JP2003299698A - ベッド等における背上げ機構 - Google Patents

ベッド等における背上げ機構

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JP2003299698A JP2002105751A JP2002105751A JP2003299698A JP 2003299698 A JP2003299698 A JP 2003299698A JP 2002105751 A JP2002105751 A JP 2002105751A JP 2002105751 A JP2002105751 A JP 2002105751A JP 2003299698 A JP2003299698 A JP 2003299698A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトムの回転中心を、大転子に近づけるよう
にすることで、背上げ時に、身体のずれ、身体への圧迫
を抑制可能とする。 【解決手段】基端側近傍を中床4に回動可能に取着する
一方、先端側を転動部材5を介して背枠部材3に移動可
能に当接した背上げリンク6と、前記背枠部材3の基端
側に、上端部を軸止めした背枠支持リンク7と、この背
枠支持リンク7の下端側に一端側を回動自在に取り付け
た背上げ補助リンク8と、この背上げ補助リンク8と等
長で平行状に配置した平行リンク9とを有し、これら背
上げ補助リンク8と平行リンク9との他端側を、前記中
床4の取付部10に回動自在に取り付ける構成とする。
前記背上げリンク6の基端側と、前記背上げ補助リンク
8の他端側に取り付けた起動腕11とを連動杆12によ
って連結し、この連動杆12に直動駆動手段13を連結
して、この直動駆動手段13を起動して、前記背枠部材
3を、傾斜変位させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも背上げ
機構を備えたベッドにおいて、背上げ時に、身体のず
れ、身体への圧迫を抑制可能とした、ベッド等における
背上げ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば人体の上半身を起こす場合、上半
身は背中、腰、大腿部にかけての屈曲箇所(以下、大転
子)を中心として回転すると仮定すると(図10参
照)、背を支えるボトムBも、大転子を中心として回転
することが理想と考えられる(図11参照)。ところ
で、これまでは、ベッドにおける床部起伏機構(背上げ
及び膝上げ機構)、すなわちギャッチ機構においては、
多くは分割したボトムBをヒンジ結合して(図12参
照)、駆動機構により背に対応するボトムを駆動機構に
よって背上げさせたり、足側にあっては、膝裏に対応す
るボトムおよび脛に対応する足ボトムを駆動機構や、連
動機構によって膝上げを行うようにしてきた。一方、本
出願人は、背上げ時に、背ボトムを支える支持フレーム
Fを、頭側に変位させながら傾斜させるように機能する
リトラクト機能を有する背上げ機構を提案してきている
(図13参照)。かかる機構によれば、背上げ時におい
ても、背ボトムから腰ボトムにかけてのスペースを確保
することができ、患者の腹部への圧迫を軽減して、快適
性を高めることに寄与している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ヒンジ結合型のベッドでは、背に対応するボトムBが傾
斜することで、背中が足側の方に押し出されて身体がず
れ、さらには背中、腰、大腿部にかけての屈曲箇所が不
自然な圧迫感を受ける要因となっていた(図14参
照)。また、後者のリトラクト機能を有するベッドで
は、背ボトムを支える支持フレームFは、頭側に変位し
ながら傾斜するため、ボトム回転中心(支持フレームF
回転中心)は瞬間瞬間でずれていき、図15に示すよう
な軌跡を辿ることになる。かかるベッドにおいても、支
持フレームF回転中心は、大転子からずれることにな
り、未だ改善の余地があるといえる。本発明は、このよ
うな課題を改善するために提案されたものであって、少
なくとも背上げ機構を備えたベッドにおいて、ボトムの
回転中心を、大転子に近づけるようにすることで、背上
げ時に、身体のずれ、身体への圧迫を抑制可能とした、
ベッド等における背上げ機構を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明では、請求項1において、先端側を転動
部材を介してベッド等における背に対応する背ボトムを
支持してなる背枠部材に移動可能に当接した背上げリン
クと、前記背枠部材の基端側に、鉛直方向に指向すると
共に回動可能に軸止めした背枠支持リンクと、この背枠
支持リンクの下端側に一端側を回動自在に取り付けた背
上げ補助リンクと、この背上げ補助リンクに近接して一
端側を回動自在に取り付けた平行リンクと、これら背上
げ補助リンクと平行リンクとの他端側を、ベッド等にお
けるベッドフレームを構成する中床に回動自在に取り付
けることで、前記背枠部材を起伏可能に連結する構成と
し、前記背上げリンクの基端側と、前記背上げ補助リン
クの他端側に連設した起動腕とを連動杆によって連結す
ると共に、この連動杆に直動駆動手段を連結して、この
直動駆動手段を起動して、前記背枠部材を、傾斜変位さ
せるようにしたベッド等における背上げ機構を開示す
る。また本発明では、請求項2において、ベッド等にお
ける背に対応する背ボトムを支持してなる背枠部材を、
ベッド等におけるベッドフレームを構成する中床に、一
対の背枠支持リンクと、背上げ補助リンクと、この背上
げ補助リンクと等長で平行状に配置した平行リンクとで
起伏可能に連結する構成とし、前記一対の背枠支持リン
クは、上端部を前記背枠部材の基端寄りに、所定間隔を
隔てて、それぞれ回動自在に取り付け、前記背上げ補助
リンクと平行リンクとは、互いに平行に、上下方向に近
接した距離を隔てて、背枠支持リンクと中床における取
付部に取り付け、前記背上げ補助リンクの前記中床との
軸止め箇所に連設した起動腕に、直動駆動手段を連結
し、この直動駆動手段を起動して、前記背枠部材を傾斜
変位させるようにしたベッド等における背上げ機構を開
示する。さらに本発明では、請求項3において、ベッド
等における背に対応する背ボトムを支持してなる背枠部
材を、ベッド等におけるベッドフレームを構成する中床
に、背枠支持リンクと、背上げリンクと、背上げリンク
に平行状に配置した平行リンクとで起伏可能に連結する
構成とし、前記背上げリンクは、先端側に設けた転動部
材を前記背枠部材における案内枠を移動可能に当接さ
せ、中間部位における屈曲箇所を前記背枠支持リンクの
下端近傍に回動自在に軸止めする一方、基端側を中床に
回動自在に取り付けるようにし、前記平行リンクは、前
記背枠支持リンクにおける背上げリンクの取付箇所に近
接した位置に、一端側を回動自在に取り付ける一方、他
端側を、前記中床に取り付けた背上げリンクの基端側の
直近の箇所に、回動自在に取り付けて、前記背上げリン
クと平行リンクの、前記背枠支持リンクとの取付箇所
と、前記中床における取付箇所までの寸法を互いに等し
く、且つ平行状態になるように配置してなり、前記背上
げリンクの基端側に連設した起動腕に直動駆動手段を連
結して、この直動駆動手段を起動して、前記背枠部材
を、傾斜変位させるようにしたベッド等における背上げ
機構を開示する。
【0005】なお本発明において、ベッド等とは、病院
用ベッドを初めとして、I.C.Uベッド、在宅用ベッ
ドも含むものとする。
【0006】請求項1によれば、直動駆動手段を起動し
て起動軸を伸長させると、連動杆によって、背上げ補助
リンク他端側の起動腕と、背上げリンクの基端側が連動
変位し、前記背上げリンクと背上げ補助リンクとが傾斜
変位していく。すると、背上げリンク先端側の転動部材
が、背枠部材に沿って背枠部材基端側に移動しながら背
枠部材を押し上げ、背枠部材を傾斜させることができ
る。一方、前記背上げ補助リンクは、中床における軸止
め箇所中心として同方向に変位していく。この時、近接
配置した平行リンクも同角度変位する平行リンク運動に
より、前記背枠支持リンクが鉛直状に上昇していき、背
枠部材を押し上げる。
【0007】請求項2によれば、直動駆動手段を起動す
ることで、背上げ補助リンクと平行リンクとは平行リン
ク運動をなして、前記一対の背枠支持リンクは、背上げ
補助リンクと平行リンクとの平行リンク運動によって、
これら背上げ補助リンクと平行リンクとの取付箇所はそ
れぞれ円運動をしつつ、前記一対の背枠支持リンク自体
も鉛直状態を維持しながら上昇する。
【0008】請求項3によれば、直動駆動手段を起動す
ることで、背上げリンクと平行リンクとは平行リンク運
動をなし、背枠支持リンク自体も鉛直状態を維持しなが
ら上昇する一方、前記背上げリンク先端側の転動部材
を、背枠部材における案内枠に沿って当接状態で背上げ
リンク先端側を上昇させて、前記背枠部材を傾斜させる
ことができる。
【0009】
【発明の実施の態様】以下、本発明にかかるベッド等に
おける背上げ機構について、一つの実施の態様を示し、
添付の図面に基づいて説明する。図1にベッド等におけ
る背上げ機構1を示す。この背上げ機構1は、背に対応
する背ボトム2を構成する背ボトムユニット2u,2
u,2uを支持してなる背枠部材3と、中床4とを起伏
可能に連結するものである。すなわち前記背上げ機構1
は、基端側近傍を前記中床4に回動可能に取着する一
方、先端側を転動部材5を介して前記背枠部材3に移動
可能に当接した背上げリンク6と、前記背枠部材3の基
端側に、上端部を回動可能に軸止めした背枠支持リンク
7と、この背枠支持リンク7の下端側に一端側を回動自
在に取り付けた背上げ補助リンク8と、この背上げ補助
リンク8と等長で平行状に配置した平行リンク9とを有
し、これら背上げ補助リンク8と平行リンク9との他端
側を、前記中床4に突設した取付部10に回動自在に取
り付ける構成としている。また前記背上げ機構1は、前
記背上げリンク6の基端側と、前記背上げ補助リンク8
の他端側に取り付けた起動腕11とを、連動杆12によ
って連結すると共に、この連動杆12に、中床4に平行
に伸縮駆動する直動駆動手段13を連結して、この直動
駆動手段13を起動して、前記背枠部材3を、傾斜変位
させるようにしている。
【0010】前記背枠部材3は、プレス加工した前記背
ボトムユニット2uを掛け渡すように取り付けると共
に、前記背上げリンク6の先端側の転動部材5を転動自
在に当接させるための案内枠(図示省略)を設けた一対
の縦枠3aを有する。
【0011】前記背上げリンク6は、前記中床4に回動
可能に取着した基端側近傍を屈曲させた形状としてい
る。
【0012】前記背枠支持リンク7は、背枠部材3にお
ける縦枠3aの基端側に、上端部を軸止めして、常時鉛
直方向に指向している。
【0013】前記背上げ補助リンク8は、側面略くの字
型形状のリンクで、前記背枠支持リンク7との取付箇所
である一端側と、中床4に突設した取付部10との取付
箇所である他端側までの寸法が前記平行リンク9の長さ
寸法と等しく、且つ平行リンク9の一端側と他端側と
を、前記背上げ補助リンク8と平行状態になるように配
置している。また、前記背上げ補助リンク8他端側の起
動腕11の寸法と、前記背上げリンク6の軸止め箇所か
ら基端までの寸法は同寸法で、直動駆動手段13を起動
して連動杆12の動きによって、前記起動腕11と背上
げリンク6の軸止め箇所から基端までの部位は、平行リ
ンク運動をなすようにしている。
【0014】そして前記直動駆動手段13は、モータ1
3aを中床4に取り付け、軸方向に伸縮作動する起動軸
13bを有し、前記連動杆12と背上げ補助リンク8の
起動腕11との連結箇所に接続している。
【0015】次に、以上のような構成の背上げ機構1の
動作を説明する。背枠部材3を平坦な状態から、直動駆
動手段13を起動して背上げを行うと、直動駆動手段1
3における起動軸13bが軸方向に突出し、連動杆12
と背上げ補助リンク8の起動腕11との連結箇所を押し
込む。すると、連動杆12によって起動腕11と背上げ
リンク6の中床4との軸止め箇所から基端までの部位
は、平行リンク運動をなし、前記背上げ補助リンク8と
背上げリンク6とは連動変位していく。前記背上げ補助
リンク8が変位していくと、平行リンク9も平行リンク
運動をなし、背枠支持リンク7に作用して背枠支持リン
ク7を押し上げ、背枠部材3の基端側を押し上げてい
く。
【0016】一方、背上げリンク6も、中床4先端側に
おける軸止め箇所を中心に回転変位していき、背上げリ
ンク6先端側の転動部材5が、背枠部材3における縦枠
3a,3aの案内枠に沿って当接状態で背枠部材3を押
し上げていくので、前記背枠部材3は、傾斜していく
(図3、図4参照)。
【0017】ここで、以上のような背上げ機構1を構成
する各部材の動きを見ると、図2に示すように直動駆動
手段13を起動することで、起動腕11と背上げリン
ク6の中床4との軸止め箇所から基端までの部位は平行
リンク運動、背上げ補助リンク8と平行リンク9とは
平行リンク運動、背枠支持リンク7は、下端側の背上
げ補助リンク8と平行リンク9の一端側との取付箇所は
背上げ補助リンク8の回転半径とする円運動(図2中、
点線で示す円)をしながら、背枠支持リンク7自体は鉛
直状態を維持しつつ上昇する。
【0018】かかる動作において、背枠部材3、すなわ
ち背ボトム2と背ボトム2の回転中心軸は、図5に示す
ような軌跡を辿る。このように、回転中心軸の軌跡は、
人体の屈曲箇所である大転子に近接したものとなり、こ
れまでの背上げ機構に比較して、理想的な背上げ軌跡に
近付けることができ、背上げ動作によるずれの抑制、圧
迫感の大幅な軽減化が期待できる。
【0019】本発明にかかるベッド等における背上げ機
構1は、図6に示すように構成することもできる。な
お、この場合の背上げ機構1では、前述の実施態様にお
ける背上げ機構1と実質的に同様の構成のものには、同
符号を付すものとする。すなわち図6に示す背上げ機構
1では、背枠部材3を、中床4に、一対の背枠支持リン
ク7,7と、背上げ補助リンク8と等長で平行状に配置
した平行リンク9とで起伏可能に連結する構成としてい
る。そして、前記背上げ補助リンク8の他端側に取り付
けた起動腕11に、中床4に平行に伸縮駆動する直動駆
動手段13を連結して、この直動駆動手段13を起動し
て、前記背枠部材3を、傾斜変位させるようにしてい
る。前記一対の背枠支持リンク7,7は、上端部を前記
背枠部材3の基端寄りに、所定間隔を隔てて、それぞれ
回動自在に取り付けている。前記背上げ補助リンク8と
平行リンク9とは、互いに平行に、上下方向に近接した
距離を隔てて、背枠支持リンク7,7と中床4における
取付部10に取り付けている。この場合、背上げ補助リ
ンク8および平行リンク9と、一対の背枠支持リンク
7,7との取付箇所と、前記背枠部材3とは互いに平行
状態にある。
【0020】以上の背上げ機構1においても、直動駆動
手段13を起動することで、背上げ補助リンク8と平
行リンク9とは平行リンク運動、一対の背枠支持リン
ク7,7は、背上げ補助リンク8と平行リンク9との平
行リンク運動によって、これら背上げ補助リンク8と平
行リンク9との取付箇所は、それぞれ中床4との取付箇
所である取付部10を中心とする円運動をしつつ、背枠
支持リンク7,7自体は鉛直状態を維持しながら上昇す
る(図7参照)。このような背上げ機構1によっても、
回転中心軸の軌跡は、人体の大転子に近接したものとな
り、これまでの背上げ機構に比較して、理想的な背上げ
軌跡に近付けることができる。
【0021】本発明にかかるベッド等における背上げ機
構1は、図8に示すように構成することもできる。この
背上げ機構1では、背枠部材3を、中床4に、背枠支持
リンク7と、背上げリンク6と、背上げリンク6に平行
状に配置した平行リンク9とで起伏可能に連結する構成
としている。そして、前記背上げリンク6の末端側に取
り付けた起動腕11に、中床4に平行に伸縮駆動する直
動駆動手段13を連結して、この直動駆動手段13を起
動して、前記背枠部材3を、傾斜変位させるようにして
いる。
【0022】前記背枠支持リンク7は、上端部を前記背
枠部材3の基端寄りに、回動自在に取り付けている。
【0023】また前記背上げリンク6は、長尺な側面略
への字型のもので、先端側に設けた転動部材5を前記背
枠部材3の一対の縦枠3aにおける案内枠を移動可能に
当接させ、中間部位における屈曲箇所を前記背枠支持リ
ンク7の下端近傍に回動自在に軸止めする一方、基端側
を中床4に突設した取付部10に回動自在に取り付けて
いる。
【0024】前記平行リンク9は、前記背枠支持リンク
7における背上げリンク6の取付箇所に近接して直下
に、一端側を回動自在に取り付けており、中床4の取付
部10に取り付けた背上げリンク6の基端側に直近の箇
所に、他端側を回動自在に取り付けている。この場合、
背上げリンク6と平行リンク9の、前記背枠支持リンク
7との取付箇所と、中床4に突設した取付部10との取
付箇所までの寸法が互いに等しく、且つ平行状態になる
ように配置している。
【0025】以上の背上げ機構1においても、直動駆動
手段13を起動することで、背上げリンク6と平行リン
ク9とは平行リンク運動をなし、背枠支持リンク7自体
も鉛直状態を維持しながら上昇する。一方、この際、背
上げリンク6先端側の転動部材5は、背枠部材3におけ
る縦枠3a,3aの案内枠に沿って当接状態で背枠部材
3を押し上げていくので、前記背枠部材3は、傾斜して
いく(図9参照)。このような背上げ機構1によって
も、これまでの背上げ機構に比較して、理想的な背上げ
軌跡に近付けることができ、背上げ動作によるずれや圧
迫感を大幅に軽減させることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造で、背上げ
動作による背ボトムの回転中心軸の軌跡を、人体の背
中、腰、大腿部にかけての屈曲箇所に近接させることが
でき、これまでの背上げ機構に比較して、理想的な背上
げ軌跡に近付けることができ、背上げ動作によるずれの
抑制、圧迫感の大幅な軽減化が期待できる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるベッド等における背上げ機構の
一つの実施態様を示す、機構的構成説明図である。
【図2】図1に示す背上げ機構の動作を説明する作用図
である。
【図3】図1に示す背上げ機構の動作を説明する作用図
である。
【図4】図1に示す背上げ機構の動作を説明する作用図
である。
【図5】本発明にかかるベッド等における背上げ機構に
よる背ボトムの動作の軌跡と、背ボトム回転中心の軌跡
と、人体の大転子の位置関係を示した、模式的な説明図
である。
【図6】本発明にかかるベッド等における背上げ機構の
別の実施態様を示す、機構的構成説明図である。
【図7】図6に示す背上げ機構を作動し、背ボトムを傾
斜させた際の側面説明図である。
【図8】本発明にかかるベッド等における背上げ機構の
別の実施態様を示す、機構的構成説明図である。
【図9】図8に示す背上げ機構を作動し、背ボトムを傾
斜させた際の側面説明図である。
【図10】理想状態の背上げ軌跡を示した、背ボトムの
動作説明図である。
【図11】図10に示す、背ボトムの動作軌跡と、背ボ
トム回転中心と、人体の屈曲中心の位置関係を示した説
明図である。
【図12】従来のヒンジ結合型のボトムの動作説明図で
ある。
【図13】従来のリトラクト機能を有するベッドにおけ
るボトムの動作説明図である。
【図14】図12に示す、背ボトムの動作軌跡と、背ボ
トム回転中心と、人体の屈曲中心の位置関係を示した説
明図である。
【図15】図13に示す、背ボトムの動作軌跡と、背ボ
トム回転中心と、人体の屈曲中心の位置関係を示した説
明図である。
【符号の説明】
1 背上げ機構 2 背ボトム 2a,2b,2c 背ボトムユニット 3 背枠部材 3a 縦枠 4 中床 5 転動部材 6 背上げリンク 7 背枠支持リンク 8 背上げ補助リンク 9 平行リンク 10 取付部 11 起動腕 12 連動杆 13 直動駆動手段 13a モータ 13b 起動軸 B ボトム F 支持フレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側を転動部材を介してベッド等に
    おける背に対応する背ボトムを支持してなる背枠部材に
    移動可能に当接した背上げリンクと、前記背枠部材の基
    端側に、鉛直方向に指向すると共に回動可能に軸止めし
    た背枠支持リンクと、この背枠支持リンクの下端側に一
    端側を回動自在に取り付けた背上げ補助リンクと、この
    背上げ補助リンクに近接して一端側を回動自在に取り付
    けた平行リンクと、これら背上げ補助リンクと平行リン
    クとの他端側を、ベッド等におけるベッドフレームを構
    成する中床に回動自在に取り付けることで、前記背枠部
    材を起伏可能に連結する構成とし、前記背上げリンクの
    基端側と、前記背上げ補助リンクの他端側に連設した起
    動腕とを連動杆によって連結すると共に、この連動杆に
    直動駆動手段を連結して、この直動駆動手段を起動し
    て、前記背枠部材を、傾斜変位させるようにしたことを
    特徴とするベッド等における背上げ機構。
  2. 【請求項2】 ベッド等における背に対応する背ボト
    ムを支持してなる背枠部材を、ベッド等におけるベッド
    フレームを構成する中床に、一対の背枠支持リンクと、
    背上げ補助リンクと、この背上げ補助リンクと等長で平
    行状に配置した平行リンクとで起伏可能に連結する構成
    とし、前記一対の背枠支持リンクは、上端部を前記背枠
    部材の基端寄りに、所定間隔を隔てて、それぞれ回動自
    在に取り付け、前記背上げ補助リンクと平行リンクと
    は、互いに平行に、上下方向に近接した距離を隔てて、
    背枠支持リンクと中床における取付部に取り付け、前記
    背上げ補助リンクの前記中床との軸止め箇所に連設した
    起動腕に、直動駆動手段を連結し、この直動駆動手段を
    起動して、前記背枠部材を傾斜変位させるようにしたこ
    とを特徴とするベッド等における背上げ機構。
  3. 【請求項3】 ベッド等における背に対応する背ボト
    ムを支持してなる背枠部材を、ベッド等におけるベッド
    フレームを構成する中床に、背枠支持リンクと、背上げ
    リンクと、背上げリンクに平行状に配置した平行リンク
    とで起伏可能に連結する構成とし、前記背上げリンク
    は、先端側に設けた転動部材を前記背枠部材における案
    内枠を移動可能に当接させ、中間部位における屈曲箇所
    を前記背枠支持リンクの下端近傍に回動自在に軸止めす
    る一方、基端側を中床に回動自在に取り付けるように
    し、前記平行リンクは、前記背枠支持リンクにおける背
    上げリンクの取付箇所に近接した位置に、一端側を回動
    自在に取り付ける一方、他端側を、前記中床に取り付け
    た背上げリンクの基端側の直近の箇所に、回動自在に取
    り付けて、前記背上げリンクと平行リンクの、前記背枠
    支持リンクとの取付箇所と、前記中床における取付箇所
    までの寸法を互いに等しく、且つ平行状態になるように
    配置してなり、前記背上げリンクの基端側に連設した起
    動腕に直動駆動手段を連結して、この直動駆動手段を起
    動して、前記背枠部材を、傾斜変位させるようにしたこ
    とを特徴とするベッド等における背上げ機構。
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