JP2003301424A - カーブミラーの曇り防止装置及び該装置を取り付けたカーブミラー並びにカーブミラーの曇り防止方法 - Google Patents

カーブミラーの曇り防止装置及び該装置を取り付けたカーブミラー並びにカーブミラーの曇り防止方法

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Hiroyuki Suzuki
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長治 相原
Hisao Aoyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路に設置されるカーブミラーの表面に付着
した霜や、雨風に吹かれ凸面鏡の表面を濡らし水滴とな
ったものを、自動的に除去することのできるカーブミラ
ーの曇り防止装置、及び該装置を取り付けたカーブミラ
ー、並びにカーブミラーの曇り防止方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 風力発電装置3及び/又は太陽光発電装
置4と、前記風力発電装置3及び/又は太陽光発電装置
4から得られる電力を蓄電する蓄電装置5と、前記蓄電
装置5の電力により駆動する、送風機1並びに超音波発
振装置2と、温度センサ6A及び濡れセンサ6Bよりな
る検知手段6と、前記検知手段6により検知された値に
従って送風機1並びに超音波発振装置2の駆動を制御す
る制御手段7と、を具備することを特徴とするカーブミ
ラーの曇り防止装置と、前記カーブミラーの曇り防止装
置を取り付けてなるカーブミラー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーブミラーの曇
り防止装置、及び該装置を取り付けたカーブミラー、並
びにカーブミラーの曇り防止方法に関する。さらに詳し
くは、本発明は、道路に設置されるカーブミラーの表面
に付着した霜や、雨風に吹かれ凸面鏡の表面を濡らし水
滴となったものを、自然でクリーンなエネルギー(太陽
光発電、風力発電)を利用して自動的に除去する装置、
及び該装置を取り付けたカーブミラー、並びにカーブミ
ラーの曇り防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】見通しの悪いカーブや交差点などには、
交通安全の見地から、自動車運転者から常に安全が確認
できる状態を保ち易い位置と高さに多くのカーブミラー
が設置されており、交通事故防止に役立っている。
【0003】しかし、晩秋から冬季における寒冷地域や
標高の高い地域などでは、気象条件により、急激に気温
が下がることがあり、このため、カーブミラーの凸面鏡
に雪や霜が付着したり、夜露などが凍結したりして、曇
りを生じていることがある。また、これら地域に限られ
ず、雨風に吹かれ凸面鏡の表面を濡らし水滴となったり
して、曇りを生じていることがある。煤煙などの付着に
よる凸面鏡の汚れ落としや破損箇所の修理など、カーブ
ミラーとしての機能を果たすための維持管理は定期的に
行われているものの、このような主に自然条件に起因す
る曇りの発生に対しては、これまで有効な対策は講じら
れてはおらず、極めて危険な状態であった。
【0004】そこで、自動車運転者はもとより、歩行者
にとっても交通安全確認の上で重要な手段となってお
り、交通安全に対して大きな役割を果たしているカーブ
ミラーを、自然条件の中で常に正常な状態に維持し、視
界を充分に確保しうる、強力な曇り防止装置の開発が強
く望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
要望に応えたものであって、道路に設置されるカーブミ
ラーの表面に付着した霜や、雨風に吹かれ凸面鏡の表面
を濡らし水滴となったものを、自動的に除去することの
できるカーブミラーの曇り防止装置、及び該装置を取り
付けたカーブミラー、並びにカーブミラーの曇り防止方
法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、送風機と超音波発振
装置とを組み合わせることにより、有効にカーブミラー
の曇りを防止することができることを見出し、この知見
に基づいて本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、請求項1に係る本発明は、送風機
と、超音波発振装置と、を具備することを特徴とするカ
ーブミラーの曇り防止装置を提供するものである。
【0008】請求項2に係る本発明は、風力発電装置及
び/又は太陽光発電装置と、前記風力発電装置及び/又
は太陽光発電装置から得られる電力を蓄電する蓄電装置
と、前記蓄電装置の電力により駆動する、送風機並びに
超音波発振装置と、を具備することを特徴とするカーブ
ミラーの曇り防止装置を提供するものである。
【0009】請求項3に係る本発明は、風力発電装置及
び/又は太陽光発電装置と、前記風力発電装置及び/又
は太陽光発電装置から得られる電力を蓄電する蓄電装置
と、前記蓄電装置の電力により駆動する、送風機並びに
超音波発振装置と、温度センサ及び濡れセンサよりなる
検知手段と、前記検知手段により検知された値に従って
送風機並びに超音波発振装置の駆動を制御する制御手段
と、を具備することを特徴とするカーブミラーの曇り防
止装置を提供するものである。
【0010】請求項4に係る本発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載のカーブミラーの曇り防止装置を取り付
けてなるカーブミラーを提供するものである。
【0011】請求項5に係る本発明は、カーブミラーの
曇りを防止するにあたり、送風機による送風と同時に、
超音波発振装置による超音波発振を行うことを特徴とす
るカーブミラーの曇り防止方法を提供するものである。
【0012】請求項6に係る本発明は、カーブミラーの
曇りを防止するにあたり、風力発電装置及び/又は太陽
光発電装置から得られる電力を蓄電装置に蓄電し、前記
蓄電装置に蓄電された電力により送風機並びに超音波発
振装置を駆動させて、前記送風機による送風と同時に、
前記超音波発振装置による超音波発振を行うことを特徴
とするカーブミラーの曇り防止方法を提供するものであ
る。
【0013】請求項7に係る本発明は、カーブミラーの
曇りを防止するにあたり、風力発電装置及び/又は太陽
光発電装置から得られる電力を蓄電装置に蓄電し、前記
蓄電装置に蓄電された電力により送風機並びに超音波発
振装置を駆動させると共に、温度センサ及び濡れセンサ
よりなる検知手段により検知された値に従って前記送風
機並びに前記超音波発振装置の駆動を制御しつつ、前記
送風機による送風と同時に、前記超音波発振装置による
超音波発振を行うことを特徴とするカーブミラーの曇り
防止方法を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面により説明す
る。図1は、本発明のカーブミラーの曇り防止装置を取
り付けてなるカーブミラーの一態様を示す説明図であ
り、図2は、図1における曇り防止装置を取り付けてな
るカーブミラー本体部の断面状態を示す説明図である。
【0015】本発明のカーブミラーの曇り防止装置は、
請求項1に記載したように、少なくとも送風機と、超音
波発振装置と、を具備したものであるが、請求項2に記
載したように、風力発電装置及び/又は太陽光発電装置
と、前記風力発電装置及び/又は太陽光発電装置から得
られる電力を蓄電する蓄電装置と、前記蓄電装置の電力
により駆動する、送風機並びに超音波発振装置と、を具
備したものであることが望ましい。さらには請求項3に
記載したように、風力発電装置及び/又は太陽光発電装
置と、前記風力発電装置及び/又は太陽光発電装置から
得られる電力を蓄電する蓄電装置と、前記蓄電装置の電
力により駆動する、送風機並びに超音波発振装置と、温
度センサ及び濡れセンサよりなる検知手段と、前記検知
手段により検知された値に従って送風機並びに超音波発
振装置の駆動を制御する制御手段と、を具備したもので
あることが最も望ましいものである。従って、図1、2
では、この最も望ましい請求項3に係る本発明のカーブ
ミラーの曇り防止装置を取り付けてなるカーブミラーの
一態様を示している。
【0016】請求項1に係る本発明のカーブミラーの曇
り防止装置は、送風機1と、超音波発振装置2と、を具
備していることを特徴とするものであり、両者の相乗効
果によって強力に曇り防止を図るものであって、いずれ
か一方のみを具備していても本発明の目的を達成するこ
とはできない。また、少なくとも送風機1と、超音波発
振装置2と、を具備していれば、曇り防止という本発明
の目的を達成することができる。なお、図1、2中、符
号Aはカーブミラー全体を指しており、符号Bは(カー
ブミラーの)凸面鏡であり、符号Cは(カーブミラー
の)庇である。符号Dはポール(支柱)である。符号E
はポール取付け具であって、このポール取付け具Eによ
って、カーブミラーAがポールDに取り付けられてい
る。
【0017】ここで「曇り」とは、前記したように、晩
秋から冬季における寒冷地域や標高の高い地域などで、
急激に気温が下がるなどの理由により、カーブミラーの
凸面鏡に雪や霜が付着したり、夜露などが凍結したりし
て、曇りを生じる場合や、雨風に吹かれ凸面鏡の表面を
濡らし水滴となったりして、曇りを生じる場合など、要
するに人為的理由ではなく、気象条件に起因してカーブ
ミラーの凸面鏡が視認し難い状態となることを指してい
る。従って、本発明のカーブミラーの曇り防止装置は、
自動霜避け及び雨水滴除去装置などと言うこともでき
る。
【0018】請求項2に係る本発明のカーブミラーの曇
り防止装置は、そのような送風機1と、超音波発振装置
2と、に加えて、風力発電装置3及び/又は太陽光発電
装置4と、前記風力発電装置3及び/又は太陽光発電装
置4から得られる電力を蓄電する蓄電装置5と、を具備
していることを特徴とするものであり、送風機1並びに
超音波発振装置2は、前記蓄電装置5の電力により駆動
するものとされている。
【0019】請求項3に係る本発明のカーブミラーの曇
り防止装置は、上記請求項2に係る本発明のカーブミラ
ーの曇り防止装置の構成に、さらに温度センサ6A及び
濡れセンサ6Bよりなる検知手段6と、前記検知手段6
により検知された値に従って送風機1並びに超音波発振
装置2の駆動を制御する制御手段7と、を具備すること
を特徴とするものである。
【0020】ここで送風機1と超音波発振装置2は、蓄
電装置5の電力により駆動するものとされている。送風
機1としては公知の送風機であればよく、特に制限はな
いが、通常は小型の電動ファンが用いられる。また、超
音波発振装置2としても公知の超音波発振装置であれば
よく、特に制限はない。
【0021】蓄電装置5は、風力発電装置3及び/又は
太陽光発電装置4から得られる電力を蓄電するものであ
る。風力発電装置3としては、微風でも反応すること、
及び風向きに関係ないことから、図示したような二重螺
旋形の風車を備えたものが好ましい。また、太陽光発電
装置3は、いわゆる太陽電池(ソーラーバッテリー)の
ことであって、太陽光発電モジュールからなるものであ
る。このような風力発電装置3と太陽光発電装置4は、
その一方のみを用いてもよいし、両者を併用してもよ
い。このような風力発電装置3及び/又は太陽光発電装
置4を用いて発電し、ここから得られる電力を蓄電装置
(バッテリー)5に蓄電し、この蓄電装置5の電力によ
り、送風機1並びに超音波発振装置2を駆動することに
なる。従って、太陽光がなく、また、天候の悪いときな
どにおいても、カーブミラーの曇りを有効に防止するこ
とができる。
【0022】なお、送風機1並びに超音波発振装置2の
駆動の制御は、制御手段7によって行われる。この制御
手段7は、温度センサ6A及び濡れセンサ6Bよりなる
検知手段6により検知された値に従って、送風機1並び
に超音波発振装置2の駆動を制御している。検知手段6
を構成するのは、温度センサ6Aと濡れセンサ6Bであ
る。従って、検知手段6を構成する温度センサ6Aと濡
れセンサ6Bとにより、外気温の変化とカーブミラーの
濡れを自動的に捉え、前記検知手段により検知された値
に従って制御手段7が、送風機1並びに超音波発振装置
2の駆動を制御し、作動させることになる。
【0023】本発明のカーブミラーの曇り防止装置は、
以上述べた如き送風機1、超音波発振装置2、風力発電
装置3及び/又は太陽光発電装置4、蓄電装置5、温度
センサ6A及び濡れセンサ6Bよりなる検知手段6、制
御手段7を備えているものである。
【0024】本発明のカーブミラーの曇り防止装置につ
いてより具体的に述べると、蓄電装置5、温度センサ6
A及び濡れセンサ6Bよりなる検知手段6、制御手段7
などは、故障防止の観点から、ボックスF内に納めら
れ、カーブミラーAの庇Cの上面に固定されている。こ
のボックスFは、カーブミラーAの庇Cの上面に載置し
うるものとされており、通常、その両サイドに空気導入
孔Gが設けられている。そして、このボックスFの外側
には、通常、その中央下部には、送風機1と超音波発振
装置2が取り付けられている。
【0025】従って、カーブミラーAの庇Cに、予め送
風機1と超音波発振装置2を受け入れるための窓口を開
けておき、この窓口を通して送風機1と超音波発振装置
2をカーブミラーAの庇Cの下面側(庇の内側位置)に
位置するように設置する。設置するにあたっては、送風
機1は、図2に示すように、カーブミラーAの庇Cの下
面(庇の内側)であって、カーブミラーの凸面鏡全面に
風を送ることができる位置に設置する。そして、超音波
発振装置2が、この送風機1の直近であって、送風機1
による送風と同時にカーブミラーの凸面鏡全面に超音波
が発振できる位置に設置される。
【0026】なお、風力発電装置3は、最もよく風を受
けるためにカーブミラーAのポールDの上部に取り付け
られている。また、太陽光発電装置4は、カーブミラー
AのポールDの上方に取り付けられており、その向きは
設置場所において1年を通して日照時間の一番長い方向
としておくことが望ましい。
【0027】請求項1〜3に係る本発明は、基本的には
以上の如き構成を有するものである。このような本発明
のカーブミラーの曇り防止装置によれば、道路に設置さ
れるカーブミラーの表面に付着した霜や、雨風に吹かれ
凸面鏡の表面を濡らし水滴となったものを、自然でクリ
ーンなエネルギー(太陽光発電、風力発電)を利用して
送風機1と超音波発振装置2を駆動させ、送風と同時に
超音波を発振させることによって自動的に除去すること
ができる。
【0028】このようなカーブミラーの曇り防止方法を
提供するのが、請求項5に係る本発明であって、カーブ
ミラーの曇りを防止するにあたり、送風機1による送風
と同時に、超音波発振装置2による超音波発振を行うこ
とを特徴とするものである。より具体的には請求項6に
係る本発明のように、カーブミラーの曇りを防止するに
あたり、風力発電装置3及び/又は太陽光発電装置4か
ら得られる電力を蓄電装置5に蓄電し、前記蓄電装置5
に蓄電された電力により送風機1並びに超音波発振装置
2を駆動させて、前記送風機1による送風と同時に、前
記超音波発振装置2による超音波発振を行い、これによ
りカーブミラーの曇り防止を図る。さらに、この際に、
請求項7に係る本発明のように、温度センサ6A及び濡
れセンサ6Bよりなる検知手段6により検知された値に
従って前記送風機1並びに前記超音波発振装置2の駆動
を制御しつつ、前記送風機1による送風と同時に、前記
超音波発振装置2による超音波発振を行い、これにより
カーブミラーの曇り防止を図る方法が最も好ましい態様
である。
【0029】本発明のカーブミラーの曇り防止装置にお
いては、道路に設置されるカーブミラーの表面に付着し
た霜や、雨風に吹かれ凸面鏡の表面を濡らし水滴となっ
たものを自動的に除去するために、温度センサ6A及び
濡れセンサ6Bよりなる検知手段6、制御手段7が組み
込まれている。制御手段7は、後述するように、差動器
IC1、コンピューターIC3(16F84)、レコー
ダーIC4(4511)、ラッチ(取り押さえ)回路な
どから構成される。自動的に曇り防止を図るシステムに
ついて、以下、図3に示す回路図を参照しつつ説明す
る。
【0030】まず電源としては、風力発電装置3及び/
又は太陽光発電装置4と、蓄電装置5とが用いられてい
る。まず風力発電装置3を稼動させ、蓄電装置5を構成
する電池Su1及びSu2により、蓄電池BT1及びBT
2へ充電させ、電源の確保を図る。合わせて、昼間太陽
光エネルギーを吸収して太陽光発電装置4を稼動させ、
蓄電装置5を構成する電池Su1及びSu2により、蓄電
池BT1及びBT2へ充電させ、電源の確保を図る。
【0031】上記のように電源の確保を図った上で、ま
ず、濡れセンサ6Bの微小な変化をトランジスターTR
1が受けるが、濡れがほとんどない間はIC1Aの出力
は0となり、濡れが感じられるようになるとIC1Aの
出力がONとなって、リレーRY1を動作することで、
ファン及び超音波回路が働き、カーブミラーの曇り防止
ができる。次に、温度センサ6A(温度感知センサSE
N)が周囲の温度を感知して指示温度(例えば、0°)
になるとONするように、押釦スイッチPb1とPb2
を使用して、温度表示計TLR346Tの表示を見なが
ら指示温度を設定する。押釦スイッチPb1とPb2に
よってコンピューターIC3(16F84)に書き込ま
れて設定が打ち込まれますと、温度センサ6A(温度感
知センサSEN)から入った温度信号は、制御手段7を
構成する差動器IC1よりコンピューターIC3(16
F84)に入り、コンピューター出力がレコーダーIC
4(4511)とラッチ(取り押さえ)回路によって温
度表示計TLR346Tに表示され、設定値以下に周囲
の温度が下がると、リレーRY2がONする。
【0032】リレーRY2がONすると、同時にリレー
RY3が動作し、送風機1と、超音波発振装置2におけ
る超音波発振回路TSMに電圧が加わって、超音波発振
回路のAとBによって無安定バイブレーターが構成され
て超音波を連続的に発振し、D、Cの増幅器としてコン
デンサーC(0.01μF)によって直流分を取り除
き、超音波電流をトランスミッターTSM発振子によっ
てカーブミラーの表面(凸面鏡)に超音波を吹き付け、
送風機1からの送風との相乗効果により、強力に曇り防
止を行う。このようにカーブミラーの表面(凸面鏡)に
向けて、送風機1による送風と同時に、超音波発振装置
2によって超音波を発振することにより、強力に曇り防
止を行うことができる。
【0033】なお、気温が上がったり、或いは雨風が収
まった場合には、温度センサ6A及び濡れセンサ6Bよ
りなる検知手段6がその状況を検知し、制御手段7を介
して、送風機1並びに超音波発振装置2の駆動を停止さ
せることになる。
【0034】さらに、本発明は、上記した如きカーブミ
ラーの曇り防止装置を取り付けたカーブミラーをも提供
するものである。すなわち、請求項4に係る本発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載のカーブミラーの曇り防
止装置を取り付けてなるカーブミラーを提供するもので
ある。
【0035】
【発明の効果】本発明のカーブミラーの曇り防止装置、
及び該カーブミラーの曇り防止装置を取り付けてなる本
発明のカーブミラー、並びに本発明のカーブミラーの曇
り防止方法によれば、道路に設置されるカーブミラーの
表面に付着した霜や、雨風に吹かれ凸面鏡の表面を濡ら
し水滴となったものを自動的に強力に除去することがで
きる。
【0036】しかも、本発明のカーブミラーの曇り防止
装置並びに該カーブミラーの曇り防止装置を取り付けて
なる本発明のカーブミラーは、自然でクリーンなエネル
ギー(太陽光発電、風力発電)を利用して自動的に除去
するものであるため、環境に負荷をかけるおそれがな
い。
【0037】さらに、本発明のカーブミラーの曇り防止
装置は、カーブミラーの一基一基に独立的に設置でき、
設置施工が比較的簡単であり、しかも比較的安価に設置
施工することができる。
【0038】よって、本発明のカーブミラーの曇り防止
装置並びに該カーブミラーの曇り防止装置を取り付けて
なる本発明のカーブミラーは、交通安全に寄与するとこ
ろ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカーブミラーの曇り防止装置を取り
付けてなるカーブミラーの一態様を示す説明図である。
【図2】 図1における曇り防止装置を取り付けてなる
カーブミラー本体部の断面状態を示す説明図である。
【図3】 本発明のカーブミラーの曇り防止装置の一態
様を示す回路図である。
【符号の説明】
1 送風機 2 超音波発振装置 3 風力発電装置 4 太陽光発電装置 5 蓄電装置 6 検知手段 6A 温度センサ 6B 濡れセンサ5B 7 制御手段 A カーブミラー全体 B (カーブミラーの)凸面鏡 C (カーブミラーの)庇 D ポール(支柱) E ポール取付け具 F ボックス G 空気導入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相原 長治 埼玉県さいたま市東新井743−7 (72)発明者 青山 久夫 長野県飯田市松尾町代田645−10 Fターム(参考) 2D064 AA11 AA22 BA01 EA01 EB23 FA04 GA03 GA08 HA01 HA02 5H180 BB09 GG11 GG19 HH18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機と、超音波発振装置と、を具備す
    ることを特徴とするカーブミラーの曇り防止装置。
  2. 【請求項2】 風力発電装置及び/又は太陽光発電装置
    と、前記風力発電装置及び/又は太陽光発電装置から得
    られる電力を蓄電する蓄電装置と、前記蓄電装置の電力
    により駆動する、送風機並びに超音波発振装置と、を具
    備することを特徴とするカーブミラーの曇り防止装置。
  3. 【請求項3】 風力発電装置及び/又は太陽光発電装置
    と、前記風力発電装置及び/又は太陽光発電装置から得
    られる電力を蓄電する蓄電装置と、前記蓄電装置の電力
    により駆動する、送風機並びに超音波発振装置と、温度
    センサ及び濡れセンサよりなる検知手段と、前記検知手
    段により検知された値に従って送風機並びに超音波発振
    装置の駆動を制御する制御手段と、を具備することを特
    徴とするカーブミラーの曇り防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のカーブ
    ミラーの曇り防止装置を取り付けてなるカーブミラー。
  5. 【請求項5】 カーブミラーの曇りを防止するにあた
    り、送風機による送風と同時に、超音波発振装置による
    超音波発振を行うことを特徴とするカーブミラーの曇り
    防止方法。
  6. 【請求項6】 カーブミラーの曇りを防止するにあた
    り、風力発電装置及び/又は太陽光発電装置から得られ
    る電力を蓄電装置に蓄電し、前記蓄電装置に蓄電された
    電力により送風機並びに超音波発振装置を駆動させて、
    前記送風機による送風と同時に、前記超音波発振装置に
    よる超音波発振を行うことを特徴とするカーブミラーの
    曇り防止方法。
  7. 【請求項7】 カーブミラーの曇りを防止するにあた
    り、風力発電装置及び/又は太陽光発電装置から得られ
    る電力を蓄電装置に蓄電し、前記蓄電装置に蓄電された
    電力により送風機並びに超音波発振装置を駆動させると
    共に、温度センサ及び濡れセンサよりなる検知手段によ
    り検知された値に従って前記送風機並びに前記超音波発
    振装置の駆動を制御しつつ、前記送風機による送風と同
    時に、前記超音波発振装置による超音波発振を行うこと
    を特徴とするカーブミラーの曇り防止方法。
JP2002109310A 2002-04-11 2002-04-11 カーブミラーの曇り防止装置及び該装置を取り付けたカーブミラー並びにカーブミラーの曇り防止方法 Expired - Fee Related JP3625286B2 (ja)

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