JP2003300825A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JP2003300825A JP2002110041A JP2002110041A JP2003300825A JP 2003300825 A JP2003300825 A JP 2003300825A JP 2002110041 A JP2002110041 A JP 2002110041A JP 2002110041 A JP2002110041 A JP 2002110041A JP 2003300825 A JP2003300825 A JP 2003300825A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚外用剤には種々の有効成分が
配合されている。従来の保湿効果や肌荒れ改善効果を薬
効とした皮膚外用剤は、その保湿効果、肌荒れ改善効果
が必ずしも十分ではなく、より優れた有効成分の開発が
求められていた。本発明は、上記事情に鑑みてなされた
ものであり、その課題は、保湿性に優れ、肌荒れ改善効
果に優れた皮膚外用剤を提供することに有る。 【解決手段】 保湿性に優れ、肌荒れ改善効果に
優れた成分を得るべく鋭意研究を重ねた結果、テプイア
ンタ科(Tepuianthaceae)植物から得られる成分が、保
湿性に優れ、肌荒れ改善効果に優れていることを見出
し、本発明を完成するに至った。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、保湿性に優れ、肌
荒れ改善に優れた皮膚外用剤に関する。 【0002】 【従来の技術】皮膚外用剤には種々の有効成分が配合さ
れている。保湿効果、肌荒れ改善効果はその薬効のひと
つであり,これらの薬効を目的とした化粧品などの皮膚
外用剤の有効成分としては,従来より、アミノ酸や多
糖、脂質、植物抽出エキスなどが皮膚の炎症や角質層の
水分の消失を防ぐ能力に優れているために用いられてき
た。植物抽出エキスとしては、アロエエキス、オウバク
エキス、キョウカツエキス、クズエキス、甘草エキス、
コウホンエキス、サイコエキス、センキュウエキス、ト
ウキエキス、人参エキス、ヨクイニンエキスなどが知ら
れている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の有効成
分を含有する皮膚外用剤はいずれにおいてもその保湿効
果、肌荒れ改善効果は必ずしも十分ではなく、より優れ
た有効成分の開発が求められていた。本発明は、上記事
情に鑑みてなされたものであり、その課題は、保湿性に
優れ、肌荒れ改善効果に優れた皮膚外用剤を提供するこ
とに有る。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、保湿性に優れ、肌荒れ改善効果に優
れた成分を得るべく鋭意研究を重ねた結果、テプイアン
タ科(Tepuianthaceae)植物から得られる成分が、保湿
性に優れ、肌荒れ改善効果に優れていることを見出し、
本発明を完成するに至った。 【0005】すなわち、本発明は、テプイアンタ科(Te
puianthaceae)植物から得られる成分を含有する皮膚外
用剤を提供するものである。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。 【0007】テプイアンタ科(Tepuianthaceae)植物は
1属5種からなり、南アメリカ北部のギアナ高地および
ベネズエラとコロンビアの低地付近の一部に自生する。
基準種であるテプイアントゥス・アウヤンテプイエンシ
ス(Tepuianthus auyantepuiensis)は、高さ0.5〜1.5
メートルの小低木で、ベネズエラのアウヤン・テプイ山
頂の岩場に生える。テプイアントゥス・ヤパカネンシス
Tepuianthus yapacanensis)とテプイアントゥス・サ
リサナメンシス(Tepuianthus sarisanamensis)は、ベ
ネズエラの山地に矮性化した森林となって見られ、ま
た、テプイアントゥス・サウァンネンシス(Tepuianthu
s savannensis)は、ベネズエラ南西部のサバナ地帯に
分布している。 【0008】次に、テプイアンタ科植物から成分を得る
方法について説明する。上記の植物は、各種の全草又は
その葉、幹、茎、枝、枝葉、果皮、果実、樹皮、樹液、
種子、根茎、根皮、根、花穂、頭花、花などの1又は2
以上の箇所を生のまま若しくは乾燥させて使用する。テ
プイアンタ科植物から成分を得る方法としては、植物体
をこのまま用いてもよく、また、圧搾などの処理物を得
てもよいし、抽出溶媒を用いて抽出してもよい。抽出溶
媒としては特に限定されず、水、エタノール、メタノー
ル、イソプロパノール、イソブタノール、n-ヘキサノー
ル、メチルアミルアルコール、2-エチルブタノール、n-
オクチルアルコール等の1価アルコール類、グリセリ
ン、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエ
チルエーテル、トリエチレングリコール、1,3-ブチレン
グリコール、へキシレングリコール等の多価アルコール
又はその誘導体、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、メチル-n-プロピルケトン等のケ
トン類、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等のエステル
類、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、n-ブチル
エーテル等のエーテル類、スクワラン、ワセリン、パラ
フィンワックス、パラフィン油などの炭化水素類、オリ
ーブ油、小麦胚芽油、米油、ゴマ油、マカダミアンナッ
ツ油、アルモンド油、ヤシ油等の植物油脂、牛脂、豚
脂、鯨油等の動物油脂などが例示される。また、リン酸
緩衝生理食塩水等の無機塩類を添加した極性溶媒や界面
活性剤を添加した溶媒を用いることもでき、更に、水、
二酸化炭素、エチレン、プロピレン、エタン、プロパ
ン、一酸化二窒素、クロロジフルオロメタン、クロロト
リフルオロメタン、キセノン、アンモニア、メタノー
ル、エタノールなどの1種又は2種以上の超臨界流体、
若しくは亜臨界流体を用いてもよく、特に限定されな
い。 【0009】抽出の際の植物と溶媒との比率は特に限定
されないが、植物1に対して溶媒0.1〜1000重量
倍、特に抽出操作、効率の点で、0.5〜100重量倍
が好ましい。また抽出温度は0℃から溶媒の沸点以下の
範囲とするのが便利であり、抽出時間は抽出温度などに
より異なるが1時間〜2週間の範囲とするのが好まし
い。 【0010】このようにして得られたテプイアンタ科
Tepuianthaceae)植物から得られる成分は、各成分を
そのまま用いることもできるが、その効果を失わない範
囲で、脱臭、脱色、濃縮などの精製操作を加えたり、さ
らにはカラムクロマトグラフィーなどを用いて分画物と
して用いてもよい。これらの抽出物や精製物、分画物
は、これらから溶媒を除去することによって乾固物とす
ることもでき、さらに、アルコールなどの溶媒に可溶化
した形態、或いは乳剤の形態で用いることができる。 【0011】本発明においては、テプイアンタ科(Tepu
ianthaceae)植物から得られる成分を皮膚外用剤に配合
することにより、優れた皮膚の保湿効果や肌荒れ改善効
果を発揮することができる。 【0012】テプイアンタ科(Tepuianthaceae)植物か
ら得られる成分の皮膚外用剤への配合量としては、一般
に、0.000001重量%〜10.0重量%であり、
好ましくは、0.00001重量%〜5.0重量%、さ
らに好ましくは0.0001重量%〜1.0重量%であ
る。 【0013】本発明のテプイアンタ科(Tepuianthacea
e)植物から得られる成分を皮膚外用剤として使用する
場合、クリーム、軟膏、ローション、乳液、固形状、散
剤など任意の剤型とすることができ、化粧水、乳液、美
容液、保湿クリーム等の基礎化粧料、日焼け止めクリー
ム、日焼け止めローション、日焼けオイル、カーマイン
ローション等のサンケア商品、ファンデーション、アイ
ライナー、マスカラ、アイカラー、チークカラー、口紅
などのメイクアップ化粧料、洗顔料、ボディーシャンプ
ー、ヘアシャンプー等の洗浄料、リンス、トリートメン
ト、ヘアクリーム、ヘアオイル、整髪剤などの毛髪用化
粧料、香水、防臭制汗剤等の形態で提供することができ
る。 【0014】その際、本発明の効果を損なわない範囲内
で、皮膚外用剤に一般的に用いられる油性成分、界面活
性剤、保湿剤、顔料、紫外線吸収剤、抗酸化剤、香料、
防菌防黴剤等の一般的な医薬品及び化粧料用原料や、皮
膚細胞賦活剤、抗炎症剤、美白剤等の生理活性成分をも
含有させることができる。 【0015】 【実施例】次に、実施例を挙げて本発明について更に詳
細に説明を加えるが、本発明が、これら実施例にのみ限
定されないことは言うまでもない。 【0016】はじめに、本発明で用いたテプイアンタ科
Tepuianthaceae)植物から得られる成分の調製例を例
示する。また、表1に、本発明で用いたテプイアンタ科
Tepuianthaceae)植物の具体的な名称と使用部位、更
に、それぞれの調製方法で抽出した抽出物1〜抽出物12
を記載する。 【0017】<調製例1>乾燥した植物を、10重量倍
量の50容量%エタノール水溶液中にて7日間室温で浸
漬した。抽出液をろ過し、減圧下で濃縮及び乾燥を行
い、抽出物を得た。 【0018】<調製例2>乾燥した植物を、10重量倍
量の50容量%1,3−ブチレングリコール水溶液中に
て7日間室温で浸漬した。抽出液をろ過し、目的の抽出
物を得た。 【0019】<調製例3>乾燥した植物を、超臨界流体
抽出装置の抽出槽に投入する。エントレーナとして0.
003%のエタノールを加えた後、40℃において15
MPaの二酸化炭素を分離槽出口での大気圧下での二酸
化炭素の流量が700リットル/時間となるように調節
しながら超臨界状態の二酸化炭素を供給した。その後、
抽出槽の圧力を減圧し抽出物を取り出した。 【0020】 【表1】 【0021】そこで、我々は、このテプイアンタ科(Te
puianthaceae)植物から得られた成分を皮膚外用剤に配
合することを検討した。 【0022】表2に示す処方で実施例1〜実施例4にか
かる化粧水を調製した。尚、この化粧水は、(1)に(2)
〜(9)を溶解したアルコール相を、(10)〜(12)を均一に
混合、溶解した水相に添加して、均一に混合することに
より調製した。 【0023】 【表2】【0024】本発明の実施例1〜実施例4において、6
カ月間の実使用試験を行った。なお、抽出物を配合して
いない処方を比較例とした。実使用試験は、パネラーと
して、皮膚の潤いや皮膚弾性の低下といった皮膚の症状
を顕著に呈する40才〜60才代の女性を1群20名と
して用い、各群に実施例及び比較例をそれぞれブライン
ドにて1日2回使用させて行った。使用試験開始前及び
終了後に皮膚の状態を観察し、肌状態の改善効果につい
て「改善」、「やや改善」、「変化なし」の3段階にて
評価した。結果は、各評価を行ったパネラー数にて表3
に示した。 【0025】 【表3】 【0026】表3より明らかなように、本発明の実施例
1〜実施例4では、全パネラーで症状の改善傾向が見ら
れた。これに対して、テプイアンタ科植物から得られる
成分を配合していない比較例では、皮膚の乾燥状態及び
皮膚弾性ともに明確な改善の見られたパネラーは存在し
なかった。 【0027】次に、実施例1〜実施例4、及び比較例に
おいて、それぞれ肌荒れ症状を有するパネラー20名に
1ヶ月間使用させ、肌荒れ症状の改善について評価させ
た。評価は、「改善」、「やや改善」、「変化なし」の
3段階で行わせた。結果は、各評価を行ったパネラー数
にて表4に示した。 【0028】 【表4】 【0029】表4より明らかなように、実施例1〜実施
例4を使用したほとんどのパネラーが、肌荒れ症状はや
や改善されたと答えており、肌荒れ症状が改善されなか
ったと答えたパネラーはいなかった。これに対して、抽
出物を配合していない比較例では、肌荒れが明確に改善
されたパネラーは存在しなかった。 【0030】次に、本発明の他の実施例を示す。 【0031】 <実施例5> O/W乳化型クリーム (1)スクワラン 10.00(重量%) (2)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.00 (3)水素添加大豆リン脂質 0.20 (4)バチルアルコール 3.00 (5)硬化油 2.00 (6)ステアリン酸 1.50 (7)親油型モノステアリン酸グリセリン 1.50 (8)モノステアリン酸ポリグリセリル 1.50 (9)ベヘニルアルコール 0.80 (10)モノミリスチン酸ポリグリセリル 0.70 (11)サラシミツロウ 0.30 (12)混合脂肪酸トリグリセリド 0.10 (13)d-δ-トコフェロール 0.05 (14)抽出物6 0.50 (15)精製水 残量 (16)キサンタンガム(1重量%水溶液) 20.00 (17)1,3-ブチレングリコール 15.00 (18)パラオキシ安息香酸エステル 0.10 (19)水酸化ナトリウム(10重量%水溶液) 2.00 (20)香料 0.15 (21)エタノール 2.00 製法:(1)〜(14)の油相成分及び(15)〜(18)の水相成分
をそれぞれ80℃に加熱し、混合均一化した後、水相に
油相を添加する。(19)を加えてホモミキサーにて乳化す
る。撹拌しながら冷却し、40℃で予め混合、溶解した
(20)、(21)を添加し、撹拌、均一化する。 【0032】 <実施例6> 美容液 (1)ジステアリン酸ポリグリセリル 2.50(重量%) (2)トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリル 8.00 (3)水素添加大豆リン脂質 0.50 (4)親油型モノステアリン酸グリセリン 0.50 (5)ベヘニルアルコール 0.50 (6)抽出物1 0.20 (7)グリセリン 7.50 (8)精製水 残量 (9)キサンタンガム(1重量%水溶液) 40.00 (10)エタノール 8.00 製法:(1)〜(5)及び(6)〜(9)の成分をそれぞれ70
℃に加熱し混合、溶解した後、両成分を混合してホモミ
キサーで乳化する。撹拌しながら冷却し、40℃で(10)
の成分を添加し、混合、均一化する。 【0033】 <実施例7> 化粧水 (1)精製水 残量(重量%) (2)抽出物5 0.10 (3)エタノール 8.00 (4)パラオキシ安息香酸エステル 0.05 (5)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 5.00 (6)キサンタンガム(1重量%水溶液) 10.00 (7)1,3−ブチレングリコール 3.00 (8)濃グリセリン 15.00 (9)L−アルギニン 0.10 (10)精製水 0.90 製法:(1)の成分に予め混合しておいた成分(2)と(3)
を加え、(4)〜(10)の成分を順次添加して、混合、溶
解、均一化する。 【0034】 <実施例8> クレンジングクリーム (1)ステアリン酸 2.00(重量%) (2)セタノール 3.00 (3)ワセリン 10.00 (4)スクワラン 38.00 (5)ミリスチン酸イソプロピル 10.00 (6)酢酸トコフェロール 0.10 (7)グリセリルモノステアリン酸エステル 2.50 (8)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン モノステアリン酸エステル 2.50 (9)抽出物2 0.80 (10)プロピレングリコール 5.00 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (12)精製水 残量 (13)水酸化カリウム(10重量%水溶液) 2.00 (14)香料 0.10 製法:(1)〜(8)の油相成分を混合,加熱溶解して70
℃とする。一方(9)〜(12)の水相成分を混合、溶解して
70℃に加熱する。この水相成分に前記油相成分を徐々
に添加した後、(13)を添加しホモミキサーにて均一に乳
化する。乳化後、40℃まで冷却した後、(14)を添加し
混合する。 【0035】 <実施例9> W/O乳化型クリーム (1)スクワラン 15.00(重量%) (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.00 (3)架橋型メチルポリシロキサン 1.00 (4)ジメチコンコポリオール 3.00 (5)クオタニウム-18ヘクトライト 1.00 (6)抽出物8 1.00 (7)1,3-ブチレングリコール 8.00 (8)メチルパラベン 0.20 (9)精製水 残量 (10)香料 0.10 製法:(1)〜(5)を混合した油相に、(6)〜(9)の水相
を攪拌しながら徐々に添加しホモミキサーにて乳化す
る。乳化後、(10)を添加し混合する。 【0036】 <実施例10> クレンジングジェル (1)グリセリン 15.00(重量%) (2)1,3-ブチレングリコール 10.00 (3)無水ケイ酸 7.00 (4)ポリオキシエチレン(20EO)ラウリルエーテル 5.00 (5)ポリオキシエチレン(50EO)硬化ヒマシ油 2.50 (6)ジエチレングリコールモノエチルエーテル 5.00 (7)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 50.00 (8)水酸化カリウム(10重量%水溶液) 4.50 (9)抽出物12 0.05 (10)香料 0.10 (11)精製水 残量 製法:(3)、(7)を(11)に添加し均質とした後、(1)及
び(2)に(4)〜(6)を溶解させて加え、70℃に加熱し
て均一に溶解させる。次いで冷却して40℃にて(9)、
(10)を添加し、最後に(8)を加えて中和する。 【0037】 <実施例11> ヘアリンス (1)セタノール 3.00(重量%) (2)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.70 (3)シリコーン油 3.00 (4)ポリオキシエチレン(10EO)オレイルエーテル 1.00 (5)グリセリン 5.00 (6)抽出物10 0.01 (7)緑色3号(1重量%水溶液) 0.20 (8)香料 0.10 (9)精製水 残量 製法:(9)に(5)、(7)を加え、70℃に加熱する。一
方(1)〜(4)を混合、溶解し、70℃に加熱する。この
油相を攪拌しながら先に調製した水相に徐々に加えて予
備乳化し、ホモミキサーを加えて均一とした後冷却し、
40℃にて(6)、(8)を添加する。 【0038】 <実施例12> ヘアトリートメント (1)ポリオキシエチレン(30EO)ベへニルエーテル 4.00(重量%) (2)自己乳化型グリセリルモノステアレート 6.00 (3)ミリスチン酸イソプロピル 5.00 (4)ヘキシルデカノール 5.00 (5)スクワラン 3.00 (6)精製ラノリン 3.00 (7)ステアリン酸 5.00 (8)抽出物3 1.00 (9)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5.00 (10)グリセリン 10.00 (11)精製水 残量 (12)香料 0.20 製法:(1)〜(8)の油相成分を混合、加熱して80℃と
する。一方、(9)〜(11)の水相成分を混合、加熱して8
5℃とし、これに前記油相を添加して乳化し、冷却後4
0℃にて(12)を添加する。 【0039】 <実施例13> ヘアフォーム 原液処方 (1)モノオレイン酸 ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.00(重量%) (2)ジプロピレングリコール 8.00 (3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.10 (4)エタノール 15.00 (5)クエン酸 0.10 (6)香料 0.10 (7)パラオキシ安息香酸エステル 0.10 (8)イソステアロイル加水分解コラーゲン・ アミノメチルプロパンジオール塩 0.10 (9)ビニルピロリドン・ N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体 2.00 (10)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1.00 (11)精製水 残量 (12)抽出物8 0.20 充填処方 (a)原液 90.00 (b)噴射剤(液化石油ガス) 10.00 製法:(1)〜(11)を混合し、75℃まで加熱溶解した
後、ホモミキサーにて均質に混合する。その後冷却を行
い、40℃で(12)を添加し、混合する。充填は、缶に原
液を充填し、バルブ装着後ガスを充填する。 【0040】 <実施例14> ヘアワックス (1)キャンデリラロウ 4.00(重量%) (2)ベヘニルアルコール 1.00 (3)流動パラフィン 20.00 (4)スクワラン 10.00 (5)ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル 3.00 (6)香料 0.20 (7)高重合ポリエチレングリコール 0.10 (8)オキシベンゾン 0.05 (9)ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチル メタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液 1.00 (10)抽出物10 0.50 (11)キサンタンガム 0.10 (12)カルボキシビニルポリマー 0.05 (13)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20 (14)プロピレングリコール 10.00 (15)2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール 0.10 (16)精製水 残量 (17)加水分解シルク 0.10 製法:(1)〜(10)を混合溶解して油相とする。一方、(1
1)〜(15)を(16)に添加し、溶解して水相とする。次い
で、75℃にて水相に油相を添加し、ホモミキサーにて
均一に乳化する。その後冷却を行い、40℃で(17)を添
加し混合する。 【0041】 <実施例15> ヘアジェル (1)精製水 残量(重量%) (2)カルボキシビニルポリマー 0.70 (3)N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α −N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体 5.00 (4)グリセリン 5.00 (5)エタノール 10.00 (6)モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.50 (7)香料 0.20 (8)エデト酸三ナトリウム 0.05 (9)抽出物11 0.10 (10)水酸化ナトリウム(10重量%水溶液) 0.50 製法:(1)に(2)及び(3)を溶解する。次いで(4)〜
(9)を順次添加し均一化した後、(10)を添加して中和す
る。 【0042】 <実施例16> トニック (1)エタノール 60.00(重量%) (2)L−メントール 7.50 (3)パラオキシ安息香酸エステル 0.05 (4)抽出物7 1.00 (5)トウガラシチンキ 0.70 (6)香料 0.30 (7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.20 (8)グリセリン 1.50 (9)精製水 残量 製法:(1)〜(6)のアルコール相を混合し、均一化して
おく。50℃で溶解した成分(7)にアルコール相を加
え、予め均一化しておいた成分(8)と(9)を加えて混合
した後、ろ過する。 【0043】 <実施例17> 洗顔料 (1)ステアリン酸 10.00(重量%) (2)パルミチン酸 10.00 (3)ミリスチン酸 12.00 (4)ラウリン酸 4.00 (5)オレイルアルコール 1.50 (6)ラノリンアルコール 1.00 (7)抽出物4 0.50 (8)水酸化カリウム 6.00 (9)精製水 残量 (10)1,3-ブチレングリコール 10.00 (11)香料 0.10 製法:(1)〜(6)の油相及び(7)〜(10)の水相をそれぞ
れ75℃に混合加熱溶解した後、油相に水相を加えてケ
ン化する。冷却後40℃で(11)を添加して混合する。 【0044】 <実施例18> ボディシャンプー (1)ラウリン酸 5.00(重量%) (2)ミリスチン酸 7.50 (3)ラウロイルジエタノールアミド 5.00 (4)抽出物7 1.00 (5)グリセリン 20.00 (6)水酸化カリウム(10重量%水溶液) 3.00 (7)精製水 残量 (8)香料 0.30 製法:(1)〜(3)の油相及び(4)〜(7)の水相をそれぞ
れ75℃に混合加熱溶解した後、油相に水相を加えてケ
ン化する。冷却後40℃で(8)を添加して混合する。 【0045】 <実施例19> メイクアップベース (1)ステアリン酸 1.00(重量%) (2)ベヘニルアルコール 0.50 (3)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル 1.50 (4)抽出物9 0.90 (5)スクワラン 10.00 (6)1,3-ブチレングリコール 10.00 (7)グリセリン 3.00 (8)精製水 残量 (9)キサンタンガム(1重量%水溶液) 10.00 (10)水酸化カリウム(10重量%水溶液) 1.00 (11)香料 0.10 (12)二酸化チタン 1.00 (13)ベンガラ 0.01 (14)黄酸化鉄 0.04 製法:(12)〜(14)を(6)で混練し、これを(7)〜(9)の
水相に添加、混合し、70℃に加熱する。一方、(1)〜
(5)の油相成分を混合、加熱して70℃とする。(10)を
加えた水相に油相を攪拌しながら添加して乳化する。4
0℃まで冷却した後、(11)を添加する。 【0046】 <実施例20> O/W乳化型ファンデーション (1)ステアリン酸 1.00(重量%) (2)スクワラン 5.00 (3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.00 (4)セタノール 1.00 (5)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル 1.50 (6)抽出物7 0.30 (7)1,3-ブチレングリコール 8.00 (8)キサンタンガム(1重量%水溶液) 10.00 (9)精製水 残量 (10)水酸化カリウム(10重量%水溶液) 1.00 (11)酸化チタン 9.00 (12)タルク 7.40 (13)ベンガラ 0.50 (14)黄酸化鉄 1.50 (15)黒酸化鉄 0.20 (16)香料 0.10 製法:(11)〜(15)を(7)で混練し、これを(6)〜(9)の
水相に添加、混合し、70℃に加熱する。一方、(1)〜
(5)の油相成分を混合、加熱して70℃とする。(10)を
加えた水相に油相を攪拌しながら添加して乳化する。4
0℃まで冷却した後、(16)を添加する。 【0047】 <実施例21> W/O乳化型ファンデーション (1)タルク 10.00(重量%) (2)微粒子二酸化チタン 5.00 (3)二酸化チタン 8.00 (4)ポリアクリル酸アルキル 5.00 (5)ベンガラ 0.40 (6)黄酸化鉄 1.50 (7)黒酸化鉄 0.20 (8)スクワラン 7.00 (9)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.00 (10)ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.00 (11)パラメトキシ桂皮酸オクチル 3.00 (12)精製水 残量 (13)1,3-ブチレングリコール 5.00 (14)パラオキシ安息香酸メチル 0.20 (15)抽出物5 0.50 製法:(8)〜(11)の油相成分を均一に混合し、(1)〜
(7)を添加してホモミキサーで分散させ油相分散液を調
製する。加熱溶解した(12)〜(14)を油相分散液に添加し
乳化する。最後に(15)を添加して均一に混合する。 【0048】 <実施例22> ツーウェイファンデーション (1)シリコーン処理タルク 残量(重量%) (2)シリコーン処理マイカ 20.00 (3)シリコーン処理二酸化チタン 10.00 (4)シリコーン処理微粒子二酸化チタン 2.00 (5)フッ素処理ベンガラ 0.45 (6)フッ素処理黄酸化鉄 2.20 (7)フッ素処理黒酸化鉄 0.22 (8)ステアリン酸亜鉛 1.00 (9)ナイロンパウダー 5.00 (10)スクワラン 5.00 (11)固形パラフィン 0.50 (12)ジメチルポリシロキサン 4.00 (13)リンゴ酸ジイソステアリル 1.00 (14)パラメトキシケイ皮酸オクチル 2.00 (15)酢酸トコフェロール 0.05 (16)抽出物1 0.50 製法:(1)〜(9)の粉体相をハンマーミルで粉砕した
後、ブレンダーで混合し均一化する。(10)〜(15)の油相
を80℃で溶解し均一化した後、粉体相に添加して混練
する。その後、ハンマーミルで粉砕し、篩過したバルク
を金皿に圧縮成型する。 【0049】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、保
湿性に優れ、肌荒れ改善効果に優れた皮膚外用剤を得る
ことができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/11 A61K 7/11 7/48 7/48 7/50 7/50 (72)発明者 花野 彰紀 兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目13番地 の1 株式会社ノエビア神戸本社内 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AA122 AB032 AB172 AB212 AB232 AB242 AB442 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC212 AC242 AC302 AC352 AC422 AC432 AC442 AC482 AC532 AC542 AC582 AC642 AC692 AC712 AC792 AD042 AD072 AD092 AD152 AD172 AD282 AD352 AD432 AD452 AD512 AD532 AD572 AD662 CC02 CC04 CC05 CC12 CC23 CC24 CC31 CC32 CC33 CC39 DD23 DD27 DD32 DD33 DD41 EE06 EE12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】テプイアンタ科(Tepuianthaceae)植物か
    ら得られる成分を含有する皮膚外用剤。
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