JP2003301517A - パネルユニットを用いた構造物の構築方法 - Google Patents
パネルユニットを用いた構造物の構築方法Info
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Abstract
は広い面積を有する建物の壁体等を構築する方法を提供
する。 【解決手段】 パネルユニット3は、周辺枠フレームの
枠面内に面内補剛部材を配置し、その端部を周辺枠フレ
ームの外に位置する羽根材と連結し、周辺枠フレームの
枠面内の上下面を形成する金属薄板内に発泡樹脂を高圧
充填して金属薄板に一定の膜張力を付与した構成として
いる。相互に隣接するパネルユニット3は、向かい合う
周辺枠フレームの相互間に線材ノード2a、2bを配置
し、向かい合う周辺枠フレーム同士を線材オード2a、
2bを挟んだ状態で共通のボルトとナットで締結し一体
化して構造フレーム2を構築すると共に、パネルユニッ
ト3の羽根材同士はノード鋼板と連結して構造物を構築
する。
Description
パネルユニットを組み合わせて成る構造物、具体的には
ドーム状屋根又はその他の大径間屋根、或いは広い面積
を有する建物の壁体等を構築する方法の技術分野に属す
る。
屋根、或いは広い面積を有する建物の壁体等を構築する
方法としては、(I)鉄骨などで主要構造体となる構造
フレームを構築する躯体工事と、その構造フレームへ屋
根材あるいは壁材(いわゆる外装材)となるパネルを取
付ける仕上げ工事とを別々に行う方法と、(II)パネル
ユニットを用いて、躯体工事と仕上げ工事とを同時に行
う方法とが公知に属する。
開平7−3890号公報には、周辺部材を多角形に組合
せて成る枠組みと、その枠組みの中心部に直立する束材
と、枠組みの各角部と束材との上下両端部とを張設する
テンション材とから成る構面体ユニットを、蜂の巣状に
ボルト接合して単層ドーム架構体(構造フレーム)を形
成する技術が開示されている。構面体ユニットを配置し
て、向かい合う周辺部材同士をボルト接合した際に、所
定のドーム形の曲率半径となるように、前記周辺部材に
は、予め一定の角度が設けられている。前記角度を利用
して構面体ユニット相互間の折れ角を確保し、効率よく
所定のドーム形の曲率形状に構面体ユニットを構築する
ことができる技術である。したがって、その後、架構体
にパネルを取付ける仕上げ工事を必要とする。
パネル材と、前記パネル材の裏面側のほぼ中央部から周
辺各角部に放射状に設けた補強材と、パネル材の中央部
において、前記補強材の交点部と上端部が連結された束
材と、前記束材の下端部と補強材の先端部とを連結する
ケーブルとを備えたパネルユニットの角部を、予め構築
された鉄骨トラス(構造フレーム)の交点部に接続し
て、トラス構造物を構築する技術が開示されている。剛
性のあるパネルユニットを用いることで、小梁等を省略
することができる技術である。
2000−110243公報には、折り曲げ加工により
パネルユニットの上面及び下面、並びに側面が形成され
た金属薄板と、同金属薄板内に設けられた断熱材とから
成るパネルユニットを用い、向かい合うパネル側面相互
に、L型又はI型の形鋼を両面接着テープで固定して、
パネル側面同士は形鋼と両面接着テープをサンドイッチ
状に挟み共通のボルトとナットで締結して、フラードー
ムを形成する技術が開示されている。向かい合うパネル
側面同士を接合した際に、所定のドーム形の曲率半径と
なるように、前記パネル側面には、予め一定の角度が設
けられており、前記角度に狂いが生じていても、両面接
着テープの弾力性により角度の狂いを吸収してパネルユ
ニットの相互間の折れ角を確保し、所定のドーム形の曲
率形状にパネルユニットを構築することができる技術で
ある。
の従来技術は、構造フレームの構築(躯体工事)とパネ
ルの取付け(仕上げ工事)を別々に行うので、合理的で
なく、工期の長期化を招く問題点がある。そのため、地
上において構造フレームをある程度の大きさまで組み上
げてブロック化し、パネルを取付けてから揚重し、屋根
形状に組み上げる場合もある。しかしながら、現実には
ブロック化できない箇所の方が多く、結局、それらの箇
所には、通常工法のように構造フレームを構築し、その
後パネルを取付ける等々の所謂ダメ工事を行わなければ
ならないので、問題点が解決されているとは云えない。
を利用して、構面体ユニットを所定のドーム形の曲率形
状に構築するので、一般に周辺部材の角度は同一ユニッ
ト内でも各辺によって異なり、製作及び管理が極めて難
しい。しかも、各辺によって角度の異なる構面体ユニッ
ト同士を精度良くボルト接合していくことは、極めて難
しく、手間が掛かり現実的でない。
屋根架構のみを構築するための所謂専用品であるため、
前記構面体ユニットから異なる屋根形状を形成すること
ができない。そのため構面体ユニットの形状を統一化す
ることができず、屋根架構の解体後に、異なる形状の屋
根架構へ転用することが不可能であった。
同士をボルト接合しただけの構成であるため、比較的構
造フレームの強度が小さく、スパンの大型化が難しい。
きるように、パネルユニットの補強材やケーブル等を剛
強にする必要がある。そのためパネルユニットの重量が
増し、それに伴い構造フレームも剛強な構造とする必要
があり、コストが嵩む。また、パネルユニットのスパン
の大型化も難しい。しかも、パネルユニットや構造フレ
ームが重量物となるため、施工時に使用する重機や支保
工等も大掛かりになり、やはりコストが嵩む。
パネルユニットを同時に構築できる合理的な構築方法と
なっているが、パネルユニット自身の剛性が低く、屋根
架構として自立できる大きさに制限があり、ドーム状屋
根等の大径屋根の構築には不適合である。
な精度管理は必要ないが、パネル側面の角度を利用し
て、パネルユニットを所定のドーム形の曲率半径に構築
することに変わりなく、前記パネルユニットから異なる
屋根形状を形成することができない問題点が残されてい
る。
ルユニットを用い、相互に隣接するパネルユニットを線
材ノードを仲介として一体化し、パネルユニットと構造
フレームの構築を同時にでき、施工が合理的で、剛性が
高く、スパンの大型化とコストの削減が可能なパネルユ
ニットを用いた構造物の構築方法を提供することであ
る。
によってパネルユニットの相互間の折れ角を設定するこ
とができ、パネルユニットの管理、並びに設計、製作の
容易化に寄与するパネルユニットを用いた構造物の構築
方法を提供することである。
角を選択することにより、異なる形状の構造物を容易に
構築することができ、パネルユニットの平準化を可能と
するパネルユニットを用いた構造物の構築方法を提供す
ることである。
決するための手段として、請求項1に記載した発明に係
るパネルユニットを用いた構造物の構築方法は、構造フ
レームとパネルユニットを組み合わせた構造物の構築方
法であって、パネルユニットは、周辺枠フレームの枠面
内に面内補剛部材を配置し、その端部を周辺枠フレーム
の外に位置する羽根材と連結し、前記周辺枠フレームの
枠面内の上下面を形成する金属薄板内に発泡樹脂を高圧
充填して金属薄板に一定の膜張力を付与した構成とし、
相互に隣接するパネルユニットは、向かい合う周辺枠フ
レームの相互間に線材ノードを配置し、向かい合う周辺
枠フレーム同士を前記線材ノードを挟んだ状態で共通の
ボルトとナットで締結し一体化して構造フレームを構築
すると共に、パネルユニットの羽根材同士はノード鋼板
と連結して構造物を構築することを特徴とする。
たパネルユニットを用いた構造物の構築方法において、
隣接するパネルユニットの相互間の折れ角は、線材ノー
ドの側板の傾斜角によって設定することを特徴とする。
記載したパネルユニットを用いた構造物の構築方法にお
いて、向かい合う周辺枠フレーム及び線材ノードのボル
ト、ナットによる締結は、線材ノードの側板の傾斜角に
適合するテーパー付きワッシャーを使用して行うことを
特徴とする。
記載したパネルユニットを用いた構造物の構築方法にお
いて、ボルト頭の座面は、線材ノードの側板の傾斜角に
適合する傾きの傾斜角とされ、同ボルトのリード角は、
ねじ込んだナットの座面が線材ノードの側板の傾斜角と
等しく傾くように形成されていることを特徴とする。
記載したパネルユニットを用いた構造物の構築方法にお
いて、線材ノードは、負担する応力分布に応じた肉厚、
長さに形成されていることを特徴とする。
5に記載した発明に係るパネルユニットを用いた構造物
の構築方法の実施形態を、図面に基づいて説明する。
た、構造フレーム2とパネルユニット3を組み合わせて
成る、所謂かまぼこ形状の屋根架構(構造物)1を概略
的に示している。
るパネルユニット3の一実施形態を示す。図示のパネル
ユニット3は、下半部に複数のボルト孔4…を設けてあ
り、ユニットの形態保持に必要な強度及び剛性を有する
鋼製の周辺枠フレーム5を、一例として一辺が6〜10
mの大きさの正方形に組立てている。この周辺枠フレー
ム5の枠面内に、面内補剛部材としての鋼棒6を対角線
方向にブレース状に2本配置し、それぞれの端部を周辺
枠フレーム5の四隅の外に位置する羽根材7と一体的
(応力の伝達が可能)に連結している。前記周辺枠フレ
ーム5の枠面内の上下面を形成する2枚の金属薄板8、
8は、同周辺枠フレーム5の上端フランジ5a及び中間
部位に内向きに設けたフランジ5bの先端部へ溶接等の
手段で取付けている(図4を参照)。前記フランジ5
a、5bには、上下方向に貫通する複数のボルト孔9…
を設けている。前記フランジ5a、5bの内端部には、
同フランジ5aと5bの開口を塞ぐ遮蔽板11を設け、
前記遮蔽板11と金属薄板8、8とで密閉空間を形成し
ている。
脂10を密実に高圧充填して金属薄板8、8を両外方へ
膨らませ、同金属薄板8、8に凸レンズ状のむくりを発
生させ一定大きさの膜張力をプレストレスとして付与し
ている。金属薄板8、8を凸レンズ状のむくり形状とす
ることで発揮される所謂シェル効果と、同金属薄板8、
8に付与した膜張力とによって、パネルユニット3は面
外剛性が極めて高い構成になっている。
ましく、通常は熱硬化性樹脂を使用する。しかし、常温
に近い温度で発泡し硬化するウレタン系発泡樹脂などを
使用すると、発泡を促す予熱を必要としないから、この
パネルユニット3を建築現場サイトで製作して使用する
ことに好適である。
薄板8と、硬化した発泡樹脂10とが一体化される結
果、軽量(実荷重は58.8〜98.0×10−5N/
mm2前後)で剛性の高いパネルユニット3が構成されて
いる。そのため、上述したように一辺が6〜10mの大
版のパネルユニット3を構成することができ、スパンの
大型化に寄与すると共に、施工性にも優れる。また、構
造物を軽量化することができ、パネルユニット3の構築
時に用いられる重機や支保工が軽微で済み、コストの削
減に寄与する。
す構造フレーム2となる線材ノード2a、2bを用いて
接合し屋根架構1を構築する。その方法としては、複数
のパネルユニット3…と線材ノード2a…、2b…を、
例えば図1に示す屋根架構1の形状に倣って配置する。
具体的には、円周方向に隣接するパネルユニット3…は
曲率半径R(図6(B)を参照)の曲面を形成するべ
く、各パネルユニット3、3の相互間に傾斜角β(図4
を参照)の線材ノード2aを配置して接合し、パネルユ
ニット3、3の相互間に折れ角αを設定する。また、軸
線方向(棟方向)に隣接するパネルユニット3、3の相
互間には、傾斜角を持たない平行形態の線材ノード2b
(図5)を配置してパネルユニット3、3を一平面状に
接合する。屋根架構1の構築に際しては、地上に立てた
支保工で下方から支保するが、その図示は省略した。
ド2a、2bの配置関係を一層具体的に示している。図
4は線材ノード2aを使用したパネルユニット3、3相
互の接合構造を具体的に示し、図5は線材ノード2bを
使用したパネルユニット3、3相互の接合構造を具体的
に示している。
板12、12が上記パネルユニット3、3の間に折れ角
αを設定する傾斜角βで形成され、その下端は下板13
で連結されている。前記側板12は、パネルユニット3
の周辺枠フレーム5、5の相互間に配置して接合を行う
のに必要な高さ、図示例の場合は周辺枠フレーム5と略
等しい高さとされている。線材ノード2aは、周辺枠フ
レーム5の有効長さLと略等しい長さとし、側板12の
下半部には周辺枠フレーム5のボルト孔4と同心位置に
ボルト孔12aが設けられている。
12の上端部の位置から側板12と直角に屈曲して、フ
ランジ5aと略等しい幅寸だけ突き出され、パネルユニ
ット3のフランジ5a、5bのボルト孔9、9と同心位
置にボルト孔14aが設けられている。
ボルト孔12aとパネルユニット3の周辺枠フレーム5
のボルト孔4とが一致し、しかも線材ノード2aの上板
14のボルト孔14aと周辺枠フレーム5のフランジ5
a、5bのボルト孔9、9とが一致するように、向かい
合う周辺枠フレーム5、5の間に配置する。
材ノード2aを挟んだ状態で、同心となったボルト孔1
2aと4、及びボルト孔14aと9へ、それぞれボルト
15を通し、ナット16をねじ込んで締結し一体的に接
合することにより構造フレーム2を構築する。その結
果、パネルユニット3、3は曲率半径Rの曲面に適合す
る折れ角αで接合することができる。なお、線材ノード
2aの側板12が傾斜しているため、周辺枠フレーム5
の外面とボルト15の頭15aの座面及びナット16の
座面との間には傾斜した隙間が生じる。よって、ボルト
15とナット16の締結には、前記隙間を埋めるテーパ
ー付きワッシャー17を使用することが好ましい(請求
項3記載の発明)。
2、12が平行な配置とされ、下板13でつないで箱形
に形成されている。
一平面状に接合される。
辺枠フレーム5、5同士を普通のボルト15とナット1
6のみで締結し一体的に接合することができ、構造フレ
ーム2が構築される。
の周辺枠フレーム5を線材ノード2a又は2bを仲介と
して接合することにより、同時に剛強な構造フレーム2
の構築もできるので、施工の合理化、工期の短縮、施工
の簡便化が実現する。
3の周辺枠フレーム5に角度を設ける加工を必要とせ
ず、上記線材ノード2aの側板12、12の傾斜角βに
よってパネルユニット3、3の相互間の折れ角αを設定
できるから、屋根架構1の形状の変化に容易に対応する
ことができ、施工性に優れ、一方、パネルユニット3の
製作に、特別な精度管理を必要としないから製作が容易
である。
状態で周辺枠フレーム5、5同士をボルト接合すること
により、パネルユニット3、3相互の接合部に鉛直荷重
が作用しても、周辺枠フレーム5、5と線材ノード2
a、2bが一体化構造となって抵抗するので、屋根架構
1のせん断剛性が飛躍的に高くなる。
応力の伝達を可能とするために、同パネルユニット3…
の羽根材7…をノード鋼板18と連結する(図3を参
照)。ノード鋼板18は、線材ノード2a、2bが配置
されていない隙間部分2cを埋める効果もある。最終的
に、雨仕舞いとして屋根架構1の外面に屋根材(図示は
省略)を取り付け、不要になった支保工を撤去すると、
屋根が完成する。
(C)に示すように、線材ノード2aの側板12、12
の傾斜角βを選択することにより、共通のパネルユニッ
ト3を用いて、異なる形状の屋根架構1を容易に構築で
きる。そのため、パネルユニット3を平準化することが
でき、屋根架構1を解体した後も、パネルユニット3は
他の屋根架構の構築に転用することができる。よって、
リサイクル性に優れている。
ユニット3の周辺枠フレーム5、5の有効長さの範囲内
に線材ノード2a又は2bを配置しているが、この限り
でない。図7に示すように、隣接するパネルユニット3
…の四隅が形成する交差点を横断する配置で線材ノード
2aを配置すると、より剛性の高い屋根架構1を構築す
ることができる。
ワッシャー17を使用してボルト15とナット16を締
結しているが、この限りでない。図8に示すように、ボ
ルト15の頭15aの座面は、線材ノード2aの側板1
2、12の傾斜角βと等しい傾きの傾斜角とし、同ボル
ト15のリード角θは、ねじ込んだナット16の座面が
側板12、12の傾斜角βと等しく傾くように形成して
同様に実施することもできる(請求項4記載の発明)。
位置に作用する応力の分布に応じて、側板12及び下板
13、並びに上板14の肉厚、長さが変更される(請求
項5記載の発明)。
辺枠フレーム5を略正方形に組み上げているが、この限
りでない。即ち、三角形、多角形その他の形状で実施す
ることもできる。
係るパネルユニットを用いた構造物の構築方法は、パネ
ルユニットがその周辺枠フレームを線材ノードを仲介と
して接合することにより、同時に剛強な構造フレームの
構築もでき、施工の合理化、工期の短縮、施工の簡便化
が実現する。
であるため、一辺が6〜10mの大版に構成することが
でき、スパンの大型化に寄与すると共に、施工性にも優
れている。更に、構造物を軽量化することができ、パネ
ルユニットの構築時に用いられる重機や支保工が軽微で
済み、コストの削減にも寄与する。
トの周辺枠フレームに角度を設ける加工を必要とせず、
上記線材ノードの側板の傾斜角によってパネルユニット
の相互間の折れ角を設定できるから、構造物の形状の変
化に容易に対応でき、施工性に優れる。一方、パネルユ
ニットの製作に、特別な精度管理を必要としないから、
製作が容易である。
することにより、共通のパネルユニットを用いて異なる
形状の構造物を容易に構築できる。そのため、パネルユ
ニットを平準化することができ、構造物を解体した後
も、パネルユニットは他の構造物の構築に転用すること
ができる。よって、リサイクル性に優れている。
方法により構築された屋根架構を示した概略図である。
である。
た平面図である。
ニット相互の接合構造を示した断面図である。
ト相互の接合構造を示した断面図である。
ることによって異なった形状(曲率半径)に構築した屋
根架構を示した立面図である。
た屋根架構を示した概略図である。
成にしたボルトとナットを示した正面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】構造フレームとパネルユニットを組み合わ
せた構造物の構築方法であって、 パネルユニットは、周辺枠フレームの枠面内に面内補剛
部材を配置し、その端部を周辺枠フレームの外に位置す
る羽根材と連結し、前記周辺枠フレームの枠面内の上下
面を形成する金属薄板内に発泡樹脂を高圧充填して金属
薄板に一定の膜張力を付与した構成とし、 相互に隣接するパネルユニットは、向かい合う周辺枠フ
レームの相互間に線材ノードを配置し、向かい合う周辺
枠フレーム同士を前記線材ノードを挟んだ状態で共通の
ボルトとナットで締結し一体化して構造フレームを構築
すると共に、パネルユニットの羽根材同士はノード鋼板
と連結して構造物を構築することを特徴とする、パネル
ユニットを用いた構造物の構築方法。 - 【請求項2】隣接するパネルユニットの相互間の折れ角
は、線材ノードの側板の傾斜角によって設定することを
特徴とする、請求項1に記載したパネルユニットを用い
た構造物の構築方法。 - 【請求項3】向かい合う周辺枠フレーム及び線材ノード
のボルト、ナットによる締結は、線材ノードの側板の傾
斜角に適合するテーパー付きワッシャーを使用して行う
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載したパネルユ
ニットを用いた構造物の構築方法。 - 【請求項4】ボルト頭の座面は、線材ノードの側板の傾
斜角に適合する傾きの傾斜角とされ、同ボルトのリード
角は、ねじ込んだナットの座面が線材ノードの側板の傾
斜角と等しく傾くように形成されていることを特徴とす
る、請求項1又は2に記載したパネルユニットを用いた
構造物の構築方法。 - 【請求項5】線材ノードは、負担する応力分布に応じた
肉厚、長さに形成されていることを特徴とする、請求項
1又は2に記載したパネルユニットを用いた構造物の構
築方法。
Priority Applications (1)
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