JP2003299326A - 回転電機のアウターロータ構造 - Google Patents

回転電機のアウターロータ構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウターロータの出力性能を高く維持しつ
つ、インナーロータの出力を高めることができる回転電
機のアウターロータ構造を提供する。 【解決手段】 ステータ1を隔てて半径方向の内外に位
置してコイルを共用するインナーロータおよびアウター
ロータ3を具え、それぞれのロータが、周方向に間隔を
おいて位置する複数個の磁石を有するものであり、アウ
ターロータ3のコア29内に、そのロータ3の軸線方向
への延在姿勢で磁石31を配設するとともに、アウター
ロータ軸線と直交する断面内で、磁石31の両側部に区
画されるエアギャップ32の、半径方向の最大間隙δ
を、磁石31の同方向の最大厚みTより小さくしてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インナーロータ
およびアウターロータの両ロータを具え、電動機および
発電機として機能する回転電機のアウターロータ構造に
関し、とくに、インナーロータの磁路内の磁場抵抗を低
下させてインナーロータの出力を高める技術を提案する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ステータを隔てて配置されて、ステータ
のコイルを共用するインナーロータおよびアウターロー
タのそれぞれに、周方向に間隔をおいて複数の磁石を配
設するとともに、アウターロータの磁石数をインナーロ
ータのそれより多くしてなる従来のこの種の回転電機と
しては、たとえば、特開2001−78408号公報、
特開2001−112221号公報および特開2001
−231227号公報等に開示されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、これらのい
ずれの従来技術にあっても、ロータなかでもアウターロ
ータに配設される磁石の形状、配置位置および、磁石の
側部に設けられてその磁石の洩れ磁束の低減をもたらす
エアギャップの形状、配設状態等についての十分な考慮
がなされていなかったので、それらの従来技術は、二重
ロータ回転電機としての最適な磁路を提供するものでは
なかった。
【0004】この発明は、従来技術のこのような実情を
鑑みてなされたものであり、それの目的とするところ
は、とくに、アウターロータの磁石および、その側部に
隣接するエアギャップの形状、配置状態等を検討するこ
とにより、アウターロータの出力性能を十分高く維持し
つつ、インナーロータの出力を高めることができる回転
電機のアウターロータ構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】これがため、本願の請求
項1に係る発明は、ステータを隔てて半径方向の内外に
位置して、ステータのコイルを共用するともに同軸のイ
ンナーロータおよびアウターロータを具え、それぞれの
ロータが、周方向に間隔をおいて位置する複数個の磁石
を有し、磁石の総数を、アウターロータでインナーロー
タより多くしてなる回転電機において、アウターロータ
のコア内に、そのロータの軸線方向への延在姿勢で各磁
石、多くは永久磁石を配設するとともに、アウターロー
タ軸線と直交する断面内で、磁石の両側部に区画される
エアギャップの、半径方向の最大隙間を、磁石の同方向
の最大厚みより小さくしてなる。
【0006】ここでより好ましくは、請求項2に記載し
たように、磁石の両側部に区画されるエアギャップより
半径方向内側に位置する、磁石の両側部部分に、半径方
向内側に向けて漸次狭幅となるテーパ面を設ける。
【0007】本願の請求項3に係る発明は、とくに、ア
ウターロータのコア内に、そのロータの軸線方向への延
在姿勢で磁石を配設するとともに、アウターロータ軸線
と直交する断面内で、磁石の両側部に区画されるそれぞ
れのエアギャップの半径方向の外縁を、磁石から遠ざか
るにつれて、アウターロータの外周、より直接的にはア
ウターロータコアの外周から次第に離隔する方向に曲が
る曲線形状、多くは円弧形状としたものである。
【0008】また、本願の請求項4に係る発明は、とく
に、アウターロータのコア内に、そのロータの軸線方向
への延在姿勢で磁石を配設するとともに、アウターロー
タ軸線と直交する断面内で、磁石の両側部に区画される
それぞれのエアギャップの、磁石、ひいては、その側壁
と隣接する位置での半径方向の最大間隙を、磁石の、側
壁位置での最小厚みと等しくしたものである。そしてさ
らに好ましくは、請求項5に記載したように、請求項1
〜4のそれぞれに記載したアウターロータ構造の二種以
上を組合わせた構造とする。
【0009】
【発明の効果】内外二重ロータ構造の回転電機では、ア
ウターロータは、インナーロータが発生する磁束の磁路
を形成する役割を担っているので、アウターロータ内の
磁場抵抗を低減させることにより、インナーロータの磁
束が増加してインナーロータの出力が増加する。
【0010】ここで、アウターロータ内の磁場抵抗の増
加に大きく影響を及ぼす要因は、アウターロータの磁石
および、磁石の側部に区画されるエアギャップの存在に
ある。従って、それらをともに削減すれば、アウターロ
ータ内の磁場抵抗は低減されることになるも、アウター
ロータの磁石の削減は、アウターロータそれ自身の出力
低下をもたらすことになり、また、その磁石の厚みの低
減は、磁石内の磁束密度の低下につながり、減磁耐力の
低下をもたらすことになる。
【0011】そこで、請求項1に係る発明は、アウター
ロータの磁石の、体積および厚みを十分に確保しつつ、
磁石の側部に位置するエアギャップの、半径方向の最大
間隙を相対的に低減させることにより、アウターロータ
の性能はそのままに、インナーロータの磁路を形成する
アウターロータ内の磁場抵抗を有利に低減させて、イン
ナーロータの出力増加を実現する。
【0012】ここで、請求項2に係るように、磁石の両
側部に区画されるエアギャップより半径方向内方側に位
置する、磁石の両側部部分に、たとえば面取り加工によ
って、半径方向内側に向けて漸次狭幅となるテーパ面を
設けた場合には、磁石に面取り加工を施さない場合に比
し、インナーロータの磁路内の磁石体積を減少させて、
インナーロータ磁束に対する磁場抵抗を低下させること
ができ、この結果として、インナーロータの出力がより
高まることになる。
【0013】またこの場合には、磁石のテーパ面の作用
下で、アウターロータの回転に伴う、磁束密度の急激な
変化を抑制することで、トルクリップルを有効に低減さ
せることができ、さらには、磁石の、アウターロータコ
アの磁石配置孔への嵌め込みによって、それのテーパ面
を磁石配置孔の壁面に面接触させることにより、特別の
磁石支持部材や接着剤の必要なしに、また、磁石コスト
および重量の増加なしに、磁石をアウターロータコアに
固定することができ、併せて、アウターロータの高速回
転に伴う、コアの磁石配置孔隅部への応力の発生を緩和
することもできる。
【0014】ところで、アウターロータ軸線と直交する
断面内で、それぞれのエアギャップの、半径方向の外縁
を、請求項3に記載したように、磁石から遠ざかるにつ
れて、アウターロータの外周から次第に離隔する方向に
曲がる曲線形状としたときは、エアギャップ間隙を、ロ
ータの周方向にほぼ一定とする場合に比し、インナーロ
ータの磁路内のギャップ隙間を減少させることができ、
これにより、インナーロータ磁束の磁場抵抗を小さくし
て、インナーロータの出力を高めることができる。そし
て、このことによれば、アウターロータの回転に伴って
エアギャップ外縁に発生する応力を緩和して、アウター
ロータの一層の高速回転を可能とするもこともできる。
【0015】このようなアウターロータ磁石およびエア
ギャップの相対関係につき、請求項4に記載したよう
に、それぞれのエアギャップの、磁石の側壁と隣接する
位置での半径方向の最大間隙を、磁石の、最も薄肉とな
るその側壁位置の最小厚みと等しくした場合には、磁石
の側壁部の薄肉化に基づいて、いいかえれば、ロータコ
アの、たとえば鋼板部分体積増加に基づいて、インナー
ロータ磁路での磁場抵抗を低下させることができ、これ
によってインナーロータの出力を高めることができる。
【0016】なおこの場合は、磁石の洩れ磁束は、磁石
の厚みが最も薄く、磁石のN極とS極との距離がとくに
近くなるその側壁部で最も増加することになるも、ここ
では、磁石が最小厚みとなるそれの側壁位置での厚み
を、エアギャップの最大間隙と等しくすることにより、
洩れ磁束を最小のエアギャップをもって有効に抑制する
ことができ、結果として、アウターロータの出力を高め
ることができる。そして、これらのことは、先に述べた
アウターロータ構造の二種以上を組合わせた場合に、と
くに顕著なものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に示すところに基づいて説明する。図1は、この発明
に係る構造を具える回転電機を示す、軸線方向の略線断
面図であり、図2は、図1の中心軸線と直交する断面内
での半部断面図である。
【0018】図1に示す複合電流多層モータは、一個の
円筒状のステータ1と、このステータ1を隔てて、それ
の半径方向の内外に同軸に配置されて、スタータ1のコ
イルを共用するインナーロータ2およびアウターロータ
3との三重構造になり、それらのそれぞれをハウジング
4内に収納してなる。
【0019】ハウジング4内へのこの収納に当たって
は、アウターロータ3の外周側に取付けたトルク伝達シ
ェル5の両端を、それぞれのベアリング6,7を介して
ハウジング4に回転自在に支持し、また、そのトルク伝
達シェル5を、ベアリング7の側で中空のアウターロー
タシャフト8に連続させる。
【0020】そして、インナーロータ2は、その中心に
貫通させて固定したインナーロータシャフト9の一端
を、ベアリング10を介してハウジング4に、また、そ
の他端を、ベアリング11を介して中空のアウターロー
タシャフト8にそれぞれ支持することで、それらに対し
て回転自在に配設する。
【0021】ところで、ステータ1は、それの、アウタ
ーロータシャフト8の存在側の端部ではハウジング4に
支持させることができないので、たとえば図示のよう
に、スタータ1をその軸線方向に貫通するボルト12,
13により、アウターロータシャフト8とは反対側のハ
ウジング端壁に締付け固定して、ハウジング4に片持ち
支持させる。
【0022】ここで、ステータ1は、たとえば、電磁鋼
板をプレス加工してなる、図2に示すようなほぼT字状
のステータ鋼板21をスタータの軸線方向に積層してス
テータピース22とし、各ステータピース22にコイル
23を巻線するとともに、巻線を終えたそれぞれのステ
ータピース22を、円周方向に等間隔に配置することに
よりスタータコアとし、このステータコアの全体を、樹
脂材料でモールディンクして一体化することにより構成
する。なお、前述したステータ固定用のボルト12,1
3は、相互に隣接するステータピース22間で樹脂部に
貫通して延在する。
【0023】また、インナーロータ2は、これもたとえ
ば電磁鋼板をプレス加工してなり、図2に示すように同
一円周上に複数の開口を有する円板状板材24を、各開
口が相互に重なり合うようにロータの軸線方向に積層し
てなるロータコア25に対し、それぞれの開口により形
成されて軸線方向に延びる磁石配置孔26内へ永久磁石
27を挿入固定することにより構成する。
【0024】そしてまた、アウターロータ3は、電磁鋼
板等をプレス加工して、同一円周上に複数の開口を穿設
した図2に示すような円環状板材28を、開口が重なり
合う姿勢でロータの軸線方向に積層してなるロータコア
29に対し、それぞれの開口により区画されて軸線方向
に延びる磁石配置孔30内へ永久磁石31を挿入固定す
るとともに、その磁石配置孔30、ひいては、永久磁石
31のそれぞれの側部に、これも、前記開口の重なり合
いによって区画されるエアギャップ32を設けてなる。
【0025】このような基本構造を具える回転電機にお
いて、この実施形態では、図3に要部を拡大して示すよ
うに、アウターロータ3に設けたエアギャップ32の、
半径方向の最大間隙δを、永久磁石31の半径方向の最
大厚みTより小さくし、より好ましくは、永久磁石31
の、エアギャップ32より半径方向内側に位置する両側
部部分に、面取り加工その他によって、図示の断面内で
半径方向内側に向けて漸次狭幅となるテーパ面33を設
ける。
【0026】前者によれば、永久磁石31の厚みを低減
させることなく、エアギャップ32の最大間隙を減じる
ことで、アウターロータ3の性能はそのままに、図1に
閉曲線Aで示す、インナーロータ2の磁路内でのアウタ
ーロータ3の磁場抵抗を有効に低下させることができ
る。
【0027】そして後者によれば、インナーロータ2の
磁路内の磁石体積の減少に基づいて、これもまたアウタ
ーロータ3の磁場抵抗を有利に低下させることができ
る。またここでは、永久磁石31の両側部部分に設けた
テーパ面33を、ロータコア29に形成した磁石配置孔
30内へ面接触下で嵌め合わせてその磁石31を固定す
ることにより、アウターロータ3が高速回転しても、応
力の集中なしに磁石31を拘束することができる。いい
かえれば、磁石配置孔等に、磁石の固定のための突起等
を別途設けた場合には、アウターロータの高速回転に伴
う遠心力によって、突起等に大きな応力が発生するうれ
いがある。
【0028】しかも、テーパ面33を設けない場合に
は、磁石のある場所とない場所との磁場抵抗が大きく異
なり、多くは、ステータに鎖交する磁束が急変すること
に起因してトルクリップルが発生することになるとこ
ろ、テーパ面33を設けた場合には、ステータからみ
た、磁石による磁場抵抗の変化が緩やかになり、しか
も、ステータアウターロータ側ヨーク端部22aにおけ
る磁束の集中が緩和されるので、トルクリップルが減少
するという効果がある。
【0029】ところで、ここにおけるテーパ面33は、
磁石配置孔の壁面と正確に整合する、半径方向内側もし
くは外側に凸となる曲面とすることも可能であるが、加
工性、製造コスト等を考慮したときはテーパ面とするこ
とが有利である。
【0030】また、他の実施形態では、それぞれのエア
ギャップ32の半径方向の外縁を、磁石31から遠ざか
るにつれて、ロータコア29の外周から次第に離隔する
方向に曲がってギャップ間隙を次第に狭める曲線形状、
図では円弧状部分34により形成する。なお、エアギャ
ップ32の内縁は、図示のように直線状に形成すること
ができる。
【0031】ここで、エアギャップ上縁の円弧状部分3
4は、先に述べたように、エアギャップ体積を減少させ
るべく機能するので、インナーロータ2の磁路内の磁場
抵抗の低下に有効に寄与することになる。この一方で、
永久磁石31の洩れ磁束が最も多くなる磁石31の側部
では、円弧状部分34を設けてなお、十分なエアギャッ
プ間隙を確保することができるので、アウターロータ3
の性能は高く維持することができる。
【0032】加えて、上記円弧状部分34は、アウター
ロータ3の高速回転に際し、エアギャップの外縁への応
力集中を防止するとともに、応力分散に基づく平均応力
の低下をもたらすので、アウターロータ3の一層の高速
回転を可能にすることができる。すなわち、ロータを高
速回転させる場合には、磁石に隣接するエアギャップの
形状によってアウターロータの内部応力が変化し、とく
に、エアギャップの外縁周辺の応力は、エアギャップ内
縁のそれより高くなるので、その外縁に角部が存在する
ときは、そこへの応力集中によってロータが破壊される
おそれがあるところ、エアギャプ外縁を円弧状部分34
によって形成したときは、このようなおそれを十分に取
り除くことができる。
【0033】図4はさらに、他の実施形態を示す図3と
同様の図であり、これは、それぞれのエアギャップ32
の、磁石31の側壁と隣接する位置での半径方向の最大
間隙δを、磁石それ自身の、側壁位置での最小厚みtと
等しくしたものである。これによれば、磁石31の側壁
部での磁石厚みの低減により、たとえば図3に示す場合
に比して、インナーロータ磁路内の磁場抵抗を一層低下
させることができ、また、磁石31の洩れ磁束を、最小
のエアギャップ間隙を持って十分に抑制し得る利点があ
る。
【0034】以上この発明の実施の形態を図面に示すと
ころに基いて説明したが、上述した各構成のそれぞれを
組み合わせて、永久磁石31とエアギャップ32とを図
4に示すような相対構成としたときは、インナーロータ
2の出力をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態になるアウターロータ
構造を具える回転電機の軸線方向略線断面図である。
【図2】 図1の中心軸線と直交する断面内での半部断
面図である。
【図3】 図2の要部拡大図である。
【図4】 他の実施形態を示す図3と同様の図である。
【符号の説明】
1 ステータ 2 インナーロータ 3 アウターロータ 29 ロータコア 30 磁石配置孔 31 永久磁石 32 エアギャップ 33 テーパ面 34 円弧状部分 T 最大厚み t 最小厚み δ 最大間隙
フロントページの続き (72)発明者 加藤 崇 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータを隔てて半径方向の内外に位置
    してコイルを共用するインナーロータおよびアウターロ
    ータを具え、それぞれのロータが、周方向に間隔をおい
    て位置する複数個の磁石を有する回転電機において、 アウターロータのコア内に、そのロータの軸線方向への
    延在姿勢で磁石を配設するとともに、アウターロータ軸
    線と直交する断面内で、磁石の両側部に区画されるエア
    ギャップの、半径方向の最大間隙を、磁石の同方向の最
    大厚みより小さくしてなる回転電機のアウターロータ構
    造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のアウターロータ構造にお
    いて、磁石の両側部に区画されるエアギャップより半径
    方向内側に位置する、磁石の両側部部分に、半径方向内
    側に向けて狭幅となるテーパ面を設けてなる回転電機の
    アウターロータ構造。
  3. 【請求項3】 ステータを隔てて半径方向の内外に位置
    してコイルを共用するインナーロータおよびアウターロ
    ータを具え、それぞれのロータが、周方向に間隔をおい
    て位置する複数個の磁石を有する回転電機において、 アウターロータのコア内に、そのロータの軸線方向への
    延在姿勢で磁石を配設するとともに、アウターロータ軸
    線と直交する断面内で、磁石の両側部に区画されるそれ
    ぞれのエアギャップの半径方向の外縁を、磁石から遠ざ
    かるにつれて、アウターロータの外周から次第に離隔す
    る方向に曲がる曲線形状としてなる回転電機のアウター
    ロータ構造。
  4. 【請求項4】 ステータを隔てて半径方向の内外に位置
    してコイルを共用するインナーロータおよびアウターロ
    ータを具え、それぞれのロータが、周方向に間隔をおい
    て位置する複数個の磁石を有する回転電機において、 アウターロータのコア内に、そのロータの軸線方向への
    延在姿勢で磁石を配設するとともに、アウターロータ軸
    線と直交する断面内で、磁石の両側部に区画されるそれ
    ぞれのエアギャップの、磁石と隣接する位置での半径方
    向の最大間隙を、磁石の、側壁位置での最小厚みと等し
    くしてなる回転電機のアウターロータ構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のそれぞれに記載のアウタ
    ーロータ構造の二種以上を組合わせてなる回転電機のア
    ウターロータ構造。
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US20140292131A1 (en) * 2013-03-26 2014-10-02 Caterpillar Inc. Dual Rotor Switched Reluctance Machine
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