部材
    が当接されていることを特徴とする請求項1に記載のア
    クチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記支持筒の挿入側の端面が前記送りね
    じ軸を支承した軸受を前記ハウジングとの間で挟持して
    いることを特徴とする請求項1または2に記載のアクチ
    ュエータ。
JP2002109948A 2002-04-12 2002-04-12 アクチュエータ Pending JP2003301913A (ja)

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