JP2003300512A - スペーサおよび熱転写用プレス機 - Google Patents

スペーサおよび熱転写用プレス機

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JP2003300512A
JP2003300512A JP2002106796A JP2002106796A JP2003300512A JP 2003300512 A JP2003300512 A JP 2003300512A JP 2002106796 A JP2002106796 A JP 2002106796A JP 2002106796 A JP2002106796 A JP 2002106796A JP 2003300512 A JP2003300512 A JP 2003300512A
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pressure
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thermal transfer
image
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JP2002106796A
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Masaru Kaneizumi
勝 金泉
Takeshi Sakura
武司 佐倉
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Upepo and Maji Inc
Original Assignee
Upepo and Maji Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇華性染料インクで写真や絵や文字等の画像
を印刷した転写紙等担体を布帛等に、圧や熱を利用して
転写する場合の、熱転写用プレス機の圧力斑によって生
じる画像の転写斑の解消のための熱転写用プレス機用ス
ペーサーと熱転写用プレス機を提供する。 【解決手段】 厚さが一辺から一辺に向かって徐々に厚
くなる板状体である開閉式熱転写用プレス機のためのス
ペーサと固定部と可動部の間でプレスし、圧およびまた
は熱によって、担体上の画像を繊維材に転写時に前記の
スペーサーを、固定部に配したことを特徴とする熱転写
用プレス機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、転写紙などの担体
に印刷された写真や絵や文字等の画像を圧や熱を利用し
て衣服や布帛などの繊維材へ転写する熱転写用プレス機
に使用するスペーサーとそのスペーサーを使用した熱転
写用プレス機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャラクターの絵や文字または写
真等をTシャツなどの衣服に転写して、キャラクター入
り等のTシャツを製造する場合、熱転写により製造する
方法がある。これは、支持台の上にTシャツなどの衣服
を広げ、前記衣服の上にキャラクターの絵や文字の印刷
された基材フィルム(担体)を衣服の所定位置に合わせ
て配置し、基材フィルム(担体)をアイロン等で加熱し
て衣服に前記絵や文字を転写するものである。工場等で
多量に熱転写を行う場合には、固定された支持台上に衣
服、基材フィルムの順に配置した後、支持台の上方に昇
降可能に設けられた大型のアイロンを手動で引き下げて
基材フィルムに押し当てる、或いはスイッチで自動的に
昇降するように形成されている場合は前記スイッチの切
り替えによって押し当てる等の方法で行っている。さら
に、固定部と可動部とを構成部位として備え、可動部が
一部で支持されて開閉する開閉方式転写装置で、前記固
定部上に衣服、基材フィルムの順に配置し可動部を閉め
ることで、圧およびまたは熱によって、基材フイルム上
の画像を衣服等の繊維材に転写する装置も広く使用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、広く使用さ
れている、比較的小面積の転写に効率よく使用できる、
固定部と可動部とを構成部位として備え、可動部が一部
で固定されて開閉する開閉方式熱転写用プレス機は、前
記固定部上に衣服、基材フィルムの順に配置し可動部を
閉めることで、圧およびまたは熱によって、基材フイル
ム上の画像を衣服等の繊維材に転写する装置において、
可動部が一部で支持されて開閉することで固定部との間
で熱圧を衣服、基材フイルムに付与する機構上、圧が可
動部と固定部の間で均一となり難い問題を抱えている。
このため例えば基材フイルム等の画像が衣服に均一に転
写されない不具合が多発することになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定部と可動
部とを構成部位として備え、可動部が一部で支持されて
開閉する開閉方式熱転写用プレス機であって、写真や文
字等の画像が形成された担体を被転写体である平坦繊維
材に重ねて、前記固定部と可動部の間に配置し、圧およ
びまたは熱によって、担体上の画像を繊維材に転写する
装置における圧斑をなくし、均一な画像が得るための、
当該装置用スペーサーと当該スペーサーを装填した熱転
写用プレス機を提供するものである。すなわち本発明
は、最大厚さが10mm以下である板状体であり、厚さ
が一辺部において最小で当該一辺に対向する一辺で最大
であるように変化している板状体であることを特徴とす
る開閉式熱転写用プレス機のためのスペーサーであり、
また平面形状が長方形である請求項1記載の開閉式熱転
写用プレス機のためのスペーサであり、さらにまた少な
くとも固定部と可動部とを構成部位として備え、可動部
が一部で支持されて開閉する開閉方式熱転写用プレス機
であって、写真や文字等の画像が形成された担体を被転
写体である平坦繊維材に重ねて、前記固定部と可動部の
間に配置し、圧およびまたは熱によって、担体上の画像
を繊維材に転写するプレス機において、前記のスペーサ
ーを、固定部に配したことを特徴とする熱転写用プレス
機である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、具体的な実施形態に基づい
て説明するが、本発明はかかる実施形態によって限定さ
れるものではない。本発明の、一部位で支持され(一部
位を支点として)開閉する機構である、開閉式熱転写用
プレス機のためのスペーサーは、所謂ホフマン式と称さ
れている当該開閉式熱転写用プレス機が本来有している
課題、固定部と可動部間の圧が支点側と支点と反対側と
で圧の不均一性が生じることを補正せんが為のものであ
る。本発明の適用される開閉式熱転写用プレス機は、た
とえば、固定された方形の下部固定部と、上部の下部固
定部と同形の可動部とで基本的に構成され、可動部は、
方形の一辺に設けられた支点機構によって開閉可動する
ものである。
【0006】支点側で可動部に力が懸けられる場合は、
固定部と可動部間の圧が支点側で大きい圧となり支点と
反対側で小さい圧となる。反対に支点と反対側で可動部
に力が懸けられる場合は、固定部と可動部間の圧が支点
側で小さい圧となり支点と反対側で大きい圧となる。例
えば、文字の転写の場合は、担体である転写紙に鏡像で
ある文字の画像を昇華性染料含有インクで形成し、この
画像形成転写紙の画像形成面を転写したい布帛に当接さ
せて、転写紙画像形成面の反対面が可動部に当接するよ
うに、固定部と可動部間に挟まれるように固定部上に載
置し、加熱手段を備えた可動部が所定温度に達した状態
で可動部を閉じて転写紙と布帛に圧と熱とを加えて所定
時間保持する。この処理により転写紙上の画像である文
字が布帛上に昇華し転写されることになる。
【0007】かかる文字等の転写の場合は、上記した圧
の差異が布帛上に転写された文字に影響することが少な
い。しかし、近年発達してきたインクジェットプリンタ
ーで細密な写真を昇華性染料インクで転写紙にプリント
したものをTシャツ等に転写する場合等は、上記した圧
の差異が布帛上に転写された写真に大きく影響し、原画
像または転写紙上に形成された画像とは異なる転写画像
となる場合が多発し、特に個人が家庭で実施する場合で
なく企業が個人の委託を受けて商品として提供する場合
は、この欠点が重大な商品欠陥となる。
【0008】かかる問題の発生は、プレス機を作成する
ときに勿論注意して調整されるものであるが、圧の微妙
な調節ができ、圧の不均一性を有さない開閉式熱転写用
プレス機を作成することは至難である。また、新品時に
圧の不均一性を有さない開閉式熱転写用プレス機であっ
ても、開閉を多数重ねた場合には、徐々に圧の不均一性
を有するようになる。本発明は、新品時の圧の不均一
性、使用中に発生する圧の不均一性等を、その都度補正
して、圧の不均一性の無い状態で、転写紙上の画像を布
帛等に再現することのできる開閉式熱転写用プレス機用
の圧補正スペーサーである。
【0009】本発明のスペーサーは、最大厚さが10m
m以下である板状体であり、厚さが一辺部において最小
で当該一辺に対向する一辺で最大であるように変化して
いる板状体であることを特徴とする開閉式熱転写用プレ
ス機用スペーサーである。具体的に説明すれば、開閉式
熱転写用プレス機のプレス面である固定部または可動部
の小さい方の面積、形状にほぼ等しいものである薄い板
状のものであり、例えばその厚さが一方(開閉される支
持部のある辺と対向する辺が相対する方向における)か
ら他方に向けて徐々に変化しているものである。例えば
40cmかける30cmの長方形であり、長辺の一辺
の厚さが0.5mmで長辺の一方から他方に向かい徐々
に厚さが変化して、他長辺の一辺における厚さが3mm
であり、短辺方向での厚さの変化がない板材、上記例
と短辺方向に左右同形で中央部が最大厚さを有するよう
な円弧状である以外同じ数値である板材が挙げられる。
本発明のスペーサーを構成する材料は、転写時の温度が
200℃、時間が60秒程度であることからして、少な
くとも200℃に耐え得る材質のものが好ましく、かか
る性質をもったものであれば特に限定はされないが、耐
熱性フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、銅板、アルミニ
ウム板、鉛板、天然ゴム板、耐熱性合成ゴム板材、木板
等が適宜選択使用できる。
【0010】
【実施例】*実施例1 熱転写用プレス機(奥野電気産業株式会社製、AF−5
4 TEN型:下固定部の長辺約50cm短辺約40c
m:上可動部の形状も固定部に同じ、長辺部の一辺に可
動支持部が設置され、上可動部に加熱手段が設置された
装置)を使用した。この下固定部にシリコーンゴム製の
長辺約50cm短辺約40cm厚さの一方が0.5mm
で他方が2.5mmの短辺相対方向には厚さ一定の板材
であるスペーサーを厚さの薄い方を支持部側になるよう
に載置しその上に木綿布帛をカバーとして配設した。一
方、CMYおよび黒の4色の昇華性染料インクを使用
し、インクジェットプリンターで、原画像である風景写
真をコンピューターに取り込み色調整して、A−3の大
きさで転写紙に印刷した。この転写紙印刷面をポリエス
テル・木綿のダブルニットで表がポリエステルであるT
シャツのポリエステル表地腹部側に重ね、プレス機の下
固定部木綿布帛上にTシャツを下転写紙を上にして載置
し、可動部を195℃に設定し、該可動部を閉じて30
秒間プレスし、印刷された画像をTシャツに昇華転写
し、転写捺染Tシャツを得た。得られた転写捺染Tシャ
ツにおける画像は鮮明であり長辺方向における、画像の
濃淡、鮮明さに差は無かった。
【0011】 *比較例1 実施例1における、スペーサーを載置しない以外は同じ
ようにして、転写捺染Tシャツを得た。得られた転写捺
染Tシャツにおける画像は鮮明であるが、長辺方向にお
ける、画像の濃淡、鮮明さにおいて可動部支持側との反
対側において画像が淡くなり、鮮明さの不十分な部分が
あり、原画像が十分に再現されていなかった。
【0012】*実施例2 実施例1における同形式の熱転写用プレス機を使用し
た。この下固定部にアルミニウム製の長辺約50cm短
辺約40cm厚さの一方が0.5mmで他方が1.5m
m、2.0mm、2.5mm、3.0mm、4.5mm
5種の短辺相対方向には厚さ一定の板材であるスペーサ
ーを用意して、厚さの薄い方を支持部側になるように各
載置しその上に木綿布帛をカバーとして配設した。一
方、CMYおよび黒の4色の昇華性染料インクを使用
し、インクジェットプリンターで、原画像である動物
(犬)写真をコンピューターに取り込み色調整して、A
−3の大きさで転写紙に印刷した。この転写紙印刷面を
ポリエステル・木綿のダブルニットで表がポリエステル
であるTシャツのポリエステル表地腹部側に重ね、プレ
ス機の下固定部木綿布帛上にTシャツを下転写紙を上に
して載置し、可動部を195℃に設定し、該可動部を閉
じて30秒間プレスし、印刷された画像をTシャツに昇
華転写し、転写捺染Tシャツを得た。得られた転写捺染
Tシャツにおける画像は、長辺他方厚さが1.5mmと
4.5mmの場合を除き、鮮明であり長辺方向におけ
る、画像の濃淡、鮮明さに差は無かった。長辺他方厚さ
が1.5mmの場合は、長辺方向における、画像の濃
淡、鮮明さにおいて可動部支持側との反対側において画
像が少し淡く品質上殆ど問題が無いが、原画像の十分な
再現に若干の問題があった。長辺他方厚さが4.5mm
の場合は、長辺方向における、画像の濃淡、鮮明さにお
いて可動部支持側において画像が少し淡く品質上殆ど問
題が無いが、原画像の十分な再現に若干の問題があっ
た。
【0013】
【発明の効果】本発明のスペーサーおよびそれを装填し
た熱転写用プレス機は、例えばインクジェットで昇華性
染料インクで写真や絵や文字等の画像を印刷した転写紙
を布帛等に、圧や熱を利用して転写する場合に、熱転写
用プレス機の圧力斑によって生じる画像の転写斑の解消
に効果があり、熱転写用プレス機の相互の差異や使用中
に発生する圧変動や圧斑に即応できる点で、熱転写生産
上に極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E095 AA14 BA01 CA01 DA02 DA42 DA55 FA12 FA23 4H057 AA01 DA01 FA16 FA17 GA05 HA01 HA02 JA10 JA14 JB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最大厚さが10mm以下である板状体であ
    り、厚さが一辺部において最小で当該一辺に対向する一
    辺で最大であるように変化している板状体であることを
    特徴とする開閉式熱転写用プレス機のためのスペーサ
    ー。
  2. 【請求項2】 平面形状が長方形である請求項1記載の
    開閉式熱転写用プレス機のためのスペーサー。
  3. 【請求項3】 少なくとも固定部と可動部とを構成部位
    として備え、可動部が一部で支持されて開閉する開閉方
    式熱転写用プレス機であって、写真や文字等の画像が形
    成された担体を被転写体である平坦繊維材に重ねて、前
    記固定部と可動部の間に配置し、圧およびまたは熱によ
    って、担体上の画像を繊維材に転写する熱転写用プレス
    機において、請求項1または2記載のスペーサーを、固
    定部に配したことを特徴とする熱転写用プレス機。
JP2002106796A 2002-04-09 2002-04-09 スペーサおよび熱転写用プレス機 Pending JP2003300512A (ja)

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