JP2003301751A - 燃料タンク及び燃料用パイプ - Google Patents

燃料タンク及び燃料用パイプ

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JP2003301751A JP2003029098A JP2003029098A JP2003301751A JP 2003301751 A JP2003301751 A JP 2003301751A JP 2003029098 A JP2003029098 A JP 2003029098A JP 2003029098 A JP2003029098 A JP 2003029098A JP 2003301751 A JP2003301751 A JP 2003301751A
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fuel tank
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は燃料タンクや燃料タンクに接続され
たパイプが破損等で燃料が漏れた場合においても、火気
の発生場所にかかわらず燃料タンク等に火が燃え広がる
ことを防止することを課題とする。 【解決手段】 燃料タンクにおいて、タンク本体と、タ
ンク本体を覆う金網とを有するように構成する。このよ
うな構成により、タンク本体の破損等によりタンク本体
から燃料が漏れて外部の火気から漏れた燃料に火が移っ
ても、金網により火は遮断されることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクおよび
燃料タンクに接続される燃料を送るパイプに関し、特に
燃料タンク内の可燃性燃料への引火を防止するものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料タンクにおいて火災が発生す
る危険を防止するために種々の対策が講じられている。
しかし、燃料タンクの破損により燃料が漏れてしまった
場合に、気化した燃料に火花や静電気等の火気から火が
ついて発生する火災に対する対策はほとんどされていな
かった。一方、火を燃料に点かないようにする方法とし
て、金網が火の熱を分散させ火を遮断することを利用し
た技術があった。例えば、炭坑内で使用するデビーの安
全ランプがある。これは、ランプの火を金網で囲うこと
で火の熱を拡散してランプの火が外側へ達しないように
し、炭坑内で発生したガスへの引火を防止するものであ
る。また、特開平08−23220号公報に記載の発明では、
換気口に2重にした金網を取り付けてその間に紙を挟
み、この紙に液体を含ませることによって換気装置によ
って発生した火花や静電気が室内で発生したガスに引火
しないようにしている。そこで、燃料タンクの破損によ
り気化した燃料が漏れてしまった場合に、火花や静電気
等の火気から漏れた燃料に火がつき燃料タンク内の燃料
へ火が拡大することを防止する手段として金網を利用す
ることが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デビーの安
全ランプや特開昭08-233220公報に記載の発明は、火花
や静電気等の火気の発生場所、つまり火元を直接金網で
覆うことにより火気を遮断して可燃物へ達しないように
したものである。しかし、燃料タンクの破損によって燃
料が漏れて気化した燃料に火花や静電気等の火気から火
がついて燃料タンク内の燃料へ火が拡大する場合を想定
すると、どこに火気となる火花等が発生するかは特定す
ることは容易ではない。従って、火元を金網で覆うとい
う着想では有効に火災を防止することができない。ま
た、燃料タンクのみならず燃料タンクに接続されて燃料
を送るパイプについても同様の問題がある。以上のこと
を鑑みて、本発明は燃料タンクや燃料タンクに接続され
たパイプが破損等で燃料が漏れた場合においても、火気
の発生場所にかかわらず燃料タンク等に火が燃え広がる
ことを防止することを課題とする。
【0004】なお、特開昭59-153620号公報には合成樹
脂性燃料タンクの内面に導電性ネットである金網などを
全面に設け、アースをすることによって静電気を防ぎ燃
料へ引火しないようにすることが示されている。しか
し、このような構成では、燃料タンク内の金網は燃料が
浸っているか又は燃料が付着していることになる。その
ため、燃料タンクから漏れた気化した燃料に火花や静電
気等の火気から火がついた場合に、燃料タンク内の燃料
に直接火がつくことになり燃料タンクの燃料に火が拡大
してしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は次のような構成を有する。請求項1に記載の
発明は、タンク本体と、タンク本体を覆う金網とを有す
る燃料タンクである。このような構成により、タンク本
体の破損等によりタンク本体から燃料が漏れて外部の火
気から漏れた燃料に火が移っても、金網により火は遮断
されることとなる。請求項2に記載の発明は、前記タン
ク本体を覆う金網を多重に設けた燃料タンクである。こ
のように多重にすることにより、外側の金網により火を
遮断しきれなかった場合においてもさらに内側の金網に
より火は遮断されることになる。
【0006】請求項3に記載の発明は、前記タンク本体
を内部に収容する金属製の枠であるタンク保護骨格が設
けられた燃料タンクである。このようなタンク保護骨格
を設けることにより外部からの衝撃をタンク保護骨格が
ある程度吸収してタンク本体への衝撃がやわらげられる
ことになる。請求項4に記載の発明は、前記タンク本体
に最も近接して設けられる金網は、前記タンク本体より
も弾力性に優れた金網からなる燃料タンクである。この
ようにすることにより衝撃でタンク本体が最も内側の金
網に衝突するようなことがあってもタンク本体よりも金
網が弾性変形をしてタンク本体への衝撃が吸収されるこ
とになる。請求項5に記載の発明は、前記タンク本体か
ら最も外側に設けられる金網は前記タンク本体よりも強
度に優れた金網からなる燃料タンクである。このように
することにより、外部から何かが衝突してきた場合に最
も外側の金網が衝突を受けて、タンク本体に直接衝突さ
れる場合に比べてタンク本体の破損が抑制されることに
なる。
【0007】請求項6に記載の発明は、前記金網が開閉
口を有する燃料タンクである。このような構成により、
金網を取り外すことなく作業者がタンク本体に直接触れ
ることが可能となる。請求項7に記載の発明は、前記金
網の少なくとも一部に前記タンク本体内に収められる燃
料が接触すると変色する物質を塗布した燃料タンクであ
る。このような構成により、タンク本体が破損して燃料
が漏れている場合にその近傍の金網が変色することにな
る。なお、本願において「変色」には物質自体が融解す
ることで下地が見えることにより色が変わるような場合
も含まれる。請求項8に記載の発明は、タンク本体と、
タンク本体に設けられる外部から燃料を注入するための
注入口と、注入口の内部に設けられるタンク本体内部と
外部とを遮る金網とを有する燃料タンクである。燃料タ
ンク内の燃料が外部に漏れる場合として、開いている注
入口を介して燃料が漏れるような場合がありうるが、こ
のような場合においても注入口の内部に金網が設けられ
ることで、漏れた燃料に火が移っても注入口内部の金網
で火が遮断されることになる。
【0008】請求項9に記載の発明は、燃料タンクに接
続される燃料を通すためのパイプであって、パイプの外
周面を覆う金網を有するパイプである。このような構成
により、パイプの破損等により燃料が漏れて外部の火気
から漏れた燃料に火が移っても、金網により火は遮断さ
れることとなる。請求項10に記載の発明は、前記パイ
プの外周面を覆う金網を多重に設けたパイプである。こ
のように多重にすることにより、外側の金網により火を
遮断しきれなかった場合においてもさらに内側の金網に
より火は遮断されることになる。
【0009】請求項11に記載の発明は、前記パイプ本
体を内部に収容する金属製の枠であるパイプ保護骨格を
有するパイプである。このようなパイプ保護骨格を設け
ることにより外部からの衝撃をパイプ保護骨格がある程
度吸収してパイプへの衝撃がやわらげられることにな
る。請求項12に記載の発明は、前記金網が閉口を有す
るパイプである。このような構成により、金網を取り外
すことなく作業者がパイプに直接触れることが可能とな
る。請求項13に記載の発明は、前記金網の少なくとも
一部に前記燃料タンク内に収められる燃料が接触すると
変色する物質を塗布したパイプである。このような構成
により、パイプが破損して燃料が漏れている場合にその
近傍の金網が変色することになる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。 (実施の形態1)図1に本実施の形態に係る燃料タンク
Xが設けられる車200の側面図を示す。燃料タンクX
は車の後部に設けられ給油口201を介してガソリンを
供給できるようになっている。図2に本実施の形態に係
る燃料タンクAの一部破断した正面図を示す。燃料タン
クAはここでは、車体内に設けられる略密閉された燃料
タンク保持ボックス202内に固定されている。燃料タ
ンクAはタンク本体10、タンク本体を覆うタンク保護
骨格21、タンク保護骨格の内側に設けられる内金網2
2、タンク保護骨格21の外側に設けられる外金網2
2、ガソリンをタンク本体10に注入するための注入パ
イプ11、注入パイプの先端に設けられるキャップ1
2、注入パイプ11を覆うパイプ金網24、注入パイプ
11内の注入口内に設けられる注入口金網25、注入パ
イプ11と燃料タンク保持ボックス202との隙間に設
けられる排出口金網26とを有する。
【0011】タンク本体10は合金製で燃料タンク保持
ボックス202へ固定脚103を介してアースされる。
タンク保護骨格21は直径約10mmの鋼棒を折り曲げ
て箱状にしたものであり、燃料タンク保持ボックス20
2に固定される。内金網22はタンク保護骨格21に、
内側の全面を覆うように溶接にて固定される。内金網2
2はタンク本体よりも弾力性に優れた鋼線を網状に織っ
たもので、ここでは網目の大きさは約1mm四方に形成
してある。外金網23はタンク保護骨格21に、外側の
前面を覆うように溶接にて固定される。外金網23はタ
ンク本体よりも強度に優れた鋼線を網状に織ったもの
で、やはり網目の大きさは約1mm四方に形成してあ
る。また、内金網22、外金網23にはガソリンにより
溶解する合成樹脂系の塗料が全面に渡って塗布されてい
る。
【0012】注入パイプ11はタンク本体10と同じ材
質であり、タンク本体10に溶接にて一体に形成されて
いる。パイプ金網24は外金網23と同じ材質であり外
金網24と一体に形成されている。また、注入パイプ金
網24にも内金網22、外金網23と同じ塗料が塗布さ
れている。注入口金網26および排出口金網26はやは
り外金網23と同じ金網により構成される。図3に図1
においてキャップ12をとった状態における拡大した矢
視Aを示す。図に示すように注入口金網25は注入口内
の開口を完全に塞ぐ形で設けられている。また排出口金
網26も注入パイプ11と燃料タンク保持ボックス20
2との間のドーナツ状の隙間を完全に塞ぐ形で設けられ
る。
【0013】次に以上のような構成を有する燃料タンク
Xの作用効果について説明する。図4に外金網23及び
内金網22の作用を説明するための燃料タンクXの部分
拡大断面図を示す。図4はタンク本体10に亀裂が生じ
て気化したガソリンGに炎Fが燃え移った状態を示して
いる。図に示すように気化したガソリンGに炎Fが燃え
移ったとしても外金網23に炎Fが達したところで炎F
は拡散してそれ以上、タンク本体10側へ進むことは抑
制される。さらに、外金網23からさらに内側へ炎が進
んだとしても、内金網22によって炎Fはやはり拡散さ
れてタンク本体10側へ進むことが阻まれる。また、内
金網22および外金網23があることで気化したガソリ
ンは拡散されて薄くなるのでそれだけ引火しにくくなる
という効果もある。注入口金網25、注入パイプ金網2
4もやはり同様の作用によって、金網によって炎がタン
ク本体内へ進行することを抑制する。
【0014】さらに、タンク本体10をタンク保護骨格
21と外金網23、内金網22により覆うことにより外
部からの衝撃によってタンク本体10自体に亀裂等が生
じることが防止される。この際、外金網23はタンク本
体10よりも強度に優れているのでタンク本体10に直
接何かが衝突する場合に比べてより安全性が高くなる。
また、内金網22はタンク本体10よりも弾力性に優れ
ているので衝撃によりタンク本体10が内金網22に衝
突しても内金網22の方が変形して衝撃を吸収するので
タンク本体10への衝撃が抑えられることになる。ま
た、内金網22、外金網23、注入パイプ金網24には
ガソリンにより溶解する塗料が塗布されているのでタン
ク本体10や注入パイプ24に亀裂等の損傷が生じてガ
ソリンが漏れているような場合に、その近傍の塗料が溶
けて色が変わることになる。したがって、定期的に各金
網を点検することでタンク本体10の損傷を発見でき火
災を未然に防ぐことができる。
【0015】それから、注入パイプ11と燃料タンク保
持ボックス202との隙間に設けられる排出口金網26
はタンク本体10が損傷した場合の安全装置として働
く。即ち、燃料タンク保持ボックス202内は略密閉状
態であるのでタンク本体10に損傷が生じてガソリンが
漏れた場合に気化したガソリンが燃料タンク保持ボック
ス202内に充満する。しかし、注入パイプ11と燃料
タンク保持ボックス202との間には隙間があるのでこ
こを通って気化したガソリンは排出される。この際に排
出口金網26が設けられることによって排出するガソリ
ンに引火しても火がタンク本体10に達することが抑制
される。
【0016】(実施の形態2)図5に実施の形態2に係
る燃料タンクYの正面図を示す。燃料タンクYはガソリ
ンを貯蔵するタンクである。燃料タンクYはタンク本体
30、タンク保護骨格41、金網42より構成される。
タンク本体30は従来のガソリン貯蔵タンクと同じもの
である。タンク保護骨格51は鋼材を箱状に形成したも
のであり、タンク本体30を取り囲むように建造されて
いる。タンク保護骨格41には一部に開閉部41aが形
成されており必要に応じて開閉できるようになってい
る。金網42は鋼材を網状に織ったものであり、タンク
保護骨格41に溶接により固定されている。金網42の
網目の大きさはここでは約1mm四方のものを使用して
いる。
【0017】また、燃料タンク41にはガソリンを輸送
するためのパイプ50が接続されている。そしてパイプ
50の周りには金網62が溶接固定されたパイプ保護骨
格61が形成されている。パイプ保護骨格61も鋼材を
箱状に形成したものであり、金網62もタンク保護骨格
の周りの金網42と同様のものが使用されている。パイ
プ保護骨格61の一部にもやはり開閉部61aが形成さ
れており必要に応じて開閉することができる。このよう
な構成により、タンク本体30もしくはパイプ50に亀
裂等が生じてガソリンが漏れた場合に、気化したガソリ
ンに火が点いても金網の部分で火は遮断されてガソリン
本体30やパイプ50に火が到達することを抑制するこ
とができる。また、金網を設けるために直接タンク本体
30やパイプ50に触れることが困難になるが、保護骨
格に開閉部を設けることでメインテナンス等に支障が生
じることはない。
【0018】なお、上記各実施の形態では車のガソリン
タンクおよびガソリン貯蔵タンクについて説明したがそ
のほかにも種々の応用が可能である。例えば、ガスタン
クやタンクローリーなどに応用することができる。図6
にガスタンクに金網を設けた状態を表す正面図を示す。
この場合もガスタンク70の周りにタンク保護骨格81
を設け、タンク保護骨格81に金網82を固定する。ま
た、ガス輸送用のパイプ90にもやはりパイプ保護骨格
101を設け、そこに金網102を設ければよい。図7
にタンクローリーに金網を設けた状態を表す正面図を示
す。この場合はタンクローリーが運ぶ燃料タンク110
にタンク保護骨格121を設け、このタンク保護骨格1
21に金網122を固定すればよい。なお、図6、図7
の場合においても保護骨格は開閉可能にできることはい
うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より本発明は次のような効果
を奏する。請求項1に記載の発明は、タンク本体から燃
料が漏れて外部の火気から漏れた燃料に火が移っても金
網により火は遮断されるので、タンク本体内の燃料へ火
が引火することを防止し大きな火災になることを防ぐこ
とができる。請求項2に記載の発明は、金網を多重にす
ることで外側の金網により火を遮断しきれなかった火は
さらに内側の金網で遮断されることになるので、さらに
タンク本体へ火が引火することを防止することができ
る。請求項3に記載の発明は、外部からの衝撃をタンク
保護骨格がある程度吸収してタンク本体への衝撃がやわ
らげられることになるのでタンク本体の衝撃による破損
を抑制することができる。請求項4に記載の発明は、タ
ンク本体が最も内側の金網に衝突するようなことがあっ
てもタンク本体よりも金網が弾性変形をしてタンク本体
への衝撃が吸収されることになるので、やはりタンク本
体の衝撃による破損を抑制することができる。
【0020】請求項5に記載の発明は、外部から何かが
衝突してきた場合に最も外側の金網が衝突を受けて、タ
ンク本体に直接衝突される場合に比べてやはりタンク本
体の破損を抑制することができる。請求項6に記載の発
明は、金網を取り外すことなく作業者がタンク本体に直
接触れることができるのでタンク本体の修理や保全等に
際して作業がより簡便になる。請求項7に記載の発明
は、タンク本体が破損して燃料が漏れている場合にその
近傍の金網が変色することになるので、火災になる前に
タンク本体の不良箇所を発見して修理することが可能と
なる。請求項8に記載の発明は、開いた注入口から漏れ
た燃料に火が移っても注入口内部の金網で火が遮断され
ることになり、タンク本体内の燃料に引火して大きな火
災になることを防ぐことができる。
【0021】請求項9に記載の発明は、パイプから燃料
が漏れて外部の火気から漏れた燃料に火が移っても金網
により火は遮断されるので、パイプ内の燃料へ火が引火
することを防止し大きな火災になることを防ぐことがで
きる。請求項10に記載の発明は、金網を多重にするこ
とで外側の金網により火を遮断しきれなかった火はさら
に内側の金網で遮断されることになるので、さらにパイ
プ内の燃料へ火が引火することを防止することができ
る。請求項11に記載の発明は、外部からの衝撃をパイ
プ保護骨格がある程度吸収してパイプへの衝撃がやわら
げられることになるのでパイプの衝撃による破損を抑制
することができる。請求項12に記載の発明は、金網を
取り外すことなく作業者がパイプに直接触れることがで
きるのでパイプの修理や保全等に際して作業がより簡便
になる。請求項13に記載の発明は、パイプが破損して
燃料が漏れている場合にその近傍の金網が変色すること
になるので、火災になる前にパイプの不良箇所を発見し
て修理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る燃料タンクXが設けられた
車を示す正面図である。
【図2】実施の形態1に係る燃料タンクXの一部破断正
面図である。
【図3】図1におけるキャップを取った状態の矢視Aを
示す図である。
【図4】金網の作用を模式的に示す燃料タンクXの部分
拡大断面図である。
【図5】実施の形態2に係る燃料タンクYの正面図であ
る。
【図6】本発明をガスタンクに適用した状態を示す正面
図である。
【図7】本発明をタンクローリーに適用した状態を示す
正面図である。
【符号の説明】
10、30、70、110 タンク本体 21、41、81、121 タンク保護骨格 22 内金網 23 外金網 25 注入口金網 50、90 パイプ 42、62、82、102、122 金網 61、101 パイプ保護骨格

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体と、燃料タンク本体を覆う金
    網とを有する燃料タンク。
  2. 【請求項2】 前記タンク本体を覆う前記金網は多重に
    設けられる請求項1に記載の燃料タンク。
  3. 【請求項3】 前記タンク本体を内部に収容する金属製
    の枠であるタンク保護骨格を有する請求項1又は2に記
    載の燃料タンク。
  4. 【請求項4】 前記タンク本体に最も近接して設けられ
    る金網は、前記タンク本体よりも弾力性に優れた金網か
    らなる請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料タン
    ク。
  5. 【請求項5】 前記タンク本体から最も外側に設けられ
    る金網は前記タンク本体よりも強度に優れた金網からな
    る請求項1から3のいずれか1項に記載の前記燃料タン
    ク。
  6. 【請求項6】 前記金網は開閉口を有する請求項1から
    5のいずれか1項に記載の燃料タンク。
  7. 【請求項7】 前記金網の少なくとも一部に前記タンク
    本体内に収められる燃料が接触すると変色する物質が塗
    布された請求項1から6のいずれか1項に記載の燃料タ
    ンク。
  8. 【請求項8】 タンク本体と、タンク本体に設けられる
    外部から燃料を注入するための注入口と、注入口の内部
    に設けられるタンク本体内部と外部とを遮る金網とを有
    する燃料タンク。
  9. 【請求項9】 燃料タンクに接続される燃料を通すため
    のパイプであって、パイプの外周面を覆う金網を有する
    パイプ。
  10. 【請求項10】 前記パイプの外周面を覆う前記金網は
    多重に設けられる請求項9に記載のパイプ。
  11. 【請求項11】 前記パイプ本体を内部に収容する金属
    製の枠であるパイプ保護骨格を有する請求項9又は請求
    項10に記載のパイプ。
  12. 【請求項12】 前記金網は開閉口を有する請求項9か
    ら11のいずれか1項に記載のパイプ。
  13. 【請求項13】 前記金網の少なくとも一部に前記燃料
    タンク内に収められる燃料が接触すると変色する物質が
    塗布された請求項9から12のいずれか1項に記載のパ
    イプ。
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